2017年5月25日21時19分にNHK四国から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時ごろ、大洲市長浜町の岸壁に停泊していた砂利の運搬船「八幡丸」で、甲板にいた船員で兵庫県姫路市の男性(61)が、船のクレーンに付属するワイヤーの巻き取り装置に巻き込まれた。
男性は市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、事故当時、運搬船には船長と船員あわせて5人が乗っていて、男性とは別の船員がクレーンを操作して、海に突き出すようになっていたアームの部分を船側に収める作業にあたっていたという。
警察は、なぜ男性がワイヤーの巻き取り装置に巻き込まれたのか、船長らから話を聞いて調べている。
出典
『船のクレーン事故で船員死亡』
http://www.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170525/3717111.html
5月26日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
巻き込まれたのは同船の機関長で、警察によると死因は失血死。
同僚の男性が船上のクレーンを操作した際に、クレーン操縦室の後方にあるドラムワイヤに男性が巻き込まれた状態で見つかったという。
2017年5月5日18時37分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月15日17時23分にテレビ朝日から、5月16日9時52分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時10分ごろ、福岡市中央区荒津の沖合で「マストが折れた船舶が旋回している」と海保に通報があった。
海保によると、長崎県壱岐市の壱岐郷ノ浦港所属の貨物船第28壱岐丸(160トン、乗員3人)が近くの防波堤に衝突した。
機関長のKさん(61)=壱岐市=が機関室で血を流して倒れ病院に運ばれたが、まもなく死亡した。
海保は、衝撃で体を打ち付けられたとみている。
男性船長(64)と男性乗組員(58)も、頭を打撲したり歯を折るなどのけがをしたが、命に別条はないという。
船首が破損したが、油の流出は確認されていない。
船長は調べに「居眠りをしていた」と説明しているといい、業務上過失致死の疑いがあるとみて調べる。
船の所有会社によると、午前9時45分に壱岐郷ノ浦港を出て、午後1時ごろに福岡市中央区の博多漁港に着く予定だった。
船長、機関長ともに乗船歴20年以上のベテランという。
出典
『貨物船が防波堤に衝突、1人死亡 船長「居眠り」と説明』
http://www.asahi.com/articles/ASK5H5D75K5HTIPE02B.htm
『貨物船が防波堤に衝突 機関長の男性死亡 福岡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000100801.html
『防波堤に貨物船衝突…機関長死亡、2人けが』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170516-OYT1T50016.html
2017年3月3日18時33分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月4日付で朝日新聞愛媛全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前9時15分ごろ、愛媛県の新居浜港の出入り口付近で、いずれも化学薬品を積んだタンカーで、出港中だった山口県の「第三十光輝丸」332トンの船首付近と入港中だった岡山県の「第八雄豊丸」499トンの左舷中央付近が衝突した。
この事故で、「第八雄豊丸」が、船体の側面に穴が空いて一部が浸水し傾いた状態になったが、タンクに損傷はなかった。
「第三十光輝丸」は、船首下の球状船首部分がへこんだ。
海保によると、タンカーは2隻とも自力で航行できる状態で、化学薬品や油の流出はなく、双方の乗員あわせて10人にけがはなかった。
「第八雄豊丸」には、引火性の高い液体で、法律で危険物に指定されている有害な化学物質「ベンゼン」1000トンが積まれているという。
海保は、「第八雄豊丸」を港の沖合に誘導し、航行させても安全かどうか、確認する作業を行っている。
また、見張りなどが不十分だった業務上過失往来危険の疑いで双方のタンカーの乗員に話を聞いて、事故の詳しい状況を調べている。
出典
『タンカーどうし衝突 けが人なし』
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20170303/4420701.html
2017年3月2日10時40分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月2日12時20分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前0時5分ごろ、鳥羽市の鎧崎灯台から東に約400mの海上で、大阪市の海運会社「Ⅾ運輸」が所有するケミカルタンカー「愛和丸」(全長61m、491トン)が座礁した。
タンカーは化学物質のカセイソーダ約1100トンを積み、山口県から名古屋市に向かう途中で、乗組員5人は救助されて無事だった。
タンカーは、応急修理のため、1日午後6時すぎからタグボートによって沖合に曳航されていたが、途中から浸水が進んで徐々に船体が傾き、午後10時前、鳥羽市の南東約9kmの沖で沈没した。
2日午前6時50分ごろ、周辺で長さ200m、最大幅50mの帯状の油が流出しているのを、上空のヘリコプターが確認した。
カセイソーダは毒性があり、海運会社によると、船内では水に溶かした状態で密閉されているという。
流れ出ると海水が白濁するが、周辺で濁りは確認されていないという。
