







2017年6月14日19時8分にNHK熊本から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時前、熊本市南区城南町にある食肉加工会社「Fジョイ」の工場と事務所を兼ねた建物で「ガスボンベから出火した」と、従業員の女性から消防に通報があった。
消防車など12台が出て消火活動にあたり、火は3時間余りたって消し止められたが、木造平屋立ての建物1棟、およそ300m2が全焼した。
警察と消防によると、当時、工場と事務所では社長や従業員など23人が勤務していて、従業員のうち、60代の女性が右腕の骨を折る大けが、10代から60代の男女4人がやけどをするなど、合わせて5人がけがをした。
また、消防隊員の男性1人が気分が悪くなり、合わせて6人が市内の病院に搬送された。
警察によると、いずれも意識ははっきりしていて、命に別条はないという。
警察は、従業員の話などから、工場にあったガスボンベに何らかの理由で引火したとみて、詳しい火事の原因を調べている。
出典
『食肉加工会社で火事 5人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5004257061.html
6月15日付で毎日新聞熊本版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後2時ごろ、熊本市南区城南町下宮地の食肉加工会社「Fジョイ」のガスボンベが爆発し、木造平屋の事務所兼加工場約300m2を全焼した。
女性従業員(65)が右の手脚を骨折する重傷で、17~63歳の従業員男女4人も顔などにやけどを負った。
警察などによると、ボンベから漏れたガスが生肉などの加熱処理を行う部屋で引火し、爆発したとみている。
建物には、事務所や生肉などの処理室・加熱室などがあったという。
出火時は事務所にいたという女性従業員(28)は、「爆発音は聞こえなかったが、爆風で部屋のドアの一部が吹き飛んだ。従業員から火事と聞いて急いで逃げ出した」と振り返った。
出典
『火災 食肉加工会社の事務所兼工場が全焼 5人重軽傷 熊本 /熊本』
http://mainichi.jp/articles/20170615/ddl/k43/040/252000c
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月15日付の熊本日日新聞紙面に、当時の作業状況が下記趣旨で掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
加工肉に焦げ目をつける作業中だった。
2017年6月15日4時13分にgooニュース(西日本新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県柳川市は、14日、保管期間が過ぎた30〜50年前の中学校の指導要録など文書約400枚を、廃棄処分にするため運搬中、誤って同県八女市立野の県道に落としたと発表した。
警察に落とし物の届け出があって発覚。
職員25人で現場の県道沿い1kmを3時間半にわたって捜索し、ほぼ全てを回収したという。
会見した成松副市長は、「個人情報が記載された文書を一時紛失し、誠に申し訳ない」と謝罪した。
市の説明によると、落としたのは旧矢留中と旧両開中の生徒の指導要録と成績一覧表。
指導要録には、当時の生徒の氏名、住所、保護者名、生年月日に加え、成績や行動の記録、出欠日数などが記入されていた。
両校の合併でできた柳南中から同日午前、柳川市クリーンセンターに持ち込まれ袋詰めにされた後、市廃棄物対策課の職員2人が、再生利用するため、八女市の製紙会社にダンプで運んでいた。
柳川市は「袋の口の結び方が緩かった」とみている。
袋はロープで荷台にくくりつけていたが、覆いはしていなかった。
成松副市長は再発防止策として、「袋を閉める際の職員による二重チェックと、廃棄文書の搬送車に覆いを掛けることを徹底する」と述べた。
出典
『学校文書400枚落とす、職員25人で3時間半捜索しほぼ回収 廃棄運搬中、福岡県柳川市』
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/nation/nishinippon-20170615120854806.html
6月15日付で朝日新聞筑後版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、同日、2校統合後の市立柳南中の職員が、市クリーンセンターに廃棄文書が入った段ボールを持ち込み、袋に詰め替えして4トントラックで運搬中だった。
文書が入った9袋のうち、1袋の上部のヒモが緩んでいたのが原因という。
2017年6月15日7時8分に読売新聞から、火災発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ロンドン西部の高層公営住宅で、14日午前1時(日本時間14日午前9時)頃、火災が発生し、建物全体に燃え広がった。
発生から15時間以上を過ぎても消火活動が続いており、死傷者が多数出ている模様だ。
住民らは、「防火扉があるので、火事の際には自室で待機するように」との指導を受けていた。
これが被害拡大の一因になった可能性がある。
火災が起きたのは、24階建てで約120世帯が入居できる「グレンフェル・タワー」。
1974年に建てられた。
ロンドン消防当局によると、14日午前0時54分に最初の通報があり、消防車40台、消防士200人以上が出動して消火に当たっている。
出典
『英高層住宅火災、「自室待機」指導で被害拡大か』
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170614-OYT1T50085.html
6月14日16時27分に日テレNEWS24からは、冷蔵庫が爆発したという話しがあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イギリスメディアによると、マンションの住民は「4階の部屋にある冷蔵庫が爆発して火事になった」と話しているという。
また、火災の警報装置が作動しなかったという話もある。
出典
『英タワーマンション火災「冷蔵庫が爆発」』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/14/10364222.html
6月16日8時31分に産経新聞からは、昨年までの大改修時に外壁材料として燃えやすい樹脂などを使ったため15分程度で建物に火が回ったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月16日0時41分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察当局は15日、昨年までに大規模改修を行った際、見栄え重視で外壁に燃えやすい素材を使用したため、出火から15分程度で建物全体に炎が広がったとの疑いを強めた。
施工業者から事情を聴いている。
