







2017年8月30日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7517/
(2017年9月5日 修正1 ;追記)
2017年9月2日付で朝日新聞徳島全県版(聞蔵)から、バスは事故の30分前から路肩に停車していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともども、タイトルも修正した)
関係者によると、バスは事故までの約30分間、路側帯に停車していた。
その間、運転手は運行会社に電話で報告していたが、警察などには通報していなかったという。
付近は、路側帯のガードレールを乗り越えれば高速道路の外に出られる構造だが、運転手は乗客を車内に待機させていたという。
運行会社は取材に「停止表示板を出すよう運転手に伝えた」「(運転手は)乗客から代替バスの乗り換えへの承諾を得るのに時間がかかっていたのではないか」と説明している。
9月3日10時3分に徳島新聞からは、冷房の効いた車内に乗客を待機させていた可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
マイクロバスは事故発生時、完全に路肩に入った状態で停車していたと警察が断定したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。
トラックが本来走るべき車線を逸脱して衝突しており、警察は居眠り運転との見方を強めている。
事故の20分ほど前に現場を通った高速バスの車載カメラの映像には、車線の外側に止まったマイクロバスが映っていた。
捜査関係者によると、現場に残ったタイヤ痕などを解析した結果、マイクロバスは事故発生時も映像と同じ場所にあったと判断した。
警察は、鳴門ジャンクションから走行してきたトラックが高松道からの車線と合流する地点で本線から約2mはみ出し、マイクロバスに衝突したとみている。
また、事故の30分ほど前に故障で路肩に止まったマイクロバスが、エンジンをかけたまま停車していたとみられることも、捜査関係者への取材で判明した。
冷房が機能していたため、バス運転手が乗客を待避させず車内にとどまらせた可能性もある。
乗客からは「運転手はアクセルが利かないと言っていた」との証言もあり、警察は故障の状況を詳しく調べる。
出典
『県警、故障バスは路肩内停車と断定 徳島道事故』
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/09/2017_15044007294937.html
2017年8月31日9時45分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月30日16時23分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時55分ごろ、群馬県富岡市岡本の「群馬サファリパーク」で、インドネシア国籍の研修中の飼育員、Sさん(35)が飼育・展示されているゾウに腰などを踏まれ、腰の骨を折る重傷を負った。
病院で手当てを受けているが、意識ははっきりしているという。
踏んだのはオスで8歳のスマトラゾウ「アスワタマ」。推定体重2トンで、平成26年から飼育されている。
発生の前後で変わった様子はなかったという。
警察によると、同9時ごろからSさんを含む、いずれも同国籍の研修生4人と日本人の従業員が「ゾウセクション」で作業を始め、獣舎から展示場にゾウを移動させ、Sさんら2人がエサやりをしていた際、ゾウが鼻でSさんを押し倒した。
うつぶせになったSさんは腰のあたりを前肢で踏まれたという。
Sさんは姉妹園の「タマン・サファリ・インドネシア」から技術交流目的で29日に来日したばかり。
30日は初めて、放し飼いにされているゾウの世話をしていた。
ゾウの飼育には約15年間、関わってきたという。
当時は営業中だったが、近くに入場者を乗せた車はなく、影響はなかったという。
群馬サファリパークでは昨年8月、勤務中の従業員がツキノワグマに襲われ死亡する事故が起きている。
出典
『体重2トンのゾウに踏まれ、飼育員重傷 群馬サファリ』
http://www.sankei.com/affairs/news/170831/afr1708310007-n1.html
『サファリパークでゾウに踏まれ 飼育員大けが 群馬 富岡』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170830/k10011119241000.html
(ブログ者コメント)
昨年の事故は本ブログにも掲載スミ。
2017年8月28日17時1分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時20分すぎ、JR新宿駅の構内やホームに白っぽい煙が立ちこめ、安全確認のため、山手線の内回りと外回りや中央線・各駅停車の一部の区間がおよそ15分間にわたって運転を見合わせたほか、駅員が構内にいた乗客に避難を呼びかけるなど、一時、騒然となった。
警察やJRによると、けが人や気分が悪くなって手当を受けた人はいないという。
新宿駅では、改札を通らずに駅の東西を移動するための幅25m、長さ100mの新しい地下通路の工事が進められていて、この現場でがれきを集めていた重機が倒れ、何らかの原因で重機から煙が出たという。
JR東日本は、「お客様にご迷惑をかけ申し訳ありません。原因を詳しく調べたい」と話している。
新宿駅の地下通路の工事現場で横転した重機の写真を見ると、土の斜面の上で横倒しになっていて、JR東日本によると、シャベルの部分に荷物を引っかけ持ち上げていた際に、バランスを崩して倒れたという。
出典
『JR新宿駅の構内に煙 一時騒然』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170828/3410491.html
8月28日22時30分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時25分ごろ、東京都新宿区のJR新宿駅構内に白煙が立ち込める騒ぎがあった。
山手線ホームなどに充満し、一部路線で運行を見合わせたが、けが人はいなかった。
駅地下で工事中の重機が倒れた影響で、漏れたエンジンオイルが熱せられて煙が発生し、直上のホームまで舞い出たとみられる。
火災の情報はない。
JR東日本や消防などによると、山手線ホーム付近で白煙が発生。
安全確認のため、山手線と中央・総武線で約15分間、列車運行を見合わせた。
駅員によると、構内の中央通路では目の前が真っ白になるほど煙が充満したという。
駅では、歩行者が東口と西口を自由に行き来できる地下通路を新設中で、コンクリートがれきの入った土のうをつり下げていたショベルカーがバランスを崩して転倒。
漏れ出たエンジンオイルが熱せられたエンジン表面に触れ、煙が出たとみられる。
白煙は6~7分間出ていたという。
出典
『JR新宿駅で白煙騒ぎ=重機倒れ、漏れた油に熱-東京』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082800770&g=soc
8月29日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時20分ごろ、東京都新宿区のJR新宿駅のホームなどに煙が充満し、一時、山手線が運休するなどの騒ぎとなった。
