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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20132221227分にOBSニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

21日午前10時すぎ、大分市の新日鉄住金大分製鉄所の沖合にあるシーバースで、貨物船に給油を始めたタンカーから重油が漏れ出した。

 

給油の際、貨物船の周りにはオイルフェンスが設置されていたため、重油の大半はフェンス内に留まっているが、一部がフェンスの外に流出したという。

 

海保は、海上に漏れた重油の量を調べるとともに、吸着マットなどを使って重油の除去作業を、およそ8時間にわたって実施した。

出典URL

http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=02210022476&day=20130221

 






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201329日付で朝日新聞福井全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午後8時40分ごろ、敦賀市の敦賀港に停泊中の韓国船籍のコンテナ船バンコン・サクセス(9892トン、16人乗り組み)の係留ロープ(直径約7cm)が切れ、甲板にいた韓国籍の乗組員(54)の背中を直撃した。

 

船が揺れて乗組員を下船させられず、約3時間後に病院に搬送されたが、出血性ショックで死亡が確認された。

 

海保によると、事故当時、同港では15mほどの風が吹き、波も約1mと高かった。

船が揺れて、ロープが切れたとみている。




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2012年12月11日13時23分に毎日新聞から、同日8時22分にmsn産経ニュースからそれぞれ写真付きで、また12月11日付で朝日新聞夕刊(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午前7時10分ごろ、大阪市北区長柄東3の大川で係留中の土砂運搬船「成和丸」(約55トン、全長約20m、幅約8m)の所有者の男性から、「プロパンガスが爆発した」と119番通報があった。
消防によると、船員の男性(68)が死亡した他、別の船員(45)が重傷、船長(72)と別の船の男性も軽傷を負った。

乗組員の1人は「調理中に爆発した」と話しており、警察は、操舵室でガスを使って湯を沸かそうとした際、引火して爆発したとみて、原因を調べている。

警察などによると、成和丸は事故当時、何も積んでいなかった。
プロパンガスのボンベが爆発し、船員らは飛び散った破片に当たって死傷したとみられる。死亡した船員は船上にいたという。

船内からは重さ約5kgの破損したプロパンガスボンベが見つかった。

この爆発で、船首部分の屋根がめくれ上がるなど大破し、周囲数10mにわたり船の部品が飛び散った。
爆発した船の部品は、現場近くにある団地敷地内にも飛散。エンジンとみられる機械が落下していたほか、部品の直撃を受けた乗用車もあった。


また、鉄板や工具などが周囲の保育園や住宅街に散乱した。
現場から西に数10m離れた長柄保育園の園長によると、事故当時、園内には職員が1人だけおり、けが人はいなかった。「もし園児がいたらと思うとぞっとする」と驚いていた。
別の女性(76)は「マンションが地震のように揺れた。駐車場にはスコップや鉄板が転がっていた」と話した。
近くを散歩していた女性(75)も、「突然、『ドカン』という音がした。(現場近くの)自宅マンションに戻ると、敷地に40cmぐらいの鉄の塊などが飛んできていた」と不安そうだった。


出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000e040168000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121211/dst12121108240002-n1.htm
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
漏れた調理用プロパンガスが室内に充満しての爆発であれば、一般家庭での爆発と変わりないので掲載は見送るところだが、「ボンベが爆発」という報道があったため珍しい事例だと思い、掲載した。

 


(2013年1月25日 修正1 ;追記)

 

20131241041分に朝日新聞から、漏れたガスに引火したらしいという下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

 

運輸安全委員会は23日、船内にあったガスボンベからプロパンガスが漏れ、引火した可能性が高いと発表した。事故後、中身が空になったボンベが見つかったという。

事故調査官が乗員らに聞き取ったところ、爆発があった船首の倉庫には重さ5kgのガスボンベがあり、ゴムホースでコンロにつながれていた。
ボンベは事故前日に交換され、何らかの理由でガスが漏れたらしい。

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY201301240051.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

同委員会の報告書にボンベ本体とゴムホースの写真が掲載されているが、ボンベ本体が爆発した様子は見られない。

 

http://www.mlit.go.jp/jtsb/flash/seiwa_121211-130123.pdf

 

 



(2014年5月29日 修正2 ;追記)

 

2014520日付で毎日新聞から、ボンベが違法な場所に置かれていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5201311分にmsn産経ニュースwestからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(その旨を反映し、タイトルも変更した)

 

成和丸が近畿運輸局の指導を無視し、ガスボンベを船内の倉庫に違法に置いていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

