







2013年8月14日9時37分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後4時半ごろ、船橋市潮見町にある船橋中央埠頭で船の入港業務を代行している業者から「接岸している貨物船で乗組員がコンテナに挟まれてけがをした」という通報が海保にあった。
海保が調べたところ、岸壁に接岸しているバハマ船籍の貨物船「WELLINGTONSTAR」で荷物の積み降ろしをしていた男性(48)が、コンテナと船体の一部の間に腰などを挟まれたという。
男性は病院に運ばれたが、13日夜9時前に死亡が確認された。
事故当時、この貨物船ではコンテナをクレーンでつり上げて動かす作業が行われていたということで、海保は事故の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083762141.html?t=1376523210400
商船三井は17日、同社運航のコンテナ船「MOL COMFORT」(86000トン、バハマ船籍)がインド洋のソマリア沖約1000kmを航行中、船体中央部に亀裂が入り、その後、船体は前後に裂け、コンテナを積載したまま2つに分かれた状態で漂流を始めたと発表した。
フィリピン人乗組員ら26人は救命ボートで脱出し、付近を航行中の船に救助されて全員無事。日本人の乗組員はいなかった。
発生は同日正午ごろ(現地時間17日午前7時ごろ)で、同社は武藤社長を本部長とする重大海難対策本部を設置し、情報収集を急いでいる。
ほぼ満載状態に積載していたコンテナ約4400個の大部分は船体に固定されているが、一部が海に流出した可能性がある。
船は、シンガポールからサウジアラビアに向かっていた。
日本郵便の外国向け郵便も積んでいた。
事故当時は荒天で、衝突や海賊の情報はないという。
同社は、曳航するタグボートの手配を急いでおり、また、建造造船所である三菱重工業と共同で事故原因の調査を開始している。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061701002388.html
(ブログ者コメント)
このような大型船が真っ二つになる事故は、昔は荒れた冬の海でしばしば起きていたが、最近は聞いたことがない。
何が起きたのだろう?
12日午前10時半頃、阿南市橘町の鉄工所「S鉄工株式会社」の岸壁で、鉄板を貨物船に積み込むためにクレーンでつり上げて移す作業中に鉄板10枚ほどが突然、4mの高さから落下した。
この事故で、船の上にいたこの会社の従業員の男性(27)が鉄板の下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、縦2m、40cm、重さ約50kgある鉄板で頭などを強く打っていて、約2時間後に死亡した。
警察によると、つり上げた鉄板が風にあおられて荷崩れして落下したと見られるという。
男性は、事故当時、仲間の作業員の男性1人と船の上でクレーンを誘導する作業をしていて、もう1人の男性作業員にケガはなかった。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8025245131.html?t=1371073419409
(2014年3月20日 修正1 ;追記)
2014年3月19日21時14分にNHK徳島から、吊り荷の下まで立ち入らせるなどしていた作業指揮者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
阿南労基署は、19日、危険防止の措置をとっていなかったとして、会社と作業を指揮していた50歳の男性従業員を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、阿南市の鉄工会社「S鉄工」と、当時、作業を指揮していた50歳の男性従業員。
去年6月、この会社の工場で、鉄板などをクレーンでつり上げて工場脇の岸壁から貨物船に積み込んでいたところ、荷崩れが起き、船の上で作業をしていた当時27歳の男性従業員が死亡した。
同署の調べによると、作業を指揮していた従業員は、安全に作業できる場所を確保せずにほかの従業員に作業をさせていたうえ、クレーンでつり上げた荷物の下まで立ち入らせるなど、法令で定められた危険防止の措置をとっていなかったという。
調べに対し、従業員は容疑を認め、「今後、安全管理を徹底する」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tokushima/8023092541.html?t=1395265485900
18日午前11時半すぎ、新潟市の新潟東港に着岸中のタンカーから、岸壁近くの肥料製造販売「コープケミカル」新潟工場に陸揚げしていた肥料用のリン酸液が海に流出したと、海保に通報があった。
リン酸は強い酸性で、液の流出量は最大5.6kℓと推計される。付近の水質調査などでは、異常は見つかっていない。
海保によると、18日はタンカーから岸壁に設置された配管を使い、リン酸液を同工場のタンクに移していた。
作業開始から約5分後に、リン酸液が岸壁の側面から海に流れ出ているのを作業員が発見し、作業を停止した。
海保が調査した結果、配管に長さ約1.4m、幅が最大で約1.5cmの亀裂が見つかった。
出典URL
(ブログ者コメント)
かなり大きな亀裂だ。一気に発生?それとも徐々に拡大?
