







2013年11月6日13時59分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
パチンコメーカーの藤商事(大阪市中央区)は6日までに、遊技機に使われる映像の撮影で、同社の21~27歳のイメージガール7人に撮影の演出で使ったセメントが付着し、皮膚に炎症を起こしたと発表した。いずれも軽傷とみられる。
同社によると、7人は10月31日、栃木県内の工場跡地で、泥に見立てたセメントをかぶる撮影をしていた。
セメントは通常のテレビ撮影などで利用されているものといい、同社は「原因は不明」としている。
藤商事には「CR宇宙戦艦ヤマト」や「CR暴れん坊将軍」など、人気のパチンコ台がある。
同社は、「再発防止に向け、あらためて安全管理の周知徹底を図る」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131106/dst13110614040001-n1.htm
(ブログ者コメント)
そういえば、テレビのバラエティ番組でタレントが頭から泥状あるいは粉状のセメントのようなものをかぶっている映像を、何回か見た覚えがある。
しかし、セメントであれば目や皮膚に刺激性があるので、やたらかぶることはできないはず。
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jd4.html
歯科用セメントと称して、実はセメントでなかったりすることもあるので、撮影用セメントといっても、普通のセメントとは別物なのかもしれない。
もしそうだとすれば、撮影用セメントを準備したつもりで普通のセメントを準備した?
10月11日に福岡市で発生した整形外科病院火災事故の関連で、2013年10月11日10時4分にmsn産経ニュースから、10月11日14時4分にmsn産経ニュース福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
多数の死者が出た最近の主な火災は、次の通り。
87年 6月
東京都東村山市の特別養護老人ホームで出火、入所者17人が死亡
90年 3月
兵庫県尼崎市のスーパーで放火、客ら15人が死亡
01年 5月
千葉県四街道市の建築解体会社宿舎で火災、11人が死亡
01年 9月
東京都新宿区歌舞伎町のビル火災で44人が死亡
06年 1月
長崎県大村市のグループホームで出火、7人が死亡
08年10月
大阪市浪速区の個室ビデオ店で放火、客16人が死亡
09年 3月
群馬県渋川市の老人施設「たまゆら」で出火、10人が死亡
※喫煙者がいるのに入居者の個室に火災報知設備を設けていなかった。通路をふさぐように段ボール箱や灯油入りポリタンクが置かれ、徘徊防止のために出入り口が施錠されていることも被害を拡大させた
12年 5月
広島県福山市のホテルで出火、宿泊客7人が死亡
13年 2月
長崎市の認知症グループホーム火災で入所者ら5人が死亡
※建物内部の延焼を防ぐ防火扉がないなどの不備が建築基準法違反に当たるとして市が行政指導していたが、施設側は改善していなかった。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131011/dst13101110070003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131011/fkk13101118480012-n1.htm
2013年10月5日付で読売新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「ドスン」と鈍い音と共に落ちる壁、頭から血を流して倒れる買い物客――。
高岡市駅南のスーパー「S市場高岡駅南店」で4日、石こうボードの壁(縦1.8m、横6.25m、厚さ8.5cm)が崩れ、女性2人が重軽傷を負った事故。昼時の買い物客でにぎわう和やかな店内は一瞬にして緊張に包まれた。
壁を天井に固定していたネジが抜け落ちており、警察は、店や建設業者などから詳しく事情を聞き、事故原因の解明を急ぐ方針だ。
4日午前11時25分頃、約50人の買い物客でにぎわう同店に、ドスンという鈍い音と共に、「落ちた」と目撃者の叫び声が響いた。
従業員のNさんが駆けつけ、倒れた壁と床のすき間に潜り込むと、市内の女性(74)と孫の女性(25)があおむけに倒れているのを発見。74歳の女性は頭から出血していたため、「タオルを持ってきてくれ」と叫んだ。
店の入り口には「緊急事態のため閉店中」と張り紙がされ、レスキュー機動隊が慌ただしく到着するなど、同店周辺は物々しい空気に包まれた。
警察などによると、崩れた壁は天井などにネジで固定され、建物の壁から約53cmせり出す形で設置された「つり壁」で、鉄製の枠に石こうボードを張り付けた構造。
はがれ落ちた壁の上部の接続部には、壁を天井に固定していた数十本のネジが付いたままの状態だった。
倒れた壁は、売り場の買い物カートとパン陳列台に支えられる形となり、床との間には約80cmの隙間ができたため、女性2人は直接下敷きにならずに済んだという。
同店を運営する食料品小売り「Mフード」(氷見市)の渡辺常務らは同日、店内で会見し、「誠心誠意、原因を究明する。心よりお詫び申し上げたい」と謝罪。
同店では、店長が毎日店内を巡回し、壁のすき間や雨漏りなどの異常がないかチェック項目を設けて目視で確認しているとし、4日も事故直前までつり壁に異変はなかったと説明した。
同社は、県内で運営するスーパー5店舗すべてで同日夕、緊急点検を実施。ネジを締め直すなどし、「危険はないと判断した」(渡辺常務)ため、5日以降も通常営業を行うという。
一方、同スーパーの建築工事を担当したM建設北陸支店(金沢市)によると、工事は2011年7月~11月に行われた。
「工事に問題は無かった」とするが、内装工事は場所によって同支店と店舗側で担当が分かれており、今回落ちた壁については「どちらが工事を行ったのか、現地に派遣した社員からまだ連絡が無く、現時点では分からない」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20131005-OYT8T00012.htm
2013年8月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(2013年10月7日 修正1 ;追記)
○府警は、露店を複数回出店したことがあり、携行缶の取り扱いを熟知していたと判断して、業務上過失致死傷容疑で、露店の店主を逮捕した。
店主は、携行缶を移動させようとした時にキャップが飛んだと供述。自身が蓋を開けた点を否認。被害者に対しては謝罪。
発電機からの熱風は250~350℃に達した可能性あり。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131002000188
○消防庁は火災対策に関する報告書をまとめた。その中で露店に消火器などの配備を義務化。主催者にも防火担当者の選任などを求める。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131002/waf13100219410026-n1.htm
○露店店主の供述。
*携行缶は発電機から離れた場所に置いていたが、見物客が発電機のそばに動かした。
*携行缶は手で持てないような熱さだった。ガスを抜けばまき散らすことになるので、タオルでくるんで遠ざけようと思った。
○しかし府警によると、複数の観客が店主が蓋を開けているのを目撃。
http://mainichi.jp/area/news/20131003ddf041040015000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131004000099
○死傷者全員が、携行缶から5m以内にいた。
