







2014年7月5日付で毎日新聞滋賀版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年9月の台風18号で崩落した大津市の市道からバイクに乗った男性が転落して死亡した事故で、大津署は4日、転落防止策を怠ったとして、市道路管理課の男性技師(29)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
容疑を認めているという。
送検容疑は、昨年9月18日、台風18号で大津市膳所平尾町の市道が崩落した際、現場に派遣されたにもかかわらず、安全対策を確実にしなかったとしている。
同22日、バイクで通行中の京都市の自営業の男性(当時66歳)が川に転落し、溺死した。
大津署によると、当時、男性が走行してきた方向には進入禁止のバリケードが設置されていなかった。
技師は、業者に安全対策を指示する役割だったが、調べに「業者への指示があいまいで、バリケード設置の最終確認をしていなかった」と話しているという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20140705ddlk25040512000c.html
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年7月5日付の京都新聞紙面に、より詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
大津市は、市道が台風の影響で崩落していながら、確実な安全措置をとらずに放置した。県警は、災害から住民を守る使命を持つ自治体が人の命を奪ってしまった結果を重視し、刑事事件として職員を立件した。
市長は、「道路管理マニュアルの再整備などの防止策をとっており、今後も再発防止に努めていきたい」とのコメントを発表した。
市は、事故を受けて弁護士に調査を依頼し、昨年12月に調査報告書の提出を受けた。
報告書では、通行止めの重要性の認識が徹底されていなかったことや、市組織内における情報収集・伝達機能が十分働いていなかったことなどを挙げ、「市が適切な通行止めの措置をとっていれば、発生を阻止できた可能性がある」と指摘した。
(2014年9月13日 修正2 ;追記)
2014年9月12日19時54分にNHK大津から、多少のバリケードは設置していたと読める、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大津市は、崩落を確認しながら適切な安全管理を怠ったとして責任を認め、遺族に4500万円の賠償金を支払う方針を決めた。
大津市によると、当時、道路は幅1m50cm、長さ16mにわたって崩落し、担当者が確認していたが、現場への立ち入りを禁止する十分な数のバリケードが設置されていなかった。
大津市は、「今後は、災害時の被害情報を組織の中で迅速に共有し、再発防止に努めたい」と話していて、開会中の9月市議会に必要な議案を提案することになった。
事故をめぐっては、市の道路管理課の30歳の男性技師が、バリケードの設置を業者に委託した際の指示があいまいで、安全対策が不十分となった結果、事故が起きたとして、ことし7月、業務上過失致死の疑いで書類送検されている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064501911.html?t=1410555996228
(ブログ者コメント)
現場の映像を見たところ、舗装されていない、片側が山で片側が崖のような山道の道路が、幅半分ほど崩れていた。
2014年7月6日20時8分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月6日18時7分に日テレNEWS24(テレビ岩手)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後6時20分ごろ、岩手県北上市の食品工場の建設現場で、土木作業員の男性(62)が作業中に高さ1.7mの足場から転落した。
病院に搬送されたが腹などを強く打っており、6日午後、内臓出血に伴う出血性ショックで死亡した。
警察によると、男性は当時、足場にのぼって高圧洗浄機で地面のほこりやごみを洗い流す作業をしていた。
足場は濡れていたという。
落下した際、足場の下に置かれていた鉄製の籠のへりに腹を強く打ち付けたという。
足場には柵のようなものがあったが、命綱はしていなかった。
警察は、詳しい状況を調べている
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140706/dst14070620080014-n1.htm
(ブログ者コメント)
奇しくも同じ日に、富山と岩手で、高さ2m未満の足場から転落し死亡する事故が起きていた。
高さ2m未満の場所での作業だからといって、安心はできない。
そう高くはない場所で作業する際も、下に何があるかを確認し、万一落ちた場合の危険予知をしておいたほうがよさそうだ。
2014年7月5日19時10分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北アルプス立山天狗平の「Tホテル」で、耐震補強の工事をしていた男性が足場から転落し、死亡した。
警察によると、5日午後2時25分ごろ、北アルプス立山の標高2300m、天狗平にある「T」ホテルの1階玄関ホールで、耐震補強の工事をしていた作業員の男性(45)が、高さおよそ1.5mの足場から転落した。
