忍者ブログ
                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
 ブログ内検索 Site Search 
キーワードに合致した記事を検索できます(複数キーワード検索可)
 最新記事 Latest Articles 
(11/23)
(11/22)
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/18)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
(11/15)
(11/14)
(11/14)
(11/13)
(11/13)
(11/13)
(11/12)
(11/12)
(11/12)
(11/11)
(11/11)
(11/10)
(11/10)
(11/09)
 最古記事 Oldest Article 
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/09)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/10)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
(04/11)
[6982]  [6981]  [6980]  [6979]  [6978]  [6977]  [6976]  [6975]  [6974]  [6973]  [6971

(1/3から続く)

 

 

【「感情労働」傾向が強い仕事】


・レストランのウェイター・ウェイトレス
・ホテル・旅館の受付
・コンビニの店員
・テーマパークのスタッフ
・学校の先生
・市役所の窓口担当職員
・サポートセンターのテレフォンオペレーター
・営業マン

 

飲食業や理美容業など、接客そのものが実務の多くを占めている仕事は、代表的な感情労働職種と言えます。

「対人援助職」とも呼ばれる、医療、福祉、教育に関わる仕事は、感情労働の程度が強い傾向が見られます。


ここに例示した職業はごく一部で、現代では、これら以外の幅広い職種もまた、感情労働的な要素を持つようになっていると考えられます。

                   

 

【実はこんな仕事も「感情労働」に】

 

バスの運転士の本来の仕事は、「安全に時間通り、バスを運行する」ことです。

しかし、実際は、ただバスを走らせるだけではありません。

 

「発車しますので、手すりにおつかまりください」

「ご乗車ありがとうございます」

などと、乗客に声をかける気遣いが求められます。

脚の悪い客がいれば、手を貸すこともあるでしょう。

 

最近では、自動車教習所の教官が優しくなったと話題になっています。

私が自動車免許を取得した20年ほど前は、教習所には高圧的で怖い教官が多かったと記憶しています。

少子化による競争激化で、サービスの強化が求められているのです。

 

こうなると、受講者に対して、「なにやってんだ!」とか「ほら、目視!」などと怒鳴るわけにもいきません。

腹が立っていたとしても、本音は抑え、穏やかに諭さなければなりません。

教習前に笑顔を作る練習が教官に課されている教習所もあるそうです。

あなたの仕事は、いかがでしょうか?

 

 

【重視される「感情管理能力」】


「対人的な仕事をする人は、感情のコントロールをしなければいけない」などと指摘すると、「そんなの当たり前じゃないか。昔からそうだった」と考える人もいると思います。


では、それがなぜ今、「感情労働」という呼び名を与えられ、注目されているのでしょうか。

 

一つの要因は、現代は(特に日本を含む先進国では)、サービス産業が高度に発展した社会であるということが挙げられます。

その中で働くためには、私たち一人ひとりの「感情管理能力」が非常に重視されるのです。

 

インターネットやSNSの発展も相まって、個々の労働者はもとより、所属する組織が「クレーム」や「悪評」を恐れ、受け手の感情を逆撫でしないように、慎重な表現や応対を常に心がけるようになっています。

 

たとえば、対人的な仕事の代表の一つといえる教員で言えば、子どもをきつく叱ることも、かつては学校の先生の役割の一つとして甘受されていた面があったように思います。


しかし、今は、それぞれの教員はもちろん、学校や教育委員会といった組織としても、保護者や社会の反応を気にする「感情労働」を行っていると言えそうです。

 

 

【感情むき出しの人はやっかい】

 

これは、接客など対人サービスの仕事に限りません。

オフィスワーカーの方も、ちょっと職場を見渡してみてください。

いつもムスっとしている仏頂面の上司や、声をかけづらい雰囲気をかもし出しているお局様はいませんか。

 

どんなに実務能力が高かったとしても、これでは職場で「やっかいな人」と思われてしまいます。


たとえ、知識や技能に長
けていても、感情管理能力が低い人は、「一緒に仕事をしたくない」、「扱いづらい」などと見られかねません。

 

つまり、「感情管理能力」が、労働者の人物評価に直結してしまうのです。

このような傾向は、ここ最近、特に強まってきているように感じられないでしょうか。

仕事をする上で、「感情」という要素が以前より重視され、「組織(会社)もろとも感情労働に巻き込まれている社会」になっていると言えるのかもしれません。

 

 

                 (3/3へ続く)

 

 

 

 

読者通信欄
ネーム 必須
メールアドレス 必須

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 通信欄 
問合せなどあれば記事末尾の読者通信欄に名前(匿名可)とメルアドを記入し ①確認ボタンをクリック ②記入欄に用件記入   ③確認ボタンをクリック ④内容がOKであれば送信ボタンをクリック    してください。     ちなみに「ご送信ありがとうございました」との返信がありますが。それは通信欄会社からの自動メッセージですので、ご留意ください。
 カテゴリー Category 
 最新コメント Latest Comments 
[06/09 ※無記名]
[06/01 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[02/08 ※無記名]
[01/20 ※無記名]
[08/31 ガーゴイル]
[09/27 三浦]
[03/02 南方英則]
[11/20 山城守]
[07/20 記事内容について訂正をお願いします。]
[07/16 神戸ファン]
[04/21 Rawi]
[08/12 山田晴通]
[04/24 道産子]
[04/15 道産子]
[04/15 道産子]
[04/05 道産子]
[04/02 道産子]
[04/01 道産子]
[02/27 道産子]
[02/26 愛読者]
[01/10 愛読者]
[11/07 愛読者]
[10/12 愛読者]
[08/24 愛読者]
 ツイッターなどへの接続 
 製造業ブログランキングへの接続 
下記をクリックすれば、2種類の製造業ブログランキングにつながります
にほんブログ村 企業ブログ 製造業へ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ
 最新トラックバック 
 バーコード 
 カウンター 
 アクセス解析 
 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]