2019年3月29日20時30分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時55分ごろ、京都市伏見区横大路八反田の市南部クリーンセンターで、建設中の第2工場から「人が燃えている」と119番があった。
70代とみられる男性作業員が顔や上半身にやけどを負い、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察などによると、作業員は当時、第2工場内の7階部分で機械の溶接をしていた。
作業時に出た火花が着衣に燃え移った可能性があるという。
第2工場は、稼働中の第1工場の代替施設として2014年度に着工し、今年9月末に完成予定。
出典
『「人が燃えている」通報、作業員やけどで死亡 溶接火花原因か』
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20190329000178
3月29日20時4分にNHK京都からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時ごろ、京都市伏見区にあるごみ処理施設「京都市南部クリーンセンター」の中の建設現場で「作業員が全身にやけどを負った」と消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、建設現場の7階の高さにあたる足場で男性がやけどを負って倒れていて、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、現場で溶接作業にあたっていた70代の男性作業員が見当たらないことから、亡くなったのはこの男性とみて身元の確認を進めるとともに、30日、遺体を詳しく調べることにしている。
出典
『ごみ処理施設現場で作業員死亡か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20190329/2010003240.html
2019年1月18日21時2分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時ごろ、沼津市大諏訪のT鉄工所大諏訪工場から「火事でけが人も出ている」と、従業員から消防に通報があった。
消防がポンプ車など10台を出して消火にあたり、火は2時間ほどで消し止められたが、この火事で、工場の作業場およそ100m2が焼け、作業員6人がけがをした。
警察などによると、このうち1人が体の広い範囲にやけどをして、ドクターヘリで病院に搬送されたという。
ほかの5人は、いずれもけがの程度は軽いという。
工場によると、この工場では主に半導体を製造していて、火事が起きたときは作業場で製造された部品をシンナーで洗浄する作業をしていたという。
現場はJR沼津駅から北西におよそ2kmの、住宅やマンションが建つ地域で、警察と消防が火事の詳しい原因を調べている。
出典
『沼津市の鉄工所で火事6人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190118/3030001723.html
1月18日11時55分にFNN PRIME(テレビ静岡)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前10時頃、沼津市大諏訪のT鉄工所・大諏訪工場の職員から「火を起こしてしまった。ケガ人がいる」と消防に通報があった。
消防による消火で午前11時56分に鎮火し、他の建物への延焼はないという。
消防によると、この火事で、建物内で働いていたとみられる男女6人がケガをしていて、うち5人は煙を吸うなどの軽傷だが、男性1人は体にヤケドをしてドクターヘリで病院に搬送されている。
工場の従業員によると、燃えたのは精密部品を溶剤を使って洗浄する部屋で、火災報知器が鳴り、すぐに火が広がったという。
出典
『「すぐ火が広がった」 鉄工所で火災6人ケガ 1人はドクヘリで搬送 静岡・沼津市』
https://www.fnn.jp/posts/2019011800000001SUT
2018年5月29日21時11分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時半ごろ、札幌市南区定山渓温泉にある「ホテルS」の地下にあるボイラー室で、温泉のお湯を汲み上げるポンプを交換していた作業員が配管の接合部分をゆるめたところ、熱湯が噴き出した。
この事故で、いずれも作業員で札幌市南区のYさん(男性、29歳)、IRさん(男性、29歳)、それにITさん(男性、38歳)の3人が全身にやけどをして病院に運ばれたが、命に別状はないという。
警察によると、当時、3人は同じ会社の作業員やホテルの従業員などと一緒に作業をしていたということで、噴き出したお湯は温度が70℃から80℃ほどだったという。
警察は、ほかの作業員から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典
『定山渓 ホテル作業員3人やけど』
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180529/0000395.html