海保では、天候状況を見て、愛和丸の撤去作業を始める。
出典
『座礁タンカー 移動中に沈没』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170302/4371541.html
『三重沖 タンカー沈没、油流出 乗組員5人は無事救助』
http://mainichi.jp/articles/20170302/k00/00e/040/251000c
3月2日19時15分にNHK津からは、灯台の光とブイの光を見間違え陸に近づいたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
船を所有する会社や海保によると、当時、操船を担当していた2等航海士の男性(63)が「灯台の光を沖合いに浮いているブイの光と見間違えて、陸上に近づいてしまった」と話しているという。
海保は、さらに話を聞くなどして、詳しい原因を調べている。
また、陸上では劇物に指定されている化学物質のカセイソーダがおよそ1100トン積まれていて、船を所有する会社では、3日以降、水中カメラなどによる調査を行い、船体とともに撤去の方法を検討していくという。
出典
『航海士「灯台とブイ見間違え」』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074372641.html?t=1488488740214
3月6日12時10分にNHK津からは、少量のカセイソーダが流出しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月7日10時3分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
今月1日、三重県鳥羽市沖で座礁したあと沈没したタンカーから、積み荷の化学物質「カセイソーダ」が漏れていることが、船を所有する海運会社などの調査でわかった。
漏れた化学物質の量は少ないとみられるということで、会社が影響の有無について調査している。
海運会社によると、水中ロボットで調査したところ、船は水深50mほどの海底で横倒しになり、タンクの空気を抜くための甲板上にある穴付近が白く濁り、カセイソーダが漏れていることが分かったという。
カセイソーダはアルカリ性の物質だが、会社によると、周囲の水質は中性を示していて、漏れた量は少ないとみられるという。
会社では引き続き、周辺への影響がないか調査するとともに、船の撤去を検討するとしている。
出典
『沈没タンカー 少量化学物質流出』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074475551.html?t=1488833919528
『沈没タンカーから化学物質漏出』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170307/4477841.html
3月7日19時7分にNHK津からは、漏れたカセイソーダは海水と同化し無害化されるので周辺海域への影響なしという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海運会社側は7日、「専門家による調査の結果、カセイソーダは海水と同化して無害化されるので、周辺海域への影響はない」とする見解を明らかにした。
会社側の説明によると、カセイソーダは海水中のマグネシウムイオンと反応して肥料などに使われる水酸化マグネシウムとなり、海水と同化するという。
これについて鳥羽海上保安部は、会社側の見解は妥当との見方を示すとともに、「引き続きタンカーの監視を継続する」としている。
出典
『タンカー沈没「漏出影響なし」』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3074511181.html?t=1488920331982
2017年1月30日15時51分にYAHOOニュース(苫小牧民報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月30日12時21分と2月1日12時24分にNHK札幌から、1月30日12時58分に毎日新聞から、1月31日7時0分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時30分ごろ、苫小牧港・西港中央南埠頭1号岸壁=苫小牧市真砂町=で、えい船会社苫港サービス(本社苫小牧)が所有する作業船「ふじ丸」(13トン)が転覆、沈没した。
海保や消防などは民間のダイバーを投入し、行方不明となった船長(男性、74歳)の捜索に当たり、約2時間後、海面から10m下に沈む船に取り残されているのを発見、救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
もう1人の乗組員(男性、74歳)は海に投げ出され、近くにいた別の船に救い出されたが、あばら骨を折るけがをした。
2人とも、救命胴衣は着けていたという。
苫港サービスによると、ふじ丸は、飼料を積んで入港した大型貨物船「SWIFTNES」(2万2468トン)を港に係留させるためにロープを貨物船から岸壁まで運ぶ作業にあたっていたが、ロープが船のスクリューに絡まり、引きずり込まれるように沈んだという。
海保のこれまでの調べでは、貨物船を係留するためのロープが貨物船のスクリューに巻きついているのが見つかっている。
近くの岸壁で釣りをしていて作業船が転覆するのを見たという60代の男性は、「大型貨物船が港に係留されたあとに貨物船から離れる際に、船尾が何かに引っかかっていたのか、船首が上がって、15秒ほどで転覆してしまった。厳しい寒さの中なので、これは大変なことだと思った」と話していた。
現場付近で釣りをしていた(別の?)男性によると、係留作業をしていた作業船が突然動きを止め、船体の左後方から海に引きずり込まれるように沈んだという。
