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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017421454分に朝日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

仙台市が、大雨のときにマンホールなどから汚水があふれないよう、未処理のままの汚水を「秘密の管」から川などに流していた――。

「緊急避難」として、30年近く前からこっそり行われてきた実態が、3月の市議会で明るみに出た。

市は、国交省にも初めて報告。「好ましくない」と、改善を求められている。

 

仙台市の下水道は、雨水と汚水が別々に流れる「分流式」が面積の8割を占め、汚水は処理場で浄化しないと川や海に出て行かないのが原則だ。

 

だが実際には、地中管のひびなどから雨水が汚水管に入り込み、雨天時には管の容量をオーバーしてしまう。

このため、マンホール内の水位が上がった際、汚水を雨水管にバイパスする「緊急避難管」が、市内111カ所でつくられていた。

 

仙台市で分流式の処理が始まったのは1979年。

当初から、大雨のたび、郊外のくぼ地などで、マンホールやトイレから汚物まじりの水がふきだすことが相次いだ。

 

苦情が殺到し、下水道の現場担当者は苦肉の策をとる。

マンホールから近くの雨水管までの「抜け穴」を緊急工事でつくり、地上にあふれるのを抑えようとしたのだ。

 

これでは、雨水で薄まるとはいえ、家庭の汚水が一時的に川などに放出される。

「後ろめたさもあり、公表してこなかった」と下水道調整課長は説明する。

 

管は、下水道台帳図にも載っていない。

市が把握する最も古い管は1990年につくられたが、もっと昔からあった可能性もある。

暫定措置のはずが、約3年前までズルズルと緊急避難管はつくられ続けた。

 

市民からの情報開示請求を受け、市は経緯を確認。

3月議会の予算等審査特別委員会で、庄司議員(共産)の質問に村上建設局長が「公衆衛生や水質汚濁防止という下水道の目的からは好ましくない。やむにやまれぬ対応だったが、今後改善が必要」と答えた。

2月には、国交省に実情を「告白」した。

 

仙台は、70~80年代、市街地が郊外に急拡大したが、汚水に比べ雨水処理の整備が遅れたことが問題の背景にある。

 

解決のカギは、雨天時に汚水管に浸入する水をどれだけ減らせるか。

市は、地中管のひび割れをカメラで調べて補修したり、民家を回って雨どいが汚水管に誤接続されているのを直させたりしてきたが、追いつかないのが実情だ。

 

市は、新年度、調査費を2倍強の1億500万円に増額し、緊急避難管の実態把握も急ぐ。

雨水の流入対策をとりながら、不要なものから塞いでいく方針だ。

 

国交省下水道部の担当者は、「ただちに法に触れるとはいえないが、報告を聞いて驚いた」と話す。

仙台市のほか、最近、関西地方の1都市でも同様の実態があることをつかんだが、自治体名は公表していない。

 

出典

未処理汚水こっそり放出 「秘密の管」111カ所 仙台

http://www.asahi.com/articles/ASK3W7T2FK3WUNHB017.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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