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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014429日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午前9時20分ごろ、仙台市宮城野区の製鋼所「JFE条鋼仙台製造所」で副産物のスラグが爆発し、下請け会社の男性社員(40)に当たった。

男性は左足や左腕などに軽いやけどをしたが、命に別条はないという。

 

製造所では、鉄スクラップを電気炉で熔かし、自動車や建機などに使う鋼材にリサイクルしている。


警察によると、男性社員はショベルカーを運転し、リサイクルの過程で出るスラグを炉から取り出し、これを路盤材などにするため冷やす容器に移す作業をしていたところ、ショベルカーのバケットの中にあったスラグが爆発、操縦席の男性に当たったという。

 警察が、爆発の原因を調べている。

 

この工場では、今年2月にも電気炉のケーブル3か所から出火する火事が起きている。

 

 

20144281259分にNHK東北NEWS WEBからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午前9時半ごろ、JFE条鋼仙台製造所の製鋼工場で、鉄くずを溶かす炉から不純物を取り除く作業中に突然、高温の不純物が周囲に飛び散った。
この事故で、飛び散った不純物の一部が近くで作業をしていた男性作業員の腕や足にかかり、男性作業員はやけどをして病院に運ばれたが意識はあり、命に別状はないという。


会社によると、不純物の中に水分が混じると水が気化して膨張するため不純物が飛び散ることがあるということで、警察と消防が事故の原因を調べている。


会社などによると、JFE条鋼では、鉄くずを溶かして機械や自動車の部品などの鉄鋼製品を生産している。


JFE条鋼仙台製造所では、6年前の11月に鉄くずを溶かす炉が爆発して火が出たほか、ことし2月にも炉の底から高温の鉄が漏れて電気ケーブルが焼けるなど、事故が相次いでいる。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20140428/4076071.html

 

 

 

 

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20141142115分にNHK福島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後5時すぎ、いわき市小名浜にある銅の精錬を行う「小名浜製錬」で爆発が起きたと、近所の住民から消防に通報があった。
工場では37歳の男性社員が左足にやけどをして、病院で手当を受けている。
やけどの程度は軽いという。


警察や会社によると、爆発が起きたのは建屋の中に2つある銅を溶かす反射炉の内の1つで、高温に溶かした銅を精製する作業中だったという。
会社によると、溶けた銅の取り出し口から通常よりも勢いよく銅が飛び出して、冷却用の水と反応して水蒸気爆発が起きたとみられている。
また、男性は炉から漏れた銅をとめようとした際にやけどをしたという。


反射炉がある建屋内が高温で危険なため、警察と消防では、温度が下がるのを待って、早ければあす、建屋内に入って現場の詳しい状況を調べることにしている。


小名浜製錬のすぐ近くに住む主婦(63)は、「突然、ドンという大きな音がして家が揺れるような感じがした。窓を開けて工場の方を見ると海側の工場の建物から黒い煙があがっているのが見えた」と話していた。


会社のホームページの情報では、小名浜製錬は本社は東京で、いわき市小名浜に工場があり、工場の敷地面積は44万m2あまりで、電線や電子機器の材料に使われる銅製品を製造しているという。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054477941.html?t=1389736140542

 

 

 

 

(2014年1月23日 修正1 ;追記)

 

2014116日付の福島民報紙面に、事故時の状況に関する、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

当時、作業していたのは男性2人で、炉内で熔かされた銅鉱石から銅を抽出する作業中だった。

銅の熔体が流れ出る抜け口が広がって高温の銅が漏れ出し、近くに設置してあった冷却装置の冷却水と反応して事故が起きたという。

 

 

 

 

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2013410103分に朝日新聞から、同日24分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。  

 

9日午前11時ごろ、堺市堺区の銅製造加工会社「N伸銅」の鋳造工場で溶解炉が爆発し、近くにいた従業員の男性2人(37歳と54歳)が全身やけどで死亡、41歳と61歳の男性2人が軽傷を負った。

溶解過程で水分が混入し、水蒸気爆発を起こした可能性がある。
警察は安全管理に問題がなかったか、業務上過失致死傷容疑で調べている。

 

