2024年6月6日22時14分に産経新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
6日午後2時45分ごろ、大阪市西成区南津守の造船所「S造船 大阪製造所」で「ドック内の船が爆発して燃えている」と119番があった。
大阪府警西成署によると、製造所の10~30代の男性作業員ら7人が顔にやけどを負うなどして搬送されたが、いずれも意識はあるという。
船内では溶接作業をしている付近で、灯油を染み込ませた雑巾で清掃をしていたといい、同署は火花が引火した可能性もあるとみて、詳しい原因を調べている。
同署によると、火は約2時間15分後に消し止められ、船内の一部やエンジンを焼損した。
当時、製造所のドックに陸揚げしていた船の内部で作業員ら5人が溶接作業や清掃などにあたっていた。
負傷したのは作業員のほか、爆発音を聞いて駆けつけた従業員2人。
火災により、消防車31台が出動。
製造所周辺には規制線が張られ、一時騒然とした。
近くを通りかかった男性(85)は、「ヘリコプターがずっと飛んでいて、何があったのかと驚いた」と話していた。
現場は、大阪メトロ四つ橋線北加賀屋駅から北に約800㍍の、工場が立ち並ぶ地域。
https://www.sankei.com/article/20240606-HQCBXQPPWRNE3AH7AO76IGA4ZA/
6月6日19時31分に毎日新聞からは、油をしみこませた布でエンジンを清掃していた、エンジン付近が激しく燃えていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警西成署などによると、当時は敷地内の修繕施設で、陸揚げされた船の清掃や修理作業をしていた。
船は広島県福山市の海運会社が所有する引き船「第5天翔丸」(重さ239トン、全長35メートル)で、3日から修理に出されていた。
当時は油を染み込ませた布で船のエンジンを清掃しており、近くでは溶接作業も行われていた。
この際に突然爆発が起き、船内にいた作業員や乗組員のほか、爆発を知って駆け付けた別の作業員ら計7人が負傷した。
火は約2時間15分後に消えたが、エンジン付近が激しく燃えていたという。
https://mainichi.jp/articles/20240606/k00/00m/040/174000c
6月8日7時38分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、スプレーを使って作業していた、火気作業時に立ち会うべき監督責任者は不在だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
関係者によりますと、溶接作業の近くでは当時、石油成分を含んだ揮発性の高いスプレーを使った作業などが行われていたということです。
社内では、火気を使う作業の際、監督責任者が立ち会う決まりでしたが、当時は不在でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ccfe1d964c93b6cf6c866c1dc4e7763fe887651
6月7日20時20分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、監督責任者は人員不足のため別の工場にいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
造船所の関係者によりますと、当時、船では修理作業が行われていましたが、本来現場にいるべき監督責任者が、社内規定に反して、別の工場にいたことが新たにわかりました。
会社側は「人員不足だった」としています。
船の中では、溶接作業の近くで、灯油を使う作業も同時に行われていて、溶接の火花が油に引火したとみられています。
警察は、適切な監督が行われていなかった可能性もあるとみて調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/872f0f694e7886fb732d39120b49511327ce4497
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。