2017年12月17日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務用の高圧コンプレッサー(圧縮機)を使って同僚男性の体内に空気を注入して死亡させたとして、杉戸署は17日、傷害致死の疑いで、加須市の会社員の男(47)と千葉県松戸市のペルー国籍の会社員の男(36)を逮捕した。
逮捕容疑は、共謀して16日正午ごろ、勤務する杉戸町本郷の産業廃棄物処理会社「E埼玉」敷地内で、同僚の春日部市の会社員Kさん(男性、44歳)の体内にコンプレッサーを使って空気を注入し、死亡させた疑い。
いずれも「間違いない」と、容疑を認めているという。
同署によると、3人は昼食休憩前、ほかの従業員と共にコンプレッサーで作業着の汚れを落としていた。
ふざけてKさんの顔や肛門にノズルを当てたところ、Kさんが腹部を膨らませて「苦しい」とうめいたため、同僚らが病院に搬送。
16日午後7時20分ごろ、死亡が確認された。
同社では、従業員が事務所に入る前、コンプレッサーを使ってほこりや油汚れを落としていたという。
同署は、Kさんの体内に入った空気が内臓などを圧迫したとみて、詳しい死因を調べている。
出典
『圧縮空気を肛門に注入…男性を死亡させた疑い、同僚の男2人を逮捕 空気が内臓
など圧迫か』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/12/18/02_.html
12月17日20時55分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この電動コンプレッサーは、ふだんは重機のほこりを取り除く際などに使っていたという。
出典
『コンプレッサーで体内に空気注入し男性死亡させた疑い 2人逮捕』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171217/k10011262061000.html
12月17日19時43分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
杉戸署によると、両容疑者は同町本郷の事業所で、16日昼、共謀して同僚男性(44)を押さえつけ、業務用の空気圧縮機でズボンの上から肛門に空気を注入する暴行を加え、死亡させた疑いがある。
両容疑者は、「普段から同僚同士、ふざけて顔や臀部に空気をかけあっていた」などと供述しているという。
出典
『肛門に空気注入して死亡させた疑い 同僚の2人を逮捕』
http://www.asahi.com/articles/ASKDK4Q6FKDKUTNB004.html
12月18日18時40分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は肛門から注入された空気で内臓を圧迫されたために死亡していたことが18日、杉戸署への取材で分かった。
出典
『同僚から体内に空気注入された男性 死因は内臓圧迫』
http://www.sankei.com/affairs/news/171218/afr1712180036-n1.html
(ブログ者コメント)
今回と同様な事例は、本ブログでも過去に数件、紹介している。
2017年7月20日20時53分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月20日21時2分に共同通信からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者庁は20日、電気などの動力で刃が回転する草刈り機で指を切断するなど大けがをする事故が夏場に多発していると注意喚起した。
2009年9月から今年6月までに、消費者庁が把握しているだけで、草刈り機が関係する事故が140件発生。
そのうち112件は医療機関から寄せられた案件で、被害者の半数が60歳以上だった。
内訳は、切り傷が70件で最多、骨折16件、指などの切断11件、目の損傷9件。
消費者庁などによると、60代の男性は5月、草刈り中に機械の刃があたって砕けたコンクリートの破片で目を損傷。
