







昨日、下記の2メールが連続して舞い込んだ。
しかも同じものが別アドレスから2通ずつ。
『お住まいの地域で放射線が多量計測されています』
放射線センター [map@chance-repair.com]
下記より地域マップや動植物の被爆状況を確認できます。
お住まいの地域をご確認ください。
(ブログ者注)間違ってクリックされるのを防止するためURLは添付せず。
『地震緊急速報です』
地震緊急速報 [bousai@decision-crowd.com]
近隣地域で地震の注意勧告がされています。
下記よりご確認下さい。
※同上
理由不詳。
安全というキーワードを多用しているアドレス宛に送られてきたのだろうか?
あるいは、テレビで地震警報が自動放送されるのと同じシステムがネットで構築されたのだろうか?
それにしては・・・?
一体、どんな内容なのだろう?
・・・などと思いつつ、一瞬、添付URLをクリックしてみようかという気になったが、なんとなく思いとどまった。
その後、発信元やURLをよくよくみれば、公的機関とは全く関係がない感じ。
文章も簡単すぎて、冷めた目で見れば、いかにも怪しい。
世にいうところのフィッシング詐欺のメールか?
もしそうだとすれば、地震とか放射線といった、人の不安につけこむキーワードを使うなど、なんとも巧妙かつ卑劣なやり方だ。
メールを見て条件反射的にURLをクリックし、被害に遭う人が大勢でる可能性あり。
調べてみると、フィッシング詐欺対策協議会という公的機関がフィッシング詐欺に関する情報提供を呼びかけていたので、届いたメールをすぐさま転送し、情報提供した。
本件、産業安全とは関係ないものですが、読者の方々にもご注意いただきたく、情報提供しました。
(2014年9月19日 修正1 ;追記)
上記協議会から、下記趣旨の返信が届いた。
『フィッシングを確認できませんでした。少しでも不審なメールには、返信したり、不用意にリンクをクリックしたり、リンク先のサイトで情報を入力したりしないことをお勧めします』
何のメールだったかは書かれていなかったが、返信文面から考えると、リンク先で情報の入力を求められるようになっていたのかもしれない。
(2014年9月26日 修正2 ;追記)
2014年9月25日16時52分に朝日新聞から、「地震速報」迷惑メールのリンク先はサーバーから消されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
気象庁の緊急地震速報を装った迷惑メールが相次いで報告され、同庁が注意を呼びかけている。
同庁によると、6月から今月22日まで、緊急地震速報が発表されたという内容のメールが届いたという問い合わせが15件あった。
6月と7月は1件、8月は2件だったが、9月に11件と増えている。
居住地域は東京都や広島県、岩手県などだった。
「強い揺れが来ますので十分警戒してください」と記され、「詳細はコチラよりご確認頂けます」とリンク先が示されている内容が目立った。
リンク先を確認したところ、サーバー上から削除されていたという。
気象庁が発表する緊急地震速報にリンク先が記されることはない。
担当者は「緊急地震速報は強い地震が来ることを少しでも早く知らせるために短い文章で記している。リンク先にアクセスしないでほしい」と話す。
http://www.asahi.com/articles/ASG9S5JDZG9SUTIL02L.html
2014年9月11日17時57分に宮崎放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月12日11時48分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前、五ヶ瀬町で、電動車いすに乗っていた男性が工事現場の穴に転落し死亡した。
事故があったのは、五ヶ瀬町三ヶ所の工事現場で、11日午前11時半ごろ、電動車いすに乗っていた近くの男性(95歳)が深さ4mの穴に落ちた。
男性は病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。
現場では橋の架け替え工事が行われていて、橋の基礎を建設するため、幅約1mの歩道の横に、幅5.7m、奥行14.3mの穴が掘られていた。
歩道に面した部分はコーン標識とバーで囲っていたが、当時、工事をしていなかったため、誘導員は不在だったという。
男性は、近くの病院から帰宅途中に転落したらしい。
警察で、詳しい事故の原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140912-OYT1T50050.html
2014年9月10日4時30分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日14時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
WMO(世界気象機関)は、去年、世界各地で観測された地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の平均濃度は観測史上最も高く、前の年からの増加量も観測を始めてから最も大きかったと公表した。
