2018年5月2日付で毎日新聞東京版朝刊から、下記趣旨の記事が写真と図解付きでネット配信されていた。
1日午後4時40分ごろ、大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で走行中のジェットコースター2両が緊急停止し、乗客計64人が空中で体を下に向けた状態で、最長約2時間取り残された。
係員が横の避難用通路に下ろすなどして、午後6時45分ごろまでに全員が救助された。
けが人はいなかった。
USJによると、コースターは「ザ・フライング・ダイナソー」。
異常を感知するセンサーが作動し自動停止した。
1両はスタート直後の上り坂で地上約20~30m、もう1両はゴール直前で地上4~5mの高さで、乗客らが宙づりになった。
モーターの制御部品に不具合があったといい、部品を交換した後の午後7時5分に運転を再開した。
前日夜と1日早朝の点検では、異常はなかったという。
出典
『USJコースター緊急停止 64人、最長2時間宙づり』
https://mainichi.jp/articles/20180502/ddm/041/040/136000c
5月2日3時53分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
このコースターは開設から2年がたつが、これまでも乗客を乗せた状態で緊急停止している。
昨年8月には、子供が立ち入り禁止区域に入ろうとしたため停止させ、乗客約30人が最長約30分間、宙づり状態に。
昨年9月にも降車直前でセンサーが作動して止まり、乗客約30人が約30分後に救助された。
出典
『USJ 今も足の震え止まらず コースター宙づりで』
https://mainichi.jp/articles/20180502/k00/00m/040/146000c
5月1日21時39分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗客計64人が最大約2時間、体が下向きの宙づり状態で取り残されたが、けが人や気分不良を訴えた人はいなかった。
運営会社によると、停止したのは「ザ・フライング・ダイナソー」(全長1124m、1両の定員32人)。
2両が同時に運行され、1両は急坂をゆっくりと上昇する途中の高さ20~30m、もう1両は乗降口に下りる手前の高さ7~8m付近で停止。
係員が順次、乗客を降ろして非常用通路に誘導した。
2両のうち1両のモーター関連の部品に異常があり、センサーが反応したという。
部品を交換し、運行は午後7時過ぎに再開された。
このジェットコースターは度々、センサーの反応で緊急停止しており、同社は「安全優先で対応している。今回はコース上に同時に2両が停止したため、乗客を降ろすまで時間がかかった」と説明している。
出典
『USJコースター緊急停止…下向き宙吊り2時間』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180501-OYT1T50111.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
センサーが異常を感知すると同時に、自動的に装置が緊急停止した。
これは安全優先の対応だが、いかんせん、停止した場所と乗客の体勢が悪かった。
昨年8月のトラブルは、本ブログでも紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。