火災のあった高層アパートは、ケンジントンチェルシー区が改修に取り組み、昨年までの2年間で約1000万ポンド(約14億円)をかけ、内装、暖房システムのほか、防水効果を高める外壁工事を終えたばかりだった。
英メディアによると、施工業者の計画書では「建物の見栄えを良くして、外観を現代風にする」との目的が強調されており、低コストで美観を得るため、表面を覆う外壁に燃えやすい樹脂などの素材が使われていた。
出典
『見栄え重視の外壁 火の回り早める? 出火から15分で全体が炎上』
http://www.sankei.com/world/news/170616/wor1706160023-n1.html
『ロンドン高層住宅火災、数十人が行方不明 死者17人に』
http://www.asahi.com/articles/ASK6H6FQNK6HUHBI022.html
6月19日0時50分に産経新聞からは、英国では禁止されている外壁材を使っていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
英国のハモンド財務相は18日、BBC放送に、改修工事で使用した安価で耐火性の低い外壁材が「欧州や米国と同様に、英国で使用が禁止されているもの」と述べた。
英メディアは、外壁材は2種類あるうち、より安価で耐火性が低い方が使用されていたと報じている。
出典
『ハモンド財務相「外壁材は英国で禁止」 安価で耐火性の低いものを使用』
http://www.sankei.com/affairs/news/170619/afr1706190002-n1.html
6月16日付でBBC NEWS JAPANからは、古い建物ゆえ設置義務の遡及適用がなくスプリンクラーは設置されていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
イングランドでスプリンクラーの設置が義務付けられているのは、2007年以降に建てられ、高さ30m以上の建物のみだ。
この決まりは、過去にさかのぼって適用されないため、1974年に完成したグレンフェル・タワーにも適用されなかった。
建物の構造や使用方法に根本的な変更を加える場合は、既存の高層建築にもスプリンクラーを設置しなくてはならない。
出典
『【ロンドン火災】 なぜ高層住宅にスプリンクラーがついていないのか』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40298255
(2/2へ続く)
(1/2から続く)
6月16日10時0分にBBC NEWS JAPANからは、新たに設置した外装パネルと既にある壁との隙間が煙突効果を果たした可能性も考えられるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
約870万ポンド(約12億円)が投じられた改修工事は昨年完了した。
自治体の文書によれば、断熱・防音効果を高めるため、新しい外壁材が使用され、窓が交換された。
建物の外装に断熱層を設置するのはよくあることだが、一部の建築家や建築安全の専門家は、それによる火災のリスクを認識している。
通常は断熱材で埋められる新たな外装パネルと、すでにある壁のすき間が、建物の側面に沿って炎が立ち上る経路となる恐れがあるからだと、専門家は指摘する。
・・・・・
出典
『ロンドンのタワーマンション火災 改修計画に「防火壁」はなかった』
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7810_1.php
6月15日付でBBC NEWS JAPANからは、自室に影響ない火事なら室内にとどまれというマニュアルだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・・・
グレンフェル・タワー内に掲示されていた火災時行動マニュアルは、自室で発生した、もしくは自室に影響を与えている火事でなければ、室内に留まるよう住民に勧告している。
・・・・・
これは、大型集合住宅において比較的スタンダードな勧告だ。
・・・・・
元消防士で防火対策専門家のエドワーズさんは、「自室に留まる」方針は、火事に直接影響を受けない住民が不要に避難して通路をふさがないようにするためだと話す。
大事なポイントとなるのは、炎の広がり方だ。
英国の防火対策の基本は、鎮圧可能な規模の火事を前提としている。
高層集合住宅は、通常、たとえ1カ所で出火しても、建物全体には広がらないよう設計されている。
個別の住宅はそれぞれ独立して、延焼を防ぐように設計されているはずだ。
しかしグレンフェル・タワー火災の場合、炎が瞬く間に建物全体に燃え広がった。
その速度は前例がないとエドワーズさんは言う。
・・・・・
出典
『【ロンドン火災】 なぜ高層住宅の住民は「室内に留まる」よう指示されるのか』
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-40284049
6月14日22時44分に産経新聞からは、日本で同様の火災が起きる可能性は低いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
タワーマンションなどの日本国内の高層住宅は、延焼防止構造や防災設備の設置が義務付けられ、今回のロンドンと同様の火災が起きる可能性は低いとされるが、適切に管理されていることが前提となる。
総務省消防庁によると、はしご車が届かない11階建て以上の建物は高層ビルと位置づけられ、建築基準法や消防法で規制される。
マンションの場合、各部屋の鉄扉の外側に廊下が設置され、ベランダ側も仕切りで分断。
11階以上はスプリンクラーの設置が義務付けられ、どの部屋で火災報知機が作動しても管理室を通じて全部屋に知らせる仕組みが取られている。
平成27年に全国で起きた高層マンション火災は計477件で、うち死亡火災は13件(14人)。
だが、高層マンション火災全体の平均焼失面積は3.4m2にとどまる。
同庁予防課の担当者は、「国内では、焼けても1室だけで済む例が多く、大規模な延焼や逃げ遅れは考えにくい」と話す。
ただ、不適切な管理で危険が生じたケースもある。
平成元年8月、東京都江東区の28階建てマンションから出火、24階の約100m2が焼け、子供ら7人が一時取り残された火災では、発生を知らせる放送に不具合があったという。
神戸大学都市安全研究センターの北後明彦教授(60)=防火避難計画=は、「設備の点検も人の手で行うことなので、過信しすぎてはいけない。法律は最低限の安全対策」と訴えた。
出典
『日本の高層マンションなら…専門家「燃えても1室だけ」』
http://www.sankei.com/affairs/news/170614/afr1706140032-n1.html
(ブログ者コメント)
写真を見た瞬間、木造建築でもないのに、なぜ建物全体が燃えているのだろう?と思った今回の火災。
まさか、外壁材に燃えやすいものが使われていたとは・・・。
設計施工に携わった人の中に、危険予知した人はいなかったのだろうか?