WMOは、地球温暖化の進行を監視するため、世界の気象当局や研究機関が観測しているCO2などのデータを基に、世界の温室効果ガスの現状をまとめていて、9日、去年の報告書を公表した。
それによると、主要な温室効果ガスであるCO2の去年の世界の平均濃度は396ppmと、観測を始めた1984年以来増加を続けていて、最も高くなった。
産業革命前の1750年との比較で、2013年の大気中のCO2量は推計で約1・4倍。工業化にともなう化石燃料の使用増加などが要因だ。
また、前の年からの濃度の増加量も2.9ppmと、1998年を上回って、観測を始めてから最も大きくなった。
ほかの温室効果ガスの世界の平均濃度も、一酸化二窒素が325.9ppbと過去最も高い値となったほか、メタンも1824ppbと7年連続で最も高い値を更新した。
発表では、2100年までの気温の上昇を今後、1℃程度に抑えるには、現在のCO2などの温室効果ガスの排出量を80%削減する必要があるとしている。
また、大気中のCO2の急増で海水の酸性化が進み、生態系への悪影響が懸念されている。
人間の活動で出たCO2の4分の1は海に吸収されるとされ、海水の酸性化が進む。
現在の海水の酸性度は過去3億年において最悪とみられ、今後もこの傾向は続く見込み。
サンゴや藻類、プランクトンなどを始めとした生物に様々な悪影響を及ぼすと考えられる
気象庁の小出寛全球大気監視調整官は、「温暖化対策が叫ばれているにもかかわらずCOの増加が顕著だった。気温が1℃上がれば極端な気象現象が起きる可能性が高まると言われているので、現状を知ってもらい、対策を取ってほしい」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140910/k10014480821000.html
http://www.asahi.com/articles/ASG995TVPG99UHBI01X.html
2014年9月11日付で読売新聞神奈川版から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
9月10日13時1分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。横浜水道局HPにも記者発表資料が掲載されていた。
10日午前1時半頃、横浜市南区南太田の市道で、歩道下に埋設してある水道管の、本管(直径60cm)から分岐した排水管(直径40cm)の継手のつなぎ目がずれて水が噴出した。
水が地中の土砂を押し流したため、周囲の歩道約15m2が陥没、近くの現金自動預け払い機(ATM)が大きく傾いた。
周辺は数10cm冠水し、店舗や住宅13棟が床下浸水。市道は約500mにわたって冠水し、約4時間にわたって通行止めになった。
水は、現場近くの本管のバルブを閉めるまで、約2時間半流れ続けた。
噴出した付近は、3m×5mほどの大きな穴が開いた。
けが人はいなかった。
市水道局の発表によると、水道管は1977年度に設置されたが、耐用年数は40年で、ボルトは外れていなかったという。
現場は、京急井土ケ谷駅の近く。終電後の時間だったため、大きな混乱はなかった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20140910-OYTNT50494.html
http://www.asahi.com/articles/ASG9B2WB6G9BULOB003.html
http://www.city.yokohama.lg.jp/suidou/press/press-20140910-2.html
(ブログ者コメント)
横浜市が発表した資料では、「継手の離脱」という表現が使われている。
(2014年9月28日 修正1 ;追記)
2014年9月11日付で朝日新聞神奈川版(聞蔵)から、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
市水道局は、「比較的新しい管で、老朽化の原因は考えにくい」と説明している。
2014年9月10日6時14分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後6時半ごろ、福知山市土師新町にあるフォークリフトの修理や組み立てをおこなう工場で、「部品が落下して作業員が下敷きになった」と別の作業員から消防に通報があった。
消防が現場にかけつけたところ、この工場の31歳の男性作業員が、フォークリフトの前の部分につけて荷物を運ぶのに使う、長さおよそ2mの鉄製の部品の下敷きになっているのが見つかり、作業員は病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡した。
警察によると、当時、工場では新しいフォークリフトの組み立てが行われ、下敷きになった作業員は車両の下にもぐりこんで落下した鉄製の部品をフォークリフトに溶接する作業をしていたという。
警察は、一緒に溶接をしていた別の作業員から話を聞くなどして、事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20140910/4481071.html