男性は、「船に(係留の)縄がひっかかったように見えた」と話した。
海保は、貨物船の係留作業中に、係留用の縄が貨物船のスクリューに巻き込まれた可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『苫小牧港で作業船転覆1人死亡 プロペラにロープ絡まったか』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170130-00010001-tomamin-hok
『苫小牧港で作業船転覆 船長死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170130/3462851.html
『作業船転覆 運輸安全委が調査』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170201/3533341.html
『苫小牧港 作業船転覆、船長が死亡…外国船の係留中』
http://mainichi.jp/articles/20170130/k00/00e/040/220000c
『係留用の縄が巻き込まれたか 苫小牧作業船転覆 海保が原因調査』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0363339-s.html?df=1
(2017年2月9日 修正1 ;追記)
2017年2月7日17時52分にNHK札幌から、貨物船の船長が判断ミスで逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
苫小牧海上保安署は、関係者の話や記録などを調べた結果、貨物船の船長の判断ミスが事故につながったとして、7日、フィリピン人の船長(男性、48歳)を業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の疑いで逮捕した。
海保によると、事故当時、作業船は貨物船を係留するためのロープの先端を岸壁に向けて運んでいたが、ロープが逆回転させていた貨物船のスクリューに絡まったため、海に引きずり込まれるように転覆したという。
出典
『転覆事故でフィリピン人船長逮捕』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170207/3698171.html
(2017年3月3日 修正2 ;追記)
2017年3月1日19時31分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌地検苫小牧支部は、業務上過失致死傷などの罪で、パナマ船籍の貨物船の船長(48)=フィリピン国籍=を起訴した。2月28日付。
起訴状などによると、1月30日、苫小牧港の岸壁に着岸しようと貨物船を後進させた際、誤って貨物船のプロペラに係留用ロープを絡ませるなどしたため作業船が転覆、作業船の船長=当時(74)=を死亡させ、機関長の70代の男性にけがを負わせたとしている。
出典
『2人死傷転覆事故、フィリピン国籍の貨物船船長を起訴 札幌地検支部』
http://www.sankei.com/affairs/news/170301/afr1703010030-n1.html
2016年12月15日13時2分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし4月、長崎市京泊の三重式見港で、クレーンの作業船「第十八興真丸」が台船とともに曳航されていた時に転覆し、乗っていた61歳の男性の船長が死亡した。
事故原因を調べていた国の運輸安全委員会は、15日、報告書を公表し、転覆した作業船は、台船の後ろにへさきをくっつけて曳航されていたが、船が左右に振れないように台船との間につながれた2つのロープのうちの右側が切れていたという。
このため、作業船が横向きになったまま引かれる状態になり、転覆したと考えられるという。
ロープが切れたのは、作業船の船首部分と台船の船尾とが連結されていなかったことから、先頭の船が左に曲がった際に作業船の船首がずれ、強度を超える力がロープに加わった可能性が考えられるという。
報告書は、今回のように台船に船のへさきをつけて曳航される場合は、振れを抑えるようにロープで固定するなどの対策を講じることなどを求めている。
出典
『作業船転覆原因はロープ切断』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5035248931.html?t=1481834440302
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2016/MA2016-12-25_2016ns0033.pdf
2016年12月10日付で鹿児島放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月10日17時42分に南日本放送から、12月10日18時43分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前8時ごろ、奄美市の名瀬港岸壁に停泊していた貨物船「きょらむん」で、作業員がフォークリフトでコンテナの荷下ろしをしていたところ、近くで作業をしていた貨物船の次席二等航海士の男性(56)を轢いた。
男性は胸などをタイヤで轢かれていて、心肺停止の状態で病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡が確認された。
「きょらむん」は9日夕方、谷山港を出て、10日朝、名瀬港に入港し、午前7時ごろから荷下ろし作業中だった。
海保の調べに対し、フォークリフトを運転していた59歳の男性は「ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているということで、さらに詳しく事故の状況や原因を調べている。