○携行缶の蓋には、吹き飛んだ時にできるような目立った損傷はなかった。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2016185591.html?t=1380833260971
○業界関係者は、キャップが通常通り閉められていれば、内圧で飛ぶことはないと指摘。
○ガソリンの危険性は、まだ一般に広く浸透していない。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131003/crm13100322050014-n1.htm
(2013年10月11日 修正2 ;追記)
○露店店主の供述
*発電機は満タンにしていたので給油する必要はなかった。
*携行缶は発電機から3m離していたが気付いたら真横にあった。タオルでくるみ石段下に移動させようとした。
*危険性を考え減圧ネジは緩めなかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131010/waf13101010100011-n1.htm
(2013年12月8日 修正3 ;追記)
○露店店主は、自分でキャップを開けたことを認めた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/131107/evt13110710160002-n1.html
○花火大会実行委員会は、重軽傷を負った観客に休業補償の支払いを始めることを発表した。
http://www.ryoutan.co.jp/news/2013/12/07/007308.html
(2014年1月16日 修正4 ;追記)
(2014年1月14日19時21分 NHK京都)
14日の2回目の裁判に検察側証人として、火災原因の調査が専門の諏訪東京理科大学の須川修身教授が出廷し、警察が事故後に行った実験や当時の写真を見ると容器の内部の圧力が通常の倍の2気圧となり温度はおよそ70℃になっていたとした実験結果と同じ状況が起きていたことは十分考えられると述べた。
(2014年1月15日11時39分 読売新聞)
事故原因の意見書を作成した大学教授は、爆発時、屋台近くにあった携行缶の内圧は外気の2倍に高まり、ガソリンは6~7m噴出したと推測できると述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140115-OYT1T00463.htm
(2014年2月7日 修正5 ;追記)
(2014年2月3日14時30分 京都新聞)
第3回公判で被告の妻は、出火した露店周囲の混雑を「入り口をふさいで人が座るくらい。火を扱い、当たったら危険なので夫も私も『(発電機には)近づかないで』と注意していたが聞いてもらえなかった」と述べた。
ガソリン携行缶の管理や被告の指示については「日陰に置き、温度が高い所には置かないようにと言われていた」と説明した。
発電機などに観客が近づかないように注意した程度を問われ、「個人で注意しても聞いてもらえないことがあるので、警察や消防にも注意してもらうように言っておけばよかった」と語った。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140203000064
(2014年2月6日21時53分 NHK京都)
被告は「多くの客が並んでいて給油を早く終わらせようと焦っていた」、「発電機から50~20cm離していたが、(観客に移動させられて)3cmほどの距離になっていた」、「容器は経験したことのない熱さになっていたがガソリンが噴き出すとは予測できなかった」と述べた。
(2014年2月6日13時58分 msn産経ニュースwest)
被告は公判後に記者会見し、「刑務所に行くだけが償いと思っていない」など、あらためて謝罪した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140206/waf14020614000023-n1.htm
(2014年4月13日 修正6 ;追記)
(2014年4月11日 読売新聞関西)
1審で禁錮5年の実刑となった屋台店主は控訴せず、判決が確定した。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140411-OYO1T50030.html
2013年9月28日16時15分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸ルミナリエ組織委員会は、今年の「第19回神戸ルミナリエ」(12月5~16日)に出店する露店を例年の約6割にすると発表した。
例年、露店出店などを取り仕切ってきた県神農商業協同組合が解散したことや、京都府福知山市の花火大会火災を受けた対策で、会場の露店は例年の約170店舗から約100店舗に削減し、会場内の安全性向上を目指す。
同組織委員会事務局は「来場者の安全を最優先に、万全を期したい」としている。
同事務局によると、ルミナリエは例年約340万人が訪れる。平成9年から露店が出店しはじめ、近年は約170店舗が会場内に軒を連ねてきた。
これまでは、露店は県内最大の露天商組織の同協同組合が取り仕切ってきたが、県暴力団排除条例に違反して暴力団組員に用心棒代を支払っていたことが発覚し、県公安委員会が団体名を公表。8月に解散した。
さらに京都府福知山市の花火大会の露店で火災が発生、多くの被害者を出した。
このため、組織委員会は、ルミナリエでは、人の流れが集中する東遊園地の出口付近などで露店数を控えることを決めたうえで、露店の出店を取り仕切る組織を新たに設置。発電についても主催者で一括し、無秩序な配線を防ぐなどの火災予防策を講じるという。
出店料は1店舗30~60万円。出店は県内に事業所や住所のある法人・個人に限定し、保険への加入などを条件とする。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130928/waf13092816160024-n1.htm
(ブログ者コメント)
1つの事故がさまざまな方面に影響を及ぼすことがあるが、これもその1例だ。
2013年9月28日17時25分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前7時ごろ、つくば市小茎の水田で、近くの八坂神社の秋の祭礼開始を告げる花火を打ち上げたところ、一部が落下して地上で爆発した。
この爆発で、打ち上げ作業をしていたつくば市の花火製造会社の従業員で18歳の女性がけがをして病院に運ばれた。命に別状はないという。
当時、周辺にはけがをした女性のほかに地元の人などおよそ20人がいたが、逃げたため、けがはなかった。
警察によると、花火は、大きな玉1つの中に小さな玉5つが入っていて、本来であれば、大きな玉がおよそ100m上空で爆発するはずだったが、10m付近で爆発したため、小さな玉の一部が落下して地上で爆発してしまったという。
打ち上げ作業は、けがをした女性と花火製造会社社長の男性(63歳)の2人で行ったということで、警察が事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1074881621.html?t=1380400523569
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月29日付の茨城新聞紙面に、上記とは若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
女性は同日午前6時40分ごろから、社長と一緒に祭礼開催を知らせる花火を打ち上げていた。
同製造会社によると、同日打ちあげたのは5段雷と呼ばれる5連発花火。
本来は地上140~150mで最初に爆発し、その後、段階的に爆発させる仕組みだが、何らかの原因で30mほどの高さで最初の爆発が起き、一部が地上で爆発したという。