男性は、床に立ててあった長さ92cm、直径2cmの棒状の鋼材が左脇腹に刺さり、病院で死亡が確認された。
ホテルは、今年4月から耐震補強工事のため休業していた。
警察は、安全管理に問題がなかったかなど原因を調べている。
出典URL
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=4071
7月5日21時5分にmsn産経ニュースwestからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、男性はボルトの設置や補修の作業中だった。
約1.5mの高さから転落し、床に固定されていた約1mのボルトが左脇腹に刺さった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140705/waf14070521050020-n1.htm
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年7月6日付の北日本新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
同僚1人と作業していた。
叫び声に気付いた同僚が、左脇腹から体の側面にかけてボルトが貫通した男性を発見した。
2014年7月5日22時22分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後0時半ごろ、大阪市北区角田町の市営地下鉄御堂筋線梅田駅の北改札と中北東改札をつなぐ連絡通路で、広告掲示に使う重さ約40kgのステンレス製の枠が高さ約50cmの位置から落下しているのを駅員が発見した。けが人はなかった。
市交通局によると、枠は縦1.1m、横3.1m、厚さ5cm。
広告枠はトイレの改修工事に伴い、先月27日に連絡通路に移設されていた。
金具と接着テープで壁面に取り付けられていたが、移設によって接着強度が弱まったとみられる。
落下事故を受け、市交通局は今後、市営地下鉄全駅の広告枠を点検する。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140705/waf14070522220021-n1.htm
2014年7月5日18時27分にRCCニュースヘッドラインから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日正午ころ、広島市西区商工センター8丁目の減速機メーカー・アベックスの工場で火災報知器が反応し、警備員が119番通報した。
近所の男性は、「会社がすぐ裏で心配して来てみた」、「(黒い煙が)モクモクと上がっていた」と話した。
消防車16台が消火にあたり、火はおよそ1時間後に消し止められた。
けが人はいなかった。
警察によると、歯車形成研削盤という特殊機械が燃えたということで、警察などが火事の原因を調べている。
出典URL
http://news.rcc.jp/?i=22910#aの
2014年7月7日12時48分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日、盛岡市の消防署でコンクリート製の外壁がはがれ、隣の駐車場の乗用車の上に落下した事故で、外壁のはがれた部分は老朽化していたのにも関わらず、建物の建設後、一度も補修工事が行われていなかったことが分かった。
この事故は5日午前1時すぎ、盛岡市内丸にある盛岡中央消防署の6階部分でコンクリート製の外壁がはがれ、隣にある県議会の議員会館の駐車場に止まっていた乗用車の上に落下したもの。
この事故では、落下した外壁で屋根がつぶれるなど乗用車が大きく壊れたが、当時、近くに人はいなかったため、けが人はいなかった。
落下した外壁は消防署の庁舎の裏側にあり、縦4m、横1.5mにわたって崩れていた。
この部分は昭和50年に建設されて以来、およそ40年にわたって、一度も補修工事が行われていなかった。
これについて盛岡中央消防署の畑中副署長は、「庁舎の裏側で人通りが少なく、人目につかない場所だったので、補修工事を行っていなかった」と説明している。
消防署では現在、はがれ落ちた部分にネットを張り、その下の部分を通行禁止にする措置をとっているが、8日から工事業者による点検を行った上で、補修工事を始める予定だという。
盛岡中央消防署の庁舎は、老朽化のため、盛岡駅近くに新しい庁舎を建設することが決まっている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045774141.html?t=1404764351064
2014年5月2日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。
(2014年7月12日 修正2 ;追記)
2014年7月4日付の朝日新聞富山全県版(聞蔵)から、ガス爆発だったと消防は推測したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
氷見市消防本部は、「ガス爆発の可能性が推測される」とする報告書をまとめた。5月23日付で同本部消防長に提出した。
同本部予防課によると、集じん装置や炉内に設置された冷却用バルブに破損がなく、水蒸気爆発の可能性は低いと指摘。
そのため、炉内でガスが発生したことによるガス爆発の可能性を挙げたが、具体的な原因は「断定できない」とした。
また、軽傷者1人に聞き取りを実施。クレーン操作後に階段を降りている際、「ドーンという音を聞いた後、熱風を浴びて目の前が真っ暗になった」と話したが、事故の詳しい状況は見ていないという。
