







2018年10月1日0時42分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
非常に強い台風24号は、30日午後8時頃、和歌山県田辺市付近に上陸した。
激しい風雨により、1人が行方不明、1人が意識不明になったほか、多くのけが人が出ている。
JR東日本は、首都圏の在来線全線で午後8時から順次、運転を取りやめるなど、各地で交通機関がマヒした。
台風は強い勢力を維持したまま1日朝にかけて本州を縦断する見通しで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけた。
気象庁によると、「非常に強い勢力(風速44m以上54m未満)」で上陸するのは、25年ぶりの記録となった先月4日の台風21号以来で、統計の残る1991年以降では4回目。
台風24号は上陸後、勢力が「非常に強い」から「強い」となり、30日午後11時現在、名古屋市付近を時速60kmで北東に進んでいる。
中心気圧は965ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は40m。
1日午後には北海道の東へ抜け、温帯低気圧に変わるとみられる。
この台風により、鹿児島県十島村で54.6m、宮崎県西都市で41.3mなど、各地で最大瞬間風速が観測史上1位を更新した。
また、広い範囲で雨も激しく降り、宮崎県高鍋町96ミリ、愛媛県新居浜市73.5ミリ、三重県尾鷲市64.5ミリなどの1時間雨量を観測した。
鳥取県警によると、同県琴浦町では、台風の影響で陥没した農道から車が約50mの崖下に転落し、乗っていた50歳代くらいの男性が意識不明の状態となった。
宮崎市高岡町では30日午前9時頃、60歳代の女性が用水路に流され、行方不明になった。
このほか、読売新聞の午後9時現在のまとめで、沖縄、鹿児島、大阪などの各府県で計80人が負傷している。
台風の接近を受け、JR東日本は、午後8時以降は首都圏を走る在来線全線で、順次、運転を見合わせる「計画運休」を実施。
同社によると、こうした措置は「確認できる限り、初めての対応」という。
また、東海道新幹線は午後5時頃から全線で運転を見合わせるなどし、267本が運休。
東北、山形、上越、北陸の各新幹線も午後5時以降に本数を減らし、計21本が運休した。
空の便も大きく乱れ、関西空港では、30日午前11時にA、B両滑走路を閉鎖。
日本航空は360便、全日空が450便の国内線を欠航し、計約7万7800人に影響した。
出典
『台風「非常に強い勢力」で上陸…統計史上4回目』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180930-OYT1T50047.html
9月30日20時51分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
非常に強い台風24号は30日午後8時ごろ、和歌山県田辺市付近に上陸した。
台風が「非常に強い」勢力を維持したまま日本に上陸したのは、今月4日、25年ぶりに非常に強い勢力で上陸した台風21号に続いてのこと。
1年に2回、非常に強い台風が上陸するのは、上陸時の風の強さの統計を取り始めた平成3年以降初めてで、極めて異例。
出典
『台風 非常に強い勢力で上陸 1年に2回は極めて異例』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180930/k10011651611000.html
2018年10月3日3時0分に朝日新聞から、消失前後の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
薩摩川内市の甑島で建設中の「藺牟田瀬戸架橋」の工事現場で、橋脚に据え付けられていたクレーン1基が台風24号の影響で倒壊したことが分かった。
2020年度中の開通を目指している県は2日、施工業者による船上からの調査で被害確認を進めた。
県によると、下甑島と中甑島を結ぶ全長1533mの架橋工事は、海中に建てた橋脚14本から橋げたを伸ばす形で進められている。
倒壊したクレーンは下甑島側から4本目の橋脚にあったもので、海中部分約20mを含めた高さが約50m、アーム部は約25m。
船上からの調査では、クレーンが橋脚から70~80m離れた海底に横たわっているのを確認した。
橋脚本体に大きな損傷は見られなかった。
台風24号の影響で風と波が強まっていた9月30日午前11時ごろには、現場作業員がインターネットを通じたライブカメラで異常がないことを確認していたが、同日午後1時半ごろに、県職員がクレーンがなくなっているのに気付いたという。
出典
『鹿児島)甑島架橋工事のクレーン1基が消失 台風24号』
https://www.asahi.com/articles/ASLB235BVLB2TLTB001.html
10月2日14時55分にNHK鹿児島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号が県内に接近していた30日午後、薩摩川内市甑島の橋の建設工事で使用されていた高さ50mの大型クレーンが消失していたことがわかり、工事を発注した鹿児島県は、台風の暴風にあおられて倒壊したとみて、現場の状況などを調べている。
大型クレーンは、中甑島と下甑島の間に橋を架ける「藺牟田瀬戸架橋」の建設工事で使用されていたもの。
およそ50mの高さがあり、工事で使う資材をつり上げたり運搬するために使用されていた。
県によると30日の午前11時ごろには、工事を請け負っている建設会社の社員が薩摩川内市のウェブカメラでクレーンが立っているのを確認していたが、その2時間後、県の職員が現場を確認したところ、クレーンがなくなっていたという。
県や建設会社は、クレーンが台風24号の暴風にあおられて倒壊したとみている。
鹿児島地方気象台によると、甑島では、30日の午後0時49分に、この日最大となる22.3mの最大瞬間風速を観測したという。
「藺牟田瀬戸架橋」は県が320億円を投じて建設を進めているもので、2020年度の完成を目指している。
今回の被害で工事は一時的に中断を余儀なくされていて、再開のめどは立っていないという。
出典
『暴風で工事用大型クレーンが消失』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20181002/5050004530.html
(2018年10月20日 修正1 ;追記)
2018年10月19日18時7分にNHK鹿児島から、本体は海底で、支柱2本は60km離れた海面に浮いているのが見つかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工事を発注した県によると、クレーン本体は現場近くの海底で見つかり、今月16日に引き上げられたという。
また、本体を支えていた鋼管4本もなくなり、このうちの2本が現場から南東へおよそ60kmほど離れた南さつま市坊津町秋目の沖で海面に浮いているのが見つかったという。
県によると、鋼管は長さ18mで、重さは2本あわせて9トンあり、中は空洞で、海面から50cmほど先端部分が突き出た状態で浮いていたという。
残る2本の鋼管はまだ見つかっておらず、県と海上保安庁では、海面に浮いている可能性があるとして、航行する船に対して注意を呼びかけている。
出典
『台風で消失のクレーン鋼管発見』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20181019/5050004678.html
10月17日20時20分に南日本放送からは、浮いていた柱は瀬渡し船の男性が見つけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月15日、現場から南東におよそ60km離れた南さつま市野間岬の南東で、瀬渡し船の男性が柱2本を発見したという。