警察などによると、火災ではなく、ホームの下にある通路の建設工事現場で小型ショベルカーが倒れ、粉じんやエンジン空ぶかしによる煙が広がったとみられるという。
警察やJR東日本によると、当時、現場ではコンクリート片を集める作業が行われており、地面のぬかるみでショベルカーが転倒したという。
けが人はなかった。
煙は同駅のホームや通路に充満し、一時は周囲が見えなくなるほどだった。
出典
『東京・JR新宿駅 ホームに煙 建設工事で事故』
https://mainichi.jp/articles/20170829/ddm/041/040/042000c
(ブログ者コメント)
映像や写真を見ると、地下はもちろんのこと、電車が止まっているホームでさえ、数m先の人がかすんで見えるほど大量の白っぽい煙が立ち込めていた。
2017年8月29日22時20分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市建設局は29日、大阪城公園(大阪市中央区)で、石垣の隙間を埋める「間詰石」1個(長さ約80cm、推定約100kg)が2.5m下の路上に落ちたと明らかにした。
けが人はなく、市が原因を調べている。
建設局によると、27日午後6時半ごろ、職員が天守閣西側で確認した。
当時、近くにいた来園者は「大きな音がして、石垣が崩れていた」と話したという。
自然に崩落したとみられ、市は、周辺区域への立ち入りを禁止した。
周りの石垣がすぐに崩れる危険性はないとしている。
この石垣を含め、天守閣周辺は国の特別史跡に指定されている。
出典
『大阪城の石垣から石落下 けが人なし、推定100キロ』
http://www.sankei.com/west/news/170829/wst1708290073-n1.html
8月29日20時48分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後6時半過ぎ、大阪市中央区の大阪城天守閣の西側にある高さ約2.5mの石垣から大きな石が地面に落ちているのを、帰宅途中の警備員が発見した。
けが人はなかった。
大阪城公園事務所の担当者は、「大阪城の石垣が落下したというのは聞いたことがない」と話している。
同事務所によると、落下した石は幅25cm、奥行き20cm、高さ80cm程度で、重さは100kgほどある可能性がある。
同日午後6時15分ごろ、付近で「ドン」という大きな物音を聞いた人がいたといい、大阪市などが落下の原因を調べている。
出典
『大阪城、石垣から石が落下 ドンと音、重さ100キロか』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Y6T8HK8YPTIL021.html
(ブログ者コメント)
写真によれば、3段積みの石垣の最上段から、立てるような形で置かれていた直方体の石が落下していた。
2017年8月28日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時35分ごろ、大網白里市南今泉の「Eエンタープライズ」の車両整備工場で、点検作業中の男性社員(42)が車両2台に頭を挟まれた。
男性はドクターヘリで病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、男性がブレーキランプなどを点検していた10トンダンプを別の男性作業員が後退させたため、後ろに駐車していた大型ダンプとの間に頭を挟まれたという。
警察は、業務上過失致死容疑で捜査している。
「男性が車両に顔面を挟まれ出血している」と男性社員が119番した。
出典
『ダンプ整備中に頭挟まれ死亡 大網白里』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/433539
2017年8月28日5時0分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月27日6時43分にFNNからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後9時20分ごろ、香取市小見のかとり農協の倉庫で職員(男性、55歳)が米袋を積み直す作業中に、崩れてきた米袋の下敷きになった。
職員は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察と同農協によると、米袋は一つ約1トンで、並べて4段ほど積み上げてあった。
崩れかけた部分をフォークリフトで積み直そうとしていた。
危険に気付いた職員はフォークリフトを降りて逃げたが、間に合わなかった。
倉庫では他に2人の男性職員が一緒に作業していたが、無事だったという。
男性職員が119番通報した。
袋内の米は全て本年度産の新米という。
同農協は、「事故を受け、安全第一の作業を徹底し、再発防止策の策定に取り組んでいる。27日午前に緊急の管理職会議を開いた」とコメントした。
出典
『米袋の下敷きで死亡 かとり農協』
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/433540
『倉庫内で米袋の下敷きに 男性死亡』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00368476.html
(ブログ者コメント)
FNNの映像を見たところ、1トンのコメ袋というのはフレコンの模様。
2017年8月25日18時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月6日午後8時半頃、秋田市で行われた「秋田竿燈まつり」で、折れて倒れた竿燈のさおの一部が、県外から訪れた70歳代の男性観光客の顔面を直撃し、右目の周辺などを切る顔面挫創の大けがを負っていたことが24日、市などへの取材でわかった。
男性は現在も入院治療中だという。
まつり実行委員会を構成する市は事故を認めた上で、「万全な安全対策を今後検討していきたい」としている。
市消防本部によると、事故は秋田市大町の竿燈大通りの会場で発生した。
巡回していた同本部の職員が、竿燈が倒れる様子を目撃。
駆け付けると、男性の右目周辺から出血していたため、無線で救急搬送を要請した。
男性は市内の病院に救急搬送された。
実行委によると、これまでに竿燈が倒れるなどして見物客がけがをすることはあったものの、軽傷がほとんどで、少なくとも2012年以降、入院治療する程度のけが人が出たのは今回が初めてだという。
各竿燈会をとりまとめる秋田市竿燈会によると、折れた竿燈は、標準的な「大若」(長さ約12m、重さ約50kg)よりも長く竹を継ぎ足していたとみられる。
まつり期間(3~6日)の最終日とあって会場の盛り上がりはピークに達し、事故現場では竿燈が大きくしなっていたという。
竿燈を「つ」の字のようにしならせる技は、折れる危険性がある。
今年のまつり開催前の集会では、各竿燈会の代表者に対し、「夜本番」では竿燈を極端にしならせないよう、特に注意喚起を行っていたという。
実行委では、事故防止のため、歩道や有料観覧席の高さ5m前後の位置にワイヤやロープを設置し、見物客に竿燈が倒れないようにするなどの対策を講じている。
ただ、ワイヤやロープにかからない位置で竿燈が倒れると、見物客に当たる危険性があるという。
今回大けがをした男性の医療費や移動のための交通費は、実行委が加入する保険会社が負担している。
