2018年2月23日18時4分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時40分ごろ、矢吹町中畑で、木を伐採していた男女2人が転落したという通報が、一緒に作業していた男性から消防に入った。
2人は玉川村の農業、Bさん(63)とその妻(58)で、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
警察と消防によると、2人はクレーンでつり上げられたゴンドラに乗り、10mほどの高さで住宅の敷地の木の枝を切り落とす作業をしていたが、つり上げるためのワイヤーとゴンドラをつなぐフックが4か所のうち2か所で外れていたという。
このため、警察と消防は、フックが外れてゴンドラが傾いたため転落したとみて、さらに詳しい原因を調べている。
この住宅の女性は、「午前8時ごろから作業が始まりましたが、作業の音がせず、ゴンドラのかごも上がっていなかったため、おかしいと思い見に来たら、2人が倒れていました」と話していた。
現場は、JR矢吹駅から南東に5kmほど離れた、住宅が点在する地域。
出典
『枝切り作業中に転落 夫婦死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180223/6050000202.html
2月23日19時12分に福島民報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前9時半ごろ、福島県矢吹町の住宅敷地内で、木の枝を切り落としていた農業Bさん(63)と妻(58)が約10mの高さから転落し、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は出血性ショックとみられる。
警察によると、2人は住人に木の剪定を頼まれ、クレーン車でつり上げたゴンドラに乗って作業中、ゴンドラをつっていたフックが外れて傾き、地上に落下した。
警察が詳しい事故原因を調べている。
クレーンを操作していた男性が2人が落ちるのを目撃し、「約10mの高さから転落して意識がない」と119番した。
出典
『福島、枝切り中に転落の夫婦死亡 高さ10m、ゴンドラで作業』
http://www.minpo.jp/globalnews/detail/2018022301001989
2月24日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ゴンドラとクレーン車はワイヤで複数個所固定されていたが、そのうちの1箇所が何らかの原因で外れた。
ゴンドラは逆さまになって2人は投げ出され、地面に落下したという。
2人は庭の剪定などを請け負っており、この日も依頼のあった民家で作業中だったという。
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、ゴンドラは1辺が1m程度の立方体で、側面は網のようなもので囲われているように見える。
フック2か所は外れなかったらしいので、安全帯をしていたら助かったのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。