







2014年11月24日13時40分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日19時33分に産経新聞から、11月24日11時57分に千葉日報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後2時40分ごろ、千葉市中央区にあるJFEスチール東日本製鉄所で、ベルトコンベヤーに設置されている、張りを一定に保つ装置のなかで、横約2.5m、縦約1m、厚さ約85cm、重さ約7トンのおもりが外れ、中にいた会社員の男性(60)がはさまれた。
男性は、およそ10時間半後に装置の外に運び出されて病院に搬送されたが、24日午前3時すぎに死亡が確認された。別の作業員男性(45)も肩に軽傷。
警察によると、同日は操業を止めて定期補修を行っていた。
男性は、他の3人と、装置の摩耗する部品を交換するなどの作業中に、おもりをつるすパイプが何らかの原因で外れ、倒れてきたおもりの下敷きになったという。
警察は、事故の原因について詳しく調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/chiba/1083442041.html?t=1416863519744
http://www.sankei.com/affairs/news/141124/afr1411240024-n1.html
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/87596
2014年11月24日17時23分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日19時41分に読売新聞から、11月24日19時39分に共同通信から、11月25日付で朝日新聞東京都心版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午前11時50分ごろ、東京都渋谷区道玄坂で、漏水の確認のため道路に縦穴(直径約1m、深さ約3m)を掘る作業をしていた工事の関係者から、「穴の側面の土砂が崩れ、中にいた男性作業員1人が生き埋めになった」と119番通報があった。
駆けつけた警察と消防がバケツで土砂をかき出すなどの救助活動を行い、午後2時55分ごろ、男性を発見。男性は病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察などによると、死亡したのは土木会社員の男性(44)。
事故当時、複数の工事関係者が周辺にいたが、穴の中では男性1人がスコップで穴を掘っていて、同僚がバケツで土を引き上げていたという。
窒息死とみられ、警察が事故原因を調べている。
現場は、渋谷駅から北西に約500mの繁華街。
警察によると、近くのビルの地下フロアで起きている水漏れの原因を調べるため、穴を掘っていた。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/141124/afr1411240020-n1.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141124-OYT1T50042.html?from=ycont_top_txt
http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014112401001602.html
2014年11月24日14時55分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後1時ごろ、金沢市北安江の県道で、乗用車が理容店の壁に沿って設置されていた作業用の足場に衝突した。
この事故で、理容店から仕事を請け負ってペンキを塗っていた男性(39歳)が、衝突したはずみで転落した。
男性は頭を強く打って病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡した。
警察によると、現場は見通しのよい直線道路で、作業用の足場は車道へ50cmほどはみ出ていたという。
警察は、乗用車を運転していた71歳の男性に話を聞くなどして、事故の原因を調べることにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3023434561.html?t=1416863633194
2014年11月22日付の毎日新聞朝刊紙面に、「利かなかったブレーキ」というタイトルで、下記趣旨の記事が掲載されていた。
朝日新聞は5月20日朝刊で、「吉田調書」を入手したとして「所員の9割が所長命令に違反し、第2原発に撤退した」と報じ、9月11日に取り消しました。
その問題に関し、同社の第三者機関「報道と人権委員会」が11月12日に見解をまとめ、同社は13日朝刊で「見解」を詳しく報じました。
内容は多岐にわたるのですが、注目したのは紙面を作った5月19日当日の報道・編成局内の生々しいやり取りです。
①午後のデスク会後、記事を出す特別報道部の担当次長に当番編集長が「調書を見せてほしい」と要請したが、秘密保持などを理由に断られた。
②見出しとレイアウトを担当する編集センターの本社間の連絡で大阪は疑問点を告げた。大阪紙面のみ「所長指示通らず原発退避」という見出しも検討したが、最終的に東京の見出しに追随した。
③早版の刷りを見た特報部員が「現場の声を入れた方がいいのでは」などの指摘を取材記者2人にしたが、受入れられなかった。
