2015年1月15日3時0分に朝日新聞から、『労災疑似体験、「社外の人にも」』というタイトルで、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
茂原市東郷の三井化学茂原分工場内にある技術研修センターが、4月から社外の人にも研修の場として公開される。
化学工業の生産現場での労働災害について、疑似体験を通して学ぶことができる。
技術研修センターは、約1万m2の敷地内に研修棟や運転実習プラント、様々な安全体験設備がある。
社内での技術者の人材育成を目的に、2006年10月に開講。08年からは、同社の海外拠点の技術者もここに来て学ぶようになった。
昨年3月末までに約4400人が研修を受けたほか、約3400人が見学している。
木原センター長によると、安全研修を受けたいという要望が社外からも多く、社会貢献の一つとして、社外の人にも開放したという。
15年度は、とりあえず300人を受け入れる予定。
工場で起きた事故や労災は記録として残されるが、紙に書いた記録を読むだけでは実感しにくい。
そうした事故を疑似体験することによって、若い技術者に改めて認識してもらおうというのが、狙いのひとつ。
13日、入社4年目の社員の研修の一部が報道陣に公開された。
機械に手を挟まれたり、巻き込まれたりする事故の再現や、バルブを操作していて突然、液が噴き出して体中に浴びてしまう被液の体験、ヘルメット着用の大切さを教えるため実際にヘルメットに高さ6mほどのところからスパナを落としてみる実験などが行われた。
15人いる講師は、ほとんどの人が定年後の嘱託。長い体験を生かし、時に笑いを誘いながら、事故防止を懸命に訴えていた。
受講の問い合わせは同センター(0475・22・0105)。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH1F4FGLH1FUDCB00C.html
(ブログ者コメント)
写真には、バルブ点検中に誤ってパイプ内の液体が飛び出したという想定で怖さを実感する設備のデモの様子が写っている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。