2016年8月21日19時20分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前9時前、小林市真方の田んぼのあぜで、近くの男性(63)が清掃活動をしていたところ、80歳の女性が使っていた草刈り機の刃が左足にあたった。
男性は病院に運ばれたが、およそ2時間後に死亡が確認された。
警察によると、きょう、この地区ではおよそ110人が集まり、清掃活動が行われ、男性と80歳の女性は午前8時ごろから、一緒の班で草刈りをしていたという。
警察は、事故の詳しい原因を調べている。
出典
『草刈り機で男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064976711.html?t=1471814910931
(ブログ者コメント)
草刈り機の刃が当たって死亡した事故は、過去に何件か、本ブログでも紹介済。
2016年6月21日11時3分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後7時ごろ、銚子市の犬吠埼灯台から東南東約690kmの沖合で、マグロ漁中の三重県の漁船「三幸丸」(153トン)から「乗組員の右まぶたに直径2mmほどのマグロ釣り用の釣り針が刺さった」と118番通報があった。
銚子海上保安部の巡視船「かとり」が出動し、20日午前10時55分に同灯台の東南東約390kmの沖合で、負傷したインドネシア国籍の男性技能実習生(21)を移乗させた。
銚子港に到着後、男性は旭市内の病院に搬送予定。
同保安部によると、男性に意識はあり、針は刺さったままだが、右目の視力もあるという。
1本釣りしたマグロを男性がかぎ竿で船内に引き込もうとした際にマグロの口が裂け、かかっていた針が右まぶたに刺さった。
出典
『マグロ漁中にまぶたに針が刺さる 銚子海上保安部』
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/331924
2016年6月5日付で朝日新聞新潟全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前1時ごろ、阿賀町五十島の磐越自動車道西山トンネル内で、電気ケーブルの束の一部が壁から落ち、点検作業中のIさん(56)の腹に当たった。
Iさんは、脾臓損傷などで重傷。
束は別の男性作業員(41)にも当たり、右ひじなどに軽いけが。
警察によると、束は直径約5cm。
トンネルは、当時、電気ケーブルの点検作業のため、一般車両は通行止めになっていた。
警察が、落下の原因を調べている。
(2016年6月18日 修正1;追記)
2016年6月5日付の新潟日報紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、Iさんは、電気ケーブルの下にある棚の取り換え作業を行っていた。
2016年3月29日22時16分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前8時半ごろ、井川町の自動車部品工場で、大型トラックから鋼材を降ろしていた男性社員に重さ約2トンの鋼材の束がぶつかり、2人が死亡した。
警察は、つり上げられた鋼材のバランスが、何らかの原因で崩れたとみている。
死亡したのは同町のKさん(男性、59歳)と、男鹿市のOさん(男性、53歳)。
警察によると、Oさんは、トラック後方で鋼材(直径5cm、長さ約8m)を約20本まとめた束を荷台から降ろすため、天井に設置されたクレーンをリモコン操作していた。
Kさんは、トラックと鋼材置き場の間に立ち、鋼材を引っ張って向きを変えるなどして誘導していた。
警察は、つり上げられた鋼材が振り子のように揺れ、2人に相次いでぶつかったとみている。
2人は、いずれも胸を強く打っていた。
荷台にはトラックの運転手がいたが、けがはなかった。
事故は、最後の7つ目の束を降ろす最中に起きたという。
警察は、現場の安全管理態勢や作業手順に問題がなかったかなどを捜査している。
秋田労基署も、現場を調査した。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20160329q
3月29日22時11分に日テレNEWS24(秋田放送)からは、鉄の棒が落下したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、29日午前8時半ごろ、男性社員2人が工場の天井に設置されたクレーンを使ってトラックの荷台から鉄製の棒を降ろしていたところ、落下し、2人を直撃した。
落下したのは直径5cm、長さ6mの鉄の棒を20本束ねたもので、重さは約2トンあったという。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2016/03/29/07326018.html
3月30日付で毎日新聞秋田版からは、京谷さんはクレーンのフックを外す作業をしていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トラックの荷降ろし作業をしていた社員2人に、積み荷の鋼材の束(計約2トン)が直撃した。
警察によると、2人は、クレーンを使ってトラック荷台から鋼材(直径5cm、長さ約6m)20本をつり上げていたらしい。