2018年5月8日18時58分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後5時すぎ、名古屋市熱田区にある大手セラミックスメーカー、日本ガイシの工場から煙が出ていると工場の警備員から消防に通報があった。
日本ガイシによると、工場で作業をしていた30代の男性従業員のそばでアルコールの薬品が発火し、この従業員が消火器で消し止めようとしたところ、手と足にやけどをしたという。
消防によると、従業員は意識があり、命に別状はないという。
工場ではナトリウム硫黄電池の製造や解体作業をしていて、危険物を扱っていることから消防車20台近くが出て、一時、周囲が騒然としたが、危険物などへの引火はないという。
現場は工場などが建ち並ぶところで、近くにはショッピングセンターなどがある。
警察と消防が当時の詳しい状況を調べている。
出典
『日本ガイシ工場で従業員やけど』
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180508/4543211.html
2017年10月25日22時59分にSankeiBizから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
自転車メーカー「ブリヂストンサイクル」(埼玉県上尾市)の上尾工場で、今月12日、部品の製造工程を見学中だった同市立大谷小3年の児童6人と女性教諭が飛び散った高温のアルミ合金でやけどしていたことが、25日、同社などへの取材で分かった。
うち2人は、現在も通院が必要な状態という。
警察は、業務上過失傷害の疑いもあるとみて調べている。
同社や大谷小によると、見学には3年生と引率教諭ら計約140人が参加。
溶かしたアルミ合金で自転車部品を接合する工程を約2m離れた通路から見学中、溶けたアルミの粒が飛散して、児童の太ももから足首にかけて複数部位にかかった。
119番はせず、工場内の診療所で応急手当て後、保護者に引き渡したという。
溶けたアルミは600℃以上になり、周囲への飛散を防ぐカバーが自動で下りる仕組みになっていたといい、警察が当時の状況を調べている。
出典
『工場見学の小3児童ら7人やけど 埼玉・上尾のブリヂストンサイクル、
高温アルミ飛散』
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/171025/cpb1710252259004-n1.htm
2017年10月26日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社などによると、12日午前10時ごろから同工場で社会科見学していた。
2人は週1回程度の通院が必要。4人が軽傷という。
同社によると、機械の安全バーが通常通り降りているのは確認していたといい、機械とカバーの隙間から飛び出した可能性が高いという。
同社は現在、見学受け入れを中止しており、「原因究明をしながら早急に改善を進めている」としている。
(ブログ者コメント)
保護設備の隙間からの飛散事故は、ブログ者も経験したことがある。
過去にも書いたことだが、フルフェイス型の保護面を着用して作業中、保護面の横から飛散してきた有害液体が目に入ったという事例だ。
以降、側板付き保護面に変更した。
2017年9月2日7時20分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は1日、高浜原発(福井県高浜町)構内で8月20日に可搬式ポンプの作動確認検査中、ホースが外れてポンプ内の熱水が協力会社の50代男性作業員にかかったと発表した。
この作業員は顔と右腕、腹部、両脚にやけどを負った。
ポンプは新規制基準対応で新設したもので、停止時の操作手順は作業書に明記されていなかった。
関電によると、8月20日午前11時10分ごろ、可搬式ポンプの作動確認検査として3、4号機の使用済み燃料プールへの送水訓練を行った。
ポンプを停止しようと、別の作業員がポンプから少し離れた電源車の電源を切ったところ、ホースが外れて、ポンプ内で加熱された熱水が飛散した。
熱水は約30ℓで、湯気が確認できたという。
約3週間の入院が必要という。
関電は、ポンプを停止する際、放水側の弁を完全に閉止する前に電源を切ったためホースに圧力がかかり外れたのが原因と推定しており、「連携ミス」としている。
対策として、ポンプ停止時の操作手順などを作業手順書に明記するなどした。
可搬式ポンプは、事故時に電源が喪失した際、海水を燃料プールへ送り込み冷却するために導入。
再稼働を目指す大飯原発(同県おおい町)にも導入されている。
今回の労災について、関電は8月20日に敦賀労基署から安全衛生指導書を受けている。
出典
『高浜原発の構内で作業員がやけど ポンプホース外れ熱水かかる』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/233601