70代の男性は14年、刃に絡まったツタを取り除いていたところ、刃が回りだして手を巻き込まれた。
14年7月には、草刈り機がはねた2cm弱の針金が使用していた30代男性の胸に刺さり、心臓を覆う膜まで達した。
回転中の刃が木などにあたり、機械が思わぬ方向へはじかれることによる事故もあった。
国民生活センターが4枚刃の機械で実施した、草刈り機の刃を2、3cmの小石に当てる実験では、回転する刃に当たった石が時速約130kmで約68m飛散し、車の窓ガラスが割れた。
消費者庁は、
▽他の人が周囲にいないことを確認
▽地面の石などの異物を取り除く
▽保護メガネなどの保護具を必ず身につける
▽刃に絡まった異物を除く時は機械を完全に止める
よう、注意を促している。
異物の多い場所で草刈りする場合は、ナイロン製コードが刃の役割を果たすタイプの機械が危険性が低いという。
出典
『草刈り機で指切断や目損傷…夏場に事故多発 消費者庁』
http://www.asahi.com/articles/ASK7N54RFK7NUTFL00L.html
『草刈り機の事故、8年で140件 消費者庁、注意呼び掛け』
https://this.kiji.is/260734049124681210?c=39546741839462401
(ブログ者コメント)
以下は7月20日付で消費者庁と国民生活センターの連名で出されている文書。
『刈払機(草刈機)の使用中の事故にご注意ください !』
2017年7月2日0時18分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
圧縮した空気を発射する工具「エアーダスターガン」を知人の肛門に押し当て、空気を発射して体内の直腸に傷害を負わせたとして、京都府警亀岡署は1日、傷害容疑で京都府亀岡市の自営業の男(28)を逮捕した。
同署によると容疑を認め、「悪ふざけだった」などと供述している。
逮捕容疑は同日午前0時半ごろ、同市内の事業所敷地内で、エアーコンプレッサーにつながれたエアーダスターガンのノズルの先端を京都市の男子大学生(22)の肛門にズボン越しに押し当て、空気を噴射させる暴行を加え、直腸に複数の穴を空ける傷害を負わせたとしている。
同署によると、学生は下腹部の痛みを訴えて吐くなどし、病院に搬送された。
現場は、男が営む自動車関連業の事業所で、当時、学生ら7、8人の常連客とバーベキューをしていたという。
出典
『「悪ふざけだった」肛門に圧縮空気発射し知人の直腸に穴 京都の男逮捕』
http://www.sankei.com/west/news/170702/wst1707020011-n1.html
(ブログ者コメント)
高圧空気や高圧ジェット水の危険性については、本ブログでも何件か掲載スミ。
今回と同様、ふざけていた時の事例も紹介している。
2012年7月13日掲載
2012年7月8日報道 水上バイクから落ちた際、肛門からジェット水などが入って死ぬ危険性があると国交省が注意喚起
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2034/
2017年6月17日11時0分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後10時40分ごろ、兵庫県加古川市尾上町のS鋼線工業の作業所で、従業員のTさん(男性、26歳)が頭から血を流し倒れているのを別の作業員男性(69)が見つけ、119番した。
Tさんは約1時間半後、搬送先の病院で死亡した。
警察によると、当時、作業所内にはTさんと発見した作業員の2人がおり、直径4cmのワイヤ~を機械で巻く作業をしていたという。
2人は、それぞれ数100m離れた場所で作業しており、目撃者はいなかったが、Tさんの頭部に勢いよくワイヤーが当たったような傷があったという。
警察が、詳しい原因などを調べている。
出典
『ワイヤが頭部直撃? 男性が死亡 加古川の工場』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201706/0010290671.shtml
(ブログ者コメント)
ワイヤーがはねたということだろうか?