Oさんはクレーンを操作し、Kさんは鋼材からクレーンのフックを外す作業をしていたという。
トラックの運転手も、近くで作業をしていた。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160330/ddl/k05/040/048000c
(2017年3月18日 修正1 ;追記)
2017年3月14日19時20分に日テレNEWS24(秋田放送)から、クレーン荷下ろし時の合図を定めていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月15日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、3月14日19時31分にNHK秋田からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
秋田労基署は14日、会社と作業を統括管理する社長(56)や製造部次長(62)、課長(51)、組長(58)の4人を、必要な危険防止措置を講じなかったとして、労安法違反の疑いで書類送検した。
法人としての会社も、あわせて書類送検した。
同署によると、クレーンで荷下ろし作業をする際は、クレーンの運転について周囲の作業員に動きを知らせる合図を定めなければいけないにもかかわらず、4人はこれを定めず、統一的な作業方法を確立させていなかった。
組長は、クレーンを運転する時の合図や合図をする人を定めなかった疑いがある。
上司の3人は、クレーンの荷下ろし作業が複数の人で行われると知っていたにもかかわらず、合図を定めた作業要領を作っていなかった疑いがある。
同社はクレーン作業の作業要領を作ったことがなかったといい、調べに対し4人は、「これまで大きな事故はなく、作らなかった」などと、容疑を認める供述をしているという。
4人は「クレーン作業に対する危険性の認識が不足していた。」などと話しているという。
出典
『鋼材直撃で2人死亡 会社など書類送検 (秋田県)』
http://www.news24.jp/nnn/news86111511.html
『作業員2人死亡で社長ら書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014724441.html
2016年3月4日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月4日18時43分に大分放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前5時55分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内で、協力会社の男性社員(65)の軽乗用車が、歩いていた別の協力会社の男性社員(57)をはねた。
はねられた男性は市内の病院に運ばれたが、腰の骨を折るなど重傷。
製鉄所では、ことしに入って労災の死亡事故が3件起きており、大分労働局が2月19日に再発防止を求める要請をしていた。
警察によると、現場は車両用と歩行者用の信号機のある丁字路の交差点。
車が右折する際に、横断歩道を渡っていた男性にぶつかった。
2人とも、構内の職場に向かう途中だった。
製鉄所の救急車で搬送した。
製鉄所をめぐっては、1月から2月にかけて、転落事故などで計3人が亡くなっている。
今月1日には、大分労基署が構内の緊急安全パトロールを実施した。
また、大分労働局も、先月、製鐵所幹部に対し、事故防止策の徹底を強く求めていた。
4日の事故を受けて、同所の津加総務部長は、「災害の再発防止のみならず、交通安全面でもルール厳守徹底に取り組んでいる中、このような事故を発生させてしまったことを深く反省いたしております」とコメントしている。
出典URL
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/03/04/132853594
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=03040033065&day=20160304#news
2016年2月15日20時44分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月15日22時48分に読売新聞から、2月15日19時40分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日正午ごろ、東京都台東区日本堤の多目的センターで、30代の男性の腹部に刀が刺さり、約2時間半後に死亡した。
男性は、センター内のスタジオで、模造刀を使った舞台稽古をしていたとみられ、警察は、司法解剖するなど、詳しい経緯を調べる。
警察などによると、現場には男性のほか、数人が殺陣の稽古中だったとみられる。
男性は、誤って転倒するなどした際、自分が持っていた刀が刺さった可能性がある。
居合わせた人は、「声がしたので振り向いたら、男性がうずくまっていた」と説明している。
刺さった刀は刃渡り73cmで、スタジオ内には他にも同様の刀があり、警察は詳しい鑑定を進める。
警察によると、男性は都内の劇団の劇団員らと殺陣の稽古中だった。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/160215/afr1602150019-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160215-OYT1T50093.html