9月1日20時27分にNHK福井からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月20日、福井県にある高浜原発4号機に近い敷地内で、深刻な事故に備えて行われていた使用済み燃料プールなどに注水を行うポンプの点検中に、ポンプに水を送り込んでいたホースが突然外れ、近くにいた協力会社の50代の男性作業員が熱水を浴びた。
関西電力によると、ホースから吹き出した熱水は約30ℓで、ポンプ内でかき混ぜられて高温になっていたということで、男性作業員は全身にやけどを負って約3週間の入院が必要だという。
この熱水には放射性物質は含まれていないという。
関西電力が原因を調べたところ、ポンプの出口側にある弁を閉める前にポンプを停止させたため、圧力の差で逆流しホースが外れたということで、作業員同士の連絡ミスで正しい手順を踏まなかったことがトラブルの原因とみられるという。
出典
『高浜原発でポンプ点検中にやけど』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3053564091.html
9月1日20時55分に中日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関西電力は1日、福井県高浜町の高浜原発3、4号機で8月20日、可搬式ポンプの性能検査で50代の協力会社の男性作業員が手や足、腹に高温の湯をかぶり、全治3週間のやけどを負う事故があった、と発表した。
ポンプは新規制基準に対応して導入された設備で、非常時に原子炉や使用済み燃料プールに注水する。
関電によると、男性作業員は午前11時10分ごろ、性能検査を終え、ポンプの出口側のホースの弁を手動で閉めていたが、閉栓する前に別の作業員がポンプを停止。
水が逆流して吸い込み側ホースが外れ、ポンプ内で温められた湯が飛散した。
湯の温度は不明。
出典
『ポンプ検査で作業員やけど 高浜3、4号機』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017090190205537.html
2017年8月8日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月8日付の京都新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
彦根労基署は7日、引火性の油について危険防止措置を講じなかったとして、彦根市の船舶バルブ用ねじ製造会社「M鋲螺製作所の代表者(73)を労安法違反の疑いで書類送検した。
署によると、3月3日、同市肥田町の工場で、男性従業員(73)が加工前の鉄製ねじと灯油を含む潤滑油を入れたアルミ製容器を石油ストーブにかけたところ、気化した灯油に引火。
男性に燃え移って下半身にやけどを負い、5月10日に死亡した。
代表者は、「ねじを扱う前にねじと潤滑油を一緒に温めていた男性を口頭で注意したが改まらなかった、安全管理が足りなかった」と説明しているという。
2017年6月19日18時40分にテレビ朝日から、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後5時ごろ、福島県平田村の住宅で、「軒下の物置を整理していたら火が出た」と消防に通報があった。
この火事で、この家に住む会社員のSさん(30)が死亡したほか、一緒に作業をしていた41歳の妻が意識不明の重体。
現場には、ガソリンの携行缶が蓋が開いた状態で置かれていて、警察は、何らかの原因で物置の整理中にガソリンに引火したとみて、調べを進めている。
出典
『物置片付け中に?ガソリン“引火” 夫死亡、妻重体』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000103496.html
6月19日18時54分にNHK福島から6月19日8時35分に福島民友からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後5時前、平田村北方の住宅で、この家に住む会社員のSさん(30)から、「服に火が付いて消せない」と消防に通報があった。
およそ15分後に消防が駆けつけたところ、住宅の庭にSさんと妻(41)が全身にやけどを負っている状態で見つかり、病院に運ばれたという。
警察によると、その後、Sさんは容体が悪化し、19日午前5時前に死亡が確認され、妻も意識不明の重体となっている。
2人のそばには複数のライターが落ちていたほか、庭には、ふたが開いて一部が焼け焦げた草刈り用のガソリン携行缶があったことから、警察は、なんらかの原因でガソリンの火が2人に燃え移ったとみて、当時の状況を詳しく調べることにしている。
出典
『ガソリン引火か 夫婦が死傷』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054395681.html
『夫婦が全身にやけど 草刈りの作業中か?庭先にガソリン携行缶』
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20170619-181456.php