見つかった柱について県は、今後、海から引き上げ、処分することにしている。
出典
『台風で倒壊甑島のクレーン 一部が南さつま市沖で発見』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00032719-mbcnewsv-l46
2018年10月2日16時0分に沖縄タイムスから、折れた煙突の写真付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風24号の第3回県災害対策本部会議が1日、県庁であった。
金武町と宜野座村のごみ処理施設である金武地区清掃センターは煙突が折れて稼働が停止し、復旧には2カ月程度かかる見通し。
廃棄物の焼却処理を他市町村などに委託する必要があり、現在、調査中という。
出典
『台風24号で折れた煙突、ごみ処理復旧に2カ月か 沖縄で信号401カ所作動せず』
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/323931
(ブログ者コメント)
〇掲載写真によれば、折れたのは鉄製の煙突。
煙突のほぼ半ば、高さ10mほどの位置から折れているように見える。
破断面も写っているが、画面が暗く、詳細不明。
端がめくれているように見えるような気もする。
〇台風21号に続き、台風24号も日本列島を直撃し、大きな被害が出た。
本ブログでは、数多くの被害のうち、ブログ者のアンテナにひっかかった事例や情報を、以降、紹介する。
2018年9月30日17時28分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時ごろ、八王子市下恩方町で小型のクレーン車が横転し、アームの部分が2階建ての住宅の屋根にぶつかった。
警察によると、アームの先端に取り付けられたかごに乗っていた近くに住む造園業の73歳の男性が外に投げ出され病院に運ばれたが、意識不明の重体だという。
これまでの調べによると、男性は自宅の庭の木を伐採するため、クレーン車を坂道に止めて作業をしていたが、突然、クレーン車が下り始め、道路脇の石垣にぶつかってバランスを崩し、横転したとみられるという。
クレーン車は、サイドブレーキがかかっていたが、車両と地面を固定させる装置は使われていなかったということで、警察が詳しい原因を調べている。
出典
『小型クレーン車が横転 男性重体』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180930/0019179.html
9月30日11時24分にTBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時過ぎ、東京・八王子市の住宅で「屋根の上に人が倒れている」と、110番通報があった。
警察官が駆けつけたところ、クレーン車が横転し、操縦していた隣の家に住む造園業の73歳の男性が投げ出されて、2階建ての住宅の屋根に倒れていた。
男性は住宅前の坂道で庭木の伐採をしていたとみられ、意識不明の重体。
「もう意識がないみたいなので、救急隊員の方が屋根に上がって心臓マッサージをしていた」(目撃者)
当時、路面が雨で濡れていたということで、警察は事故の原因を調べている。
出典
『東京・八王子でクレーン車横転、73歳男性が重体』
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3486347.html
(ブログ者コメント)
映像によれば、山間部にポツポツと住宅がある地域の、やや細く緩やかな坂道にクレーンを停めていた模様。
アーム先端のカゴは、パイプを使った手作り品のようにも見える。
2018年9月28日21時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「背中からポキッという音がした。もうだめだ、と死を覚悟した」。
東京都武蔵野市の男性(91)は、2016年9月に起きた事故について、朝日新聞の取材に語った。
ハンドル付きの電動車いすに乗り、自宅の車庫から道路に出ようとしていた。
安全確認のために一時停止した際、下りてきた電動シャッターと車いすの間に体を挟まれた。
背中を強く圧迫され、助けを求める声も出せない。
通りかかった人が妻(85)を呼んでくれて助かったが、腰の骨が折れる大けがを負った。
消費者安全調査委員会(消費者事故調)の報告書によると、男性の体には、約120kgの力がかかったと推測されている。
支柱と支柱の間を走る2本のセンサーの光が一方でも遮られるとシャッターが止まる安全装置がついていたが、偶然、どちらも体と車いすの間のわずかな隙間を通り抜け、作動しなかったという。
事故調の担当者は、同様のことは自転車などでも起きる可能性があると指摘。
報告書は、安全装置の普及だけでなく、さらなる改善も求めた。
男性の家では、事故後、センサーの光を4本に増やした。
14年8月には、沖縄県内のスーパーで入り口のシャッター(重さ160kg)が落下し、客の女性2人が負傷。
設置から約11年が経ち、シャッターを支えるチェーンが腐食して切れたのが原因の一つとされた。
保守点検はしていなかったという。
報告書は、所有者が保守点検をするようにメーカーなどが働きかけるべきだとしたが、あるメーカーの担当者は、「費用を気にする人もいる。不具合が出たら修理すればいいという人が多い」と話す。
事故調によるアンケートでも、戸建て住宅で点検を受けているのは16%だった。
【電動シャッター事故、16年で14人死亡】
消費者事故調は28日、店舗や自宅などに設置された電動シャッターに挟まれるなどして死亡や大けがにつながった事故に関する調査報告書をまとめ、発表した。
昨年7月までの16年間で28件の事故が起き、14人が亡くなったという。
業界団体への聞き取りや、公表されている事故情報などを集計した。
▽動作中の負荷を感知したり急降下を停止したりする装置が装備されていない
▽シャッターが故障している
などの原因で事故が起こっていたという。
また、電動シャッターを使っている1000人にアンケートを実施。
317人が使用時に危険を感じたと回答し、挟まれそうになった経験がある人も207人いた。
事故調によると、安全装置は製造物責任法が施行された1995年以降、多くのメーカーで標準装備されている。
ただ、日本シヤッター・ドア協会によると、全国には約330万台の電動シャッターがあるが、安全装置が設置されているのは約200万台と推定されるという。
事故調は、安全装置がない場合は付け加えるなど、安全に配慮するよう呼びかけている。
この日会見した事故調の宇賀克也委員長は、「シャッターは、下りてくるスピードはゆっくりだが、人一人の力では抱えきれない重さ。挟まれたら危険であることを認識してほしい」と注意を促した。
出典
『「背中からポキッ」 電動シャッターに挟まれ、死を覚悟』
https://www.asahi.com/articles/ASL9T71NSL9TUTIL04N.html
9月28日18時6分に産経新聞westからも、消費者事故調からの発表に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者事故調は28日、車庫などの電動シャッターに挟まれる事故が平成13年以降、28件あり、14人が死亡したと発表した。
主な事故原因は安全装置の未整備や故障で、製造業者に対策を促す必要性を指摘した。
一方、使用者の半数以上が閉まる途中のシャッターをくぐり抜ける危険な行為を経験していたことも判明。
使用者にも注意喚起する必要があるとしている。
消費者事故調によると、28件は13年6月~29年9月に発生し、死者のほか13人が重傷を負った。
そのうち、情報収集が困難なケースなどを除いた5件(死亡3件、重傷2件)を抽出して、詳細に調査したという。
