2022年3月9日11時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本、大分両県に農業用水を供給する国営大蘇(おおそ)ダム(熊本県産山村)で目安量の10倍の漏水が発覚した問題で、農林水産省九州農政局の安全性評価委員会は8日、依然、目安の10倍の漏水が続き、原因も不明だと明らかにした。
大蘇ダムは2020年4月に本格供用されたが、漏水量が目安量(1日2150立方メートル)の約10倍に上ることが判明。
この日、熊本市で開かれた評価委によると、21年度の調査でも漏水量は1日2万1000~2万5000立方メートルと、目安の約10倍の状態が続いているという。
農政局は21年度に水中でのドローン調査や水流把握調査、潜水士による目視調査などを実施。
しかし、評価委後の記者会見で向後(こうご)雄二委員長(東京農工大名誉教授)は、「漏水が多い地点は確認できなかった。ダム全体から漏水していると思うが、原因は分からない」と説明した。
2月末時点でダムの貯水量は約261万立方メートル、貯水率約61%。
近くのせきからの取水量を増やしたため、貯水量、貯水率とも1年前の倍近くになったが、農政局によると、水田農家からは「水を張る時期には水が足りなくなる」との声も上がっているという。
農政局の担当者は、「漏水の原因究明は農業用水確保のためにも必要。22年度も調査していく」と語った。
https://mainichi.jp/articles/20220309/k00/00m/040/083000c
3月9日20時0分にNHK大分からは、平成17年の完成後に大量の水漏れが確認され追加工事を行ったが、まだ大量に漏れているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
竹田市などに農業用水を供給するため国が熊本県に建設した大蘇ダムで大量の水漏れが確認された問題をめぐって、九州農政局は水漏れの原因を依然不明とする調査結果をまとめました。
大蘇ダムは竹田市などに農業用水を供給するため、国が熊本県産山村に建設しました。
平成17年に完成後、大量の水漏れが確認されたため追加の工事を行い、おととし4月から本格運用が始まりましたが、その年の11月に再び、大量の水漏れが起きていることが明らかになりました。
九州農政局は今年度も引き続き、1億7000万円かけて潜水調査や地下水位の観測を行うなどして、水漏れの原因について調査を行い、このほど結果を取りまとめました。
農政局によりますと、今も一日に2万1000トンから2万5000トンの水漏れが起きていることが分かった一方、明らかに多く水漏れしている部分は確認されず、大量の水漏れの原因は特定できなかったということです。
九州農政局は、来年度も水漏れの原因の調査を続けることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20220309/5070012157.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。