実行委は、「男性の希望で事故を公表する予定はない」としている。
出典
『「竿燈」折れて倒れ、観光客の顔面直撃し大けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50182.html
2017年8月25日17時37分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県松本市の松本城公園で2014年から毎年9月に開催されてきたイベント「クラフトビールフェスティバルin松本」について、実行委員会は今年の開催断念を決めた。
実行委によると、公園を管理する市教委側から「公園の行為許可に関する内規では自粛を求めている」として、公園の使用を許可しない方針を伝えられたためだという。
これに対し、市は24日に開かれた市議会教育民生委員協議会で、「職員が『自粛』の意味を誤解して伝えていた。恒例イベントが中止になるなど混乱を招いた」とした上で、内規を廃止し、新たなルールを検討する方針を明らかにした。
市教委によると、内規では今年4月の改正で、松本城公園での酒類販売を伴うイベントについて、「南・西外堀復元、内環状北線整備に伴い、適切な開催場所が確保されるまでの間は、これ以上規模が拡大しないよう自粛を要請していく」と追加された。
市教委は、この改正について市教委内でも、「拡大の自粛」ではなく「開催の自粛」と誤って理解していた職員がいたとして、内規の廃止を決めた。
新たなルールについて、「公開の場で広く市民の意見を聞きながら内容を検討したい」としている。
一方、同イベントは、来年以降は許可される見込みだ。
実行委員で酒類小売会社役員の福沢さん(36)は、「内規改正の経緯も不明で、納得できなかった。来年に向けて前向きに進めたい」と話している。
出典
『公園使用の内規を誤解、恒例のビールフェス断念』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170825-OYT1T50050.html
イベント中止を伝える当時の記事は下記参照。
(2017年7月28日付 信濃毎日新聞)
松本市の松本城公園で2014年から毎年9月に開いてきた「ビアフェス信州クラフトビールフェスティバルin松本」の実行委員会が、公園を管理する市教委の「自粛」要請で今年の開催を断念したことが27日、分かった。
市教委は、今春改正した公園の使用許可の運用を定める内規に基づき、「飲酒を伴うイベントは史跡の品格にふさわしくないと判断した」と説明。
ただ、なぜ内規を改正したか明確に説明していない。
実行委は、「これまでトラブルもなかったのに、なぜ突然、使用を拒むのか」と戸惑っている。
ビアフェス信州は、県内外の多彩なクラフトビール(地ビール)を、信州の食材を使った料理と共に味わえる催し。
実行委は、市内の飲食店や酒店の経営者、松本商工会議所などで構成する。
国宝松本城と北アルプスを眺めながら飲食する趣向が観光客にも人気で、過去3回の開催で累計5万人以上を集めた。
市教委の松本城管理事務所によると、市教委が4月1日付で内規を改正。
「史跡松本城の品格にふさわしくないと判断する行為は認めない」などとする項目に追加する形で、「飲酒や酒類販売を伴うイベント」は「自粛を要請する」との項目を盛り込んだ。
それでも使用許可の申請があった場合は、市教委が改めて認めるか判断するという。
なぜこの時期に改正したかは説明していない。
松本城公園で酒類を販売する催しは、他に「信州・松本そば祭り」(松本市などでつくる実行委員会主催)もあるが、販売しないよう自粛を要請するという。
城管理事務所の中嶋所長は、「イベントに観光振興や中心市街地活性化という意義があるのは理解するが、飲酒や酒類販売を伴う場合は松本城の品格にふさわしくないと市教委が判断したということ」とする。
フェスは、松本の秋の催しとして定着しつつあった。
市内で飲食店を経営する実行委員の林さん(49)は、「松本城は史跡であるだけでなく、市民の憩いの場として親しまれてきた。その歴史を踏まえて、にぎわいを生み出したいという思いが認められないのは残念。毎年楽しみにしていた皆さんに申し訳ない」と肩を落とす。
飲酒や酒類販売を伴うイベントを史跡で開く事例は、名古屋市の名古屋城で今月開いた「名古屋城酒まつり」など、他にもある。
ビアフェス信州で旧友と会うのを毎年楽しみにしているという松本市内の会社員男性(49)は、「納得できる理由が聞きたい。市教委は頭ごなしにやめさせるのでなく、より良い催しの開催方法を一緒に探るのがあるべき姿ではないか」と訴えている。
『松本「ビアフェス」開けず 市教委が内規改正、「自粛」を要請』
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170728/KT170727FTI090017000.php
(ブログ者コメント)
読売新聞に掲載された追記文を読んだブログ者は、これは「規模拡大の自粛要請」だと解釈した。
しかし、「イベント自粛要請」だと解釈した人もいた由。
そう言われれば、そう読めないこともない、曖昧な文章だ。
日本語の文章では、しばしば、主語が省略されていたために誤解されることがある。
産業安全分野でも、特にマニュアル作成時など、注意すべき点だ。
2017年8月25日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
認知症の高齢者が徘徊中に踏切事故に遭うなど、不測の事態で家族が高額の損害賠償を求められるケースに対応しようと、神奈川県大和市は24日、賠償金として最大3億円が支払われる保険に加入すると発表した。
市によると、公費によるこうした取り組みは全国で初めてという。
認知症の高齢者を巡っては2007年、愛知県大府市で男性が東海道線の電車にはねられて死亡し、家族がJR東海から720万円の賠償を求められる訴訟があった。
一審、二審とも家族に賠償を命じたが、最高裁は昨年3月、「監督が容易な場合は賠償責任を負うケースがあるが、今回は困難だった」として、JR東海の請求を棄却している。
大和市には、小田急線や相鉄線などの8つの駅と32の踏切がある。
認知症高齢者の家族から「事故が起きた場合、どこまで責任を負うのか」といった相談があったことから、公費で民間保険会社と契約して対応することにした。
対象は、徘徊の危険性が高いとして、発見や保護を目的に市と関係団体がつくる「はいかい高齢者等SOSネットワーク」に登録している人。
7月末時点で237人おり、市は323万円を補正予算案に盛り込み、30日開会の市議会に提案する。
保険金は、鉄道会社などへの個人賠償責任が認められた場合、最大3億円の範囲内で肩代わりする。
対象者が事故で亡くなった場合は、遺族に最大300万円、入院や通院した場合にも一日1200~1800円が支払われる契約になる見通し。
結城康博・淑徳大教授(社会福祉学)は、「認知症の高齢者を抱える家族や本人にとっても住みやすい街づくりへの一歩になり、評価できる取り組みだ。全国的に広げるには、民間保険を活用するのでなく、公的制度としてこのサービスを構築することが求められる」と指摘した。
出典
『認知症で踏切事故 家族に高額請求 大和市が保険加入 最大3億円を賠償』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017082502000123.html
(2018年12月2日 修正1 ;追記)
