2017年7月2日8時25分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先月、甲府市にある山梨県立中央病院で、60代の男性に血液型の異なる血液を輸血し、その後、男性が死亡したことがわかった。
病院はミスを認め謝罪したが、男性が死亡したのは輸血のミスが原因ではないと説明している。
山梨県立中央病院によると、先月23日、交通事故で大けがをした60代の男性が救急搬送され、病院の救命救急センターで5600mℓあまりを輸血したが、男性は事故からおよそ4時間後に死亡した。
その後、病院が調べたところ、輸血した血液の一部として男性の血液型の「O型」とは異なる「B型」の血液が840mℓ誤って輸血されていたことがわかった。
病院によると、輸血の際には、医師や看護師の少なくとも2人が血液が入ったパックのラベルを読み合わせることになっている、今回の輸血では確認が十分に行われていなかったという。
病院側は遺族に謝罪するとともに、外部の有識者を含む医療事故調査委員会を設置し、詳しい原因を調べるとしている。
一方で、男性が死亡したのは出血によるショックのためで、輸血のミスが原因ではないと説明している。
1日夜、会見を開いた神宮寺院長は、「医療を提供するべき病院として、あってはならない事故を起こし、誠に申し訳なく思っています」と述べ、ミスについて謝罪した。
出典
『県立病院で救急患者に輸血ミス』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1044778291.html
7月1日22時53分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、甲府市の男性会社員(当時67歳)は6月23日午前4時50分ごろ、同県南アルプス市にある勤務先の駐車場で、運転していた中型トラックのエンジンをかけたまま降車。
トラックが動き出したため、正面に回って止めようとして轢かれた。
出典
『輸血ミス 交通事故の男性に 4時間後に死亡 山梨』
https://mainichi.jp/articles/20170702/k00/00m/040/091000c
7月3日10時39分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡後に異なる型の血液が輸血に含まれていることが判明したため、警察に届けた。
男性はO型で大量に出血しており、総輸血量は5680mℓと、成人の通常の血液量を上回った。
このうちB型の血液が840mℓ含まれていたという。
同院では輸血用血液の確認を2人で行うことになっており、今回も医師と看護師で行ったとしている。
出典
『「輸血ミスと関連低い」 男性死亡で山梨県立病院会見』
http://www.sankei.com/affairs/news/170703/afr1707030005-n1.html
7月2日18時36分に日テレNEWS24(山梨放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
病院は、患者が重篤で現場が混乱していたことを認めた一方、男性は搬送時、すでに心肺停止状態で回復の可能性は低く、死因と輸血ミスの因果関係については「直結する理由はない」と説明した。
出典
『県立中央病院が輸血ミス(山梨県)』
http://www.news24.jp/nnn/news88810757.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。