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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年5月24日15時1分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
24日午前8時ごろ、広島市南区元宇品町の岸壁に係留中のクレーン台船「海友号」で、男性船員(61)が船倉の底で倒れているのに同僚が気付き、119番した。
船員は転落して脇腹を強く打ったとみられ、心肺停止の状態。


広島海保によると、船員が倒れていたのは砂利などを搬入する船倉で、長さ約24m、幅約16m、深さ約4m。当時は空の状態だった。
同保安部は、船員が甲板から転落したとみて原因を調べている。


船員は朝の打ち合わせの後、積み降ろし作業を始めるところだった。

 
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120524/dst12052415020019-n1.htm
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2012年5月2日20時36分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし、西原町の石油精製会社の製油所でタンカーが桟橋に接触し大量の重油が流れ出した事故で、タンカーを誘導する仕事をしていた当時の「水先案内役」が、業務上過失往来妨害の罪で裁判所から略式命令を受け、これを不服として、2日までに正式な裁判を申し立てたことが分かった。

この事故は、おととし10月、西原町のN石油の製油所で大型石油タンカーが桟橋に接触して燃料タンクに穴があき、大量の重油が流れ出したもので、タンカーに乗り込んで船を誘導していた「バースマスター」と呼ばれる、当時、N石油の仕事をしていた水先案内役が、ほかの作業に気をとられ適切な指示を出していなかったなどとして、海上保安部から書類送検された。

関係者によると、「誤った指示は出していない」などとして、正式な裁判で事実関係を審理するよう求めているという。
早ければ今月にも裁判が始まる見込み。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5094838401.html
 
 
本件、2010年11月3日9時20分に沖縄タイムスから、当時の状況を伝える記事が、下記趣旨でネット配信されていた。
 
西原町の沖合で、石油タンカーが桟橋に接触し重油が流出した問題で、中城海上保安部は2日、業務上過失往来妨害の疑いでN石油とタンカーを家宅捜索し、安全対策に関するマニュアルなど書類計33点を押収した。

同保安部などによると、タンカーに乗船し着桟を指揮するバースマスターとして業務委託契約をしている男性(64)が、タンカーを操船する際、船首と船尾部に配置したタグボートへの無線による指示で業務上の注意義務を怠たり、桟橋に接触させた業務上過失往来妨害の疑いがある。
男性は「自分のミス」と容疑を認めているという。


N石油は同日会見を開き、社長が「関係者に多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪した。
知念漁協と南城市への連絡が遅れたことに対しては「担当者が同漁協へ連絡し忘れた」、「緊急連絡網に同市の連絡先が入っていなかった」などと陳謝。
環境影響などの被害に対しては、専門の調査グループを設け、補償も検討するとした。

今後は緊急連絡網など事故の対策マニュアルを改善し、各関係機関と訓練を実施するなど連携強化を図る。
油の回収作業は引き続き行い、消波ブロックや岩場に付着した油の回収に専門チームと機材を投入していくと話した。


出典URL
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-11-03_11704/
 


(2013年3月16日 修正1 ;追記)

20133142112分にYAHOOニュース(時事通信)から、水先案内役に無罪が言い渡されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

不適切な指示で石油タンカーを桟橋に衝突させたとして、業務上過失往来危険罪に問われた水先案内役の男性(67)の判決で、那覇地裁は14日、「過失を認める的確な証拠はない」として無罪(求刑罰金30万円)を言い渡した。


検察側は、タグボートの無線担当者らの証言などから、男性がタグボートにタンカーを全速で押すよう指示したことなどが事故につながったと主張。
しかし、裁判長はシミュレーション結果やタンカーの航跡図などから、そのような指示をしたとは認められないと判断した。


事故は2010年10月発生。石油タンカーの左後部が桟橋の支柱に衝突して船体に穴が開き、約46kℓが海上に流出した。 

出典URL

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130314-00000161-jij-soci

 





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2012年4月18日付で朝日新聞中会版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午前10時20分ごろ、東電福島第2原発で、係留していた作業船と岸壁の間に50代の男性作業員が挟まれ、ドクターヘリで病院に搬送された。
東電によると、男性は胸などを圧迫されて痛みを訴えた。けがの程度は不明。
 