④校閲センター員が、「命令違反」の横見出しが所員を責めているように読めるので「書き換えるべきではないか」と編集センターの担当者に提起したが、「第2、第3のスクープがある。今日は書いてないこともあるようだ」と言われた。
何人もがブレーキをかけたのに、利かなかったようです。
新聞作りに携わる者として身につまされる話です。
大特ダネが出るというとき、それを疑問視する意見を言えるだろうか。また、それを受け入れて軌道修正できるのだろうか。
自らを省みざるをえません。他山の石としたいと思います。
(ブログ者コメント)
事故が起きるメカニズムを説明するのに、「ドミノ理論」とか「リーマンのスイスチーズモデル」なるものがある。
それは、事故の発端となる出来事が生じても、普通であれば、幾重にも重ねられた安全対策があって、1つや2つ突破されても他の対策のどれかが効いて事故は防止できる・・・しかし全ての対策をすり抜けた時に事故は起きる、というものだ。
新聞社にとって、誤報は事故。この吉田調書誤報問題についても、同じようなことが言えるのではないかと感じた次第。
2014年11月22日付で毎日新聞中部版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後11時55分ごろ、岐阜県羽島市のJR東海道新幹線岐阜羽島駅で、地下の電源盤付近で点検作業をしていた電気工事会社員の男性(58)が配線に触れて感電し、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
警察によると、男性は同僚らと計8人で、積雪に備えて融雪機の点検作業をしていたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20141122ddh041040004000c.html
2014年11月20日7時15分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月20日15時56分に読売新聞から、11月20日付で毎日新聞大阪版(夕刊)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市の印刷会社の従業員らに有機溶剤が原因とされる胆管がんの発症が相次いだが、兵庫県明石市の金属加工工場に勤務していた男性(56)が別の有機溶剤で腸疾患を発症し、加古川労基署から労災認定されていたことが分かった。
この溶剤による同疾患の認定は全国2例目。
専門家は、「労働現場に有機溶剤に対する危機感が薄い」と指摘している。
男性は2011年2月~14年6月、同工場で有機溶剤の一種、トリクロロエチレンの液体や蒸気を使って給湯器部品の銅管(直径約10cm)の洗浄を担当。繁忙期には、一日6000~7000本を洗浄していた。
トリクロロエチレンは有害物質だが、洗浄機の局所排気装置や発生源を密封する設備はなく、当初の約半年は、防毒マスクすらつけずに洗浄機に頭部を突っ込んで銅管を出し入れしていたという。
昨年秋頃、腹痛や便秘の症状が現れ、今年5月、腸に気泡状のものが多くできる「腸管嚢腫様気腫症」と診断された。
有機溶剤の体への影響を示す男性の尿中クロロ酢酸濃度は、日本産業衛生学会による許容値の1.5~15倍の高さだったという。
男性は、有機溶剤を使った大阪の印刷会社で胆管がんが多発していることを知り、労働組合「あかし地域ユニオン」に相談。
加古川労基署に労災申請し、10月に給付が認定された。
トリクロロエチレンは有機塩素系溶剤の一種で、常温では無色透明の液体。揮発性があり、大量に吸い込むと急性アルコール中毒のような症状になり、肝臓や腎臓に障害を起こす場合もある。発がん性も指摘されている。
このため労働省は、排気装置の設置や防毒マスクの着用などを義務付けている。
加古川労基署は、「男性の業務内容と腸疾患の発症に因果関係があると認めた」としている。
男性は6月に退職。快方に向かっているが現在も通院中といい、「仕事で使う溶剤がこれほど危険だとは知らなかった」と話している。
労働環境問題に詳しい産業医科大学の熊谷信二教授によると、「今回の認定は当然だ。有機溶剤は毒性が強いが、労働現場に危機感が浸透していない。事業者は安全管理を徹底するとともに、働いている方にも毒性を知らせて、十分に注意喚起するべきだ」と話す。
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201411/0007517726.shtml
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20141120-OYT8T50143.html
http://mainichi.jp/area/news/20141120ddf041040025000c.html
2014年11月20日20時59分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後4時20分ごろ、宮崎県日向市細島の細島港岸壁に停泊中の貨物船から、「クレーンの修理作業中に爆発があり、けが人が出た」と119番があった。
作業をしていた電気工事士の男性(56)とインド人、バングラデシュ人の男性計3人が、手や下半身にやけどを負った。
海保などによると、貨物船はシンガポール船籍の「OCEAN PARADISE」(約3万2000トン)。
クレーンのオペレーター室で爆発が起き、火災になった。10分ほどで鎮火された。
荷降ろしに使う船上のクレーン4機のうち1機の調子が悪かったため修理していたという。