2014年9月9日20時30分に下野新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日6時6分にNHK宇都宮からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午後1時45分ごろ、那須町豊原の農場で、会社員の男性(61)が飼料用タンク設置用基礎の鉄骨を組む作業中、高さ4mほどの移動式足場から転落。搬送先の病院で間もなく死亡が確認された。
警察によると、足場の倒れる大きな音を聞いた同僚が駆け付け、崩れた足場の上で倒れている男性を発見し、消防通報した。
警察は、足場が何らかの原因で崩れたものとみて調べている。
出典URL
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20140909/1712799
http://www.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1094478061.html?t=1410297072491
(2015年1月22日 修正1 ;追記)
2015年1月21日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)から、規格を満たしていない足場の上で溶接作業中だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月21日付で毎日新聞栃木版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(同記事に基づき、タイトルも、若干修正した)
大田原労基署は20日、建設現場で規格を満たしていない移動式足場を使用したとして、労安法違反の疑いで、那須町の建設会社相馬鉄工と同社社長の男性(63)を、それぞれ書類送検した。
同署によると、昨年9月9日、那須町の農場で、飼料用タンクの基礎部分を設置していた下請け会社の男性作業員が、高さ約3.6mのキャスター付き移動式足場の最上部で溶接作業をしていたところ、足場が倒れて転落、倒れた足場で腹部を打つなどして死亡した。
同署は、足場には安全に昇降するための設備がなく、転落防止の手すりもないなど、必要な規格を備えていなかったとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20150121ddlk09040216000c.html
2014年9月9日22時45分にNHK広島NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前11時45分ころ、広島市安佐南区伴西の自動車会社の整備工場で「工場から火が出ている」と、従業員から消防に通報があった。
消防車12台が出て消火活動にあたった結果、火はおよそ45分後に消し止められたが、この火事で工場内にある排気用のダクトが1基焼けた。
出火当時、工場には従業員およそ30人がいたが、全員が避難し、警察や消防によると、けが人はいなかったという。
現場は、JR広島駅からおよそ10km北西の工場地帯で、会社によると出火当時、工場では自動車の塗装作業をしていたという。
警察は、このダクト付近を詳しく調べるなどして、原因の特定を進めている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20140909/4468782.html
2014年9月9日12時48分に日テレNEWS24(中京テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月9日12時11分に中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
9日未明、愛知県瀬戸市の自動車部品工場で、作業員の男性が落下してきた約2トンの金型の下敷きになり死亡した。
事故があったのは瀬戸市暁町の自動車部品メーカー「T社」で、警察によると、9日午前3時40分ごろ、大きな物音を聞いて駆けつけた従業員が、自動車部品の金型の下敷きになっている男性(27)を見つけた。
男性は、その場で死亡が確認された。
警察によると、落下したのは車の部品を作るための鉄製の金型で、縦116cm、横64cm、高さ50cm。
男性が金型3個を金属製のパレットに載せて天井に取り付けられたクレーンを操作して運んでいたところ、直径2cmのワイヤが切れ、1個が男性の上に落ちた。
警察は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、工場の責任者や従業員らから事情を聴き、原因を調べている
この工場では、主に車のボディーの部品が作られており、T社は「定期点検を行っており、これまでにこのような事故はなかった」とコメントしている。
事故当時、工場内には20数人が作業していた。
出典URL
http://www.news24.jp/nnn/news86221021.html
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014090990121102.html
2014年9月9日23時14分にNHKさいたまから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後1時ごろ、さいたま市西区で、道路の下に埋められているNTTの通信ケーブルを移し替える工事中に作業員が誤って掘削機でケーブルを傷つけた。