警察は、倉庫内にガスが充満して引火して事故が起きたとみており、当時の船長の男性(73)を近く、業務上過失致死傷の疑いで書類送検する方針。


捜査関係者によると、元船長は、爆発の危険を知りながら、ガスボンベを船首付近の倉庫に置いたままにし、事故を起こした疑いが持たれている。

 

船舶安全法は、船にプロパンガスを設置する場合、風通しが良い甲板上に置くよう定めている。

運輸局の船舶検査官が21年7月の成和丸の定期検査で、ボンベを甲板に移動させるよう指導していたが、無視していたという。

元船長は、「事故が起きるとは思わなかった」と話しているという。

 

事故は12年12月11日早朝、湯を沸かそうとした船員が倉庫内のコンロにライターで点火した際に起きたとされる。

事故前日からボンベのバルブが開いたままで倉庫にガスが充満していたとみられる。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140520k0000m040120000c.html

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140520/waf14052013110019-n1.htm

 

 

 

(2014年10月7日 修正3 ;追記)

 

2014107039分に毎日新聞から、船長は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪地検は6日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された当時の船長の男性(73)を不起訴にした。理由は明らかにしていない。

 

船舶安全法の規定でガスボンベは甲板上に置く必要があり、大阪府警は風通しの悪い倉庫にボンベを置いたとして船長を書類送検していた。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20141007k0000m040109000c.html

 

 

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2012年12月11日18時48分にmsn産経ニュース神奈川から、12月11日付で神奈川新聞から、12月12日付で朝日新聞川崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午前6時40分ごろ、川崎市川崎区千鳥町の岸壁に係留中の砂利運搬船(498トン)で、運搬物の積み替え作業をしていた会社員の男性(52)に、同僚男性(57)運転のクレーンのバケットが衝突した。
男性は全身を強く打ち、間もなく死亡した。


警察によると、男性らは同日午前4時半ごろから、船倉の砂利1500トンをクレーンですくい、トレーラーに積み替える作業をしていた。
残り少なくなったため、男性が船倉内に入ってクレーンですくいきれない砂利をスコップで集めていたところ、クレーンのバケット(8~9トン)がぶつかったという。


警察は、業務上過失致死容疑での立件も視野に詳しい原因を調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121211/kng12121118480002-n1.htm
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212110035/
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2012年11月29日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
28日午後3時15分ごろ、船橋市の千葉港葛南中央地区の岸壁で、着岸していた貨物船「やまなか」(総重量748トン)から燃料搭載中に油が海上に流出したと、代理店を通じて海保に連絡があった。
 
海保職員が駆け付けると、同船の周辺150m2の範囲に油が流出していた。
海保は油の除去作業を行うとともに、流出原因を調べている。
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2012年11月4日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午後11時55分ごろ、多賀城市のJX日鉱日石エネルギー仙台製油所にある桟橋に停泊中のタンカー内から「白煙があがっている」と119番通報があった。乗組員全13人にけがはなかった。
 
警察などによると、現場では約3時間前まで船内のタンクに化学肥料の原料になる液体硫黄計2550トンを入れる作業をしていたという。
煙はタンク付近から出たとみられるが、液体硫黄は約150℃と高温で、延焼したのか化学反応を起こしたのかは不明という。
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2012年10月23日17時48分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

23日午前9時すぎ、小樽港に停泊していたパナマ船籍の貨物船「HEILANBROTHER」の倉庫内で、いずれも中国人乗組員の崔さん(34)と周さん(25)の2人が、意識が薄れるなどして倒れた。
いずれも症状は軽く、崔さんは酸欠のため、病院で手当てを受けている。


警察によると、この30分ほど前に倉庫の中の酸素の濃度が通常よりも大幅に低くなっていたため、倉庫内で作業をしないよう指示が出ていたという。

しかし、崔さんが誤って倉庫に入ってしまい、助け出そうと、あとから入った周さんとともに倒れたという。

小樽税関支署によると、この船はアメリカから家畜の餌に使うトウモロコシを積んで、23日午前6時ごろに入港したばかりだった。

警察は、2人が酸欠になったとみて、倉庫の中の酸素が薄くなった原因などを調べている。


出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20121023/5948831_20121023174830_e985b8e6aca0e3818b20e4b8ade59bbde4babae888b9e593a1efbc92e4babae58092e3828ce3828b.html
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2012年10月14日20時38分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
14日午前9時45分ごろ、大船渡港で、湾口防波堤の復旧工事のため海中に設置されたおもりを移動させる作業にあたっていた「第5菊栄丸」が転覆した。
この船には男性作業員1人が乗っていたが、すぐに救助され、けがはなかった。

