







2015年5月23日12時28分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月23日13時5分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時半ごろ気仙沼港で、クレーン付き台船の第128河野丸(660トン)が別の船に引っ張られながら沖合に向かっていたところ、クレーンを垂直に近い角度にしたまま航行していたため、港内を横断する高圧の送電線3本のうち1本を切断した。
2つの船の乗組員6人に、けがはなかった。
海保の調べでは、送電線は海面から31mのところに張られていたが、クレーンは33mまであげていたという。
海保の調べに対し船長は、「クレーンをあげて中のワイヤーを調整しながら航行していて、送電線に気がつかなかった」と話しているという。
東北電力によると、この影響で気仙沼市内の9275世帯が最大で1時間あまり停電したが、現在は復旧しているという。
船の航行に影響は無いものの、切れた送電線の先端は港内に落ちたままとなっているため、東北電力などでは注意を呼びかけている。
2隻は、東日本大震災の海中がれきの撤去作業に向かっていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150523/4995161.html
http://www.sankei.com/affairs/news/150523/afr1505230016-n1.html
2015年5月23日7時6分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、大分市佐賀関の沖を航行していた危険物運搬船(355トン)のタンク近くで火が出たと通報があり、船で作業していた男性2人が顔や腕をやけどした。
ベンゼンを大分港に運んだ後、タンクを開けて残った液体を乾かしていたという。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150523/rgn1505230024-n1.html
2015年5月16日11時49分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後10時半ごろ、川崎市川崎区東扇島の東京湾にあるタンカー係留施設「京浜川崎シーバース」で、陸上に輸送中の原油が漏れたと施設の管理会社から118番があった。
海保によると、タンカーから北東約6.5km、南西約1.8kmにわたって油が流れているのを確認。
既に流出は止まり、オイルフェンスを設置して拡散を防ぐ処理をした。
海中の輸送パイプから原油が漏れた可能性もあるとみて,原因を調べている。
当時、係留施設からパイプを通して陸上のタンクに原油を送っていた。
現場から北東約6.5kmにある羽田空港の運航に影響はないという。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150516/afr1505160011-n1.html
5月16日18時4分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日夜、川崎市の東京湾に係留していたタンカーから、原油が海に流出する事故があり、海保などが原油の拡散防止と回収作業を進めている。
原油が流出した範囲は比較的狭く、今のところ大きな影響は出ていないという。
15日午後10時半ごろ、川崎市沖の東京湾にあるタンカーの係留施設「京浜川崎シーバース」で、陸上に原油を送っていたタンカー、「TAKAMINE」から原油が流出していると、管理会社から海保に通報があった。
海保によると、原油は、16日早くにはおよそ6kmあまり離れた羽田空港近くまで流れているのが確認されたという。
原油の流出はすでに止まっているが、巡視船などが原油の拡散防止と回収作業にあたった結果、午後5時現在では、原油の流出範囲はほぼ半分程度の範囲に縮小し、周辺の環境に大きな影響は出ていないという。
海保は、17日以降も作業を続けるとともに、タンカーや施設の管理会社の関係者から話を聞くなどして、原油が流出した原因を調べることにしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056832041.html?t=1431806374574
5月20日20時26分にNHK横浜から、海底パイプラインから漏れた可能性が高いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原油は、石油精製会社が管理する海底のパイプラインに引き込まれたあと、漏れ出した可能性が高いことが分かった。
当初は、タンカーから原油が流出したという通報だったが、海保や原油の供給を受けた川崎市の石油精製会社が調べたところ、原油はタンカーから係留施設付近の海底にあるパイプラインに引き込まれたあと、海に漏れ出た可能性が高いことが分かった。
海保は、石油精製会社の担当者から話を聞くなどして、パイプラインから原油が漏れ出した原因をくわしく調べている。
海保によると、流出した原油はすでに巡視船などによって取り除かれ、周辺の環境への影響は確認されていないという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1054923961.html?t=1432158429073