2013年8月24日21時51分に読売新聞から、8月24日22時51分にmsn産経ニュースから、8月25日13時47分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時50分頃、宮崎県小林市野尻町の観光施設「のじりこぴあ」で開かれていた「のじり湖祭」の会場で、特設ステージ上の移動式大形スクリーン(高さ約5m、幅約3m、奥行き約1m)が突然、倒れた。
同市の西川副市長(67歳)が下敷きになり、腰と鼻の骨を折る重傷を負ったほか、近くにいた祭り関係者の男性2人(57歳と70歳)も打撲する軽傷。
警察などによると、スクリーンは、鉄パイプで組んだ枠にネジでベニヤ板を取り付けて白い布を張ったもので、映像を映すためにステージ上に設置されていた。
当時、抽選会が行われ、ステージには西川副市長ら10人がいたが、背後から倒れてきたという。
警察は、風によって板などが倒れた疑いもあると見て調べている。
気象台によると、小林市では午後3時8分に最大瞬間風速8.9mの風を記録したという。
祭りには約300人が来場しており、24日夜までの予定だったが、事故を受けて中止された。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130824-OYT1T00857.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130824/dst13082422550015-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064005071.html?t=1377465797716
2013年8月21日19時44分に毎日新聞から、8月21日23時27分に日本経済新聞から、また8月22日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
外食チェーンの大戸屋ホールディングスは21日、「大戸屋ごはん処 新宿靖国通り店」で20日に、漂白剤の希釈液をお茶と誤って提供するミスがあったと発表した。
飲んだ女性客1人が強い違和感を訴えた。女性は病院で数日間安静にするよう診断を受け、自宅で療養中という。
大戸屋は「被害を受けたお客さまに多大な迷惑をかけた」と謝罪した。
同社によると、従業員が開店前の20日午前8時ごろ、給茶に使っている小型ポットの茶渋を取るため、塩素系漂白剤の希釈液を入れて調理室内に置いておいた。
午後2時ごろに別の従業員がこれに気づかず、そのまま注いで女性客に提供した。
ポットはステンレス製で、中身が見えなかった。
今後、営業時間中に漂白剤を使用しないようマニュアルを見直すなどして「再発防止を徹底する」という。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130822k0000m040034000c.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2102L_R20C13A8CR8000/
大戸屋HPにも、同主旨の内容が、「お詫びとお知らせ」として掲載されている。
http://www.ootoya.com/filem/oty/pc/web/20130821.pdf
(ブログ者コメント)
これと同じような事故が、今年3月に豊中市のミスドで、去年10月に上田市の魚民で起きている。それ以前の事例も、本ブログに掲載済。
再発防止策として、どの事例でも同じようなことを打ちだしているが、どうせなら、他社の事例を知った時に対応をとっておいてほしかった。
2013年8月16日3時18分に毎日新聞から、事故の様子を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ドーン。灯籠流しとともに上がる花火を見ようと何万人もが集まった河川敷に突然、爆発音が起こり、火柱が上がった。
次の瞬間、服に火が付き、地面に転げ回って消そうとする人も。
お盆の花火会場を襲った突然の惨状に、観客は散り散りに逃げまどった。
現場近くにいた男性は「花火の打ち上げ開始の数分前、音無瀬橋のすぐ近くに並んでいた屋台の方から突然、爆発音がして、火柱が2回上がった」と驚いた表情で話した。
左足に軽いやけどを負って病院で治療を受けた会社員男性(27)は、屋台の裏で携行缶から気化したガソリンが爆発する瞬間を目撃したという。
「屋台の男性がガソリンをつぎ足そうと携行缶のふたを開けた瞬間、プシュという音がして、気化したガソリンが携行缶から噴き出した。男性は携行缶を振り回していたが、1〜2秒して発火した。あわてて伏せて顔を上げると、屋台が黒く焦げ、火だるまになっている人が見えた。『爆発だ!』『逃げろ!』と悲鳴が上がった」と話した。
爆発直後、河川敷では、火だるまになった5、6人がのたうち回りながら、約20m先の由良川に向けて飛び出した。この中には子どももいたという。
近くにいた男性は「火だるまになった人が逃げまどう際、ごった返す花火客らにぶつかって、火が別の人にも移り、地獄のようだった」と声を震わせた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130816k0000m040082000c.html
以下、その後の主だった報道のポイントを記す。(添付URLは代表記事)
○ベビーカステラ屋台の店主(38)は、発電機ならびに発電機用燃料のガソリンが入った20ℓ用携行缶を、屋台後方4~5mの、階段状になっている土手(11段)の4段目付近に置いていた。
その土手は花火がよく見えると評判の場所で、見物客が特に密集していたが、運転中の発電機からは熱い排気ガスが出ていて、そのそばには近寄れないほどだった。
http://www.asahi.com/national/update/0816/OSK201308160030.html
http://mainichi.jp/select/news/20130818k0000m040127000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130818000014
○携行缶は午後3時ごろから直射日光の当たるその場所に置かれており、しかも発電機との間は30cmほどで排気ガスが当たっていた。
http://www.asahi.com/national/update/0818/OSK201308180176.html
http://www.asahi.com/national/update/0818/OSK201308180176.html
○店主は運転中の発電機にガソリンを補給しようと見物客をかき分けるように階段を上がり、携行缶についた減圧ネジを緩めることなく、注ぎ口の蓋を開けた。
http://www.asahi.com/national/update/0816/OSK201308160207.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013890511.html?t=1377033710007
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130821000020
○その瞬間、携行缶から蒸気と液体が混じった状態でガソリンがピューッと水のように高さ2~3mまで噴出した。その勢いは11段ある階段の一番上にまで達するほどで、付近にいた見物客にかかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130817/waf13081712440017-n1.htm
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013840031.html?t=1376774175404
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130821-OYT1T00253.htm
