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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201910181742分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の大雨では、埼玉県春日部市にある「地下神殿」とも呼ばれる世界最大級の地下放水路が浸水の被害を大幅に軽減する役割を果たしました。

春日部市にある「首都圏外郭放水路」は、埼玉県東部の水害対策のために国がおよそ2300億円かけて建設しました。


近くを流れる5つの川から取り込んだ水をいったん放水路にためて、ポンプを使って川幅が広い江戸川に排出して、氾濫を防ぐ仕組みです。


長さが6.3キロと世界最大級の地下放水路で、水をためる巨大な水槽は、59本の柱がそびえ「地下神殿」とも呼ばれています。


江戸川河川事務所によりますと、今月12日の午前11時半から地下の水槽に水が入り始め、午後7時前には巨大な水槽から江戸川に排出を始めたということです。


一時的に貯水した量は、およそ1200万立方メートル、東京ドーム9杯分に達し、施設が完成した平成18年以降3番目に多かったということです。


河川事務所によりますと、この放水路をはじめ4つの施設が稼働したことなどで、今回と同じ程度の雨量を観測した昭和57年の台風18号と比べて中川と綾瀬川流域の県内24の自治体の浸水被害は、以前の20分の1以下に減ったということです。


首都圏外郭放水路管理支所の高橋支所長は「江戸川の水位があと1メートル高ければ排水できず緊迫する場面もあったが、地域の浸水被害を軽減することができて安心した」と話していました。


首都圏外郭放水路について、河川の氾濫や防災に詳しい埼玉大学の田中規夫教授は「河川が決壊するなどして住民が危ないと思った時には、市街地で水があふれる『内水』氾濫で避難できないこともある。放水路は、『内水』を逃がすために効果的だった」と指摘しています。


田中教授は、首都圏外郭放水路をはじめ、複数の放水路と遊水池が、埼玉県東部や低地にある東京・江戸川区や葛飾区などの浸水被害を抑える効果があったと分析しました。


そのうえで、首都圏外郭放水路のような施設があるからといって洪水は起きないと安心せず、地域のハザードマップなどを確認し、避難など適切な行動をとることが必要だとしています。


また、大規模な施設だけでなく、建物や道路の地下を遊水池として活用するなど対策を強化する必要があるとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20191018/1100006919.html 

 

 

1019954分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の上陸から19日で1週間。

 

大落(おおおとし)古利根川、中川など中小河川が多い埼玉県春日部市では、「首都圏外郭放水路」が効果を発揮し、大規模な浸水被害はなかった。

 

放水路は地下50メートルで全長約63キロ。

つながる河川の水量が基準を超えると立て抗から水が流れ込み、調圧水槽(長さ177メートル、幅78メートル、高さ18メートル)に集められて巨大なポンプで江戸川に流される。

 

水槽内の巨大な柱は「地下神殿」と呼ばれて人気を集めている。

 

国土交通省江戸川河川事務所によると、ポンプは12日午後650分から運転。

15日午後3時過ぎまで東京ドーム9杯分に相当する約1151万立方メートルの水を排水した。

施設ができた2006年以降、3番目の多さだった。

 

周辺地域は水がたまりやすいくぼ地だが、放水路の完成後は「浸水被害が飛躍的に減った」(地元住民)と言われている。

 

https://mainichi.jp/articles/20191019/k00/00m/040/052000c

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像中の3コマ。

 





 

 

 

 

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20191018845分に高知新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

求む、避難棚―。

 

高知市桟橋通6丁目の市立動物園「わんぱーくこうちアニマルランド」の猛獣たちが、津波からの避難場所を求めている。

 

園は本年度、ライオンなど3カ所の展示スペースに予想される津波より30センチほど高い避難棚を設置する計画で、設置費に充てるための寄付を17日から募っている。
 
高知港に近い「わんぱーくこうちアニマルランド」は南海トラフ地震で最大約2・7メートルの津波や長期浸水が予想されている。

 

展示中に地震が発生した場合、職員が猛獣類を展示スペースから寝室に収容するか、収容できなければ施錠を確認して避難する決まりだが、いずれにせよ猛獣はおぼれ死んでしまう可能性が高い。
 
このため昨年度、スマトラトラのおりに約100万円で高さ3メートルの避難棚を設置。

「上って涼むなど生活環境向上にもなっている」(吉沢園長)としてライオン、ジャガー、ツキノワグマのおりにも設置することを決めた。
 
設置が完了すれば、地震時に猛獣を収容する職員の作業が省ける上、動物が生き延びる可能性も高くなる。
 
設置費用約400万円のうち100万円を寄付で賄う。

寄付者にはオリジナルポストカードを贈り、金額に応じて棚のお披露目会に招待する。

寄付者は税控除も受けられる。
 
吉沢園長は「最終目標は津波の来ない場所への園の移転だが、できることからやっていく。今は、ほとんどの動物を守る対策ができていないので、寄付を募ることで多くの人に現状を知ってもらいたい」と支援を呼び掛けている。
 
寄付は12月16日までふるさと
納税サイト「ふるさとチョイス」のクラウドファンディングのコーナーで受け付ける。

問い合わせは「わんぱーくこうちアニマルランド」(088・832・0189)へ。

 

https://www.kochinews.co.jp/article/317265/

 

 

10201742分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

「わんぱーくこうちアニマルランド」(高知市桟橋通6)で、動物を津波から守るため避難棚の設置が進んでいる。


展示スペース内の高さ3メートル以上の場所に設け、いざという時に猛獣に駆け上がってもらう。

 

市はふるさと納税制度を利用したクラウドファンディング(CF)を用いた資金調達を始めた。

 

わんぱーくこうちは高知港近くに位置し、3月末現在、約100種類600点の動物を飼育している。

 

市によると、南海トラフ巨大地震の発生時に最大約27メートルの津波浸水が予測されている。

そこで今年2月、動物の命を守るため、避難棚の設置を始めた。

スマトラトラの展示スペース内に設置すると、気に入った様子で避難棚の上にいる姿が見られるという。

 

今回設置するのはライオン、ジャガー、ツキノワグマの3カ所。

肉食や雑食の大型獣でエサがなくても比較的長期間耐えられることや、他の動物園から預かっている動物もいることから選ばれた。

 

設置には400万円が必要で、実情を広く知ってもらおうと、100万円をCFで調達。

残り300万円は市でまかなう予定という。

 

CF1216日まで受け付け、来年3月までに避難棚を完成させる。

寄付をした人には、わんぱーくこうちの動物の写真が入ったポストカードを贈る。

また、1万円以上を寄付した人は、完成した避難棚を間近で見られる完成お披露目会に参加できる(先着100組)。

 

吉澤園長は「動物たちを救うためにプロジェクトを成功させたい。ご協力をお願いします」と呼び掛けている。

問い合わせは、わんぱーくこうち(0888320189)。

 

https://mainichi.jp/articles/20191020/k00/00m/040/047000c

 

 

 

 

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201910172316分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が解説図付きでネット配信されていた。

 

台風19号により、21都県の住宅約39000棟(17日午後2時半現在)が床上・床下浸水した。

 

甚大な浸水被害があった長野市や宮城県丸森町などでは、洪水時の浸水想定区域を示すハザードマップと今回の浸水区域がほぼ一致している。

 

一方、住民の間では十分に浸透しているとは言い難い。

 

専門家は行政に周知方法で工夫するよう求めるとともに、住民にはマップを活用して避難計画を立てるよう呼び掛けている。

 

 

【「重要性感じた」 「知らずに怖い思いした」】

 

千曲川の堤防が決壊して大規模に浸水した長野市では、市が「1000年に1回程度の降雨」を見込んで作ったハザードマップと実際の浸水区域がほぼ同じだった。

 

ハザードマップには土砂災害や地震を想定したもののほか、河川の氾濫を予想したものがある。

浸水の範囲を深さに応じて色分けし、避難所の場所も示した地図で、市町村などが作る。

 

長野市は最近、千曲川の流域で2日間に平均396ミリと膨大な雨が降ったと想定した最新版を作製。

被害が予想される地域で今夏に全戸配布したばかりだった。

市のホームページ(HP)でも公開している。

 

国土地理院が発表した今回の浸水区域(推定)とマップを比べると、堤防が決壊した西岸は同じように浸水していた。

 

北陸新幹線の車両が水につかった長野新幹線車両センターの周辺は、マップでも浸水が最も深い場所だった。

 

今回、決壊地点近くの2日間の平均雨量は186.6ミリ(速報値)と想定の半分程度で、雨量がさらに大きければ被害が拡大した可能性がある。

 

決壊地点がある穂保(ほやす)地区に住む芝波田(しばた)さん(男性、66歳)はかつて地元で区長(町内会長)をしており、マップの存在を知っていた。

 

地区には12日午後1140分に避難指示が出され、13日午前0時には近くの観測所で千曲川の水位が氾濫危険水位を超えた。

 

周囲が騒がしくなり、危険を感じた芝波田さんは同1時ごろ、同居する母親(97)を連れて避難所へ逃げた。

 

家は床上浸水で済んだが、市内では2人が亡くなった。

押し寄せた水から逃げ遅れた可能性がある。

芝波田さんは「マップを見ていないと、どこに逃げたらいいか分からない。マップの重要性を感じた」と話す。

 

町の中心部が水につかった宮城県丸森町も、2015年に作製して全世帯に配ったハザードマップと台風19号による浸水区域がほぼ一致した。

ただ、浸水の仕方は想定と微妙に異なっていた。

 

町では、役場がある中心部と北部の間を流れる阿武隈川の北側堤防が決壊すると想定。

北部の被害が大きいと予想し、民家が多い場所は35メートル浸水するとみていた。

 

今回、阿武隈川の堤防は決壊しなかったが、中心部に近い支流の内川と新川の合流付近で堤防が決壊。

中心部には山側からも雨水が流れ込み、排水ポンプの処理能力を超えて内水氾濫が起きた。

 

北部は10センチ程度の浸水だったものの、中心部はほぼ全域が水につかった。

 

町内全域に最高警戒レベルの「災害発生情報」が発令され、町民に避難が呼び掛けられたのは12日午後750分。

ただ、ハザードマップを知らず、逃げ遅れた人もいた。

 

会社員の菅野さん(女性、58歳)は「マップがあるのを知らず、あの日は自宅にいた。水が家の2階の階段まで迫り、怖い思いをした。マップを知っていれば、行動も変わっていたかも」と話す。

 

小学校に避難した大河内さん(女性、78歳)もマップは配られた際に見たものの、今回改めて見直すことはなかった。

「避難の指示もマンネリ化して、よその地域の避難のニュースをテレビで見るなどしていた。今回の被害は、まさに青天のへきれきだった」と振り返った。

 

町内では今回、多数の死者・行方不明者が出ているが、その多くが周辺部の山間地域。

土砂崩れで住人が巻き込まれたとみられる。

 

町も土砂災害は予想していたが、雨で地盤が緩んだ後に起きると予測しており、今回のように一度の雨で発生したのは想定外だったという。

 

担当者は「ハザードマップの周知には努めたいが、想定通りに被害が起きるとは限らない。危険性を町民に認識してもらうにはマップだけでは十分ではなく、他の方法も考えないといけない」と話した。

 

 

【江戸川区「 ここにいてはダメです」のインパクト】

 