本件、2014年6月13日付で中日新聞から、会社の事故調査委員会は炉内で発生した一酸化炭素が原因だったと推定しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
親会社の建設機械大手「コマツ」の事故調査委員会は12日、一酸化炭素(CO)が溶解炉内で大量に発生し、爆発につながった可能性があるとする中間報告を公表した。
爆発は4月25日に、炉内に自動吹き込み装置を差し込んで酸素を送り、溶けた鉄15トンの不純物を取り除くとともに、炉の壁に張り付いた酸化鉄(バリ)をはがす作業中に起きた。
中間報告によると、社員が送り込んだ酸素とバリに含まれる酸素が、溶けた鉄の中の炭素と結合。大量のCOが発生して溶けた鉄が沸き立ってあふれ、2カ所の開口部を一時的にふさいで密閉状態になった。
その後、開口部のわずかな隙間から入り込んだ酸素が、炉内にたまった大量のCOと反応し、急速燃焼が起きて熱風が生じ、開口部から鉄とともに外に噴き出したという。
調査委は、予想を超える大きなバリが落ち、溶けた鉄が沸騰したことが事故につながった可能性があるとみている。
爆発した炉は,昨年9月に導入した新型。同じ工場にある旧型の炉よりも開口部が狭く密閉性の高い構造で、調査委は、COが大量にたまりやすい状態だったとみて調べている。
調査委は鋳造工学の専門家ら6人でつくり、5月から3回の会合を開いた。7月に第4回会合を開く。最終報告の時期は未定。
県警は独立行政法人「労働安全衛生総合研究所」とともに原因を調べており、入院中の社員3人の回復を待って調べる。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014061302100007.html
6月14日3時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
親会社コマツ(東京)の事故調査委員会(委員長=木口昭二・近畿大教授)は12日、中間報告を公表した。
原因として、溶解炉内で大量発生した一酸化炭素(CO)と炉外から流れ込んだ酸素が急速に反応し、生じた熱風が炉外に噴出した可能性を指摘した。
報告によると、事故のあった4月25日、工場では炉内で溶けた鉄(溶鋼)に酸素を吹き込んでガスを発生させ、不純物を取り除く作業などが行われていた。
その際、炉内に付いたバリ(酸化鉄)が溶鋼に落ち、酸化鉄と吹き込んだ酸素が、溶鋼中の炭素と反応して大量の一酸化炭素が発生した。
これにより、膨張した溶鋼が炉の開口部をふさぎ、炉内が一時、酸素不足の状態に。
その後、開口部にできた隙間から入った大気中の酸素と一酸化炭素が急速な燃焼反応を起こし、二酸化炭素とともに生じた熱風が一気に炉外に噴き出した可能性があるとした。
同社は「過去の事故を調べても同じような例が無く、予期せぬ事態が重なった」とし、今後も詳しい原因を調べて再発防止策を検討する。
報告書は、氷見署などにも11日に提出した。
同署は、独立行政法人・労働安全衛生総合研究所(東京)と協力して原因を調べ、負傷して現在も入院中の社員3人からも回復を待って事情を聴く方針。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6F3VT1G6FPUZB002.html
(ブログ者コメント)
○第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3868/
○中間報告書には、『検証結果、水蒸気爆発や粉じん爆発の可能性は極めて低く、残る可能性はガス爆発』といった趣旨のことが書かれている。
詳細は下記参照。
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/pdf/kcx_report-2.pdf
(2014年12月9日 修正3 ;追記)
2014年12月6日付で朝日新聞富山全県版(聞蔵)から、中間報告を踏襲した最終報告が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月6日に毎日新聞富山版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故調査委員会は5日、最終報告書を公表した。
報告によると、事故原因は、密閉状態となった溶解炉内で酸化鉄から発生した酸素などが鉄くずの中の炭素と反応し、大量の一酸化炭素(CO)が発生。炉内が一時、酸素不足となった後、炉外から一気に流入した酸素と急速に燃焼反応を起こし、二酸化炭素とともに生じた熱風が炉外に噴出した可能性を指摘。6月の中間報告を踏襲した。
同様な事故は、国内で前例はないとしている。
再発防止策は、COの大量発生の抑制と、炉内の密閉状態解消のための方策を明記。
さらに、事故発生時に被害を最小限にできるよう、炉前作業の無人化や、高温から体を守る防護具変更などの対策も挙げた。
事故の起きた炉は現在も停止しており、復旧に向けて審議しているという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20141206ddlk16040574000c.html
(ブログ者コメント)
2014年12月5日付で親会社のコマツのHPに、報告書が概要版とともに掲載されていた。
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/2014120513101812023.html
