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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201521729分に静岡新聞から、下記趣旨の記事が写真と図解付きでネット配信されていた。

21134分に読売新聞から、212038分に毎日新聞から、221917分と231323分にNHK静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

31日午後5時10分ごろ、浜松市天竜区佐久間町の国道473号のつり橋「原田橋」付近で山の斜面が幅約50m、高さ100mにわたって崩落。

天竜川に架かる同橋(長さ約140m、幅約5.5m、川からの高さは約20m)が川に崩れ落ち、橋の上に車を止めて落石などの様子を確認していた市職員の安野さん(57)と茶谷さん(45)が崩落に巻き込まれ、病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。

 

架け替え中の南側の新橋も、崩れてきた大量の土砂のため、6か所の仮設の支柱がいずれも倒れたり傾いたりして、橋げた全体が東側にずれ動いた

 

現場はJR飯田線中部天竜駅から西に約1km。佐久間ダムに近い愛知県境付近の山間部。

 

土砂崩れの兆候が報告されたのは2日前。
1月29日に隣で新しい橋の工事をしていた関係者から、「ふだんよりも斜面の小石が落ちてくる頻度が高い」と市の土木事務所に対して、午前と午後のあわせて2回、通報があった。
これを受けて、29日夕方に現場の確認を行った土木事務所。

落石の恐れがあるとして、その日の夜から2日間かけて、高さ5mの仮設の防護柵を設置した。


そして31日正午ごろ、土木事務所に工事関係者から「相当な量の小石が落ちてくる」と通報。

現場では工事関係者が通行しようとする車に危険を知らせていたという。

土木事務所は現場に2人の職員を派遣。そして、午後4時20分に現場を通行止めにした。
そして午後5時過ぎ、2人の職員が橋の上で斜面の調査を行っていたところ、土砂崩れが発生した。

市によると、死亡した職員2人は、31日は非番だった。

現場からの通報を受けて急きょ出勤し、状況を確認するため現地に向かった。

安野さんは職場の取りまとめ役。茶谷さんは落下した橋に代わる新しい橋の建設を担当し、民間業者との折衝に当たっていた。

 

原田橋は1956年の建設で、老朽化に伴って、近くの下流に新橋を整備中だった。

橋の崩落を受け、市は近隣住民の生活に支障が出ないよう、仮設橋を設置する方針。

 

静岡地方気象台によると、現場付近の24時間あたりの雨量は、1月26日に13ミリ、27日には15ミリだった。

29日以降は土砂崩れと落石が相次ぎ、30日には16ミリの雨が降ったという。

 

出典URL

http://www.at-s.com/news/detail/1174164038.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150131-OYT1T50132.html

http://mainichi.jp/select/news/20150202k0000m040069000c.html

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035133121.html?t=1422912111312

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035158391.html?t=1422997687705

 

 

21741分に静岡新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

架設から半世紀以上が経過している原田橋は、これまで老朽化による危険性が指摘され、交通規制と補修を繰り返してきた。

2012年4月、橋を支えるケーブルの一部破断が見つかったことを契機に、市は新橋への架け替えを決め、工事を進めていた矢先の事故だった。


広域幹線道路に架かる原田橋は、第2次緊急輸送路にも指定されている。住民の重要な生活道路でもある。近くに迂回路はなく、原田橋を利用しないと対岸に渡るには車で約2時間半かかる。

 

市は、監視カメラやひずみセンサーの設置に加え、橋の両端に24時間態勢で警備員を配置するなどの対策を講じて、ケーブル損傷の発見の2カ月後から制限付きで通行を再開した。
市によると、今回、ひずみセンサーは特に反応しなかったという。

 

出典URL

http://www.at-s.com/news/detail/1174164114.html

 

 

221016分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市幹部は、落橋の原因について、老朽化よりも土砂の重みでバランスを崩したものとの見方を強めている。

「山と橋をつなぐケーブルの根元部分(下流側)が根こそぎはがれ、大量の土砂の重みでバランスが崩れたのでは」との見解だ。

市は今後、専門家を招いて詳細な原因を調査する方針だ。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150202-OYT1T50013.html

 

 

                           (2/2に続く)

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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