警察によると、爆発したのは、複数ある円筒状の溶解炉の1基(直径1m、高さ2m)。
死亡した2人は、炉の上部にあるふたを開けてクレーンを使って銅や亜鉛などを入れて溶かし、棒状の真鍮をつくっていた。
炉のふたは開いたままだったといい、炉の上にある高さ約20mの天井が約30m2焼けていたという。
防護服や手袋、ヘルメットなどを着用していたが、溶けた原材料は約800℃にもなるという。
警察は、炉内で爆発が起き、上部から炎と共に噴き出した液状の金属を2人がかぶったとみている。

N伸銅によると、事故当時、工場内で約10人が作業していた。
別の炉で作業中だった軽傷の2人は、警察に「ドーンという音が聞こえ、炉から黒煙と火柱があがっていた」と話したという。

谷口管理本部長は「死亡した社員やその遺族にお悔やみ申し上げる。これまでこのような事故はなかった。原因究明を全力で進める」と話した。

N伸銅のホームページによると、同社は1938年設立で、従業員約200人。銅の棒やコネクター線などを製造しているという。    

 

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0409/OSK201304090022.html

http://mainichi.jp/select/news/20130409k0000e040187000c.html

 

 

 

(2013年12月8日 修正1 ;追記)

 

20131232043分に毎日新聞から、事故原因ならびに関係者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

堺労基署は3日、危険防止措置を講じていなかったとして、同社と工場長の男性常務(62)を労安法違反の疑いで書類送検した。

容疑は、合金を安全に作る作業手順を定めていなかった上、防護壁を設置せず、作業員に耐火服も着用させないなど、危険防止策を取らなかった、としている。


事故は、同社本社工場で今年4月9日、銅3トンを溶解炉で溶かした後、亜鉛1.6トンなど別の金属を入れたところ、亜鉛などが急激に溶けて爆発。Nさん(当時37歳)ら男性社員2人が熱傷で死亡し、別の男性社員2人も軽傷を負った。


同署によると、亜鉛は907℃で気化するため、通常は、銅や亜鉛などを溶解炉に一緒に入れてから加熱していたが、この日は、溶解炉内の銅が既に1085℃以上の高温になってから亜鉛を入れたため、爆発した。

亜鉛は半径10mの範囲に飛び散ったという。


出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20131204k0000m040081000c.html

 

 

また、同趣旨の記事が1232322分に読売新聞から、以下のようにネット配信されていた。

 

堺労基署は3日、事故防止策を怠っていたとして、法人としての同社と、工場の安全管理責任者だった常務取締役(62)を労安法違反容疑で書類送検した。


発表によると、事故は4月9日午前、溶解炉(高さ約1.7m、直径約0.8m)で、銅と亜鉛を溶かす作業中に発生。

本来は銅と亜鉛を同時に投入するのに、炉のトラブルで手順を変更し、銅を溶かした後、亜鉛を入れたところ、急激に沸騰する「突沸」が生じたという。


この事故では、現場責任者の男性(当時54歳)と男性作業員(当時37歳)が高温の蒸気を浴び、全身にやけどを負って死亡し、他の2人も軽いやけどをした。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131203-OYT1T01169.htm

 

 

一方、同社HPには、20131125日付で「火災事故について 第16報」として、事故報告書が掲載されていた。

報告書に記載されている事故原因を要約して下記する。

 

○炉の中で銅を高温で長時間保持したため、銅の溶湯表面に炉の耐火物が溶けて銅と化合したスラグ層が形成された。

○当該スラグ層は夜勤から昼勤への引き継ぎで炉の温度を下げた時に凝固したが、昼勤者は銅が溶け残っていると思い、スラグ層には気がつかなかった。

○昼勤者は通常どおり、亜鉛などを投入したが、投入された亜鉛などはスラグ層の下の溶けた銅と混じることなく、溶解した。

○その後、炉が昇温されて更に耐火物の損耗が進み、凝固したスラグ層の下に空間ができてスラグ層が棚吊り状態となった。

○異常に気付いた昼勤者が炉内を棒で探り、固い未溶解層に気付いて突いたところスラグ層が破れ、亜鉛の溶湯が高温の銅の溶湯と接触し急激に沸騰気化した。

○炉内で耐火材が溶けたスラグ層が凝固し棚吊り状態になる現象は、会社の70余年の生産活動で全く経験がなかった。

 

http://www.nippon-shindo.co.jp/pdf/131125kj.pdf

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○報道記事と事故報告書の内容があまりに乖離しているのは、なぜだろう?