船の点検中、係留用のロープを動かそうとした際に、約1500トンある作業船が波で動き、挟まれたという。
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2012年4月5日付で朝日新聞富山全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
伏木海保は4日、巡視船「のりくら」(220トン)から油約80ℓが海に流出したと発表した。
同海保によると、同日午前10時55分ごろ、射水市の富山新港から3.6kmほど沖合を航行中の巡視船の乗組員が、船から油の流出を確認したという。
 
油圧ホースとかじの制御装置の接続部分のボルト4本のうち1本が脱落、3本が緩くなっており、原因を調べている。
 
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2012年3月27日22時18分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
27日午前11時20分ごろ、神戸市の六甲アイランドに停泊中のデンマーク船籍のコンテナ船「アンナ・マースク号」(9万3496トン)で、点検作業中の救命艇が約19m下の海面に落下した。救命艇には男性船員2人が乗っており、うち1人が死亡した。
海保によると、死亡したのはフィリピン人の甲板員(36)。同乗していたデンマーク人の1等航海士(34)も右腕を骨折する重傷。


海保の調べでは、左舷側にあった救命艇をクレーンでつり上げる際、ワイヤを掛ける金具「シャックル」が壊れたとみられるという。

船は同日午前8時半に入港し、28日未明に出港する予定だった。

 
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0004919664.shtml
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2012年3月19日付の北海道新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
18日午後3時55分ごろ、留萌市の留萌港に停泊中の貨物船(1万6794トン)内で石炭の荷揚げ作業をしていた会社員の男性(46)が、船のクレーンの先端にある鉄製バケットと船の側面との間に挟まれ、頭などを打ってまもなく死亡した。
 
警察の調べでは、男性は同僚3人とクレーンで石炭を埠頭に荷揚げする作業中で、クレーンの操縦者に指示する役割だった。
警察が事故原因を調べている。
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2012年3月8日付で毎日新聞京筑版ならびに朝日新聞京筑版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
九州電力は7日、豊前発電所の専用岸壁に係留中の韓国籍タンカー(4366トン)から発電用燃料のC重油約2400ℓが海に流出したと発表した。
船員のバルブ操作ミスが原因。発電所の操業や環境への影響はないとしている。

九電によると、同日午前9時半ごろ、船員が重油を陸上のタンクに移す作業中、誤って船内の汚水などを溜めておくタンクにつながるバルブを開けたため、重油が船内タンクに流出してあふれ出し、甲板の排水溝から海に流れ出たという。

重油は約20m四方に広がったが、オイルフェンスを張っていたため拡散せず、同日夕にすべて回収した。

 
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/archive/news/2012/03/08/20120308ddlk40040390000c.html
 
 
一方、3月8日付の西日本新聞からは、上記2紙とは違った状況だったと、下記趣旨でネット配信されていた。
 
タンカーは発電所の油タンクに重油を移す作業をしていた。タンカーの船員が甲板下の貯蔵タンクから重油をパイプで吸い上げる際、配管の弁を閉め忘れ、重油が甲板にあふれて海に流出したという。
同支社は記者会見をして、事故の概要を説明した。「再発防止に向けて安全指導をしていきたい」としている。

 
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/290672
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2012年2月26日付で朝日新聞広島版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日午後2時50分ごろ、呉市の呉港岸壁で近くに係留中の海上自衛隊の護衛艦「うみぎり(基準排水量3550トン)」周辺に油が浮いていると、乗組員から海保に通報があった。
 
海保によると、乗組員は「船尾付近から銀白色の薄い油膜が長さ約70m、幅約10mにわたって広がっていた。船内を調べたところ、作動油が漏れたようだ」と話したという。
 
「うみぎり」は定期修理のため、造船所のドックに係留中で、作業員らがオイルフェンスで拡散を止めた後、油を回収した。
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2012年2月8日0時35分にNHK大阪から、また2月7日21時11分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午後1時ごろ、堺市の1.5km沖を航行していたケミカルタンカー「第二旭豊丸」388トンで二等航海士の男性(56)が倒れているのがみつかり、病院に運ばれたが、約3時間後に死亡した。