6月19日12時18分に日テレNEWS24(福島中央テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう午後4時50分ころ、平田村の住宅の軒下で、「作業中にガソリンの携行缶に引火して火傷した」と、この家に住む会社員のSさんから消防に通報があった。
火は洗濯機などにも燃え移り、Sさん本人が消し止めたが、Sさんと妻が全身に火傷を負い、病院に搬送された。
2人は、搬送中は意識があったが、その後、2人とも意識がなくなり、Sさんは今日の明け方に死亡した。
出典
『ガソリンに引火 2人が全身やけど1人死亡 (福島県)』
http://www.jrt.co.jp/nnn/news86513350.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、民家の軒下に自動車タイヤなどが置かれている、そういった「物置」で火事が起きた模様。
2016年9月17日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後2時半ごろ、栃木市都賀町の工場内で、会社員の男性(23)がアルミ部品を作る機械に上半身を挟まれているのを同僚の男性が見つけて119番通報した。
警察によると、男性はその場で死亡が確認された。
警察は、作業事故とみて調べている。
9月18日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の続報記事がネット配信されていた。
警察は、17日、司法解剖の結果、死因はやけどだったと発表した。
警察によると、男性は溶解したアルミを運搬する部分に挟まれ、高温のアルミが上半身にかかった状態だったという。
(2016年10月10日 修正1 ;追記)
2016年9月17日付の下野新聞紙面に、事故当時のやや詳しい状況が、下記趣旨で掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
アルミを鋳造する機械のアーム部分と本体部分に挟まれているのを同僚が見つけ、上司が119番した。
警察によると、事故当時、男性は溶かしたアルミを流し込む作業を監視していた。
機械の警報ランプが点灯し、同僚が駆けつけたところ、男性の上半身が燃えている状態だったという。
(2017年3月18日 修正2 ;追記)
2017年3月15日17時47分にNHK宇都宮から、安全装置を無効にしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
去年9月、栃木市の工場で、従業員が溶解した高温のアルミを扱う機械に触れて死亡したのは、安全装置が動かないよう設定を変えていたためだとして、労基署は、15日、労安法違反の疑いで、この会社と44歳の部長を書類送検した。
書類送検されたのは、栃木市都賀町の機械製造会社、「N社」と、この会社の44歳の部長。
栃木労基署の調べによると、去年9月、この会社の工場で、当時23歳の男性従業員が、溶解したアルミをすくって金型に流し込む産業用ロボットのメンテナンスを行おうとしたところ、誤って、高温になったロボットに触れ、やけどを負って死亡した。
ロボットが扱うアルミは温度が700℃にもなり、ロボット自体も高温になるため、作動する区画はドアで仕切られていた。
さらに、ロボットには、点検などの際にドアを開けると自動的に運転を停止する安全装置が取り付けられていたが、当時、装置は動かない設定になっていたという。
調べに対し、この工程を担当する部長は、「安全装置が無効の設定になっていたのは知っていた。安全に対する認識が甘かった」と話しているという。
このため労基署は、安全装置の設定を変えていたことが事故につながったとして、15日、この会社と部長を労安法違反の疑いで書類送検した。
出典
『工場で死亡 会社など書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094754711.html
2016年9月14日11時53分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日夜11時50分ごろ、つくば市にある製鉄所の電気で鉄を溶かす溶鉱炉で、炉の扉のすき間から内部の熱風が外に噴き出した。
この事故で、炉の近くにいたこの会社の従業員の男性(39)が、熱風を浴びて左半身太ももにやけどを負い、病院で手当てを受けている。
警察や消防によると、男性が、溶けた鉄の温度や成分を計るため、ほかの作業員と3人で炉に近づいたところ、突然、熱風が噴き出したということで、男性以外の2人にはけがはなかった。
周辺の建物などにも被害はなかった。
警察と消防は、14日午前から合同で現場検証をして、現場の状況や従業員の作業の流れなどについて調べている。
警察と消防では、なんらかの原因で溶鉱炉の冷却水が炉の内部に入り、高温のため瞬時に水蒸気となって噴き出したのではないかとみて、炉が冷えるのを待って、内部の状況についても詳しく調べることにしている。
出典
『製鉄所で炉から熱風1人やけど』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1075671411.html?t=1473891934917