2014年7月5日10時22分に伊賀タウン情報YOUから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月5日15時40分にmsn産経ニュースwestからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
7月4日夕方、伊賀市槙山のゴルフ場「Bクラブ」で、作業中だった男性従業員(57)が作業用軽トラックの下敷きとなった状態で発見され、約4時間後に伊賀市内の病院で死亡が確認された。
警察が、労災事故として調べている。
発表によると、事故が起きたのは同日午後3時30分から同4時45分ごろで、カート道路から3m下の崖下に転落しているのを、クラブハウスに戻ってこないため付近を捜していた別の男性従業員が発見した。
倒れていた男性は、軽トラックに上半身だけが挟まれた状態だったという。
男性は事故当時、1人で草刈りなどコースのメンテナンス作業を行っていた。
警察では、軽トラックのサイドブレーキがかかっていなかったことから、男性が崖近くのカート用道路に軽トラックを停止させて車外に出た後、動きだしたのに気づいて止めようとしたが、間に合わず転落したとみている。
出典URL
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2014/07/57-1.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140705/waf14070515400013-n1.htm
2014年7月5日付で毎日新聞宮城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、同社HPにも7月4日付でプレスリリースが掲載されていた。
JX日鉱日石エネルギー仙台製油所は4日、残油流動接触分解装置の定期点検中に、精製工程で使用する触媒約400kgが誤って製油所の外に飛散したと発表した。
隣接する多賀城市大代〜桜木地区の東西約3kmで飛び散っているのが確認された。
飛散した触媒は白色の微粒子で、ガラスと同じ成分であり、人体に無害だが、車などに白く降り積もる可能性があるという。
製油所によると、飛散があったのは午前4時半ごろで原因不明。
上野所長は「深くおわびします」とコメントを発表し、発見時は製油所に電話するよう呼びかけている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20140705ddlk04040098000c.html
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2014/20140704_01_0970780.html
2014年6月6日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3960/
(2014年7月11日 修正1 ;追記)
2014年5月31日付の神戸新聞紙面に、第1報の補足的内容の記事が、下記趣旨で掲載されていた。
同種のタンカーを持つ西日本の海運会社役員は、「内航船は、タンクを空にしても内部を洗浄せず、わずかに残った油の気化が進み、内気の引火性が増す」と話す。
このため、聖幸丸は23~24日、タンクに空気を送り込んで引火性ガスを抜く作業「ガスフリー」を実施。
しかし、次の積み荷待ちで、事故が起きた29日まで5日間、タンクを空にしたまま姫路沖に停泊していた。
(2014年11月5日 修正2 ;追記)
2014年11月1日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)から、ガス検未実施でハッチの蓋も少し開けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月2日10時52分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
乗員が船体の錆びを落とす作業を始める前に、同社のマニュアルで定められた原油タンク内の可燃性ガスの濃度を計測していなかった疑いがあることが、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、作業責任者の1等航海士(46)を含む複数の船員が、調べに対し、「検知をしなかった」と供述。
また、1等航海士は、会社への説明でも「以前には何度も検知をしたが、(高濃度のガスが)出たことがなかったので怠った」と話しているという。
船の原油タンクと直結する甲板上のハッチの蓋が開いていたことも判明。
海保は、電動研磨機などを使って錆びを落とす作業中、飛び散った火花が原油タンクから気化したガスに引火したとみて、業務上過失致死容疑で捜査している。
S海運によると、同社の安全管理マニュアルでは、電動研磨機などを使う前にタンク内の可燃性ガスの濃度を検知器で確認し、基準値を超えた場合は作業をしないよう定めていた。
だが、捜査関係者によると、複数の乗員が、事情聴取に対し、「ガス検知をしていなかった」と話し、甲板上にある、原油タンクとつながる大小16カ所のハッチの蓋についても、「作業時に開いていた」と証言しているという。
乗員の1人は、朝日新聞の取材に、「タンク内に残った原油から気化したガスを抜くため、2,3cmの隙間を開けていた」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141101-OYT1T50073.html
(2015年12月23日 修正3 ;追記)