命を守るためにハザードマップの周知が課題となる中、認知度を向上させた例がある。

東京都江戸川区が5月、新たに発表したマップだ。

 

表紙に描かれた江戸川区の地図に「ここにいてはダメです」とインパクトのある言葉を記し、千葉や埼玉、東京西部など区外への広域避難を呼び掛けている。

 

江戸川区は東は江戸川、西は荒川に挟まれ、南は海。区面積の約7割が、満潮時の水面より低い「ゼロメートル地帯」だ。

 

避難者の受け入れ先が決まっていない状態で区外に避難を促すことに「行政の責任放棄」という指摘も出ているが、区防災危機管理課の本多課長は「情報を正しく理解してもらい、広域避難を考えてもらうための思いを込めたフレーズ」という。

水害リスクを隠さず、「お役所」らしくないフレーズが反響を呼んだ。

 

台風19号では結果的に区内は大きな被害はなかったが、「今回の台風は危ないの?」「どこに逃げれば?」などとする問い合わせの電話が区に相次いだ。

本多課長は「水害リスクの周知は進んでいる」と実感している。

 

ハザードマップを巡っては、昨年7月の西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備(まび)町地区でも実際の浸水区域とほぼ一致していた。

 

行政依存の防災からの転換を訴えてきた東大大学院の片田敏孝特任教授(災害社会工学)は「どんなに分かりやすいハザードマップを作っても、見るつもりがなければ無用の長物」と指摘。

 

その上で「今はハザードマップの精度も高くなり、極めて有効。行政側も単に公表するだけでなく工夫が必要だが、何より住民側が『災害は自分たちに起こる問題』と思い、主体性を持って行動することが重要だ」と強調する。

 

三重大大学院の川口淳准教授(建築構造・地域防災)は「最悪のリスクを認識し、空振りを恐れずに浸水域外へ避難してほしい」と指摘している。

 

https://mainichi.jp/articles/20191017/k00/00m/040/335000c

 

 

1018日付で信濃毎日新聞からは、長野市の浸水区域とハザードマップの一致状況に関し、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

台風19号による大雨で甚大な被害が出た長野市の浸水範囲が、四つの被災エリアの合計で1500ヘクタール余に上ることが17日、市の調査で分かった。

 

千曲川の堤防が決壊した穂保や豊野など市東北部が916ヘクタールに上ったほか、千曲川が越水した篠ノ井エリアが359ヘクタール、松代エリアが156ヘクタール、若穂エリアが80ヘクタールだった。

今回のそれぞれの浸水範囲は、市が「千年に1回程度」の降雨を想定して作った「洪水ハザードマップ」の浸水想定区域とほぼ一致。

今回の被害は想定上の「最悪」に近い状況だったことも分かった。

調査は市河川課が13、14日に実施。

小型無人機ドローンを使って、低空から被災エリアを撮影しながら確認したほか、市職員が現地を歩いたり近隣に住む職員から情報を得たりして調べた。

 

同課担当者は「市のハザードマップと合わせると、浸水範囲はほぼ一致した」と分析している。

国土交通省北陸地方整備局によると、ハザードマップの基になる浸水想定区域は同省が市町村に提供した。

 

過去に流域で観測された大雨の地点と降水量、時間などを基に、48時間で396ミリの雨が降った場合を想定。

複数の観測事例に当てはめて予想し、最大の被害を浸水想定区域として反映させた。

 

長野市は今年7月にハザードマップとしてまとめ、8月から浸水想定区域の各戸に配布し、市ホームページでも公表した。

台風19号は、東北信地方の広い範囲で大量の雨が降った。

気象庁によると、県内のアメダス観測点で13日までの48時間の期間最大雨量は、南佐久郡北相木村で観測史上最多となる411・5ミリを記録。

上田市鹿教湯、佐久市、北佐久郡軽井沢町、上高井郡高山村の4カ所で300ミリを超え、軽井沢町を除く3カ所は観測史上最多を更新した。

 

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191018/KT191017ATI090036000.php 

 

 

 

 

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20191017192分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の豪雨のため千曲川が氾濫し、被災した住民が復旧作業に追われる中、泥に漬かり使用できなくなった災害廃棄物をめぐり混乱が生じている。

 

長野市などは、指定した仮置き場に、9種類に分別して搬入するよう、市のホームページなどで周知を図っているのに対し、被災者には「もっと柔軟にできないか」などとの不満の声が。

 

ただ、きちんと分別されていないと、可燃物などによる火災発生のリスクも懸念されるため、市などは粘り強く、被災者の理解を得たい考えだ。

 

長野市は、千曲川の氾濫を受け、豊野東山第1運動場など市内3カ所を仮置き場に指定。

須坂、飯山、千曲3市などもそれぞれ指定している。

 

長野市などでは、環境省を通じて職員の派遣を要請し、現在、石川県をはじめ名古屋市などから来県した職員が仮置き場で働いている。

 

16日から災害廃棄物の受け入れが始まった豊野東山第1運動場では、棚やゴザ、流し台などを荷台に積んだ軽トラックなどが数珠つなぎの列を作っていた。

スピーカーからは、きちんと分別するよう案内が流れている。

 

ある男性は「災害廃棄物の持ち込みは、量が多くて数回になる」と話す。

きちんと分別をしていては時間をとられ、復旧作業がはかどらないと不満を口にしていた。

順番待ちにも「こんなに時間がかかっては…」といらだっていた。

 

市は、災害廃棄物を持ち込む被災者に対し、計9種類に分別することを求めている。

 

具体的には、コンクリートなどの不燃物、灯油やガソリンといった危険物、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電、タイヤなどで、事前に分別していない被災者は、仮置き場の職員から指示を受けて、その場で分別している。

 

紙や衣類などは本来、可燃物扱いとされるが、水や泥に漬かってしまうと、可燃混合物の扱いになるといった災害時に特有の対応も必要となっている。

 

16日に開かれた県災害対策本部で、出席した環境省職員が災害廃棄物の分別の徹底を要請した。

 

廃棄物の中には、灯油なども含まれているため、分別が不十分だと火災が発生する恐れがあるうえ、ネズミが寄りつくような事態になれば、衛生上の問題も招きかねないと指摘した。

 

分別されないと、処理業者が限られ、結果的に仮置き場からの撤去に遅滞が生じるとの懸念も示した。

 

行政側は、分別されないことで、仮置き場周辺の住民に迷惑がかかる事態を回避したい。

だが、被災者は、災害廃棄物をスムーズに処理し、復旧作業を少しでも進め、いつもの日常を取り戻したい。

 

分別をめぐっては、双方の相互理解が求められている。

 

長野市生活環境課は「市のホームページなどで分別方法を確認したうえで、疑問点があれば、問い合わせてほしい」と話している。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191017/afr1910170031-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

大規模災害では、いつも災害廃棄物の処理が問題になる。

 

今回も、上記報道以外に多数、災害廃棄物関連の報道があるが、それらは紹介を割愛する。

 

ちなみに以下は、ブログ者の目に留まった報道。

 

災害ごみとの闘い「とにかく早く回収を」 被災車両通行の妨げ

2019/10/17 09:20  福島民友)

https://this.kiji.is/557365013367587937?c=39546741839462401 

 

【台風19号】災害ごみ街中に山積み 分別で回収に手回らず

10/17 9:29 下野新聞)

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/233188 

 

災害廃棄物、復旧の妨げ 台風19号から1週間

2019/10/19 10:08 福島民報)

https://www.minpo.jp/news/moredetail/2019101968683 

 

 

 

 

 

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201910172244分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後420分ごろ、大阪市住之江区南港南6の物流会社「M急配」の新南港物流センターから出火し、鉄骨平屋建ての倉庫約1400平方メートルを全焼した。

 

火は約2時間半後にほぼ消し止められ、けが人はいなかった。

 

敷地内で燃やしていた枯れ草から燃え移ったとみられ、大阪府警住之江署が詳しい出火原因を調べている。

 

住之江署などによると、倉庫には冷凍食品が保管されていた。

倉庫の北側では同社の関係者が枯れ草を集めて燃やしていたという。

 

現場は大阪メトロ南港ポートタウン線(ニュートラム)南港東駅から西約25キロの倉庫や工場が建ち並ぶ地域。

 

https://mainichi.jp/articles/20191017/k00/00m/040/327000c

 

 

1017176分に読売テレビからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防などによると、フォークリフトで荷物を運ぶ際に使う、プラスチック製のパレットなどが燃えているという。

 

https://www.ytv.co.jp/press/society/46774.html 

 

 

10172138分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪府警住之江署によると、当時、センターの倉庫内では約20人が食品の仕分け作業にあたっていた。

 

燃やしていた枯れ葉が何らかの原因で倉庫に燃え移った可能性があるとみて同署が詳しい出火原因を調べる。

 

倉庫で勤務するアルバイトの女性(30)は「倉庫内で作業していると焦げた臭いがした。倉庫から外に飛び出すと、大きな火と黒煙があがっており、とても怖かった」と話した。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191017/afr1910170046-n1.html

 

 


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201910181227分にFNN PRIME(鹿児島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午後、南九州市の養鶏場で掘削作業中に地盤が崩れ、作業員の男性(35)が土砂に埋まり、死亡しました。

 

警察によりますと17日午後1時20分ごろ、南九州市知覧町東別府の養鶏場でニワトリのえさ用の飲み水に使う井戸を掘削中に地盤が崩れ、作業をしていた日置市吹上町和田の作業員、田野(35)さんが土砂に巻き込まれました。

 

田野さんは同僚や消防によって救出され病院に運ばれましたが、およそ3時間後に死亡が確認されました。

 

現場の地盤は掘削中に5、6メートルほど崩れたということで、田野さんのほかに同僚2人も土砂に巻き込まれましたが自力で脱出し、けがはありませんでした。

 

警察が事故の原因を調べています。

 

https://www.fnn.jp/posts/2019101800000001KTS/201910181227_KTS_KTS

 

 

10172232分医南日本新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

井戸を掘るためのボーリング作業中に地盤が崩落し、男性作業員3人が土砂に巻き込まれました。

現場は縦、横およそ5メートル、深さ5メートルにわたり崩落したということで、警察で崩落の原因や当時の状況を調べています。

 

https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2019101700038730

 

 

10172129分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

当時、現場では4人で掘削作業を行っていた。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20191017/5050008297.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、FNN PRIME映像の3コマ。

 





 

 

 

 

 

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201910161954分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今回の台風19号で各地で起きた浸水被害、都市部特有の要因があることが明らかになってきました。


台風19号が接近する中、東京・世田谷区野毛地区で撮影された映像では、道路から病院の地下に大量の水が流れ込む様子がわかります。


実は、この地区で、浸水が確認されたのは、近くを流れる多摩川が氾濫する6時間ほど前だったんです。


なぜ、浸水は氾濫の前に起こったのでしょうか。

 

・・・・・

 

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20191016/1000038689.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

放送内容は、以下の画面参照。

 

 

 

 

 

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201910161252分にNHK福岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

去年8月、福岡市の海で、児童養護施設に入所する中学生が課外活動中に溺れて死亡した事故で、警察は、施設のルールを無視して安全管理を怠ったことなどが事故につながったとして、引率の職員ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。