海保によると、同船は、化学物質で劇物に指定されている積み荷のクロロホルム約350トンを前日に泉大津港で荷揚げしたあと、阪神港に向かう途中で、男性は、クロロホルムを荷揚げして空になったタンクの中で倒れていた。

男性は、発見される約10分前にタンクの周辺でクロロホルムの臭いがしたため、ほかの乗組員と予定していた作業を中断し、船上のタンクのふたを開け、薬品が残っていないかを確認していたという。

当時、タンカーの甲板からタンクに入るふたは開いていたということで、海保は、8日に遺体を司法解剖し、また乗組員から事情を聴くなどして、死亡した経緯を調べる。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/osaka/2005851921.html
http://www.asahi.com/national/update/0207/OSK201202070092.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
クロロホルムといえば強い麻酔作用がある物質。
それゆえ、残留状況を確認している時に高濃度の蒸気を吸いこんで気を失いタンク内に転落したのではないかと思い、念のためクロロホルムの急性毒性を調べたところ、意外や意外、高濃度蒸気を吸いこんで一発で気を失うといった物質では、どうもなさそうだった。
中毒ではなく、足を滑らせるなどしての転落かもしれない。
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2012年2月5日19時2分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前9時ごろ、山陽小野田市の小野田港で釣りをしていた人がパイプラインから液体が流出しているのを見つけた。

このパイプラインは、酸化鉄を製造している「T工業」が港に着いたタンカーから希硫酸を工場に送るために設置しているもので、警察などが調べたところ、およそ200mのパイプラインの一部が切れていた。

この事故で、およそ44m3の希硫酸が海に漏れ出したということだが、けが人はなく、いまのところ環境への影響もないという。

現場では、5日午前8時すぎからタンカーの希硫酸を工場のタンクに送る作業をしていたということで、警察がパイプが切れた原因を詳しく調べている。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4065792561.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
普通、この手の事故の原因としては、パイプにピンホールが開いたとか亀裂が生じた、フランジが緩んだ、といったものが多いが、今回は「パイプが切れた」という表現になっている。
どんな材質の配管だったのだろうか?

 
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2012年1月18日10時50分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
17日午後9時50分ごろ、江東区の辰巳埠頭の岸壁に、新島物産所有の貨物兼油タンカー新衛丸(492トン、6人乗り組み)がぶつかった。
 
海保によると、新衛丸は出港中で右舷船首部に亀裂が入り、積み荷の重油約400ℓが流出した。
放水で拡散させるなどしたため、環境に大きな影響はないという。けが人はなかった。

 
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY201201180129.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
タンカーから積み荷の重油が流出したということで400kℓの誤記ではないかと思ったが、放水拡散だけで対応できたところをみると、記事どおりに400ℓ程度だったのかもしれない。
ドラム缶で2本分。亀裂が入った割には少量の流出で済んだものだ。
 
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2012年1月16日17時55分に連合ニュースから、また同日1時48分に朝日新聞から写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
韓国の仁川沖で15日午前に発生したタンカー(4191トン)の爆発事故は「人災」だった可能性がある。
海洋警察によると、同船は仁川にガソリン6500トンを降ろし、中西部の大山港に戻る途中だった。
仁川を出発してから約1時間30分後、原因不明の爆発が起き、乗組員5人が死亡、6人が行方不明となった。


海洋警察は16日午前、遺族と行方不明者の家族に対し、事故は貯蔵タンクに残っていた油蒸気が爆発した可能性が高いと説明した。

業界関係者らは船社側が大山港の入港時間に間に合わせるため、油蒸気を抜く作業とタンク内に残っていたガソリンを取り除く作業を急ぎ、事故が起きたとの見方を示している。
関係者によると、タンク内の油類を取り除く作業だけでも4~6時間がかかるという。
出港1時間30分後に爆発したのは、油蒸気が抜かれていない状態で除去作業が行われた可能性を裏付ける。


