2017年9月14日17時9分に毎日新聞から、時間帯別の件数棒グラフ付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「秋や冬のたそがれ時」初めてデータで裏付けられる
警察庁が2012~16年の5年間に発生した交通死亡事故2万431件を分析したところ、日没時間と重なる午後5時台から午後7時台の3時間に起きた事故件数は、他の時間帯に比べて1.7倍に上っていたことが分かった。
また、日没前後1時間の「薄暮時間帯」の事故は11月が最多で、最少だった6月の3倍だったことも判明した。
警察庁は、「秋や冬のたそがれ時に死亡事故が多いと言われてきたが、初めてデータで裏付けられた。今後の安全対策に役立てたい」としている。
死亡事故を時間別にみると、最も多かったのは午後5時台(1389件)で、午後6時台(1370件)、午後7時台(1216件)と続いた。
最も少なかったのは午前3時台(517件)だった。
早朝から昼前まで徐々に増加し、その後いったん収まるが、午後5時台になると急増していた。
午後5時台から午後7時台の3時間の平均件数は1325件で、他の時間帯の平均件数784件を大きく上回っていた。
一方、薄暮時間帯の死亡事故を月別でみると、最多は11月の358件で、最少は6月の119件だった。
夏から冬にかけて増えていることから、同庁の担当者は、「日没時間が早まり薄暗くなっているのに、ライトの点灯が遅れるドライバーが多いのでは」とみる。
また、ライトをハイビーム(上向き)にしていない乗用車が夜間に歩行者をはねて死亡させた225件を分析したところ、ハイビームにしていれば、126件(56%)は事故を回避できた可能性があることも分かった。
警察庁は、事故防止の効果が確認されたとして、ハイビームの使用を推奨している。
このほか、同庁はシートベルトの使用と致死率(死傷者に占める死者の割合)の関係を調査したところ、運転席で不使用の場合、致死率は53倍、後部座席では3.8倍になることも分かった。
また、チャイルドシートを不使用の場合も致死率は約7.9倍に上がっており、着用を呼びかけている。
出典
『警察庁分析 死亡事故 「薄暮」はやっぱり多かった』
https://mainichi.jp/articles/20170914/k00/00e/040/260000c
9月14日10時19分に時事通信からは、薄暮時間帯における月別の死亡件数棒グラフ付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察庁が過去5年間の日没前後1時間の「薄暮」の時間帯に起きた死亡事故を分析したところ、10~12月の3カ月平均が5~7月の約2.6倍に上ったことが14日、分かった。
薄暮や夜間の死亡事故の約半数は自動車と歩行者の事故で、歩行者は散歩や買い物中の65歳以上が多いという。
同庁の担当者は、「歩行者は反射材を着用し、ドライバーは前照灯の早めの点灯を心掛けてほしい」と呼び掛けている。
2012~16年に発生した交通死亡事故は計2万431件。
1時間ごとの合計値で見ると、おおむね500~1000件未満で推移するが、日没と重なる午後5~7時台は1200~1400件近くに増える。
薄暮を月別で見ると、1月の253件から年間最少となる6月の119件までは減少傾向だが、7月からは再び上昇。
特に10~12月は350件前後と急増した。
出典
『10~12月は2.6倍=薄暮の交通事故死-警察庁』
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091400395&g=soc
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。