その結果、死亡事例3件のうち2件で、電動シャッターが障害物を挟むと停止するなどする安全装置が設置されていなかったことが分かった。
残る1件と重傷の2件は、安全装置が故障するなどしたため、機能していなかった。
また、主要製造業者5社のうち4社が、所有者情報を把握しておらず、点検を促す取り組みをしていないことも判明したという。
消費者事故調は、経済産業省に「安全装置の普及に加え、所有者への保守点検の実施を勧められるように製造業者を促すべきだ」などとしている。
一方、消費者事故調は、電動シャッター使用者1000人を対象に調査。
その結果、半数を超える56%が、閉まる途中のシャッターをくぐり抜けたことがあると回答した。
消費者事故調は、使用者側の安全意識にも課題があると指摘。
「電動シャッターは、挟まれると重傷を負うほどの負荷がかかる可能性がある。使用者には、注意事項だけではなく、事故の危険性にも注意してほしい」と訴えた。
出典
『電動シャッター死傷事故、平成13年6月以降28件 安全装置の未整備や故障が要因 使用者も危険な行為 消費者事故調「注意促す必要ある」』
http://www.sankei.com/affairs/news/180928/afr1809280018-n1.html
9月29日16時50分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消費者事故調は、「シャッターの安全装置が設置されていないか、作動しなかったことが原因」などとする調査報告書をまとめ、公表した。
経済産業相に安全装置の装備徹底を促すよう求めたほか、消費者庁長官にも事故の危険性の周知を求めた。
事故調によると、業界団体に記録が残る2001年6月から17年9月に全国で28件のシャッター事故が発生し、14人が死亡した。
事故調は、このうち08年8月以降の5件について事故内容を検証した。
報告書によると、5件のうち4件では、安全装置が装備されていないか、故障などで機能していなかった。
残りの1件では、シャッターを稼働させるチェーンが腐食で破断し、シャッターが落下していた。
急降下を防ぐ装置もなかったという。
出典
『電動シャッターで事故調「安全装置不備が原因」』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180929-OYT1T50043.html
(ブログ者コメント)
武蔵野市の事例をはじめ、下りてくるシャッターに挟まれた事例は、本ブログでも何件か紹介スミ。
2018年4月2日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第7報修正7として掲載します。
第6報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8209/
(2018年10月5日 修正7 ;追記)
2018年9月28日21時0分に産経新聞westから、台車構成部品のプレス作業を別会社に変更後、精度にばらつきが出始めたが問題視されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台車の鋼材が薄く削られた経緯などを検証した川崎重工業の委員会は28日、製造元の同社内のコミュニケーション不足に、過度な現場依存が加わる「負の連鎖」が引き起こしたとの結論を明らかにした。
新幹線の重大事故に繋がった恐れのある台車の製造不備は、現場任せの企業体質に原因があった。
【甘い判断「それほど大きな問題は出ない」】
「台車枠の不備は、偶然、発生した事象ではなく、品質管理体制の弱点に起因するものであった」。
川重が4月に立ち上げた全社品質管理委の中條武志委員長(中央大教授)はこう述べ、複数の誤った行動や判断が背景となり、台車の整備不備につながったと結論づけた。
一つは、台車を構成する「側(がわ)バリ」と呼ばれる部品をプレスして抱き合わせる課程で起きていた。
プレス加工を従来外注していたメーカーが、鉄道向け部品の製造を取りやめたため、川崎重工業は平成18年6月から、別の業者に加工を任せるようになった。
発注先や加工方法の変更により、加工部分の精度にばらつきが生じるようになったが、「それほど大きな問題は出ないと判断していた」(志磨・車両カンパニー品質保証本部長)。
新幹線の台車枠の製造プロセスの問題点をあぶり出す目的の会議も開かれたが、発注先の変更については、議論の対象にもならなかった。
また、委員会は側バリに「軸バネ座」と呼ばれる部位を溶接する作業でも、情報伝達などに課題があったと指摘した。
【詳しい説明を怠るスタッフ】
製造時の注意事項をまとめた「作業指導票」は、強度に影響が及ぶとして、台車枠の鋼材を削ってはいけないと規定。
しかし、指導票を作成したスタッフは、現場班に詳しい内容を説明せず、作業員らも指導票を見ることはなかった。
結果として、作業員らは、加工部分のがたつきを抑えようと、独自の判断で台車枠を削った。
底面が広範囲にわたり削られたため、中には厚さが基準の7mmを大幅に下回る箇所もあった。
石川副社長は、「現場の班長らの方が(指導票を作った)スタッフよりも現場に詳しいとの思い込みがあった。過度な現場依存、現場任せの体質が出ていた」とこぼした。
一方、委員会の調査でも明らかにならなかった点もある。
破断寸前の亀裂が起きた台車は、削り込みの補正や寸法調整のために施される「肉盛(にくもり)溶接」がなされていた。
しかし委員会が、OBを含めた関係者に聞き取っても、「全員が肉盛をした記憶がないという回答だった」(志磨品質保証本部長)。
この肉盛溶接について、国の運輸安全委員会は、調査の経過報告で、亀裂の発生や進展に関与した可能性を指摘する。
見解を問われた本川・車両カンパニープレジデントは、「運輸安全委が原因究明している」と述べるにとどめた。
出典
『負の連鎖が引き起こした亀裂 「偶然発生でない」 』
http://www.sankei.com/west/news/180928/wst1809280093-n1.html
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2018年9月28日16時20分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもたちに災害から身を守る力を身につけてもらおうと、那須町は来年度から、町内すべての小中学校で、防災教育を授業の教科として行う独自の教育課程を導入する方針を固め、国に特例の指定を受けるための申請を行った。
那須町は、平成10年に「那須水害」と呼ばれる水害で3人が死亡する被害を受けたほか、活火山の那須岳があり、火山災害への備えも課題となっている。
町は、子どもたちに継続して体系的な防災教育を行うため、来年度から町内に9つある全ての小中学校で、防災教育を授業の教科として行う方針を固めた。
具体的には、小中学校のすべての学年で、水害と地震、火山災害の3種類について年間7時間の授業を行い、気象台とともに作成した指導案を使って、それぞれの災害が起こるメカニズムのほか、ハザードマップを使って、災害が起きた際に取るべき適切な行動などを学ぶという。
町は27日、文科省に独自の教育課程を導入する特例の指定を受けるための申請を行った。
文科省によると、こうした取り組みは全国的にも珍しいという。
那須町教委は、「災害の教訓を生かして、いつどこで起こるかわからない災害に備えるためにも、子どもたちの意識も高めていきたい」と話している。
出典
『防災教育を授業の教科に 那須町』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20180928/1090002965.html