肝心のスラグ層について、両紙ともに報じていない。

読売新聞の「炉のトラブルで手順を変更し」という記述も、どのトラブルで、どう手順を変更したのか、事故報告書を読んでもピンとこなかった。

 

○事故が起きるパターンの一つに、「長年、問題もなく運転してきたのに、まさかこんなことが起きるとは・・・」というものがある。

本ブログでも、そのような事例を何件も紹介してきた。

何もないところから事故発生を予見するのは、非常に難しい。

方策があるとすれば、過去の事例から同種事故が起きる可能性を検討する程度ではないか?ブログ者は、そのように考えている。

 

 

 

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2013314日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

宮崎市大瀬町の廃棄物処理施設「エコクリーンプラザみやざき」で12日夜に起きた爆発について、施設を運営する県環境整備公社の加藤理事長らが13日、県庁で記者会見し、灰溶融設備で爆発があったと明らかにした。


灰溶融設備では、焼却灰などを1500℃ほどの高温になる溶融炉(直径4m、高さ3m)で加熱、炉でできた溶融物を水砕槽(ステンレス製、縦6m、横11m、幅1.7m)で急冷して、再利用可能なガラス状の粒子に加工している。


公社によると、爆発は溶融炉を制御室からの遠隔操作で傾け、溶融物を水砕槽に移す作業中に発生した。午後7時30分頃、制御室の職員が灰溶融設備から2度の爆発音を確認し、消防に通報した。
水砕槽が大きく破損し、溶融炉を支える鉄製の架台が変形、設備室のシャッターが破損したという。出火はなく、けが人もなかった。
消防は、水砕槽で水蒸気爆発が起きた可能性が高いと見て、原因を調べている。


エコクリーンプラザみやざきは、宮崎市など10市町村の一般廃棄物などを処理する施設として2005年11月に本格稼働。年間約16万トン、1日当たり約500トンの廃棄物を受け入れている。    

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20130313-OYT8T01316.htm

 

 

 

(2013年3月30日 修正1 ;追記)   

 

2013314日付の宮崎日日新聞紙面に、補足説明的記述が下記趣旨で掲載されていた。   

 

灰溶融炉施設は、一般廃棄物などの焼却灰を1500℃の高温で溶かし、減量・固形化する施設。

溶かす過程で、灰に含まれている金属を「溶融メタル」として分離している。

 

12日は、灰溶融炉をゆっくり傾け、炉の底にたまった溶融メタルを急速に冷やすための水槽に移していたところ、爆発した。

 

この作業は3、4日に一度、行っている。

施設のメーカーによると、同様の事故は過去にないという。

溶融メタルは銅が主で、売却している。事故時、炉には7~10トンのメタルがあったとみられる。  

 

 

一方、20133281315分にNHK宮崎からは、5年前にも操作ミスとみられる爆発事故があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。   

 

「エコクリーンプラザみやざき」を運営する公社の理事会が28日開かれ、3月12日に起きた爆発事故について説明した上で今後、早急な原因究明に取り組むことなどを確認した。

 

理事会の冒頭で、加藤理事長が「関係者のみなさまには大変なご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした」と謝罪したあと、施設の担当者が

□事故が起きた設備では、5年前にも操作ミスによる爆発とみられる事故があり、一部に亀裂が入っていた

□廃棄物や汚染水などの流出はないものの、周辺の環境調査をしている

ことを説明した。

また、今のところごみの受け入れに問題はないとした上で、今後、調査に必要な、破損した施設の補強工事が終わり次第、事故原因の究明に取り組むことを確認した。   

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5063482291.html

 

 

 

(2014年4月4日 修正2 ;追記)

 

2014325日付で朝日新聞宮崎版(聞蔵)から、塩分濃度が異常に高かったため水蒸気爆発が起きたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

公社は24日、定例理事会を開き、灰溶融炉の事故は水蒸気爆発だったとする調査結果を報告した。

公社によると、事故は灰溶融炉で熱した高温の溶融物を冷やしてメタルにするために水槽に移す際に起きた水蒸気爆発だった。

水槽周辺に燃えた跡がなく、槽内に残されたメタルの特徴などから判断した。

 

主な原因の一つに、高温で溶融する灰の塩分濃度が異常に高くなっていたことを挙げた。

溶融物に含まれる塩類は、水蒸気爆発を引き起こす可能性があるという。

担当者は、「なぜ、濃度が高くなったかはわからない」と話した。

 