2017年3月11日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6874/
(2017年6月21日 修正4 ;追記)
2017年6月13日8時17分に産経新聞westから、御坊市が調達したきざみのりゆえ営業停止は不当と調理委託業者が提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
和歌山県御坊市の市立給食センターで一括調理された学校給食を食べた小中学生ら800人以上が下痢や腹痛などの症状を訴えた集団食中毒で、県から営業停止処分を受けた同センターを運営する調理委託業者の「Sサービス」(東京都)が、処分の取り消しを求め、和歌山地裁に提訴していたことが分かった。5月1日付。
6月12日の定例会見で仁坂知事は、「当然、争わないといけない」と述べた。
訴状などによると、大阪市の食品加工業者が提供した「きざみのり」を使用したが、御坊市が調達した食材であり、過失はなく、営業停止処分は違法などとしている。
今年1月下旬の集団食中毒の発生後、県は、同社が運営する同センターの運営状況を調査。
14日間の営業停止処分を出した。
今年2月に東京都内の小中学校で発生した集団食中毒の原因が、御坊市の調達先と同じ大阪市の食品加工業者が提供した「きざみのり」と判明した。
処分後、同社は県内外の24自治体の給食事業の参加資格の停止や指名停止を受けており、同社は、「食中毒の過失はなく、創業以来食中毒事故がなかった当社のブランドが毀損された」と主張している。
一方、県側は答弁書をまとめ、近日中に同社側に送付する方針。
営業停止処分について、県食品生活衛生課の担当者は、「県内でこれ以上、食中毒の被害が拡大しないようにとった適切な対応。処分の取り消しに応じることはできない」と争う方針を示している。
出典
『給食食中毒のり訴訟 業者「御坊市が提供」VS和歌山県知事「当然争う」』
http://www.sankei.com/west/news/170613/wst1706130015-n1.html
(ブログ者コメント)
他社から支給された物品を使用して、その物品が原因で事故が起きた場合、責任はどちらが負うべきなのだろうか?
ブログ者は、以前、安全保護具を安易に貸し借りして、その保護具の不具合で事故が起きた場合、貸した側の責任が問われることがあると聞いたことがあるのだが・・・。
2017年6月13日付で毎日新聞東京版から下記趣旨の記事が、実験装置の写真付きでネット配信されていた。
水に浸ると発電する水電池の特性を活用した警告灯で河川の水位上昇を知らせる、国交省による初の実証実験が、山形県高畠町で始まった。
水電池を設置した高さに水位が達すると、町道脇に設置された警告灯が自動的に点灯する仕組み。
視覚的に知らせることで、緊急避難の目安を示すことを狙った。
国交省山形河川国道事務所(山形市)が県・町と共同で、同町中瀬地区を流れる1級河川・和田川に警告灯1基を設置し、11日から実験を始めた。
同地区は、山形・新潟両県で100人以上が死んだ「羽越水害」(1967年8月)で被害を受けたが、和田川は、国や県による洪水予報の指定河川ではないため、避難の指標がなかった。
警告灯の構造は、上部に赤と黄色の警告灯を各1基、下部には町道下50cmと同25cmの高さに水電池を設置。
50cmの高さまで水位が上昇すると、「危険」を示す黄色灯がついて、高齢者らの避難を促す。
25cmに達すると、黄色灯に加え、全員避難の目安となる「退避」の赤色灯がつく。
今回の警告灯は、水電池自体が水位を関知するセンサーとなるため、従来タイプより確実性が高いという。
同河川国道事務所は、「水電池式は簡易で単価も安い。他地域での展開を検討していきたい」としている。
出典
『水電池警告灯 浸ると光る 水位上昇を告知、山形で初の実証実験』
https://mainichi.jp/articles/20170613/ddm/012/040/079000c
2017年6月13日0時22分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は12日、都立小岩高校(江戸川区)で行われた1泊2日の防災訓練に参加した1年生の男女112人が腹痛や下痢などを訴え、訓練中の食事による集団食中毒と断定したと発表した。
炊かずに食べられるアルファ化米を使った非常用食料のワカメご飯セットが原因の可能性が高く、症状はいずれも軽いという。
都福祉保健局によると、訓練は5月19、20日に、1年生約350人が参加して実施。
19日の夕食は、米と乾燥ワカメのセットを生徒たちがお湯で調理して食べ、翌朝の朝食として乾パンとクラッカー、水が配布された。
発症者1人の便とワカメの検体からウエルシュ菌が検出された。
ただ、都は「ウエルシュ菌は自然界に広く分布しており、発症には多くの量が必要で、検査結果からは食中毒の原因とは断定できない」としている。
ワカメご飯セットは都教育委員会が業者に発注した特注品で、全都立高校に計15万食以上を配布している。
都教委は全校に、この製品を使用しないよう通知した。
6月上旬に防災訓練で同じセットを食べた他の都立高2校でも体調不良を訴える生徒が出ており、福祉保健局が経緯などを調べている。 〔共同〕
出典
『防災訓練で112人食中毒 都立高、非常食が原因か』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17592560S7A610C1CR8000/
以下は、6月12日付で東京都から発表された資料の趣旨抜粋。
防災訓練参加者は、高校一年生(9クラス)358名。
・参加した生徒には、訓練の一環で、乾パン、クラッカー、水、及び各クラスの代表者2~4名ずつが高校の調理室を利用して調理したわかめごはん(アルファ化米)が提供された。
・防災訓練で提供された食事を喫食したことが判明している355名中112名が、5月19日(金)午後9時頃から5月22日(月)午後8時頃にかけて、腹痛、下痢等の症状を呈していた。
江戸川保健所では、6月9日(金)、下記の理由により、本件を防災訓練において提供された食事による食中毒と断定した。
・患者の共通食は、当該防災訓練で提供された食事の他にはなかった。
・発症者の主な症状は腹痛、下痢等で共通している。
・患者が食事をしてから発症するまでの潜伏時間が類似して
いた。
・感染症を疑うエピソードがなかった。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/saishin/pressshokuhin170612.html