出典
『停泊中の貨物船で死亡事故』
『奄美名瀬港に接岸中の船で事故 男性死亡』
http://www.mbc.co.jp/newsfile/mbc_news_disp.php?ibocd=2016121000020602
『フォークリフトにひかれ死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5055152321.html?t=1481409121873
(ブログ者コメント)
「きょらむん」は、鹿児島から名瀬、徳之島を通って喜界島まで行く定期貨物船。
(2017年1月14日 修正1 ;追記)
2016年12月11日付の南日本新聞紙面に、当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
海保によると、航海士はコンテナとトラックを連結するため、船内を歩いていたところ、フォークリフトと接触、転倒した。
フォークリフトを運転していた男性は、「危ないとの声を聞き、ブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているという。
2016年9月30日19時55分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月30日20時26分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前10時45分ごろ、山口県周南市の徳山下松港沖を航行中のケミカルタンカー(199トン)が浸水していると、運航管理者の運輸会社(大阪市淀川区)から徳山海保に連絡があった。
乗組員4人は全員避難して無事だったが、タンカーは大きく傾き、甲板の一部まで水につかっている。
海保が監視を続けている。
同社によると、タンカーは午前10時20分ごろ、徳山下松港を広島県江田島市に向けて出港。
間もなく、乗組員から「浸水して船体が傾いている」と連絡があった。
タンカーは、岸から約350mの沖合で傾いた状態。
出港時に異常は見られなかったが、出港の約5分後、微速で航行中に浸水が発生し、船体が左側に傾き始めた。
船にはカセイソーダ(水酸化ナトリウム)の水溶液約450トンが積まれているが、船体に表立った破損はみられない。
海保が潜水調査で船底の破損状況を調べた結果、明確な亀裂や損傷はなかった。
船底で海水を出し入れして船体のバランスを取るタンクが破損した可能性が高いとみて、岸にタンカーを移動させて調べる。
出典
『タンカー浸水、大きく傾く 表立った破損見られず 山口』
http://www.asahi.com/articles/ASJ9Z5GJBJ9ZTZNB00X.html
『山口沖、タンカー出港5分で浸水 船のタンク破損か』
http://this.kiji.is/154550128937680899?c=39546741839462401
10月1日18時41分にNHK山口からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
海保などが、船のバランスを保つために海水を出し入れする船底のタンクを調べたところ、およそ33トンの海水が入っているのが見つかり、排出作業を進めた結果、30日夜、船は水平に戻った。
タンカーには、劇物のカセイソーダ450トンが積まれていたが、流出は確認されておらず、1日午前7時すぎに「東ソー」の岸壁まで移動させた。
調べに対し船長は、「船を安定させるためタンクを空にして出港した」という趣旨の説明をしているという。
海保は、船長らから港を出た際の状況を詳しく聞くとともに、岸壁まで移動させたタンカーの船体に浸水を引き起こした原因につながる痕跡が残されていないか、詳しく調べている。
出典
『タンカーを岸壁に移動』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063142731.html?t=1475352004900
(2017年7月15日 修正1 ;追記)
2017年7月12日12時29分にNHK山口から、バラストタンク内に海水が残っているのに航行に支障がないか確認せず出港した容疑で当時の船長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月13日付で毎日新聞山口版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
徳山海保は、タンカーの当時の船長が船のバランスを保つ「バラストタンク」に海水が入っているのを知りながら、航行に支障がないか確認せずに出港させたことが事故につながったとして、業務上過失往来危険などの疑いで12日、書類送検した。
書類送検されたのは、去年9月に周南市のコンビナートの沖合で浸水し航行できなくなったタンカー「洋和丸」(199トン)の54歳の当時の船長。
同海保によると、「洋和丸」には海水を入れて船のバランスを保つ「バラストタンク」が備えられていて、積み荷の重さによって海水の量を調整しなければならないという。
ところが、当時の船長は、タンクの中に海水が入っているのを認識しながら劇物のカセイソーダ450トンを積んで出港し、5分後に浸水が始まったという。
同海保は、「バラストタンク」の中の海水が航行に支障がないか確認せずに出港させたことが事故につながったとして、12日、当時の船長を業務上過失往来危険などの疑いで書類送検した。
当時の船長はNHKの取材に対し、「タンク内に残されていた海水は船体が傾くほどの量だとは思わなかった。軽く考えていた」と話している。
出典
『タンカー事故で元船長を送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065069781.html
『周南のタンカー事故 元船長を容疑で書類送検 徳山海保 /山口』
