2021年8月17日6時17分にYAHOOニュース(Wow!Korea)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30代男性1人が重症を負い、車両666台が被害を受けた「天安出張洗車爆発」が、タバコに火をつけようとして起きた事故だと確認された。
去る11日午後11時9分頃、韓国チョンアン(天安)市の住商複合マンションの地下駐車場で出張洗車営業用のワゴン車(スターレックス)から爆発とともに火が出た。
現場の防犯カメラには、止められていたワゴン車が急に爆発し、火の手が上がると、運転席に乗っていた男性が飛び出し、携帯電話を手にしながら車両周辺でおろおろとする姿が撮影されていた。
この男性が着ていた服は爆発のせいで破れ、肌がむき出しの状態だった。
この男性は、当時タバコに火をつけようとして爆発したと話しており、車両の後部にはガスボンベがあったという。
彼は出張洗車の職員であり、全身に2度の火傷を負い、病院へ運ばれた。
この火により、住民14人が煙を吸い病院で治療を受け、70人あまりが避難した。
火は消防官384人と消防車約50台が投入され、3時間で鎮圧された。
去る15日、忠南消防本部によると、この日、火災により車両10億ウォン(約1億円)、配管設備を含む不動産9億ウォン(約9000万円)の被害が発生したという。
全焼や半焼、煤などの被害を受けた車両は666台に及ぶ。
特に、被害車両の中でも高級外車も多数含まれており、実際の被害金額はもっと大きい可能性がある。
オンラインコミュニティーとSNSには現場の姿が込められた写真と共に、被害住民たちの文章が掲載されてもいる。
一部住民は、地下駐車場内でスプリンクラーが作動したと明らかにした。
警察は、車両内の「スチーム洗車機」からガスが漏れたのか、圧力容器に問題があったのかなどを調査中だ。
警察と消防当局が正確な火災原因を明らかにするため、国立科学捜査院と合同調査を進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/601f2605bfa9097aa40d1cd045caa4252446ba94
(ブログ者コメント)
スチームクリーナーの原理を調べたところ、洗浄液を加熱沸騰させ、その蒸気でクリーニングする、というものらしい。
(モノタロウHP)
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/steam/
もし、韓国事例も、そのようなタイプの機械であり、洗浄液として可燃性のものを使っていたとすれば、ガスボンベ以外にも、その蒸気が機械から漏れて作業車内に充満していた・・・といったことが考えられる。
ちなみに、このスチーム洗車は、日本でも数多くの業者が手がけている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。