ちょっと前、7月13日11時11分に下野新聞からは、防災教育の公開授業が行われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記録的な豪雨で甚大な被害を出した1998年の那須水害から8月で丸20年を迎えるのを前に、那須町東陽小で12日、「大雨」をテーマにした防災教育の公開授業が行われた。
町教委が本年度から試験的に取り組む新教科の一環で、専門家と協力して作成した指導案を基に、4年生17人が、大雨で想定される被害や学区内の危険地域、避難場所などを学んだほか、授業後に行われた防災講習会では、土嚢作りも体験した。
町教委は、今後、地域特性に応じた防災・減災教育を、発達段階に応じて実施する方針。
新教科は、人間関係、防災教育、プログラミング教育の3つで構成。
防災教育は、専門知識のない教員でも教えられるよう、町教委が兵庫県立大の木村玲欧(きむられお)准教授(防災教育学)、宇都宮気象台の永田俊光(ながたとしみつ)地震津波防災官と協力して指導案を作成した。
出典
『大雨想定し防災教育 那須水害20年那須町教委』
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/48967
2018年9月28日12時3分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日、大阪方面に向かう阪神電鉄の上りの急行電車で、兵庫県西宮市の甲子園駅から乗車した50代の会社員の男性が座席に座ったところ、尻に痛みや熱さを感じ、6か月の大やけどを負った。
警察は、座席が薬品のようなもので濡れていて、近くにペットボトルが倒れていたことから、防犯カメラの映像などをもとに捜査していた。
その結果、20代の会社員が、直前に甲子園駅の構内で手のにおいをかぐような仕草をしていたことがわかり、事情を聴いたところ、座席に強いアルカリ性の業務用洗剤をこぼしたことがわかったという。
会社員は、家の掃除に使うためペットボトルに入れていた洗剤がリュックサックから漏れ出したと説明しているということで、警察は、そのまま放置したことで被害が出たとして、過失傷害の疑いで28日、書類送検した。
捜査関係者によると、調べに対し、「洗剤がこぼれたのは気づいたが、大ごとになると思わなかった」と話しているという。
出典
『乗客やけどは洗剤原因か書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180928/0007753.html
9月28日11時37分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警は28日、誤ってシートに業務用洗剤をこぼしたとして、過失傷害の疑いで大阪市に住む20代の料理人の男性を書類送検した。
捜査関係者によると、男性は職場にあった強アルカリ性洗剤をペットボトルに移し替え、自宅の掃除に使うためにリュックに入れていた。
3日は、出勤のために梅田発西宮行き急行に乗車。
洗剤がこぼれて自分の服が濡れていることに気付き、慌ててボトルを車内に放置して、甲子園駅(兵庫県西宮市)で下車した。
付近の防犯カメラに、濡れた服を気にしながら歩く様子が写っていた。
出典
『阪神電車で乗客やけど、原因は誤ってこぼした業務用洗剤だった…過失疑いで料理人書類送検 兵庫県警』
https://www.sankei.com/west/news/180928/wst1809280039-n1.html
9月28日12時9分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、甲子園駅付近の防犯カメラ映像から男が浮上。
捜査員が数日後に男を同駅で職務質問したところ、容疑を認めたという。
出典
『阪神電鉄の座席に洗剤、やけどさせた疑い 男を書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL9X2SX0L9XPIHB001.html
(ブログ者コメント)
業務用洗剤を持ち歩いていての事故は、過去に本ブログでも何件か紹介している。
一昨年には兵庫県で、今回と同じような事例も起きている。
2018年9月28日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飲食店で、いわゆる飲み放題を利用すると、普段の飲酒に比べて飲む量が男子学生で1.8倍、女子学生で1.7倍に増えることが、筑波大の吉本尚准教授(総合診療)、大学院生の川井田さん(女性、精神看護)らの調査で分かった。
関東の31大学に通う20歳以上の大学生と大学院生に調査票を送り、533人から有効回答を得た。
その結果、回答者の96%に当たる511人が、飲み放題の利用経験があった。
経験者に酒量を尋ねると、男子学生の40%、女子学生の30%は、飲み放題のときにだけ、純アルコール換算で60g以上を摂取していることが分かった。
60gは、世界保健機関(WHO)が定義する「一時的多量飲酒」に当たるアルコール量。
度数5%のビールなら1.5ℓ、15%の日本酒なら3合、43%のウイスキーならダブルで3杯に相当する。
川井田さんによると、こうした飲酒では、急性アルコール中毒のほか、記憶を失う、外傷といった短期的影響とともに、脳の障害やがん、アルコール依存症、肝硬変、心疾患などで長期的な影響があることが、過去の研究で報告されている。
WHOの「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」(2010年)は、酒の安売りなどと並んで、飲み放題サービスを禁止するか制限するよう、各国に要請している。
吉本さんは、「大学生や大学院生の年齢では、アルコールに対する自分の体質も分かっていない。学生には、飲み放題が自分の飲み方に与える影響を知ってもらい、同時に酒を提供する側も、サービスの在り方について議論してほしい」と話した。
出典
『飲み放題で酒量2倍近くに 筑波大が関東の学生ら調査』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201809/CK2018092802000163.html
2018年9月30日10時40分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鶴岡市のまちづくり会社Yデザインは29日、同市北京田に整備した全天候型児童遊戯施設キッズドームソライ1階「アソビバ」で、遊具を体験した40代男性が左足を骨折する事故があったと発表した。
大人の遊具利用を原則禁止する一方、10月1日からの無料体験会は、1階は当面、見学のみとし、安全対策の追加工事を行うことを明らかにした。
同社によると、男性は名古屋市の設計事務所の建築士で、同施設の視察に訪れていた。
28日午後7時55分ごろ、大型ネット遊具の上部から約3m下のクッションまで、傾斜約30°の木製斜面を滑り降りた際に骨折し、救急搬送された。
同社は、「メーカーとともに、関連法令を順守して遊具を設計し、対象の0~12歳延べ約80人による試験運用を行って安全確認を進めたが、大人の利用のルール作りが不十分だった。けが人が出たことは申し訳ない」としている。
無料体験会は公式ウェブからの予約が必要で、地下1階「ツクルバ」での3Dプリンターなどを使った工作やアートは体験できる。
11月1日のグランドオープンへの影響は無いという。
出典
『遊具体験した大人けが 鶴岡・ソライ、利用を制限』
http://yamagata-np.jp/news/201809/30/kj_2018093000571.php
(ブログ者コメント)
掲載された写真を見ると、結構きつい斜面。
着地点には、クッションマットが敷かれている以外、遠くに滑っていくのを防ぐためだろうか、サッカーのゴールネットのようなものも設置されているように見える。
それにしても、子供は安全に滑れたが大人はけが。
体重が重い大人は加速がつきすぎて・・・・ということだろうか?