http://mainichi.jp/articles/20170713/ddl/k35/040/571000c
(2017年7月21日 修正2 ;追記)
2017年7月20日18時35分にNHK山口から、起訴猶予になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
書類送検された54歳の当時の船長について、検察は19日付けで起訴猶予とした。
この理由について検察は明らかにしていない。
起訴猶予となったことについて元船長は、NHKの取材に対して「今後も海運会社の指導を受けながら安全運航に努めていきたいと思います」とコメントしている。
出典
『書類送検の元船長を起訴猶予』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065342561.html
2016年9月10日12時27分に和歌山放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日20時10分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう(9日)午後6時40分頃、御坊市の日高港沖およそ12.5kmを航行していた韓国船籍の小型タンカー「EIWA MARU3(エイワ・マル・スリー)」(740トン、全長およそ64m)で爆発が起き、「乗組員がヤケドを負っているので和歌山下津港に引き返している」と、船舶代理店から海南海上保安署に通報があった。
この事故で、韓国人の男性機関長がやけどを負い、搬送先の和歌山市内の病院で死亡が確認されたほか、インドネシア人の男性乗組員2人が膝の骨を折るなどのケガをした。
海南海保の調べによると、当該船は乗組員10人で、積み荷の潤滑油を有田市の東燃ゼネラル石油に降ろした後、三重県の四日市港に向かっていた。
事故当時、タンカーでは、空になったタンクのクリーニング作業と、甲板上での溶接作業を同時にしていたということで、潤滑油が揮発したガスに溶接の火が引火したと見て、海南海保が詳しい事故の原因を調べている。
また、国交省の運輸安全委員会は、船舶事故調査官2人を現地に派遣することを決めた。
出典
『日高港沖で小型タンカーの爆発事故 船長が死亡』
http://wbs.co.jp/news/2016/09/10/87321.html
『小型タンカーで爆発 3人死傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045577341.html?t=1473545012935
2016年8月25日20時7分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月25日10時2分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととし12月、北海道の函館港から韓国に向けて日本海を航行していたカンボジア船籍の貨物船が鰺ヶ沢町の沖で沈没し、外国人乗組員10人のうち中国人2人とミャンマー人のあわせて3人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会が、25日、報告書を公表した。
それによると、甲板にある鋼鉄製の出入口の扉が腐食して穴が開いていたほか、出港前に乗組員がすべての出入口の扉が閉まっているかどうかの確認を怠っていたという。
このため、3mの波を受けた際に海水が船内に入りこんで船体が傾き、さらに多くの海水が流れ込んだことなどで沈没した可能性が高いとしている。
その上で、報告書では、乗組員が出入口の扉などの検査を頻繁に行うことや、カンボジア政府に対して、船会社が安全対策をきちんと実施するよう、指導することを求めている。
報告書によると、スクラップ約3000トンを積んだ貨物船MING GUANG(1915トン)は、12月24日夕、函館港から韓国に向け出港。
日本海を西進中に船体が右側へ傾き始め、本州方向に引き返したが、26日午前6時ごろ沈没した。
出典
『貨物船沈没事故 浸水が原因か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085072471.html?t=1472161557086
『青森沖沈没死亡事故で調査報告書 点検不十分で隙間から浸水』
http://this.kiji.is/141346997179547656?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
運輸安全委員会の報告書は、下記参照。
http://jtsb.mlit.go.jp/jtsb/ship/detail.php?id=7376
2016年4月29日21時33分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後3時すぎ、小豆島町福田の福田漁港で、高知市の会社員の男性(30)が砂利の運搬船を係留する作業をしていたところ、係留用のロープがはねあがり、男性にあたった。
男性はすぐに病院に運ばれたが、頭や腰などを強く打っていて、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、当時は、男性を含めて5人で船の係留作業をしていて、男性は岸壁でロープを巻き付ける作業を1人で担当していたという。
警察は、一緒に作業をしていた人たちから話を聞くなどして、作業の状況や事故の原因などについて詳しく調べている。
出典
『係留作業の綱あたり死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8034979061.html?t=1461966465592
4月29日21時45分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
砂利運搬船の係留用ロープが、岸壁側で作業中の乗組員の男性(30)に当たった。