http://www.asahi.com/articles/ASJ2H6D1DJ2HUTIL04H.html
2016年1月31日12時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県内の消防士3人が、同県由利本荘市にある県消防学校で研修中に、半裸になってポンプ車のホースを尻に突き付けたり、荷台に乗ってふざけたりする写真を撮影し、1人が簡易投稿サイト「ツイッター」に投稿していたことが、30日、同校への取材でわかった。
校長によると、3人はいずれも20歳代で、1月6日~2月26日の予定で泊まりがけで救急科の研修を受けていた。
同校の屋内訓練場などで撮影したとみられる。
匿名の情報提供に基づき、同校が調査した結果、3人は関与を認め、投稿を削除した。
3人は31日から自宅謹慎となり、同校は、ほかに関与した職員がいないか調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160131-OYT1T50032.html
2月3日7時50分と18時9分に産経新聞から、投稿者らが処分されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県消防学校(由利本荘市)で研修していた20代の男性消防士3人が、ホースを尻に突き付けるなどしている写真を短文投稿サイト「ツイッター」に投稿した問題で、うち2人が所属する秋田市と五城目町の消防本部は、2日、2人をそれぞれ訓告処分とした。
写真を掲載した消防士が所属する男鹿地区消防本部(男鹿市、潟上市、大潟村)も、3日、同消防士を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。
各消防本部によると、3人は先月6日~今月26日の予定で救急科課程を学ぶため入校。
先月28日夜、上半身裸でポンプ車のホースを尻に突き付けたり、ポンプ車の荷台でふざけている写真をセルフタイマーで撮影。
男鹿地区消防本部の消防士が、「救急科来たっけ、ポンプ車の扱い方みんな忘れてる」とのつぶやきとともに、写真3枚を投稿した。
ツイッターを見た人が1月29日に同消防学校に問い合わせし、学校が把握。消防士はツイッターのアカウントを削除。
同消防学校は、1日、3人を退校処分としていた。
秋田市消防本部の総務課長は、「公務員としての自覚を欠いた軽率な行動で、市民に不快感を与え、誠に申し訳ない」と話している。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/160202/afr1602020047-n1.html
http://www.sankei.com/affairs/news/160203/afr1602030048-n1.html
(ブログ者コメント)
今回は筒先から水が出る状態ではなかったのかもしれないが、こういうことをやっていると、いつか、水が出る状態でもふざける可能性がある。
その場合、人身事故につながる恐れがあるので、こういったことは、遊びであっても、やってはいけない。
圧力がかかった水あるいはガスが肛門から人体に入った事故例は、下記参照。
2012年7月13日掲載
2012年7月8日報道 水上バイクから落ちた際、肛門からジェット水などが入って死ぬ危険性があると国交省が注意喚起
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2034/
2016年1月28日17時3分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市灘区のJR東海道線(神戸線)の新駅「摩耶駅」の建設現場で、27日朝、資材業者の男性(53)がトラックの荷下ろし中に右腕を骨折していたことが、28日、JR西日本への取材で分かった。
同じ建設現場では、昨年12月にも、足場が崩落する事故があった。
JR西などによると、男性は27日、連絡通路の建設現場まで資機材をトラックで運び、1人で荷下ろし作業をしていた。
その際に、重さ約700kgの機材が荷台から落下。
はずみで、荷台の周りを囲う板が男性にぶつかったとみられる。
JR西は、「運行に支障が出る事故ではなかった」としている。
JR西は、足場崩落事故の原因などをまとめた報告書を22日、近畿運輸局に提出した。
事故を受けて中断していた工事は14日から再開、予定通り3月26日の開業を目指している。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/160128/wst1601280075-n1.html
(ブログ者コメント)
昨年12月の足場崩落事故は下記記事参照。
2015年12月11日 兵庫県神戸市のJR摩耶駅で強風下、メッシュシートが残っていたなどの原因で工事用足場が線路内に崩落し、電車2本が緊急停止、乗客6人が病院へ
(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5476/
(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5608/