理事会では、「(灰溶融炉を)廃止したらどうか」との意見も理事から出たが、理事長は、「(存続は)市町村など行政サイドが方向性を示すこと」と話した。

 

 

325日付で毎日新聞宮崎版からも、同主旨の記事がネット配信されていた。

 

公社によると、爆発事故は焼却灰などを溶融炉で溶かした後、冷却して粉砕する「1号水砕槽」で起きた。

溶けた灰の中に本来取り除かれるべき塩素が残っていため、爆発が起きたという。

 

出典URL
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20140325ddlk45040705000c.html

 

 

 

 

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2012年10月20日18時47分に朝日新聞から、また10月20日12時4分に読売新聞から屋根に穴の開いた写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前1時50分ごろ、広島市南区宇品の自動車メーカー「マツダ」の本社工場で爆発が起き、作業中の男性社員3人が熱風などで軽いやけどを負った。
警察は、原材料の溶けた高熱の鉄が容器からこぼれ、水と接触して水蒸気爆発を起こしたとみて、業務上過失傷害の疑いで調べている。

警察などによると、現場はエンジン部品をつくる「宇品中地区鋳造C棟」。
溶鉱炉で溶けた約3トンの鉄をバケツ状の容器(直径約1m、高さ約1.5m)に移し、電動式台車で運ぼうとした際に容器が横転。鉄が流れ出たという。

 
溶鉱炉の周りに冷却用水の管が設置されており、爆発後に管が破損しているのが確認された。
容器が倒れた際に管を壊し、高熱の鉄が冷却水に触れた可能性があると警察はみている。


やけどを負ったのは25歳と32歳、38歳の社員で、1人は鉄の運搬作業を担い、あとの2人はその近くにいたという。
棟内には当時、作業員が約50人いたが、3人のほかは無事だった。


県警は同日、実況見分を実施。容器が倒れた現場の真上の天井には爆風で開いたとみられる穴が複数あったほか、近くの自動制御室のガラスが割れていたという。

現場はJR広島駅の約4km南の臨海部。本社工場は広島県府中町から南区にまたがる海沿いの約220haで、デミオやロードスターを製造している。

マツダは「近隣住民の皆様、関係各位に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」との談話を発表。事故対策本部を設置して原因の調査を始めた。

同社は爆発現場のC棟以外は22日から通常通り操業する。
C棟の再開時期は決まっていないが、造っている部品は一部の海外向けなどに限定されており、「製品供給に与える影響は極めて軽微。当面の車両生産への影響はない見通し」としている。


約300m北にあるコンビニ店の男性店員は「ボーンという音がして窓ガラスが揺れた」と話した。

 
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1020/OSK201210200093.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121020-OYT1T00188.htm
 


(2012年12月21日 修正1 ;追記)

2012年12月14日13時43分にmsn産経ニュースから、12月15日2時18分にmsn産経ニュース広島から、周辺の砂に含まれていた水分が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同社は14日、地面にたまった砂に含まれた水分が溶けた鉄と接触し、水蒸気爆発したことが原因とみられると発表した。
同日、事故以来停止していた現場の建屋での操業を再開。「操業停止による製品供給への影響はない」としている。

同社によると、現場は鋳鉄製エンジン部品を作る建屋。
電気炉で鉄を溶かす工程で出た砂が炉の周辺にたまったところに、溶かした高温の鉄を運ぶ容器が転倒。砂に含まれた水分に鉄が触れて爆発したとみられる。

事故を受け同社は、再発防止策として
・容器の転倒防止のため、溶かした鉄の運搬方法を見直し、鉄を容器ではなく、レーンで流すようにする
・電気炉周辺の乾燥状態を維持するため、炉下ピットに換気装置と漏水センサーを設置する。
・始業点検手順マニュアルも改訂した
などの対策を取った。


出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121214/dst12121413500005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121215/hrs12121502180004-n1.htm



(ブログ者コメント)

□当初は「冷却用水の管が破損し、その水で・・・」というニュアンスで報道されていたが、当該管の破損は爆発によって生じたものだったらしい。

□それにしても、どの程度、砂に水分が含まれていたのだろうか?
押すと水が浸み出る程度にシャバシャバだったのだろうか?もしそうなら管理不備。
それとも、単に砂が湿っていた程度でも水蒸気爆発が起きるのだろうか?理屈からいえば当然起こり得る話しなのだが、ブログ者は過去にそのような事例に接した記憶がない。