2014年11月20日20時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時20分ごろ、宮崎県日向市細島の細島港岸壁に停泊中の貨物船から、「クレーンの修理作業中に爆発があり、けが人が出た」と119番があった。
作業をしていた電気工事士の男性(56)とインド人、バングラデシュ人の男性計3人が、手や下半身にやけどを負った。
海保などによると、貨物船はシンガポール船籍の「OCEAN PARADISE」(約3万2000トン)。
クレーンのオペレーター室で爆発が起き、火災になった。10分ほどで鎮火された。
荷降ろしに使う船上のクレーン4機のうち1機の調子が悪かったため修理していたという。
21日に調査し、詳しい原因を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141121k0000m040109000c.html
(ブログ者コメント)
原因不詳だが、とりあえず「ガス爆発」カテゴリーに入れておく。
2014年7月26日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時ごろ、鹿児島市沖の錦江湾で停泊中のクレーン船の甲板上で「作業員が負傷した」と、別の作業員から海保に通報があった。
海保によると、深田サルベージ建設(大阪市)の男性作業員(19)が、落下してきた重さ約1トンの滑車と甲板の間に足を挟まれ、右足骨折のけがをした。
クレーン船は、日本最南端の沖ノ鳥島で転覆事故を起こした桟橋の撤去作業中だった。
桟橋は、今年3月末、7人が死亡した転覆事故の後、錦江湾に運ばれ、海中に突き出した4本の脚を取り外す作業をしていた。
国交省関東地方整備局によると、この日は製造元のある北九州港に運ぶため、桟橋本体を台船に載せる作業をしていたという。
(2014年8月5日 修正1 ;追記)
2014年7月26日付の南日本新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
大型クレーン台船(全長90m、幅41m、4364トン)甲板上で、作業中の男性(19)が倒れてきた滑車(約1トン)に足をぶつけて骨折した。
海保によると、台船の滑車を積み込んでいた。
2014年6月6日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3960/
(2014年7月11日 修正1 ;追記)
2014年5月31日付の神戸新聞紙面に、第1報の補足的内容の記事が、下記趣旨で掲載されていた。
同種のタンカーを持つ西日本の海運会社役員は、「内航船は、タンクを空にしても内部を洗浄せず、わずかに残った油の気化が進み、内気の引火性が増す」と話す。
このため、聖幸丸は23~24日、タンクに空気を送り込んで引火性ガスを抜く作業「ガスフリー」を実施。
しかし、次の積み荷待ちで、事故が起きた29日まで5日間、タンクを空にしたまま姫路沖に停泊していた。
(2014年11月5日 修正2 ;追記)
2014年11月1日付で朝日新聞神戸版(聞蔵)から、ガス検未実施でハッチの蓋も少し開けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月2日10時52分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
乗員が船体の錆びを落とす作業を始める前に、同社のマニュアルで定められた原油タンク内の可燃性ガスの濃度を計測していなかった疑いがあることが、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、作業責任者の1等航海士(46)を含む複数の船員が、調べに対し、「検知をしなかった」と供述。
また、1等航海士は、会社への説明でも「以前には何度も検知をしたが、(高濃度のガスが)出たことがなかったので怠った」と話しているという。
船の原油タンクと直結する甲板上のハッチの蓋が開いていたことも判明。
海保は、電動研磨機などを使って錆びを落とす作業中、飛び散った火花が原油タンクから気化したガスに引火したとみて、業務上過失致死容疑で捜査している。
S海運によると、同社の安全管理マニュアルでは、電動研磨機などを使う前にタンク内の可燃性ガスの濃度を検知器で確認し、基準値を超えた場合は作業をしないよう定めていた。
だが、捜査関係者によると、複数の乗員が、事情聴取に対し、「ガス検知をしていなかった」と話し、甲板上にある、原油タンクとつながる大小16カ所のハッチの蓋についても、「作業時に開いていた」と証言しているという。
乗員の1人は、朝日新聞の取材に、「タンク内に残った原油から気化したガスを抜くため、2,3cmの隙間を開けていた」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141101-OYT1T50073.html
(2015年12月23日 修正3 ;追記)
2015年12月12日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月16日20時8分にNHK神戸から、12月16日20時50分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
姫路海保は、16日、業務上過失致死傷の疑いで、事故で死亡した船長と負傷した1等航海士を書類送検した。