2016年1月25日19時17分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年11月、美作市の工場で金属の棒を旋盤に取り付けて加工していた43歳の男性作業員が回転する棒に打ちつけられて死亡する事故があり、津山労基署は、会社が必要な安全対策を怠っていたとして、会社と55歳の工場長を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、美作市の建設機械などの部品メーカー「O社」と55歳の工場長。
同署によると、去年11月、O社の工場で43歳の作業員の男性が長さ2mの金属の棒を旋盤にとりつけ、回転させて棒を削る加工作業をしていたところ、この棒に打ちつけられて死亡したという。
同署が事故の原因を調べたところ、会社が、作業員を守るため旋盤のまわりに柵を設置するなど、必要な安全対策を怠ったため事故が起きた疑いが強まったという。
このため、25日、会社と55歳の工場長を労安法違反の疑いで書類送検した。
調べに対して工場長は、容疑を認めた上で、「柵などを設置すると工場内の行き来の邪魔になるので対応をしていなかった」などと話しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4025318221.html?t=1453760254586
2016年1月10日19時24分にNHK盛岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月13日20時41分にもNHK盛岡から、また1月12日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後3時40分ごろ、二戸市金田一のガソリンスタンドで「タイヤの部品が外れ従業員がけがをした」と消防に通報があった。
警察によると、けがをしたのはガソリンスタンドの39歳の男性で、意識不明で病院に運ばれ手当てを受けていたが意識は戻らず、13日午後、死亡した。
調べによると、当時、男性はトラックをジャッキアップしてタイヤを交換していたが、タイヤとホイールを固定する「リングリム」と呼ばれる鉄製の部品(直径約60cm)が外れ、頭にあたったとみられている。
男性は、タイヤの横にかがんでナットをしめる作業を1人でしていたという。
警察が、当時の状況を調べるなどして、部品が外れた原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6044940501.html?t=1452456450022
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045014781.html?t=1452713929935
2016年1月8日19時54分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年7月、橋本市の工場で、安全装置が付いていない電動のノコギリを19歳の社員に使用させ、指を切断する大けがをさせたとして、この会社と安全管理の責任者が労安法違反の疑いで書類送検された。
書類送検されたのは、橋本市の「M社」と、工場で安全管理の責任者を務める57歳の主任。
橋本労基署によると、去年7月8日、この工場で電動のノコギリを使って木材の加工を行っていた19歳の社員が、誤って4本の指の一部を切断する大けがをしたという。
このノコギリには、手に触れることを防止する安全装置が取り付けられていなかったということで、同署は、労安法違反の疑いで、会社と主任の書類を和歌山地方検察庁に送った。
調べに対してM社は、「安全装置を付けると作業が面倒だった。事故のあと、新しい装置を取り付け、再発防止に努めている」と話しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044904761.html?t=1452286939772
2016年1月6日8時7分にNHK松山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後4時半ごろ、松山市にある金属リサイクル業「K社」の工場で、スクラップを運ぶ作業をしていた従業員の男性(39歳)が車両の運転席で倒れているのを、工場にいた同僚が見つけて消防に通報した。
男性は頭を強く打っていて、松山市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、事故当時、男性は、ショベルのついた車両を運転してリサイクル用の金属スクラップを集めたあと、天井からつり下げたマグネットのついたクレーンを操作してトラックに載せる作業を1人で行っていたという。
また、ショベルのついた車両には、クレーンについている直径1m50cm、厚さ30cmのマグネットがあたったあとがあるという。
警察は、何らかの理由でクレーンのマグネットの部分が男性の頭にあたったとみて、工場にいた従業員に話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20160106/4816281.html
(ブログ者コメント)
この報道だけでは、状況がイマイチ不明。
ショベルのついた車両の運転席からリモコンか何かでクレーンを操作していた、ということなのだろうか?