この船は、海中のおもりから伸びたワイヤーをクレーン船に引き渡す作業をしていたが、クレーン船がワイヤーに接触したはずみで転覆したという。

海保では、クレーン船が風で流されてバランスを崩したものとみて、作業を請け負っていた会社の関係者に話を聞くなどして、事故の原因を調べることにしている。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045730731.html?t=1350247636794
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2012年10月6日20時10分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
6日午前7時半ごろ、山口県下松市のJX日鉱日石エネルギー下松事業所の岸壁に接岸していた船の上で、海運業「八馬汽船」社員の男性(37)がベルトコンベヤーに上半身を挟まれているのが見つかり、事業所が119番した。
消防署員が駆け付けたが、間もなく死亡が確認された。


警察によると、男性はオーストラリアから船で運んできた石炭を陸揚げする作業をしていた。
警察は業務上過失致死の疑いがあるとみて、海保と合同で詳しい状況を調べる。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121006/dst12100620110010-n1.htm
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2012年10月2日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
1日午後1時50分ごろ、市原市五井海岸のK社千葉工場から「桟橋に着岸中のケミカルタンカーから燃料が流出した」と、千葉海保に通報があった。
同海保の巡視艇1隻と陸上班が、長さ約50m、幅約2mにわたって油が流れているのを確認した。
 
同海保によると、同工場の専用桟橋に着岸していたケミカルタンカーが、燃料タンクからサービスタンクに重油を移した際、重油があふれたという。
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2012年9月25日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
24日午前11時ごろ、天草市御所浦町の採石場に係留中のクレーン船上で、会社員の男性(62)がクレーン後部とクレーン船に接舷していた採石運搬船の鉄柵に挟まれ、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。
 
男性は、クレーン運転手を含む4人で、石を運搬船に搬入する作業中だった。
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2012年9月20日付で毎日新聞秋田版と朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午後8時5分ごろ、東北電力秋田火力発電所で、接岸していたインド籍のタンカー(約4万3000トン)から発電所へ重油を送るパイプから重油が漏れているのを、作業員が発見した。
約5分後に送油は停止されたが、重油約30ℓが流出し、桟橋や海に漏れた。
海上で油膜は確認されず、影響は少ないとみられる。


同発電所などによると、パイプ内の気圧を調整する安全弁の近くの空気を抜く配管に腐食で直径約5mmの穴が開き、重油が霧状になって外へ放出されたとみられる。

同発電所が漏れた重油を回収した。
海保が巡視艇で調査したところ、海上に油膜は確認されなかったという。
タンカーからは18、19日で2万7000kℓの重油を送る予定だった。


出典URL
http://mainichi.jp/area/akita/news/20120920ddlk05040097000c.html
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2012年7月25日19時52分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日午前6時半ごろ、八戸市の八戸港で、地球深部探査船「ちきゅう」(5万6752トン)の油圧パイプが外れ、油約300ℓが甲板上に広がった。回収中の降雨で15ℓ前後が海に流れ出た。

海保などによると、船には海底を掘削して調べる装置が付いている。油圧パイプは、この装置を船上で移動させる運搬機に付属。ボルトが腐食し、パイプが外れたのが漏れた原因という。

船を所有する海洋研究開発機構は、26日からの八戸沖海底の地層調査に影響はないとしている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120725/scn12072519530002-n1.htm
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2012年8月5日7時10分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
4日、新居浜港に入港したケミカルタンカーで、乗組員3人が倒れているのが見つかった。病院に運ばれ、いずれも命に別状はなく、海保が原因などを調べている。

3人が倒れたのは、大阪の海運会社が所有するケミカルタンカー「大祥丸」(429トン)。
海保によると、4日午後7時前、新居浜港に入港した大祥丸の着岸の様子がおかしいのに海保の職員が気づいた。
このため、大祥丸に乗り込んで調べたところ、5人いる乗組員のうち、40代から50代の男性3人が船内で倒れていた。
3人は新居浜市内の病院で治療を受け、いずれも意識はあって、命に別状はないという。


海保によると、このケミカルタンカーは、4日朝、岡山港で有毒物質の硫化水素ナトリウムをおろしたあと、空の状態で、昼過ぎに岡山港を出発した。
3人は、空になったタンクを洗浄する作業をしていたが、午後4時半ごろ、3人が倒れているのが見つかったという。