9月14日11時41分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察の発表などによると、同僚3人が約20m離れた部屋でモニターで監視しており、男性は炉の近くで温度を測ろうとしていた。
出典
『製鉄工場で水蒸気爆発か、熱風で作業員やけど』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160914-OYT1T50067.html
2016年8月12日18時0分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『セメント工場修理で大やけど』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034792331.html?t=1471038235907
12日午前11時ごろ、糸魚川市にあるセメント工場で、作業員がやけどを負ったと消防に通報があった。
ケガをしたのは、北海道苫小牧市のメンテナンス会社の男性作業員(49)。
警察によると、男性は、12日朝から同僚と2人で直径3m、長さが5mほどの巨大なタンクの中に入り、このうち、セメントの原料を乾燥させる機械の修理をしていたという。
この時に出た火花が服に燃え移り、同僚がバケツの水をかけて消火をしたということだが、胸や両手足に大やけどを負ったという。
修理の際、何らかの工具を使っていたとみられ、警察は、火が出た状況や安全管理に問題がなかったか、調べを進めている。
2016年7月23日14時20分に産経新聞から、海外こぼれ話として、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
『一枚のコインで大惨事…医師も驚く重症の原因は?』
http://www.sankei.com/affairs/news/160723/afr1607230020-n1.html
米オクラホマ州の女性(48)が太ももの裏側にひどいやけどを負った。
車のカップホルダーに置いていたコインが炎天下で熱せられ、座席に落ちたことが原因。
水ぶくれができて、4日後に病院に行くと、医師も驚く重い症状だった。
米メディアが伝えた。
女性は回復に向かっているが、患部には円状の赤い痕が残る。
「座席のコインには注意が必要よ。脚にやけどを負った子供なんて見たくないもの」と警告している。
(ブログ者コメント)
フロントグラスにつけた吸盤とかダッシュボード上に置いていたペットボトルで日光が収斂し車内で火がついた、といった事例は、しばしば目にすることがあるが、今回のような事例は、ブログ者にとって初耳だ。
2016年3月14日22時51分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月14日付で富山テレビから、3月15日19時46分と3月16日23時28分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午前9時半ごろ、富山市婦中町でリサイクル事業などを行っている「T社」の産業廃棄物処理施設で、焼却炉の排出口が詰まる不具合を確認しようとした男性社員3人が、排出口から吹き出してきた高熱の粉塵や熱風を誤って浴びた。
3人は、すぐに病院に運ばれたが、この会社の社員のHさん(男性、37歳)が全身にやけどをして15日未明に死亡、Kさん(男性、40歳)も16日夕方に死亡、33歳の男性も足に軽いやけどをした。
警察によると、この施設は24時間稼働で、発電もしていて、3人は、施設が稼働している中で、14日午前8時ごろから確認作業を行っていたという。
その際、焼却炉の上部にたまっていた高温の焼却粉塵が落下、下にいた3人がそれをかぶったという。
15日、警察と消防が現場検証を行った結果、排出口の下に設置されている受け皿に、大量の粉塵が落ちていたという。
事故当時、焼却炉内は約850℃に達していたということで、粉塵もそれに近い温度だったとみられるという。
会社によると、排出口が詰まる不具合は、13日夜にほかの社員が点検して見つけ、Hさんたちに引き継いだという。
また、こうした不具合は数年前にも1回あり、その時も今回と同じように社員が点検したという。
大量の粉塵が落ちた原因は分かっていないということで、警察と消防では、16日も引き続き社員に話を聞くなどして、事故の原因や安全管理のあり方などを調べることにしている。
出展URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063684141.html?t=1457994077001
http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=3c41fb00eac56782027a8c9bb4a0137b
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063692151.html?t=1458080492750
http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063755071.html?t=1458166743351
