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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20223121923分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

設置者や管理者が分からない橋が全国の河川で見つかっている。

多くは1970年代前半までの高度経済成長期の宅地開発に伴い、地元企業や住民が自前で架けたとみられるが、補修や点検がされないまま放置されているものが多い。

老朽化や災害で破損する危険があるものの、自治体は所有権との兼ね合いで容易に撤去できず、対応に頭を悩ませている。

「この橋の所有者の方は下記にご連絡願います」。

2月下旬、川崎市の閑静な住宅街を流れる小さな川を訪ねた。

50メートルおきに架けたコンクリート製の橋の間に、鉄製の小さな赤い橋が2本あった。

いずれも長さ約5メートル、幅12メートルほどで、さびが目立ち、何カ所も穴が開いていて、今にも崩れそうだ。

2本はいずれも管理者が分かっていない。

市は2年半ほど前、橋のたもとにフェンスを設置して通行できないようにし、所有者を探しているが、橋自体は手つかずのままだ。

近所の50代女性は「フェンスの隙間から子どもが入り込んだら危ない。早く撤去してほしい」と気をもむ。

ただ、川崎市の担当者は「所有者が見つかるかもしれず、勝手には撤去しづらい」と語る。

管理者不明の橋は各地で問題になっている。

宮崎県の2017年の調査では、1級および2級河川に架かる県内4390の橋のうち、348本で管理者が分からなかった。

担当部署は道路やダムの維持管理など様々な業務を抱えており、古い橋は設置経緯が分かる資料も少ない。

担当者は「探すのには長い時間がかかる」と話す。

滋賀県も、20年度末時点で1級河川に架かる8724の橋の25%2250本で管理者が見つかっていない。

17年度末の2593本から減ってはきているが、管理者の特定作業は難航している。

同県草津市では13年、1級河川に架かる橋が老朽化し、コンクリートパネルの隙間から自転車が落下し破損する事故が起きた。

管理者が確認できず、自転車の所有者が県に損害賠償を求める民事調停を申し立てたが、県は「管理していないので応じられない」と主張。
所有者は調停を取り下げた。

自治体に勤務経験がある野村裕弁護士は、「川の管理は自治体が行っていても、橋の設置者でない以上は責任を取るべきだとは言えない。泣き寝入りせざるをえない可能性がある」と指摘する。

12年に起きた中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故を契機に、政府は13年、河川法を改正。

1級河川と2級河川に架かる橋などの工作物は、管理者による維持修繕を義務付けられた。

だが、全国に約14千ある1級河川と約7千ある2級河川には無数の橋があり、国道や県道などに架かる大きな橋を除けば、国は全体数を把握できていない。

橋の老朽化を懸念した国土交通省は15年、自治体に管理者を把握するよう通知したが、努力義務のため、行政の対応にもばらつきがある。

千葉県は、県管理の217河川で1336の橋に設置許可を出しているが、管理者の調査は行っておらず、「管理者不明の橋がどれだけあるか分からない」(担当者)。

管理者不明の橋には予算措置を取れず、点検や修繕もできないという。

東北大インフラ・マネジメント研究センターの久田真教授(維持管理工学)は、事故を防ぐためには「自治体が管理者不明橋の把握に努めた上で、検査体制などを整えるべきだ」と強調する。

地方には橋の状態を診断する専門人材が少なく、維持管理の負担も大きいことから、「国は人材育成や点検や修繕への補助金を設けることも検討すべきだ」と話す。

 

【土木など技術系職員、地方で少なく】

管理者不明橋の対策が進まない理由の一つが人材不足だ。

総務省が各自治体の職員数や配置を調べたところ、20214月時点で、土木技師と建築技師を合わせた技術系職員は全国の市区町村で約7万人。

5年前から1529人増えたが、技術系職員が一人もいない市町村も430あり、全体の約4分の1に及ぶ。

公益財団法人日本都市センターが19年、全国815市区を対象に行った調査では、回答のあった186市区のうち7割超の134市区で技術系職員の定員を確保できていなかった。

うち8割以上が「応募者が少ない」ことを理由に挙げた。

民間企業の採用が早まる中、人材確保に苦戦する自治体が目立つ。

同じ調査では、技術系職員が担うインフラの点検や修繕について、回答した市区の9割以上が今後「大幅に増える」または「増える」と答えた。

高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が進む中、適切な維持管理を担う人材の育成が急務だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE025ZO0S1A201C2000000/

 

(ブログ者コメント)

勝手橋については、つい先日、大阪府の状況などを紹介したばかりだ。
勝手橋について、なにか動きがあるのだろうか?
それとも、何か月か前に一度、勝手橋についての記事を目にした覚えがあるので、その記事の後追い報道だろうか?

 



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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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