2018年9月29日20時39分に北日本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後、立山町で用水路に流され、行方不明になっていた男性が30日朝、転落した場所からおよそ800m下流で遺体で見つかった。
遺体で見つかったのは、魚津市経田西町の会社員、Nさん(男性、58歳)。
警察によると、28日午後2時45分ごろ、立山町岩峅寺の用水路にNさんが誤って落ち、28日の捜索では見つからなかった。
警察が30日朝、夜明けとともに捜索を再開したところ、午前7時20分ごろ、転落した場所からおよそ800m下流にある富山市上滝の中滝発電所排水口の地下水槽から遺体で見つかった。
Nさんは、来月から始まる用水路の法面を補修する工事のため、準備作業をしていたということで、一輪車で発電機を工事現場まで運んでいた際に、誤って用水路に落ちた。
用水路は北陸電力の雄山第二発電所の導水路で、Nさんが勤めていた会社が補修工事を請け負っていた。
北陸電力は、「お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族に対し心から哀悼の意を表します」とコメントしている。
出典
『用水路に流された男性 遺体で発見』
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=19710
9月29日19時36分にNHK富山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、Nさんが転落した用水路は幅がおよそ5mで、当時、流れは速かったということで、柵やふたは設置されていないという。
出典
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20180929/3060000430.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、現場は山間部のような場所。
のり面は畑?草地?から導水路に向け緩やかに傾斜しており、全体的に草が生えている。
(2019年8月1日 修正1 ;追記)
2019年7月29日19時18分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
魚津労基署は、転落防止のため、柵を設置したり、別の通路を使用させたりするなどの安全対策を怠っていたとして、工事を請け負っていた立山町のM建設と責任者の62歳の男性を労安法違反などの疑いで書類送検した。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190729/3060002372.html
2018年9月27日9時50分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県安中市のJR安中榛名駅前の県道に、県内で初めて信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」ができ、本格導入に向けた社会実験が26日、始まった。
ラウンドアバウトは中央に円形のゾーンを設けた交差点で、車は周回道路(環道)に左折して進入し、時計回りに走って目的の方向に抜けていく。
交差点に入る車は減速するため、重大事故を減らせるほか、信号待ちによる遅れや信号機の停電による混乱がないといった利点がある。
県は今回、約2500万円を投じて簡易型のものを設置した。
従来の信号機は撤去せずにカバーを掛け、中央にブロックで仮設の円形ゾーンを造った。
交差点手前の路面には、「止まれ」ではなく、「ゆずれ」と書いた。
社会実験は12月末頃まで。
今後、地元住民や関係団体にアンケートを行い、交通状況や利便性などを調べる。
出典
『初のラウンドアバウト「止まれ」を「ゆずれ」に』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180927-OYT1T50033.html
(ブログ者コメント)
ラウンドアバウトについては、過去にも図解付きの報道を紹介したことがある。
2015年12月10日掲載
『2015年12月3日報道 信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」が導入されて1年3ケ月、警察庁が調査した範囲では導入前に比べ人身事故は15%減少』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5453/
(2019年1月22日 修正1 ;追記)
2019年1月21日3時0分に朝日新聞(群馬版)から、実験結果を受けて県は環状の直径を広げるなどの対策を講じるという下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
群馬県が北陸新幹線・安中榛名駅(同県安中市)の入り口交差点で社会実験をしていた信号機のない環状交差点「ラウンドアバウト」が正式導入されることになった。
今年夏ごろまでに着工する。
県内での導入は初めて。
社会実験は昨年9月から開始。
以前より交差点内の車両の走行速度が低下し、交差点の前後100mの通過時間が短縮するなどの効果があったという。
一方で、交差点をまっすぐ突っ切ってしまう車両があったほか、ガードレールで横断中の歩行者が見えづらいという意見もあった。
これを受け、県は環状の直径を現在の12mから15mに広げ、ガードレールを撤去して見通しを良くするなど、対策を講じる。
また、「どう走ったらいいのか」、「いつウィンカーを出すべきか分からない」といった意見もあることから、県警と協力して交通ルールの周知を図っていく。
出典
『群馬)ラウンドアバウト、安中で正式導入へ 県内初』
https://www.asahi.com/articles/ASLDZ64V8LDZUHNB00D.html
1月21日16時2分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県内で初めて安中市のJR安中榛名駅前に導入された「環状交差点」(ラウンドアバウト)について、県は、昨年秋に実施した社会実験の結果を公表した。
交差点内で車の走行速度が下がり、重大事故を防げることが確認された一方で、交通ルールの周知が足りないなどの課題もわかった。
ラウンドアバウトは中央に円形ゾーンを設けた交差点で、車は周回道路(環道)に左折して進入し、時計回りに走って目的の方向に抜けていく。
実験の結果、交差点内を走る車の平均速度は、信号交差点だった時に比べて23km/h低下した。
信号待ちがなくなったため、交差点を通過する時間も14~24秒短くなった。
県はこの結果を、交差点をより安全で円滑に通行できるようになったと評価している。
一方、ラウンドアバウトを通った運転手へのアンケートでは、「交差点から出る時に、いつウィンカーを出せばいいかわからない」などの意見が出た。
県は今後、交通ルールを書いたパンフレットの配布を続け、正式導入に向けて今夏までに工事を始める。
出典
『環状交差点、通過時間は短縮…ルールは周知不足』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190121-OYT1T50046.html
2018年9月29日18時36分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山梨県富士河口湖町立の6保育所で27日、園児と職員がアレルギー症状を訴えた問題で、県は29日、給食に出たマグロから食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンを検出したと発表した。
発症者は当初より13人増えて92人となったが、全員回復している。
県によると、マグロは各保育所に同じ仕入れ先から、冷凍状態で納品された。
鮮度が落ちたり、常温で放置したりするとヒスタミンが生成されることから、県は、納入までの管理に問題があったとみて詳しく調べる。
原因が特定されたことを受け、富士河口湖町は10月3日から、町内の全保育所で取りやめていた給食の提供を再開する。
出典
『給食マグロからヒスタミン 山梨の保育所、92人食中毒』
http://www.sankei.com/life/news/180929/lif1809290023-n1.html
9月29日18時52分にNHK山梨からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日の昼ごろ、富士河口湖町にある6つの保育所で給食を食べた園児と職員合わせて92人が、口の周りに湿疹ができたり顔が腫れたりするなどの症状を発症した。
保健所が調べたところ、給食に出されたまぐろから食中毒の原因物質である「ヒスタミン」が検出されたという。
県によると、まぐろを加工するまでの過程で温度管理が不十分だったためにヒスタミンが増えた可能性があるということで、まぐろに含まれたヒスタミンによる食中毒と断定して、町に対し、食材の温度管理の徹底などを指導した。
ヒスタミンは、保管する過程で増えた場合、調理時に加熱しても分解されないため、県は、魚を生のまま保存する際は速やかに低温で管理するなど、注意を呼びかけている。
出典
『保育園児体調不良は食中毒と断定』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180929/1040004329.html
9月30日2時3分にFNN PRIMEからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、27日に提供された「マグロのみそがらめ」と食材のマグロから、食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンが検出された。
出典
https://www.fnn.jp/posts/00402018CXL
9月29日16時23分に山梨放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ヒスタミンは赤身魚の不適切な管理で生成され、去年は全国で8件報告されている。
出典
『原因はヒスタミン食中毒』
https://www.htv.jp/nnn/news88813956.html
(ブログ者コメント)
〇冷凍状態で仕入れ、町(給食センター?)が調理したマグロ。
仕入れ先の温度管理不備、町の温度管理不備の両方の報道があるが、さて、いずれが原因だったのだろうか?