去年8月、福岡市東区の海で、朝倉市の児童養護施設に入所する中学1年生、緒方さん(男性、13歳)が、溺れて死亡しました。


警察によりますと、施設では、この日、職員や子どもたちが課外活動としてキャンプを行う予定でしたが、当日になって海水浴に変更したということです。


施設では、▼課外活動で海水浴を禁止しているほか、▼予定を変更した場合は責任者に報告することをルールで定めていましたが、引率の職員らはいずれも守らなかったということです。


警察は、施設のルールを無視して安全管理を怠り、波の高い海で泳がせたことが事故につながったとして、20代の保育士や児童指導員ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。


警察の調べに対し3人は、「海水浴を禁止していたのは理解していたが、子どもが望んだため予定を変更した。責任者に報告するとだめと言われるのでしなかった」などと容疑を認めているということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20191016/5010005851.html

 

 

10161233分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福岡県朝倉市の児童養護施設に入所していた中学1年、緒方さん=当時(13)=が昨年8月、福岡市東区の海岸で溺死した事故で、県警は16日、施設が禁止していた海水浴をさせて死なせたとして、業務上過失致死容疑で、施設の男性元講師(28)ら男女3人を書類送検した。

 

3人の書類送検容疑は昨年8月7日、施設外活動の計画を無断で変更して海岸に行き、緒方さんを溺死させたとしている。

 

県警によると、いずれも容疑を認め「子供たちが望んだ」という趣旨の供述をしている。

 

施設などによると、施設外活動には、小学1年~高校2年の計8人が参加。

元講師ら3人が引率し、海に入った数人に「危ないから戻って」と言ったが、緒方さんが波にさらわれた。

 

遊泳禁止地域ではなかった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191016/afr1910160025-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の1コマ。

 

 



 

 

 

 

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201910161117分にNHK群馬から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

来年春の完成を前に試験的に水をためる「試験湛水」が行われている長野原町の八ッ場ダムで、台風19号による大雨で急激に水位が上がり、貯水率が100%に達したと工事事務所が発表しました。

八ッ場ダムはダム本体のコンクリートの打設工事がことし6月に終了し、今月1日から試験的に水をためてダムの強度や安全性を確かめる「試験湛水」という最終工程が進められてきました。


八ッ場ダム工事事務所によりますと、今月1日の時点では、ダムの水位は標高481.5メートルの地点でしたが、15日午後6時ごろに貯水できる最高位の標高583メートルに達し、貯水率が100%になったということです。


当初、満水までは3か月から4か月かかる見通しでしたが、台風19号による大雨で今月12日から13日にかけて急激に水位が上がりました。


工事事務所によりますと、13日の午後4時ごろからは水位を調整するための放流操作が行われましたが、これまでのところ下流の自治体への影響は確認されていないということです。


八ッ場ダムでは、今後は水位をゆっくりと下げて、のり面の強度などダムの安全性を確認し、建屋などの工事を年度内に終えて、来年度から本格的な運用が始められるということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20191016/1060005687.html

 

 

10152126分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国が来春の完成を目指し、利根川上流の吾妻川で試験貯水中の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)が12日から13日にかけ、一昼夜でほぼ満水になった。

台風19号による記録的な大雨の影響。

 

ダムの一夜城のような変貌(へんぼう)ぶりに、周辺には観光客らの人だかりができた。

 

前橋地方気象台によると、ダム上流の同県嬬恋村田代で11日午後2時ごろからの48時間に、年間降水量の3分の1相当で観測史上1位の442ミリを観測するなど、記録的な雨が降った。

 

国土交通省の発表では、八ッ場ダムには11日午前2時から13日午前5時の間に約7500万立方メートルの水が流入した。

 

この結果、水位は54メートル上昇。

その後も水量が増え、15日午後6時ごろ、満水位に達した。

 

今月1日からの試験貯水では3~4カ月で満水位まで水をためる予定だったが、半月で満水になった。

 

・・・

 

https://www.asahi.com/articles/ASMBF55ZJMBFUHNB01N.html?iref=comtop_rnavi_arank_nr02

 

 

10131521分に読売新聞からも同趣旨の記事が、1011日と13日の比較写真付きでネット配信されていた。

 

国が来春の運用開始を目指し、今月1日に貯水試験を始めた八ッ場ダム(群馬県長野原町)の水位が、台風19号による大雨で急上昇した。

 

国土交通省関東地方整備局の速報によると、13日午前5時現在の水位は標高573・2メートルとなり、満水時の水位(標高583メートル)まで10メートルほどに迫った。

 

台風によるダムの被害は確認されていない。

 

今月11日、水位が急上昇する前の八ッ場ダム。

JRの旧吾妻線の鉄橋が見えるが、13日には完全に沈んだ(群馬県長野原町で)

 

八ッ場ダムでは、満水にした後に最低水位の536メートルまで下げていき、ダム本体や周辺の斜面の安全性を確かめる試験湛水が始まっている。

 

国交省は、最高水位に達するまで「3~4か月かかる」とみていたが、周辺では11日未明から13日朝までに累計347ミリの雨が降り、山間部から流れ込んだ水でダム湖の水位は約54メートルも上昇した。

 

水没予定地に残された鉄橋も11日時点では見えていたが、完全に水の底に沈んだ。

 

満水時の水位に近づいたことから、国交省は「今後は水位維持の操作に移る」としている。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191013-OYT1T50060/

 

 

10161558分に時事ドットコムからは、紆余曲折のあった八ッ場ダムだけに、その効果について国会でも取り上げられたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日の参院予算委員会で、自民党が台風19号の被害拡大を食い止めたとされる八ツ場ダム(群馬県長野原町)を取り上げ、「コンクリートから人へ」を掲げた旧民主党政権が同ダム事業を一時中止しようとしたことを皮肉る場面があった。

 

質問に立った自民党の松山政司参院政審会長は八ツ場ダムが今回果たした効果を政府に確認。

 

赤羽一嘉国土交通相は八ツ場ダムを含めた上流のダム群が機能して洪水を回避できたとし、「住民の安全な暮らしに大きく寄与する」と述べた。


松山氏はわが意を得たりとばかりに「インフラ整備はキャッチフレーズだけで語るものではなく、着実に計画的に実施することが極めて重要だ」と語り、安倍晋三首相にも答弁を求めた。


首相は「大変な財政的負担もあったが、後世の人たちの命を救うことにもなる。緊張感の中で正しい判断をしていくことが大切だ」と語った。


これに対し、国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で、「大型公共事業をやめようとマニフェスト(政権公約)に書き政権を取ったが、検証の結果、八ツ場ダムの必要性を認めて(事業を)再開したのも旧民主党政権だ」と反論した。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019101600560&g=pol

 

 

1016195分に産経新聞からも同趣旨の記事が、周辺の決壊河川が記された地図付きでネット配信されていた。

 

今回の台風19号では、民主党政権時代に建設凍結問題で揺れた八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)が効果を発揮したといえそうだ。

 

赤羽一嘉国土交通相は16日の参院予算委員会で、下流の利根川で大きな氾濫を防ぐのに役立ったとの認識を示した。

 

八ツ場ダムは調査開始の昭和27年以降、利根川流域の関東1都5県の利水、治水機能を担うため、国と群馬県が計画を推進。

 

民主党政権下で費用対効果が疑問視され、一時凍結されたが、政権交代後の平成27年に着工された。

総事業費は約5320億円に上る。

 

国交省関東地方整備局によると、来春の本格運用前に安全性を確認する「試験湛水(たんすい)」を今月1日から始めたばかりで、3~4カ月で満水になる予定だった。

 

台風19号通過後の13日午前5時の水位は標高573・2メートルで、通過前の11日午前2時と比べて約54メートル上昇。

 

最大流入量は毎秒約2500トンで、13日までに約7500万トンをため、通過後には満水まで10メートルに迫った。

 

今回、利根川水系では栃木県内7河川9カ所で堤防の決壊が確認されたが、いずれも八ツ場ダムの下流ではない別の支流だった。

 

赤羽国交相は16日の答弁で今年度中にダムを完成させる考えを強調。

貯水容量の大きさなどに触れ、「利根川流域の住民の安全な暮らしに大きく寄与する」と述べた。

 

京大防災研究所の角哲也教授(河川工学)は「今回は全く放流していないこともあって大きな治水効果を発揮した。流入量などの検証が必要だが、適切に行えば運用開始後も効果を発揮できる」と評価した。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191016/afr1910160069-n1.html

 

 

1017189分にJ-CASTニュースからは、同ダムの効果に関する識者などの見解などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

台風19号に関連し、ネット上では「八ッ場ダムのおかげで利根川が助かった」「利根川氾濫を抑えたのは間違いなく八ッ場ダムのおかげ」など、ダムを「称賛」する声が相次いでいる。

 

 一方、八ッ場ダムをめぐっては、「利根川への洪水調節効果はほとんどないものと思われる」など否定的な意見も出ている。

 

実際、どれだけ治水効果があったのだろうか。

識者らに話を聞いた。

 

・・・・・

 

ダム建設への反対運動に取り組む「水源開発問題全国連絡会」の遠藤保男共同代表によると、八ッ場ダムの治水効果は、河川の下流に行くほど「どんどん薄れる」という。

 

  「本当にどのくらい効果があったのか数値的に言うのはなかなか難しい」とした上で、「今まででわかっていることからすると、何トンぐらいの流量で放流したかにもよるが、せいぜい首都圏に対しての効果は、3パーセントぐらいしか調節した効果にしかなっていない」と指摘する。

 

・・・・・

 

環境史・土地開発史・災害史を踏まえた上での災害リスクマネジメントが専門の、立命館大学環太平洋環太平洋文明研究センター・高橋学教授は、「今回はたまたま実験貯水段階で、ほとんど空だったラッキーさもあった」と指摘する一方、「八ッ場ダムが果たした役割は評価してもいいんじゃないか」と語る。

 

・・・・・

 

https://www.j-cast.com/2019/10/17370325.html?p=all 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

空っぽに近かった大きなダムが、一昼夜のうちに満水になった。

 

政治的なことは別にして、今回の豪雨がいかにすさまじかったかを示す、一つの事象として紹介する。

 

以下はNHK映像の3コマ。

画面左側にある岩の上の木を見ると、どれほど多くの水が一気に溜まったか実感できる。

 





 

 

 

 

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201910171157分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日、下関市にある造船所で、建造中の船内で作業をしていた24歳の男性が、乗っていたゴンドラと天井の間に挟まれて死亡する事故があり、警察は、安全管理に問題がなかったかなど当時の状況を調べています。

下関警察署によりますと、16日午前11時ごろ、下関市彦島江の浦町にある三菱重工下関造船所で、市内に住む塗装工の山崎さん(24)が、ゴンドラに乗って作業中に天井に挟まれる事故がありました。


山崎さんは、市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。


警察によりますと、山崎さんは当時、建造中のフェリーの船尾近くで、長さ4メートル、幅2メートル、高さ1メートルほどのゴンドラに1人で乗って研磨作業をしていたということです。


警察は、何らかの原因でゴンドラが引き上げられたまま止まらずに天井に挟まれたものとみて、山崎さんが勤めていた下請け会社の責任者などから当時の状況を聞くなどして、事故の原因や安全管理に問題がなかったかを調べています。


事故を受けて三菱重工下関造船所の広報担当者は、「原因究明に向けた調査に全面的に協力します」と話しています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20191017/4060004056.html 

