2018年7月14日10時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
合言葉は「浮いて待て」・・・・。
夏休みを前に、水難事故から身を守ってもらうため、群馬県藤岡市立平井小学校で12日、衣服を着たまま水に浮く「着衣水泳」の授業が開かれた。
5、6年生の約60人がジャージーとサンダルを身につけ、プールで実際に浮く練習をした。
【静かに待つ 】
藤岡市内の学校でこうした授業を開くのは、初めて。
この日は、水難学会の指導員でもある藤岡消防署救助隊の池田隊長と新井副隊長の2人が指導した。
まず、誤って川や池に落ちてしまった場合は、どうすればいいのか。
合言葉は、「浮いて待て」。
あわてて泳ぐのは禁物。
浮いたまま、助けを待つことが大切だという。
新井副隊長によると、「ラッコのように浮かぶには、両手を広げ、胸を張って、しっかり空を見る」姿勢がいい。
大の字で、あおむけの状態だ。
身につけている服や靴は脱がない。
服は体との間に空気が入って「風船」代わりに、靴は重たい足を浮かせる「浮き具」になる。
ランドセルも、浮き具代わりになるので手放さない。
近くに空のペットボトルが浮いていれば、それを使う。
浮かんでいる時は静かに待つ。
声を出そうとすると沈んでしまうためだ。
【溺れている人がいたら】
一方、溺れている人を見つけた時は、自分で助けに行かず、119番通報する。
陸から空のペットボトルやヘルメット、ランドセルなど浮くものを投げ、声を出して励まし続ける。
溺れている人はパニック状態になっているため、助けに行ってもしがみつかれ、一緒に溺れてしまう危険性があるという。
授業を受けた折茂さん(男児、10歳)は、「浮くのは意外と簡単だった。もしも友達が溺れたら、自分も水に入らず、浮くものを投げて助けを呼びたい」と話した。
池田隊長は、「学校からの依頼があれば、いつでも講習できる。水難事故を防ぐため、ぜひ広まってほしい」。
出典
『水難事故対策 「浮いて待て」 慌てるのは禁物、着衣水泳』
https://mainichi.jp/articles/20180714/k00/00e/040/251000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。