2017年6月13日0時22分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は12日、都立小岩高校(江戸川区)で行われた1泊2日の防災訓練に参加した1年生の男女112人が腹痛や下痢などを訴え、訓練中の食事による集団食中毒と断定したと発表した。
炊かずに食べられるアルファ化米を使った非常用食料のワカメご飯セットが原因の可能性が高く、症状はいずれも軽いという。
都福祉保健局によると、訓練は5月19、20日に、1年生約350人が参加して実施。
19日の夕食は、米と乾燥ワカメのセットを生徒たちがお湯で調理して食べ、翌朝の朝食として乾パンとクラッカー、水が配布された。
発症者1人の便とワカメの検体からウエルシュ菌が検出された。
ただ、都は「ウエルシュ菌は自然界に広く分布しており、発症には多くの量が必要で、検査結果からは食中毒の原因とは断定できない」としている。
ワカメご飯セットは都教育委員会が業者に発注した特注品で、全都立高校に計15万食以上を配布している。
都教委は全校に、この製品を使用しないよう通知した。
6月上旬に防災訓練で同じセットを食べた他の都立高2校でも体調不良を訴える生徒が出ており、福祉保健局が経緯などを調べている。 〔共同〕
出典
『防災訓練で112人食中毒 都立高、非常食が原因か』
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO17592560S7A610C1CR8000/
以下は、6月12日付で東京都から発表された資料の趣旨抜粋。
防災訓練参加者は、高校一年生(9クラス)358名。
・参加した生徒には、訓練の一環で、乾パン、クラッカー、水、及び各クラスの代表者2~4名ずつが高校の調理室を利用して調理したわかめごはん(アルファ化米)が提供された。
・防災訓練で提供された食事を喫食したことが判明している355名中112名が、5月19日(金)午後9時頃から5月22日(月)午後8時頃にかけて、腹痛、下痢等の症状を呈していた。
江戸川保健所では、6月9日(金)、下記の理由により、本件を防災訓練において提供された食事による食中毒と断定した。
・患者の共通食は、当該防災訓練で提供された食事の他にはなかった。
・発症者の主な症状は腹痛、下痢等で共通している。
・患者が食事をしてから発症するまでの潜伏時間が類似して
いた。
・感染症を疑うエピソードがなかった。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/saishin/pressshokuhin170612.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。