警察によると、たるんでいた係留用ロープが何らかの原因で跳ね上がった弾みで、男性に直撃した可能性がある。
出典
『砂利運搬船の係留ロープ当たり男性死亡、香川・小豆島の漁港』
http://www.sankei.com/west/news/160429/wst1604290055-n1.html
2016年4月4日21時56分に時事ドットコムから、トラブル発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島県福山市の走島で3月に断水があり、市が原因を調査した結果、同市の景勝地「鞆の浦」から島へ引かれた海底の送水管が切断されていたことが、4日、分かった。
市は、福山海保へ被害届を提出した。
市によると、送水管は全長約6km、直径約150mmの鋼管。
切断箇所は、島と鞆の浦のほぼ中間の沖合約3kmの地点で、送水管約100m分の行方が分からなくなっているという。
管は、水深約20mの海底に埋設されていたが、一部が海底に露出し、本来の設置場所から150~200m東へ移動していた。
出典
『海底送水管を切断か=100メートル分紛失-広島・福山』
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016040400736&g=soc
4月13日19時5分に広島ホームテレビからは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。
福山市走島の漏水事故で切断されていた送水管は、来月中旬に仮復旧されることになった。
公開された切断部分の画像では、海底1mに埋設されているはずの送水管はむき出しになっている様子がうかがえる。
東方向に140mから200mずれていたほか、約100m分がなくなっていた。
走島の水道は、現在、給水船によって維持されているが、福山市は、なくなった部分をつなぐ送水管の仮復旧を、来月中旬に終える予定だ。
また、本復旧が完了するのは来年10月になる見通しで、復旧にかかる費用は約3億円を見込んでいることを明らかにした。
出典
『走島の送水管 仮復旧は来月中旬』
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2016-04-13&c=&id=2016-04-133
4月26日21時5分にNHK広島NEWS WEBからは、管の一部が見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から1か月たった今月20日、福山海保が付近を捜索したところ、本来の位置から600mほど東の海底で、切断されたとみられる管が見つかったという。
海保は、船のいかりが送水管を引っかけて切断した可能性もあるとみて、原因を調べている。
出典
『切断されたと見られる管 発見』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20160426/4877901.html
(2016年5月9日 修正1 ;追記)
2016年5月6日19時26分にNHK広島NEWS WEBから、福山港に入港する船が船長と航海士の意思疎通不足でイカリを海底まで下したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし3月、福山市沖合の走島で島につながる送水管が切断された問題で、大手海運会社の日本郵船は会見を開き、送水管を切断したのは日本郵船の運搬船とみられると発表し、関係者に謝罪した。
福山市役所で開かれた会見には、日本郵船の田澤副社長など、3人が出席した。
それによると、ことし3月20日午後5時前に、日本郵船が運航する「新平隆」(10万2200トンあまり)が、鉄鉱石を積んでブラジルから福山港に向かう途中の走島の沖合で、いかりを下ろす準備作業をしていたところ、いかりが海底に達して送水管を破損したとみられるという。
フィリピン人の船長は、送水管を傷をつけないよう、いかりを海面より高い5m程度下ろすよう指示したものの、乗組員に正確に伝わらず、海底まで下ろしてしまったという。
福山海保の指摘を受けて、乗組員への聞き取りや船の運航記録などを調査してわかったもので、今後、損害賠償などにも対応していくとしている。
田澤副社長は、「生活に欠かせないインフラを破損したという重大な結果を真摯に受け止め、ご迷惑をおかけした住民や関係者の皆様に心からおわび申し上げます」と謝罪した。
出典
『送水管切断は日本郵船の船』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20160506/5097071.html
5月7日付で朝日新聞備後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
船長は、海面よりやや上にイカリがくるよう指示したつもりだったが、航海士は30m近く下して海底に接触させ、約250m引きずって航行した。
調査では、船長が言い間違えた可能性があるとみている。
一方、事故当時に船長の指示の誤りを指摘したと社内調査で主張した航海士は、イカリの位置を正確に把握できていなかったという。
田澤副社長は、「コミュニケーション不足や航海士の認識不足など、基本的なミスが原因。責任は当社にある」などと述べ、謝罪した。
(2016年12月7日 修正2 ;追記)
2016年12月6日8時15分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
貨物船は、水深およそ20mの地点で誤って32.5mのいかりを下ろしていたということで、福山海保は、5日、貨物船の54歳のフィリピン人の船長を水道法違反の疑いで書類送検した。
出典
『走島送水管切断で書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20161206/4991681.html