2015年12月12日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日20時8分にNHK神戸から、12月16日20時50分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
姫路海保は、16日、業務上過失致死傷の疑いで、事故で死亡した船長と負傷した1等航海士を書類送検した。
調べでは、事故の約1時間前から、船長や1等航海士ら5人が、原油タンクと直結した甲板上にある円筒形のハッチ(直径約72cm、高さ約62cm)付近などで、船体の塗装除去やさび落としの作業をしていた。
ガスバーナーや電動研磨機などを使っていたという。
S海運の安全管理マニュアルは、甲板上で火を使った作業をする場合は、事前にタンク内のガスを送風機を使って外に出す作業や、ガスの濃度を計測することを定めているが、海保によると、いずれも守られていなかった。
1等航海士は、調べに「(事故以前も)ガス抜きせず作業することがあった」と供述したという。
また、船上でバーナーなどの火気を使う場合に必要な、会社の許可もとっていなかった。
さらに、船長は、29日だけでなく、27日、28日の整備作業でも、バーナーを使って塗装除去の作業をしていたといい、1等航海士は27日に作業を中止するよう船長に申し出たものの、聞き入れられなかったため、その後は止めようとしなかったという。
沈没した船から、船長が使っていたバーナーは見つかっていないが、海保は、当時バーナーを使っていたのは船長だけで、その付近から最初に爆発したという乗組員の証言があることや、消防の実験では、29日の整備作業で使っていた電動研磨機の火花では引火しなかったことなどから、バーナーの火がタンク内に溜まっていた可燃性ガスに何らかの原因で引火し、爆発したと判断した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024357951.html?t=1450299006176
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008652216.shtml
また、12月17日10時59分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の運輸安全委員会は、17日、デッキで使われたガスバーナーの火が、積み荷のオイルから発生したガスに着火した可能性が高いとする事故調査報告書を公表した。
報告書によると、船長は甲板上にあるオイルタンクのハッチ付近で、固着したハッチのネジをバーナーで温める作業を行っていたとみられる。
付近には、数日前に行ったオイルの荷揚げ作業で発生したガスが漂い、バーナーの火が着火した可能性が高いという。
安全委は、「タンカーで高熱の作業を行う際の安全に対する意識が十分でなかった可能性がある」と指摘。
同社に、乗組員の教育や訓練を徹底するよう求めた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDJ655VHDJUTIL04K.html
※運輸委員会の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2015/MA2015-13-1_2014tk0011.pdf
2014年7月5日付の朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月4日1時55分に日テレNEWS24から、また7月5日付で毎日新聞静岡版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市清水区の県消防学校で3日午後4時半ごろ、訓練用プールで初任科の学生2人が溺れ、意識不明になる事故があった。
2人は指導教官らに救助され、1人はまもなく自発呼吸を開始。もう1人は心臓マッサージを施され、意識を回復したという。
2人とも命に別条はないが、消防ヘリコプターで同市葵区の県立総合病院に搬送された。
同校によると、溺れて一時意識不明になったのは、沼津市消防本部の男性消防吏員(22)と富士宮市消防本部の男性消防吏員(22)の2人。
プールは屋外にあり、縦約25m、横約15m、深さは最大約5m。
事故当時は水上安全法を学ぶ訓練に、初任科学生145人のうち、2人を含む男女47人が参加。
教官4人と指導者4人が現場に立ち会っていた。
作業服を着たままプールに入り、5分間の立ち泳ぎの訓練をしていたところ2人が沈み、近くにいた学生が異変に気付いて、教官らが救助した。
警察は、訓練方法に問題がなかったか関係者に事情を聴くなど、事故原因を調べる。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2014/07/04/07254332.html
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20140705ddlk22040229000c.html
2014年7月8日0時2分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府吹田市消防本部は7日、3日に心肺停止が疑われた60代男性の家族から119番を受けたが、指令員から救急隊に出動先が誤って伝達され、救急車の到着が8分遅れる事案が発生したと発表した。
女性指令員(35)が、指令台のコンピューターに集合住宅の建物名を誤入力したことが原因。
男性は現在、集中治療室で入院中という。
3日午後4時20分に119番があり、指令員は同じ番地内の別の建物名を入力。