〇赤身魚によるヒスタミン中毒は、本ブログでも過去に2件、サバの塩焼きとサンマの干物事例を紹介している。
2018年9月27日17時50分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日正午ごろ、笛吹市御坂町成田にある塗装会社の倉庫の中で男性2人が倒れていると、近くを通りかかった人から消防に通報があった。
2人は、この塗装会社の30歳と54歳の男性従業員で、甲府市内の病院に搬送されたが、症状は軽く、命に別状はないという。
警察によると、2人は27日午前中から倉庫のシャッターを開けて、「トリクロロエチレン」という塩素系の薬品を使って金属製の部品の洗浄作業をしていたということで、警察は、2人がこの薬品を吸い込んで体調を崩したとみて調べている。
当時、現場周辺では異臭がただよったため、警察は近くの道路を1時間ほど通行止めにし、近くの笛吹高校と市の教育委員会に状況を説明したが、警察によると、これまで体調不良などを訴えた人は他にはいないという。
出典
『薬品吸い込んだか 男性2人搬送』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180927/1040004304.html
(ブログ者コメント)
以下はNHKの1シーン。
奥行きは定かでないが間口が10mほどありそうに見える、そう大きくもない平屋建ての倉庫だ。
その建屋の壁から、直径数10cmほどあろうか、排気筒が屋根の上まで出ている。
排気筒といい、シャッターを開けて作業していたことといい、有機溶剤中毒の危険性については理解していたように見受けられる。
それなのに、なぜ?
可能性としては、トリクロロエチレンが入った容器に顔を近づけ過ぎた、あるいは空気流れのない場所でトリクロロエチレンを取り扱った・・・そのようなことが考えられる。
2018年9月26日15時59分にNHK奈良から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大和高田市で今月、台風21号の接近に伴って市民が避難した市の施設に、本来、備蓄されているはずの飲料水が1本もなく、台風が迫る中、市の職員が別の場所から急きょ運び入れる対応をとっていたことがわかった。
毎年行うよう定められている備蓄倉庫の点検を行った記録もなく、備蓄の総点検を急ぎたいとしている。
今月4日、台風21号の接近に伴い、大和高田市は市内全域に避難準備の情報を出して、お年寄りなどに早めに避難を始めるよう呼びかけ、市内4か所で避難所を開設した。
大和高田市によると、このうち市立の「武道館」には、最大で32人が避難したが、ここに備蓄されているはずの飲料水が1本もなく、台風が接近する中、急きょ、市の職員が別の施設から水を運ぶ対応をとったという。
市の地域防災計画では、避難所などでの備蓄について、「毎年点検し、備蓄品の補充・更新を行う」と定められているが、具体的な点検のマニュアルはなく、おととし11月以降、点検をした記録は残っていないという。
大和高田市は、「施設には自動販売機や水道水もあり、避難する市民には自分で水分を確保するようお願いしている。ただ、備蓄の点検は行わねばならず申し訳ない」としていて、市内に20あるすべての避難所などでの備蓄の総点検を急ぎ、今後の災害に備えたいとしている。
これについて、災害時の備蓄のあり方などについて詳しい神戸大学大学院の堀江進也准教授は、「本来あるべき備蓄が倉庫に1つもないというのは恐ろしいことだ。災害時には停電や断水も起こりえるが、そうしたリスクを過小評価しているとも言える」と指摘している。
そのうえで、「災害への備えの基本は自分で自分を守る自衛が大切で、個人それぞれが食料品や水などを十分に備蓄しておくことが大事だ」と話している。
出典
『避難所に備蓄飲料水なく総点検へ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20180926/2050001094.html
9月26日21時21分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
本来備蓄しておくべき500mℓ入りペットボトルの飲料水がなかったことが、26日、市への取材で分かった。
市によると、4日朝、市内に4カ所の避難所を設置。
約30人が避難した市立の武道館で、市の防災計画で200本の備蓄が必要とされた災害用のペットボトルの飲料水が1本もなかった。
市の担当者は、「年度替わりなどで、施設管理者の引き継ぎが適切に行われていなかった」と説明した。
出典
『避難所に備蓄飲料水なし 奈良・大和高田市』
http://www.sankei.com/west/news/180926/wst1809260089-n1.html
(ブログ者コメント)
NHKで報じられている、市の「施設には自動販売機や水道水もあり、・・・」という見解。
詳しくは、インタビューに答える形で、危機管理責任者の方が、以下のようなことを言っていた。
『断水とかしなければ、施設ですので水道も使えるし、自動販売機等も設置されているので、水分がとれないという事態にはならないと想定している。ただ、職員が行う点検ができていなかったのは事実につき、今後はちゃんと点検していく』
言い方の問題かもしれないが、かなり違和感。
断水を想定しての飲料水備蓄だと思うのだが・・・・。
2018年9月26日15時28分に毎日新聞から、京阪神エリア鉄道各社の台風21号時の対応一覧表付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
台風シーズンに鉄道の運休をあらかじめ告知する「計画運休」が、京阪神エリアで浸透しつつある。
今月4日に近畿地方などに上陸した台風21号を巡っては、JR西日本だけでなく、南海、京阪も、初めて実施。
大型で非常に強い台風24号が沖縄の南を北上する中、利用者からは運用の改善を求める声も上がる。
「企業活動に影響を及ぼしたのは申し訳ないが、無理に出社してもリスクに直面する。有事では、一定程度、必要な措置ではないか」。
JR西の来島社長は19日の定例記者会見で、計画運休について、こう語った。
JR西は3日午前10時45分の段階で、翌4日の京阪神エリアの計画運休を公表。
4日正午過ぎまでに、近畿の全線で運転を取りやめた。
同社が京阪神の全線運休を前日に知らせるようになったのは、2014年10月の台風19号からだ。
この時は、結果的に台風の勢力が弱まり、他の私鉄が運行したこともあって、苦情が寄せられた。
だが、計画運休を見送った15年7月の台風11号では、東海道線の新快速電車が駅間で約4時間立ち往生し、19人が救急搬送される事態に。
同社は、台風の中心気圧が950ヘクトパスカルより強い勢力で近畿を縦断すると予想される場合などは、前日夕までに全線運休を知らせる指針を策定している。
今月の台風21号では、JR西に続き、南海電鉄が3日正午に、京阪電鉄も同日午後5時に、それぞれ計画運休実施を公表。
両社とも、4日正午過ぎから、全線で運転を見合わせた。
ただ、京阪は告知が夕方になったとあって、広報担当者は、「『もう少し早く教えてもらえるとありがたかった』という利用者の声があった」と明かし、「どの程度の台風の規模の時に計画運休の判断をし、いつ公表すべきかが課題だ」と話す。
一方、阪急電鉄、阪神電鉄、近鉄は、「安全が確認できる間は走らせる」として事前告知は見送り、台風の影響が大きくなった4日正午前後に、いずれも全線運休した。