 

 

 

 

 

 

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201910151922分にNHK岩手から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山田町では、海に面した高台の住宅地に東日本大震災のあとに整備された堤防が台風の雨水などをせき止め、およそ50棟が浸水などの被害を受けたとみられています。
堤防も一部が決壊していて、町は15日から被害の調査を始めました。

山田町船越の田の浜地区では、東日本大震災の津波で被害を受けた低地部の空き地に、震災のあと、緑地や盛り土の堤防を備えた津波を防ぐための公園が整備されました。


堤防は、公園よりも高い位置にある住宅地との間に整備されましたが、今回の台風19号では、住宅地の側から流れてきた雨水などをせき止めるかたちになり、周辺の住宅およそ50棟が浸水などの被害を受けたとみられています。


なかでも、堤防に面する住宅は、東日本大震災の津波で床下まで浸水するなどの被害を受けましたが、今回の台風では多くの住宅が2階近くまで水につかってしまったといいます。
また、高さがおよそ3メートルある堤防も一部が決壊しました。


山田町では15日から住宅被害の調査を始めていて、今後、堤防が水をせき止めた原因も調べることにしています。


国土交通省によりますと、「津波防災緑地事業」は、東日本大震災の後に住宅地を津波から守るために、堤防や防災緑地、それに防潮林などを新たに整備したものです。


財源には国の復興交付金などがあてられ、実施されているのは、整備中のものも含めると、岩手、宮城、福島の3県で合わせて21か所に上ります。


このうち山田町の田の浜地区の「津波防災緑地公園」は、この地区の津波の死者や行方不明者が合わせて117人に上り、全壊や大規模半壊の被害を受けた住宅が327棟にのぼったことから、住宅の高台への移転と合わせて整備が進められました。


高台移転の跡地に整備された公園の面積は3.1ヘクタールで、さらに高い位置にある住宅地との間には8万5000立方メートルあまりの、盛り土の堤防が整備されました。


山田町の田の浜地区には、今月1日時点で271世帯664人が暮らしています。


町によりますと、津波の堤防によって雨水がせき止められるなどして、およそ50棟が浸水などの被害を受けたとみられていて、被害状況の調査が15日から始められています。


住宅や道路には泥やがれきが堆積していて、住民たちは自衛隊員と協力しながら撤去作業にあたっていました。


2階建て住宅の1階部分までが水につかったという40代の女性は、「あっという間に浸水し始めて、外に逃げる余裕はなかったので2階に避難しました。家具もほとんどだめになり、泥の片付けも見通しが立たず途方に暮れています」と話していました。


台風19号の豪雨で浸水被害が相次いだ山田町船越の田の浜地区の、佐藤さん(女性、35歳)の自宅は、堤防から内側に10メートルほど離れていますが、1階部分が3メートルほどの高さまで水がつかりました。
水はひきましたが、1階の室内は泥で汚れ、水で浮いたとみられる仏壇などが散乱していました。


佐藤さんは、68歳の父親と2人暮らしで、台風の時は父親の体調がすぐれなかったことから、2人で自宅にとどまっていたということです。


台風が岩手県に接近してきた13日の午前0時頃から異変が起きます。
近くの道路に水がたまり始めると、その後、急激に水位が上昇して1階が一気に浸水したということです。
佐藤さんは父親とともに2階に避難して難を逃れ、午前2時頃、消防のボートで救出されたということです。


佐藤さんの自宅は、東日本大震災の津波でも1階部分が浸水する被害を受け、その後、修復してこの家で父親と暮らしてきました。


佐藤さんは、「津波から住民を守るはずの設備が、結果として水害を招いたと思うので、とても複雑な気持ちです。同じことが2度と起きないよう、県や町には、防災のあり方についてしっかりと検討してほしい」と話していました。


土砂災害に詳しい岩手大学農学部の井良沢道也教授は、堤防があったことでかえって浸水被害が広がった可能性があり、十分な調査と検証が必要だと指摘しています。


井良沢教授は、「堤防には排水口も備えられているはずだが、大量の水と土砂でそれが埋まり、かえって浸水の被害を広げたのではないか。詳細な調査と検証が待たれるが、自治体などはこうした事態を想定できなったのではないか」と指摘しました。


また、「沿岸では震災後に、津波の被害をどう防ぐかに注力して様々な対策が取られてきたが、今後は、津波だけではなく、『山津波』とも呼ばれる土砂災害にも警戒し、複合的に対策を取る必要がある」と述べました。

 

 

※以下は音声のみの情報

 

佐藤さん談)

震災の時も津波でダメだったが、その時よりも今回のほうが家の中の状況はひどいと思う。

津波の時だけを考えていて、全体的に考えてない。

 

ナレーション)

堤防に面する住宅は震災時に津波で床下まで浸水する被害を受けたが、今回は多くの住宅が2階まで水に浸かってしまったという。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20191015/6040005569.html

 

 

1017828分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の被害を受けた岩手県山田町船越の田の浜地区では、東日本大震災後に整備された堤防が山から流れてきた雨水をせき止め、住宅地の浸水被害を広げたとみられている。

津波を防ぐ堤防が排水の障害になった可能性がある。

 

堤防は、津波から住宅を守るため、山側の高台住宅地と海側の公園の間に整備された。

長さ約420メートル、高さは最も高い所で約8メートル。

 

山側には震災で再建した住宅など約200戸があり、海側には緑地公園やコンクリート製の防潮堤が整備されている。

 

台風で田の浜地区にも猛烈な雨が降った。

堤防にも排水溝は設けられていたが、山からの雨水は堤防にせき止められる形になり、高台住宅地の増水は続いた。

 

被害の大きかった住宅は2階近くまで水につかるなど、約50戸が浸水。

堤防はその後、決壊した。

 

被災した住民の一人は「排水溝が土砂や葉などでふさがれ、勢いを増す雨水をさばき切れなかったのが原因」と指摘する。

 

https://mainichi.jp/articles/20191017/k00/00m/040/021000c

 

 

1017日付で河北新報からも、同趣旨の記事が写真と地図付きでネット配信されていた。

 

・・・・・

 

田の浜地区は震災の津波で327棟が被害を受け、117人が犠牲になった。


これを受けて町は長さ約400メートルの堤防整備に着手。

緑地公園として2018年に完成した。

 

建設中の海岸防潮堤と合わせた多重防御で住宅地の安全を確保しようとした。
堤防の高さは最高部で6メートル。

 

住民によると、13日未明には水がたまり始めて一帯がダム湖のようになり、朝には堤防から海側に越水が始まった。

 

しばらくすると最高部が決壊。

午後には重機を投入して決壊部を広げ、強制的に海側へ排水した。


1階の天井付近まで浸水した黒沢さん(男性、56歳)は怒りが収まらない。

津波で家を失い、新築して5年目だった。


「浸水したのは堤防のせい。堤防の真ん中に扉を造ってほしいと町に要望したが『予算がない』の一点張りだった。排水口があっても大水で流木や土砂が流れ込めば、詰まるのは当たり前。人災だ」


町建設課は「水がせき止められた原因は調査中。今後の復旧方針や排水対策は、まだ答えられる状態にない」としている。

 

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191017_33008.htmlhttps://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191017_33008.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、NHK映像の5コマ。

 









 

 

 

 

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20191015191分に産経新聞から下記趣旨の記事が、降雨強度の分布図付きでネット配信されていた。

 

台風19号で大規模な洪水被害が発生した長野県の千曲(ちくま)川や宮城、福島両県の阿武隈(あぶくま)川の流域は、100年に1度の猛烈な雨に襲われたことが15日、防災科学技術研究所の解析で分かった。

 

大量の雨水が河川に流れ込み、氾濫につながったとみられる。

 

気象庁が観測した過去30年間の降水量をもとに、過去100年間で最大の24時間降水量を統計的に算出。

12日の降水量を調べた結果、千曲川、阿武隈川流域を中心に長野、福島両県などの広範囲で100年間の最大値を上回った。

 

このうち福島市の降水量は100年間の最大値と比べ3割増の233・5ミリ。

長野市も1割増の132ミリだった。

群馬、栃木両県の一部でも最大値を超えた。

 

同研究所の三隅(みすみ)部門長は、地形などの影響で降水量が増えたとした上で「台風の雲が上陸前から長時間とどまり、非常にまれな大雨となった」と話す。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191015/afr1910150081-n1.html アカスミ

 

 

1015200分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は15日、台風19号による雨量は、氾濫した千曲川、阿武隈川流域で100年に1度と想定される量を超えていたとの分析結果を発表した。

 

同研究所は、各地域の過去30年分のデータから統計的に推定した100年に1度の最大雨量(24時間当たり)と、気象レーダーで解析した12日午前0時~13日午前0時の降水量を比較。

 

千曲川が流れる長野市では100年に1度の雨は120ミリだが、今回は約130ミリを記録。

阿武隈川が流れる福島市では180ミリに対して約230ミリに達した。

 

数十年に1度の降水量が予測される場合に発表される「大雨特別警報」のレベルを上回ることが分析で裏付けられた。

 

同研究所水・土砂防災研究部門の三隅部門長は「二つの河川流域では100年に1度を超える雨が広く降り、大被害につながったとみられる」と指摘する。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191015-OYT1T50132/

 

 

101650分に読売新聞からは、昨年の西日本豪雨を大きく上回る50を超える河川で堤防が決壊したなど、下記趣旨の記事が堤防決壊メカニズムの図解付きでネット配信されていた。

 

台風19号による大雨では、東日本の50を超える河川で堤防が決壊し、昨年の西日本豪雨(25河川)を大きく上回った。

 

専門家は、宮城県や福島県の阿武隈川や長野市の千曲川などで、流量の増えた河川の水が堤防を越える「越水」が生じ、堤防の外側がえぐられて決壊した可能性を指摘する。

 

国土交通省によると、決壊に至る主なメカニズムとして、越水を含め、堤防の河川側が削り取られる「浸食」や、川の水が堤防に染み込んで堤防の強度が低下する「浸透」――の三つがある。

 

福島、宮城両県を流れる阿武隈川では、支流も含めて計19か所で堤防が決壊した。

 

13日に宮城県丸森町の決壊現場を視察した田中仁・東北大教授(水工学)によると、堤防を越えてあふれた河川の水でなぎ倒された草木があった。

田中教授は、こうした痕跡から「決壊は越水が原因だった」とみる。

 

そのうえで田中教授は各地の堤防で起きた決壊について「多くの河川で想定を超えた雨量による越水が生じ、決壊に至ったのではないか」と話している。

 

福島県内の河川に詳しい川越清樹・福島大教授(自然災害科学)は14日、同県石川町の阿武隈川と支流の合流点で生じた浸水地点を調査した。

 

川越教授は合流点で支流の水が流れずに川からあふれる「バックウォーター」現象が生じた可能性を指摘する。

 

千曲川の堤防が決壊した長野市では15日午後、国交省北陸地方整備局の調査委員会が決壊現場を調べた。

 

委員長を務める大塚悟・長岡技術科学大教授(地盤工学)は現場付近で記者団の取材に応じ、越水による決壊の可能性に言及した。

 