3人には熱中症のような症状が見られるというが、タンクに残っていた有毒ガスを吸った可能性もあり、海保が原因を調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/8004080411.html
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2012年7月2日22時55分にNHK NEWS WEBから、また同日21時31分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午後3時ごろ、山口県柳井市の瀬戸内海沖を航行していた韓国船籍のケミカルタンカーから、海保に「乗組員2人がガスを吸い込んで息苦しさを訴えている」と通報があった。
2人は、巡視艇などで柳井市内などの病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。


海保によると、死亡したのは、いずれもこのタンカーの乗組員で、韓国人の男性1等航海士(56)とミャンマー人の男性2等機関士(28)。

タンカーには、韓国人とミャンマー人の乗組員合わせて10人がいて、北九州市でアセトンを降ろし、千葉県に向かっていたという。

死亡した2人は、事故の直前、アセトンの入っていた空のタンクの点検作業をしていたということで、海保は、当時の作業の様子などについて調べている。
マスクは着けていなかった。

 
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120702/k10013279631000.html
http://www.47news.jp/CN/201207/CN2012070201000980.html
 
 
事故時の状況に関し、上記はNHKベースの記述だが、共同通信では、以下の記述となっていた。
 
アセトンを降ろした後のタンクの中に作業に入った後、具合が悪くなった。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
アセトン中毒あるいは酸欠が原因と思われる。
 



(2014年7月1日 修正1 ;追記)

 

2014627日付で運輸安全委員会から、事故時の詳細な状況などが記された報告書が公表されていた。
事故時の状況骨子は下記。

 

一等航海士は、14時00分ごろ、甲板長、甲板手A及び甲板手Bを伴い、カーゴタンクのサクションウェル及びポンプ室のストレーナに残っているアセトンを取り除く作業(以下「本件タンク清掃作業」という。)に取り掛かった。


一等航海士は、甲板手A及び甲板手Bに対し、1番カーゴタンクから順にサクションウェルに溜まっているアセトンを浚うように指示した際、甲板長は、ガスフリーファンが回っていないので、危ないと進言したが、一等航海士から大丈夫と言われた。


また、甲板長及び甲板手Bは、一等航海士が、目的地が変更になったので、時間がないと言っていることを聞いた。


甲板手A及び甲板手Bは、いずれも作業服及びゴム手袋を着用し、安全靴を履き、吸着缶式呼吸具の装着を行い、ポリバケツ及びひしゃくを持ち、甲板手Aが1番カーゴタンク(左)に、甲板手Bが1番カーゴタンク(右)にほぼ同時に入っていった。


甲板手Bは、すぐにカーゴタンクから上甲板に上がり、一等航海士に匂いが強いことを訴えた。


一等航海士は、14時20分ごろ、1番カーゴタンク(左)のマンホールからタンク内をのぞき、倒れている甲板手Aを認め、吸着缶式呼吸具を装着して1番カーゴタンク(左)に入ったものの、1分~2分して倒れた。


その様子を見ていた甲板長及び甲板手Bは、船尾甲板の倉庫から自給式呼吸具を持ち出して装着し、1番カーゴタンク(左)に入り、一等航海士及び甲板手Aを上甲板上に運び上げた。
 
一等航海士及び甲板手Aの死因は、司法解剖の結果、直接死因は酸素欠乏による窒息の疑いであり、アセトン中毒の疑いがこれに関与したと検案された。

 

原因としては、アセトンの荷揚げ後に別の貨物を積む目的で本件タンク清掃作業を行う際、カーゴタンクに立ち入る前に酸素濃度の測定が行われず、また、一等航海士及び甲板手Aが、使用が認められていない吸着缶式呼吸具を装着してカーゴタンクに入ったため、酸素欠乏状態になっていた空気を吸入したことにより発生した可能性があると考えられる。

 

出典URL

http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/ship/detail.php?id=4535

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○中毒防止には注意していたが、酸欠危険には気付かなかったということだろうか?