2015年12月26日10時51分に朝日新聞から、『草刈り機接触、男性死亡 高速回転の刃』というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速で回転する草刈り機の刃がそばにいた人に当たり、当たった人が死亡する事故が、今月、栃木県内で起きた。
一昨年には、幼児が亡くなる事故もあった。
国民生活センターは、一般の人も草刈り機を使うようになり、不注意が事故につながるケースが多いとして、注意を促している。
栃木県警によると、同県大田原市の神社の土手で、今月13日、男性が草刈り機を使っていた時に、そばで作業していた別の男性(62)の胸付近に刃が接触した。男性は大量に出血し、まもなく死亡した。
現場は急斜面で、足場も悪かった。
県警は、何かの拍子で過って刃が当たったとみている。
栃木県内では、5月にも、草刈り機の刃がそばの人に当たって死亡した事故があった。
一昨年には、九州地方で、男性が自宅の庭先で草刈り機を使用中に3歳の娘が近づいてきたのに気づかず、娘の首に刃が当たって亡くなる事故も起きた。
国民生活センターによると、草刈り機はホームセンターや通販でも買える。
一昨年おこなった製品テストでは、回転する刃が樹木や地面に当たると、思わぬ方向に大きく跳ね返る「キックバック」という現象が起きることが確認された。
この時、使用者や近くの人に当たるおそれがある。
刃が当たった空き缶は10m以上、8cm程度の石は5m前後飛ぶことも分かった。
草刈り機が出す音で、人が近づいてきたことに気づかないこともある。
センターは、「周囲に人がいないかしっかり確認し、人がおおむね15m以内に入ってきたらエンジンを切ってほしい。周囲の人も近づかないようにしてほしい」と呼びかけている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASHDS7FD9HDSUTFL019.html
(ブログ者コメント)
以下は、国民生活センターから2013年に公表されている、動画付きの注意喚起文書。
『刈払機(草刈機)の使い方に注意 -指の切断や目に障害を負う事故も-』
ガソリンエンジンや電気モーターの動力により、金属製の刈刃やナイロン製のコードを高速回転させて草を刈る、刈払機は、農機具店やホームセンターのほか、インターネットからでも購入することができることから、園芸工具として、一般消費者にも広く普及してきています。
しかし、便利な刈払機も使い方に注意しないと、思わぬ事故を起こすことがあります。
PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、2008~2012年度(2013年4月15日までの登録分)の約5年間に刈払機を含む芝刈り機の安全・衛生や品質・機能、役務品質に関する相談が160件、そのうち、危害情報が11件、危険情報が23件ありました。また、医療機関ネットワークには、2010年12月~2013年3月までに刈払機を含む芝刈り機による事故情報が34件報告されています。
そこで、事故の未然防止を図るために、具体的な事故事例を再現し、刈払機の使用上の注意(保護具の必要性、キックバックなど機械特有の事例、誤った使い方による事例など)について、消費者に情報提供することとしました。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130704_1.html
2015年12月13日15時50分にNHK宇都宮から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時20分ごろ、大田原市須賀川の鹿島神社の敷地内の斜面で、近くに住む金澤さん(男性、62歳)が草刈りをしていたところ、近くで作業をしていた仲間の電動草刈り機の刃が金沢さんにあたり、胸を切った。
金澤さんはドクターヘリで市内の病院に搬送されたが、およそ2時間後に死亡した。
警察によると、神社では午前9時ごろから、氏子など7人が草刈りを行っていたという。
草刈り機には細長い棒の先に丸い金属製の刃が付いていて、一緒に作業をしていた男性が斜面で動かしたところ、近くにいた金澤さんに誤ってあたったと見られるということで、警察は、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096908401.html?t=1450038421113
(ブログ者コメント)
操作者以外の人に草刈り機の刃が当たって死傷した事故は、過去に何件か紹介済。
2015年11月4日21時7分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前8時45分ごろ、茨城県茨城町神谷の住宅工事現場で、小美玉市の瓦ぶき職人の男性(36歳)が足場から転落し、脇腹に石塀から出ていた鉄筋が刺さった。
男性は、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、男性は同僚ら約10人と、高さ約5mの門の工事を行っていた。
