2017年4月4日22時22分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月5日付で毎日新聞東京版からも、4月4日23時41分に朝日新聞からも同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後2時15分頃、宮崎県延岡市東本小路の城山公園の広場で、花見に来ていた大学生の男女8人(10~20歳代)のグループがカセットコンロを使って焼き肉をしていたところ、ボンベが突然、爆発した。
同市の20歳代の男性6人が顔や腕にやけどを負い、うち3人が入院、残り3人は軽傷という。
警察によると、グループはカセットコンロ2台を並べ、それぞれの上に円形の鉄板(直径40cm)を置き、焼き肉をしていた。
うち、1台のボンベが爆発した。
円形の鉄板を、ボンベの収納場所を覆うように載せていたという。
熱がこもってボンベが過熱し、爆発した可能性もあるとみて、調べている。
グループの女性は、「焼き肉を始めて約15分後、『ボン』という音と同時に、背丈より高い火柱が上がった」と話した。
公園には60人ほどの花見客がいた。
出典
『「背丈より高い火柱が…」花見中にボンベ爆発』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170404-OYT1T50099.html?from=ycont_top_txt
『ガスボンベ破裂 花見で焼き肉中、学生6人けが 宮崎』
http://mainichi.jp/articles/20170405/ddm/041/040/086000c
『花見中にガスボンベ破裂、6人やけど コンロ並べ焼き肉』
http://www.asahi.com/articles/ASK446VM5K44TIPE02X.html
4月5日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)からは、五徳を裏返しで使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場に居合わせた女子学生(19)によると、プレートを支える五徳が裏返しだったため、プレートが火に近づき過ぎて加熱され、その熱がボンベに引火したのではないかと話していた。
火を止めてプレートを外そうとしたら、破裂したという。
現場は、公園管理事務所のそば。
清掃担当の女性によると、炭火を使う花見客には消火を徹底するよう促していたが、卓上コンロはすぐに火が消せるとして、気にしていなかったという。
4月5日20時27分にNHK宮崎からは、消防が作った緊急チラシを市内の公園で花見客に配ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、宮崎市消防局は、カセットコンロの取り扱いに注意するよう花見客に呼びかけてもらおうと、急きょ、チラシを作成し、市内の公園で花見の催しを行っている主催者に配布した。
「さくらまつり」が開催中の宮崎市の天神山公園を、5日午後、宮崎市消防局の職員が訪れ、まつりの実行委員会のメンバーに20枚のチラシを手渡した。
チラシには「カセットコンロの取り扱いには注意しましょう」などと書かれていて、委員会のメンバーが、さっそく、公園の花見客に手渡していた。
チラシを受け取った市内の30代の男性は、「きのうの事故もあったので、きょうはカセットコンロを持ってくることを控えました」と話していた。
また、宮崎市消防局予防課の春元係長は、「花見のシーズンはこれからですが、カセットコンロをはじめ、火を使う場合は十分注意してほしい」と話していた。
宮崎市消防局では、6日も市内の4つの公園の管理者などにチラシを渡すことにしている。
一方、延岡市消防本部でも、今回の事故を受けて、カセットコンロを使う際の注意点について市のホームページに、5日、掲載した。
出典
『ボンベ破裂受け緊急のチラシ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065313531.html
(ブログ者コメント)
〇鉄板がボンベの真上を覆っていたことに加え、五徳を裏返しで使っていたことにより、強い輻射熱でボンベが加熱されたための事故だったのかもしれない。
〇朝日新聞掲載写真を見ると、事故当時の状況を再現したのだろうか、2つの卓上コンロが5cmほどの隙間を開けた状態で置かれている。
鉄板は卓上コンロとほぼ同じ大きさで、コンロをスッポリと覆っている。
一方、2つのコンロともに、ボンベがコンロの外側にくるように置かれている。
この点、輻射熱にはある程度、気を使っていたのかもしれない。
〇宮崎市以外、北九州市でも、他所事例の横展開対応として、花見客に注意を呼びかけている。
(04月05日 18時46分 NHK北九州)
『コンロ破裂で注意呼びかけ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025317701.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。