調べでは、事故の約1時間前から、船長や1等航海士ら5人が、原油タンクと直結した甲板上にある円筒形のハッチ(直径約72cm、高さ約62cm)付近などで、船体の塗装除去やさび落としの作業をしていた。
ガスバーナーや電動研磨機などを使っていたという。
S海運の安全管理マニュアルは、甲板上で火を使った作業をする場合は、事前にタンク内のガスを送風機を使って外に出す作業や、ガスの濃度を計測することを定めているが、海保によると、いずれも守られていなかった。
1等航海士は、調べに「(事故以前も)ガス抜きせず作業することがあった」と供述したという。
また、船上でバーナーなどの火気を使う場合に必要な、会社の許可もとっていなかった。
さらに、船長は、29日だけでなく、27日、28日の整備作業でも、バーナーを使って塗装除去の作業をしていたといい、1等航海士は27日に作業を中止するよう船長に申し出たものの、聞き入れられなかったため、その後は止めようとしなかったという。
沈没した船から、船長が使っていたバーナーは見つかっていないが、海保は、当時バーナーを使っていたのは船長だけで、その付近から最初に爆発したという乗組員の証言があることや、消防の実験では、29日の整備作業で使っていた電動研磨機の火花では引火しなかったことなどから、バーナーの火がタンク内に溜まっていた可燃性ガスに何らかの原因で引火し、爆発したと判断した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2024357951.html?t=1450299006176
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201512/0008652216.shtml
また、12月17日10時59分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の運輸安全委員会は、17日、デッキで使われたガスバーナーの火が、積み荷のオイルから発生したガスに着火した可能性が高いとする事故調査報告書を公表した。
報告書によると、船長は甲板上にあるオイルタンクのハッチ付近で、固着したハッチのネジをバーナーで温める作業を行っていたとみられる。
付近には、数日前に行ったオイルの荷揚げ作業で発生したガスが漂い、バーナーの火が着火した可能性が高いという。
安全委は、「タンカーで高熱の作業を行う際の安全に対する意識が十分でなかった可能性がある」と指摘。
同社に、乗組員の教育や訓練を徹底するよう求めた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDJ655VHDJUTIL04K.html
※運輸委員会の報告書は下記参照。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/ship/rep-acci/2015/MA2015-13-1_2014tk0011.pdf
2014年6月8日18時45分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時55分頃、茨城県神栖市東深芝のT木材鹿島工場で、離岸作業中の貨物船「由良丸」の係留ロープ(直径約6cm、長さ約200m)が切れ、甲板にいた1等航海士(49)を直撃した。
1等航海士は左足を切断する重傷。
警察の発表によると、関係者が岸壁でロープを緩めている最中にロープが切れたという。
警察が、原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140608-OYT1T50041.html
情報量が多いため、主要記事の趣旨のみ抜粋して掲載する。
(2014年5月29日13時16分 朝日新聞)
29日午前9時20分ごろ、姫路市の姫路港沖約5kmの播磨灘で、S海運所有のタンカー聖幸丸(998トン、全長約81m)が爆発、炎上した。
乗員8人のうち船長(64)が行方不明で、海保が捜している。残りの7人は救助されたが、やけどを負い男性4人が重傷という。
タンカーはほぼ全焼し、沈没の恐れがあるとして、同海保はタンカーの半径約1.8kmで他船の航行を禁止した。
http://www.asahi.com/articles/ASG5Y3CTNG5YPIHB009.html
(5月29日13時39分 msn産経ニュースwest)
聖幸丸は23日に相生市の関西電力相生発電所に重油2000kℓを運搬した後、姫路港を出港。和歌山県の下津港へ向かう予定で、姫路沖で停泊していた。
積み荷は空の状態で、油漏れなどはないという。
同社によると、聖幸丸のデッキ上では当時、複数の乗組員で重油などでこびりついたさびを工作機械(グラインダー)を使って除去する作業を行っていたという。
デッキと重油タンクは複数の縦穴で通じているが、タンクにはガスがたまりやすく、作業前には必ずガスを完全に抜かなければならないという。
同社の担当者は「乗組員らはガス抜き作業を適正に行っていたらしいが、ガスが抜け切れておらず、マンホールから漏れて火花に引火したのかもしれない」と説明した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140529/waf14052913390027-n1.htm
(5月30日付 読売新聞兵庫版)
高さ100mのオレンジ色の火の玉が上がった後、「ドーン」という衝撃音が海面を揺らせた――。
爆発当時、現場近くを通りかかり、負傷した乗組員を救助した漁船と貨物船の関係者が、読売新聞の取材に対し、爆発と救助の様子を語った。