大塚委員長によると、調査では、堤防の外側で生じる「落堀(おっぽり)」と呼ばれる現象が確認できたという。

落堀とは、越水で堤防の外側の土が崩れた後、さらに勢いよく流出した水が地面をえぐってできるくぼ地だ。

大塚委員長は「水の流れが非常に強かったことを示している」と語る。

 

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191016-OYT1T50078/

 

 

 

 

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20191014835分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午後7時55分ごろ、仙台市宮城野区田子富里の市道で、乗用車1台が全焼する火災があった。

 

仙台東署によると、同市の会社役員の男性(75)が台風19号で冠水した路上に残った稲わらに乗り上げ立ち往生した。

 

バックしようとアクセルを踏んでいたところ、タイヤが空転を繰り返し、摩擦熱で出火したとみられる。

男性はレッカー車を呼んだが、到着までの間、発進を試みていた。

 

約50分で鎮火し、男性にけがはなかった。

男性は「エンジンルームの下辺りから火が出た」と話しているという。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191014/afr1910140008-n1.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

類似事例としては2017年2月、埼玉県でのアスクル倉庫火災がある。

当該事例の発端は、段ボールの上でフォークリフトの車輪が空転したことだった。

 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6867/

 

 

 

 

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201910132356分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京消防庁は13日、福島県いわき市平で、台風19号の救助活動に当たっていた消防ヘリ「はくちょう」の救助隊員が77歳の女性を誤って落下させる事故が起きたと発表した。

 

女性は心肺停止状態で同市内の医療機関に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。

 

同庁によると、13日午前10時ごろ、女性の夫からの要請で浸水地域に到着したヘリから2人の救助隊員が地上に降下。

 

孤立住宅の玄関先で待っていた女性にハーネスを付け、隊員1人が抱きかかえた状態で引き上げられたが、ヘリに女性を収容する際、誤って高度約40メートルから落下させたという。

 

引き上げ時、ハーネスの取り付け具がフックにかけられていなかったといい、地上で付け損ねたまま引き上げたとみられる。

 

通常は救助者を地面に座らせて作業するが、今回は50センチほど浸水していたため、隊員が抱きかかえた状態で作業したことからミスが生じた可能性があるという。

 

同庁の清水次長は13日夕、記者会見を開き「救助中の手順を誤った。大変申し訳ない。再発防止と信頼回復に全力を尽くす」と謝罪した。

 

https://mainichi.jp/articles/20191013/k00/00m/040/111000c

 

 

10131825分にFNN PRIMEからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福島・いわき市で、台風19号の救助活動中に、東京消防庁のヘリコプターから救助されていた女性(77)が、およそ40メートル下に転落し、心肺停止の状態。

 

13日午前10時すぎ、いわき市平地区で、FNNのカメラが捉えた東京消防庁による救助活動の様子。

 

救助隊員が、高齢の女性を抱えてつり上げられているが、ヘリの中に収容する直前に、女性だけ落下した。

女性は、40メートルの高さから地上に落ち、心肺停止の状態。

 

通常、救助者にはつり上げるためのホイストと呼ばれる装置と金具で固定されることになっているが、今回、この金具が取り付けられておらず、東京消防庁は「救助活動の手順を誤った」としている。

 

https://www.fnn.jp/posts/00425551CX/201910131825_CX_CX

 

 

10132012分に朝日新聞からは、本来は2人で分担する作業を足場が悪いため1人で実施したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京消防庁によると、13日午前10時ごろ、いわき市平地区で、浸水が約50センチある自宅の玄関先で夫とともに孤立していた女性(77)をヘリに収容しようとしたが、女性を支えるハーネス(安全ベルト)のフックをヘリのワイヤに付け忘れたまま隊員が抱えて引き上げ、ヘリの中にいた別の隊員に引き渡す際に落下させてしまったという。

 

女性は水面に転落し、全身を強く打ったとみられるという。

 

救助は、本来は2人でハーネスの取り付け役と確認役とを分担する。

                                                               

今回は浸水で足場が悪く、隊員1人で女性を引き上げるなどしたため、確認を怠った可能性があるという。

 

同庁は会見で女性の家族に謝罪し、「再発防止に全力を尽くす」として経緯を説明した。

 

https://www.asahi.com/articles/ASMBF5G6KMBFUTIL04Z.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以下は、FNN PRIME映像の2コマ。

ナレーションから考えると、上側のコマのシーンの後、事故が起きたのかもしれない。

 



 

 

 

(2019年12月11日 修正1 ;追記)

 

201912101946分にNHK福島から、隊員2人が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ことし10月13日、いわき市では台風19号による豪雨で浸水被害が相次ぎ、平地区ではヘリコプターで救助されていた77歳の女性が、高さおよそ40メートルから落下して死亡しました。


救助活動を行っていたのは、東京消防庁の「エアハイパーレスキュー」と呼ばれる部隊の隊員で、東京消防庁によりますと、30代の消防隊員2人がつり上げる際に、女性の体を支える救助装置のフックを付け忘れ、取り付ける際の手順も守られていなかったということです。


警察は、こうしたミスが事故につながったとして、隊員2人を10日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。


亡くなった女性の関係者によりますと、女性の夫は告別式で、「懸命な救助活動を行ってくれたことには感謝している。隊員の厳しい処罰は望んでいない」と話していたということです。


東京消防庁は、隊員が書類送検されたことを受けて、「消防活動において一般の方を死亡させる事故を起こしたことについて、あらためて深くおわび申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りします」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191210/6050008263.html

 

 

 

(2020年3月29日 修正2 ;追記)

 

2020327191分にNHK福島から、隊員2人は不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福島地方検察庁いわき支部は26日づけで2人を不起訴処分にしました。


検察は不起訴の理由について明らかにしていませんが、「ご遺族の気持ちや事故後の対応などを総合的に判断した」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200327/6050009520.html

 

 

 

2020年9月26日 修正3 ;追記)

 

20209251218分に朝日新聞からは、女性を抱えた隊員が吊り上げ途中にフック忘れに気付いたが両手が塞がっていて連絡できなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京消防庁は25日、原因の調査結果と再発防止策をまとめ、発表した。

 

同庁によると、事故の原因は、女性を支える安全ベルトのフックをヘリのワイヤにつけ忘れたことだった。

 

地上に2人の隊員が降りて装着と安全確認を分担する決まりだが、約7080センチの浸水があり、1人が女性を両手で抱えていたことや周囲の警戒に気を取られたことなどから、分担がうまくできなかったという。

 

その上、女性を抱えた隊員は上空でフックのつけ忘れに気付いたが、両手をふさがれ、地上や機上の隊員らに伝えられなかったという。

 

同庁ではこれまで、ヘリによる浸水現場からの救助は想定しておらず、訓練も実施していなかった。

 

両手をふさがれた状態でも意思疎通ができる、ハンズフリー式の無線も配備されていなかったという。

 

同庁は再発防止策として、

▽訓練内容の見直し

▽フック装着の確認の徹底

▽機上の隊員による地上の隊員への声かけ

などを挙げた。

ハンズフリー式の無線の導入も目指すという。

 

https://www.asahi.com/articles/ASN9T3VTQN9TUTIL00G.html

 

 

9251727分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京消防庁が設置した有識者らの委員会が25日、調査報告書を公表した。

 

フックの掛け忘れが原因で、背景にヘリを使った訓練時間の不足があると指摘。

 

ダブルチェックの徹底や地上との連携強化などの再発防止策を盛り込んだ。

 

報告書によると、昨年10月13日、浸水で孤立状態の女性を救助するためヘリで急行。

男性消防士長2人がヘリから下ろしたワイヤでつり上げ作業に当たったが、安全確認担当の1人が担架にフックを掛け忘れた。

 

女性を抱きかかえていたもう1人が上空で気付いたが、他の隊員に伝えられずに力尽き、女性は高さ約40メートルから落下。

 

指揮したヘリの部隊長もミスに気付けなかった。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/200925/afr2009250021-n1.html

 

 

 

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20191017931分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

福島県郡山市は17日までに、台風19号による阿武隈川の氾濫で、市内のメッキ工場の生産ラインや薬品保管庫から猛毒のシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)が流出したと発表した。

市は周辺の約20世帯に避難を呼び掛けた。

 

市保健所によると、流出があったのは、同市富久山町福原上台のメッキ加工会社「M」の工場。

工場や周辺は川の氾濫で大規模な浸水被害が出た。

 

水がひいた16日午後に工場の排水をためる調整池を市が調べた結果、排出基準の46倍に当たる濃度のシアン化ナトリウムを検出した。

 

保管庫には20キロ入りの缶が2缶残っていたが、在庫管理の台帳も流出したため、流出した総量は分かっていない。

 

同社の社員らが16日に工場の復旧作業に従事したが、健康被害を訴えた人はいない。

 

シアン化ナトリウムは金属のメッキなどに広く用いられている。

口に入れたりガスを吸い込んだりすると、呼吸困難やめまいを引き起こし、数秒で死亡することもある。

 

〔共同〕

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51066920X11C19A0000000/

 

 

101796分にNHK福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

この工場は、台風19号で氾濫した阿武隈川沿いにあり、シアン化ナトリウムを使用する生産ラインや、薬品の保管庫が水没していました。

シアン化ナトリウムは、毒物に指定されていて、高濃度で摂取すると死亡する危険性もあるということですが、浸水で流れ出た際に薄まっているとみられ、清掃作業にあたった工場の従業員などに健康被害は出てないということです。


郡山市は、念のため、工場の周辺に住む5世帯に避難を促しましたが、避難した人はいないということです。


市は、17日から周辺で水質検査を行い、環境への影響を詳しく調べることにしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191017/6050007410.html

 

 

1018830分に福島民友からは、市が実施した水質検査と健康調査結果、異常はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市は17日、周辺の水質検査と住民の健康調査を実施した。

市は排水基準を超えた濃度は検出されず、健康被害も確認されなかったと発表した。

シアン化ナトリウムが流出したのは同市富久山町のメッキ工場。

 

市は、工場周辺で氾濫水が残っている4カ所と、工場の排水が阿武隈川に流入する直前の水路の計5カ所で水質検査を実施。

 

阿武隈川への流入部分で排水基準(1リットル当たり0.5ミリグラム)を下回る、0.3ミリグラムを検出した。

ほかの4カ所では検出されなかった。

 

市は今後、阿武隈川への流入部分の水質検査を継続するほか、工場周辺の土壌調査も実施する予定。

 

一方、工場周辺で浸水した20世帯、50人に健康調査を実施したところ、シアン化ナトリウムによる健康被害は確認されなかった。

 

シアン化ナトリウムは金属メッキに使われる薬品で、水や湿った空気などと反応すると青酸ガスが発生する。

市保健所は「大量の水で薄まった可能性がある」としている。

 

シアン化ナトリウムの流出量は調査中だが、市によると、工場内の製造ラインにあった複数の処理槽と、薬品保管庫にあった20キロ入りの缶のうちの一つから流出したとみられる。

保管状態は適切だったという。

 

同工場では16日、工場出口にある調整池の貯留水で排水基準を大幅に上回る23ミリグラムのシアン化ナトリウムが検出された。

 

同社は17日、調整池の水を回収した。

 

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20191018-425262.php 

 

 

10191652分にNHK福島からは、郡山市の別のメッキ工場からも流出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号で浸水した郡山市のメッキ工場から、毒物のシアン化ナトリウムが流出したことを受けて、市が周辺を調査したところ、近くにある別のメッキ工場からも、流出していたことがわかりました。
健康被害は確認されていないということです。