これに対し、大阪府北部の自治体で働き、阪急京都線で通勤する女性は、「事前に知らせてもらった方がありがたかったかも」と振り返る。
朝、出勤はしたが、午後の運休で帰宅できなくなると判断し、ほとんど仕事をせず、午前中のうちに、とんぼ返りしたという。
ある鉄道会社幹部は、「運転中に台風による飛来物で架線が切断され、停電で電車が駅間で止まったり、冷房が利かなくなったりする可能性があった。乗客に線路を歩かせるわけにもいかない」と語り、計画運休に理解を求めた。
出典
『鉄道 台風予測 広がる「計画運休」 リスクを回避』
https://mainichi.jp/articles/20180926/k00/00e/040/292000c
2018年9月26日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR九州が福岡県みやま市のJR鹿児島線の線路にまいた除草剤が飛散し、沿線の約7kmの範囲で、大豆の葉が生育不良で萎縮する被害が相次いでいることが分かった。
沿線の早場米の稲からは非農地用の農薬成分が検出され、地元JAは早場米の出荷を見合わせている。
JR九州は非を認め、農家への被害補償や見舞金の支払いを検討している。
同社によると、各線で年2回程度、専用の作業車両を使って除草剤を散布しているが、農産物の被害が広範囲で発生したのは初めてという。
みやま市のJR鹿児島線では、8月1日と7日の深夜から未明にかけて散布しており、「日中の猛暑で除草剤が揮発し、周辺の田畑に影響した可能性もある」(広報部)とみて、原因を調査している。
他の沿線自治体や農家からの被害の訴えはないとしている。
JAみなみ筑後(みやま市)によると、8月中旬、大豆農家から被害が相次いで寄せられたため、調査を開始。
瀬高駅から渡瀬駅まで全長7km、線路を挟んで最大30mの範囲で、葉の萎縮を確認した。
市と連携して民間検査機関に大豆と稲の葉の残留農薬検査を依頼したところ、稲から微量の農薬成分「ジカンバ」を検出。
ジカンバは、JR九州が散布した非農地用の除草剤に含まれており、農地用には使用されない成分という。
JA側は、JR九州に検査結果を報告したほか、「安全性が確認できない」として、収穫済みの早場米計8トン(約160万円相当)を出荷せずに保管している。
大豆は11月から収穫が始まるが、出荷を見送る農家もあるという。
沿線の農家男性(36)は、「私たちは、農薬散布の際には、隣の水田や畑に飛散しないように細心の注意を払っている。JR九州のいいかげんな作業が原因ではないのか」と憤る。
JR九州は取材に、「迷惑を掛けたことをおわびする。原因究明を進め、(被害にも)真摯に対応する」と話した。
出典
『JR線路除草剤で沿線農作物被害 早場米の出荷自粛も、みやま市 今夏猛暑で揮発、飛散か』
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/452443/
(ブログ者コメント)
同じような事例は2012年、滋賀県の近江鉄道沿線でも起きている。
2012年9月6日掲載
2012年8月30日報道 滋賀県の近江鉄道で鉄軌道上に散布した除草剤で沿線の稲が広範囲に枯れる、例年より位置高く量が多目だったことが原因か? (修正2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2209/
2018年9月25日11時20分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、北九州市で倉庫の一部が燃えた火事で、高圧洗浄機を使って初期消火にあたった建設会社の職員らが消防署から表彰された。
表彰されたのは、消防に通報した早川さんと初期消火にあたった北九州市八幡西区の建設会社の社員高さんなど、あわせて4人。
25日、八幡西消防署で感謝状の贈呈式が行われ、松本署長が4人に感謝状を贈ったあと、「一歩間違えれば、住居や住んでいる人の命にも関わるものでした。勇気を持って火を消していただき、ありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
この火事は7月17日の朝、北九州市八幡西区楠橋で倉庫の中にあった電気コードなどが燃えたもので、高さんたちの会社は現場近くにあったため、会社からおよそ20mホースを延ばして、ふだんはトラックなどを洗う際に使う高圧洗浄機を使って初期消火にあたったという。
高さんは、「家の人の叫び声が聞こえたので、火を消さないとと思いました。人のためになってよかったかなと思います」と話していた。
出典
『高圧洗浄機使った消火で表彰』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20180925/5020001573.html
2018年9月25日6時0分に琉球新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「本島東海岸を走る路線バスが速度超過を繰り返している。乗っていて危ないと何回も感じた」。
読者から本社編集局に情報が寄せられた。
話によると、かなりのスピードを出して走るバスは、急ブレーキも頻繁だという。
公共交通の路線バスが一般道で飛ばすことがあるのか?
8月中旬、取材班は読者が寄せた情報を基に、那覇発名護行きのバスに乗った。
【記者が乗車】
日を変えて3回乗車した。
そのうち1回は、東海岸の国道329号で、制限速度50kmの道路を80km以上で走るのを体感した。
急ブレーキを踏むこともあり、乗客が運転手に速度超過について苦情を言う一幕もあった。
なぜ、このような危険運転がまかり通るのか。
取材を進めて見えてきたのは、路線バスを取り巻く厳しい環境だった。
記者が乗り込んだバスは、帰宅ラッシュ直前の平日午後5時10分台に那覇市泉崎を出発する便だ。
このバス会社が公表する運行時刻表(ダイヤ)によると、終点の名護バスターミナルまでの所要時間は2時間52分となっている。
時間通りに始点を出発したバスは、バスレーンを走行し、那覇市を出るまでは順調に進んでいたが、その後は遅れ気味になった。
中部の渋滞がひどく、ダイヤはうるま市の安慶名停留所では約20分遅れとなった。
【一般道で80km超え】
いよいよ、バスは問題の東海岸に差し掛かる。
うるま市から金武町に入ると、これまでとは打って変わって、車の数がまばらになった。
遅れを取り戻すかのように、バスは段々とスピードを上げた。
道路の制限速度は50kmだが、ついに速度メーターは80kmを超えた。
停留所に止まるために急ブレーキが踏まれ、客が床に置いていた荷物が倒れて中身が飛び出した。
沖縄市から乗っていた子連れの父親は、降車間際に「安心して乗れないよ」と、運転手に苦情を述べた。
記者も同感だった。
その後、乗客が少なくなってくると、運転手は「飛ばしても飛ばしても間に合わないよ」と、疲れた様子でつぶやいた。
その言葉通り、バスは定時から約25分遅れて、午後8時半ごろに終点に到着した。
この日、記者は金武町内で2回、80km超えを確認した。
制限速度30kmオーバーは赤切符が交付され、一発で免許停止となる場合がある。
記者は別の日に、同系統の那覇発名護行き、名護発那覇行きに乗ったが、その際は、極端な速度超過は確認できなかった。
ただ、いずれも定時から約25分遅れで終点に到着した。
運転手は、なぜ速度超過をするのか。
取材を進めると、このバス会社の東海岸を通る那覇~名護間の路線は、「運行時刻表(ダイヤ)が短い」とバス関係者の中で言われていることが分かった。
ダイヤの所要時間は適切なのか?