船員らはタンク内で静電気が発生することを防ぐため、静電気防止服を着用し、綿のタオルを使っているが、完全には防止できないという。

2001年1月、韓国南部の巨済沖で3人が死亡し、6人が行方不明となったタンカー爆発事故もタンク内で静電気が引火し、爆発したのが原因だった。
今後、船社側の安全管理が問われることになりそうだ。


出典URL
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/01/16/0200000000AJP20120116003200882.HTML
http://www.asahi.com/international/update/0116/TKY201201150452.html
 
 
また、1月15日20時5分に読売新聞から、C重油なども積んでいた等の情報が下記趣旨でネット配信されていた。
 
聯合ニュースによると、爆発は、仁川でガソリン6500トンを降ろし、出航後、タンク内に残ったガソリンの除去作業中に起きた。
船長らは、気化したガソリンに引火した可能性を指摘している。
船尾部分には、C重油と軽油計120トンを積載していたが、タンクは損傷せず油の流出は起きていないという。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120115-OYT1T00519.htm?from=rss&ref=ymed
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□本ブログでは国外の事故は対象外だが、日本でも大きく報道された事故につき、番外編として掲載する。
 
□現時点での情報をまとめると、「重油あるいは軽油の蒸気が抜かれていない状態で、残留していたガソリンを取り除く作業を行ったため、気化したガソリンに引火した」といった感じだ。
しかし、これでは意味不明。
 
□思うに、ガソリン蒸気が軽油に吸収された結果、ガソリンタンクが減圧状態になり、そこに空気が流入して爆発雰囲気を形成し・・・という感じの事故だったのではないだろうか?

 
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2012年1月12日7時2分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前8時ごろ、パナマ船籍の貨物船「グゥアンダ」の甲板に人が倒れていると、船橋市の港にある事業所から千葉海保に連絡があった。
海保が調べたところ、倒れていたのは中国人の乗組員の男性(58)で、意識を失っており、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。

海保によると、貨物船ではその日の午前6時半ごろ、鉄くずを積み込むために船を岸壁にロープで係留する作業が行われていたが、ロープをくくりつけるための船首の甲板にある柱が折れて飛び、その直後に男性が倒れているのが見つかったという。

ロープをくくりつける柱は高さ1m20cm、直径48cmの鉄製で、海保では、柱が折れて飛んだ際に、柱かロープのいずれかが男性に当たったのではないかとみて、詳しい状況を調べている。


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2012年1月8日5時8分に、NHK首都圏から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

7日午後8時40分ごろ、海上自衛隊横須賀基地に停泊中の補給艦「ときわ」の機械室から火が出ているのを、当直中の乗組員が見つけた。
消防などが消火活動にあたり火はおよそ2時間半後に消し止められ、けが人はいなかった。

火が出た機械室は、発電機やエンジンなどが設置されている部屋で、海自によると、火災のあと、部屋に3機あった発電機のうち1機が、焼け焦げた状態で見つかったという。
海自は、この発電機が火元とみて、事故調査委員会を設置し、出火原因を詳しく調べることにしている。

「ときわ」は平成2年に就役した長さ167mの補給艦で、アメリカの同時多発テロ事件を受けて成立したテロ対策特別法に基づいて、インド洋でアメリカ軍の駆逐艦への燃料補給活動などを行ったことがある。




(2012年1月16日 修正1 ;追記)
 
2012年1月9日付で読売新聞神奈川版から、10日付で神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
通常、岸壁に停泊中の艦艇は発電機を止め、陸上から受電するが、「ときわ」が接岸した岸壁は配線ができない状態だったため、出火当時も発電機を稼働していた。
海上幕僚監部によると、船は離岸すると外部から電源が取れないため、船内で発電機を利用することは一般的だという。

出火当時は当直態勢の23人で勤務しており、発電機がある機械室は無人だった。
火災警報器が鳴って乗組員が駆けつけたときには、初期消火が不可能な状況だったという。
停泊中の岸壁は出火直後、機械室上部にある煙突側面のダクトから黒煙が広がり、周囲の艦艇や横須賀地方総監部から、派遣防火隊隊員ら数百人が駆けつけるなど、一時騒然となった。