(2013年3月7日 修正2 ;追記)

2013227191分にNHK広島から、責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 

広島中央労基署は、会社側が爆発の危険を防ぐための必要な安全対策をとっていなかったとして、会社と事故が起きた工場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。


この事故は去年10月、車の部品を製造する建物で、溶鉱炉で溶かした高温の鉄を容器に入れて台車で運ぶ途中に何らかの原因で容器が倒れ、こぼれた鉄が砂に含まれていた水分に触れるなどして水蒸気爆発が起きたもので、現場で作業をしていた男性社員3人が軽いやけどを負った。

今回の事故について、同署が立ち入り検査を行うなどして詳しく調べた結果、当時、高温の鉄を運搬する際に、周辺に水分がないか確認しないまま作業していたことが分かったという。
このため同署は、会社側が水蒸気爆発の危険を防ぐための必要な安全対策をとっていなかったとして、「マツダ」と事故が起きた工場の51歳の責任者を、労安法違反の疑いで書類送検した。


これについてマツダは、「書類送検されたことは重く受け止めている。今回の事故で、近隣住民の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。全社一丸となって、再発防止に取り組んでいきたい」とするコメントを出した。

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/hiroshima/4005813111.html?t=1362001287476


201322825分にmsn産経ニュース広島からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

マツダと、工場マネージャーの男性社員(51)を書類送検した。
男性社員は事故の起きた工場で労働者を指揮監督し、安全を管理していたが、平成24年10月20日、溶かした鉄(溶湯)を製造、運搬させる際、工場内の溝などに水がないか確認しなかったため、同日午前1時50分ごろ、傾いた容器からあふれた溶湯が溝に流入。水分と接触して水蒸気爆発を起こし、3人にやけどを負わせたとしている。

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130228/hrs13022802060003-n1.htm


20132271310分にTBS NEWSからは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広島中央労基督署は、溶けた鉄を運ぶ作業で必要な床などに水がたまっていないかの確認を怠った労安法違反の疑いで、当時、作業の責任者だったマネージャー(51)とマツダを書類送検した。
マネージャーは容疑を認め、「確認が必要なことは知っていたが、日頃からしていなかった」と話しているという。 

出典URL

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5267923.html

 




(2013年6月4日 修正3 ;追記)

201361日付で朝日新聞大阪版(聞蔵)から、不起訴になったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

広島地検は、法人としてのマツダと男性マネージャーを不起訴処分(起訴猶予)とした。

 

 

 





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2012年5月4日付でテレビ大分から、また5月5日付で読売新聞大分版と朝日新聞大分全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午後11時45分ごろ大分市西ノ洲にある新日鉄大分製鉄所の第一高炉で小規模な水蒸気爆発が発生。製鉄所の自衛消防隊などが消火にあたり、およそ1時間後に鎮火した。
当時、第一高炉では6人が作業していたが、ケガ人はいなかった。設備や建物への被害もなかった。

この爆発で、現場から2km余り離れた飲食店でも、大きな音とともに振動を感じたという。店員は、「地震みたいな感じで窓も結構、揺れたんで、パっと振り返って新日鉄の方をみたら結構な高さまで火花が上がっていた」と話していた。

同社によると、第一高炉では鉄鉱石を溶かし、鉄のもととなる「銑鉄」を精製する作業が行われていた。
その際、セメントなどの原料となるスラグと呼ばれる物質が分離され、分離されたスラグは銑鉄とは別の屋外ピット(屋根なし)に送られるが、この過程で高温の銑鉄がスラグの中に大量に混じって、雨水などの水と反応した可能性が高いとみられている。

消防では、4日に実況見分するなどして、銑鉄の大量混入原因を調べている。
爆発による操業への影響はないという。

 
出典URL
http://www.tostv.jp/news/backnum.php
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20120504-OYT8T00631.htm
 
 
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2012年4月23日付でSTVニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
きょう札幌市西区のみそ製造工場で、ボイラーが爆発する事故があったが、強風の影響という可能性が出てきた。

爆発事故があったのは、札幌市西区のKみそ醸造所。
午前9時50分ごろ、近くの住民から「爆発音がして黒い煙が出ている」と119番通報があった。
この事故で、けが人はいなかったが、煙突が破損し、一時、倒壊する恐れがあったため、近くの住民が避難するなど周辺は騒然となった。