このトラブルの影響で、さいたま市西区の飯田、二ツ宮、中野林の3つの地区の合わせておよそ600回線の固定電話が通じない状態が続いていた。
NTTが新しいケーブルと交換する作業を進め、9日午後7時半すぎ、およそ30時間ぶりに全ての回線で復旧した。
NTT東日本埼玉支店は,「お客様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106758701.html?t=1410297152929
2014年9月7日23時24分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛媛県西条市で2012年7月、幼稚園のお泊まり保育中に川遊びで流され死亡した男児(当時5歳)の両親らが、教育現場での安全をテーマに研究し、情報発信を目指すグループ「子ども安全学会」を発足させ、第1回大会を7日、東京都内で開いた。
弁護士や教育関係者ら約30人が参加。
男児の母親(43)が、「子供の安全について学ぶための意義ある一歩を踏み出せた。一遺族、一保護者として、皆さんと一緒に取り組んでいきたい」と挨拶した。
講演した名古屋大大学院の内田良准教授は、柔道の部活や授業中に起きた死亡事故のデータを集めた結果、大多数の死因が頭部外傷と判明し、対応策に生かせたと紹介。
「再発防止のためには事実究明が必要で、全国で共有されるべきだ」と主張した。
事故は、西条市中奥の加茂川で発生。増水した川に流された男児が死亡し、別の園児2人もけがをした。
出典URL
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG0701I_X00C14A9CR8000/
(ブログ者コメント)
○テーマは「保育・教育現場の事故事件から子どもの安全を考える」だった由。
以下は、大会の案内書。
○本件、拙ブログでも学校で起きた事故の情報を紹介し、案件によってはコメントを書き込み、それらを「学校関係」カテゴリーとしてまとめているが、そのことと軌を同じくする動きのように感じた。
2014年9月7日11時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛媛県西条市丹原町の丹原総合公園で2013年3月、かご形の遊具で遊んでいた小学生の女子児童(当時9歳)が、かごから飛び出して頭を骨折していたことがわかった。
女児は一時、入院したが、その後回復したという。
市は、安全管理が不十分だったとして女児側に治療費や慰謝料として621万円の支払いを決め、関連議案を3日の9月市議会に提案し、可決された。
市都市計画整備課によると、遊具は合併前の旧丹原町が1998年に設置。
鉄製の支柱4本の中心で、地上約3.5mの高さからロープで円すい形のかごをつるしてあり、回転させるなどして遊ぶ。
09年頃、回転部の不具合で、放置するとかごが落下する恐れのあることがわかり、市はロープの上部を固定して回転しないように修理した。
しかし、修理後も、ロープをねじるとかごを回転させられる状態だった。
女児は回転するかごから投げ出され、支柱で頭を打った。
事故後、市はかごを撤去した。
同課は、「かごが回転しないように全体を固定するべきだった。今後は遊具の特性や構造に応じて十分に管理し、事故防止に取り組みたい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140905-OYT1T50115.html
2014年9月6日14時40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
プラスチックによる海洋汚染が問題視されている。
波間を漂ううちに砕けて微小になったものは化学物質を吸着しやすく、魚や鳥がのみ込んで海の生態系や海産物に影響を与えるおそれが指摘される。
環境省が日本近海の実態調査に乗り出したほか、国際機関による警鐘で使用を抑えようという動きも出てきた。
高知県足摺岬の南西20km。黒潮が毎時5kmで東へ流れる外洋に、海面が筋状に光を反射して川のように見える部分があった。潮の流れがぶつかってできる「潮目」だ。
船がさしかかると、大量のごみが流れているのが見えた。20年以上船に乗る濱田・1等航海士(46)は、「自分が知っている海の色じゃない。外洋でもこんなに汚れているとは思わなかった」。
プラスチックごみの調査を行う東京海洋大の練習船「海鷹丸」に7月中旬、同乗した。
環境省から、漂流量や経路など、ほとんどわかっていない実態を探ろうと、国内初めての全国調査を任された。
乗員らが、プランクトンを採取するための細かい網目のネットを引くと、みるみるごみでいっぱいになった。
竹や軽石、木片、プランクトンの死骸など。包装紙やポリ袋など人の生活から出たごみに交じって、白や青、黄など様々な色をした破片がたくさんある。
「マイクロプラスチックです」。分析を担当する九州大の磯辺篤彦教授(海洋物理学)は話す。
海に流れ出たペットボトルなどのプラスチックは、波や温度差、紫外線で砕けて細かくなる。
このほか、研磨剤として化粧品や歯磨き粉に含まれる「マイクロビーズ」と呼ばれるポリエチレンの粒子や、製品に加工される前のプラスチックの粒「レジンペレット」などを含め、大きさ5mm以下のものはマイクロプラスチックと呼ばれる。