2016年2月12日付でテレビ大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月13日付で大分合同新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前5時15分ごろ、新日鉄住金大分製鉄所の構内で、男性の作業員が全身にやけどをして倒れているのを同僚の男性が見つけた。
倒れていたのは、新日鉄が業務委託をしている会社に勤める男性(52歳)で、病院に搬送されたが、12日午後、死亡した。
男性は、事故当時、溶けた鉄から不純物を取り除く設備の部品の交換作業をしていたという。
消防によると、その際に何らかの原因で高温の鉄が飛び散って、男性の服が燃えた可能性があるという。
警察は13日に実況見分をして、当時の状況について詳しく調べる事にしている。
出典URL
https://www.tostv.jp/news/backnum.php
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/13/005008216
2月12日付で大分合同新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
製鉄所によると、男性は、溶かした鉄から不純物を取り除く設備で、飛び散った鉄を除去する作業をしていた。
出典URL
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/12/132006047
2月12日12時31分に大分放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性作業員は、別の作業員と2人で、溶かした鉄から窒素や酸素を取り除く設備の点検などにあたっていたという。
警察は、作業員が誤って高温のガスを浴びてしまった可能性が高いとみて、調べている。
出典URL
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=02120032845&day=20160212
2月13日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性の作業服が燃えていたという。
消防によると、男性は、ガス抜きを終えた装置の一部を取り換えるため、バーナーで切断する作業をしていた。
周囲に小さな鉄片が散らばっていたことから、装置の中に残った高温の鉄が飛散し、男性の耐火服に付着して燃え上がった可能性があるとみている。
新日鉄住金によると、溶けた鉄の温度は、1500~1600℃に達する。
(2017年2月20日 修正1 ;追記)
2017年2月17日付で朝日新聞大分版(聞蔵)から、防護服着用などの安全対策を怠っていたとして協力会社の現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大分労基署は16日、K社と当時現場管理者だった同社従業員の男性(56)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
容疑を認めているという。
同署によると、死亡した男性は、当時、鉄と炭素を混ぜる装置の底部の部品を交換していた。
交換の際、内側から落ちてきた1000℃以上の溶けた金属を浴びて亡くなった。
同署は、K社と現場管理者が、亡くなった男性に耐熱用防護服を着用させるといった安全上必要な措置をとらなかった疑いがあるとしている。
同製鉄所によると、同所には同様の装置が2つあり、K社は、この装置のメンテナンスを担当していたという。
作業を委ねる際、装置を止め、内部に付着した金属を取り除くのは新日鉄住金側で、事故前も、社内で定められた作業を行って引き渡したとしている。
同所は「構内で起こった事故で、当社にも責任がある。徹底して事故の再発防止に努める」としている。
事故後は、引き渡す前にモニターで内部を確認するといった安全策を講じているという。
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、装置内の残留物を取り除いたつもりだったが、実際は若干残っていた、ということかもしれない。
そういったことによる事故は、しばしば報じられており、本ブログでも何件も紹介済。
たとえば、最近では以下のような事例があった。
2016年12月7日掲載
2016年11月30日 福井県の敦賀原発で1次冷却水タンクのオーバーフロー配管元弁を分解点検しようとフランジを緩めた際、思ったより大量の水が残っていて10人が浴びる (修正2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6544/
保全などのため装置を開放する場合は、取り除かれた筈であっても、万一内容物が残っていることを想定し、保護具を装着しておくべきだ。
ブログ者の勤務していた化学工場では、開放を終えるまでは保護具装着というマニュアルだったが、新日鉄住金大分ならびにK社の場合は、どうだったのだろう?
