2018年8月12日7時14分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後4時ごろ、群馬県渋川市で開かれていた「渋川山車まつり」で、「山車の上から人が転落して、引っ張ってる人たちの中に突っ込んだ」と消防に通報があった。
この事故で、山車の近くにいた女性や山車を引いていた人など、あわせて8人が相次いで転倒するなどしてけがをし、このうち6人は腕を骨折するなど大けがをしたという。
祭りの実行委員会によると、山車は高さは4m余りで、事故当時は数人が上に乗って多くの人が綱を引き、まちなかを練り歩いていたという。
警察のその後の調べで、移動していた山車の近くにいた女の子が倒れ、山車を引いていた人たちなども転倒してけがをしたと見られることがわかった。
渋川山車まつりは、地元の人や観光客がまちの中心部で19台の山車を引き回す人気の祭りで、警察がさらに詳しい状況を調べている。
出典
『「渋川山車祭り」 転倒8人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20180812/1060002743.html
8月12日1時24分に日テレNEWS24からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察や消防によると、11日午後4時すぎ、渋川市の路上で、2歳の女の子が祭りの山車にひかれそうになり、それを助けようとした女の子の母親や9歳の女の子を含む男女8人がケガをした。
母親は妊娠中で、2歳の娘と一緒に山車をひいていたということで、右腕を骨折、娘は後頭部の打撲などのケガをしたという。
渋川市では、10日から「渋川山車祭り」が開催されていて、人々がひっぱる山車が、上り坂を進むために速度をあげた際、事故が起きたという。
出典
『骨折も…祭りの山車にひかれ8人ケガ 群馬』
http://www.news24.jp/articles/2018/08/12/07401234.html
8月12日0時22分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、川崎市の母親(34)と山車を引いていたとみられる娘の女児(2)が転倒したのをきっかけに、周囲の人が相次いで倒れた。
女児をかばおうとした母親は腕の骨が折れ、女児は後頭部打撲などのけが。
母親は妊娠中だったが、母体に影響はないとみられる。
ほかに、4人も足などの骨が折れた。
まつりの実行委員会は、この日の山車の巡行を中止したが、12日は予定通り実施するという。
出典
『山車にひかれて8人けが 「あばれ山車」の異名 群馬』
https://www.asahi.com/articles/ASL8C76Z6L8CUHNB00S.html
(ブログ者コメント)
事故の様子などを20mほど先から撮影していた映像がユーチューブで公開されていた。
『渋川山車まつり2018 #2終 八幡坂上り』
https://www.youtube.com/watch?v=6cqi7nNW7NM
それによると、事故が起きたのとは別の組の映像で、左右にくねりながら走って綱を引いていた大人の男性が転倒していた。
また、別の組では、小学校低学年だろうか、先頭の子供が倒れたため、後続の小学生らしき子供たち5~6人が次々と倒れていた。
一方、幼児を抱いて小走りに走っている親もいた。
そして、事故直前の様子だと思われる映像。
録画時間15分00秒から走り始め、7秒後に山車が急に大きく左にそれて止まり、綱を引いていた人たちが山車のほうを振り返っていた。
山車が左にそれたということは、山車の右側で倒れたのだろうか?
綱を引いていた人たちの視線方向から推察するに、女児は母親と一緒に屋台からそう離れていない場所で一緒に走っていたのかもしれない。
小さな子供でも山車と一緒に走る・・・祭りの当事者にとってはそれが当たり前なのかもしれないが、この祭りを初めて見たブログ者は、せめて、未就学児は山車と一緒に走らせないような規制が必要なのではないか?と感じた。
産業現場でも、他業種の人が見学にきた際、その現場で働いている人たちにとっては当たり前の作業でも、他業種の人からすれば非常に危険に見えることがある。
そんなことが頭に浮かんだので、この事例を紹介することにした。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。