同25分に到着した救急隊から「住所不明」の連絡があり、誤入力が判明。
8分後の同33分に通報があった部屋に到着した。
指令員は、通報内容から心肺停止を疑い、約5分間、家族に男性への心臓マッサージを口頭で指導。息を吹き返したことを確認して電話を切断したが、救急隊が到着した際も心肺が停止しており、隊員がAED(自動体外式除細動器)で心肺蘇生を行った。
同消防本部の高橋指令情報室長は、「119番内容入力の際、別の指令員による再確認を行い、再発防止に努める」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140708/waf14070800020002-n1.htm
7月8日7時38分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時20分頃、同市内のマンションに住む男性の家族から119番があり、5分後に救急隊が到着したが、男性は見つからなかった。
通報を受けた女性指令員(35)が出動先を伝えるコンピューターに住所を入力する際、マンションの棟番号を間違えたという。
別の指令員が家族に電話で聞き直し、救急隊を向かわせたが、男性宅まで約120m離れており、救急隊が男性宅に着いたのは8分後、通報から13分が過ぎていた。
男性の家族は同本部の指示で、心臓マッサージを続けていたが、救急隊の到着時には心肺停止になっていたという。
同本部の村上消防長は、「容体への影響は明らかではないが、男性とご家族にはおわび申し上げる。出動先の確認を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140708-OYT1T50019.html
(ブログ者コメント)
口頭伝達であれ、紙に書いての伝達であれ、コンピュータ入力での伝達であれ、発信側には細心の注意が求められる。
それが、重要な情報を伝達する場合は、なおさらのことだ。
ブログ者は、ネット通販購入時など、入力ミスすると自分にはねかえってくるため、入力した項目を指でなぞりながら確認するようにしている。
2014年7月3日20時47分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月4日付で毎日新聞秋田版と朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時20分ごろ、仙北市西木町にある木材を使った市の発電施設「Aバイオエネルギーセンター」で従業員から「おがくずやチップが燃えている」と消防に通報があった。
消防によると、消火活動によって午後8時半に火は消し止められ、けが人もいなかった。
市によると、施設では杉のチップを燃やし、発生したガスを利用して発電している。
出火当時は施設に職員ら5人がいたが、避難して無事だった。
消防などによると、出火当時はガスのテスト中で、おがくずやチップに燃え広がり、手がつけられない状態になったという。
市によると、施設の中には引火しやすい「アセトン」という化学薬品が入った一斗缶が5缶保管されていたことから、市や警察が周辺の100人あまりを一時避難させた。
このうち隣接する老人福祉施設では、92人の入所者が近くにある市の庁舎や小学校の体育館に避難した。
施設では火災の影響で停電が続いたため、避難は3時間あまりに及び、重い症状の人は診療所に移すことを検討するなど、施設の職員が対応に追われた。
しかし電気は午後7時半すぎに回復し、入所者たちはその後施設に戻り始めていて、今のところ体調の不調を訴えている人はいないという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6015723411.html?t=1404422168506
http://mainichi.jp/area/akita/news/20140704ddlk05040046000c.html
2014年7月3日21時16分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月4日付で毎日新聞京都版と朝日新聞京都市内版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴボウの袋詰め作業中に機械で指を切断したことで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したのに、国が療養補償給付を支給しなかったのは違法として、京都市内の女性(66)が国などに対し、不支給処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が3日、京都地裁であった。
栂村裁判長は、「一般に死ぬ危険を感じるような傷害でなく、PTSDを患ったとは認められないが、適応障害と認められる」と認定。
そのうえで、「事故後、3年半にわたり断続的にフラッシュバックや恐怖感もあり、日常生活に支障をきたしている。適応障害を発症させるに足りる心理的負荷をもたらすものだった」、「事故以外に適応障害を発症する要因は見当たらない」とし、障害が業務中の事故に起因するものと認め、「ストレスに過剰に反応した」などとする被告側の主張を退け、「処分は違法」と結論づけた。
判決によると、女性は青果物の包装などをする会社に勤務していた平成21年、ゴボウの袋詰め作業中に機械の回転歯に左手の人さし指を挟んで切断され、事故の状況がフラッシュバックしたり、不眠や精神的に不安定になるなどの症状を発症。