2017年6月10日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日9時44分に佐賀新聞から、6月9日18時22分にNHK佐賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
白石町立須古小学校(115人)で、6日にあったプール開き後に児童47人が太ももの後ろの痛みやかゆみを訴える事案が起きた。
町教委によると、繊維強化プラスチック(FRP)製の排水溝のふたが劣化し、はがれたガラス繊維などが肌に付着した可能性が高いという。
須古小には大、小の2つのプールがあり、症状を訴えたのは大プール(長さ25m、幅12.5m、深さ0.9m)を使った3~6年生の約6割にあたる47人。
うち、6人が病院で受診した。症状は回復に向かっているという。
ただ、翌7日は5年の女児1人が痛みでいすに座れないとして欠席した。
町教委によると、児童77人が、FRP製で格子状の側溝のふたが設置してあるプールサイドに腰掛けて、話を聞いたり水に体を慣らしたりした。
終了後、児童が痛みやかゆみを訴え、10人が保健室でシャワーやお湯で患部を洗うなどした。
症状を訴えた児童の水着を預かり、7日に顕微鏡で確認したところ、FRPの破片らしきものを発見。
このため、FRP取扱店とも相談し、プールサイドの樹脂も採取して顕微鏡で調べた。
町教委と同小、業者が8日に検分したところ、プールサイドの排水溝のふた(幅約30cm)が長年の雨風や日光で劣化し、はがれた樹脂繊維が付着したことによる痛みの可能性が高いとわかったという。
FRPは、ガラス繊維や炭素繊維などをプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料。
ガラス繊維が皮膚に付着すると、痛みやかゆみが生じる場合がある。
かいたりせず、水で洗い流したり、入浴してガラス繊維を取り除いたりするのが有効だという。
翌7日からプールの利用を中止し、現在はプールサイドに保護マットを敷いている。
プールは1986年に建設、排水溝のふたも当時のままという。
ふたは劣化が進んでおり、今後の対応を町教委で協議していくという。
また、町内の別の小学校1校でも、プールサイドの排水溝のふたに繊維強化プラスチックが含まれていることがわかり、9日からプールの使用を禁止し、安全性を確認しているという。
出典
『佐賀)児童47人、プールで痛み・かゆみ 白石の小学校』
http://digital.asahi.com/articles/ASK694QW2K69TTHB007.html?rm=342
『プール開きで皮膚に痛み 須古小』
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/436727
『プールで児童が痛みかゆみ訴え』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/5084130801.html
2017年5月24日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時40分ごろ、三芳町上富、金属加工会社「Y合金」三芳工場で、同社社員の男性(69)が回転中の旋盤機に接触し、頭などを強く打って死亡した。
警察によると、旋盤機は高さ1.3m、幅2.2m、奥行き1.1m。
男性は一人で旋盤機に銅板を固定し、回転させながら削っていた。
事故当時、工場内には従業員6人が、それぞれ別の作業をしていた。
異音に気付いた別の従業員が、旋盤機の前で男性が倒れているのを発見した。
警察で詳しい事故原因を調べている。
出典
『男性死亡、回転中の機械に接触…頭を強打 三芳の工場、異音で気付く』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/05/25/03_.html
2017年4月28日15時10分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市営の公園で、昨年夏、4歳の女児が人工池の噴水で遊んでいたところ、勢いよく出た水が陰部にあたり、重傷を負った。
噴水に、どんな危険が潜んでいるのだろうか。
大阪府内に住む女児の父親(38)によると、女児は昨年6月、大阪市西区の靱(うつぼ)公園内にある人工池(深さ約20cm)で、父親とともに遊んでいた。
池には、数10秒間隔で水柱を作る噴水があった。
女児はパンツ姿で、水中にある噴き出し口をまたぐようにしてしゃがんだ。
その直後、水が噴出。
女児は「痛い!」と叫び、股を閉じて泣き始めた。
パンツが血で赤く染まっていた。
父親と近くにいた母親は、女児を連れてタクシーで近くの病院へ。
この病院では止血できず、別の病院へ救急搬送された。
女児は止血手術を受け、4日間入院した。
手術をした病院によると、パンツはやぶけておらず、傷は体の表面ではなく陰部の中だった。
体内から小石などの異物も見つからなかったことから、水流による傷と判断。
この病院の小児科医(33)は、「水圧や水の角度、噴き出し口との距離など、いろいろな条件が重なったことによるけがと思われる」と話した。
父親は、「水でけがをするとは思わなかった」。