爆発によって破損した煙突は高さ50mほどで、すぐ近くには、たくさんの人が住む団地が建っている。

タクシー運転手談、「ドーンという音がして振り返ると煙が空中に上がっていた」。
近くの会社員談、「ドーンといって会社が揺れた(建物自体が揺れた)」。

消防などによると当時、現場周辺は強い風が吹いていて、その風が煙突の中を逆流しボイラーにガスがたまって引火、爆発した可能性が高いとみられている。

 
出典URL
http://www.stv.ne.jp/news/index.html
 
 
一方、4月23日17時00分に北海道新聞から、また4月23日付の読売新聞北海道版から、上記とは違う情報が、下記趣旨でネット配信されていた。
 
1階のボイラー室で爆発があり、鉄筋コンクリート4階建て延べ約9750m2のうち、同室や煙突などを破損した。
当時、工場は稼働中で従業員27人がいたが、避難して無事だった。

警察などによると、爆発したのは大豆を蒸す蒸気を作る重油ボイラーの配管で、燃焼ガスはこの配管を通り、煙突から外に排出される仕組み。
爆発音とともに窓ガラス16枚が割れ、高さ約50mの煙突上部にひびが入り、黒煙が上がったという。
 
消防は水蒸気爆発を起こした可能性があるとみており、警察が原因を調べている。

 
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/367377.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120423-OYT8T00769.htm
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2011年12月8日19時56分に神戸新聞から、また9日付の毎日新聞神戸版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

姫路市のJFE条鋼姫路製造所で2009年10月、高温のスラグ(鉱滓)が水蒸気爆発を起こし、近くのタンクローリーなどが炎上して運転手ら3人が死傷した事故で、警察は8日、業務上過失致死傷容疑で、当時スラグの運搬業務をしていた運搬会社の51歳と42歳の男性作業員2人を書類送検した。

2人の送検容疑は、同年10月24日午前10時半ごろ、同製造所敷地内で、金属の精錬過程で出るスラグをダンプカーの荷台に積み込む際、高温のスラグに水をかけ、冷ました後に運搬するよう指示されていたが、これを怠って積み込みダンプカーを発進。
スラグに振動を与え水蒸気爆発を引き起こし、タンクローリーの運転手(当時45)を死亡させ、2人にけがをさせた疑い。

2人は調べに対し「水蒸気は多かったが、ゆっくり動かせば大丈夫と思った」と供述しているという。


出典URL■■■
            ■■■


ちなみに事故当時の状況が、2009年10月24日付の朝日新聞夕刊(聞蔵)と25日付の朝日新聞播磨版(聞蔵)から、下記趣旨でネット配信されていた。

24日午前10時半ごろ、JFE条鋼の姫路製造所でタンクローリーが炎上していると、同製造所から119番通報があった。
消防などによると、高温のスラグをダンプカーで運搬中、何らかの原因で爆発が起き、飛散したスラグでローリーのタイヤなどが炎上。火は敷地内に置かれた大量のスラグの山や南隣の飼料工場の建物に延焼したが、約4時間後の午後3時すぎに消し止められた。
タンクローリーのそばにいた男性従業員3人がやけどを負って病院に運ばれたが、そのうちタンクローリーの運転手(45)が重体。




(2012年4月4日 修正1 ;追記)
 
2012年4月3日付で毎日新聞播磨姫路版から、起訴猶予になったという記事がネット配信されていた。

業務上過失致死傷容疑で書類送検された処理業者の社員(51)と元社員(42)について、神戸地検姫路支部は起訴猶予処分とした。同支部は処分理由を明らかにしていない。処分は今年3月30日付。

出典URL
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120403ddlk28040432000c.html
 
 
 
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 2011年10月25日付で、朝日新聞三重全県版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

24日正午ごろ、川越町の鋳物工場「S製鉄三重」の工場内で水蒸気爆発があった。従業員65人は避難して無事だった。

警察によると、工場内の溶解炉から溢れ出た高熱の鉄が冷却設備に触れ、小規模な水蒸気爆発が起きたとみられるという。
設備の一部が損傷したが、建物に被害はなかった。



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2011年10月17日付で、朝日新聞新潟版(聞蔵)から下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、10月16日付の新潟日報紙面にも同趣旨の記事が掲載されていた。