後者であれば、これまでに発見されていそうなものだが・・・。
26日午前11時10分ごろ、神戸市中央区港島の岸壁に停泊していたパナマ船籍の貨物船「JURONG」(9696トン)の船倉内で輸出用の大型タイヤ4本が倒れ、下敷きになった会社員の男性(57)が死亡。同僚の男性会社員(48)も左足骨折の重傷を負った。
警察などによると、タイヤは直径2.6m、幅0.75m、重さ約1.3トン。
クレーンなどを使って5本の積み込み作業中、1本が倒れたため、男性ら4人が立て直そうとしたところ、残り4本が倒れてきたという。
警察は業務上過失致死傷容疑で、作業の安全管理に問題がなかったか関係者から事情を聴く。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130327/hyg13032702090004-n1.htm
21日午前10時すぎ、大分市の新日鉄住金大分製鉄所の沖合にあるシーバースで、貨物船に給油を始めたタンカーから重油が漏れ出した。
給油の際、貨物船の周りにはオイルフェンスが設置されていたため、重油の大半はフェンス内に留まっているが、一部がフェンスの外に流出したという。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=02210022476&day=20130221
11日午前7時10分ごろ、大阪市北区長柄東3の大川で係留中の土砂運搬船「成和丸」(約55トン、全長約20m、幅約8m)の所有者の男性から、「プロパンガスが爆発した」と119番通報があった。
消防によると、船員の男性(68)が死亡した他、別の船員(45)が重傷、船長(72)と別の船の男性も軽傷を負った。
乗組員の1人は「調理中に爆発した」と話しており、警察は、操舵室でガスを使って湯を沸かそうとした際、引火して爆発したとみて、原因を調べている。
警察などによると、成和丸は事故当時、何も積んでいなかった。
プロパンガスのボンベが爆発し、船員らは飛び散った破片に当たって死傷したとみられる。死亡した船員は船上にいたという。
船内からは重さ約5kgの破損したプロパンガスボンベが見つかった。
この爆発で、船首部分の屋根がめくれ上がるなど大破し、周囲数10mにわたり船の部品が飛び散った。
爆発した船の部品は、現場近くにある団地敷地内にも飛散。エンジンとみられる機械が落下していたほか、部品の直撃を受けた乗用車もあった。
また、鉄板や工具などが周囲の保育園や住宅街に散乱した。
現場から西に数10m離れた長柄保育園の園長によると、事故当時、園内には職員が1人だけおり、けが人はいなかった。「もし園児がいたらと思うとぞっとする」と驚いていた。
別の女性(76)は「マンションが地震のように揺れた。駐車場にはスコップや鉄板が転がっていた」と話した。
近くを散歩していた女性(75)も、「突然、『ドカン』という音がした。(現場近くの)自宅マンションに戻ると、敷地に40cmぐらいの鉄の塊などが飛んできていた」と不安そうだった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000e040168000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121211/dst12121108240002-n1.htm
(ブログ者コメント)
漏れた調理用プロパンガスが室内に充満しての爆発であれば、一般家庭での爆発と変わりないので掲載は見送るところだが、「ボンベが爆発」という報道があったため珍しい事例だと思い、掲載した。
(2013年1月25日 修正1 ;追記)
2013年1月24日10時41分に朝日新聞から、漏れたガスに引火したらしいという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は23日、船内にあったガスボンベからプロパンガスが漏れ、引火した可能性が高いと発表した。事故後、中身が空になったボンベが見つかったという。
事故調査官が乗員らに聞き取ったところ、爆発があった船首の倉庫には重さ5kgのガスボンベがあり、ゴムホースでコンロにつながれていた。
ボンベは事故前日に交換され、何らかの理由でガスが漏れたらしい。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY201301240051.html
(ブログ者コメント)
同委員会の報告書にボンベ本体とゴムホースの写真が掲載されているが、ボンベ本体が爆発した様子は見られない。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/flash/seiwa_121211-130123.pdf