○店主は、見物客にかからないよう、噴出するガソリンを手で押さえながら向きを変えたが、そのために大勢の見物客にガソリンがかかった。
店主は見物客の少ない屋台方向に階段を下りたが、近くにベビーカステラを焼く鉄板の炎があったため、引火して1回目の爆発が起きた。噴出から爆発まで10~30秒。
http://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201308170100.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130817/waf13081723490033-n1.htm
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082001002438.html
○爆発は2回起きたが、2回目当時、ガス臭はなく、またオレンジ色の炎の様子などからみて、2回目もガソリンが爆発した模様。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130817-OYT1T00019.htm
○被害は、最初の噴出でガソリンが服や身体にかかった土手側の見物客に集中。通路側にいた見物客の被害は軽度だった。
http://mainichi.jp/select/news/20130817dde041040022000c.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130819/waf13081906300000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130820/waf13082008130001-n1.htm
http://mainichi.jp/select/news/20130819k0000m040129000c.html
○土手側にいた見物客3人が死亡、負傷者は57人で、うち15人が重傷という大事故になった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130819-OYT1T00856.htm
○現場には、22年前に市内で起きた列車事故を教訓に、市が万一に備え、大型バスを用意していたため、軽傷者などの搬送に役だった。
消防は、当初、原則にのっとり、症状の軽重を判断し優先順位を決めるトリアージを始めたが、大混乱に加え、河川敷に十分な空間がないことから断念。まずは一気に病院に搬送し、病院で改めて実施する異例の対応を決めた。
事故の数分後に連絡を受けた市民病院は医師や看護師を呼び出し、総出で治療にあたった。
また、周辺病院に医師の派遣を要請する一方、京都、大阪、兵庫にある9病院から災害派遣医療チーム(DMAT)が送り込まれ、医療救護や転院先の調整などにあたった。
http://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201308170046.html?ref=com_rnavi_arank
○主催者側は、屋台の暴力団排除や雑踏警備、救護などは事前に準備、対応していたが、防火対策はとらず、業者まかせだった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130816-OYT1T01012.htm
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m040109000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20130820k0000m040113000c.html
○事故後、全国各地のイベントで屋台の防火対策に対する確認、啓蒙が行われている。
また、消防庁は全国の消防本部宛、多くの観客が集まるイベントがある場合は主催者や露店業者に対し、火災予防のための指導を徹底するよう通知した。
http://www.asahi.com/national/update/0817/OSK201308170182.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013878301.html?t=1377040440482
2013年8月7日付で毎日新聞東京都内版から、8月6日17時36分にmsn産経ニュースから、また8月7日付で朝日新聞(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
練馬区の遊園地「としまえん」を運営する豊島園は6日、回転型アトラクション「イーグル」に乗ろうとした女性客(24)がステンレスパイプ製の安全扉に右足首を挟まれて骨折する事故があったと発表した。
同社によると、事故は3日午後6時50分ごろに発生。
乗車途中で係員が安全扉を閉めるボタンを押したのが原因で、女性は全治1カ月半の重傷を負った。
動き出す前に点検した係員が気づいて女性客を保護。
としまえんによると、係員の確認不足が原因という。
アトラクション自体の不具合はないという。
イーグルは、柱につながったゴンドラが回転しながら高さ35mまで上昇するアトラクション。
運転マニュアルでは、係員が見回り、乗車完了を確認することになっているが、運転室のカメラで乗車を確認しただけだった。
区の指導で安全マニュアルの見直しを進めており、当面は運行を中止するという。
同社は「すべての係員がマニュアルを順守するよう教育を徹底したい」としている。
としまえんでは3日午前にも、別の遊具が破裂する事故があったばかり。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130807ddlk13040211000c.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130806/dst13080617370011-n1.htm
2013年6月15日付で読売新聞群馬版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
嬬恋村の遊園地「軽井沢おもちゃ王国」で昨年6月、走行中の遊具「ドラゴンコースター」から小学1年の男児が転落し、重傷を負った事故で、県警捜査1課などは14日、コースターを設計し、同園から管理を請け負っていた大阪府の遊具などの設計・施工会社社員の男性(69)を業務上過失傷害容疑で書類送検した。
発表によると、男性は、同遊園地施設の運行管理の総責任者だったが、コースターの整備手順を誤ったとの部下の報告を放置するなどして座席のシートベルトが外れる事故を招き、男児にけがを負わせた疑い。
男性は2011年5月29日、部下と共にシートベルトの交換作業を実施。終了時に部下からベルトの向きを誤って左右逆に取り付けたとの報告を受けたが、付け直すなどの措置を取らなかった。左右逆に取り付けたのは男児の席だけだった。
調べに対し男性は、「交換は面倒だし、反対に付いていてもベルトが外れることはないだろう(と思った)」などと話しているという。
ベルトの左右の向きを定めた決まりはないが、県警が検証した結果、事故が起きたベルトの向きでは遠心力に弱く、ベルトを止めるプラスチック製バックルがゆるむと、外れやすくなったという。
ただ、事故当時は運行前に係員がバックルが留まっているのを確認しており、バックルがゆるんだ原因は不明という。
コースターは全長約63mで、最大速度は時速約29km。男児は高さ約1.5mの地点で落下した。
同遊園地の遠藤支配人は改めて謝罪した上で、「再発防止と安全対策をしっかりと行っていきたい」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130614-OYT8T01505.htm
また、6月15日付の上毛新聞紙面には、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
