2017年4月2日11時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本自動車連盟(JAF)は、乗用車のパワーウインドーによる乳幼児の挟み込み事故が多発しているとして、危険性を検証する実験を行った。
JAFによると、挟み込み事故では乳幼児が指や首を挟まれる事例が多く見られ、最近のケースでは、昨年11月、新潟県内で2歳の男児が心肺停止状態となる事故が発生した。
男児は、駐車場に止めていた軽乗用車の車内で、買い物に行った母親を待っている間にパワーウインドーの窓ガラスに誤って首を挟まれたとみられる。
検証実験では、軽自動車、セダン、ミニバンの3車種で、それぞれ窓の閉まる力を計測した。
車体と窓の間に野菜を挟んでパワーウインドーの強度を測った結果、軽自動車ではダイコンが、ミニバンではゴボウが真っ二つに折れるほどの力があった。
また、閉まりかけた窓を手で押さえて、止められるかどうかも実験した。
8歳男児、30代女性、50代男性のモニター3人が、ミニバンの後部座席右側の窓でそれぞれ検証したところ、8歳男児は両手でも窓を止められず、30代女性は両手では可能で、片手では止められなかった。
また、50代男性は片手でも止められたものの、窓を下げることはできなかった。
車種によっては、異物を感知すると窓の上昇が止まり下降する、挟み込み防止機能を備えている車もある。
しかし、JAFによると、閉め切る直前の部分に挟み込みを感知しない領域がある他、パワーウインドーのスイッチを引き続けると防止機能が作動しない場合もあるという。
JAFは、子供をチャイルドシートに正しく乗せ、運転席以外で窓の開閉ができないようにすることや、パワーウインドーのロックスイッチを作動させるなど、安全対策の必要性を啓発していきたいとしている。
出典
『JAF ダイコン真っ二つ パワーウインドー事故に注意』
http://mainichi.jp/articles/20170331/k00/00e/040/349000c
(ブログ者コメント)
繰り返し注意喚起されている内容。
ご参考まで。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。