(2014年5月29日 修正2 ;追記)
2014年5月20日付で毎日新聞から、ボンベが違法な場所に置かれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月20日13時11分にmsn産経ニュースwestからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(その旨を反映し、タイトルも変更した)
成和丸が近畿運輸局の指導を無視し、ガスボンベを船内の倉庫に違法に置いていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
警察は、倉庫内にガスが充満して引火して事故が起きたとみており、当時の船長の男性(73)を近く、業務上過失致死傷の疑いで書類送検する方針。
捜査関係者によると、元船長は、爆発の危険を知りながら、ガスボンベを船首付近の倉庫に置いたままにし、事故を起こした疑いが持たれている。
船舶安全法は、船にプロパンガスを設置する場合、風通しが良い甲板上に置くよう定めている。
運輸局の船舶検査官が21年7月の成和丸の定期検査で、ボンベを甲板に移動させるよう指導していたが、無視していたという。
元船長は、「事故が起きるとは思わなかった」と話しているという。
事故は12年12月11日早朝、湯を沸かそうとした船員が倉庫内のコンロにライターで点火した際に起きたとされる。
事故前日からボンベのバルブが開いたままで倉庫にガスが充満していたとみられる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140520k0000m040120000c.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140520/waf14052013110019-n1.htm
(2014年10月7日 修正3 ;追記)
2014年10月7日0時39分に毎日新聞から、船長は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪地検は6日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された当時の船長の男性(73)を不起訴にした。理由は明らかにしていない。
船舶安全法の規定でガスボンベは甲板上に置く必要があり、大阪府警は風通しの悪い倉庫にボンベを置いたとして船長を書類送検していた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141007k0000m040109000c.html
11日午前6時40分ごろ、川崎市川崎区千鳥町の岸壁に係留中の砂利運搬船(498トン)で、運搬物の積み替え作業をしていた会社員の男性(52)に、同僚男性(57)運転のクレーンのバケットが衝突した。
男性は全身を強く打ち、間もなく死亡した。
警察によると、男性らは同日午前4時半ごろから、船倉の砂利1500トンをクレーンですくい、トレーラーに積み替える作業をしていた。
残り少なくなったため、男性が船倉内に入ってクレーンですくいきれない砂利をスコップで集めていたところ、クレーンのバケット(8~9トン)がぶつかったという。
警察は、業務上過失致死容疑での立件も視野に詳しい原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121211/kng12121118480002-n1.htm
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212110035/
23日午前9時すぎ、小樽港に停泊していたパナマ船籍の貨物船「HEILANBROTHER」の倉庫内で、いずれも中国人乗組員の崔さん(34)と周さん(25)の2人が、意識が薄れるなどして倒れた。
いずれも症状は軽く、崔さんは酸欠のため、病院で手当てを受けている。
警察によると、この30分ほど前に倉庫の中の酸素の濃度が通常よりも大幅に低くなっていたため、倉庫内で作業をしないよう指示が出ていたという。
しかし、崔さんが誤って倉庫に入ってしまい、助け出そうと、あとから入った周さんとともに倒れたという。
小樽税関支署によると、この船はアメリカから家畜の餌に使うトウモロコシを積んで、23日午前6時ごろに入港したばかりだった。