姫路市家島町の坊勢漁協によると、救助したのは、同組合の漁師男性(39)の漁船「光栄丸」(4.4トン)。
タンカーの南約4kmで一人で漁をしていたところ、爆発音を聞き、黒煙が上がるのを見た。
漁船で約10分かけてタンカーに向かい、海に投げ出されて泳いでいた2人を船に引き上げた。
その後、タンカーに4人が残されているのに気づき、タンカーに寄り、全員を乗り移らせた。
姫路港に向かう途中、携帯電話で119番。「けが人を乗せて港へ向かっている。救急車を向かわせてほしい」と要請し、港で4人を引き渡した。
けがをしていなかった2人は、途中ですれ違った救助に向かうボートに引き渡し、現場の状況などを説明させるために現場へ戻らせたという。
男性は、けが人の状況について、見るに見られない状態だったと説明。「ものすごい黒煙と炎で、とてもタンカーの救命ボートを下ろせる状況ではなかった」と話したという。
男性は約20年前から、地元の消防団にも所属しているといい、「ほっとくわけにはいかん」と救助に向かったという。岡田組合長(64)は「責任感が強く、働き者。冷静で的確な判断をしてくれた」と話した。
一方、タンカーから約1km離れた海上を航行中、事故を目撃し、救助に加わった貨物船もあった。
姫路市の海運会社「宝祥海運建設」の従業員で、貨物船「第五宝祥丸」の船長(38)は、高砂市から岡山県の水島港に向けて航行中、タンカーが突然、爆発したという。
船長は無線で海保に連絡した後、「もう一度爆発するかもしれない」と救助に向かうかどうか一瞬ためらった。
だが、船の乗組員たちは積載しているボートを下ろす用意を始めていたため、タンカーに向かった。
ボートには、船長の弟(32)ら2人が乗り込み、現場にいた光栄丸による救助活動に加わった。
タンカーが左舷側に徐々に傾いていく中、船尾に乗組員が取り残され、手すりにつかまって歩いているのを見つけた。「おーい」と大声で呼びかけ、ボートをタンカーの縁の下まで寄せて「飛び移れ」と指示した。「大丈夫か」。ボートを安全な場所まで離し、船長の弟が話しかけても乗組員はぼうぜんとして無言だったという。
船長の弟は「もうもうと黒煙が上がり、熱い風が吹き付けてきた。恐ろしかったが早く助けなければとの一心でした」と振り返り、船長は「船長として会社の従業員の命を預かっている立場。船を寄せて弟に救助に向かわせるのはぎりぎりの決断だったが、助け出せてよかった」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20140529-OYTNT50582.html
(5月30日10時57分 朝日新聞)
国交省は全国のタンカー業者に対し、安全管理の徹底を求める通達を出した。29日付。
国交省令では、引火性の液体を積んだ石油タンカーやケミカルタンカーで工事や清掃をする場合、事前にガスの有無を検知して、火災の恐れがないことを確認するよう義務づけている。
http://www.asahi.com/articles/ASG5Z3DGBG5ZUTIL007.html
(5月31日23時38分 朝日新聞)
船長の遺体が31日、船内で見つかった。
海保などによると、聖幸丸からの油漏れを調べていた民間会社の潜水士が船尾付近の原油タンク内で見つけた。
船長は2003年10月からS海運に勤務。船長歴は35年以上のベテランだった。
http://www.asahi.com/articles/ASG505Q0SG50PIHB01G.html
(6月5日6時30分 神戸新聞 ;船の構造図解付き)
四つある原油タンクのうち、タンクの破損状況から、船首と船尾付近の2カ所で爆発が起きた可能性があることが4日、海保への取材で分かった。
聖幸丸は、船首から船尾にかけて船倉に四つのタンクが並ぶ構造だった。
海保の調べでは、船首に近い左舷部分でタンクの隔壁が破れて大きく破損。亡くなった船長の遺体が見つかった船尾近くのタンクは右舷側が壊れ、海水で満たされていた。
船は約9時間後に沈没した。
爆発の瞬間、近くの海域にいた複数の漁師や船員が「ドン、ドーン」という2度の爆発音を聞いていることから、船首と船尾に近いタンクの2カ所で連続して爆発が起きたとみられるという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201406/0007023656.shtml
2014年5月14日付で毎日新聞山口版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、5月14日付の山口新聞紙面に、より詳しい記事が下記趣旨で掲載されていた。
13日午前5時50分ごろ、下松市東海岸通り1のJX日鉱日石エネルギー下松事業所の岸壁で、貨物船(7万3427トン、長さ234m)が桟橋に着岸する際、左船首が岸壁から船の係留所にかかる鋼鉄製の橋(幅約3m、高さ約3.5m)に衝突した。
衝撃で、橋は深さ約20mの海に落下した。海保によると、けが人や油の流出はないという。
橋は船の係留や桟橋の点検時に作業員らが使うもので、同社の所有。当時、橋の上には誰もいなかったという。
貨物船はパナマ船籍でフィリピン国籍の25人が乗船し、インドネシアから石炭を積んできていた。
タグボート3隻を使って同事業所の岸壁から約150m沖にある桟橋に着岸する際に、操船や水先人の誘導ミスが重なり、衝突したらしい。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20140514ddlk35040303000c.html
