2018年11月21日21時0分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時前、小松島市横須町にある建具などの製造会社「N」の工場で、従業員の白川さん(男性、19歳)が木製の合板数10枚の下敷きになった。
白川さんはすぐに病院に搬送されたが、頭などを強く打っていて、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察が調べたところ、白川さんは当時、木製の合板30枚程度を載せた、総重量がおよそ600kgに上る台車を動かしていたが、何らかの原因で台車が倒れて、合板の下敷きになったという。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、当時の状況や台車を使う際の固定の方法など、会社の安全管理について詳しく調べることにしている。
出典
『工場で合板運搬中に従業員死亡』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20181121/8020003535.html
(2022年4月14日 修正1 ;追記)
2022年4月11日20時21分にNHK徳島からは、安定性が高い台車を使うべきだったなどとして会社に7700万円の賠償命令がでたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
4年前、小松島市の工場で従業員が大量の木の板の下敷きになって死亡した事故をめぐり遺族が賠償を求めた裁判で、徳島地方裁判所は会社が安全に配慮する義務を怠ったとして、およそ7700万円を賠償するよう命じました。
平成30年、小松島市にある建具などの製造会社「N」の工場で、当時19歳だった従業員が、木の合板およそ50枚を積んだ総重量およそ650キロの台車を移動していた際、台車が倒れて下敷きになり死亡しました。
事故をめぐり、遺族は「台車は重心が偏って転倒の危険があり、安定性が高い台車を使用すべきだった」などとして、会社に9000万円あまりの賠償を求め、訴えを起こしました。
会社側は、「重心が偏っていたことが事故の原因であると断言できない」などと主張していました。
徳島地方裁判所の島戸真裁判長は、「台車がバランスを崩した原因は、台車自体と積んだ合板の不安定さによるところが大きく、会社は事故を防ぐため訓練や安全教育を行ったり、安定性が高い台車を使用するなどの対策を講じる義務を負っていた」として、会社の責任を認め、およそ7700万円を賠償するよう命じました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20220411/8020014133.html
4月12日15時25分にYAHOOニュース(四国放送)からは、少なくとも20年以上にわたり同種事故はなかったため事故の予見は不可能だったなどと会社側は主張していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2018年に徳島県小松島市の工場で従業員の男性が、合板を積んだ台車の下敷きになって死亡した事故を巡り、遺族が損害賠償を求めていた裁判で、徳島地裁は11日、会社に約7700万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
この裁判は2018年11月、徳島県小松島市に本社を置く、住宅関連部品の製造会社、「N」の工場で当時19歳だった従業員の男性が合板を積んだ約650キロの台車の下敷きになり亡くなったのは会社の注意義務違反であるなどとして、遺族が9000万円あまりの損害賠償を求めていたものです。
会社側は、少なくとも20年以上にわたって同種の事例は無く、事故の予見は不可能であったなどと主張していました。
裁判で徳島地裁の島戸真裁判長は、「台車の転倒事故を防ぐため、作業標準を作成したり危険予知訓練や安全教育を行うなど対策を講じる義務を負っていた」などとして会社側の注意義務違反を認め、約7700万円の損害賠償の支払いを命じる判決を言い渡しました。
「N」は、「まだ判決文が確認できていないのでコメントできない」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9e74b18e6d9bbdcdfb413a13d777f8990ec876
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。