京都下労基署に療養補償給付などを2度請求したが、同年11月~22年11月に不支給とする決定を受けた。
厚労省労働基準局は、「判決内容を確認・精査のうえ、関係機関と協議していきたい」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140703/waf14070321160028-n1.htm
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20140704ddlk26040385000c.html
2014年4月6日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。 (新情報に基づきタイトルも修正しました)
(2014年7月9日 修正2 ;追記)
2014年7月2日付で朝日新聞から、国交省の当初の設計後にJVが現場に合せて桟橋上部を補強したため不安定になっていたという下記趣旨の記事が、図解付きでネット配信されていた。
転覆事故は、桟橋自体が設計時より重く、作業時に桟橋に載せたクレーンで、バランスが崩れたのが要因とわかった。
原因を調べている国交省の有識者委員会が2日、中間報告で公表した。
工事は国が発注。海底資源確保のため、2016年度末までに全長100mの桟橋をつくる計画だった。
桟橋は重さ739トンの箱形の鋼鉄(縦30m、横20メートル、高さ5メートル)に、重さ172トンの脚(長さ約48m)が4本突き出た構造。
五洋建設など、3社の共同企業体(JV)が施工していた。
報告によると、国交省の当初の設計では、桟橋が左右に最大17.2°まで傾いても転覆しないはずだった。
だが、JV側が桟橋上部を補強したことなどから128トンも重くなり、不安定になって、限界値は13.8°に低下。
当初の3分の1のエネルギーで転覆する状態に陥っていた。
JVは3月30日早朝、運んできた台船を沈めて桟橋を浮かせたが、左舷側に置かれていた移動式クレーン(12トン)の重みで左に約9°傾いた。
クレーンを右に動かすと、約100秒の周期で振り子のように左右に揺れるローリング現象が発生。
左に傾いた状態のまま船で引っ張り出すと、今度は右へ大きく傾いた。
さらに海水の流れによる力と波の重みも加わり、右に転覆したと考えられるという。
国交省は、「施工時の安全確保はJV側の責任」としながら、「方法を吟味すれば安全施工は可能」と、工事を早期に再開したい考えだ。
中間報告は、再開前にJVが施工方法を総点検し、有識者の意見を施工計画に反映させるよう求めた。
海保は、業務上過失致死傷容疑で捜査を続けている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG71737CG71UTIL04P.html
7月2日13時31分に毎日新聞から、7月2日11時45分にmsn産経ニュースからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の第三者委員会は2日、桟橋を台船に固定する振れ止めライン(ワイヤ)が切れた際、正しく修復できなかったことが主な原因と推定する中間報告をまとめた。
当初の計画で桟橋は約1700トンだったが、現場の状況に合わせて再設計され、重量が120トン余り増やされていたことも、バランスが崩れる原因につながったとした。
報告書によると、午前6時40分ごろ、桟橋上の中央に設置すべき作業用クレーン(12トン)が約6.5mずれて左舷側に設置されていたことなどから桟橋が傾き、ワイヤが破断。左舷側への傾斜が拡大した。
クレーンを右舷側に移動させたところ、バランスが崩れて桟橋がゆっくりと揺れ始めた。
午前7時25分ごろまでに破断したワイヤを取り換えたが、海上での作業が難航し、桟橋が台船の舷と平行にならず、左側に傾斜したままの状態で再び固定された。
その結果、ワイヤを外して台船から海に降ろした際に反動で右に傾き、計画よりも潮流の影響を強く受け、上からかぶった大量の水の重みなどで転覆したと推定した。
検討委は、「安定性の低下がなければ、(水の重みなど)複数の外部作用があったとしても、転覆には至らなかった」としている。
人為的ミスの有無については、国交省の事故調査委員会などが調査中として、言及を避けた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140702k0000e040261000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140702/dst14070211450001-n1.htm
(ブログ者コメント)
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3806/
(2014年11月29日 修正3 ;追記)
2014年11月28日23時19分に毎日新聞から、再発防止策をとった上で工事が再開されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省関東地方整備局は28日、事故で中断していた沖ノ鳥島の港湾施設建設工事を、来年4月ごろに再開すると発表した。
2016年度中に完成予定だった工事は、少なくとも1年は遅れる見通し。
事故を巡っては、7月に国の第三者委員会が、桟橋が現場の状況に合わせて再設計されて重量が増えたことなどが転覆の原因との中間報告をまとめた。
中間報告を受け、関東地方整備局では工事を請け負う五洋建設、新日鉄住金エンジニアリング、東亜建設工業の3社の共同企業体(JV)と協議。