靱公園を管理する大阪市の大阪城公園事務所によると、池は立ち入り禁止で、貼り紙で「危険です 入らないでください」と注意を促していた。
しかし、子どもでも容易に入ることができ、子連れでよく靱公園を訪れる女性(39)は、「暑い日は10人以上の幼児が池で遊んでいる。手や足で噴水の噴き出し口を塞ごうとする子たちを見たことがある」と話す。
日本小児科学会(東京都)の、こどもの生活環境改善委員会によると、水流による陰部のけがは報告例が少ないが、2013年8月、6歳の女児がプール施設のジェット水流によって陰部から出血した事例がある。
噴水の場合は、子どもは興味本位で噴き出し口をのぞき込むことがある。
水圧が強ければ、目や口にけがを負う可能性もあるという。
子どもの事故予防に詳しい小児科医の山中龍宏さん(69)は、「保護者が、こうしたけがが起こりうると知ることは大事。だが、注意するだけでは事故は防げない」と話す。
噴水の管理者側が、水圧が強い噴水には柵を設けるなどして近寄れないようにすることや、水圧を低くすることも必要と指摘する。
今回の場合、現場の公園から救急搬送されておらず、保護者から申し出もなかったことから、大阪市は女児のけがを把握していなかった。
事故当時、水柱は水面から高さ約180cmまで噴き出す設定だったが、記者の取材で事故を知り、今年4月19日から、水柱の高さが約160cmになるように水圧を下げたという。
一方で、市の担当者は、「景観も考慮すると、現時点で池を高い柵で囲うことは難しい」と悩む。
国交省によると、靱公園などの都市公園にある噴水について、水圧に関する国の安全基準はない。
また、噴水メーカーなど20社でつくる日本水景協会(東京都)が作る実用的指針では、防護柵や警告表示などの安全対策について「十分な検討を行うこと」としているが、水圧の数値には具体的な決まりがないという。
山中医師は、「女児がけがをしたような噴水は、全国で他にもあるはず。業界団体にも危機意識を強めてもらうことが大切だ」と指摘する。
出典
『噴水、女児の股間直撃し重傷 水圧の威力、注意を』
http://www.asahi.com/articles/ASK4R7GBQK4RUTFL00C.html
(ブログ者コメント)
本ブログでは、過去に同種事例として、ジェット水流による負傷事故を紹介している。
2016年7月27日掲載
2016年7月20日報道 水中バイクから転落した際にジェット水流を受け死傷する事故が過去5年間に11~14件発生、シーズンを迎え海保はウェットスーツ着用などを呼びかけ中
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6122/
2017年4月26日付で毎日新聞福井版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力大飯原発(おおい町)で24日午後4時ごろ、コンクリートを壊す作業に従事していた男性作業員(56)が電動式ハンマーと接触し、右足を折る大けがをした。
警察によると、4号機の近くのコンクリート製の見学用通路(幅2m、延長43m)で、別の男性作業員が電動式ハンマーを使ってコンクリートを壊していたところ、ハンマーの先端がそれて、すぐそばでコンクリート片を片付けていた男性作業員の右足に接触した。
関電の原発では、今年に入り、工事作業員が負傷する労災事故が相次いでいる。
大飯原発では、3月30日にも、防潮堤に鉄筋を打ち込んでいた男性作業員(24)が、別の作業員の操作するドリルに手を巻き込まれ親指を切断。
美浜原発(美浜町)でも、1月26日に、地下水を観測していた60代男性作業員が山の斜面で滑落してけがをした。
けが人はいなかったが、1月20日には、高浜原発(高浜町)で大型クレーンが倒壊する事故も起きている。
関電は、「労働災害を発生させ、大変申し訳ない。再発防止に努める」とコメントした。
出典
『大飯原発 作業員、右足骨折の重傷 関電・労災相次ぐ』
http://mainichi.jp/articles/20170426/ddl/k18/040/198000c
4月25日17時52分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後4時ごろ、福井県おおい町の関西電力大飯原発4号機で、原子炉周辺建屋の東側にある歩道の取り壊し作業をしていた下請け会社社員の男性(56)が、右足甲にコンクリートを砕く工具が接触して骨折する重傷を負った。
警察によると、同僚の作業員がコンクリートを破砕用の工具で砕いていたところ先端がずれて、破片を集めていた男性の足に当たったという。
出典
『コンクリ破砕工具、足の甲に接触し男性骨折 福井・大飯原発、歩道取り壊し作業中』
http://www.sankei.com/west/news/170425/wst1704250070-n1.html
(ブログ者コメント)
こういった事故は一般の道路工事などでも起きているが、今回は原発敷地内で起きた事故ゆえ報道された・・・そんな気がした。
2017年2月25日22時22分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月25日19時2分にNHK東海NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時ごろ、愛知県東海市横須賀町にある産業廃棄物の処理工場で、会社員のIさん(男性、57歳)=岐阜県下呂市=が全身を強く打ち、病院に搬送されたが、間もなく死亡した。