留め具の向きに関する規定はないが、警察は、時計回りに走行するコースターで留め具を左右逆に取り付けると、遠心力で体が傾いた際に手がひっかかり、緩む可能性が高くなると判断した。
(2013年11月9日 修正1 ;追記)
2013年11月8日19時30分にNHK前橋から、不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失傷害の疑いで書類送検されていた70歳の男性の管理責任者について、前橋地方検察庁は、8日までに不起訴にした。
検察は,不起訴の理由を明らかにしていない。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1065899911.html?t=1383945033248
(2014年10月31日 修正2 ;追記)
2014年10月28日10時36分にNHK NEWS WEBから、福井の同種事故と合せ、報告書がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日付で日本経済新聞夕刊からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととしと去年、群馬県と福井県の遊園地で走行中のジェットコースターから子どもが転落して大けがをした2つの事故について、原因調査に当たった国の審議会の部会は、国土交通省に座席の安全装置の基準を検討するなど、必要な措置を講じるよう求める報告書をまとめた。
このうち、群馬県の事故では、1人で乗っていた6歳の男児が、カーブで高さ1~2m下のコンクリート地面に落ち、右腕を骨折するなどした。
報告書によると、コースターは1台に2人で乗り、1本のシートベルトを装着する。
ベルトはバックル(留め具)で固定し、つまみを引き上げれば外れる仕組み。
審議会は、シートベルトの留め具がベルトの余った部分を引き上げることで簡単に外れる構造だったため、ベルトに触れるなどして意図せずに外れた可能性が高いと分析。
男児がベルトの余った部分を引っ張ったためにつまみも引き上げられて外れてしまったとした。
そのうえで報告書では、国土交通省に対し、コースターの座席に生じる加速度を調査し、それに応じた安全装置の基準を検討するなど、必要な措置を講じるよう求めている。
国土交通省によると、群馬県のコースターと同じタイプのシートベルトを使用していた遊園地には都道府県を通じて改善を求め、これまでにすべて対策が取られたという。
国土交通省は、「すでに調査や検討は始めており、今後、指摘を踏まえて必要な措置を講じたい」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141028/k10015748571000.html
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO78980530Y4A021C1CC0000/
2013年5月1日付で読売新聞関西版から、同日18時57分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前11時15分頃、福井県坂井市三国町の遊園地「Wランド」で、走行中のジェットコースター「スペースコースター」のカート(2人乗り)から小学1年男児(6)が約4m下の地面に転落した。男児は胸の骨を折る重傷。
警察などによると、カートは長さ1.8m、幅0.6m、高さ1m。前に男児、後ろに小学4年の姉(9)が乗っていた。2人は両親と来園していた。
コースは全長208mで、高低差は8m。事故は左カーブで発生した。
座席にはシートベルトがあり、運営会社によると、出発時に男児ら2人のベルトを締めたとしているが、転落時は男児のベルトは外れていたという。
留め具は走行中でもボタンを押すと、簡単に外れるということで、警察は、こうした仕組みが事故につながった可能性があるとして、業務上過失傷害の疑いで1日、経営会社の「S観光」などを捜索した。
また、乗り場にある注意書きには、身長1m10cm以下は乗車不可、1m10cm~1m20cmの場合は父兄同伴で乗車するよう示されている。
男児は1m13cmで、警察はチェック体制についても調べている。
このコースターでは、1997年12月に、母親と乗っていた男児(当時4歳)がカーブで投げ出されて約5m下に転落し、重傷を負ったほか、2002年8月と07年5月にはカートの追突事故で負傷者が出た。
07年の事故の際、建築基準法で義務付けられている県への年1回の定期検査報告を運営会社が11年間怠っていたことが判明。
しかし、10、11年度も報告しておらず、県の指導で今年1月、12年度分の検査を報告した。
その際はコースターに異常はなかったという。
出典URL
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20130501-OYO1T00361.htm?from=main3
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054296522.html?t=1367442871205
また、2013年5月3日付で読売新聞福井版からは、建築基準法違反の遊具が7基あり指導を無視して運転していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
遊園地を経営するS観光(あわら市)が建築基準法で義務付けられた図面提出や安全確認報告などの手続きをせずに遊具7基を設置、稼働させていたことがわかった。
県は違法状態が判明した昨夏、稼働中止などを求めたが、同社は指導を無視して4月下旬まで断続的に稼働していた。
県は2日、この7基について同法に基づき使用を禁止する文書を同社宛てに郵送した。
県によると、7基はいずれも乗り物で、乗用車や船を模した小型の乗り物を回転させる「パニックバギー」や「カリビアンタイフーン」、船の形をした乗り物をゆりかごのように前後に動かす「パイレーツシップ」など。
県は昨年7月、群馬県で起きたコースター事故を受けた県の緊急立ち入り点検で、これらの遊具の存在を把握。9月7日に使用中止と安全検査の実施・報告を口頭で求めたが、同社が応じなかったため、同24日に文書で指導。
同社は使用を中止したものの、安全検査報告などの関連書類を提出しなかった。
県は今年3月4日にも再度、使用中止などを文書で通達。同25日には、これらの遊具が稼働しているのを確認したため、社長に口頭でも求めた。
同社は4月26日にようやく関連書類を提出。県は27日、7基の使用中止を確認した。
しかし、書類には遊具の安全装置に関する具体的な記載がなく、同法に基づく審査条件を満たしていなかったほか、同社が指導を無視して遊具を稼働させた経緯などから、県は罰則付きの使用禁止命令を出すことを決めた。
県の担当者は「またいつ勝手に動かすかわからないので、拘束力のある命令を出すことにした」と説明している。
社長は読売新聞の取材に対し、「手続きは別の業者に任せておりよくわからないが、これらの遊具は設置場所を簡単に変えられるので法の対象外と考えたのではないか」とし、県の指導に反して遊具を動かしたことについては「わからない」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20130502-OYT8T01644.htm
(2013年11月28日 修正1 ;追記)
2013年11月20日18時48分に共同通信から、関係者が書類送検されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は20日、事故を防ぐための安全管理を怠ったなどとして、業務上過失傷害の疑いで、遊園地の関係者2人を近く書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