長岡市のU鋳造所で、15日午後8時45分ごろ、工場内から出火し、鉄筋2階建ての工場約660m2のうち、約130m2で壁や床の一部が焼損した。
当時9人が作業中だったが、けがはなかった。

警察によると、溶けた鉄を鋳型に流し込んでいる最中に爆発が起こったといい、警察は、溶けた鉄が水に触れて飛び散ったのではないかとみている。




(ブログ者コメント)

水蒸気爆発が起きたとすれば、どこにあった水に触れたのだろうか?
溶けた鉄を扱う作業場に水を置いていたなど、ちょっと考え難いのだが・・・。


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(2010年12月22日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年12月21日18時30分に共同通信から、同日19時3分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午後0時20分ごろ、福岡県志免町のスーパー銭湯「雫の湯」で業務用ボイラーが爆発。重さ約400kgのボイラー(直径約1m、長さ約1.7m)が約100m離れた焼き鳥店の屋根を破り、突き刺さるようにして2階トイレを直撃した。銭湯は営業中、焼き鳥店では店員が仕込み中だったが、いずれもケガ人はなかった。また、銭湯隣の中古車販売店に停めてあった乗用車2台にボイラーの破片などが当たり、フロントガラスが割れるなどした。
警察によると、ボイラーは銭湯に隣接するプレハブ小屋に5台設置。午前10時45分ごろ、
女性従業員(44)が4台を稼働させたが、爆発数分前に1台から「シュー」という異常音がして白煙が噴き出しためスイッチを切り、消防に通報するため現場を離れた。その直後に、煙が上がったのとは別のボイラーが爆発したという。
ボイラーの製造会社によると、爆発したボイラーはプロパンガスを燃料とし、一定以上、温度が上がらない自動制御装置が付いていた。
警察によれば、従業員は、「少し前からボイラーの調子が悪かった」などと話しており、詳しく原因を調べる予定。



(2010年12月23日 修正1;加筆修正)
 
2010年12月22日付の西日本新聞に、事故当時のもう少し詳しい情報が掲載されていたので、当該部分を加筆修正した。
http://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/20101222_news_012-nnp.html
 
 

(2011年1月16日 修正2; 追記)
 
2010年12月23日付の西日本新聞紙面に、下記情報が掲載されていた。
 
□警察などの調べで、22日、ボイラー内の過熱を防ぐ装置や圧力を外に逃がす装置がともに作動せず、内部の圧力が異常に高まり、破裂したとみられることが分った。
□ボイラー製造会社は、「何らかの原因で水が循環せずにボイラー内に滞留し、異常な高温となった可能性がある」と指摘している。
□当該ボイラーは、水を循環させながらプロパンガスで温める仕組み。
 
 
なお、12月22日付の西日本新聞紙面には、以下の情報も掲載されていた。
 
警察は、
□爆発時に火災が発生していない。
□ボイラーにすすが付着していない
などから、ボイラー内が過熱されて圧力が高まり、水蒸気爆発を起こした可能性が高いとみて調べている。
 



(2011年6月7日 修正3; 追記)
 
事故原因に関し、2011年2月28日付で福岡労働局から以下の趣旨の発表があった。
 
破裂した小型ボイラーは博多区の機械メーカーが製造したものだが、製造時において規格を具備しない欠陥があり、また同型式の小型ボイラーが複数製造販売されていることが判明した。
「欠陥例」
 □規定外材料が主要部分に使われている。
 □著しい曲げ応力を生じる部分を溶接している。
 □個別検定を受けていない。
 
 
また、2011年3月19日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
福岡労働局は、昨年12月に志免町の銭湯で起きた事故で、18日、規格外のボイラーを販売、使用したとして、製造会社「オオツカ・ガスエンジニアリング」と同社社長(61)、銭湯の社長(67)を労安法違反の疑いで書類送検した。
 
 
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20101018日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年10月13日ならびに14日付でデイリー東北新聞社より、10月14日付で河北新報社と東奥日報社より、以下の趣旨の記事がネット配信されていた。
 
(事故の概要)
 2007年11月5日午後7時55分ごろ、第一溶錬工場内の、ステンレス原料を製造する第7号炉(直径約20m、高さ約5.5m)の点検口から、高温のガスとともに原料のニッケル鉱石が数秒間、大量に噴き出し、原料の投入作業中だった3人が死亡した。火傷死とみられる。
 