2018年11月19日10時59分に神奈川新聞から、この制度の運用が2017年11月から開始されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大和市は11月から、認知症による徘徊の恐れがある高齢者などを対象に、公費で損害保険の保険料を負担する取り組みを始めた。
徘徊中に踏切事故に遭って高額の損害賠償を求められる事態などを想定し、家族の不安を解消する狙い。
市が保険契約者となり、最大3億円が補償される。
市によると、こうした取り組みは全国で初めて。
対象は、徘徊の恐れがある高齢者の情報を事前登録する市の「はいかい高齢者等SOSネットワーク」の登録者。
現在、同月初旬までに申請のあった242人が被保険者となった。
補償対象となるのは
(1)踏切内で電車に接触、鉄道会社の車両が壊れる
(2)復旧による代替輸送が生じる
(3)自転車を自ら運転していて通行人にけがを負わせる
などの事態だ。
認知症の高齢者を巡っては、愛知県大府市で2007年、90代の男性が電車にはねられる事故が起こった。
JR東海は約720万円の賠償を遺族に求め、1、2審判決では家族に支払いが命じられた。
昨年3月の最高裁判決では請求が棄却されたが、それまでに「(踏切事故が起きた場合に)家族がどこまで責任を負うのか」と不安に感じる声が市民から出ていた。
取り組みは、そうした家族の不安を和らげるのが狙い。
市は、高齢者本人が事故などで死傷した時に補償される傷害保険にも加入。
死亡時は300万円、後遺障害を負った場合は最大300万円、入院では日額1800円(支払い限度180日)、通院では同1200円(同90日)が補償される。
市高齢福祉課は、「認知症と家族の方が安心して住み続けられる町を目指す」と話した。
問い合わせは、同課電話046(260)5612。
出典
『認知症徘徊、公費で保険 全国で初めて、大和市』
http://www.kanaloco.jp/article/292084
2017年8月26日13時35分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島県鳴門市の徳島自動車道で、25日夕、大型トラックに追突されたマイクロバスの高校生ら2人が死亡、14人が重軽傷を負った事故で、追突したとみられる地点よりも手前の路面にブレーキ痕が残っていないことが、捜査関係者への取材でわかった。
トラックの運転手が衝突直前までブレーキを踏んでいなかった可能性があるとみて調べる。
警察によると、トラックを運転していた運送会社「T物流」(松山市)のK容疑者(男性、50歳)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で現行犯逮捕=は容疑を認めている。
K容疑者に持病はなく、アルコールも検出されていないという。
現場にはトラックのタイヤの痕跡が残っているが、捜査関係者によると、トラックがバスに追突した後にブレーキをかけたか、衝撃でタイヤの回転が止まって路面とこすれてできた痕とみられるという。
県警高速隊などによると、現場は片側1車線で、車線の幅は4.2m。
ゆるく左にカーブしているが、見通しは良いという。
事故当時、徳島県内の高校生ら15人を乗せたマイクロバスは、車線左側の路肩(幅6.1m)に停車していた。
死亡したO運転手(男性、30歳)は事故前、車両のトラブルで路肩に止まっている、とバス会社に報告していた。
ただ、捜査関係者によると、故障時に路上に置く停止表示板や故障を知らせる発炎筒は、現場では見つかっていないという。
現場の状況や目撃情報などから、トラックはバスの右後方に追突した後も、さらに前方に進んで止まったとみられ、バスは弾みでガードレールをなぎ倒し、数メートル下の斜面に転落していた。
バスの後部はひしゃげており、衝突がかなりの衝撃だったとみられる。
バスに乗っていたのは徳島北、城西、鳴門渦潮、富岡西、小松島の5県立高校の13人の生徒ら計15人。
25日に神戸国際調理製菓専門学校(神戸市中央区)でのオープンキャンパスに参加した帰りだった。
専門学校によると、バスに同乗した女性職員は「いきなりドンとぶつかって来る衝撃があり、気がついたら下に落ちていた。周りの人と協力しながら、けがをしている人の安否を確認し、挟まっている人をみんなで引っ張り出した」と話しているという。
出典
『トラック、ブレーキかけないまま追突か 徳島のバス事故』
8月26日15時0分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
亡くなったOさんは、バスから降りて路上にいるところをはねられた。
Oさんは、バスのエンジン異常を会社に伝えた後、停車を後続車に知らせる表示板を置く準備をしていた可能性があるという。
バス会社によると、出発前点検で車体には異常がなかったらしい。
出典
『徳島バス事故 ブレーキ痕なし 追突トラック』
https://mainichi.jp/articles/20170826/k00/00e/040/348000c
8月27日付で毎日新聞東京版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警はK容疑者の前方不注意が原因との見方を強めており、27日、容疑を同法違反(過失致死傷)に切り替えて送検する。
T物流の社長(76)は毎日新聞の取材に、「(K容疑者に)休みは十分に取らせ、健康診断で目立った異常もなかった」と強調した。
社長によると、最近の勤務シフトでは、20、21日が休みで22日に愛知県小牧市に向かい、24日に帰社。
同日再び同市へ出発し、26日午前までに松山市に戻る予定だった。
出典
『徳島・鳴門のバス事故 トラック、40メートルバス押す ブレーキかけず追突後』
https://mainichi.jp/articles/20170827/ddm/041/040/134000c
8月26日13時48分に朝日新聞からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。
高速道路などの路肩に停車中の車に後続車が追突する事故は多く起きている。
昨年10月には、愛知県岡崎市の新東名高速で、故障で路肩に停車中のバスにトラックが追突。
車外にいたバスの運転手2人が死亡し、乗客6人がけがをした。
NEXCO西日本のホームページによると、高速道路で事故や故障が発生した場合は、追突事故防止のために、ハザードランプに加え、発炎筒や停止表示板での合図が欠かせない。
運転者・同乗者とも、ガードレールの外など安全な場所への避難が必要で、車内や車の前後での待機は「追突の恐れがある」と注意を促す。
交通評論家の矢橋昇さん(81)は、疲れなどで運転手がぼんやりしていると、目についたものに無意識にハンドルを切り、吸い寄せられるようにぶつかってしまうケースがあると、警鐘を鳴らす。
「路肩にとめて電話などをするのも危ない」と言う。
出典
『高速道での路肩停車、専門家「危険」 相次ぐ事故』
http://www.asahi.com/articles/ASK8V2SDJK8VPTIL003.html
(ブログ者コメント)
報道どおりの状況だったとすれば、結果論になるかもしれないが、事故対応の順序を誤った感がある。
まずは乗客にガードレールの外側に避難するよう指示し、乗客が避難している間に発煙筒や三角表示板を設置する。
会社には、そのあと電話すべきだったのではないだろうか?
そういった手順を定めたマニュアルはあったのだろうか?