(2017年9月12日 修正2 ;追記)
2017年9月8日付で毎日新聞大分版から、現場管理者などは不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分地検は7日、労安法違反の疑いで書類送検された「K工業」と50代の現場管理者を、不起訴処分にしたと発表した。
処分は8月31日付。
大分地検は不起訴について、「集めた証拠などを総合的に考慮した」としている。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20170908/ddl/k44/040/276000c
2015年12月8日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後1時55分ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所構内の「大分サンソセンター」で出火し、防炎シートが焼けるぼやがあった。
工場外壁の補修作業中だった作業員の男性(51)が両足にやけどを負って、救急車で病院に搬送された。
1年前に起きた爆発事故で穴が開くなどした壁や屋根を修理しているところだったという。
大分サンソセンターによると、男性は、酸素や窒素などを分離する工場の屋根の上(高さ約10m)で、壁の補修用防音材を切る作業中だった。
現場の状況などから、電動カッターの火花が周囲に設置していた防炎シートに引火し、男性の足に燃え移ったとみられる。
一緒に作業をしていた別の作業員が気付き、消火器で消し止めた。
(ブログ者コメント)
○防炎シートであれば、たとえ火花が落ちても、焦げたり穴が開いたりする程度で、作業者の服に燃え移るほどの炎は上がらないと思っていた。
そういったブログ者の認識が間違っているのか、気になってネットで確認したとこる、やはり間違ってはいない模様。
今回、何がどうなって防炎シートが燃えたのだろう?不良品使用?あるいは別の何かが燃えた?
○1年前の事故は、下記参照。
2014年12月12日 大分市の工場で液体酸素などを自然蒸発させるタンクにまた水が入ったため、液体酸素などの移送作業時に水が凍り、今回はタンクが破裂
2014年12月19日掲載(第1報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4502/
2015年2月25日掲載(第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4645/
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月8日付の大分合同新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
消防などによると、火災は、酸素などを精製する製造工場の屋根で発生した。
作業員2人が金属製の防音材を電動カッターで切断していた際、足元に敷いていたシートから出火。シートなど約20m2が焼けた。
男性が残り火を足で踏み消していたところ、ズボンに燃え移ったという。
シートは防炎仕様で燃えない素材だったといい、消防が鑑定を進めている。
2015年11月18日18時49分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
湯たんぽや使い捨てカイロ、それにこたつなど、身近な暖房用品や加熱器具で高齢者がやけどをする事故が相次いでいて、本格的な冷え込みを前に、消費者庁が注意を呼びかけている。
消費者事故の調査に協力している全国の30の医療機関などから消費者庁に寄せられた報告によると、ことし9月までの6年間に、65歳以上の高齢者が身近な暖房用品や加熱器具でやけどをした事故は、合わせて338件に上っている。
こうした事故で2人が死亡したほか、54人は症状が重く、入院したという。
事故の中で最も多いのが、湯たんぽや使い捨てカイロ、それにこたつなどによる「低温やけど」で、119件に上っている。
「低温やけど」は、心地よいと感じる温かさでも、皮膚の同じ場所が何時間も温め続けられると熱いと感じないままやけどになってしまうもので、皮膚が薄くなっている高齢者で特に起きやすくなっている。
具体的には、使い捨てカイロを腰に貼ったまま寝てしまったり、湯たんぽに足が触れたまま寝てしまったりしたときに起きやすいという。
中には、70代の男性が、こたつに入ったまま寝てしまい、朝、起きたら、足の指先から血が出ていて、病院で重いやけどと診断され、手術で指先を切断したケースもあるという。
また、仏壇のろうそくやガスこんろの火などが衣服に燃え移ってやけどした事故も合わせて20件報告され、死亡した2人はいずれもこのケースだったという。