2014年5月9日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前9時15分ごろ、清水港内の海上で係留ロープを外していた作業船・第六かしわで、甲板員の男性(51)が係留ロープにはね飛ばされた。
男性は腹部を強く打ち、約12時間半後、搬送先の病院で死亡した。
海保によると、第六かしわがクレーン船・美保号の係留ロープを外す作業をしていたところ、緩んでいたロープが突然張り、第六かしわの船首部にいた男性がはね飛ばされたという。
現場は、清水灯台から南西方面に約2700mの海上。
当時、東の風約1mだったという。
2014年5月9日7時46分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市清水区の清水港で、防波堤に停泊していたクレーン船(長さ60m、幅22m)の係留ロープを外す作業をしていた甲板員の男性(51)が、太さ約5.5cmの係留ロープにはね飛ばされた。
全身を強く打って病院に搬送された男性は同日夜、内臓出血のため死亡した。
出典URL
http://www.at-s.com/news/detail/1033812722.html
2014年5月2日付の茨城新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
1日午前8時ごろ、神栖市の鹿島石油鹿島製油所で、タンカーの接岸作業をしていた会社員の男性(21)が、水深約7mの海に転落。間もなく民間のダイバーに発見され、病院に運ばれたが、死亡が確認された。
警察によると、男性は桟橋の先端付近で、接岸するためにタンカーから投げられる係留ロープを受け取る作業をしていた。
バランスを崩し、海に転落したとみられる。
水に濡れると開く小型の浮輪を身に着けていたが、カッパを着こんでいたため、開かなかった可能性があるという。
桟橋から海面までの高さは約3mで、当時は雨が降っていた。
(ブログ者コメント)
報道された文面から考えるに、浮輪の上からカッパを着ていた、ということかもしれない。
もしそうだとすれば、カッパ着用時には浮輪はカッパの上から装着すること、といった決めごとはなかったのだろうか?
本件、どのような浮輪なのかを含め、ザッと調べてみたが、これという情報は見つからなかった。
なにはともあれ、保護具は正しく装着することが大切だという、教訓事例だったのかもしれない。
2014年3月31日19時34分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、4月1日付で朝日新聞島根版(聞蔵)からも、同主旨の記事が掲載されていた。
6年前、隠岐の島町の石油の貯蔵タンクでガソリンや軽油などを入れ間違え、給油を受けた車に不具合が出た問題で、石油元売り会社が、タンクを所有する会社とその関連会社に、給油をやり直した費用などあわせて1億1800万円あまりの損害賠償を求めていた裁判で、松江地裁は31日、8300万円あまりの支払いを命じる判決を言い渡した。
この裁判は、6年前、隠岐の島町でタンカーから石油の貯蔵タンクにガソリンや軽油などを入れ間違え、軽油混じりのガソリンの給油を受けた車、およそ1000台に不具合が出た問題で、石油元売り会社の出光興産が、タンクを所有する奥出雲町の山陰タンクとその関連会社に対して作業ミスが原因だったなどとして、給油をやり直した費用などあわせて1億1800万円あまりの損害賠償を求めていたもの。
山陰タンクと関連会社は、作業と混入の因果関係は分からないなどと争ったが、31日の判決で松江地裁の河村裁判長は、「タンカーから貯蔵タンクに軽油を移す際に山陰タンクの従業員が操作を誤り、その後、ガソリンと軽油、それに灯油が混じり合った」、「事故と損害の間には因果関係がある」などと指摘して、山陰タンクとその関連会社の過失を認め、8300万円あまりの支払いを命じた。
判決について、石油元売り会社の出光興産は、「判決文を十分検討した上で、今後の対応を決めたい」と話している。
一方、石油の貯蔵タンクを所有している山陰タンクとその関連会社の弁護士は、「コメントを差し控えたい」としている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/matsue/4035106891.html?t=1396300713301
ちなみに当時の状況が、2008年6月30日12時14分に日経BPnetから、下記趣旨でネット配信されていた。。
経済産業省は6月28日、島根県隠岐の島町唯一の油槽所(石油貯蔵施設)でガソリン、灯油、軽油に異なる種類の油が混入したことが判明し、6月27日より島内15のガソリンスタンドが各製品の販売を中止したと発表した。
隠岐の島町は,25日―27日に購入した石油製品を使用すると自動車などに異常を来す恐れがあるとして、住民に注意を呼びかけた。
石油製品の混入が生じたのは「山陰タンク隠岐油槽所」。
出光興産、新日本石油、昭和シェル石油、エクソンモービルの石油元売り4社とJAが共同利用している。
出光などによると、6月24日にタンカーから油槽所へ石油製品を荷揚げした際、バルブの誤操作で一部が混じったとみられる。
27日午前に石油販売業者が油槽所に灯油を引き取りに行ったところ、色が青いとの指摘があり、調査の結果、判明した。