2017年8月26日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
25日午後3時55分ごろ、市原市神崎の建設関連会社「U総業」の重機保管所で船橋市の自営業の男性(76)がブルドーザーの下敷きになっているのを、迎えに来た会社員の次男(45)が見つけ、通りかかった市原署員に通報した。
男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
同署によると、男性は同社の依頼を受け、エンジンの動作確認をしていた。
ブルドーザーのキャタピラ上で作業中に、何らかの理由でブルドーザーが動き出し、後ろのトラックにぶつかって止まったが、男性は上半身が下敷きになった。
発見時、エンジンは動いたままだったという。
2017年8月24日18時21分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月24日20時14分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
製品評価技術基盤機構(NITE)は24日、ペットがコンロを誤動作させたり、害虫や小動物が家電を故障させたりしたことによる火災や漏電などの事故が、今年3月までの5年間に78件あったと発表した。
うち56件を火災が占めており、NITEは「外出時はペットをケージに入れる、コンロのスイッチにロックをかける、周囲に可燃物は置かない、こまめな清掃で害虫の侵入を避ける」などの対策を呼びかけている。
78件中、26件はペットが原因。
犬や猫がガスコンロのスイッチを押したための火災が6件、猫がファクスに尿をかけて漏電、発火した事故が5件あった。
犬が充電中の携帯電話にかみつきバッテリーが発火する事故や、ネット接続用のルーターをかじり、火が出て布団や床を焦がしたりするケースもあった。
ペットが原因のコンロ火災情報は平成24年ごろまでなかったといい、NITEは、スイッチを軽く押すだけで着火できるコンロの普及が背景にあるとみている。
残る52件は害虫や小動物が原因。
家電内に入ったゴキブリによる電子回路の故障や、ネズミが配線をかじったためのショートで発火や漏電する事故が目立った。
機器別ではエアコンが11件で最多。
ガス給湯器9件、冷蔵庫6件と続いた。
出典
『犬がスイッチ、猫がおしっこ…ペット、害虫で火災多発 こんろ誤動作や家電故障』
http://www.sankei.com/affairs/news/170824/afr1708240022-n1.html
『猫がスイッチオン…ペット原因の住宅火災増加』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170824-OYT1T50131.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
○NITEからの報道発表資料は下記参照。
http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2017fy/prs170824.html
○犬がコンロのスイッチを押した事例は過去に本ブログでも紹介
している。
2017年5月14日掲載
2017年5月9日 静岡県磐田市のアパートで住人が外出中、コンロ付近を焼く火事、部屋飼いの犬がコンロのスイッチを長押ししたことが原因か?メーカーによれば使用上の注意点の一つ
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7114/
2017年8月25日付でTBS NEWSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時前、さいたま市緑区にある「M保育園」から「プールで遊ばせていた子どもが気付いたら浮かんでいた」と119番通報があった。
救急隊がかけつけると、4歳の女の子が意識のない状態となっていて、病院に運ばれたが重体。
警察によると、当時はプールの時間で19人の園児が遊んでいて、2人の保育士が監視にあたっていた。
園児の1人が声をあげて指をさしたところに、女の子がうつぶせの状態で浮かんでいたという。
プールは屋外に設置されていて、深さは70cmから95cmあり、警察が当時の水深や詳しい状況を調べている。
出典
『4歳女児がプールで重体、2人の保育士が監視』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3138303.html
8月24日付でテレビ埼玉からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、女の子は人工呼吸などを受けた後、すぐに病院に運ばれ、搬送時は呼吸をしていたが、意識が戻らない状態だという。
プールは縦が6mで横は4.7m。
出典
8月25日18時19分にNHK首都圏からは、年齢の異なる園児を一緒にプール遊びさせるのは危険だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女児は25日朝早く、死亡した。
保育園によると、事故が起きた当時、プールでは3歳と4歳そして5歳の、年齢の異なる園児あわせて19人が遊んでいたことがわかった。
午前中は、年齢別にプールの時間を設定していたが、午後は、再びプール遊びを希望した異なる年齢の園児を一緒に遊ばせていたという。
当時、プールでは、保育士2人が監視にあたっていたが、子どもの事故に詳しい専門家は、幼い子どもの場合、年齢が1歳でも違えば体格差が大きくなり、監視の目が届きにくくなると指摘している。
警察は、プールの防犯カメラの映像を分析するなどして、当時の対応に問題がなかったか調べている。
保育士の経験をもとに、保育現場の救命処置や事故を防ぐための講演活動を行っている専門家、遠藤登さんは、幼い子どもは年齢が1歳でも違えば体格差が大きくなるとしたうえで、「3歳から5歳までの19人が一緒に遊ぶ中で保育士が2人という態勢は事故のリスクが高いと思う。異なる年齢の子どもたちをプールに入れるのであれば4、5人の保育士が必要だ」と指摘している。
そのうえで、プールでの事故を防ぐためには「プールで遊んでいる最中も、一人ひとりの園児の名前を呼ぶなどして所在を確認することや、滑ったり転んだりしても水から顔が出るような、年齢にあった水深にすることが大切だ」と話している。
出典
『プール事故 年齢異なる園児遊ぶ』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170825/3325462.html
8月26日17時59分に共同通信からは、監視役の保育士2人が1分ほど目を離していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月26日18時25分にNHK埼玉から、8月26日22時44分に朝日新聞から、8月27日9時35分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
園長(67)が26日、同市で記者会見し、「あってはならない事故を起こし、本当に申し訳ない」と、泣きながら謝罪した。
園長によると、防犯カメラの映像などから事故当時、プール遊びを監視していた保育士2人は、プールに設置された滑り台のスロープ部分を取り外す作業をしており、30秒から1分ほど目を離した。
作業後に1人が振り返り、他の園児が指さす先を見ると、水面に女児がうつぶせの状態で浮いていたという。
普段は、園児をプールから出した後に片付けていたが、事故が起きた24日は今年のプール最終日で、片付けを急いでいたという。
また、事故当日は前の週に比べて気温が上がり、保育園では水遊びをより楽しんでもらおうと、いつもより水の量を増やして、大人のひざ上ほどの深さにしていたという
出典