 
海幕は、「23人の当直態勢は適正な人数。発電機も日常的に点検整備している」と説明している。


出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120109-OYT8T00066.htm
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201100022/
 


(2012年8月7日 修正2 ;追記)

2012年8月4日付で朝日新聞神奈川全県版(聞蔵)から、事故原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

海上幕僚監部は3日、事故調査結果を発表した。

現場の状況から、燃料管の接続部のゆるみや破損によって軽油が漏れ、発電機の高温部に接触して発火したとみられるという。

海自は今後、エンジンの整備作業時に、配管のゆるみがないかの確認を徹底するなどの再発防止策に取り組むとしている。
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2011年10月31日付で、神奈川新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

31日午前6時50分ごろ、海上自衛隊横須賀基地の吉倉岸壁に停泊中の同基地所属補給艦「ときわ」(8150トン)から、海上に油が流出した。

海保などによると、油は同艦中央部から半径50mにわたって流出。 同艦機関室に設置されている発電機の故障で、潤滑油冷却機器から漏えいしたとみている。
同艦艦長が海上に浮かぶ油を発見、同保安部に通報した。

海自がオイルフェンスを張るなどして対応し、約2時間後に油の回収を終えた。
海保などが流出した油の量や故障の原因を調べている。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

船自体が防油堤の役割を果たしている筈なのに、何故、海へ?
その理由について考えた結果、海水を使って潤滑油を冷却している熱交換器のチューブに穴が開いたのではないか?という可能性に思い当たった。


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2011年10月6日付の秋田さきがけ新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

秋田港に接岸したタンカーから、送油管(全長3.4km、直径75cm)を通じて秋田火力発電所のタンクに送る作業を、午前9時ごろから開始した。

午後0時50分ごろ、釣りをしていた男性が送油管から重油が海に漏れているのに気付き、近くにいた発電所の社員に伝えた。
連絡を受け、送油は中止された。洩れた原因は調査中。




(2011年10月21日 修正1 ;全面修正)

朝日新聞秋田版(聞蔵)よりも詳しい記事が秋田さきがけ新聞紙面に掲載されていたため、そちらの記事を主体に、全面修正した。



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201178日付の千葉日報に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
7日午後4時55分ごろ、袖ヶ浦市の民間企業岸壁から川崎港に出港したケミカルタンカー「豊徳丸」のポンプ室内で機関部員(20)が倒れ、意識不明となった。海保が救助に向かい、病院に搬送された。
海保によると、出港直前にクロロホルム50トンを荷揚げしていた。
 
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20116291320分に読売新聞から、同日1345分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午前11時ごろ、名古屋港ガーデンふ頭沖に停泊していた貨物船「ニュー高州」(498トン)から、「乗組員3人が作業中にけがをした」と通報があった。
海保が巡視艇で船長ら3人を病院に運んだ。足の骨折や胸の打撲などを負ったが、生命に別条はないという。

海保によると、3人はロープを使って貨物船から小型船を降ろす作業をしていたところ、ロープが突然切れ、2人が海に転落し、1人は切れたロープでけがをした。海保が詳しく調べている
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
切れたのは、読売では「ワイヤ」、msn産経ニュースでは「ロープ」と報道されているが、切れたものでけがしている人がいるので、「ワイヤ」のほうかもしれない。

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2011628176分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
28日午前11時半ごろ、名古屋港を航行中のケミカルタンカー「日祥丸」(乗員5人、499トン)の船長(60)から「甲板で乗員3人が倒れている」と海保に通報があった。海保が巡視艇などを出して3人を救助したが、うち2人が搬送先の病院で死亡した。硫化水素とみられる有毒ガスを吸い込んだ可能性があり、海保が詳しい原因を調べている。
死亡したのは1等航海士(64)と1等機関士(62)。次席1等航海士(42)も病院に運ばれたが意識はあるという。その後、機関長(62)も体調不良を訴え、入院した。
海保によると、日祥丸は四日市港で積み込んだ硫化水素ナトリウム250トンを名古屋港で降ろした後、タンクを清掃中に有毒ガスが発生したとみられる。
運輸安全委員会は28日、船舶事故調査官3人を名古屋港に派遣した。 