 

○それ以外、ゴム手袋やポリバケツでアセトンを浚っていた点から考えると、静電気火災危険にも気が付いていなかった可能性がある。

 

 

 

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2012年6月29日13時42分に読売新聞から、また6月30日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
新潟県の佐渡島沖で昨年1月、5人乗りの小型タンカー「青鷹」が沈没し、1人が死亡、1人が行方不明になった事故で、運輸安全委員会は29日、船の安定を保つバラストタンクに大量の海水が流入し、沈没したとする調査経過報告書を公表した。

報告書などによると、船は1月9日、酢酸ビニルモノマー1000トンを積んで佐渡市の赤泊港に向かっていた際、左側から高さ約2~3mの横波を受け、空気管を通って次々と海水が流入。次第に左側への傾斜が増えて転覆し、沈没したという。
 
バラストタンクには、内部の圧力を調整するため、複数の空気管がついており、その通気口は甲板にあって、水が入ってきた場合はディスク型の金具が管をふさぐ構造になっていた。
しかし、金具が機能しない状態になっていたとみられ、左舷側に傾いて復元力を失った。

 
船は水深1130mの海底に沈んでいるため、運輸安全委は、海底観測のデータや実験、生還した乗組員の話から事故原因を分析した。
国交省に、通気管の金具の整備を船舶関係者に十分に指導するよう、意見を出している。
また、高波でも航行を回避しなかった判断も問題視している。
 
同委員会は今後、空気管に不具合があった理由などを詳しく調べる。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120629-OYT1T00516.htm
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2012年6月16日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
15日午前9時15分ごろ、気仙沼市の気仙沼湾で「海に油が浮いている」と航行中の船から気仙沼海保に連絡があった。
 
同海保が調べたところ、港南端の朝日埠頭から魚市場前まで約1.2km、幅150mにわたって重油が流れ出ていた。
放水で拡散させるなどして、午後2時45分ごろにはほとんどの油を処理した。
被害情報はないという。
 
同海保によると、朝日埠頭に停泊中のがれき運搬船が、燃料の重油を船底のタンクから船尾甲板にある発電機用タンクに移していた。
このタンクが満杯になったことに気付かず作業を続けたため、空気抜き管から重油が漏れたらしい。
 
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2012年6月8日17時31分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
8日午後1時35分ごろ、函館港北埠頭で、石油会社の船から名古屋市のS海運所属の貨物船「第5鈴鹿丸」(489トン)に給油中、重油が長さ約100m、幅約5mにわたって流れ出した。

石油会社が重油を回収した。魚介類などに被害はなかった。
函館海上保安部で流出量や原因について調べている。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120608/dst12060817320013-n1.htm
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2012年6月2日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
1日午後3時半ごろ、市原市五井防波堤近くで、工事に携わっていた港湾土木会社「K」の従業員男性(43)が、作業を行うためのクレーン船の甲板で、停泊中の船の動きを止める柱を固定するためのボルトを外す作業中、柱が急に落下し、柱の上部に固定されている鉄板(約20kg)と甲板の間に頭を挟まれた。
男性は病院に運ばれたが、意識不明の重体。
 
県などによると、男性が携わっていたのは県が発注したもので、東日本大震災の影響で液状化し、崩落した防波堤を復旧する工事だった。
海保などで原因を調べている。




(2013年1月22日 修正1 追記)

 

2013117日付の千葉日報紙面に、事故時の状況などに関する新情報が掲載されていた。

 

千葉海保は16日、業務上過失致死の疑いで、現場を指揮していた作業員の男(70)を書類送検した。

 

容疑は、作業船で海底に鉄のくいを打ち付ける作業中に、くいの上部に取り付けられた鉄板の落下防止対策を怠り、誤って落ちてきた鉄板とくいの挿入口との間に男性の顔が挟まり、頸椎損傷のけがを負わせて死亡させた疑い。

 

 

一方、117日付の読売新聞千葉版紙面には、さらに詳しい記事が下記趣旨で掲載されていた。

 

作業船「栄章号」(全長25m、幅10m)の甲板で作業中、潮位が上昇したため、死亡した男性に対し、海底と船を固定する支柱(長さ約15m、幅約40cm)の長さを調整する鉄板(長さ約80cm、幅約20cm)を抜く作業を指示した際、安全対策を怠り、男性を死亡させた疑い。

 

男性は鉄板を抜いたために落下してきた支柱の上部の鉄板と甲板の間に頭を挟み、死亡した。

 

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2012年5月31日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
30日午前11時50分ごろ、船橋市のA岸壁で、オイルタンカー「第十八関東丸」が貨物船「SEIYO LUCKY(プノンペン)」に給油作業中、約1ℓの油が海上に流出した。
海保は防除活動を急ぐとともに、事故原因を調べている。
 
海保によると、油は少なくとも長さ200m、幅50mにわたり拡散し、一部は黒い塊になっているという。
乗組員17人にけがはなかった。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
紙面には、約1ℓ流出と書かれていたが、報道内容からすると、とてもその程度の量ではなさそうな気がする。
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HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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