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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20145248分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

1日午後5時すぎ、芦屋市春日町を走行していた阪神電鉄の6両編成の特急電車の運転士が、およそ250m先の踏切を車とオートバイが渡っているのに気付き、急ブレーキをかけたが、電車はそのまま走行し、2か所の踏切を通りすぎてから止まった。

このトラブルで車などへの接触はなく、特急電車の乗客およそ900人にけがはなかった。

阪神電鉄によると、2か所の踏切では警報機は鳴っていたということだが、遮断機はいずれも下りていなかったという。


阪神電鉄が踏切近くの遮断機を制御する装置を調べたところ、ヤモリの死骸が付着していて、回路がショートし正常に作動しなくなっていたという。
阪神電鉄では、「利用客や近くの住民にご心配とご迷惑をかけ深くおわびします」としている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140502/k10014177151000.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○小動物によるトラブル事例として紹介する。

 

○遮断機は下りていなかったが警報が鳴っていたので踏切内に入るのを止め、それで事故を免れた・・・そんな車はなかったのだろうか?

 

○そこから更に考えるに、こういう事態をも想定して、警報を鳴らす装置と遮断機を制御する装置を別個に設置していた・・・そんなことはなかったのだろうか?

その点が気になり、ざっと調べてみたが、書かれている資料は見つからなかった。

 

 

 

 

(2014年5月24日 修正1 ;追記)

 

201452日付の神戸新聞夕刊紙面に、若干詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

制御装置は地上約1mの高さの鉄柱に付けられ、ヤモリが鉄柱を伝って装置の隙間から入り、回路をショートさせた可能性が高いという。

 

梅田~元町駅間には制御装置が数100あり、今後、装置の点検とともに、小動物の侵入を防ぐため隙間を埋める作業を進めるという。

 

 

 

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無題
衝突事故になっていたら、相当の死傷者が出たに違いない。不幸中の幸いと喜びたいが、このまま見過ごさないでほしい。
ブログ者が書いているように、警報で停車して助かった人はいたと思いたい。危険予知能力の優れた人と称賛したい。
こういう故障を防止するためには、警報遮断機システムは、1アウト オブ 2システムにすべきと考える。ヒヤリハットでは済まされない事例ではないだろうか。
森本 厚吉 2014/05/08(Thu)10:03:13 編集
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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