2013年8月16日21時3分に毎日新聞から、8月19日12時31分と8月22日18時58分にNHK新潟から、8月22日23時42分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
新潟市秋葉区の住宅の敷地から、石油を含んだ大量の泥水が噴出し、住民たちを困惑させている。
住民らは周辺の住宅地に流出しないよう、毎日、自力で処理しているが、民有地のため行政の支援はほとんど受けられず、約17時間おきにあふれ出す300ℓもの泥水の処理に明け暮れ、「涙も枯れる」と嘆いている。
同区滝谷町に住む60代男性の家屋の床下から、石油を含む泥水が最初に噴き出したのは4月27日午後11時ごろ。
就寝直前に「シューシュー」という音に気付き、水道やガス栓を見て回ったところ、床下からドロッとした黒っぽい液体が音を立てて噴き上がっていたという。
一帯は、かつて「石油の里」として多くの油田が掘られ、産油量日本一を誇った地域。
同区内での石油採掘は1996年で終了しているが、同区金津にある「石油の世界館」友の会の中島事務局長は「自然現象の場合と、油田跡の不始末の場合が考えられる」と指摘する。
油田廃止の際、油井の埋め戻しが不完全だった場合、油井にたまった原油が軟弱な地層から漏れ出すことがあるという。
この住宅は26年前に建てられたが、油の湧出は初めてのことだった。
男性は消防に通報。消防は土のうを積んで下水に流れないように応急処置を施したが、その後も噴出がやむことはなかった。隣の空き地からも湧き出し始め、その範囲は徐々に広がったという。
このため、男性は自宅脇に大きな穴を掘り、石油の混ざる泥水を一度ためて石油と水に分離させ、吸着シートで石油を吸い取る作業を続けている。
石油は不純物が多く含まれ、売ったり利用したりすることはできず、石油を入れるポリタンクや吸着シートの購入費などで、これまでに約80万円かかったという。
男性は「石油はあふれているが、処理が大変で涙は枯れているよ。体力も限界。いつ、どこで自噴してもおかしくないのだから、手助けが欲しい」と話した。
こうした事態に、当初、吸着シートなどを提供した同区は「昔の掘削跡なので自然災害とは考えにくい。民有地なので、現在は基本的に対応していないが、何らかの対応を取りたい」としている。
新潟市の市長も、支援策を検討する考えを示した。
市から委託を受けて現地調査している国際石油開発帝石の担当者は、「湧き出る石油を止めるのは難しいと思う。どのような支援が可能なのか検討していきたい」と話していた。
滝谷町では平成10年以降、住宅地などから石油が湧き出るケースが5件確認されているが、いずれも自然に止まったという。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m040019000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033848311.html?t=1376946491654
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033709161.html?t=1376946593632
http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033904331.html?t=1377201858933
http://www.asahi.com/national/update/0822/TKY201308220391.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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