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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2020781533分にHARBOR BUSINESSから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

長文につき、タイトルに記した部分以外は、各章のタイトルと記述冒頭部分だけを紹介する。

 

【「第三の道」はあるか 第4回】 <文/田中優>

 

ダムが洪水・地震を引き起こす!? 大災害が起きる前に「ダムに頼らない社会」を

 

 

三峡ダムが決壊すれば3億~6億人に被害!?

 

世界最大のダムとは、もちろん中国「三峡ダム」のことだ。

 

今年の雨の時期、中国ではすでにいくつかのダムが決壊、もしくは「放流」が行われている。

そのせいで、すでに宜昌などの地域の水害被災者は数千万人に上った。

 

避難指示が出されている人々の数は1600万人に上る。

これだけでもすごい数だが、万が一ダムが決壊したなら下流域の3億~6億人に被害が及ぶという。

 

・・・・・

 

 

ダムの上流に堆積した土砂が洪水を引き起こしている

 

10年と持たないだろう」

しかも三峡ダムは無理に早く作られたので、設計・施工とも欠陥建設である可能性が高い。

 

その証拠に、このダムを建設したがっていた人たちは、竣工式には顔を出していない。

建設時にすでに数千か所のひび割れが起きていたからだ。

顔を出すことで、その後の責任を追及されたら困ると考えたのだろう。  

 

中国の水文学・河川工学者で清華大学水利系教授だった故・黄万里(こう・ばんり)氏は、三峡ダム建設時からと述べていた。  

 

ダムは1993年に着工、2009年に完成したのだから10年は持った。

しかしそれから先はどうなるのだろうか。

 

どうも早急に造ったせいで、コンクリートに溜まる熱を十分に冷やすことができていなくて、ひび割れたのではないだろうか。  

 

このダムはものすごい大きさで、ダム堤から水の溜り始める位置まで約500kmある。

東京から500kmと言えば京都の手前まで、もしくは東北新幹線なら東京から新花巻駅付近までになる。

そこまでがダムのバックウォーターの範囲になるのだ。

 

貯水容量は222億トン(日本最大容量の奥只見ダムの37倍)もある。  

 

そして考えてもらいたいのが、ダムのために溜まる土砂はどこに溜まるかということだ。

 

たいてい土砂は流れが止まったところに溜まるから、ダム堤の反対側500km先に堆積する。

その堆積した土砂を取り除くのも大変だ。

 

しかし、たいていの世界中のダムはそんなことは考えてもいない。

 

・・・・・

 

 

三峡ダムがこのまま土砂を貯め続ければ、取り返しのつかないことになる

 

現在の時点で、ダム貯水湖に堆積している土砂は19億トンと推定されている。

 

大河である長江の水流は、今ならこれらを海まで運ぶ力を持っている。

 

しかしこのままダムが土砂を貯め続ければ、30年後には土砂の堆積量は40億トンを超えるとみられる。  

 

・・・・・

 

 

中国・河南省で起きた「世界最大」のダム決壊事故

 

近代からのダム建設はせいぜい100年程度しか歴史がない。

 

しかもその歴史の中で、すでにたくさんのダム決壊の記録がある。

 

・・・・・

 

 

水深の深いダム湖が引き起こす「ダム誘発地震」

 

イタリアのバイオントダムの事故は日本に示唆的だ。

 

これは切り立った山を利用して建てられ、水位が400mを超すような深いダムだ。

 

ところがダム湖に水を入れ始めると、地域に群発地震が起きた。  

 

施主の電力会社は政府や御用学者に相談したが、「水位とは関係ない」との答えだった。

 

そのため、さらに水を貯水していった。

 

そして水位をさらに上げると、周囲の山が地滑りを起こし、湖面に崩れ落ちた。

 

落ちた山は「山津波」を起こし、山津波はダム堤を150mも高く超え、麓の村を人口約2000人以上とともにすべて流し去った。  

 

ダム湖の深さが100mを超えると、湖底には11気圧を超える圧力がかかる。

それによって地震を引き起こしたり、逆に水の接着効果で安定させたりする。

 

このような地震のことを「ダム誘発地震」と言い、国際的には常識になっている。  

 

しかし、日本でだけは、さまざまな「ダム誘発地震」を認めていない。

 

他国と比べると超巨大な貯水量を持つダムが少なく、他の地震の要因もあり区別が明瞭でなく、他の要因の地震と区別しにくい点もあって、ごまかしたままだ。  

 

意外なのは、日本でダム誘発地震の可能性が高いのが「黒部ダム」で起きた群発地震であることだ。

 

黒部ダムは1963年に完成した総貯水量2億トン、高さ186mあるダムだが、20168月末から400回を超える群発地震を起こした。  

 

ダムと地震との関係では、深さが100mを超えるダムで水深を上下させた時に起こることが多く、ダム湖底の地盤につながる浅い地層で起こることが多い。

 

総貯水量よりも水の気圧に大きく関係するのが水深であり、大きなダムであることよりも、水深の深いダムであることが影響する。  

 

中国で起きた8万人の犠牲者を出した四川大地震も、また、「紫坪鋪(しへいほ)ダム」により地震が誘発されたのではないかと疑われている。

位置的に長江に近い。

 

そして紫坪鋪ダムの堤高は堤高156mで、三峡ダムは146mとなっている。

地質も変わりなく、同様のダム誘発地震の危険がある。

 

 

地震によって、八ッ場ダムが貯めた大量の水が都心部へと流れ落ちる!?

 

バイオントダムのような事故は日本でも起こり得る。

 

例えば八ッ場ダムの周囲は同じ高さの山に囲まれている。

 

これは浅間山の噴火による土砂が積もった地域を、長年の間に水が渓谷を刻んだからだ。

 

・・・・・

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/5369c588ec55128bf44211916767dc5c6d47c645 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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