2017年6月15日3時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
対向車線への飛び出し事故を防ぐため、全国の高速道路で「ワイヤロープ」の試行設置が進む。
関市の東海環状道で13日夜、全国で初めて試行設置区間での事故対応訓練があり、中日本高速道路や県警高速隊などが連携を深めた。
中央分離帯がない片側1車線の対面通行区間は「暫定2車線」と呼ばれ、ラバーポールで区切られている場所が多い。
ポールを倒したりすり抜けたりして車が飛び出す危険性が高く、国交省によると、2015年には全国で334件の飛び出し事故が起き、12人が死亡。
県内では09年以降、7人が死亡している。
死亡事故の発生率は4車線区間の約2倍という。
支柱の間を5本の鋼製ロープを通す構造のワイヤロープは、柵の役割を果たす。
衝撃緩和性に優れ、支柱を外せば、滞留車の運び出しや救急車などの通行が簡単にできる。
今年4月から高速道路各社が全国で試行設置を始め、県内では、東海環状道の富加関インターチェンジ~美濃関ジャンクション間の計1.8kmに設置されている。
管轄する県警高速隊各務原分駐隊によると、4月以降、ロープに衝突する4件の事故が発生。
安江隊長は、「いずれも飛び出し事故になる可能性があった。ロープの効果を実感している」と話す。
13日の訓練は、事故を起こした4トントラックが道を塞いだ状況を想定し、専用工具でロープを緩めて1本ずつ抜き取り、支柱6本を取り外すなどした。
県警高速隊の後藤隊長は、「迅速な現場対応は早期の捜査開始にもつながる。検証を重ねれば、まだまだ速くできそうだ」と話した。
出典
『岐阜)対向車線飛び出し防ぐワイヤロープ 試行設置進む』
http://www.asahi.com/articles/ASK6G3HZ9K6GOHGB002.html
(ブログ者コメント)
暫定2車線区間におけるロープ試行設置については、下記記事参照。
2017年3月15日掲載
2017年3月8日報道 高速道路でのはみだし事故を減らすため国の研究機関がセンターラインに設置するワイヤーロープを開発、実験結果は良好、国交省は全国12路線で試験的に設置する
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6893/
2017年6月13日18時46分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日13時10分に静岡新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時すぎ、「掛川市の工場で液化天然ガスが漏れ出している」と、工場の関係者から消防に通報があった。
ガスが漏れ出したのはY水産化学工業の掛川工場で、消防などによると、燃料を貯蔵する施設にガス会社「Sガス」のタンクローリーから液化天然ガスを補充しようとしたところ、ガスが漏れ出したという。
工場では食品調味料の原料を生産していて、当時、工場内には13人の従業員がいたが、けがはなかった。
このガス漏れで、一時、周辺の道路の通行が規制されたほか、工場の従業員が避難するなど騒然としたが、市消防本部とガスを運搬していたSガスが対応に当たり、約2時間半後に漏えいを止め、規制は解除された。
Sガスによると、タンクローリーからガスを移し替える際に使う配管には、圧力を調整するための安全弁が設置されているが、この弁に何らかの不具合が生じ、ガスが漏れたとみられるということで、消防などが詳しい原因を調べている。
出典
『食品工場で「液化天然ガス」漏れ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3034212561.html
『工場でLNG漏れ 道路を一時規制 掛川』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369547.html
2017年6月13日11時34分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日18時55分に和歌山新報から、6月13日18時24分にNHK和歌山から、6月15日付で朝日新聞和歌山全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時ごろ、和歌山市湊の新日鉄住金和歌山製鉄所で「男性が倒れている」と119番があった。
市消防局の隊員が駆けつけたところ、男性従業員(20)が敷地内で倒れており、市内の病院に搬送された。
消防局によると、一時、意識不明となったが、同日午後2時ごろ、病院で意識を取り戻したという。
配管から漏れたガスを吸ったことによる一酸化炭素中毒の疑いがある。
警察によると、男性従業員は屋外で1人で施設の配管を点検していた。
男性従業員と無線で連絡が取れなくなったことから同僚が不審に思い捜しに行って、倒れているのを発見したという。
製鉄所によると、敷地は約470万m2。
現場は平成21年に火入れを行った新第一高炉で、事故当時は同高炉の定期補修が終わり、作業員3人で立ち上げ作業を行っていたという。
男性従業員は、12日午後11時から勤務していた。
高炉の近くの屋外で倒れており、配管内には一酸化炭素など有毒な成分が含まれているという。
警察が、詳しく原因を調べている。
出典
『新日鉄住金で従業員が意識不明 一酸化炭素中毒か 和歌山製鉄所』
http://www.sankei.com/west/news/170613/wst1706130031-n1.html
『配管点検中に作業員意識不明 新日鐵住金』
http://www.wakayamashimpo.co.jp/2017/06/20170613_70296.html
『製鉄所で従業員倒れガス中毒か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044212321.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、高さ20mほどはあろうか、大きな塔のようなものが6本固まって立っていて、そのてっぺん付近にある円筒状のダクト?の側の作業床上に、数人の人が集まっていた。
2017年6月13日19時4分にNHK広島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月14日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