新たに流出が確認されたのは、郡山市富久山町のメッキ工場「S」で、18日、コンクリートの基礎部分から、シアン化ナトリウムが検出されたということです。


郡山市が工場から阿武隈川に通じる側溝を調べたところ、200メートルほど離れた場所に溜まっている水からも、排水基準の156倍の濃度で検出されたということです。


ただ、さらに川に近い部分では、排水基準を下回っていて、市は、水が土などでせき止められた部分で、濃度が高くなったとみています。


阿武隈川の氾濫で工場の1階が浸水した際、床下にある廃液槽から漏れ出したと見られ、市は、側溝をふさいで、シアン化ナトリウムを回収したうえで、工場の周りに土のうを設置して、さらなる流出を防止しているということです。


シアン化ナトリウムは毒物に指定されていて、高濃度で摂取すると死亡する危険性もあるということですが、周辺の住民に健康被害は確認されていないということです。


郡山市では、近くの別のメッキ工場でもシアン化ナトリウムが流出していて、市が周辺の水質調査を進めていました。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20191019/6050007509.html

 

 

1020日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市によると、18日午後9時すぎに工場建屋の基礎コンクリートの亀裂数カ所からシアン化ナトリウムを含む廃液が染み出ているのが確認された。

 

流出先の側溝から排水基準(1リットル当たり0.5ミリグラム)の156倍のシアン化合物が検出された。


同社は工場床下の廃液槽や流出先の側溝から廃液を回収。

土のうや回収用ポンプを設置し、工場外へのさらなる流出を防止する措置も講じた。

 

市が行った周辺の水質検査では側溝から約300メートル離れた水路で1リットル当たり0.3ミリグラムだった。


同社の担当者は「コンクリートにいつ亀裂が入ったのか分からない。通常は廃液を処理して流すが、機械も浸水で停電して止まってしまった。地域の方々に不安を与えて申し訳ない」と話した。

 

周辺には事業所しかなく、市は従業員らの健康調査を進めている。

 

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191020_63007.html

 

 

 

1019194分にNHK信州からは、長野市のメッキ工場からも流出していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号による千曲川の氾濫で浸水した長野市のメッキ工場の水たまりから毒物のシアンが検出され、長野市は工場で使われているシアン化ナトリウムが流出したおそれがあると見て詳しい調査を行っています。


市によりますと、いまのところ従業員などの健康被害の情報は入っていないということです。

長野市によりますと毒物のシアンが検出されたのは、千曲川の堤防が決壊した長野市穂保にあるメッキ工場で、17日、建物の入り口付近にある水たまりを検査したところ、2ppmを越えるシアンが検出されました。


シアンは通常、自然界で検出されることはなく、市はメッキ工場で使われているシアン化ナトリウムが設備の浸水被害によって、流出した可能性があるとしています。


市は、工場や周辺の土壌を採取するなどして詳しい検査を行うとともに、周辺の事業所などに注意を呼びかけました。


市によりますと、これまでに工場や周辺にある事業所の従業員に健康被害が出たという情報は入っていないということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20191019/1010011085.html

 

 

1019211分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

市によると、浸水区域内で毒物などを扱う事業所を17日に現地調査し、この工場での簡易検査で流出の可能性を示す結果が出た。

 

工場は約2メートル浸水しており、メッキ処理に用いる青酸ソーダが、水槽からあふれたとみられる。

 

敷地外への流出の有無を調べ、工場内で保管していた量を確認している。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191019/afr1910190043-n1.html 

 

 

 

 

 

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201910151222分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の影響で、東急東横線武蔵小杉駅近くの47階建てタワーマンション1棟が、24階まで停電したまま、エレベーターが使えない状況になっている。

川崎市が取材に明らかにした。

地下3階の電気系統の設備に浸水したためで、断水は全戸に及んでいる。

 

高さ約161メートル、643戸のマンションは、ポンプで水をいったん上層階までくみ上げ、各世帯に供給する仕組みとなっているが、停電によりポンプが動かず、全戸で断水、トイレも使えない。

管理会社が水や携帯するタイプのトイレを住民に提供している。

 

電気系統のシステムは、1階から24階までと、25階から上階に分かれている。

エレベーターが動かない階の住民は、階段を使わざるを得ないという。

 

住民らによると、エレベーターが止まっているため、真っ暗な非常階段を、懐中電灯を使って移動している。

高層部分に住む女性は「管理組合から『長引きそうだ』との説明があった。しばらく別の場所に行く」と話し、スーツケースを持って駅に向かった。

 

住宅と工場の街だった武蔵小杉駅周辺は2007年の工場移転をきっかけに開発が進み、10年のJR横須賀線武蔵小杉駅開業で開発はさらに加速。

新宿、渋谷、横浜、成田空港がJRや東急線でつながる交通の利便性が人気を呼んでいる。

現在、駅周辺には11棟のタワーマンションが完成している。

 

https://www.asahi.com/articles/ASMBH31TGMBHULOB00C.html

 

 

10161833分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

中原区役所によると、14日に住民から「電気がつかない」と連絡があった。

地下の電気系統が浸水して電気が使えなくなり、水も吸い上げられなくなって断水したという。

 

地域のまちづくりを担うNPO法人「小杉駅周辺エリアマネジメント」によると、トイレや風呂も使えず、エレベーターも動かない状態。

 

担当者は取材に「簡易トイレを設置したり、周辺マンションのゲストルームや近くのスポーツクラブにシャワーや風呂の利用をお願いしている」と話す。

 

現場マンションは川から距離があり、大雨での浸水もなかった。

しかし川崎市によると、このマンションを含む周辺の下水道は汚水と雨水を合わせてその一部を川に排水しており、川が増水して逆流した水があふれたか、増水のため排水ができず、浸水した可能性がある。

復旧の見通しは今も立っていないという。

 

娘がマンションの6階に住んでいるという女性は、「トイレや風呂も使えなくなっている。上層階の人はもっと大変だろう」と話した。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191016/afr1910160066-n1.html

 

 

1016日付で東京新聞からは、雨が街に溜まるのを防ぐため排水ゲートを閉めなかったところ多摩川の水位が上がったため水が排水管を伝って逆流したなど、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。

 

日本列島の広範囲に激しい雨を降らせた台風19号は、各地で河川の氾濫を引き起こした。

 

詳しい原因の解明はこれからだが、水が行き場を失い、堤防の決壊につながった可能性が考えられるケースがあるなど、河川の地形的な問題が浮かぶ。

 

川崎市の一部で起きた冠水は多摩川の水が排水管を伝って逆流したことが原因だったことが判明し、市の事前の措置で防げた可能性も出てきた。

 

・・・・・

 

東京と神奈川の境を流れる多摩川の南側に位置する川崎市の武蔵小杉駅周辺。

 

この付近で多摩川は氾濫しなかったが、タワーマンションが立ち並ぶ街中には泥水があふれ、道路が通行止めになったほか、場所によっては建物一階の大部分が水没した。

駅も電気系統に支障を来し、自動改札機やエスカレーターが使えなくなった。

 

川崎市によると、雨水を多摩川に流すはずの排水管から、川の水が逆流したことが原因という。

通常は、排水管の出口部分よりも多摩川の水位が低いが、増水で上昇したために出口から流入した。

 

排水管をふさぐゲートがあるが、雨水が街中にたまっていくのを回避すべきだと考えて閉じなかった。

市の担当者は「検証はこれからだが、川の水位が極端に上がったことが要因」と話す。

 

「水害列島」の著作がある公益財団法人リバーフロント研究所の土屋信行技術参与は「川の水位が高いのにゲートを開けていれば、逆流するのは当然。本当に閉じなかったのであれば、あり得ない判断だ。大雨によって住宅地が冠水する恐れがあっても、逆流による洪水を防ぐことを優先すべきだった」と指摘した。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101602000242.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

マンションや商業ビルにおいて、ユーティリティ関係の設備は地下に設置されることが多いが、中には浸水対策としてビルの2階に配電盤や非常用電源を設置しているビルもあると、どこのテレビだったか、現場映像を交えて報道していた。

 

 

 

(2020年5月24日 修正1 ;追記)

 

2020523230分に朝日新聞からは、マンション住民100人以上が入口に土嚢を積んだが下から水が上がってきた、管理組合はデマには反論せず取材にも答えなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

巨大な台風19号が上陸した昨年1012日。

川崎市中原区の武蔵小杉駅近くに立つタワーマンション、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーが、水害に襲われた。

地上47階建てで、643世帯、約1500人が住む。

 

豪雨で周囲の道路が冠水。

浸水から1階の入り口を守ろうと、住民100人以上が土囊(どのう)を積み、なんとか防いだ時だった。

 

午後11時ごろ、「地下3階で浸水している」と連絡があった。

駆けつけた一人は「状況に啞然(あぜん)とした」と災害後に記している。

 

電気室・機械室のある地下3階に、さらにその下にある貯水槽から水が上がってくる。

住民たちは手作業で別の地下水槽に流そうとした。

だが水位の上昇は止まらない。

感電の危険がある。

やむなく中止し、見守るしかなかった。

 

午前2時ごろ全館停電。

電気設備が水没し、エレベーターが動かない。

館内は真っ暗。

水が出なくなり、トイレも流せなくなった。

 

翌朝午前7時、管理組合は災害対策本部を立ち上げた。

管理会社、電力会社、建築会社などが駆けつけ、建物を報道陣が囲んだ。

 

この「水害」は各地のマンション住民に衝撃を与えた。

多くは同じように、地下や1階に電気設備がある。

今回はあそこに被害が出たが、次はうちかもしれない……。

 

人気エリアだけに、ネットやメディアを通して不正確な情報やデマが広まった。

「汚水が1階トイレからあふれた」、「ロビーが浸水しソファがぷかぷか浮いていた」。

 

実際は事実無根で、構造上ありえないし、浸水もなかった。

中には「当分住めないらしい」という話まであったが、事実と違った。

 

管理組合理事長の海老澤さん(男性、45歳)は、「被災から3日目には地下3階から水を抜き、1週間ほどで電気は復旧し、9日ぐらいで上下水道と電気といったインフラは復旧しました。各社の協力で、ものすごく早かった」と話す。

 

だが、管理組合は反論せず、取材にも答えない方策を選んだ。

「住民への説明が先だし、当時はわからないことが多い。下手に答えたら、それが広まってしまう。報道対応に慣れた住民がいない限り、難しい」と海老澤さん。

 

今は、判明した内容をネットで公開している。

 

今回の水害が教えてくれるのは、地域の力、住民の力の大切さだ。

 

地域のマンション住民が参加するNPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント。

事務局長の塚本さん(53)は支援を求められ、近隣のマンションに呼びかけた。

すると何人もが、「うちに階段車がある」、「ポータブル電源がある、すぐ行く」と動き出した。

 

「日頃のマンション同士の横のつながりが、災害時には大事ですね」と振り返る。

 

被災したマンションの向かいのマンション。

管理組合法人の代表理事で地域にも関わる志村さん(男性、59歳)は、こう語る。

12棟あり、住民は全部で約25千人。いわば一つの町です。うちは、よそで避難民が出たら受け入れる態勢です」

 