警察は、2人が酸欠になったとみて、倉庫の中の酸素が薄くなった原因などを調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20121023/5948831_20121023174830_e985b8e6aca0e3818b20e4b8ade59bbde4babae888b9e593a1efbc92e4babae58092e3828ce3828b.html
14日午前9時45分ごろ、大船渡港で、湾口防波堤の復旧工事のため海中に設置されたおもりを移動させる作業にあたっていた「第5菊栄丸」が転覆した。
この船には男性作業員1人が乗っていたが、すぐに救助され、けがはなかった。
この船は、海中のおもりから伸びたワイヤーをクレーン船に引き渡す作業をしていたが、クレーン船がワイヤーに接触したはずみで転覆したという。
海保では、クレーン船が風で流されてバランスを崩したものとみて、作業を請け負っていた会社の関係者に話を聞くなどして、事故の原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045730731.html?t=1350247636794
6日午前7時半ごろ、山口県下松市のJX日鉱日石エネルギー下松事業所の岸壁に接岸していた船の上で、海運業「八馬汽船」社員の男性(37)がベルトコンベヤーに上半身を挟まれているのが見つかり、事業所が119番した。
消防署員が駆け付けたが、間もなく死亡が確認された。
警察によると、男性はオーストラリアから船で運んできた石炭を陸揚げする作業をしていた。
警察は業務上過失致死の疑いがあるとみて、海保と合同で詳しい状況を調べる。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121006/dst12100620110010-n1.htm
18日午後8時5分ごろ、東北電力秋田火力発電所で、接岸していたインド籍のタンカー(約4万3000トン)から発電所へ重油を送るパイプから重油が漏れているのを、作業員が発見した。
約5分後に送油は停止されたが、重油約30ℓが流出し、桟橋や海に漏れた。
海上で油膜は確認されず、影響は少ないとみられる。
同発電所などによると、パイプ内の気圧を調整する安全弁の近くの空気を抜く配管に腐食で直径約5mmの穴が開き、重油が霧状になって外へ放出されたとみられる。
同発電所が漏れた重油を回収した。
海保が巡視艇で調査したところ、海上に油膜は確認されなかったという。
タンカーからは18、19日で2万7000kℓの重油を送る予定だった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/akita/news/20120920ddlk05040097000c.html
25日午前6時半ごろ、八戸市の八戸港で、地球深部探査船「ちきゅう」(5万6752トン)の油圧パイプが外れ、油約300ℓが甲板上に広がった。回収中の降雨で15ℓ前後が海に流れ出た。
海保などによると、船には海底を掘削して調べる装置が付いている。油圧パイプは、この装置を船上で移動させる運搬機に付属。ボルトが腐食し、パイプが外れたのが漏れた原因という。
船を所有する海洋研究開発機構は、26日からの八戸沖海底の地層調査に影響はないとしている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120725/scn12072519530002-n1.htm
4日、新居浜港に入港したケミカルタンカーで、乗組員3人が倒れているのが見つかった。病院に運ばれ、いずれも命に別状はなく、海保が原因などを調べている。
3人が倒れたのは、大阪の海運会社が所有するケミカルタンカー「大祥丸」(429トン)。
海保によると、4日午後7時前、新居浜港に入港した大祥丸の着岸の様子がおかしいのに海保の職員が気づいた。
このため、大祥丸に乗り込んで調べたところ、5人いる乗組員のうち、40代から50代の男性3人が船内で倒れていた。
3人は新居浜市内の病院で治療を受け、いずれも意識はあって、命に別状はないという。
海保によると、このケミカルタンカーは、4日朝、岡山港で有毒物質の硫化水素ナトリウムをおろしたあと、空の状態で、昼過ぎに岡山港を出発した。
3人は、空になったタンクを洗浄する作業をしていたが、午後4時半ごろ、3人が倒れているのが見つかったという。
3人には熱中症のような症状が見られるというが、タンクに残っていた有毒ガスを吸った可能性もあり、海保が原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004080411.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。