広島市の新交通システム・アストラムラインの軌道に、上を走る高速道路の高架橋からコンクリート片が剥がれ落ちているのが見つかり、アストラムラインは、13日朝から一部の区間で7時間あまりにわたって運転を見合わせ、およそ5000人に影響が出た。
広島市の新交通システム・アストラムラインを運行する広島高速交通などによると、13日、始発前の点検中に、作業員が軌道の上にコンクリート片があるのを発見した。
コンクリート片は撤去され、アストラムラインは始発から運転を開始したが、その後、ネクスコ西日本が調べたところ、コンクリート片は上を走る「広島自動車道」の高架橋から剥がれ落ちていたことが分かったという。
このためアストラムラインは、高架橋の点検作業のため、13日午前7時前から、長楽寺駅~広域公園前駅の間の上下線で運転を見合わせた。
見合わせは7時間あまりにわたって続いたあと、午後1時50分すぎに安全が確認できたとして運転が再開されたが、この区間で上り42本、下り41本が運休となり、広島高速交通では、貸し切りバス6台と路線バスで代替輸送を行ったが、およそ5000人に影響が出た。
ネクスコ西日本によると、軌道上に落下していたコンクリート片は4つで、最も大きなもので10cmから15cm四方、重さがおよそ1kgあり、軌道の下を走る県道にも複数、落下していたという。
ネクスコ西日本は、剥がれ落ちる危険性があるコンクリートを除去するとともに、落下防止用のネットを設置した。
現場の高架橋は昭和60年に設置され、去年実施した定期点検では異常は見られなかったという。
コンクリート片の落下を受け、ネクスコ西日本中国支社保全サービス事業部の矢嶋部長らが緊急に記者会見を開き、「通勤や通学などでアストラムラインや県道を利用していただいている方に、深くおわび申し上げます」と陳謝したうえで、施設の管理状況や今後の対応を説明した。
それによると、会社側では高速道路などについて、5年に1度、ハンマーでたたいて異常がないかを確認する打音検査など行うのに加え、鉄道と交差する場所は年に1度、目視で点検しているという。
今回の高架橋は、おととしの5年に1度の詳細な点検で損傷が確認されたものの、機能低下への影響はないとして継続的に監視することになり、去年9月に行った目視による点検でも問題はなかったという。
会社側は、点検のあり方の見直しを検討するとともに、今回の現場のように高速道路と鉄道などが交差する中国支社管内のおよそ100か所について、速やかに点検を行うことを明らかにした。
広島高速交通によると、始発から運転を見合わせるまでに7本の列車が現場の軌道を通行したが、作業員2人を配置し、異常がないか確認を続けていたということで、その後、高架橋に更に剥がれ落ちる危険のあるコンクリート片(長さ約130cm、幅約55cm)が見つかったため、急きょ、運転を見合わせることにしたという。
広島高速交通では、「対応に問題はなかった」としている。
出典
『コンクリ片落下一時運転見合わせ』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170613/4210785.html
6月14日19時13分にNHK広島からは、対象100か所のうち54か所を14日に目視で緊急点検したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この問題を受けてネクスコ西日本中国支社は、管内にある鉄道などと交差する高速道路の高架橋100か所のうち、今年に入って点検が行われていない54か所について、14日、一斉に緊急点検を行った。
このうち、広島市安佐南区緑井のJR可部線の線路の上を走る山陽自動車道の高架橋では、担当者3人が目視による点検を行った。
この高架橋は昭和63年に設置され、おととし4月に打音検査などを行った際は異常はみられなかったということだが、担当者は当時の検査結果と見比べながら、双眼鏡を使ってコンクリートが剥がれ落ちそうな所がないか点検していた。
一斉に行われた14日の緊急点検は目視による点検だったが、地上から赤外線カメラを使ってコンクリートの浮きがないかを調べる検査も報道各社に公開され、ネクスコ西日本では、今後、効果的な点検方法として本格的な導入を検討したいとしている。
道路や橋などのインフラの老朽化対策は、自治体にとっても大きな課題だ。
このうち、今回問題となったような高架橋を含めた橋についてみてみると、広島県が管理するものだけで4000か所以上あり、建設から50年以上経過しているものが4割を占め、今後20年では7割を超える見通しだという。
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出典
『コンクリート片落下一斉緊急点検』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170614/4247121.html
出典
『高架橋点検で問題見つからず』
http://www.nhk.or.jp/hiroshima-news/20170616/4335001.html
2017年6月12日20時43分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、主な製品に含まれるカフェイン量の図解付きで、ネット配信されていた。
カフェインを多く含んだ眠気防止の薬や清涼飲料による中毒で、2011年度からの5年間に少なくとも101人が病院に運ばれ、うち3人は死亡したことが、日本中毒学会の実態調査でわかった。
ほかにも重大事故が起きており、若者を中心に「乱用」されている可能性がある。
カフェインは興奮作用があり、短時間に大量摂取すると、吐き気、心拍数の増加、興奮などの中毒症状が現れる。
個人差が大きいが、成人では1g以上で症状が出る可能性が指摘されている。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、コーヒーには100mℓ当たり0.06g、煎茶には同0.02g、広く使われている市販の眠気防止薬には1錠0.1gほど含まれ、かぜ薬や、若者を中心に人気の炭酸飲料「エナジードリンク」にも使われている。
深夜勤務に就いていた九州の20代男性がエナジードリンクとカフェイン製剤を一緒に飲み過ぎて死亡する事故が15年に報告された。
その後も、急性中毒で病院に運ばれるケースが相次ぎ、学会が初めて実態調査した。
調査に協力した全国の38救急医療施設に搬送され、カフェイン中毒と分かったケースを集計した。