『片付けで目離す=保育園プール4歳死亡-さいたま』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082600480&g=soc
『園児死亡「保育士の対応に問題」』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106113881.html
『保育園長「目を離した時に」 さいたまのプール死亡事故』
http://www.asahi.com/articles/ASK8V5X17K8VUTNB00H.html
『プールで30秒から1分でも目を離したら… 「あってはならない事故」 4歳女児死亡で保育園謝罪』
http://www.sankei.com/affairs/news/170827/afr1708270008-n1.html
(ブログ者コメント)
○映像によれば、杭と木の板で作った直方体の枠にビニールシートを敷いた仮設プール。
○同じような事故は過去にも起きている。
2014年8月5日掲載
2014年7月30日 京都市の保育園で深さ20cmのプールで水遊びしていた男児が溺れて?意識不明状態、当時は約30人が水遊びし職員2人で監視していた
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4159/
2017年8月24日18時36分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前10時20分ごろ、名古屋市瑞穂区津賀田町の木造平屋建て住宅の壁から煙が出ているのを付近の住民が見つけ、119番した。
壁約16m2を焼いたが、けが人はいなかった。
猫よけ用に置いていた水入りのペットボトルがレンズの役割を果たし太陽光が集中、出火したとみて、警察が調べている。
警察によると、2ℓのペットボトルが住宅の壁際に10数本並べられていた。
壁にはわらが含まれており、火が付きやすい状態になっていた。
名古屋市消防局消防研究室によると、ペットボトルや金魚鉢などに強い太陽光が当たると、光が屈折するなどして一点に集まり、可燃物に引火するケースがあるという。
担当者は、「光を集める物のそばに燃えやすい物があると、火災の原因になることがあるので、注意してほしい」と話している。
出典
『猫よけ用ペットボトルで出火か、太陽光が集中』
http://www.sankei.com/west/news/170824/wst1708240080-n1.html
(ブログ者コメント)
収斂火災については、本ブログでも多数の事例を「様々な着火源」カテゴリーに掲載している。
2017年8月23日21時2分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、北海道を相次いで襲った台風の被害から、まもなく1年。
台風が去ったあと、堤防の近くでは砂と水が噴き出す「噴砂」と呼ばれる現象が確認されたが、この噴砂には堤防の決壊につながりかねない危険が潜んでいることが明らかになってきた。
去年8月、北海道を襲った台風で北見市などを流れる常呂川は各地で氾濫し、大きな被害をもたらした。
その台風が去ったあと、北見工業大学の川尻峻三助教らが現地を調査したところ、堤防が決壊しなかった場所でも、「噴砂」と呼ばれる現象が起きていたことが確認された。
噴砂が起きると地表には砂と水が吹き出し、そのあとには円盤状に盛り上がった砂が残る。
調査の結果、常呂川沿いの4kmの範囲では、大小合わせて50か所以上もの噴砂が見つかった。
この噴砂は、堤防の安全性に関わりかねない危険な現象だと言う。
川尻助教が噴砂のできるメカニズムを再現した実験では、川側の水を増やしていくと、水の圧力で堤防の下の砂の中に水の通り道ができた。
実際の堤防でも、川の水位が上がって圧力が増すと、堤防の下の柔らかい地層を浸食して水の通り道が作られ、畑や家などがある側に水と砂が噴き出す噴砂が起きるという。
さらに、浸食で空洞ができた箇所では、支えを失った地面が崩れて堤防が崩壊し、水が流れ込むおそれもある。
川尻助教は、「堤防が川の水位より高かったとしても、噴砂をきっかけに堤防がダメージを受けると、越水する現象が起こってしまう」と指摘している。
実際に、5年前の九州北部豪雨では福岡県内を流れる矢部川の堤防が決壊し、市街地に水が流れ込んだ。
国は、噴砂が起きた常呂川で、堤防の脇に鉄の板を打ち込んで水の通り道をなくす応急工事を進めている。
しかし、工事には1kmの区間で4億円の費用がかかり、流域すべてに打ち込むのは財政的に厳しいため、工事は限られている。
川尻助教は、堤防のすぐ脇にできる噴砂はダメージを与えるおそれが大きいため、こうした箇所から対応することが重要だと指摘している。
また、効率的な対策を行うには、危険度が高い噴砂の周辺で優先的に土を盛ったり、川底を削って川の水位を低くしたりすることが有効ではないかと話している。
出典
『“噴砂”現象に潜む危険性は』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170823/5905871.html
(ブログ者コメント)
以下は、同様な現象が起きていたらしい過去事例。
2016年10月6日掲載
2016年9月28日報道 宮崎県で台風16号通過時に「パイピング現象」が発生、延岡市では川の水が堤防下を通って地表に噴き出し、都城市では高台の畑に降った水が下の道路に噴き出した
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6349/
2017年8月22日18時46分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年、北海道を相次いで襲った台風では、道内の川にかかる橋のうち少なくとも50の橋が落ちるなどの被害が出た。
専門家の調査で、橋の被害を拡大させた新たな原因が明らかになった。
十勝の清水町を流れるペケレベツ川は、台風被害からまもなく1年がたつが、土地はえぐられてむきだしのままだ。
今も被害のあとが生々しく残っている。
去年の台風では、川にかかる橋でワゴン車が流され、乗っていた70代の男性の行方が分からないままになっている。
川岸では、住宅が流されて壊れた。
何が大きな被害を引き起こしたのか。
河川の防災に詳しい北海道大学の清水康行教授は、被害が大きかった地域で原因を調べている。
これまでの調査で、大雨で川の水が増えて川岸を削る「洗掘」と呼ばれる現象が起きていたことが判明した。
大量の雨が原因で「洗掘」が多発して、被害の拡大につながったことが分かっている。
清水教授は、「狭い橋の下を流れた小さい川でも、水が橋の裏側を回って橋が落ちたりしている」と話している。
なぜ「洗掘」による被害が拡大したのか。
清水教授は何度も現地を訪れて被害状況を調べ、その原因に迫ることにした。
調査を行っている河川の1つ芽室川は、ペケレベツ川と同じように大きな被害が出た。
ドローンで撮影された映像を見ると、川底がV字形に深くえぐられている。
清水教授の解析では、長さおよそ9kmにわたり、10mから15mほどの深さで川底が削られたことがわかった。
清水教授は、「驚きました。30年くらいの流量のデータを調べたら、ほとんどそういうことなかった。何もなかったのが一瞬にして、こういうことが起きてしまった」と話していた。
清水教授は、水とともに下流に流れ出た大量の土砂が被害を拡大させたと推測。
どのようにして被害を拡大させたのか、ペケレベツ川の衛星画像と測量データを組み合わせ検証した。
氾濫前の、もともとの被災前の川で計算。
まずは水だけの場合。
川の氾濫が発生し、水があふれるものの、川岸をえぐり形を変えてしまうほどの勢いがないことが分かった。
ところが、これに土砂が加わると、川の流れが下流で左右に激しく蛇行し、川をえぐる力を生んだ。
実際にペケレベツ川で起きたのと同じように、川の流れが大きく変わってしまった。
清水教授は、上流の川底から削られた土砂が下流に堆積し、本来の川の流れが狭まり、強くなった水の勢いによって川岸が削られて「洗掘」の被害を大きくしたと指摘する。