21日に調査し、詳しい原因を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20141121k0000m040109000c.html
(ブログ者コメント)
原因不詳だが、とりあえず「ガス爆発」カテゴリーに入れておく。
2014年11月21日付で毎日新聞北九州版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後2時20分ごろ、若松区北湊町の金属熱処理加工業「九州高周波熱錬」工場から出火、鉄筋平屋約1490m2のうち、油が入ったタンクなど約30m2を焼いた。けが人はなかった。
警察などによると、同社から「工場内で重油が燃えている」と119番があった。
タンクには、鉄の焼き入れをする際、冷却に使う油が入っていたという。
作業中に何らかの原因で油に引火したとみられる。
現場周辺は、民家や工場などが密集する地域。
近くに住む男性(47)は、「辺り一面が煙で真っ黒になっていた」と当時を振り返り、「一歩間違えたら大惨事。死傷者がいなくてよかった」と安堵した表情で話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20141121ddlk40040462000c.html
2014年11月21日付で朝日新聞北九州版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
加熱した鋼材を冷却用の油を入れた容器(油槽)に浸したところ、油槽から火が出て大量の黒煙が上がったという。
2014年11月19日19時31分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
建設業の労災事故を防ぐため、労働基準監督署が作業の安全を指をさして確認する「フィンガー・チェック運動」と呼ばれる取り組みを始め、19日、広島市で運動を進める指定式が行われた。
指定式は、広島中央労働基準監督署が広島市内の建設現場で行ったもので、担当者や建設会社の作業員およそ50人が参加した。
はじめに、落合署長が「労災事故を防ぐためにフィンガー・チェック運動を進めていこう」と呼びかけ、運動を進める現場としての指定書を建設会社の担当者に手渡した。
そして、参加者全員で「転落防止の安全帯のフックをきちんと掛けること」や、「整理整頓」などの安全対策を指をさしながら声に出して確認する「フィンガー・チェック運動」を実践した。
広島労働局によると、今年に入ってから先月末までに、県内の建設業では休業4日以上の労災事故は244件起きていて、あわせて6人が死亡している。
建設会社の担当者は、「指をさして確認すれば単純なミスがなくなり、労災事故の防止につながる。作業員にきちんと徹底させたい」と話していた。
落合署長は、「人手不足を背景に、建設業では労災事故が増えるおそれがある。フィンガー・チェック運動を進め、事故防止を図りたい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20141119/3163911.html
(ブログ者コメント)
指差呼称と同じ活動のような気がするが、どこか違う点があるのだろうか?
指差呼称であれば、建設業界でも、これまで行っていたと思うのだが・・・。
広島労働局HPをザッと見てみたが、この活動について説明した記事は見つからなかった。
2014年11月20日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
19日午後2時半ごろ、浦安市の東海大学付属浦安高校の化学実験室で化学の授業中に火柱が立ち、実験を担当していた3年生の女生徒(18)が顔に全治2ケ月のやけどを負った。
警察は、事故原因について詳しく調べる。
警察によると、授業で行われていたのは、カリウムやリチウムを溶かした水にメタノールを加えて火を着け、炎の色で溶けている元素を判別する「定性分析実験」。
実験は3人1班で行われており、女生徒の班は火がなかなか着かなかったため、メタノールを目分量で追加した後、女生徒がライターで火を着けたところ、突然、高さ70cm程度の火柱が上がったいう。
教諭2人が立ち会っていた。
女生徒は覗きこむようにしており、至近距離で火を顔に受けたらしい。
女生徒は入院し、治療を受けている。
2014年11月19日22時40分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東北電力HPにも、同趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
19日午後2時半ごろ、福島県南相馬市にある東北電力の原町火力発電所で、作業員が2号機の定期検査で機器をショートから守る非常用設備の試験を行おうとして、誤って近接していた1号機の非常用設備を動かし、1号機が自動停止した。
運転を再開するには、1号機の設備の健全性を確認する必要があるため、10日程度かかる見通しだという。
原町火力発電所は、大型の原子力発電所に匹敵する1機あたり100万KWの発電量があるが、東北電力によると、止まっていても電力の供給に余裕があるという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20141119/3335291.html
(ブログ者コメント)
間違えても仕方がない配列または表示?
それとも、誤操作防止には配慮されていたが、作業員の不注意?
