2020年1月25日6時25分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
メーカー指定以外の純正ではないリチウムイオン電池を使って異常に発熱するなどの事故が増えているとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。
NITEによりますと、電池が突然発火するなどリチウムイオン電池を使った製品の事故は、去年1年間で286件報告されていて、このうちメーカー指定以外の電池の事故は少なくとも54件と、前の年の8件から大幅に増えています。
充電式の掃除機や電動工具を使用する際に、インターネットなどで販売されているメーカー指定以外の電池を使っていたケースが多いということで、中には充電中に電池が発火して足をやけどしたケースもあったということです。
事故が起きた電池の中には、製造メーカーや販売業者の連絡先が分からないものや、発火や異常発熱につながる過充電などを防ぐための安全装置が正常に働かないものがあったということです。
NITEは、電池を購入する際には製品に対応しているかどうかなどを確認するとともに、充電ができなかったり異常な発熱があったりした場合は、すぐに使用を中止するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200125/1000042999.html
以下は、今年1月23日付けでNITEのHPに掲載されていた当該記事。
『急増!非純正リチウムイオンバッテリーの事故 ~実態を知り、事故を防ぎましょう』
リチウムイオンバッテリー(以下「LIB」という。)は、スマートフォンやノートパソコンなどの電子機器だけでなく電動工具や電動アシスト自転車など幅広く製品に使われています。
また、使用の広がりとともに、製品事故は毎年増加しています。
こうしたLIBの事故の実態を解説し、事故を防ぐためのポイントを挙げて注意喚起します。
2014年度から2019年度※1の間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報※2では、LIBを搭載した製品(以下「LIB搭載製品※3」という。)の事故は合計982件※4ありました。
製品別では、モバイルバッテリー、ノートパソコン、スマートフォンの事故が多くを占めています。
2018年度から2019年度にかけては、充電式の電気掃除機や電動工具の事故が急増しています。
事故の多くは、事業者の指定する純正バッテリーではなく非純正バッテリー※5で発生した火災事故です。
非純正バッテリーの事故は初回充電時や購入後1年未満に多く発生しています。
2018年度まで事故の発生件数が増加していたモバイルバッテリーは、電気用品安全法の規制対象となったことなどから、2019年度の事故発生件数は2018年度よりも同月比で減少はしていますが、引き続き発生しています。
より良い製品を選び、事故を未然に防ぎましょう。
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https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2019fy/prs200123.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。