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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022381729分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

皆さんが日々通る橋が、どこが管理しているのかハッキリせず、補修や点検が十分にできていないとしたら…。
そんな「放置されている」橋が、実は数多くあります。

大きな被害にもつながりかねない実態をツイセキしました。

 

■「勝手橋」は大阪にも… 壊れるたびに補修して

「勝手橋」と呼ばれる橋が各地に点在しています。
設置者がわからず、誰が管理しているのかもはっきりしません。
鉄パイプや鉄板で周辺住民が作った貧弱な構造のものが多くみられます。

その多くは許可を得ずに“勝手に作られた橋”なので、「勝手橋」と呼ばれます。

渡るのに多くの人が利用していますが、事故があったときや、壊れたときに誰が責任をとるかは決まっていません。

全国で確認されている勝手橋。
大阪にも複数存在しているというのです。

取材班が向かったのは大阪・河内長野市。
田畑が広がるこの一帯に「勝手橋」があるというのです。

地元の方に聞き込みをすること1時間。

【記者リポート】:

「これですかね?おそらく、これだと思います。」

見つかったのは、長さ8メートル、幅2メートルほどのコンクリート製の橋。
所々が欠けていて、下から見ると、支えている木材は腐り、むき出しになった鉄骨は、さびてしまっています。
かなり危険な状態に見えます。

さらに、この橋から300メートルほど先にも、同じような橋が… 。

いったい、誰が作ったのでしょう。

通りかかった人のなかに、橋の歴史を知る人がいました。

【地元住民】:

「山を開発した時に、この橋もかけたんだと思います。
大昔ですよ。
古い電柱もらって、何本か車がギリギリ通れるように渡した。
それをコンクリートで固めた。
ここを通らないと、畑に行けない」

橋ができた正確な時期は分かりませんでしたが、地元の人が農作業のために作ったという、これらの橋。
壊れるたびに補修していて、現在の形になったそうです。

橋が壊れたまま放置されれば、土砂などをせき止め洪水になる危険性があり、大阪府は設置者や管理者を探しています。

調査を進めると、市街地でも、管理者がわかっていない橋があることが分かりました。

 

■街中にかかる橋が40年以上に渡り放置!? 理由は…

吹田市にある一見普通の橋。
この橋も、市は管理していないというのです。

地元の人に話を聞いてみると・・・

【地元の住民は】

Q:あそこの橋は管理者が分かっていない?

「あぁそう、私たちは吹田市だと思ってるよ。ここが吹田市だから」

Q:吹田市が管理者ではないですが…

「そしたら茨木市に聞いたらいい。
この川を管理しているのは茨木市だから」

Q:茨木市でもないようです

「えぇ?ほんと」

地元の人によると、40年以上前から放置されていたというこの橋。
通行の危険性などはないのでしょうか?

橋の専門家の米田教授に見てもらうことに。

【近畿大学・米田昌弘 名誉教授】:

「こういう形でやってるんですね。
古い構造ですね。
50
年ぐらいたってるんでしょうか。
鉄筋部分がさびると、コンクリートが落ちてしまう」

コンクリートのひび割れなどから空気や雨が入ることにより、なかの鉄筋がさびて、橋の強度が落ちることにつながります。

そのまま放置すると、橋が崩落するなど重大な事故にもなりかねません。

【近畿大学・米田昌弘 名誉教授】:

「今すぐ落ちるということはないけど、できるだけ早く、どこかの段階で対策を講じた方がいいなと」

このほかにも、管理者が不明な橋は暮らしの中に溶け込んでいます。

一見すると、頑丈な作りにみえるこれらの橋、誰が作ったのでしょうか?

そのヒントが堺市にありました。

【記者リポート】:

「この比較的新しい橋も管理者が明らかになっていない橋なんですが、橋の側面には、大阪府が設置したことがわかる板がついています」

 

■大阪府が設置しても「管理者」は不明…

なんと、橋には“大阪府”が設置したという記載が。

なぜ管理者が不明なのでしょう?
担当者に聞いてみると…

【大阪府都市整備部河川室・小澤 課長補佐】:

「洪水等の災害を防止するために、河川を広げたりなどの改修工事が多く行われていた。
引き続き往来ができるよう、元々設置されていた橋を府のほうで作りかえたという経緯がある」

担当者によると、災害を防ぐため、幅を広くする工事などを実施。

元々あった橋を、住民のためにと新しく作り直した時に、どこが管理するかを市町村と話し合うことなく、そのままになってしまった・・・ということなのです。

 

■大阪の「未引き継ぎ橋」121本 どうする?

2018年に府が調査した結果、府内の管理者不明の橋は424
そのうち、府が市町村に引き継がなかった橋は“121”もあることがわかりました。

大阪府は管理主体を移管すべく市町村と交渉を続けていますが、ネックになっているのは、劣化が進む橋の多大な修繕費用。

府内最多の34の橋を抱える堺市との交渉も難航しています。

【堺市 建設局 担当者】:

「今のまま引き継ぐと、すぐ先に大きな(修理のための)お金が生じることが十分考えられるので、大阪府にも橋の改修という点を進めていただきたい」

このように、堺市は修理費を大阪府に出してもらいたいと考えています。

しかし大阪府に、責任を引き受ける姿勢は見られません。

住民のために、橋を作り直したのは大阪府です。

その時に、管理の引き継ぎをしなかった大阪府に落ち度があったのではないか、大阪府に聞きました。

【大阪府都市整備部河川室 小澤 課長補佐】:

Q:当時、引き継いでない方が悪いという意見もあるが?

「その指摘については私たちも真摯に受け止めなければならない。
しかし、住民の利用という実態からいくと、市町村が管理するのが適当」

「市町村が管理すべき」という府に対し、「引き継ぐ前に改修を求める」堺市。

大阪府は、引き継ぐまでの間、事故や補修が必要になれば対応するとしていますが、責任の所在は不透明なままです。

住民が安心して通れるよう、一刻も早く市町村への“橋”渡しが急がれます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ae1a56c3c4aaa4860aed0242a721816d3cb306e

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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