[時事通信社]
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□添付のMSDSによれば、硫化水素ナトリウムからの有毒ガス発生は、以下の2ケースが考えられる。
 ・加熱されて分解し、Sox, Na2Oの有毒ガスを発生した
・酸類(空気中の二酸化炭素も)と反応して硫化水素を発生じた
□中毒発生時の様子が、メデイアによって微妙に違って報道されている。
タンク清掃中に中毒症状をきたしたので甲板に上がり、そこで倒れたということかもしれない。
同日147分 msn産経ニュース
 ・甲板に倒れていた3人を救助。3人はタンク内の清掃を終えたところだった
同日198分 NHK名古屋
 3人は当時、甲板でタンクの清掃作業をしていた。海保は3人がタンクから出たガスを吸い込んだとみて調べている
 http://www.nhk.or.jp/lnews/nagoya/3003816532.html
         (NHKオンラインの記事は、1日か2日でアクセスできなくなりますので、御承知おきください)



(2011年7月11日 修正1 ;追記)
 
2011630日付で朝日新聞名古屋版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
海保は、死因は硫化水素中毒だと判明したと発表した。



(2011年8月29日 修正2 ;追記)

2011年8月25日付で、朝日新聞(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運輸安全委員会は、24日、「2種類の洗浄水を混合した結果、硫化水素が発生した可能性がある」とする調査経緯を明らかにした。
同委員会によると、乗組員らは、積荷の硫化水素ナトリウムを荷揚げ後、タンクを洗浄。洗浄水を貯留タンクに移したところ、排気管から白煙が上がり、倒れたという。
タンクにはアクリル酸を含む洗浄水が入っており、硫化水素ナトリウムを含む洗浄水を加えたため、化学反応して硫化水素が発生したとみられる。



(ブログ者コメント)

□原因は熱か酸のどちらかだろうと思っていたが、酸のほうだった。ただ、タンク洗浄廃液による混触までは思いつかなかった。
□本件、荷繰りを計画した部署が、洗浄廃液の混触危険にも注意しておくべきだったのではないか? 船側にもMSDSが渡されているだろうが、船側にそこまで求めるのは酷な話しだ。
□産業現場でも、これまで使ったことのない化学物質を使い始める前には、設備や器具を洗浄した後の廃液処理方法についても、混触危険がないかなど、検討を加えておくことが必要だ。




(2012年2月26日 修正3 ;追記)
 
2012年2月21日12時10分に中京テレビから、同日13時54分に中日新聞から、元船長が書類送検された旨、下記趣旨でネット配信されていた。
 
この事故で、安全管理を怠ったとして名古屋海保が21日、タンカーの元船長の男(61)を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
硫化水素ナトリウムが入っていた貨物タンクの洗浄水を貯留用タンクに移す作業中、古い洗浄水との化学反応で大量の硫化水素が発生したが、避難誘導などの注意義務を怠ったとされる。
 
事故当日は気温が高く、普段より大量の硫化水素ガスがタンクから船外に放出されていて、死亡した2人はタンク内を確認しようとふたを開けたところ、硫化水素ガスを大量に吸い込んだという。
 
ガスは化学物質が入っていた複数のタンクを洗浄するために、使った水を1つのタンクに集める作業中に発生したとみられている。
 
事故を受け、国交省は「有害なガスが発生する危険がないか、確認するように」などと、全国の同業者に注意を呼びかけている。

 
出典URL
http://news24.jp/nnn/news8626905.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012022190135452.html
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2011524日の千葉日報に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
23日午後2時50分ごろ、船橋市の京葉食品コンビナート北岸壁に停泊中の地盤改良船「フロンティアフドウ丸」(3500トン)から出火。甲板下の資材庫を焼き、約3時間後に鎮火した。
作業員4~5人が甲板に開いた穴を修復中、電気溶接機から飛び散った火花が近くのロープやゴムに引火し、資材庫内に燃え拡がったという。
油の流出は確認されていない。同船は4月上旬から同所に停泊していた。
 
 
 
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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