高さ約2.6mの足場から降りようとして、誤って転落したとみられる。
門に隣接する石塀からは、直径約1cm、長さ約34cmの鉄筋が複数突き出ており、防犯のため先端が鋭角になっていた。
近くで作業をしていた同僚が、うめき声を聞き確認すると伊藤さんが倒れていたため、119番通報した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/151104/afr1511040028-n1.html
(ブログ者コメント)
転落した場所に鉄筋が突き出ていて死亡した事故は、過去にも起きている。本ブログでも数件、紹介済。
下に突き刺さるようなものがある場所で作業する場合は、特にご用心。
(2015年11月13日 修正1 ;追記)
2015年11月5日付の茨城新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
(こちらのほうがありそうな話なので、タイトルも新情報に合わせて修正した)
瓦を葺く作業をしていた瓦葺き職人が、屋根から足場に降りる際、バランスを崩して転落した。
2015年10月30日19時14分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月31日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時すぎ、川根本町西部の山犬段と板取山を結ぶ尾根周辺の治山工事現場で、荷物搬送用の支柱を撤去する作業中、撤去のためにたてた推定高さ約20mの金属製の支柱が、地面から8mの部分で、突然、折れ曲がって倒れた。
この事故で、作業をしていた下田市の会社員の男性(41)が支柱の下敷きになり、病院に運ばれたが、3時間後に死亡が確認された。
また、支柱に乗って作業をしていた38歳の男性が地面に転落して、足や胸を打つなどの軽いけがをした。
警察のこれまでの調べによると、倒れた支柱は、長さ2mの部材を10本組み合わせて造られていたという。
警察は、現場にいた作業員に話を聞くなどして、事故の状況について詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033127791.html?t=1446242028035
(ブログ者コメント)
映像を見る限り、折れ曲がった支柱はブレース形状だった模様。
2015年9月3日11時55分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月4日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後6時20分ごろ、広島市中区の県立総合体育館、グリーンアリーナの屋上で空調設備の修理をしていた作業員が、金属製のファンに頭をぶつけたと消防に通報があった。
警察と消防がかけつけたが、修理業の川越さん(男性、59歳)がファンの近くに倒れていて、すでに死亡していた。
警察によると、川越さんは空調用の冷却塔を修理したあと、実際に動かして正常に作動するか点検していたということで、高さ1.6mの位置で回転していた直径190cmの金属製のファンに頭をぶつけたとみられている。
川崎さんは、ヘルメットをつけていなかったという。
当時、現場には川越さん以外に作業員の男性1人がいたが、点検をしていたのは川越さんだけだったということで、警察が当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150903/4637701.html
(2015年9月15日 修正1 ;追記)
2015年9月4日付の中国新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正しました)
冷却塔は高さ3.1m、幅4.5m、奥行き2.2mの平屋。
修理したファンの試運転で異音がしたため、塔内に1人で入り、ファンを下から覗き込んでいた川越さんが誤って頭をぶつけたとみられる。
2015年7月8日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
銚子労基署は7日、労安法違反の疑いで、銚子市の貨物積卸業「I社」の社長の男(87)と現場責任者の男(62)を書類送検した。
送検容疑は、昨年7月22日、銚子市の銚子漁港の岸壁で、修船内荷役作業主任者を置かずに漁船から魚を荷下ろしする作業を行った疑い。
同署によると、同日午前11時半ごろ、漁船のクレーンを支えるワイヤーロープが破断し、クレーンがトラックの荷台で作業していた作業員男性(当時58)の頭を直撃、男性は頸椎骨折で死亡した。
現場責任者の男は、「危険だとは分っていたが、大きな事故がなかったので資格者を置かないままにしてしまった」と話しているという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。