12月6日付で朝日新聞備後版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報と過去記事内容とを合わせ考え、タイトルを修正した)
福山港への入港準備のため沖合でイカリを下ろした際、誤って必要以上に深く下ろすよう船員に指示し、海底に達したイカリが送水管を壊した疑い。
2016年1月12日21時42分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午後1時40分ごろ、「多度津港の船から油が漏れている」と、坂出海上保安部に通報があった。
同海保の職員がかけつけて調べたところ、油が流出したのは香川県が所有する県立多度津高校の実習船「香川丸」499トンで、翌日から高校の生徒を乗せて漁業実習などに向かうために、給油を行っていたという。
給油は、タンカーからパイプをつないでポンプで行っていたが、香川丸の乗組員の県職員が給油の状況を確認していなかったため、満杯になった燃料タンクから油があふれたという。
油は海に流出したが、油の拡散を防ぐためのフェンスを海上に設置していたため、大きく広がることはなく、漁業被害は出ていないという。
同海保では、流出した油の除去作業を行うとともに、海洋汚染などに関する法律に違反する疑いがあるとして、関係者から詳しく事情を聞いている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8034991531.html?t=1452631446680
2015年12月2日2時29分に朝日新聞から、『船衝突事故「海保のミスも一因」』というタイトルで、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
関門海峡で11月、コンテナ船とケミカルタンカーが衝突する事故があり、第7管区海上保安部(北九州市市)は、1日、海保の管制ミスも事故の一因だったとして、両船の船長ら3人のほか、7管の運用管制官を業務上過失往来危険の疑いで書類送検した。
4人とも、容疑を認めているという。
管制官は、7管の関門海峡海上交通センター(同市)所属。
レーダーや船舶との無線交信などで航路の状況を把握し、針路を示す。
海保は全国7カ所にセンターを置くが、管制官が同容疑で立件されるのは、同海峡で2009年10月、自衛艦とコンテナ船が衝突した事故以来となる。
事故は、11月3日午後0時半ごろに発生。
北九州市門司区の太刀浦コンテナターミナルを出港して博多港(福岡市)へ向かうパナマ船籍のコンテナ船(1万7887トン)と、韓国から千葉へ向かう韓国船籍のケミカルタンカー(741トン)が衝突した。
7管によると、コンテナ船は出港後、航路外から「タンカーの前を横切り航路に入る」と管制官へ無線で告げた。
管制官は、交信状況が不調でよく聞こえないまま継続。
レーダー画面に映った2隻の位置を見て、航路内の船が航路外に優先すると定める港則法に基づきコンテナ船が航路内のタンカーの通過を待って航路に入ると思い込み、「タンカーをかわして航路に入る。了解」と応答した。
この応答も、交信不調で同船に伝わらなかったという。
やり取りを聞いた別の管制官が、「コンテナ船はタンカーの船尾を通って航路に入る」とタンカーに連絡。
タンカーは、情報と異なって前方を横切ったコンテナ船を避けきれなかったという。
7管は、コンテナ船の動きの確認の不徹底が衝突を招いたと判断し、コンテナ船と交信していた管制官を立件した。
関門海峡海上交通センターは常時5人が勤務し、うち1人が統括運用管制官として全体を監督している。
自衛艦とコンテナ船の衝突事故後、不適切な管制の変更や取り消しを命じるために新設されたポストだが、7管は、「不十分な交信を基に管制しているとは予見できなかった」(7管幹部)として、統括運用管制官の立件を見送った。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHD13J53HD1TLLS001.html
2015年5月23日12時28分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月23日13時5分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時半ごろ気仙沼港で、クレーン付き台船の第128河野丸(660トン)が別の船に引っ張られながら沖合に向かっていたところ、クレーンを垂直に近い角度にしたまま航行していたため、港内を横断する高圧の送電線3本のうち1本を切断した。
2つの船の乗組員6人に、けがはなかった。
海保の調べでは、送電線は海面から31mのところに張られていたが、クレーンは33mまであげていたという。
海保の調べに対し船長は、「クレーンをあげて中のワイヤーを調整しながら航行していて、送電線に気がつかなかった」と話しているという。
東北電力によると、この影響で気仙沼市内の9275世帯が最大で1時間あまり停電したが、現在は復旧しているという。
船の航行に影響は無いものの、切れた送電線の先端は港内に落ちたままとなっているため、東北電力などでは注意を呼びかけている。
2隻は、東日本大震災の海中がれきの撤去作業に向かっていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150523/4995161.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150523/afr1505230016-n1.html
2015年5月23日7時6分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、大分市佐賀関の沖を航行していた危険物運搬船(355トン)のタンク近くで火が出たと通報があり、船で作業していた男性2人が顔や腕をやけどした。