県警は同時に、同コースターに関する建築基準法違反容疑で、別の関係者1人を書類送検する。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112001002060.html
(2014年10月31日 修正2 ;追記)
2014年10月28日10時36分にNHK NEWS WEBから、群馬の同種事故と合せ、報告書がまとまったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月28日付で日本経済新聞夕刊から、10月29日付で読売新聞福井版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
おととしと去年、群馬県と福井県の遊園地で走行中のジェットコースターから子どもが転落して大けがをした2つの事故について、原因調査に当たった国の審議会の部会は、国土交通省に座席の安全装置の基準を検討するなど、必要な措置を講じるよう求める報告書をまとめた。
このうち、福井県の事故では、前後2人乗りのジェットコースターの前部に乗った当時小学1年の男児が、左カーブを抜けて上昇する部分で約4m下のコンクリート地面に落下し、肋骨を折るなどした。
男児は身長110cmで、保護者が同乗すべきだったが、守られていなかった。
事故後の確認では、男児のシートベルトは外れていた。
シートベルトのバックルは正しく施錠されていれば手で引っ張っても外れないことを確認しており、「正しく施錠されていなかった場合、係員による確認ミスを否定できない」と指摘。
また、解錠ボタンが外部に向きだしの構造であることから、偶発的に外れた可能性も考えられるとしている。
一方、施設の安全管理についても「運行手順に係員によって違いがあり、運行管理規定の順守の意識が希薄でマニュアルが形骸化していた」と指摘。
「事故機を含む全12の遊戯施設で建築確認などを行っておらず、数年にわたって検査や報告を行っていないなど法令違反を繰り返していた」としている。
そのうえで報告書では、国土交通省に対し、コースターの座席に生じる加速度を調査し、それに応じた安全装置の基準を検討するなど、必要な措置を講じるよう求めている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141028/k10015748571000.html
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO78980530Y4A021C1CC0000/
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20141028-OYTNT50083.html
ダスキンは22日、ミスタードーナツ豊中駅前ショップで飲料水を飲んだ3人が、体調不良を訴え病院で手当てを受けたと発表した。塩素の混入が原因とみられるという。全員軽症。警察が混入経路を調べている。
同社によると、同日午後0時半から1時ごろに提供した飲料水を飲んだ成人女性が「気持ちが悪い」と訴え救急搬送された。
女子高生や3歳児も腹痛などで病院で診察を受けたことが、店への連絡で分かったという。
水道水の塩素濃度の600〜6000倍に相当する。
同店では食器洗浄に塩素系漂白剤を使っている。
飲料水は、浄水器を通した水道水を容器に移し、そこからコップに注いで客に提供している。
保健所の調査では、浄水器の蛇口から採取した水の塩素濃度に異常はなかった。
容器に移してから客に提供するまでの間に塩素が混入した可能性があるという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130323k0000m040128000c.html
3月23日23時2分に朝日新聞から、水で薄めた漂白剤が入っていたポットから客に提供したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社のダスキンは23日、殺菌用に水で薄めた塩素系の漂白液を、誤って飲料水として提供した可能性が高いと発表した。
この日までに病院で受診した客は5人となり、豊中市保健所は店側から事情を聴いた。5人はいずれも軽症という。
ダスキンによると、アルバイト従業員が21日の閉店後、プラスチック製ポット(1・8ℓ)を殺菌するため、水で薄めた漂白液をポットに入れて帰宅。
翌22日の開店後、別の従業員が中身を飲料水と勘違いし、客に提供した疑いがあるという。
ダスキン広報室は「漂白剤による殺菌は途中で放置せず、同じ担当者が責任を持って最後までするなど再発防止策をとる」としている。
出典URL
(ブログ者コメント)
マニュアル不順守が原因だった模様。
(2013年6月2日 修正1 ;追記)
2013年5月30日20時41分にmsn産経ニュースwestから、マニュアルに書かれてある決まりを失念していた元店長が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府警捜査1課は30日、殺菌用の漂白剤を入れたまま、誤って客に提供したのが原因だとして、業務上過失傷害容疑で、元店長の40代の男性を書類送検した。「洗浄するのを忘れていた」と容疑を認めている。
同店のマニュアルでは、飲料水のポットはその日の営業終了後に漂白剤入りの液体に浸して殺菌。翌朝出勤した担当者が洗浄する決まりだったが、この日の当番だった当時の店長が洗うのを失念していたという。
出典URL
また、5月25日付で同社HPに、以下の再発防止策が掲載されていた。
□容器本体に直接希釈液を入れての殺菌(漂白)を行わない。
http://www.duskin.co.jp/whatsnew/2013/0325_01.html
2013年3月11日2時6分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。また同日2時34分に日テレNEWS24から、4時45分にTBS NEWSから、同主旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、壁は仮設の石こう製で、高さ約5m、幅約9m、厚さ1.3cm。
同県の主婦(41)が前歯2本を折り、長女の大学生(19)が右手中指を切り、別の主婦(42)が左足首に打撲を負った。
イオンモールによると、テナント店は2月18日から休業中で、4月中旬に再オープンする予定だった。
この壁は先週から設置されていて、これまで特に異常はみられなかったという。
当時、テナント店内は無人で、作業は行われていなかったという。
目撃した人は、「ミシミシミシっていった後に徐々に倒れてきて、一気に倒れたのでそれで気付きました」と話していた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m040126000c.html
http://news24.jp/articles/2013/03/11/07224561.html
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5277820.html
(2014年2月27日 修正1 ;追記)
2014年2月18日付で毎日新聞愛知版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警熱田署などは17日、工事の現場責任者だった尾張旭市の会社員の男(38)ら2人を、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
容疑は昨年2月17〜18日、粉じんなどの飛散防止のため、石こう製の壁(高さ約5m、幅約9m、厚さ2.2cm)を設置した際、壁を鉄骨に固定するためのねじの長さが足りず、固定が不十分だったとしている。
同署によると、昨年3月10日午後6時15分ごろ、強風で壁が通路側に倒れ、買い物に来ていた豊山町の主婦(42)ら3人が首などを打ち、軽傷を負った。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20140218ddlk23040098000c.html
