2017年8月10日10時35分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月9日20時5分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
深夜から早朝の車の通行をスムーズにする「黄色の点滅信号」が運用された福井市の県道で歩行者がはねられる事故が2件相次いだことを受けて、9日夜からそれぞれの現場で点滅信号をやめるなど、運用が見直された。
「黄色の点滅信号」は、深夜から早朝の車の通行をスムーズにするもので、車はスピードを落とすなど、まわりの交通に注意して進むことができる。
しかし、ことし5月、福井市花堂南の県道で点滅信号にかわっていた深夜11時半ごろ、横断歩道を渡っていた72歳の男性が軽ワゴン車にはねられ死亡した。
さらに、7月30日の午前0時すぎ、点滅信号が運用された福井市江端町の県道の交差点でも、54歳の男性がはねられ大けがをした。
このため県警察本部は、歩行者の安全を守る必要があるとして、この2か所の信号の運用を9日夜から見直した。
死亡事故が起きた福井市花堂南の信号は、近くにある福井鉄道の「ベル前駅」の終電の時間に合わせて、点滅信号にかわる時間が午後9時から午前0時にかわり、時間が短縮された。
また、7月に事故が起きた福井市江端町の信号は、近くにコンビニエンスストアがあり、歩行者が比較的多いことから、点滅信号をやめて24時間、通常の信号が運用されることになった。
近くに住む70代の女性は、「点滅信号だと道路を渡るのが危険だと思っていたので、赤信号で車が止まると安心です」と話していた。
県警察本部交通規制課は、「福井市幾久町から今市町の間のフェニックス通りで夜間の車と歩行者の交通量などを調べた結果を踏まえて、歩行者の安全を守るために運用の見直しを行うことを決めた」と話している。
一方、調査を行った区間にあるほかの8か所の点滅信号については、今のまま運用を続けることにしている。
「黄色の点滅信号」をめぐっては、事故の危険性が高いとして、秋田県などでも運用を見直す動きが出ている。
出典
『「黄色の点滅信号」運用を見直し』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055922391.html
『黄色点滅信号見直しへ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055922511.html
(ブログ者コメント)
以下は過去に掲載した関連記事。
2017年7月21日掲載
2017年7月13日報道 秋田県警は交差点の夜間早朝点滅信号が事故を助長している側面があるとして、危険性が高いとみられる20交差点で点滅運用を見直す、同様な動きは他県でも
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7370/
(2018年6月1日 修正1 ;追記)
2018年5月31日付で中日新聞福井版から、その後も12カ所で運用が見直されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
夜間に黄色点滅する信号について、県警が昨年10月以降、12カ所で、黄色点滅をやめたり実施時間を短縮するなど、運用を変更していたことが分かった。
12カ所のうち、越前町役場近くの「役場東」「西田中」、福井市の「今村」「主計中」では、交通量が多いなどとして、夜間も赤青黄3色による運用とした。
近くに大型スーパーができた福井市の「大願寺陸橋西詰」では、午後10時~午前6時だった実施時間帯を、午後11時~午前6時に短縮。
他にも、越前町の「朝日」「西田中西」「六番街」「西田中一丁目」「気比庄」、鯖江市の「北中山分遣所東」「北中山分遣所西」の各信号でも短縮された。
黄色点滅信号を巡っては、同市の県道(通称・フェニックス通り)で昨年5月に70代男性が死亡。
7月には50代男性が重体となるなど、歩行者がはねられる事故が連続して発生。
地元の老人会が、押しボタン式信号への変更を求める提案書を提出した。
一方で、黄色点滅が原因で事故が多発しているとする統計や調査はなく、県警は「黄色点滅の信号交差点で事故が多発している状況は、県内では現在ないと認識している」との立場。
福井市中心部のフェニックス通りの約7kmで、黄色点滅信号交差点の人身事故は過去5年で5件と、必ずしも多くはない。
黄色点滅には、通行量が少ない夜間に車の通行をスムーズにする利点があり、3色運用にしても、待ち切れない歩行者が信号無視をすれば、事故は増えかねない。
県警交通規制課は、平時から交通調査や要望を踏まえて「安全と円滑」を見極めながら信号の運用を調整しており、同課の担当者は、「交通実態は常に変わるので、適宜、対応していきたい」と話している。
出典
『夜の黄色点滅縮小 昨秋以降、県内12カ所』
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2018053102000236.html
5月30日15時28分にNHK福井からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
去年の5月と7月に、黄色の点滅信号が運用された福井市の県道で歩行者がはねられる事故が2件相次ぎ、警察は、いずれの現場でも運用を見直した。
県警察本部は、その後も検討を進めた結果、「歩行者の安全を守る必要がある」として、点滅信号の運用をやめたり運用時間を短縮したりして、あわせて12か所で見直しを進めたことがわかった。
このうち、越前町西田中にある国道417号線の「越前町役場東」の交差点では、午後9時から午前6時半まで「点滅信号」が運用されていたが、車のスピードが速く、安全に道路を横断できないという地域住民からの声が警察に寄せられた。
このため警察は、実際の交通量を調べたうえで、ことし3月から24時間、通常の信号を運用している。
また、福井市大願寺の国道416号線では、去年、スーパーがオープンし交通量が増えたとして、今月25日からスーパーの営業終了に合わせて、点滅信号の開始時間を午後10時から午後11時に遅らせた。
県警察本部交通規制課の池田次席は、「道路環境は刻々と変化していくので、地域住民の意見を受けとめ、今後も必要に応じて見直したい」と話している。
出典
『黄色の点滅信号12か所で見直し』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055000231.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。