微小プラには元々、有害物質が含まれている上、石油からできているためPCBなどの有害物質を吸着しやすい。濃度は周りの海水の10万~100万倍になることもある。
微小プラを魚や海鳥が間違えて食べてしまう例も相次いでいる。
東京農工大の高田秀重教授(環境化学)は昨年、ベーリング海の死んだ海鳥12羽の脂肪からプラスチックに添加される難燃剤「PBDE」が見つかったとする論文を発表した。摂取すると神経障害を引き起こす有毒物質だ。胃の中のプラスチック片から溶け出したものだという。
微小プラを摂取させたメダカに肝機能障害が起きたという論文もある。
海産物にも影響が出ている。
ベルギーの研究チームが7月に発表した論文では、北海の養殖場のムール貝と、スーパーで購入したフランス産のカキを分析したところ、身から微小プラが見つかったとしている。
欧州で1人あたりの貝の平均的な消費量を考えると、1年で1万1千個の微小プラを摂取していることになる。
高田教授は、「日本近海の海産物にも含まれていると考えてもおかしくない。食べた人にどういう影響があるかは未知数だ」と話す。
1950年代に石油を原料として商品化されたプラスチックは、軽くて耐久性が高く、私たちの生活に欠かせない。
生産量は全世界で年間2.8億トンに上るという。理論上、数百年から数千年間、自然界に安定的に残るとされる。
不法投棄されたり埋め立て地から流出したりして、川や海に流れ出て微小プラになると、回収はほぼ不可能だ。
世界では、北太平洋や南大西洋など五つの海域で、漂流プラごみが集まりやすい場所がある。
北極の氷からプラスチック片が見つかったとする報告もある。
「海がプラスチックのスープになっている」などと表現される。
国連環境計画(UNEP)は今年の報告書で、微小プラを含むプラスチックごみが海洋に与える経済損失は少なくとも毎年130億ドル(約1兆3千億円)と試算した。生態系や漁業、観光への影響、清掃活動費などを見積もった。
こうした危機感から、プラスチックの使用を減らしていこうという動きが海外では出てきた。
米では五大湖に接するイリノイ州で、今年6月、マイクロビーズの製造や製品への使用を禁止する法律が成立。
ニューヨークなど複数の州でも同様の法案が検討されている。
ユニリーバやジョンソン&ジョンソンなど大手企業も、マイクロビーズの使用を段階的に取りやめるという。
他方、日本国内の動きは鈍い。
業界団体の日本化粧品工業連合会は、「マイクロビーズの使用に関して、各社内々に対応の検討は始めているが、情報収集の域は出ない」という。
植物などを原料とした分解されやすいバイオプラスチックの開発は進むが、石油由来のものから換えようという動きは一部にとどまる。
UNEPの報告書では、企業にプラスチックをどれだけ使っているかを公開し、期限を示した削減目標を作るよう促している。
UNEPのシュタイナー事務局長は、「プラスチックは現代生活に欠かせないが、環境影響も無視できない。環境に入らないようにすること、つまりプラスチックの減量、再利用、再資源化が対策の第一歩だ」とコメントしている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG913GF4G91ULBJ002.html
2014年9月6日7時36分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前9時15分ごろ、川崎市川崎区の木造2階建てアパートで、約50m南側にあるK鉄工所から、長さ30cm、幅10cm、重さ約40kgの鉄の塊が飛来し、2階南側の窓の下を突き破り、2階の床も突き抜けて落下した。
2階の住人は不在だったが、1階にはYさん(34)が寝ており、西隣の部屋に母親(75)がいたが、二人ともけがはなかった。
塊が落ちた場所は、Yさんの枕と約1mしか離れていなかった。
Yさんは、「昨年3月からここに住んでいる。ドカンと音がして、目を覚ますと土ぼこりが舞い、テレビが倒れ、テレビ台のガラスが割れて散乱していた。何が起きたのか分からなかった」と話した。
K鉄工所の社長は、「(鉄塊は)2500トンのプレス機で使う治具。治具がプレス機に押し出されるようにして飛んだ。被害に遭った方には申し訳無い」と話した。
アパートの大家(61)は、「築約20年だが、こんな事故は初めて。40kgもの鉄が人に当たったら死に至る可能性が極めて高く、十分気をつけてほしい」と話していた。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG954R8PG95ULOB00M.html
2014年9月6日付の北海道新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
5日午前8時50分ごろ、後志管内島牧村歌島の国道脇にある雨水槽内で、清掃中だった土木作業員の男性(44)が動かなくなっているのを、一緒に作業していた同僚男性が発見。勤務先を通じて警察に通報した。
男性は約1時間半後に救助されたが、現場で死亡が確認された。
警察によると、雨水槽は間口40cm四方で深さ1.5m。
男性が頭から上半身を入れて汚泥などを取り除く作業中だった。
有毒ガスの発生は確認されておらず、警察が原因を調べている。
(ブログ者コメント)
有毒ガスが原因でないとすれば、自分の身体で狭い入口を塞ぐ格好になり内部が酸欠状態になったということだろうか?