8日午後3時15分ごろ、三重県桑名市の遊園地「ナガシマスパーランド」で、ジェットコースター「シャトルループ」の試走中、従業員の男性(34)が約10m下へ転落し、腰の骨を折るなどの重傷を負った。意識はあり、命に別条はない。
ナガシマスパーランドを運営する長島観光開発は、腹部を固定する安全バーがしっかり締まっていなかった可能性があるとしている。
警察などによると、シャトルループは同日、始業前の点検で従業員10人が乗った際、速度が上がらない不具合が起き、一般客の利用を休止。整備を終え、従業員14人が7両編成の車両に乗って試走した。
コースを後ろ向きで戻り、直径15mの円形のループを回っている際に、頂上付近を過ぎたところで先頭車両にいた男性が安全バーからすり抜け、頭から落下した。
緊急停止させた際、男性の安全バーは緩んだ状態だった。
安全バーは、乗客ごとに座席の前から両足の太ももに押しつけて固定するようになっている。
通常、点検時も含め、発車時は一人一人のバーを触って確認するが、担当の従業員は「確認しなかったかもしれない」と話しているという。
長島観光開発は、「バーを含め、コースター自体に不具合は見当たらない」と説明している。
シャトルループは、1980年製で28人乗り。
毎日、始業前に目視などをした後、3回試運転して走行具合を確認していて、前日には異状は見つからなかった。
昨年12月10日に定期点検をして、次の点検は今月14日の予定だった。
スパーランドは運転を当面中止し、遊園地自体は通常営業する。出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013020890225859.html
http://www.asahi.com/national/update/0208/NGY201302080011.html
(2013年6月29日 修正1 ;追記)
2013年6月25日18時47分にNHK津から、6月26日付で伊勢新聞から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、適切な安全確認を怠ったことが事故につながったとして、遊園地の運営会社の男性社員4人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
警察によると、当時、ジェットコースターには従業員合わせて14人が乗っていたが、このうち、転落した男性の安全バーだけが適切な位置まで下ろされず、しっかり締まっていなかったことがわかったという。
警察は、安全バーの確認を怠ったことが事故につながったとして、ジェットコースターを操作していたオペレーター(27)と補助をしていた主事(38)、それにジェットコースターの運行管理責任者の課長代理(44)と安全確認と点検業務に従事していた係長心得(42)のあわせて4人(いずれも当時の肩書)を、業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
長島観光開発は、「世間のみなさまにご心配をおかけして申し訳ありません。真摯に受け止め安全対策を強化するとともに職員一同、安全を最優先に心がけて業務にあたって参ります」とコメントしている。
同社によると、同コースターは、従来の安全バーに加えてシートベルトを追加設置する安全対策を講じた上で、4月13日に運転を再開した。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075563101.html?t=1372202783170
http://www.isenp.co.jp/news/20130626/news07.htm18日午後0時55分ごろ、会津若松市、Aグランドホテルの北側斜面で、風呂の清掃作業をしていた同社員の男性(63)が崖下の阿賀川の岩場に転落したと従業員から119番通報があった。
約1時間30分後に引き上げられ、病院に運ばれたが全身を強く打ち、心肺停止状態だという。
警察などによると、男性は午前10時から、露天風呂と男性風呂付近を外から清掃していた。
姿が見えないことに気付いた従業員が捜したところ、約50m下の崖下に落ちている男性を発見したという。
出典URL
http://www.minyu-net.com/news/news/1219/news3.html
中国の「万里の長城」で日本人客3人が遭難死したツアーを主催したアミューズトラベルが廃業を決めたことが4日、同社への取材でわかった。
社会的信用を失い、事業継続は困難と判断した。会社は残し、遺族への補償や観光庁の事故調査に対応する。
ア社は2009年、北海道・トムラウシ山で8人が遭難死したツアーも主催していた。
板垣総務部課長は、「2度目の事故で社会的信用を失った。今後さらに落ち込みが予想される。社会的な責任を取る意味もある」と話した。
ア社は3日、旅行業の廃止届を国交通に郵送した。20日付で廃業する予定で、全従業員約50人を解雇する。
板井社長を含む役員3人は残り、遺族に廃業や今後の対応を説明する。「ご遺族には真摯に責任を果たしたい」としている。従業員には廃業を伝えたという。
ア社は11、12月のツアーを自粛したが、来年1~3月には国内外で約70本のツアーを予定しており、すでに延べ約300人が申し込んでいた。客には4日から中止を連絡し、代金は全額返金する。
板垣課長によると、トムラウシ事故後に売り上げが3割落ちたが、徐々に回復していた。
ただ、観光庁が今後、業務停止を含む行政処分を出すとみられ、「客がさらに減るのは間違いなく、営業を再開できるか見通せない」という。
観光庁によると、旅行業の廃止届が正式に受理されると登録が抹消され、ツアーの募集や実施などは一切できなくなる。
観光庁はトムラウシ事故後、ア社に8回の立ち入り検査をし、51日間の業務停止処分を出した。だが昨年12月の検査で「問題がない」と判断し、指導を終えた。
今回の事故でも立ち入り検査を3回実施したが、現地ガイドとの調整を担当した中国人社員が日本に戻っておらず、事故原因の解明は難航している。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1205/TKY201212040958.html
また、2012年12月10日21時3分に毎日新聞からは、旅行業登録が取消しになるという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
観光庁は10日、「アミューズトラベル」の安全確保の措置がずさんだったとして、旅行業登録取り消し処分にする方針を固め、同社に通知した。
18日にア社から釈明を聞く聴聞会を開いた後、正式に処分する。
ア社は20日付で旅行業を廃止する届け出を観光庁に提出しているが、廃業までに取り消し処分が確定すればア社の役員3人は新たな旅行会社の設立が5年間できなくなる。
観光庁はア社を事故後4回立ち入り検査し、生存者にも事情を聴いた。
その結果、
□下見などで十分な情報収集をせずコースを選定
□携帯電話の通じない地域があることや参加者の装備不足を知りながらツアーを強行
など、旅行業法違反が6項目あった。
46人が死傷した関越道の高速ツアーバス事故を受け、観光庁は7月に業務停止日数が60日以上の場合は事業登録を取り消せるよう処分基準を強化。
今回ア社は過去最高の72日間の停止日数となり、同庁は取り消し処分が妥当と判断した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000m040072000c.html
(ブログ者コメント)
安全管理とは、企業で働く人、企業のために働く人だけでなく、企業が提供する製品やサービスを利用する顧客の安全をも確保すべく、業務を管理することだ。
それゆえ、安全管理は製造業や運輸業のみならず、全ての業種に共通する課題だ。