患者は11年度10人、12年度5人だったが、13年度は24人に急増。15年度は37人だった。
計101人中、97人は眠気防止薬を使っており、7人が心停止、うち3人が死亡した。
心停止した人は、いずれもカフェインを6g以上取っていた。
エナジードリンクだけの中毒は4人だった。
患者の年齢の中央値は25歳で、18歳以下が16人いた。
調査した埼玉医科大の上條吉人教授は、「激しい嘔吐や動悸で非常に苦しむ症例が多い。自殺目的の過量服用もあるが、眠気覚ましのために乱用しているケースもある」と指摘する。
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出典
『カフェイン中毒、5年で101人搬送 若者中心に乱用?』
http://www.asahi.com/articles/ASK6D4D3RK6DPLBJ004.html
6月13日18時45分に日テレNEWS24からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
コーヒーやエナジードリンクなどに含まれる「カフェイン」。
眠気覚ましに飲む人も多いと思われるが、この過剰摂取による「カフェイン中毒」で、5年間で3人が死亡していたことがわかった。
気をつけるべきポイントとは―
【運ばれてくる多くが「若者」】
日本中毒学会の実態調査で、2011年度からの5年間に、少なくとも101人がカフェイン中毒で病院に運ばれ、そのうち3人が死亡していたことが判明した。
どんなケースが多いのだろうか?
今回の調査を行った救急医療の専門家によると―
「(搬送された)多くの方が若者なんですね」
「(病院に)興奮状態で来られる方もいますね。心拍数、脈拍数が上がって、動悸を訴える方もいます。さらにひどくなると、不整脈を起こすんですね。命にかかわる不整脈を起こして心停止、心臓が止まるケースもある」
(埼玉医科大学医学部・上條吉人教授)
過剰摂取による激しいおう吐や動悸などを引き起こすという急性カフェイン中毒。
学会の調査によると、中毒により病院に運ばれた患者の数は、年々増加傾向にあるという。
【致死量の目安は「コーヒー25杯分」】
カフェインの致死量には様々な説があるが、専門家によると、短時間で摂取した場合の目安は3gほど。
コーヒーの場合は、濃度によって変わるが、1杯200mℓに0.12gのカフェインが含まれているので、つまり、致死量の目安である3gのカフェインは、コーヒー25杯分にあたる。
また、カフェインが含まれるものには、薬局などで売られている眠気覚まし用の薬もある。
中には、1日の使用量でコーヒー数杯分にあたるカフェインが含まれていることがある。
そして、コンビニなどでも販売されている眠気防止のドリンクや、いわゆるエナジードリンク。
これらもカフェインを多く含んでいるものがあり、自主的に容器に「1日当たり1本を目安に」と表示しているものもある。
【錠剤使用でリスク上昇】
上條教授は、これらの中でも、
「錠剤の方が簡単に大量に摂取できる」
「調べると、圧倒的に錠剤で中毒になる方が多い」
と話す。
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【具体的な死亡事例では―】
容量などの使い方を誤ると死に至ることもあるというカフェイン。
実際に、死亡事例も相次いで報告されている。
2015年12月には、20代の男性が、カフェインが含まれたエナジードリンクなどを飲み過ぎたことでカフェイン中毒となり死亡。
男性は24時間営業の店舗に勤務していて、眠気覚ましのために日常的にエナジードリンクを飲み、亡くなった日は、嘔吐したあと意識を失ったという。
遺体からは、カフェイン錠剤とみられるものも見つかっている。
また、2016年12月には、岐阜県垂井町の山の上で35歳の男性が「急性カフェイン中毒」で死亡。
眠気覚ましのためにカフェインの錠剤を大量に飲んでしまったことが原因とみられている。
他にも2016年、兵庫県で睡眠時無呼吸症候群の男性が、日中の眠気のためにカフェイン製品を常用して中毒で亡くなったケースなどもあるという。
【専門家「購入上限も検討すべき」】
上條教授は、対策について、
「海外を見ると、例えばスウェーデンは、1回に購入できる錠剤の数を30錠以内に制限した。そうしたらカフェイン中毒の死亡者がかなり減った事案がある」
「日本ではカフェインの錠剤は制限なく手に入る。そういった購入の制限が必要になってくると思う」
と指摘する。
出典
『急増するカフェイン中毒、危険の目安は?』
http://www.news24.jp/articles/2017/06/13/07364134.html
2017年6月12日16時45分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時50分ごろ、大阪府田尻町吉見の空き家から出火し、木造2階建ての建物延べ計約100m2を全焼した。
けが人はなかった。
警察などによると、火元の空き家は以前アパートとして使用されていた建物で、今月5日から解体作業が行われていた。
出火当時は作業員が3人おり、グラインダー(工作機械)を使っていたところ、火花が出て引火したとみられる。
出典
『解体中の元アパートが全焼 工作機械の火花が引火か 大阪』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120032-n1.html
2017年6月12日18時39分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
工場で作業中に鉄とコンクリートの塊が崩れ落ち、下敷きになった作業員の男性が死亡した。
12日午前11時半ごろ、北九州市の日本コークス工業の工場で、ダクトを切断中、鉄とコンクリート製のカバーが崩れ、作業員の男性(56)が下敷きになった。
男性は病院に運ばれたが、約1時間半後に死亡が確認された。
男性は7人で、屋外の敷地で老朽化したダクトの切断作業をしていた。
警察は、事故の原因などを詳しく調べている。
出典
『工場で作業員死亡 ダクト切断中に下敷きに 北九州』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102962.html
6月13日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダクトの解体作業をしていた下請け会社の作業員の男性が、崩れたダクトの下敷きになった。
ダクトは鉄製で、高さ約6m、幅1~2m。