消費者庁の板東久美子長官は記者会見で、「高齢者は、皮膚が薄くなっていることに加えて、運動機能や感覚機能が落ちているため、長い時間、熱にさらされてしまい、やけどが重症化しやすくなっています。本格的に冷え込むこれからの時期は、高齢者本人はもちろん、周囲の人たちも十分に注意を払ってほしい」と呼びかけている。
「低温やけど」は、自覚症状がないまま皮膚の細胞の破壊が進んでいくため、場合によっては、皮膚の深い部分まで傷つき、重症化することもある。
消費者庁によると、「低温やけど」になるまでの時間は、皮膚に触れているものの表面温度が44℃の場合は3時間から4時間、46℃の場合は30分から1時間となっている。
製品事故の防止に取り組んでいる製品安全協会によると、湯たんぽの表面温度は、熱湯を注いだ6時間後でも60℃から70℃あり、タオルなどを巻いたとしても、皮膚に伝わる温度は「低温やけど」のおそれがある42℃以上になっている可能性があるという。
このため、「低温やけど」を防ぐには、熱を持った暖房用品が長時間、皮膚に触れ続けないようにすることが重要だ。
湯たんぽの場合、製品安全協会は、「布団が温まったら外に出して就寝するのが望ましい」としている。
長時間、使用する場合は、一定時間ごとに湯たんぽの位置を変えるよう、呼びかけている。
湯たんぽをタオルなどで包むと、「低温やけど」をするまでの時間は長くなるが、必ずしも「低温やけど」を防ぐ効果はないという。
また、使い捨てカイロの場合、業界団体では、直接、肌に触れないように使用するとともに、就寝時やこたつの中、それに暖房器具の近くでは、使用しないよう呼びかけている。
このほか、電気毛布について消費者庁は、就寝時には低い温度に設定するよう、呼びかけている。
衣服への着火を防ぐには、火がつきやすい衣服を身に着けないことが重要だ。
消費者庁によると、毛足が長い生地や飾りが多い衣服は火がつきやすく、ゆったりとしたデザインの服も垂れ下がった部分から着火を招きやすいという。
もし、衣服に火がついた場合は、頭から水をかぶり、水がない場合は、床や地面に体を押しつけて火を消す。
走り回ると、かえって火の勢いを増してしまうおそれがあるという。
一方、仏壇のろうそくからの着火を防ぐ対策としては、LEDを使った仏壇用の明かりに切り替え、ろうそくの使用をやめる方法もある。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151118/k10010311341000.html
(ブログ者コメント)
2015年11月18日付で消費者庁HPに、『高齢者のやけどに御注意ください!』というタイトルのニュースリリースが掲載されていた。
全6ページで、事例も紹介されている。
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/151118kouhyou_1.pdf
2015年6月20日14時42分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時55分ごろ、大津市小野の西琵琶湖マリーナで船舶給油機から出火し、給油機1台が全焼。給油施設の整備作業をしていた男性従業員(24)が両手足などに軽いやけどを負った。
警察が、出火原因を詳しく調べている。
警察によると、出火当時、敷地内では従業員3人が給油機や燃料の貯蔵タンクなどの点検や整備などに当たっていた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150620/wst1506200046-n1.html
2015年5月26日13時52分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月27日付の毎日新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
横浜市中区の市立中2年の男子生徒2人が今月、校外学習で出掛けていた長野県飯山市の宿泊先の風呂でやけどし、病院に搬送されていたことが、26日、横浜市教育委員会への取材で分かった。
湯の温度が約80℃になっていたという。
生徒2人は現在も治療中で、長野県警が経緯を調べている。
約160人が15日から2泊3日の自然教室に参加し、飯山市にある戸狩温泉の複数の宿に分かれて宿泊。
16日夜に生徒約10人が泊まった宿の風呂で、湯船に入った男子生徒2人が下半身にやけどを負った。
宿は後日、学校側に、温度が高くなった理由を「ボイラーの温度を調整する装置が壊れていた」と説明。
16日の湯温点検はしていなかったという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052601001446.html
関連URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150526-OYT1T50031.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。