8月下旬、取材班は検証のため、バスと同じ経路を、法定・制限速度を守って乗用車で走ってみた。
【困難な定時運行】
平日の午後1時に那覇を出発した。
終点まで停車せず、所要時間は約2時間45分を要した。
バス運転手が速度超過した時にかかった時間は2時間52分。
取材班が走行したのは、道路が比較的すいている時間帯で、客の乗り降りもない。
同系統の停留所は100以上あり、制限速度を守って走行すると、定時運行は難しいことが分かった。
取材班は、バスを運行する那覇市の会社を訪ねた。
担当者は、「全員ではないが、中には、中南部での渋滞の遅れを取り戻すために飛ばす運転手もいる」と、速度超過を認めた。
ダイヤ自体に問題はないのか?
同社によると、ダイヤは一定期間内に同系統のバスが要した平均走行時間を基に案が作られ、運転手と協議して、最終的に労使間合意の上に決まる。
担当者は、「会社側のトップダウンで決めているわけではなく、現場の意見が反映される。安全運行のため、運転手には『遅れても構わない』と指導し、ペナルティーもない。速度超過は運転手個人の性格の問題だ」と説明した。
また、路線バス事業を取り巻く環境の変化がサービスの低下を招いているとも。
2000年の規制緩和以来、貸し切り(観光)バス事業者の新規参入が、県内で相次いだ。
路線バスの運転手は好調な観光バス業者に引き抜かれ、人材不足が顕著だという。
担当者は、「問題運転があった時は、実際の走行画面を見せて指導するが、厳しく注意すると転職されてしまう。指導が行き届かない」と漏らす。
幹部は、「運転手に指導を徹底する。渋滞もひどくなっており、ダイヤも適宜見直したい」と強調した。
【板挟みの運転手】
同社の現役運転手にも話を聞いた。
「遅れると、乗客から苦情を言われるので、間に合わせようとしてアクセルを踏んでしまう。会社は『遅れてもいい』と言うが、運転手の心理として、乗客から直接苦情を言われるのがつらい」と語る。
その上で、「今のダイヤは、飛ばす人もゆっくり走る人も一緒にした、平均走行時間を基に作られている。会社は、運転手個人の問題にせずに、制限速度内で走ると実際にどれくらいの時間がかかるか、シミュレーションしてダイヤを作ってほしい。このままでは、大事故が起きないか心配だ」と訴えた。
バスや沖縄都市モノレール会社の労働者でつくる私鉄沖縄の喜屋武委員長は、「今、沖縄の路線バス事業は悪循環に陥っている」と指摘する。
「利用者は、渋滞がひどいからバスは定時運行を守れないと思い、マイカーを使う。すると渋滞が増して、ますます利用者離れが進む。会社の業績と労働環境が悪化して、運転手も不足する」と説明する。
沖縄本島の乗り合いバスによる輸送人員の推移は、1985年度に年間7717万9000人だった。
それ以降は減少の一途をたどり、2016年度には2598万7000人と、30年間で3分の1の水準にまで乗客数が落ち込んでいる。
喜屋武委員長は、「路線バスの減便で、地方では空白地帯が増えている。公共交通が無くなれば、お年寄りなど交通弱者にしわ寄せがいく」と強調。
運転手の確保が困難になってきていることを踏まえ、「観光の発展と地元住民の足の確保をどう両立するかが課題だ。県民全体で公共交通の将来を考えないといけない」と話した。
出典
『乗客苦情「危ない」 本島東海岸の路線バス、速度超過に急ブレーキ頻繁 運転手、定時「間に合わない」』
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-807566.html
(ブログ者コメント)
守れないルールが一つでもあると、他のルールも守らなくてよいということになりかねない。
守れないルールがないか定期的に検証し、守れないルールがあれば改定する・・・そのような取り組みが望ましい。
2018年9月25日13時58分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時25分ごろ、栃木県那須烏山市興野のニコン関連会社「那須ニコン」の工場で爆発事故が起きたと、119番があった。
警察によると、化学物質が燃えて40~50代の男性作業員3人がやけどなどのけがを負ったが、いずれも意識はあるという。
当時の状況や負傷程度の確認を急いでいる。
警察やニコンなどによると、工場では眼鏡用のプラスチック製レンズを生産。
薬品を混合する過程で過剰な化学反応が起きたとみられ、作業員らが避難する際に爆発が起きたという。
約1時間10分後にほぼ収まった。
現場はJR烏山駅から約4km北の、住宅や田畑が点在する地域。
(共同)
出典
『那須烏山 「那須ニコン」工場で爆発 3人負傷情報』
https://mainichi.jp/articles/20180925/k00/00e/040/230000c
9月25日15時1分にNHK栃木からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防車6台が出て消火にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められたが、5階建ての建物の一部が焼け、40代から50代の男性従業員3人がやけどや打撲などのけがをして病院に搬送された。
警察によると、3人とも意識はあるという。
この工場は従業員がおよそ120人で、眼鏡用のプラスチックレンズを製造していて、警察によると、薬品を混ぜて樹脂を作る工程で爆発が起きたとみられるという。
出典
『眼鏡レンズ工場で火災 3人けが』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20180925/1090002945.html
9月25日14時54分にテレビ朝日からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火は約2時間15分後に消し止められたが、男性従業員3人が背中をやけどするなどのけがをした。
程度は軽く、命に別状はないという。
警察によると、出火当時、レンズの原料となる薬品を混ぜ合わせる作業をしていたが、薬品の温度が下がらなかったため従業員が避難しようとしたところ、爆発したという。
出典
『ニコン関連会社の工場爆発 男性従業員3人けが』
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000136958.html
9月25日15時41分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、当時、複数の薬品を混ぜた際に過剰な化学反応が起き、従業員が避難している途中で爆発が起きたとみられるという。
出典
『ニコン関連会社の工場で火災 栃木・那須烏山』
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3482179.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。