被災したマンションでは、住民が専門組織を作って原因究明と今後の対策に乗り出した。

設計や法律、保険に詳しい人もいる。

「災後」こそ、住民の知恵と力が求められるに違いない。

 

https://digital.asahi.com/articles/ASN5G4V2PN5DUHVA001.html?pn=4

 

 

 

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10181045分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大手食用油メーカーの「Jーオイルミルズ」は、台風19号による高潮の影響で、静岡市の工場から農薬として使われるリン化アルミニウムが入ったアルミボトル3本が流出したと発表しました。

農薬として使われるリン化アルミニウムが流出したのは、静岡市清水区にあるJーオイルミルズの静岡工場です。


会社によりますと、この工場では台風19号による高潮の影響で浸水する被害があり、台風が通過した10月14日に、農薬を保管していた保管庫の扉が壊れ、粒状の農薬1キログラムが入ったアルミ製のボトル4本がなくなっているのを職員が見つけたということです。


このうち1本は工場の敷地内で見つかっていて、残る3本を引き続き探しているということです。


リン化アルミニウムは、毒物に指定されていて、穀物を保管する際に病害虫の発生を防ぐためガス状にして使います。


会社によりますと、農薬が入ったボトルは頑丈で、開けるには専用の道具が必要なため、中身が漏れ出す可能性は低いとしていますが、農薬を直接口に入れたり、空気中の水分と反応して発生したガスを大量に吸い込むと、死亡する危険性もあるということです。


このため、ボトルを見つけた場合は、絶対に手を触れずに、最寄りの警察か、会社に連絡するよう呼びかけています。


「Jーオイルミルズ」は「大変なご心配とご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20191018/3030004560.html

 

 

1017日付で該社からも下記趣旨の記事がボトルの写真付きでネット配信されていた。

 

・・・・・

 

【遺失物の内容】

 

指定特定毒物リン化アルミニウム材(製品名フミトキシン) 1 ㎏入り(アルミボトル)3

 

静岡工場のサイロ内での穀物の燻蒸の際に病害虫の発生を防ぐ防虫剤として従前から使用している農薬です。


日本国内で農薬登録されているほか世界中で広く使用されています。

 

なお、開封には専用の用具が必要です。

通常の状態では開封できない仕組みです。

 


【遺失の経緯について】

 

当社ではサイロ脇の保管庫で施錠の上収納しておりました。

 

台風 19 号接近に伴い、保管庫の補強と、土嚢を配して対策をしておりましたが、台風通過後の 14 日に確認したところ、高潮により土嚢とともに 扉が流出し、保管していた 6 本のうち 4 本が不明となりました。(後に敷地内で 1 本を発見)

 

直ちに場内、近隣を探索するとともに、警察、消防、保健所、海上保安庁、植物検疫局、市環境局に報告し、現場検証と指導をいただきました。

 

また、購入先にも協力をいただき取扱い等についての協議をいたしました。

現在も継続して探索しております。

 

・・・・・

 

https://www.j-oil.com/notices_20191017.pdf

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

どのような保管庫だったのだろうかと気になり、写真がないか調べてみたが、見つからなかった。

 

 

 

 

 

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201910131849分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の影響で長野市内を流れる千曲川が氾濫したため、JR東日本の「長野新幹線車両センター」が浸水し、留め置いていた北陸新幹線の120両も水につかりました。

 

被害は全車両の3分の1にのぼります。

専門家は「最悪、廃車になるかもしれない」と話しています。

 

北陸新幹線はJR東日本が所有するE7系とJR西日本が所有するW7系の合わせて30編成ありますが、今回の浸水でE7系の8編成とW7系の2編成が被害を受けていて、北陸新幹線の全車両の3分の1が被害にあったことになります。

「長野新幹線車両センター」はJR長野駅から北東に10キロ余りの場所にあり、今回氾濫した千曲川が東に流れています。

長野県のハザードマップでは、付近の川が氾濫した際には、10メートル以上浸水するおそれがあるとされていました。

JR東日本は「被害の実態把握を進めるとともに、被害を受けていない車両を使って出来るだけ利用者に迷惑がかからない形で運行をしていきたい」と話しています。

 

・・・・・

 

多くの北陸新幹線の車両が浸水被害を受けたことについて、鉄道のシステムに詳しい工学院大学の高木亮教授は「新幹線がここまで大規模に水没した事例は今回が初めてではないか」と述べました。

そのうえで「車両が汚れた水につかってしまうと乾いたとしてもそのまま運転すると火が出る可能性があり、完全にきれいにする必要がある。しかし、電子機器などを隅々まで完全にきれいにするのは現実的には難しく、映像を見たかぎりでは、少なくとも床下にある機器類はすべて交換する必要があるのではないか」と指摘しています。

さらに「床上にある空調の配線なども痛んでいた場合は最悪、廃車という事になるかもしれない。ただ、新幹線の車両120両をこれからすぐに製造するというのは難しく、仮に廃車となった場合の影響は利用者にとっても会社にとっても甚大だ」と話しています。

 

JR西日本の平成27年3月期の有価証券報告書によりますと、北陸新幹線120両を製造する費用として、3281100万円が記載されています。

これを単純計算し、1編成あたりの費用を試算してみると、1編成12両を製造するのにおよそ328000万円かかることになります。

 

・・・・・

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191013/k10012128411000.html

 

 

10141253分に産経新聞からは、車両基地の浸水は最大4.3mだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

国土地理院によると、JR東日本の長野新幹線車両センター付近では浸水が最大深さ約4・3メートルに達した。

 

国土交通省や総務省消防庁によると、台風が上陸、接近した12~13日に各地で堤防が決壊。

流域の広範囲が水に漬かり、14日午前8時現在で住宅の床上浸水が1784棟、床下浸水は1590棟に達した。

 

水深が深いため立ち入り困難な場所もあり、被害の全容は見通せない状況だ。

 

千曲川の堤防が決壊した長野市穂保ではポンプ車20台以上を投入して排水作業を急いだ。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191014/afr1910140024-n1.html 

 

 

10151619分に毎日新聞からは、(車両基地の)防災対策を検証すべきだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

菅義偉官房長官は15日午前の記者会見で、千曲川の堤防決壊で長野市の長野新幹線車両センターが浸水し、北陸新幹線の全車両の3分の1にあたる10編成(120車両)が水につかったことに関連し「防災対策が万全だったのか検証していくべきだ」と述べた。

 

https://mainichi.jp/articles/20191015/k00/00m/040/072000c

 

 

10151652分に朝日新聞からは、車両が特別仕様なので東北新幹線など他ルートの車両は転用できないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号による千曲川の氾濫(はんらん)で、北陸新幹線の多くの車両が浸水した痛手がJRにのしかかっている。

 

水につかった車両が北陸新幹線全体の3分の1にのぼる上、「代車」を使えない北陸新幹線ならではの特殊事情もあり、完全復旧を遠ざけている。

 

浸水したJR東日本の長野新幹線車両センター(長野市)は、長野駅から10キロほど金沢方面寄りの線路沿いにある。

JR西日本の白山総合車両所(石川県)とともに、北陸新幹線のメンテナンスを担う。

 

北陸新幹線は、JR東の「E7系」19編成、JR西の「W7系」11編成の計30編成で運用されており、このうち車両センターに止めていたE7系8編成とW7系2編成が水につかった。

 

JR東によると、15日の段階で詳しい現地調査はできておらず、車両の被害状況も分かっていない。

しかし、ある新幹線技術者は「床下には車輪だけでなく、モーターやブレーキを制御する電子機器も多い。半導体が水につかってしまえば、部品全体を交換するしかない」と話す。

客室内でもシートなどが水につかっていれば、交換する必要性があるとみられる。

 

新幹線車両の寿命はおおむね15年とされるが、E7系、W7系とも2015年の北陸新幹線開業に合わせて開発された最新鋭車両。

1編成12両の製造費は約33億円とされ、仮に被災した10編成がすべて廃車となった場合、損害額は車両だけで三百数十億円にのぼる計算だ。

 

復旧が難しい理由はそれだけではない。

全体の3分の1が被災したことによる車両不足も深刻だ。

 

修理できたとしても、安全性の確認には慎重な点検が必要で、再び営業走行できるまでには相当な時間がかかるとみられる。

新造するにしても新幹線車両は「注文製造」のため、1年以上はかかるという。

 

東北・上越新幹線から代わりの車両を手配するのも難しい事情がある。

新幹線は沿線の電力会社の周波数をもとに、東海道、山陽、九州は60ヘルツ、東北、上越は50ヘルツを採用している。

 

ところが、北陸は東京電力(50ヘルツ)、中部電力(60ヘルツ)、東北電力(50ヘルツ)、北陸電力(60ヘルツ)と目まぐるしく沿線の周波数が切り替わるため、専用の切り替え対応システムを搭載した車両しか走れない。

 

さらに、かつて在来線の難所として知られた群馬・長野県境の碓氷峠越えにあたる安中榛名―軽井沢の区間は、全国の新幹線でも有数の急勾配な箇所だ。

このため、E7系やW7系はモーター出力やブレーキ性能を高めた専用設計となっており、他の車両で置き換えられないという。

 

北陸新幹線は大幅に本数を減らして、東京―長野と金沢―上越妙高(新潟県)で折り返し運転している。

不通区間のバイパスルートとして、信越線の長岡―直江津では臨時快速列車を17日まで走らせる。

 

JR東によると、東京―金沢の直通運転は、早ければ1~2週間程度で冠水した線路や設備の復旧を終えて再開できる見込み。

ただ車両不足のため、長期間にわたり運転本数が5~6割にとどまる暫定ダイヤで走ることになりそうだ。

 

https://www.asahi.com/articles/ASMBH42WPMBHUTIL016.html

 

 

10152235分に産経新聞からは、浮いて脱線した車両もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

被災した北陸新幹線の車両の脱線について、JR東は15日午後に社員が確認したことを明らかにした。

 

浸水のため車体が浮いたとみられ、被害状況の調査と復旧作業を急ぐ。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191015/afr1910150101-n1.html

 

  

1017日付で信濃毎日新聞からは、車両基地は元々は遊水地だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号の大雨による千曲川の堤防決壊を受け、北陸新幹線(長野経由)の車両が浸水した長野市赤沼の「長野新幹線車両センター」を巡り、センターを建設した鉄道・運輸機構(横浜市)は16日の信濃毎日新聞の取材に「建設当時は必要な設計をした」との考えを示した。

 

一帯は歴史的に氾濫を経験してきた。

センターを借り受けて、運営しているJR東日本は「復旧が最優先で、再発防止を考える段階にない」としている。

JR東日本によると、千曲川の西側約1キロに位置するセンターは、北陸新幹線車両の修繕や検査、翌日の運行に備えた留置に利用。

1997年の同新幹線長野―東京間の開業に合わせて、同機構前身の日本鉄道建設公団(鉄建公団)が車両基地として設置した。

長沼地区の新幹線対策委員会が93年、県と長野市、鉄建公団と確認書を締結。

遊水地的な機能を果たしていた農地に車両基地を建設することを受け入れる一方、県に千曲川支流の浅川上流に現在の浅川ダムを早期完成させるよう求めた経過がある。

地元区長の男性(67)によると、一帯はもともと水田が広がり、「長沼や赤沼といった地名が表すように、水害をたびたび被ってきた」。

近くで浅川と千曲川が交わり、ずっと氾濫を警戒してきたという。

機構は、そうした土地への建設に当たり、82年に県が作成した浸水被害実績図を参考に盛り土をしたと説明。

同年以前の水害で最深の浸水よりも90センチ高くなるようにしたという。

 

