







2013年9月28日16時15分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸ルミナリエ組織委員会は、今年の「第19回神戸ルミナリエ」(12月5~16日)に出店する露店を例年の約6割にすると発表した。
例年、露店出店などを取り仕切ってきた県神農商業協同組合が解散したことや、京都府福知山市の花火大会火災を受けた対策で、会場の露店は例年の約170店舗から約100店舗に削減し、会場内の安全性向上を目指す。
同組織委員会事務局は「来場者の安全を最優先に、万全を期したい」としている。
同事務局によると、ルミナリエは例年約340万人が訪れる。平成9年から露店が出店しはじめ、近年は約170店舗が会場内に軒を連ねてきた。
これまでは、露店は県内最大の露天商組織の同協同組合が取り仕切ってきたが、県暴力団排除条例に違反して暴力団組員に用心棒代を支払っていたことが発覚し、県公安委員会が団体名を公表。8月に解散した。
さらに京都府福知山市の花火大会の露店で火災が発生、多くの被害者を出した。
このため、組織委員会は、ルミナリエでは、人の流れが集中する東遊園地の出口付近などで露店数を控えることを決めたうえで、露店の出店を取り仕切る組織を新たに設置。発電についても主催者で一括し、無秩序な配線を防ぐなどの火災予防策を講じるという。
出店料は1店舗30~60万円。出店は県内に事業所や住所のある法人・個人に限定し、保険への加入などを条件とする。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130928/waf13092816160024-n1.htm
(ブログ者コメント)
1つの事故がさまざまな方面に影響を及ぼすことがあるが、これもその1例だ。
(2013年10月5日 修正1;追記)
2013年9月25日21時44分に朝日新聞から、9月26日5時15分に読売新聞から、脱線現場のレール幅は規定より37mm広がっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会によると、副線から本線に合流する分岐器(ポイント)付近のレール幅を調べたところ、分岐器の手前で最大37mm広がっていた。
同社の基準値は19mmで、脱線はこの付近から始まったとみられるという。
JR北によると、この地点のレール幅の広がりは、昨年10月の検査時点で、すでに基準値を超える20mmだった。
それを放置した結果、今年6月の時点では25mmに拡大。現在は37mmだが、脱線時の衝撃で広がった可能性もあるという。
あるいは、現場のレールは木製の枕木に専用のクギで固定する方式で、脱線現場のレール幅は、約1年前から急激に広がりが進展していた可能性があり、木材の劣化などでクギが緩み、保持力が急激に低下した可能性がある。
同社は、レールの広がりの「限界値」は43mmとしており、この広さに達すると脱線する可能性がきわめて高くなるとしている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY201309250263.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00135.htm
2013年9月28日15時4分に毎日新聞から、レール幅検査基準が変更になったことを知らない社員が多かった背景に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最長で28年間にわたり、レール幅の検査で誤った整備基準値が適用されてきた背景を現場で取材すると、若い社員に技術が引き継がれにくい人員配置や、保線作業が優先されない社内事情が見えてきた。
「新旧のレールで検査基準が異なることは、職場でも話題にならない。若い人は知らないかもしれない」「基準が二つあるとは知らなかった。教わった記憶もない」。JR北海道の複数の保線担当者は、こう証言した。
JR北海道の線路の総延長約3000kmのうち、85年以前の旧型レールは現在も168kmある。
今回は44の保線担当部署のうち、10部署が旧型レールの整備基準値として、20mmではなく新型レール用の25mmを誤って適用。結果的に5mm甘い基準で検査していた。
2つの基準はなぜ徹底されなかったのか。背景には、保線担当者の異動事情があるとの指摘もある。
誤検査が発覚した10部署の担当路線は、札沼線や留萌線など旧型レールが多いローカル路線が含まれる。ところが、保線担当社員は新人時代を新型レールが多い大規模部署で過ごすことがほとんどだ。
JR北は誤検査を発表した25日の記者会見で、2つの基準について「新人研修で教え、詳しい内容は仕事の中で学ぶ」と説明したが、鉄道関係者は「旧型レールの扱いを知らないまま、新型の基準のみで検査してしまった可能性が高い」と指摘する。
保線現場でも民営化による採用抑制で30〜40代が極端に少ない傾向にある。
あるベテラン保線担当者は嘆く。「保線の技術力が落ちていることも原因の一つ。人も減って担当区間が長くなり、綱渡りで仕事している。現場は『安全第一』というトップのかけ声通りになっていない」
保線に詳しい北見工業大の白川龍生准教授(鉄道工学)は「85年のレール変更を現場で経験していない若い世代が増えた。また以前より人事異動が増えたことで、現場の保線担当者間でしっかりと引き継ぎがされていなかった可能性がある」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000e040231000c.html
2013年9月28日19時49分に共同通信から、JR各社のうち北海道だけが検査結果をダブルチェックしていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道がレールの異常を放置していた問題で、JR各社のうち北海道だけが検査結果や補修の状況を本社と、現場で保線業務を担当する工務部門でダブルチェックしていないことが28日、JR各社への取材で分かった。
保線管理の仕組み作りを怠ったことが、レール異常発生や放置長期化の一因となった可能性が出てきた。
JR北海道は関連会社と共同で、軌道検測車と呼ばれる特殊車両を使って本線にレール異常がないかを検査している。
検査回数は、特急列車が走る区間で年4回、普通列車だけが走る区間では年2回で、検査結果は本社にも送られていたが、内容は特に検討されず、放置されていた。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092801001945.html
2013年9月28日21時58分に毎日新聞から、国交省の監査結果、レール幅以外に違反はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省が行っていた鉄道事業法に基づく特別保安監査(立ち入り検査)は28日、終了した。札幌市中央区のJR北海道本社で取材に応じた潮崎・主任監査員は「レール幅の他に明らかな法令や社内規定の違反は見当たらなかった」と明らかにした。
