2018年2月23日18時5分に上越タウンジャーナルから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月23日午後1時20分頃、新潟県上越市黒井の信越化学工業直江津工場敷地内で、掘削機を使用しての地盤調査中に天然ガスが噴出して建物屋根の一部を破損する事故が発生した。
警察によると、けが人はいない模様。
午後5時55分現在、天然ガスは噴出中で、消防などにより散水が続けられている。
同工場によると、ガスには濃度の低いメタンが含まれており、火災につながらないよう、周辺でガス検知を行っているという。
事故があったのは、同工場内で協力会社の安全管理を行う団体「安全協議会」が入る建物。
同工場によると、既存の建物を解体・新築するためにボーリングによる地盤調査を行っていたところ、地下60m付近で天然ガスが噴出し、掘削に使っていた鉄の棒を吹き飛ばし、屋根を壊した。
屋根の破損は数10cmから1mほどだという。
同社関連会社の従業員2人が作業にあたっていた。
同工場の広報担当者は、「現在の時点で天然ガスによる被害は認められていない」と話している。
現場はJR黒井駅近く。
出典
『信越化学工業直江津工場敷地内で天然ガス噴出 建物屋根の一部を破損』
https://www.joetsutj.com/articles/55738577
2月23日18時3分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
60mほど掘り進んだところで、突然、ガスが噴出した。
工場によると、噴出したガスで掘削用のパイプが吹き飛び、高さ20mほどのところにある建物の屋根の一部が壊れた。
出典
『工場で天然ガス噴出 屋根が破損』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180223/1030002260.html
2月23日付で同社HPに、下記趣旨の記事が掲載されていた。
消防署の見解では、建物内の噴出した現場では可燃性のガスを検出したものの、大気中では可燃性のガスは検出されませんでした。
ガスの濃度は低く、着火の危険性は無いと判断いたしましたが、当面の間、放水作業を継続してまいります。
『直江津工場でのガス噴出について』
https://www.shinetsu.co.jp/jp/news/archive.php?id=1203
2月24日付で同社HPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。
本日午前8時頃、消防及び警察立会いのもと、ガスは検出されず、安全であることを確認いたしました。
『直江津工場でのガス噴出の終息について』
https://www.shinetsu.co.jp/jp/news/archive.php?id=1204
(ブログ者コメント)
〇NHKの映像を見ると、スレート?屋根に開いた穴に向け消防車から放水されていて、その穴から時折、数m程度の高さで水柱が立っていた。
吹き飛ばされたパイプを通じて噴出したガスが放水された水を吹き飛ばし・・・という現象だったのかもしれない。
〇ちなみに、新潟県は天然ガスの産出地としても有名だ。
その点も考慮してボーリングしていたとは思うのだが・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。