再発防止策について、機構は「国や沿線自治体の負担金がなければ難しい」としている。

長野市が「100年に1度」の大雨(計画規模降雨、千曲川流域全体で2日間で186ミリ)を想定して作った防災マップでは、センターは5メートル以上の浸水が見込まれる区域に含まれる。

 

国土交通省北陸地方整備局の速報値では、千曲川の立ケ花地点から上流域の2日間雨量は計画規模降雨とほぼ同じ186・6ミリ。

国土地理院の推定では浸水はセンター近くで深さ4・3メートルとなり、事前想定に近かった。

今回の水害では、センターにあった全10編成(1編成12両)の車両下部が水に漬かり、2編成が脱線。

北陸新幹線は、これらを含む30編成で運用し、平常時は24編成を営業運転に投入していた。

JR東日本広報部は「検査や予備車の確保もある」として24編成のみでは運行に支障が出ると説明。

 

車両をセンター外に「避難」させなかった理由については「その対応を含めて今後、振り返りたいが、まずは復旧を最優先に考えたい」としている。

 

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20191017/KT191016ATI090016000.php

 

(2/2へ続く)



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(1/2から続く)

 

1018日付で東京新聞からは、広い平坦地で用地買収に支障が少なかったことなどが車両基地を現在の場所に造った理由など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長野新幹線車両センターは独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が建設し、JRの東日本と西日本に貸し付けている。

 

長野市のハザードマップでは最大で十メートル以上二十メートル未満の浸水が予想されていた場所だが、なぜここに造ったのか。

 

同機構の担当者は「一九九七年の供用開始時には、ハザードマップはできていなかった」と説明。

 

「長野駅から近く、広い平たん地があり、用地買収に支障が少ないことを考慮して建設地を選定。長野県が作製した洪水浸水被害実績図を参考に、約二メートルの盛り土をした」とする。

 

東海道新幹線の運転士を長年務めた中村さん(男性、81歳)は 六七年、大阪府摂津市の東海道新幹線鳥飼車両基地に大雨で近くの川の水が流れ込んだ際、車両を本線に移動させ、浸水から守った事例を指摘

 

「北陸新幹線も何とか助けることはできなかったのか。浸水しないように移動させるべきだったのでは」と話している。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201910/CK2019101802100028.html 

 

 

1018721分にNHK NEWS WEBからは、国交省は全国の新幹線車両基地の防災対策を調査するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

多くの新幹線を留め置くJR各社の車両センターや基地などは長野以外にも全国に18か所ありますが、このうち一部は洪水による浸水想定エリアにあることがわかっています。

今回のように車両が浸水の被害を受ければ新幹線の運行に重大な支障が出ることから、国土交通省は全国の車両センターや基地などを対象に防災対策の状況について近く調査に乗り出すことになりました。

調査では、洪水や高潮による浸水など災害時に想定される被害や、その対策が十分に講じられているかなどについて、JR各社に報告を求めることにしています。

国土交通省は調査の結果を踏まえて必要な対策を検討したい考えで、調査対象に新幹線だけでなく、JRの在来線や私鉄各社の設備も含めるか調整を進めています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191018/k10012137251000.html

 

 

10181951分に朝日新聞からは、過去に冠水したことがある栃木県の東北新幹線車両基地では列車を避難させていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東北新幹線の一部の車両基地では台風の接近を受け、浸水を防ぐために車両を避難させていた。

JR東日本が18日明らかにした。

JR東は今後、浸水が予想される場合の対応ルールを見直す方針だ。

 

JR東によると、車両を避難させていたのは、栃木県の東北新幹線・那須塩原駅近くにある車両基地。

 

台風の予想進路にあたっていたことから、11日の段階で車両を避難させる計画を決定。

12日に計画運休が始まるのに合わせ、計8編成を郡山駅(福島県)や仙台市内にある車両基地などに避難させた。

 

那須塩原の基地は1998年8月の「那須水害」で冠水した。

車両に大きな被害はなかったが、線路設備が故障して出庫できなくなった経験があるという。

 

JR東は「東北新幹線は運転再開まで時間がかかると見込んでおり、事前に避難計画を練っていた」と説明。

 

このほか、強風対策を含め、在来線の基地11カ所で計20編成を別の駅などに避難させていた。

 

一方、北陸新幹線の10編成が浸水した長野新幹線車両センターでは、台風通過後に早期に運転再開できると見込み、車両の避難計画は立てていなかった。

 

JR東は「新幹線を避難させるには運転士の手配や送電など様々な準備が必要となる。今回起きた事象を教訓とし、浸水が予想される場合のルール見直しを検討したい」としている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASMBL61BZMBLUTIL064.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

超大型台風につき十分な警戒が必要だと、何日も前から報道されていた。

 

また、伊豆半島上陸前から天気予報では、山梨から北関東周辺にかけての広い範囲で大雨が降ると、黄色や赤色表示で予想されていた。

 

そのような状況下、栃木県の車両基地のように、たとえば石川県の白山基地(会社は違うが)に車両を移すとか、それが無理なら高架上の各駅などに移しておくとか、何らかの対応はとれなかったものだろうか?

 

そもそも、浸水を想定した非常時対応マニュアルはあったのだろうか?

あったとすれば、そこには、どう書かれているのだろうか?

 

一方、朝日新聞の「台風通過後に早期に運転再開できると見込み、車両の避難計画は立てていなかった。」という表現も気になった。

 

もし、早期の運転再開に備え、避難させず車両基地に留め置いていた・・・ということだったとすれば、安全第一ではなく運転第一だったということになる。 

 

 

※本件、2020105日付の記事で、「対策本部で事前避難を検討していたが進路が西にずれたため長野の避難は間に合わなかった」などと修正している。

    https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11058/

 



(2019年11月7日 修正1 ;追記)

 

20191161753分にNHK信州から、水没した全車両が廃車になるという下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR東日本の深澤社長は、6日の会見で、車両の床下にあるモーターやブレーキの制御装置などが水につかっていて、完全な修理が難しいことから所有する8編成を廃車にすることを明らかにしました。


また、JR西日本も所有する2編成を廃車にすることにしていて、浸水した10編成すべてが廃車になることになりました。


車両全体の帳簿上の価格は合わせて148億円にのぼり、部品の一部は再利用することを検討するということですが、会社では、損失分を今年度の決算に計上する見通しです。

 

・・・・・

 

洪水による浸水想定エリアにある車両センターなど6か所の対策についてJR東日本は、気象状況から水につかることが予想される場合には、事前に車両を退避させたうえで、計画運休を実施することなどを検討していくということです。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20191106/1010011426.html

 

 

116205分にNHK石川からも、再利用検討対象は水に浸かっていない部品だという、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

廃車にする車両のうち、パンタグラフや行き先を示すLED表示器など水に浸かっていない部品については再利用を検討するとしています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20191106/3020003190.html

 

 

 

(2019年12月7日 修正2 ;追記)

 

2019126180分に日本経済新聞から、変電所など重要度の高い機器を置いた施設を10mほどかさ上げするという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

JR東は重要度が高い変電所や通信機器を置いた施設をかさ上げする。

 

車両センターは、もともと、長野市のハザードマップで1000年に1度の大雨で10メートル以上浸水する可能性があるとされていた。

 

1997年のセンター開業時には2メートルかさ上げされていたが、不十分だった。

 

JR東は長野市の基準に沿って10メートル程度かさ上げするもようだ。

 

車両の補修などに使う施設には止水板を取り付ける。

 

車両を留置している線路は地面に直接敷いており、かさ上げは難しい。

災害時は新幹線を駅や他の車両センターに退避させることで、車両への浸水を防ぐ方針だ。

 

センターは独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有し、JR東が借り受けている。

 

復旧費用はJR東が加入している保険でまかない、足りない分は鉄道・運輸機構に請求する。

 

工事にかかる費用はこれから試算する。

建設業界では、費用が数十億円程度にのぼるとみられている。

 

JR東の長野以外の5つの新幹線の留置施設も、地元のハザードマップで浸水エリアに指定されている。

 

同社は、今後は他の車両センターもかさ上げなどの対策を検討する。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53050020W9A201C1MM8000/?n_cid=NMAIL007_20191206_Y

 

 

 

 

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2019101270分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

台風19号が12日にも本州に上陸しようとしている。

「台風銀座」と言われる沖縄では、さまざまな台風対策がなされている。

 

 

【電柱が倒れにくい理由】

 

経済産業省は、9月に発生した台風15号の影響で、千葉県を中心に電柱が2千本倒壊したり、損傷したりする被害があったとの推計を出している。


沖縄でも、台風によって電柱が倒れる被害は出るものの、数千本規模の倒壊などは発生していない。


沖縄電力の担当者によると、本土と沖縄で、電柱の設計基準は変わらないという。

では、なぜなのか。

 

「経済産業省の基準に合わせて、平均風速40メートルに耐えられるように設計しています。被害が大きくならない理由として、千葉の山間部の地形の影響もあると思いますが,なぎ倒された木が電柱に引っかかって電柱が倒れたり、電線に何かが引っかかって倒れるということが沖縄では起きにくい。それは、県民があらかじめ、台風前に外に置いてある植木鉢などを屋内に避難させたり、農家も台風対策をしっかりやっているので、影響が出にくいと考えています。また、電柱が倒れないように、電柱を支える対策を施しています」

 

 

【沖縄の瓦は飛ばない】

 

もうひとつ、千葉県の被害状況を見ていると、住宅の瓦が崩れ、ブルーシートで覆われている様子が見て取れる。

沖縄で、まず見ない光景だ。

 

琉球赤瓦屋根の施工に長年携わり、首里城の復元、修復も手がける「現代の名工」山城富凾(やましろ・とみじょう)さんは、「沖縄の瓦はそう簡単に崩れないし飛ばない」と言い切る。


その理由は、瓦を一つ一つつなぎ、さらに漆喰で固めるためだ。

「本土の瓦は置くだけになっているため、飛んでしまっている」と見ている。


屋根の造りにも工夫がある。

「沖縄は、屋根が四方向に傾斜する造りの寄棟(よせむね)屋根になっているから、風を逃がしやすい。台風で屋根に影響がでることはめったにない」と説明する。

 


【台風に強い家「コンクリート造り」】

 

そもそも、沖縄は、瓦をはじめ、住宅の造りが「台風仕様」だ。

 

2014年の国土交通省の調査では、沖縄の木造住宅は13%にとどまり、コンクリート造りが大半を占めている。


山城さんは「1960年代までは沖縄も木造住宅が多かったが、台風被害に加えて、木を食べるシロアリの被害も多かったから、コンクリートの家が増えていった」と振り返る。

 

1960年代の沖縄は、セメント工場の操業が始まり、コンクリートを沖縄で造れるようになったことも要因として考えられる。

 

さらに、木の価格が値上がりし、住宅融資が木造よりコンクリート造を優遇したりしたことも、コンクリート造の普及も後押しした歴史がある。

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/483065 

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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