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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015642243分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4日午前11時ごろ、北海道木古内町釜谷(かまや)の函館江差自動車道の大坪沢川橋の建設現場で、作業員2人が工事中の橋から約20m下に転落した。

警察によると、2人のうち会社員の斉藤さん(男性、45歳)が頭の骨を折るなどして死亡し、40代の男性が骨盤を折る重傷。他に50代と20代の男性作業員2人が足の骨を折るなどの重軽傷を負った。


警察などによると、建設現場でジャッキを使って仮の橋げたとなる鉄骨を渡す作業をしていたところ、突然ジャッキが傾き、弾みで斉藤さんら2人が転落、他の2人もジャッキに当たるなどして負傷した。


警察は、業務上過失致死傷容疑で事故原因を調べる。

労基署も、労働基準監督官ら4人を現地に派遣した。


北海道開発局によると、橋は完成すれば全長140m。このうち約34mまで工事が進められていた。
函館江差自動車道は、函館市と江差町の約70kmを結ぶ自動車専用の高規格道路で、函館北斗茂辺地間の18kmが既に開通。

現場を含む北斗茂辺地木古内(仮称)間は、2019年度の開通予定で工事が進められていた。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150604k0000e040254000c.html

 

 

66日付で毎日新聞から、続報的な記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

橋の上から転落した作業員が命綱を付けていなかったことが、5日、道警などへの取材で分かった。

 

道警は同日、業務上過失致死傷容疑で現場の実況見分を実施。

工事を発注した函館開発建設部は、事故原因を調べるため、外部有識者らでつくる「大坪沢川上部工事現場内事故技術検討会(仮称)」を設置する。


道警によると、元請け会社「日本高圧コンクリート」(札幌市中央区)と下請け会社の作業員が、架設用の鉄製桁(長さ約80m)と台座の間に油圧ジャッキを置き、高さを調節しながら桁を横に動かしていた際、ジャッキが傾いて台座がはじけ飛び、斉藤さんが転落して死亡した。

このほか、39歳の男性が転落して骨盤骨折の重傷。56歳と21歳の男性も重軽傷を負った。


労安法に基づく省令では、転落防止の柵を設置すれば命綱を付ける必要がないと定められており、事故現場では柵の代わりとみられる腰の高さの手すりが設置されていた。

 

橋脚工事の現状に詳しい山口大の宮本文穂名誉教授(橋梁工学)は、「地上から高さ20m以上もあれば、命綱を付けることが普通。手すりだと隙間からすり抜ける恐れもあり、架設用の桁の落下の危険性を考えれば、柵だけでは不十分だ」と指摘している。


函館開建道路計画課の畑山課長は、「命綱が必要かどうかは作業内容にもよるが、どのような安全対策が講じられていたか調べていきたい」と話した。

 

出典URL

http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20150606ddlk01040198000c.html

 

 

 

関連記事

 

64日 読売新聞

架橋現場で事故、転落の1人死亡・3人重軽傷

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150604-OYT1T50130.html

 

64日 共同通信

建設現場で作業員転落、1人死亡 3人けが、北海道

http://www.47news.jp/CN/201506/CN2015060401001343.html

 

 

 

(2015年6月21日 修正1 ;追記)

 

201565日付の北海道新聞紙面に、事故当時のやや詳しい記事が下記趣旨で掲載されていた。

 

警察などによると、橋桁を敷設するための「架設桁」(長さ約80m、高さ約2m、幅約2m、重さ約70トン)と呼ばれる水平の部材を橋脚と橋脚の間に渡し、持ち上げる作業をしていたところ、支えていた油圧式ジャッキが突然傾き、ジャッキの下にあった重さ約200kgの台座がはじき出され、その衝撃で斉藤さんら2人が転落した。

転落しなかった男性2人も、傾いた架設桁などに挟まれた。

 

当時、現場では元請け、下請け企業の作業員13人が作業をしていたといい、日本高圧コンクリートは、「架設桁をジャッキアップしていたが、バランスが崩れてジャッキが外れた」としている。

 

 

 

(2016年3月18日 修正2 ;追記)

 

2016315640分にNHK北海道NEWS WEBから、ジャッキの台座が十分に補強されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

316日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

去年6月、木古内町釜谷の自動車専用道路の建設工事現場で、作業員が高さ20m以上ある橋の上から転落するなどして、当時45歳の男性作業員が死亡したほか、3人が重軽傷を負った。


函館労基署によると、当時、建設中の橋の上で大型の作業用装置をジャッキを使って持ち上げていたところ、台座の部分が壊れてバランスを崩したことが事故の原因とみられるという。


ジャッキの台座は重さに耐えられるよう補強することが規則で定められているが、その後の調べで、十分な補強がされていなかったため、土台が変形してジャッキが傾き、作業用橋桁が転落したことが分かった。

同署は、工事を請け負った乙部町の建設会社とこの会社の40歳の社長を、15日にも労安法違反の疑いで書類送検する方針を固めた。


事故をめぐっては、警察も、業務上過失致死などの疑いで捜査を続けている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160315/3695171.html

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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