清水教授は、「川全体を調査した結果、大規模な土砂移動があり、上流からの浸食をした土砂が下流に来て堆積して、それによって蛇行が引き起こされていろいろな被害が生じています」と話している。
清水教授は、こうした土砂流出による被害拡大のリスクは全国の河川に潜んでいると指摘。
川底の土砂流出をどのようにして防ぐのかなど、新たな治水対策を考える時期に来ていると言う。
清水教授は、「こうした被害は北海道だけとは言えません。日本は特に山が急で、急に平地になりますから、大量に土砂が出てきて平地にたまる、それがまた被害を助長します。日本各地で、どこでも起こりうることだと思います。特に人命に関わるような被害が予想される場所は、優先的に整備していくべきです」と話していた。
専門家によると、道内では本州などに比べ夏に降る雨が少なかったため、川底に土砂が堆積した状態になっているという。
このぶん、大雨が降った時のリスクが高いという指摘もある。
対策としては、出来るだけ土砂が流れ出ないようにすることが必要だ。
例えば、砂防ダムの整備、川の底を固める「護床」の工事、そして川底を階段状にして傾斜を緩やかにするなど、ハード面での対策が考えられる。
こうした対策を行うには、課題も多くある。
砂防ダムの建設には、数億円の経費がかかる。
また、工事によって環境を変えすぎると、魚が遡上できなくなるなど、環境保全との両立も必要だ。
ハード面だけでなく、川沿いの集落にいち早く避難を呼びかけるなど、地域が一体となって身を守る行動を取ることが必要だ。
出典
『川底の土砂流出で橋の被害拡大』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170822/3088531.html
2017年8月22日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
薩摩川内市で10日、県道上にいた作業員2人が軽乗用車にはねられ、1人が死亡した事故で、警察や市などが21日、事故原因を考える「現場診断」を実施した。
運転手の前方不注意が原因とされるが、作業員の警備、車の誘導方法への意見や指摘が相次いだ。
現場は見通しのいい直線道路。
事故当時は片側1車線を通行止めにし、作業員2人が、補修した横断歩道の写真を撮影していた。
警察によると、2人から8m離れた路上で誘導員が車を止めようと赤旗を振ったが、車はそのまま突っ込み、2人を次々にはねたという。
現場を見た参加者からは、「車のスピードが出る場所。誘導員は、作業員からもっと離れていた方がよかっだのでは」の声が上がった。
市防災安全課の担当者は、「『合図をすれば止まってくれる』ではなく、突っ込んでくるという想定で備えることが重要」などと指摘した。
事故当時の状況は下記記事参照。
(2017年8月11日付 毎日新聞鹿児島版)
10日午前9時50分ごろ、薩摩川内市入来町浦之名の県道で軽乗用車が男性2人をはね、対向車と衝突する事故があり、1人が死亡、小中学生3人を含む6人が重軽傷を負った。
警察によると、介護福祉士のNさん(女性、43歳)運転の軽乗用車が、路上で作業中だった建設会社員のTさん(男性、61歳)と同僚の男性(46)をはねた。
その後、会社員Oさん(男性、59歳)運転の軽乗用車と衝突した。
Tさんが搬送先の病院で間もなく死亡。
Nさん、男性とOさんが胸などの骨を折る重傷を負った。
Oさんの車に同乗していた小中学生の息子3人(8~13歳)は軽い打撲だった。
Tさんらは、横断歩道の補修を終えた後の写真を撮影していた。
当時は交互通行の規制をしており、Nさん側に停止指示が出ていたという。
『路上の作業員はねられ死亡 6人が重軽傷 薩摩川内の県道』
https://mainichi.jp/articles/20170811/ddl/k46/040/234000c
2017年8月22日11時52分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時40分ごろ、那須塩原市上横林の肥料を製造・販売する会社の作業現場で「ダンプカーが穴に転落した」と、この会社の社長から消防に通報があった。
警察が調べたところ、ダンプカーが幅5.3m、奥行き3.6m、深さおよそ4mの穴にひっくり返った状態で転落していた。
ダンプカーを運転していた、この会社に勤める大田原市のOさん(67)が病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、この穴は肥料を熟成させるためのもので、Oさんは1人で肥料の原料となる野菜やわらを穴の中に入れる作業をしていたとみられるという。
警察は、Oさんが操作を誤って転落したとみて、事故の状況や原因を詳しく調べている。
出典
『ダンプが穴に転落 運転男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1093236801.html
2017年8月21日21時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時55分ごろ、佐賀県唐津市鎮西町串にある串崎風力発電所の近所の人から「風車が燃えている」と119番通報があった。
警察や消防などによると、風車の羽根や根元の接続部付近などが燃えた。
けが人はいないという。
消防によると、部品が落ちる恐れがあり、放水は行っていない。
発電所は、九州電力玄海原発(同県玄海町)から海を挟み700~800mほどの所にある。
JFEエンジニアリング(東京)によると、発電所は同社の子会社が運営。
柱は鉄製で高さ60m。
羽根は樹脂製で3枚あり、長さは40m。
発電容量1980KWで、2004年4月に発電を始め、九州電力に売電してきたという。
同年8月、羽根部分の回転軸と発電機の間の動力伝達装置にあるブレーキがこすれて火災が発生。
翌年、対策を施し建て替えた。
発電所の監視は唐津市の会社に委託し、遠隔操作で行っていた。
今回の火災原因についてJFEエンジニアリングは、「調査中」と話している。
出典
『風力発電所の風車が炎上 部品落下の恐れで放水できず』
http://digital.asahi.com/articles/ASK8P5VHQK8PTTHB00L.html?rm=300
8月22日11時36分にNHK佐賀からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この風車は岬の先端付近にあって、周辺に住宅などはなく、消防が夜通しで警戒にあたり、通報からおよそ16時間後の、22日午前6時52分に鎮火が確認された。
消防によると、この火事で風車の羽根の一部が焼けたほか、燃えた部品が地上に落下したという。
風力発電所を運営する会社によると、この発電所は、横浜市にある企業が12年前に風車1基を設置して運転を始めたという。
出典
『風力発電所の火事鎮火』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083223381.html
8月22日19時17分にNHK佐賀からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
発電所の運営会社「鎮西ウィンドパワー」と、親会社のエンジニアリング大手「JFEエンジニアリング」は、22日夕方、福岡市内で会見し、「地元の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げます」と述べ、陳謝した。
そのうえで、映像などから、発電機などがある、「ナセル」と呼ばれる羽根の根元の部分から出火した可能性があるとみて、原因調査を進めていくことを明らかにした。
会社によると、この発電所は無人で、遠隔監視されていて、煙が確認される、およそ1時間前の21日午後2時ごろ、風車が突然、停止したという。
この発電所では年に2回、点検が行われ、ことし5月の点検で、異常は確認されなかったという。