同日夜に出光から報告を受けた経済産業省は、同社に対し、各ガソリンスタンドにおける混入状況の確認や顧客の安全確保などを指示した。
出光はフェリーでタンクローリーを隠岐の島町に送り、新たな軽油などを手配している。
出典URL
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz08q2/576649/
(2014年5月4日 修正1 ;追記)
2014年4月1日付の山陰中央新報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
訴状などによると、原告は被告に油槽所で貯蔵する油の管理を委託。
2008年6月24日に危険物取扱者の資格を持たない被告側の担当者が荷揚げをした結果、混油が発生。給油した車両の一部でエンジントラブルが発生したほか、島内のガソリン供給が一時全面中止になった。
原告は、被告側の担当者らが事実関係を隠し、事故発覚の27日まで混油が販売されたとして、混油の処理費、顧客への補償費などを請求していた。
判決で裁判長は被告側の損害賠償責任を認める一方、原告の孫請け企業が運航するタンカーの船長らが混油を知りながら荷揚げを続けた行為を「損害発生への寄与が認められる過失」と指摘。
原告の過失割合は3割が相当とした。
(ブログ者コメント)
「タンカーの船長らは混油を知りながら荷揚げを続けた」とあるが、ちょっと信じられない。
事実だとすれば、船長らの言い分が知りたいところだ。
2014年3月12日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前7時20分ごろ、四日市港防波堤灯台から南東約6.3kmの海上で、海運会社員の男性(42)が原油タンカーにかかっていた縄ばしごから転落し、頭を強く打って搬送先の病院で死亡した。
海保によると、男性はバージ船から原油タンカーに乗り移ろうとしていた際、高さ約8mから誤って落ちたという。
(ブログ者コメント)
ウイキペディアによれば、バージ船とは、平底の「はしけ船」のことらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%80
2014年2月11日19時13分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前10時すぎ、倉敷市水島川崎通にある「JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区」の一角にある岸壁で、資材を運んできた作業船の機関長の男性(71)が、作業船から停泊している別の貨物船に荷物を積みかえる作業を行っていたところ、海に転落した。
男性は、近くにいた作業船の船長や貨物船の乗組員などに引き上げられて病院に運ばれ治療を受けているが、意識不明の重体。
海保によると、当時、男性は作業船の上で貨物船の乗組員などとともに、荷物をクレーンに結びつける作業をしていたという。
海保では、男性が誤って海に転落したものとみて、詳しい状況などを調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025170281.html?t=1392154919354
2014年1月17日12時26分に毎日新聞から、同日13時38分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前7時40分ごろ、山口県山陽小野田市の小野田港の岸壁に係留していた作業台船(長さ約29m、幅7.8m、178トン)のエンジンルームで、作業員2人が倒れているのを近くにいた作業員が発見。共に意識はあるという。警察が一酸化炭素中毒とみて調べている。
県警によると、2人は船長兼務のIさん(69)と副船長兼務のYさん(73)で、Yさんは一時意識不明だったが、その後回復。
作業台船を雇った小野田化学工業(東京)によると、IさんはYさんを救出中に倒れたという。
台船の積み荷はリン鉱石の加工品で、同社小野田工場に降ろすため係留していた。
Yさんはクレーンを動かすため、船首部分のエンジンルーム内で作業中だった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140117k0000e040257000c.html
http://www.asahi.com/articles/ASG1K3DFRG1KTZNB119.html
2013年9月28日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、9月27日11時29分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前6時ごろ、能代市能代港の4万トン岸壁付近で、建設資材などを載せる台船をロープでつないで引っ張る作業をしていた引き船「第十一利丸」(100トン)の機関長の男性(68)が海に転落。
近くの漁船に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
海保によると、男性は甲板後部で作業中、船の後部に引っかかっていた台船を引っ張るためのロープが外れて体に当たり、はずみで転落したとみられる。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130927l


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。