2017年7月3日18時50分に静岡新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月4日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡県立中央図書館(静岡市駿河区)の資料棟2階閲覧室の床に複数のひび割れがあることが、3日までに県教委の調査で分かった。
蔵書が設計時の積載荷重を超えた状態が続いたことが主因とみられる。
県教委は同日以降、図書館を臨時休館し、蔵書の移動による荷重軽減とともに、床の状態の詳しい調査を行う方針。
県教委が4~6月に実施した補強可能性調査で、床のひび割れが見つかった。
図書や雑誌を手に取って閲覧できる2階閲覧室の開架式の図書の蔵書は20万冊で、設計時の積載荷重の10万冊を大幅に超過し、床に大きな負荷が掛かっている状態という。
緊急対策として、半地下階の書庫の蔵書を外部保管場所に移した上で、閲覧室の蔵書を書庫に移動する。
臨時休館は3~4カ月程度を想定している。
県立中央図書館は1969年の建築から48年が経過し、施設の老朽化が著しい。
収蔵量は84万5千冊に対して82万冊以上に達し、2022年度には限界になる見通し。
出典
『蔵書荷重超過で床にひび 静岡県立中央図書館、3~4カ月休館』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/376620.html
7月4日8時34分に静岡新聞からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
県教委は3日の記者会見で、1階書庫の天井部に数10カ所に及ぶひび割れが確認され、最長3m、最大幅1.4mmとの状況を明らかにした。
県教委によると、図書館は2001年に補強工事を実施し、柱や梁は健全という。
ただ、万全を期すために4日から3~4カ月間休館にし、2階閲覧室の蔵書を移動した上でカーぺットをはがし、床の詳しい状況を調べる。
閲覧室の床は厚さ120~150mmで、1m2当たり300kgの荷重に耐えられる設計だが、倍近い560kgの荷重が掛かっている状態という。
追加の対策が必要になった場合は、休館がさらに伸びる可能性もある。
館長によると、図書館は利用者の多い土日や夏休みには1日900~1000人の利用がある。
図書館は築48年が経過し、老朽化が進んでいる。
県教委は対策として、県がJR東静岡駅南口に整備する「文化力の拠点」に図書館機能の一部を移転し、現図書館の長寿命化を図る改修を行うことなどを検討している。
ただ、改修は大規模になり、費用がかさむのは避けられない見通しで、対応に苦慮している。
出典
『数十カ所、最長3メートル 静岡県立中央図書館ひび割れ』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/376835.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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