工場から運び出され、地面に置かれていた。
男性は、下部を切断していたという。
2017年6月13日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日付で毎日新聞静岡版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時10分ごろ、静岡市のJR静岡貨物駅構内の訓練線で「車両から出火した」と、現場にいたJR東海の職員から119番通報があった。
警察によると、解体作業中だった保守用の車両1台が全焼したが、火は約1時間後に消し止められた。
列車の運行に影響はなかった。
警察は、車両を切断した際に、火花がプラスチック部分に引火したとみて調べている。
作業員は、「作業に夢中で、気づいた時には手に負えないほど燃えていた」などと話しているという。
JR東海によると、新幹線や在来線の運行に影響はなかった。
現場はJR東静岡駅から北東へ約1.1km。
出典
『火災 静岡の線路上、工事車両出火 解体中、けが人なし /静岡』
http://mainichi.jp/articles/20170613/ddl/k22/040/203000c
6月13日7時47分に静岡新聞からは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
静岡市駿河区聖一色のJR東海道線の線路上で12日午前、保守用車両を焼いた火災で、作業員が車両内部の金属部分を溶断していた際、積んでいたウレタンの資材に着火したとみられることが、同日、消防への取材で分かった。
JR東海静岡支社によると、車両を廃棄する目的で、作業員3人が同日午前9時半から解体を行っていたという。
現場はJR東静岡駅東側の柚木基地内。
車両は炎と黒煙を上げ、全焼した。
出典
『溶断作業中に 資材に着火か JR火災 静岡』
http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/369406.html
2017年6月12日17時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前1時20分ごろ、苫小牧市真砂町、出光興産北海道製油所の構内で、沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜の会社員の男性(28)が、重油から硫黄を取り除くためのチップ状の触媒の中に埋まり、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察などによると、男性は製油所の定期補修工事を請け負った企業の関連会社社員で、触媒の交換作業をしていたところ、積み上げられた触媒の山が崩れて中に埋もれたという。
出典
『触媒チップに埋まり男性死亡 苫小牧の出光興産北海道製油所』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0409586.html
2017年6月11日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月11日6時27分にテレビ朝日からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前10時40分ごろ、横浜市中区の県庁新庁舎地下1階の耐震工事の現場で鉄骨が落下し、作業をしていたS工業(東京都中野区)の社員の男性(44)が下敷きになった。
警察によると、男性は胸の骨などが折れ、病院に運ばれたが、約2時間後に死亡した。
警察の調べでは、撤去するために吊り上げたH鋼(長さ約5m、重さ約1.7トン)が高さ約3.5mから落下し、男性の背中に衝突したという。
県施設整備課によると、H鋼は柱に免震ゴムを取り付けるために仮設し、ゴムの設置後に取り外すことにしていた。
新庁舎では、2014年から耐震工事が行われているという。
出典
『神奈川県庁の建設中に…鉄骨落下で作業員が死亡』
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000102872.html
6月10日付で神奈川県HPにも、経緯が下記趣旨で掲載されていた。
・10時40分頃 地下1階の仮設鉄骨ブレース取り外し作業中に鉄骨が落下し、下請会社の作業員が下敷きとなり、意識不明となった。
・11時10分頃 救急車が現場に到着し、みなと赤十字病院へ搬送。
・12時40分頃 作業員の死亡が確認された。
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1147079.html
(2017年7月10日 修正1 ;追記)
2017年6月11日付の神奈川新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
庁舎を支える柱を補強する鋼材(全長約4.5m、幅約50cm、重さ約1トン)の撤去作業中だった。
別の作業員とチェーンを取り付けた鋼材を降ろしていたところ、何らかの原因でチェーンが外れ、約3mの高さから鋼材が落下したとみられる。
2017年6月10日18時21分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前9時前、苫小牧市あけぼの町2丁目の運送会社「H運輸」の敷地内で、フォークリフトが高さ1mあまりの作業台に載ってトラックの荷台から木材や鉄鋼などを下ろす作業をしていたところ、地面に転落した。
この事故で、フォークリフトに乗っていた会社員の男性(56歳)が頭を強く打って、病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、当時、作業台の上と下にいる2台のフォークリフトで、荷物を受け渡す作業をしていたという。
警察は、作業台の下にいたフォークリフトを運転していた同僚の男性から話を聞くなどして、当時の詳しい状況を調べている。
出典
『フォークリフト転落 男性死亡』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170610/4159371.html
2017年6月11日9時19分に中日新聞から、事故の概要が状況推定図とともに、下記趣旨でネット配信されていた。
愛知県新城市富岡の東名高速道路上り線で、10日朝、観光バスの正面に、中央分離帯を飛び越えた乗用車が激突する事故があった。
大破した乗用車の男性が死亡し、バスの乗客ら計47人のうち、乗客の男女6人が顔や肋骨などを骨折、運転手(68)を含む39人が軽傷を負った。
