2014年7月2日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
延岡市の旭化成ケミカルズ第3火力発電所で6月19日、煙突から出た灰が市内に降った問題で、旭化成延岡支社は1日、煙突内に付いた石炭灰が大雨で固まり、再稼働時に剥がれて噴き出した可能性があると発表した。
発電所は、1日から稼働を再開した。
発電所は5月14日から定期点検に入り、高さ120mの煙突内にたまった石炭灰をブラッシング清掃したが、一部が窪みに残っていた。
6月4日、工場内の雨量計で278mmという激しい雨が降り、直径1.8mの煙突上部から雨水が流れ込んだとみられる。
延岡総務部は、「通常は灰が残っていても微粉状態で影響はなかったと思う」と説明する。
延岡支社によると、降灰被害は長浜町にある煙突の南西側6町に及び、29カ所で確認した。
旭化成は2010年7月にも、旭町の延岡火力発電所で集塵機が停止し、降灰被害を出している。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG71574XG71TNAB016.html
7月2日付で毎日新聞宮崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
旭化成は1日、延岡市のグループ会社・旭化成ケミカルズの石炭火力発電所の煙突から周辺一帯に降灰した問題で、原因の調査結果や再発防止策を発表した。
灰の成分は二酸化ケイ素など石炭燃料の燃焼後と同一。
発電所は5月中旬から運転停止・点検中で、発生当日は約1カ月ぶりに再起動させる作業中だった。
このことから、同社は降灰の原因について、煙突内に残り、雨水で固まった灰の堆積物が噴き出した、と説明。
防止策として、今後は従来のブラッシングから高圧洗浄に切り替え、煙突内を徹底的に洗浄するとしている。
降灰は6月19日午後0時45分ごろ発生。
周辺住民から「車に灰が積もった」などの苦情があり、起動作業を午後2時過ぎに停止した。
今のところ健康被害の報告はないという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20140702ddlk45040559000c.html
(ブログ者コメント)
朝日新聞の記事中、『延岡総務部』とあるのは原文のまま。
旭化成延岡支社の総務部?延岡市の総務部?
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。