警察は、作業中だったクレーンと衝突したとみて調べる。
警察によるとIさんは、トラックの荷台で鉄くずをクレーンで下ろす作業の補助をしていた。
クレーンを運転していた男性従業員が、男性の姿が見えないことに気付いて作業を中断、倒れているIさんを見つけた。
出典
『愛知の産廃処理工場 作業中の男性死亡』
http://www.sankei.com/west/news/170225/wst1702250072-n1.html
『作業中の事故相次ぐ 2人死亡』
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20170225/4241581.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像には、アーム先端に丸い磁石がついたパワーショベルのような重機が映っていた。
クレーンではなく、それがぶつかったのかもしれない。
2017年2月16日19時41分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時半ころ、佐呂間町栃木の川から農業用水を引くための取水口の工事現場で、佐呂間町富丘の作業員のSさん(男性、73歳)に、別の男性が運転していた建設作業用の大型機械がぶつかった。
Sさんは病院に搬送されたが、胸などを強く打っていて、まもなく死亡が確認された。
警察によると、当時、現場では3人が作業をしていて、大型機械の誘導をしていたSさんに掘削をするための先端のショベル部分がぶつかったという。
警察が関係者から話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べている。
出典
『掘削作業中に機械ぶつかり死亡』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170216/3982871.html
2017年1月12日20時24分にNHK高松から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時15分ごろ、観音寺市大野原町で病院の駐車場の造成工事中に、パワーショベルにつり下げられていたセメントが入った袋が男性にぶつかった。
この事故で、今井さん(男性、72歳)が腹などを強く打って市内の病院に運ばれたが、およそ2時間40分後に死亡が確認された。
今井さんは、同僚の42歳の男性が運転するパワーショベルのそばで作業をしていたが、警察によると、突然、パワーショベルが動きだし、アームの先端につり下げられていた粉状のセメントが入った重さ1トンほどの袋が今井さんにぶつかったという。
警察は、同僚の男性や工事関係者から話を聞いて、事故の原因を調べている。
出典
『重さ1トンの袋ぶつかり男性死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/8035965991.html?t=1484252373688
1月13日付で朝日新聞香川全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前9時15分ごろ、観音寺市大野原町で駐車場を拡張する工事をしていた土木作業員の今井さん(72)に、別の男性作業員(42)が運転するパワーショベルの爪部分に吊り下げられていたセメント袋(1トン)がぶつかった。
今井さんは病院に運ばれたが、出血性ショックで死亡した。
警察によると、今井さんは、セメント袋に穴を開けるカッターがないかと男性作業員に尋ねたという。
警察は、男性作業員が応対しようと身を乗り出した際に、誤ってパワーショベルを動かしたとみて、調べている。
2016年12月22日20時22分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時すぎ、砺波市庄川町示野の市道を自転車で走っていた南砺市山見の男性(33)が風にあおられて、道路の左側にある1mほど下の畑に、自転車ごと転落した。
この事故で、男性はあごの骨を折る大けがをして、病院で手当を受けているという。
警察が男性に話を聞いたところ、「右から強い風が吹いてあおられた」と話しているということで、警察は、風でバランスを崩し、畑に転落したとみて、当時の状況を調べている。
このほか、消防などによると、22日午前9時すぎ、滑川市大島で、屋外で作業をしていた54歳の男性が風にあおられて転倒し、頭に軽いけがをしたという。
出典
『風で自転車ごと畑に転落大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065514171.html?t=1482443874771
2016年12月2日付で朝日新聞熊本全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本労基署は、1日、宇城市の造船会社と同社の男性社長(79)と部長を、労安法違反の疑いで書類送検したと発表した。
部長は8月8日、社内で船の建造作業中、クレーンを無免許で運転した疑い。