(事故原因)
科学警察研究所の調査に基づき、警察は、電気炉上部に設置された冷却用ホースが外れて多量の水が漏れ、高温の炉内に入って水蒸気爆発を起こしたものと判断したことが、13日、捜査関係者への取材で分かった。
なお、会社側は、当初、水蒸気爆発については否定的な見解を示し、過熱状態の液体が激しく沸騰する「突沸現象」の可能性を示唆していた。
 
(顛末)
警察は、事故は、現場責任者が水蒸気爆発の危険性があったのに十分な対策を講じなかったことを重視し、当時の製造部門責任者ら数人を、業務上過失致死、労安法違反の疑いで、また会社を労安法違反の疑いで書類送検する方針を固めたことが、12日、捜査関係者への取材で分かった。
 
 

(修正1;2010年10月19日 情報追記)


2010年10月19日付の毎日新聞ネット版、10月18日15時10分にネット配信された東奥日報に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。

□業務上過失致死容疑は、炉の冷却管に不具合があり、冷却水が炉内に流れ込む危険を知りながら修理せず放置していたことが理由。
□労安法違反容疑は、多量の高熱物を取扱う作業を行う場所であるにもかかわらず、火傷その他の危険を防止するため、労働者に耐熱服などの保護具を使用させるなどの適当な措置を講じなかったことが理由。
 


修正2 ; 2010年10月28日 情報追記)

2010年10月28日付で、下記趣旨の記事が朝日新聞青森版として、ネット配信されていた。

青森地検は、27日、当時の製造部長代理ら3人を略式起訴したと発表した。
発表によると、3人は、電気炉で給排水ホースの1本を修繕する際、作業員が不十分なつなぎ方をしたのに十分に点検せず、ホース全体を交換させるという指導監督を怠ったとされている。地検は、3人が不十分な修繕が日常的に行われていたのを認識していたことなどから、刑事責任があると判断したという。
事故は、このホースの修繕部分が水圧によって外れ、漏れた冷却水が高熱の電気炉に流れ込んで、水蒸気爆発を起こしたとされている。



(ブログ者コメント)
 
□冷却用ホースの設置状況について別途調査結果、以下のホースメーカー資料に、設置状況を示すと思われる写真が掲載されていた。これを見ると、やはり炉の上方に多数のホースが通っているように見える。このことに対し、最初は、万一のホース水漏れを考えると危険であろうと違和感を感じたが、よくよく考えてみると、化学業界でも加熱炉のチューブ内に可燃性のガスや液体を通している。要は、しっかり管理しておけば大丈夫ということなのだろう。

□太平洋金属は当初、突沸説を主張したらしいが、水蒸気爆発説で納得したのだろうか?場合によっては、いわば素人の科学警察研究所よりも、設備・工程を熟知している会社の言い分のほうが正しい場合もあるのだが・・・。
 

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2010105日 旧ブログ掲載記事)
 
201092019:55付で、読売新聞から以下の趣旨の記事がネット配信されていた。
 
9月20日午前0時15分ごろ、京セラ滋賀野洲工場の太陽電池基板製造工場(鉄筋6階建て)の1階鋳造炉で爆発があった。
アルミ製ドアが外れ、1階天井に穴が開き、炉などを焼いて、約1時間30分後に鎮火した。ケガ人なし。
警察、同社などによると、炉は幅約0.9m、高さ約2m。炉などのシステム異常を示す警報音が鳴って小爆発が起き、作業員が炉を非常停止させたが、その直後に爆発が数回あったという。
炉は、太陽電池パネル基板製造用で、シリコンを溶かし、型に流し入れる工程に使われている。同工場は3月に完成し、事故のあった炉は8月から稼働していた。
 
 
 
(事故原因;追記)
 
2010年9月29日付でネット配信された読売新聞滋賀版に、以下の趣旨の記事が掲載されていた。
 
京セラ野洲工場で20日に起きた鋳造炉爆発事故は、作業員の作業ミスが原因だったことがわかった。同社や消防局によると、シリコンを溶かして型に流し入れる工程で、炉に鋳型を入れ忘れたために、1400℃に熱せられたシリコンが炉の冷却水に直接流れ込んで、水蒸気爆発を起こしたという。
同社は、再発防止に向け、作業工程にミスが生じた時点で自動的に運転停止するようにシステムを改善した。
 
 
 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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