2014年7月2日19時4分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午前10時半ごろ、かほく市高松の「のと里山海道」の下り線で、道路の左側に止まっていた2台の作業車のうち、後ろにいた作業車に大型トレーラーが衝突した。
この事故で,2台の作業車の間にいた作業員の男性(30歳)と警備員の男性(45歳)が死亡した。
また、ほかの作業員の男性1人とトレーラーを運転していた男性も、けがをした。
現場は片側2車線で、見通しはよく、警察によると、2台の作業車は左側の車線のはじに前後に止まっていて、死亡した2人は道路に白線を引く作業や走ってくる車を見張る作業にあたっていたという。
警察によると、作業車の後ろの部分には注意を呼びかける標識が設置されていたほか、作業車から30mほど手前の場所では、別の作業員が、作業をしていることを知らせるために旗を振っていたという。
警察は、事故の状況などを詳しく調べている。
この事故で、のと里山海道は、かほく市の高松インターチェンジと県立看護大インターチェンジの間で5時間あまりにわたって上下線が通行止めになった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025675683.html?t=1404334167278
7月3日15時38分に北國新聞からは、トラック運転手の直前の様子が、下記趣旨でネット配信されていた。
かほく市高松の「のと里山海道」下り線で2日、金沢市内の男性会社員2人が死亡した事故 で、大型トレーラーを運転していたトラック運転手のAさん(59)が、「誘導員も作業車も見えていた。右側に車線変更をしようと思っていたが 、気付いたらぶつかっていた」と話していることが3日、勤務先の会社関係者への取材で 分かった。
関係者によると、Aさんは、「ぶつかる直前のことは覚えていない」などと述べている という。
警察は、Aさんのけがの回復状況を見ながら、調べを進める。
出典URL
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20140703002.htm
(ブログ者コメント)
あれは、今から40年ほど前のことになる。
職場の仲間と車3台でドライブに行った時のことだ。
ブログ者は2号車に乗っていたのだが、1号車が、見通しはよいものの信号がない三叉路で、対向車が来ているにもかかわらず右折しようとして、ぶつかってしまった。
運転していた人いわく「前から車が来ていることはわかっていた。なぜ右折しようとしたのか、自分でもわからない」。
あの事故も、そして今回の事故も、魔がさした?
事故が無くならない原因の一つに、こういったこともあるのかもしれない。
(2020年8月30日 修正1 ;追記)
2020年8月29日11時12分にNHK石川から、運送会社の運行管理不適切などと指摘した事故報告書がまとめられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6年前、かほく市の「のと里山海道」で、作業用の車両に大型トレーラーが衝突し、作業員2人が死亡した事故について国土交通省の事故調査委員会が報告書をまとめ、ドライバーの長時間労働が常態化するなど、運送会社側の管理体制の問題点を指摘した上で、業界での再発防止策の徹底を求めました。
2014年7月、かほく市の「のと里山海道」で発生した事故では、大型トレーラーが作業用の車両に衝突し、近くにいた作業員の男性2人が巻き込まれて死亡しました。
国土交通省の事故調査委員会の報告書によりますと、トレーラーの運転手は事故の前、仕事の拘束時間や、連続運転時間の上限をたびたび超過するなど、長時間労働が常態化していました。
事故調査委員会は、運送会社側の運行管理体制などが不適切で、安全確保のための措置がとられていなかったことが事故の背景にあると考えられると結論づけ、点呼を確実に実施することドライバーの疲労の程度や、健康状態をしっかり確認することなど業界での再発防止策の徹底を求めました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20200829/3020005857.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。