2014年9月5日2時12分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日1時39分に共同通信から、9月5日19時43分にNHK和歌山からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後9時前、和歌山市の化学薬品会社「G社」の工場から、「従業員が倒れている」と消防に通報があった。
警察によると、従業員の男性(28)が、染料を製造する、縦およそ2m、直径およそ1m50cmの円柱型の「硝化釜」の中で倒れているのが見つかり、心肺停止で病院に運ばれたが、およそ3時間後に死亡が確認された。
タンク外で一緒に作業していたもう1人の男性(25)も気分が悪いと訴えている。
2人は、染料を製造したあと、釜の中を化学薬品を使って洗い、ごみを取り除いていたということで、警察と消防は、作業中に何らかの中毒症状を起こした疑いがあるとみて、会社やほかの従業員から話を聞いて、十分な換気が行われていたかなど、詳しい状況を調べている。
会社によると、染料の製造過程では硝酸が使われていたという。
硝酸は誤った使い方をすると有毒なガスが発生するおそれもあるという。
消防によると、工場の関係者は「作業現場で硝酸ガスが発生していた」と話しているという。
会社のホームページによると、この工場では染料や化学薬品などを製造しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140905/k10014361011000.html
http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014090401002099.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2044362441.html?t=1409957872810
2014年9月5日付で毎日新聞京筑版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月5日付で読売新聞九州版と朝日新聞京筑版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午後4時半ごろ、「石灰石採掘の地下トンネルから作業員が出られなくなった」と119番があった。
同町馬場の宇部興産苅田セメント工場のトンネルに消防署員が駆けつけると、トンネル内ケーブル補修工事の作業員の男性5人(20~69歳)がめまいなどを訴えており、病院に運ばれた。
一酸化炭素中毒とみられ、2人はICU(集中治療室)にいるが、いずれも命には別条はないという。
宇部興産などによると、作業員は、協栄電気(門司区)の1人と西海電工(行橋市)の4人。
トンネル内で補修工事をしていたところ、息苦しくなるなどしたという。
入口から現場までは約60mあり、自力で外に出た作業員が通報した。
補修工事のため発電機を回したところ不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒になった可能性が強いという。
消防によると、5人のうち3人は自力でトンネルの外に出ていて受け答えもはっきりしていたが、トンネル内にいた2人のうち1人は座り込み、別の1人は倒れていた。
警察などによると、トンネルは地表から4mの深さにあり、縦3m、横2m50cm、総延長約4km。セメント原料の石灰石を、町内の採石場から沿岸部の工場に運ぶベルトコンベヤーがある。
警察は今後、事故原因を調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20140905ddlk40040536000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140905-OYS1T50006.html
(2015年2月23日 修正1 ;追記)
2015年2月20日付で朝日新聞京築版(聞蔵)から、換気しないままガソリン燃料の発電機を稼働させていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(タイトルも修正した)
行橋労基署は19日、行橋市の電気工事業「西海電工」の代表者(53)と北九州市の電気工事会社「協栄電気」の現場責任者(70)の2人を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、2人は昨年9月4日、鉱山から宇部興産苅田セメント工場まで石灰石を運ぶ延長4kmのベルトコンベヤーの地下トンネル内(苅田町馬場)で、換気をしないままガソリンが燃料の発電機を稼働させた疑いがある。
発電機は、電動工具の電源にしていた。
書類送検された2人を含む計5人の作業員が急性一酸化炭素中毒になって病院に運ばれた。
2014年9月5日2時30分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月4日17時59分に共同通信から、9月5日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前7時半ごろ、丸森町四重麦五(よえむぎご)の岩石採取場で岩盤の掘削作業中、会社員の男性(35)が上部から崩れてきた岩石の下敷きになった。
落石の危険があるため救出作業は難航し、約7時間後に消防や警察などが救出し、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。
警察によると、男性は同日午前6時ごろから現場責任者として、他の3人の作業員とともに、削岩機で岩盤に穴を開け、ダイナマイトで堤防の建設など復興工事のために使う岩を採掘する作業を行っていた。
男性が岩盤にダイナマイトを仕掛けるための穴を削岩機で開ける作業中、上部の岩盤が崩れ、直径約3mの岩が男性の乗った削岩機を直撃したという。
少し離れたところで作業をしていた他の3人は、逃げて無事だった。
現場にいた作業員の男性は取材に、「どーんという音の後、白い砂ぼこりが上がり、急いで駆け寄ったが、削岩機が半分埋まった状態だった。男性に呼び掛けたが返事はなかった」と話した。
警察は、男性の死因や労働環境に問題がなかったかなど、詳しい事故原因を調べている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140905/myg14090502300002-n1.htm
http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014090401001547.html
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140905_13019.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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