桟橋は中央と南北の計3基があるが、15年の工事では気象条件などを考慮して北側桟橋のみを設置する。
桟橋に搭載する仮設物の重量測定を徹底して安定を図るほか、桟橋上の作業員を減らし、周囲に緊急時対応船を配置するなどの再発防止策を取るという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141129k0000m040121000c.html
2014年7月2日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月2日付で朝日新聞山口東版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、同社HPにもプレスリリースが掲載されていた。
和木町のJX日鉱日石エネルギー麻里布製油所で、液体硫黄が約7.5kℓ漏れていたことが分かった。
消防法で速やかな通報が義務づけられているが、岩国地区消防組合消防本部への通報は発見から約30時間後だった。同本部は近く文書で改善を指示する。
同製油所によると、漏出は、原油から取り除いた硫黄を回収する装置で発生。
点検中の社員が6月27日午前2時ごろ、約145℃の液体硫黄が移送パイプから漏れているのを見つけた。
装置を停止して漏出を止めたが、通報は遅れて28日午前8時ごろになった。
硫黄は大気で冷えて固化、プラント外に出ておらず、環境への影響はないという。
同社は、通報が遅れたことについて、「硫黄が固体化し、人体に影響がないと考えた。通報義務に関する理解認識不足、通報訓練不足だった。再発防止に努める」と説明している。
また、硫黄漏洩の原因については、本来、閉止状態にあるはずの弁が開放状態になっていたと推定している。
同社は30日、社長を本部長に対策本部を設置。再発防止策を検討している。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20140702ddlk35040354000c.html
http://www.noe.jx-group.co.jp/newsrelease/2014/20140630_01_0970780.html
2014年7月2日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延岡市の旭化成ケミカルズ第3火力発電所で6月19日、煙突から出た灰が市内に降った問題で、旭化成延岡支社は1日、煙突内に付いた石炭灰が大雨で固まり、再稼働時に剥がれて噴き出した可能性があると発表した。
発電所は、1日から稼働を再開した。
発電所は5月14日から定期点検に入り、高さ120mの煙突内にたまった石炭灰をブラッシング清掃したが、一部が窪みに残っていた。
6月4日、工場内の雨量計で278mmという激しい雨が降り、直径1.8mの煙突上部から雨水が流れ込んだとみられる。
延岡総務部は、「通常は灰が残っていても微粉状態で影響はなかったと思う」と説明する。
延岡支社によると、降灰被害は長浜町にある煙突の南西側6町に及び、29カ所で確認した。
旭化成は2010年7月にも、旭町の延岡火力発電所で集塵機が停止し、降灰被害を出している。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG71574XG71TNAB016.html
7月2日付で毎日新聞宮崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
旭化成は1日、延岡市のグループ会社・旭化成ケミカルズの石炭火力発電所の煙突から周辺一帯に降灰した問題で、原因の調査結果や再発防止策を発表した。
灰の成分は二酸化ケイ素など石炭燃料の燃焼後と同一。
発電所は5月中旬から運転停止・点検中で、発生当日は約1カ月ぶりに再起動させる作業中だった。
このことから、同社は降灰の原因について、煙突内に残り、雨水で固まった灰の堆積物が噴き出した、と説明。
防止策として、今後は従来のブラッシングから高圧洗浄に切り替え、煙突内を徹底的に洗浄するとしている。
降灰は6月19日午後0時45分ごろ発生。
周辺住民から「車に灰が積もった」などの苦情があり、起動作業を午後2時過ぎに停止した。
今のところ健康被害の報告はないという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20140702ddlk45040559000c.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞の記事中、『延岡総務部』とあるのは原文のまま。
旭化成延岡支社の総務部?延岡市の総務部?
2014年7月3日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後11時半ごろ、名古屋市中村区平池町4丁目の名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「ささしまライブ駅」南西にある地下道路の設置工事現場で、男性作業員の頭上にあった円筒形のダクトが落下し、男性の頭などに当たった。
男性は、搬送先の病院で約1時間半後に死亡。
警察は、男性は51歳の作業員とみて、身元の確認を進めている。
警察によると、ダクトはプラスチック製で直径約50cm、長さ約4m。
掘削した土砂を吸引して運ぶもので、ダクト内で土砂が詰ったため、男性が点検していたという。
警察は、土砂の重みで落ちたとみている。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。