2017年9月16日7時58分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時半ごろ、藤枝市のJR藤枝駅南口付近の市道で、通行人から「目に染みるような液体が流れている」と警察に通報があった。
警察や消防によると、液体は付近を通行したタンクローリーから約50mの範囲に70ℓほどが流出した。
現場を通った10人程度が目の痛みを訴えたが、その場で回復したため、救急搬送はしなかったという。
漏れた液体は、プラスチック原料などに使われる揮発性の劇物で、消防が吸着剤をまいてドラム缶に回収した。
液体タンクのふたが完全に閉まっていなかったとみられる。
警察が運転手などから事情を聴き、詳しい原因を調べている。
現場は、藤枝駅南口の複合商業施設・BiVi藤枝前の市道上。
現場の消防隊員によると、初期対応の際に、隊員数名が目の痛みを訴えたという。
警察は、一時、現場周辺を通行止めにした。
現場は、マスクなどを着用した消防隊員や警察官らが対応に当たるなど、騒然とした。
付近で働く女性(26)は、「消防から『窓を閉めて屋内にいて』とのアナウンスがあった。(液体の)においはしなかった」と話した。
出典
『藤枝駅南で液体流出 約10人、目の痛み』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/402619.html
9月15日21時24分にNHK静岡からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後2時半すぎ、JR藤枝駅南口近くの道路にいた女性から「通り過ぎたタンクローリーから液体が漏れ、異臭がして目も痛くなった」という通報が警察にあった。
消防によると、症状が重く病院に搬送された人などはいないということだが、警察と消防などが被害が広がらないよう、周辺の立ち入りを規制して液体の回収を行ったことから、現場は一時、騒然となった。
警察や消防などが調べたところ、付近の道路の上におよそ100mの距離にわたって、フェノール樹脂とみられる液体が漏れていたという。
県によると、フェノール樹脂と見られる液体には劇物のホルムアルデヒドが含まれ、揮発したものを吸い込むと炎症を起こすおそれもあったという。
警察では、運搬していたタンクローリーから液体が漏れた原因などを詳しく調べている。
出典
『藤枝駅前で異臭騒ぎ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033976581.html
(ブログ者コメント)
フェノール樹脂というからには、液体ではなく固体ではないのだろうか?
フェノール樹脂の製造方法をネットで調べたところ、漏れたのは付加縮合反応させる前のフェノール樹脂原料かもしれない。
ただ、溶液樹脂という言葉も使われているサイトがあったので、液体のフェノール樹脂も存在しているのかもしれない。
(2017年9月28日 修正1 ;追記)
2017年9月16日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
消防などによると、液体は接着剤などに使う「水溶性フェノール樹脂」。
県薬事課によると、液体には劇物のホルムアルデヒドが約8%含まれていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。