東北電力のHPを調べてみたが、写真などは掲載されていなかった。
(2014年11月29日 修正1 ;追記)
2014年11月20日付で朝日新聞福島中会版(聞蔵)から、上記とは異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
作業員が電源盤の端子同士を誤ってつなぎ、発生した渦電流が原因で停止した。
2014年11月18日19時12分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県内の県立高校で、バレーボールの部活動をしていた当時1年生の女子生徒が、ネットを張る器具で大けがをしたのは、学校側の安全管理が不十分だったためだとして県を訴えていた裁判で、福岡地裁は訴えを認めて、県に1800万円余りの賠償を命じた。
この裁判は、おととし1月、福岡県の県立高校で、当時1年生だった女子生徒が、バレーボールの部活動中にネットを張るワイヤーを巻き上げる器具を使っていたところ、支柱に取り付けられていた器具が急にずり上がって顔面を直撃し、骨折するなどの大けがをしたのは、学校側の安全管理が不十分だったためだとして、この元女子生徒が県に対して、3000万円余りの賠償を求めていたもの。
18日の判決で福岡地裁の永井裁判長は、「器具や支柱には異常はなく、器具の固定の仕方が不十分だったため事故が起きた」とした上で、「事故の3か月前に大分市でも同様の事故があり、広く報道されていたことも考えれば、事故が起こる可能性は予見できたはずで、学校側は器具を安全に設置して管理する義務を怠った」として、県に1800万円余りの賠償を命じた。
判決を受けて福岡県教育庁は、「判決文を検討して適切に対応したい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20141118/3291771.html
2014年11月19日12時44分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月19日付で朝日新聞山口東版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前、光市にある「新日鐵住金ステンレス」の工場内で、建設関連会社社員の男性(67歳)が深さ90cmほどのくぼみに転落しているのを、ほかの作業員が見つけた。
男性は病院に搬送され、その際は意識があって「腰を打った」などと話していたというが、およそ2時間後に容態が急変し、死亡が確認された。
警察によると、男性は、工場内で足場を組む仕事を請け負い、工場内の機械に傷をつけないようカバーシートをかけていたところ、足元近くにあったくぼみに転落したとみられるという。
警察では、男性が誤ってくぼみに転落したとみて、事故にいたるいきさつを調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063305081.html?t=1416430212900
2014年11月17日13時35分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後1時ごろ、京都市左京区松ケ崎橋上町、京都工芸繊維大・松ケ崎キャンパス内にある創造連携センター1階の実験室でフラスコが破裂し、学生ら21~23歳の男女4人が、飛び散ったガラス片で顔や手を切るなどの軽傷を負った。
警察などによると、4人は同大学の大学院生と4年生。
「アジドエタノール」を合成する実験で、2種の試薬が入ったフラスコをバーナーで熱していた際、フラスコが突然、破裂したという。
同じ実験室にいたという大学院生(24)は、「突然『ドン』という地響きがして、いすから跳び上がりそうになった。何かが焦げたにおいがし、ガラス片が6mぐらい離れた所にいた僕の足元まで飛んでいた」と話した。
同大学は、「原因を調査し、再発防止に努める」とコメントした。
出典URL
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20141117000066
11月17日20時51分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当時、4人を含む同じ研究室の5人が、化学物質「アジドエタノール」を作るため、急に熱すると爆発の恐れがあるアジ化ナトリウムを加熱していたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141117-OYT1T50155.html?from=ycont_top_txt
2014年11月15日14時10分に産経新聞westから、「航空の安全を揺るがす大問題・・・」というタイトルで下記趣旨の記事が、解説図付きでネット配信されていた。
関西国際空港で航空機に燃料を供給する給油会社の作業員が8月、給油車両が動かないようにする安全装置をかけずに給油した上、航空機にホースを差したまま車両を動かしたため、燃料漏れ事故を起こしていたことが15日、関係者への取材で分かった。
国交省は、「航空業務の安全対策を揺るがす事態」として、新関西国際空港会社を通じ、給油会社に対して、再発防止や従業員教育を徹底するよう指示した。
事故を起こした作業員は、石油元売り大手JXグループの燃料給油会社、IKS(大阪府豊中市)に所属。IKSの親会社、エネオスウイング(名古屋市)は、産経新聞の取材に「詳細は確認中」としている。
関空では、航空機に給油する際、地下のパイプラインにつながる地面のバルブと、機体の主翼下部にある給油口の両方に、「サービサー」と呼ばれる給油車両がそれぞれホースをつなげ、パイプラインから機体へ燃料をくみ上げる。
車両は通常、事故防止のため、給油が終わってホースを収納するまで、トランスミッション(駆動装置)のギアが入らないようにする安全装置がかけられる。
ところが、この作業員は8月17日、ピーチ・アビエーション機(A320型)に給油中、主翼にホースがつながった状態で車両を移動させ、ホースが外れた。
ピーチによると、燃料供給は終わっていたが、ホース内部に残っていた燃料が駐機スペースに漏れ出した。
この事故で主翼の給油口も破損したため、ピーチは往復2便を欠航した。
関係者によると、作業員は安全装置の作動スイッチを切った状態で給油作業をしていた。
ホースが外れた際、ピーチはすでに乗客156人の搭乗案内を始めていたが、実際に何人が機内にいたかは不明という。
国交省は、安全装置を解除した状態での作業が現場で常態化していた疑いがあるとして、今回の事故を重大視。
空港の設置管理者である新関空会社を通じ、IKSに対して再発防止などを求めた。
これを受け、新関空会社とIKSは原因や再発防止について話し合い、作業手順や設備の改善、従業員教育の徹底を再確認した。
IKSはこれらを書面で提出し、新関空会社は着実な実行を求めたという。
国交省幹部は、「今回の事故は省内で大問題になった。作業員は手順を省略したかったのだろうが、何重にも安全対策を講じるのが航空業務の世界だ。これでは何のための安全装置か分からない」と批判した。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/141115/wst1411150041-n1.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。