その点を経営者が認識していないと、企業自体の存続が危うくなることがある。
今回のア社は、その典型例のような気がする。
19日午後2時前、亀岡市本梅町のゴルフ場、Kカントリーで、伐採した木にワイヤーをかけて後ろ向きに引きずっていたショベルカー(全長4.4m、幅1.6m、重さ4トン)がバランスを崩して横転した。
この事故で、ショベルカーを運転していたパート従業員の男性(59)が傾いたショベルカーから外に投げ出され、倒れてきた車体の下敷きになり、上半身を強く打って死亡した。
警察によると、男性はほかの従業員と3人でゴルフコースにある枯れた木の伐採作業をしていて、切り倒した木を運び出すため、1人でショベルカーを操作していた。
横転した場所は下り坂だったということで、警察は作業の状況などを詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2013615461.html
上田市の居酒屋チェーン「魚民」上田お城口駅前店が11日午後10時すぎ、冷酒用のガラス製1合とっくりに誤って漂白剤を入れ、男性会社員グループの客5人に提供したことが12日分かった。
県上田保健福祉事務所によると、5人は同市と小諸市の病院に運ばれたが、いずれも軽症とみられ、同日までに退院。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。
同事務所などによると、男性客は9人で来店。
日本酒の冷酒を注文し、1合とっくり入りを飲んだ人のうち少なくとも2人が「口の中に違和感がある」などと訴えたため、11日午後10時半すぎに同店が119番通報した。
一緒に飲んだとみられる3人と共に搬送された。5人はいずれも30代。
警察などによると、この店は普段、厨房の流し台に除菌効果のある漂白剤を入れて水で薄めて満たし、使用後のとっくりや他の食器を入れている。
漂白剤が入ったままのとっくりを冷蔵庫で冷やし、そのまま男性会社員グループに提供したとみられるという。
同店は12日も営業した。魚民を運営するモンテローザは「広報担当者が不在でコメントできない」としている。
出典URL
http://www.shinmai.co.jp/news/20121013/KT121012FTI090025000.php
10月13日12時41分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同店従業員は、漂白剤で消毒していたとっくりを「すすがないまま出してしまった」と話しているという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121012-OYT1T01644.htm
10月17日21時23分にNHK首都圏からは、その後の対応などが下記趣旨でネット配信されていた。
上田保健所によると、店員が冷酒と間違えて客に提供したということで、保健所はこの店を17日と18日の2日間、営業停止の処分にした。
また、消毒薬は食品とは別の場所に保管するなど業務手順を徹底するよう指導した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20121017/5821841_20121017212316_e5a1a9e7b4a0e589a4e68f90e4be9be381aee5b185e98592e5b18be596b6e6a5ade5819ce6ada2.html
(ブログ者コメント)
またしても、飲食店で薬剤入りの酒を客に提供する事故が起きた。
本ブログに掲載しただけで、これで今年は7月の高松、新潟に次いで3例目だ。昨年は8月に浦添でも起きている。
今回の事例は、すすぎ不足だった可能性もあるが、薬剤を小分けして保管する場合は、保管場所を食品と分けるだけでなく、客に出す可能性のある飲料用容器には薬剤を入れないくらいの対応が望まれる。
8日午後1時55分ごろ、福島県郡山市の遊園地「郡山カルチャーパーク」で、ジェットコースターの点検をしていた作業員の男性(48)が、発車直後の先頭車両に巻き込まれた。
警察などによると、車両は出発場所から約50mの上り地点で停止したが、男性は出血性ショックで死亡した。
小学生男女3人が乗っていたが、無事救助された。
警察は、業務上過失致死容疑を視野に、作業手順などに問題がなかったか調べている。
警察によると、男性は点検業務を受託している福島県中央メンテナンス協同組合の職員。
ジェットコースターの上り口のわきで、ジェットコースターを持ち上げるレールのチェーン部分に油を差す作業をしていたとみられる。
ジェットコースターの出発ボタンを押していた担当の女性職員は、客からジェットコースターを止めるように言われて初めて事故に気付いたという。「レールの上に人がいたことに気付かなかった」と話しているという。
遊園地を運営する財団法人「郡山市観光交流振興公社」によると、男性は同遊園地で5年以上点検を担当するベテランで、ジェットコースター運行の合間に作業をしていたという。
事故当時、園内は約250人の家族連れでにぎわっており、事故を目撃した女性客らが叫び声を上げたり、携帯電話で119番通報していたという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120909k0000m040053000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054884971.html?t=1347230106717
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054904711.html?t=1347311303678
また9月11日14時28分に読売新聞から、9月11日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、9月11日9時14分に福島民報から、さらに詳しい記事が下記趣旨でネット配信されていた。
作業員らは運営公社のマニュアルに反し、運転を続けたまま点検を行っていたことが10日、捜査関係者への取材や同公社などが行った記者会見から分かった。
警察は、運転中の点検作業が日常的に行われていた可能性もあるとみて、業務上過失致死容疑も視野に入れて調べている。
捜査関係者などによると、同公社のマニュアルでは、以下のように決められている。
□作業や点検は、コースターから乗客を降ろしてスイッチを切り、運休状態にしてから行う。
□運転再開時も、発車操作をする係員がレール上を目視で確認後、警報と共に発車スイッチを押し、2回の試運転の後、営業を再開する。
□作業中は、レール上の作業員がコースターの一つしかない操作キーを携帯する。
□作業中は運転できないよう、コースターの操作盤に「点検修理中さわるな」のプレートを掲示する。
ところが、死亡した男性はキーを持たずに、乗り場から約35m離れた軌道上で作業を開始。
ジェットコースターを操作した女性職員は、男性が作業中であることを知りながら、運転を続けていた。「点検作業をしていることは知っていたが、コースターが通過する場所で作業していることは知らなかった」と話している。
また、点検作業は必ず2人以上で行うことになっているが、男性は1人でやっていたとみられる。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120911-OYT1T00043.htm
http://www.minpo.jp/news/detail/201209113573
(ブログ者コメント)
「レール上で作業する際はコースターの操作キーを作業員が持っていく」マニュアルのようだ。
それはそれで一つの安全対策ではあるが、絶対安全を保障するものではない。
絶対安全を確保するには、動力電源を切るしかない。
今回の事故原因と直接の関係はないが、改めてそう感じた。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。