ベンゼンを大分港に運んだ後、タンクを開けて残った液体を乾かしていたという。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150523/rgn1505230024-n1.html
2015年5月16日11時49分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後10時半ごろ、川崎市川崎区東扇島の東京湾にあるタンカー係留施設「京浜川崎シーバース」で、陸上に輸送中の原油が漏れたと施設の管理会社から118番があった。
海保によると、タンカーから北東約6.5km、南西約1.8kmにわたって油が流れているのを確認。
既に流出は止まり、オイルフェンスを設置して拡散を防ぐ処理をした。
海中の輸送パイプから原油が漏れた可能性もあるとみて,原因を調べている。
当時、係留施設からパイプを通して陸上のタンクに原油を送っていた。
現場から北東約6.5kmにある羽田空港の運航に影響はないという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150516/afr1505160011-n1.html
5月16日18時4分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日夜、川崎市の東京湾に係留していたタンカーから、原油が海に流出する事故があり、海保などが原油の拡散防止と回収作業を進めている。
原油が流出した範囲は比較的狭く、今のところ大きな影響は出ていないという。
15日午後10時半ごろ、川崎市沖の東京湾にあるタンカーの係留施設「京浜川崎シーバース」で、陸上に原油を送っていたタンカー、「TAKAMINE」から原油が流出していると、管理会社から海保に通報があった。
海保によると、原油は、16日早くにはおよそ6kmあまり離れた羽田空港近くまで流れているのが確認されたという。
原油の流出はすでに止まっているが、巡視船などが原油の拡散防止と回収作業にあたった結果、午後5時現在では、原油の流出範囲はほぼ半分程度の範囲に縮小し、周辺の環境に大きな影響は出ていないという。
海保は、17日以降も作業を続けるとともに、タンカーや施設の管理会社の関係者から話を聞くなどして、原油が流出した原因を調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056832041.html?t=1431806374574
5月20日20時26分にNHK横浜から、海底パイプラインから漏れた可能性が高いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原油は、石油精製会社が管理する海底のパイプラインに引き込まれたあと、漏れ出した可能性が高いことが分かった。
当初は、タンカーから原油が流出したという通報だったが、海保や原油の供給を受けた川崎市の石油精製会社が調べたところ、原油はタンカーから係留施設付近の海底にあるパイプラインに引き込まれたあと、海に漏れ出た可能性が高いことが分かった。
海保は、石油精製会社の担当者から話を聞くなどして、パイプラインから原油が漏れ出した原因をくわしく調べている。
海保によると、流出した原油はすでに巡視船などによって取り除かれ、周辺の環境への影響は確認されていないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054923961.html?t=1432158429073
2014年11月20日20時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時20分ごろ、宮崎県日向市細島の細島港岸壁に停泊中の貨物船から、「クレーンの修理作業中に爆発があり、けが人が出た」と119番があった。
作業をしていた電気工事士の男性(56)とインド人、バングラデシュ人の男性計3人が、手や下半身にやけどを負った。
海保などによると、貨物船はシンガポール船籍の「OCEAN PARADISE」(約3万2000トン)。
クレーンのオペレーター室で爆発が起き、火災になった。10分ほどで鎮火された。
荷降ろしに使う船上のクレーン4機のうち1機の調子が悪かったため修理していたという。
21日に調査し、詳しい原因を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141121k0000m040109000c.html
(ブログ者コメント)
原因不詳だが、とりあえず「ガス爆発」カテゴリーに入れておく。
2014年7月26日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時ごろ、鹿児島市沖の錦江湾で停泊中のクレーン船の甲板上で「作業員が負傷した」と、別の作業員から海保に通報があった。
海保によると、深田サルベージ建設(大阪市)の男性作業員(19)が、落下してきた重さ約1トンの滑車と甲板の間に足を挟まれ、右足骨折のけがをした。
クレーン船は、日本最南端の沖ノ鳥島で転覆事故を起こした桟橋の撤去作業中だった。
桟橋は、今年3月末、7人が死亡した転覆事故の後、錦江湾に運ばれ、海中に突き出した4本の脚を取り外す作業をしていた。
国交省関東地方整備局によると、この日は製造元のある北九州港に運ぶため、桟橋本体を台船に載せる作業をしていたという。
(2014年8月5日 修正1 ;追記)
2014年7月26日付の南日本新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
大型クレーン台船(全長90m、幅41m、4364トン)甲板上で、作業中の男性(19)が倒れてきた滑車(約1トン)に足をぶつけて骨折した。
海保によると、台船の滑車を積み込んでいた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。