会社では、高さおよそ60mのところにあるナセルを大型クレーンを使って吊り下ろす計画で、原因究明までに2か月ほどかかるとしている。
出典
『風力発電火災 ナセルから出火か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5083246061.html
8月23日10時14分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後、発電停止の異常を知らせる警報が出て、風車が止まっていたため、再稼働させようとした際に出火したという。
出火場所は発電機や変圧器などが収められた風車の中心部分とみられ、金属や繊維強化プラスチック(FRP)などで作られている。
この部分をクレーンで取り外し、詳しい原因を調べる。
出典
『風車止まり、再稼働時に出火…原因究明に2か月』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170823-OYT1T50043.html
(2018年1月28日 修正1 ;追記)
2018年1月26日18時41分にNHK佐賀から、内部部品のボルトが緩んだことなどが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営する会社の親会社のJFEエンジニアリングなどが調査を行った結果、発電機や変圧器などを格納する「ナセル」の内部にある部品の金属が腐食したことや、ナセル本体の振動によってボルトが緩んだことなどから電流がうまく流れなくなり、火花が発生したことが火事の原因と推測されると発表した。
発電所では年2回点検が行われているが、このボルトはメーカーが指定する定期点検の対象に含まれていないため、点検は行われていなかったという。
出典
『風力発電火事 腐食などが原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084758361.html
(ブログ者コメント)
1月26日付の鎮西ウィンドパワー社報告書には、原因などが図解などで詳細に記されている。
『串崎風力発電所 風車破損事故 に関する報告』
2017年8月22日18時8分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市中央町の複合商業施設「アミュプラザ鹿児島」を運営する鹿児島ターミナルビルは21日夜、6階の観覧車「アミュラン」(直径約60m、地上からの最大高さ約90m)で客3人が乗ったゴンドラの扉を閉め忘れ、そのまま1周するミスがあったと発表した。
乗客にけがはなかった。
同社によると21日午後1時50分ごろ、円形ゴンドラに中学生ら3人が乗った際、扉が開いたままで回り始めた。
生徒らは、地上に降りるまでの約15分間、内側から扉を手で閉めていた。
当時は係員3人がいたが、閉め忘れに気付かなかったという。
生徒らが降りた直後に係員に「扉が開いていた」と指摘したが、「閉めた」と否定したため、保護者と施設1階の受付に相談。
ターミナルビルが防犯カメラの映像などを調べたところ、係員が扉を閉めていないことが確認されたという。
同社は21日午後6時半ごろから観覧車の運行を停止した。
再発防止に向けた教育指導などのため、再開は24日以降になるという。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ1周 中学生ら3人無事 鹿児島』
https://mainichi.jp/articles/20170823/k00/00m/040/025000c
8月22日7時32分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後1時50分頃、鹿児島市中央町、JR鹿児島中央駅ビルの商業施設「アミュプラザ鹿児島」にある観覧車で、係員が中学生3人を乗せたゴンドラ1基を扉や鍵を閉めずに出発させた。
当時、乗降場所には3人の係員がいたが、ゴンドラに生徒らを乗せた後、扉と鍵を閉めるのを忘れた。
係員は、「別の客に声をかけられ、気を取られた」と話しているという。
出典
『観覧車のドア閉め忘れ1周15分…中学生ら無事』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170822-OYT1T50021.html
8月22日12時35分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3mほど動いた時点でドアが開けっ放しになっているのに乗っていた3人が気付き、観覧車が1周する約15分間、内側からドアを引っ張り続けたという。
同社によると、ゴンドラの鍵の閉め忘れを知らせる装置はなく、係員が施錠を目視し、手で触って確認するようにしている。
乗り場には3人の係員がいたが、降車した乗客から指摘されるまで気づかなかった。
2004年9月に観覧車が開業して以来、ドアの閉め忘れは初めてという。
黒川・常務取締役営業部長は、「このような事態を起こし、大変申し訳ない。マニュアルを見直し、教育、研修を徹底する」と話した。
出典
『ドア閉め忘れ、観覧車1周 乗客の中学生ら必死で…』
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q3JPBK8QTLTB004.html
(2017年9月20日 修正1 ;追記)
2017年9月18日20時45分に読売新聞から、事故後の取り組みや事故当時のやや詳しい状況などが下記趣旨でネット配信されていた。
鹿児島市の商業施設「アミュプラザ鹿児島」の観覧車で係員が客を乗せたゴンドラの扉を閉め忘れたトラブルから間もなく1か月。
運営会社は再発防止に向け、新たなマニュアルに沿って乗客案内を行っている。
同様のトラブルはこれまでも各地で起きており、専門家は「ミスが起きないシステムづくりが重要」と指摘する。
【声だし確認を徹底】
「ロック良し」。
観覧車の乗降場所で乗客をゴンドラに案内する声が響く。
運転室のドアには、「ドア扱いは1人作業」、「『指さし』『声だし』確認」などの注意書きが貼られていた。
運営する鹿児島ターミナルビルはトラブルを受け、係員1人が乗客の案内と扉のロックの両方を行うようにしたほか、指さし確認と声だし確認を徹底するよう、マニュアルを修正した。
霧島市の専門学校生(19)は、「係員が扉をきちんと確認をしていたので、安心して乗れました」と笑顔を見せた。
【休憩入り直後の出来事】
8月21日に起きた今回のトラブルでは、乗客の案内と扉のロックを分担したことがミスを招いていた。
同社によると、当時、乗降場所には3人の係員がいた。
うち1人は休憩に入るため、乗客をゴンドラに案内した直後、もう1人に「お願いします」と声をかけて持ち場を離れた。
だが、声をかけられた係員は「聞こえなかった」と説明。
ゴンドラは扉が閉められないまま上昇した。
近くにいた交代要員のもう1人も、扉が閉まっていないことに気付かなかった。
【システムづくりが重要】
観覧車を巡るトラブルは、各地で相次いでいる。
昨年3月には、名古屋市の東山動植物園で、中学生らが乗ったゴンドラの扉が開いたまま1周した。
これを受け、運営団体は係員に指導を行ったほか、観覧車に特殊なセンサーを取り付け、乗降場所以外で扉や鍵が開くと自動停止するシステムを導入した。
人的ミスのメカニズムに詳しい日本ヒューマンファクター研究所の塚原利夫・取締役副所長は、こうした「ハード面での備え」の必要性を指摘。
「ヒューマンエラーをゼロにするのは不可能。係員の教育などの対策だけでなく、エラーが起きることを前提にした対応が必要」と指摘している。
出典
『観覧車の扉閉め忘れ、再発防止へ「指さし」確認』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170918-OYT1T50026.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。