警察は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で、乗用車が対向車線に突っ込んだ経緯を捜査している。
警察によると、死亡したのは浜松市の医師Iさん(男性、62歳)。
勤務先の愛知県幸田町の病院に向かう途中で、自家用車が修理中のため、運転していたのは代車だったという。
事故は午前7時半ごろ、片側2車線の追い越し車線を走行していたバスに、乗用車が宙に浮いた形で正面から激突。
乗用車は対向車線から分離帯の傾斜に乗り上げ、跳ね上がったとみられる。
バスのドライブレコーダーに、乗用車がバスのフロントガラスに突っ込む様子が記録されていた。
バスは左右に揺れながら減速し、300mほど進んだ後に停止した。
捜査関係者によると、乗用車が走行していた下り線側に、横に滑ったようなタイヤのスリップ痕が残っていた。
ブレーキをかけた痕跡はなかったという。
現場は、乗用車から見て緩やかな右カーブ。
何らかの原因で左側のガードレールに衝突後、はずみで右側のガードレールに突っ込んでいった可能性があるという。
警察は、乗用車の走行経路や速度など運転時の状況や、持病の有無を調べる。
現場は、新城パーキングエリアの400m手前。
出典
『路肩に衝突、はずみで分離帯へ? 新城・東名事故』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061190091923.html
6月12日12時16分にNHK NEWS WEBからは、乗用車を運転していた男性にアルコールや薬物摂取は確認されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これまでの調べで、Iさんの死因は全身を強く打ったことによる「多発外傷」で、病気によるものではなく、アルコールや薬の摂取も確認されなかったことが、捜査関係者への取材でわかった。
出典
『東名高速事故で死亡の男性 死因は多発外傷』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014631000.html
6月12日21時52分に産経新聞westからは、運転手が衝突直前に左ハンドルを切ったことで被害が軽減されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車がバス前部の強度の高いフレーム(骨組み)部分にぶつかっていたことが12日、警察への取材で分かった。
専門家は、バス側の被害が軽減された要因と指摘している。
民間の事故調査会社「日本交通事故調査機構」の佐々木代表は、「仮に乗用車がバスの天井部分やフロントガラスに衝突していたら、被害はさらに甚大になっていただろう」と指摘した。
佐々木代表によると、バスは軽量化のため、天井部分などがもろい分、フレームが強化されているという。
一方、バスを運行する「東神観光バス」の斎藤社長(56)は取材に、「事前にシートベルト着用を徹底したことと、衝突直前に運転手がハンドルを左に切りながら補助ブレーキをかけたことが、被害軽減につながったのかもしれない」と語った。
実際に、多くの乗客がシートベルトを着用。
軽傷を負った愛知県豊川市の主婦(68)は、「ベルトのおかげで、顔を打っただけで済んだ」と話した。
出典
『大惨事を救ったのは「フレーム」だった 専門家が被害軽減の理由を指摘』
http://www.sankei.com/west/news/170612/wst1706120053-n1.html
6月13日10時39分に朝日新聞からは、バスの運行会社は強い衝撃感知で自動送信されてきたドライブレコーダーの映像で事故直後に状況を把握できていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車が対向車線から飛び込んでくる様子を、バスの運行会社は間を置かずに把握していた。
携帯電話回線を介して映像や運転記録を見ることができるドライブレコーダーを備えていたという。
運行会社の東神観光バス(愛知県豊橋市)とレコーダーの製造会社によると、速度や距離などの運転記録とともに車内外の録画映像をリアルタイムでサーバーに送る機種で、強い衝撃などを感知すると、東神観光バスの事務所に通知する仕組みだった。
出典
『東名バス事故、運行会社すぐ把握 ネット経由で録画映像』
http://www.asahi.com/articles/ASK6D3WMCK6DOIPE00K.html
6月13日19時15分にNHK東海からは、乗用車は平均時速90km程度だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
乗用車は事故を起こす13分ほど前、20km離れた浜松市のインターチェンジから高速道路に入り、現場までの平均速度が時速約90kmだったことが捜査関係者への取材でわかった。
警察などによると、男性はこの日、現場から40km近く離れた愛知県内の病院に車で向かっていて、事故の1時間後が勤務の開始時間だったが、男性の妻は「自宅を出るとき、急いでいる様子はなかった」と話しているという。
出典
『事故現場まで平均時速約90キロ』
http://www.nhk.or.jp/tokai-news/20170613/4222341.html
2017年6月10日13時0分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前2時すぎ、JR北陸線の南福井駅の構内で、線路脇の電柱に上って作業をしていた金沢市の電気工事会社の社員、Nさん(男性、41歳)が感電した。
Nさんは全身にやけどを負い、福井市内の病院に運ばれたが、重体となっている。
警察やJRによると、Nさんは事故当時、電線を支える鋼鉄製のブラケットと呼ばれる部品を電柱に取り付ける作業をしていたが、何らかの理由でブラケットが電線に接触し、感電したとみられるという。
事故当時、地上には他に17人の作業員がいたが、けがはなかった。
警察では、事故の状況や原因を詳しく調べている。
また、この事故で停電がおきたため、JR北陸線は上り線の鯖江駅から芦原温泉駅の間で、一時、運転を見合わせた。
出典
『電柱作業で男性感電 重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054154391.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。