鉄骨(長さ約10m)を吊っていた布製ベルトが切れ、落下した部材が手すりに落ち、曲がった手すりが当たった60代の男性社員が胸の骨が折れるけがをした。
社長と部長は共謀し、9月、労基署の調査に対し、クレーンを運転していたのは免許を持つ別の社員だったと虚偽の報告をした疑いがある。
(ブログ者コメント)
この造船会社は、2013年にも人身事故で書類送検されている。
その時は、「これまでに大きな事故がなく・・・」と報道されていたのだが・・・。
2013年7月30日掲載
[昔の事例の顛末] 2013年5月 熊本県宇城市の造船所でタンカー清掃中の作業員が甲板から転落死した事故で安全対策を怠っていたとして書類送検
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3085/
2016年10月12日16時49分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10月12日12時29分に神戸新聞から、10月12日13時0分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前8時ごろ、神戸市垂水区塩屋町1の国道2号で、同区の20代男性が運転するオートバイが電柱を支えるワイヤに衝突した。
男性は即死し、衝突の弾みで切断された上半身が、山陽電鉄の線路内に飛ばされた。
オートバイは事故直前まで、兵庫県警長田署の白バイに追跡されていたという。
長田署によると、事故の数分前、同市長田区内の国道2号で、交通取り締まり中の長田署員が、速度超過のオートバイを発見。
停止を命じる署員の足をひいて逃走した。
白バイが追いかけたが、約7km西で対向車線に入るなどしたため、追跡を打ち切っていた。
直後に女性(25)が運転する別の単車と衝突し、男性は弾みでワイヤに突っ込んだとみられる。
同署によると、男性が運転するバイクは、長田区内で制限速度を33km上回る時速83kmで走行したと記録されていた。
女性も転倒した際にけがを負ったが、命に別状はないという。
この事故で、国道2号と並走する山陽電鉄の線路内に、約2mのフェンスを飛び越えて男性の遺体が入ったため、山陽電鉄は上下27本が運休するなどし、約1万人に影響した。
長田署の池田副署長は、「詳細は調査中だが、違反車両を停止させるため、必要な追跡行為だったと考えている」とコメントした。
出典
『電柱ワイヤ激突 バイク男性、上半身切断 山陽電鉄線路に 神戸のの国道2号 白バイ追跡された後に単車と衝突、弾みで…』
http://mainichi.jp/articles/20161012/k00/00e/040/240000c
『白バイ追跡のバイクが国道逆走 衝突事故で死亡』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201610/0009574527.shtml
『白バイ追跡のバイクが衝突、線路転落の男性死亡』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161012-OYT1T50067.html
(ブログ者コメント)
今回は人体がピンと張られたワイヤに突っ込んだ事例だが、逆に、ハネたワイヤなどが人体に当たった場合にも同様な危険性が考えられる。
2016年9月15日13時15分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前11時ごろ、東京都足立区のホームセンターで、30代ぐらいの女性従業員が転倒し、近くにあったラックのようなものに付いていた直径約1cmの棒状の突起が側頭部に1~2cm刺さる事故があった。
女性に意識はあり、警察が状況を調べている。
警察などによると、女性は1階事務室で椅子に座ろうとしてバランスを崩し、転倒したという。
出典
『女性従業員転倒、頭に棒刺さる 足立区のホームセンター』
http://this.kiji.is/149001565332686332?c=39546741839462401
2016年9月13日付の毎日新聞千葉版紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
9月13日付で朝日新聞ちば東葛版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
我孫子市は、12日、側溝のふたが割れたことが原因で転倒し、大けがをして寝たきり状態になった男性に5800万円の損害賠償を支払うための議案を、開会中の市議会9月定例会に追加提案した。
市によると、男性は、帰宅途中だった2012年7月14日夜、同市中峠の市道に設置された側溝の上を歩いていたところ、コンクリート製ふた(縦30cm、横60cm)が割れて転倒し、頭部を強打。
頸椎損傷により手足がまひし、現在も介護施設で寝たきりになっている。
ふたの割れは老朽化が原因とみられ、市は、道路管理に落ち度があったと認め、今月2日に男性側との協議が整った。
市によると、ふたはかなり古いもので、いつ設置されたかは不明だという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。