項目は、土木、車両、運転など技術系4部門に加え、異例の経営部門も対象とし、人事や財務も調査。
潮崎氏は「経営と安全は表裏一体。経営問題は安全と密接に関わる」とした。
同社は石勝線脱線炎上事故(2011年5月)を受け、安全基本計画を策定。
それでも今回の事態に至った理由について、野島社長からは「安全意識が浸透していなかった」との趣旨の回答があったという。
国交省は入手した資料を分析して追加調査し、事業改善命令を出す方針。
野島社長は監査終了を受け「大変厳粛に受け止めており、改めて、極めて重大な事態を発生させたと認識している」とのコメントを発表した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130929k0000m040045000c.html
2013年9月30日18時48分にNHK北海道NEWS WEBから、保線現場は予算と人手が不足しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
線路の管理に携わる「保線」の現場では、予算や人手の不足のため、社内規程の15日以内に補修できないケースが日常的に起きていることがわかった。
保線担当の複数の社員によると、規程を守ることは基本だとしながらも、「基準の値を超えていても枕木やレールを固定するくぎの状態などを見て、現場の判断で補修を後回しにすることはある」と話し、社内規程の15日以内に補修できないケースが日常的にあることを明らかにした。
その背景としては、レールの補修だけでなく、定期的な検査や巡回など多くの業務があるにもかかわらず、人員が大幅に削減され、作業量に対して人手が不足している状況を指摘している。
このため、今回、脱線が起きたような列車の往来が少ない副本線の補修を後回しにするなど優先順位をつけざるをえないとしている。
さらに、補修に必要な資材を要求しても予算が限られていることから、すべてが認められることは、ほとんどないとして、「管理している現場は、何か起きないかとひやひやしている」と打ち明けた。
こうした現状について「危機感という以上に大変な状況で『保線』ということば自体が死語になっていく気がする」と安全がおろそかになっている実態に強い懸念を訴えた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130930/4873411.html
2013年9月29日8時6分にNHK東北NEWS WEBから、9月29日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後4時前、仙台市宮城野区のJX日鉱日石エネルギーの仙台製油所から煙が出ていると通報があった。
消防が駆けつけたところ電気室から煙が出ていて、火は、およそ1時間後に消し止められた。配電盤が焦げていたという。
消防によると、この火事で、設備の点検をしていた協力会社の32歳の男性が煙を吸ってのどにやけどをし、数日程度の入院が必要だという。
配電盤の近くで作業していたところ、「バン」という音がして白煙があがったという。
この製油所は東北唯一の製油所で、原油からガソリンや灯油などの石油製品を生産している。
この日は点検のため、すべてのプラントが停止していた。
現場には、ポンプ車など30台と消防のヘリコプターが出て、製油所の周辺は一時、騒然とした雰囲気になった。
製油所の古賀副所長は「近隣の方をはじめ、関係者の皆様に多大なる迷惑をおかけして大変申し訳なく思っています。原因を究明し再発防止につとめたい」と話している
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20130929/4885241.html
(ブログ者コメント)
のどにやけどした作業員の方が、トラブルのあった配電盤の点検をしていたのかどうかは不明。
2013年9月28日19時22分にNHK秋田から、9月28日23時41分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時18分、秋田市向浜の「第一三共プロファーマ秋田工場」の従業員から「工場内で毒性のある危険物アセトニトリルという物質が漏えいした」と消防に通報があった。
警察などによると、医薬品を製造する過程で出たアセトニトリルを35%含んだ廃液を専用タンクにポンプで移す作業中にタンクが満杯になり、廃液が配管を逆流して溢れ出て、約100ℓが工場の建物の中に漏れ出たという。
工場周辺は警察が一時、立ち入りを制限する事態となったが、従業員を含め、けが人はいなかった。
液体は建物内地下の水槽に集められ、外へ漏れ出たり、揮発したりする恐れはなくなっているということで、今後、会社が処理することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6014884461.html?t=1380400330535
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20130928q
(ブログ者コメント)
作業の途中で別の用事ができ、その場を離れている間に・・・というのが、この種の事例の典型的なパターンだ。
はたして、今回はどうだったのだろうか?
「廃液が配管を逆流して溢れ出て」という件だが、タンクのベント配管から溢れ出たということだろうか?
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月29日付で秋田さきがけ紙面に、配管に逆流防止弁があったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
同社によると、配管内には逆流を防ぐ弁があり、廃液が漏れ出るようなことは通常はないという。
同社は「早急に原因を究明し、再発防止に努める」としている。
(ブログ者コメント)
逆流防止弁があったということは、ポンプ吐出配管を逆流したということだろうか?
しかしポンプ運転中であれば、逆流することはないのではないか?
タンク満杯でポンプが自動停止したということだろうか?
2013年9月29日11時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
28日午前10時頃、静岡県伊豆市柏久保にある精肉店の2階建て店舗で、2階の外壁が縦約1.8m、横約8.4mにわたり崩落。
店の前の路上を歩行中の男性(68)の全身に当たり、頭や腕などに約3週間のけがを負った。
店舗は築40年で老朽化していたとみられ、警察が原因を調べている。
警察によると、外壁に貼られたタイルが下地のモルタルごとはがれ、1階のひさしを突き破って落ちた。
近くの美容師の女性(63)は「大きな音に驚いて外に出てみると、道路いっぱいにがれきが広がり、男性が応急処置を受けていた。壁は台風でも崩れず、危なそうな様子はなかったのに」と驚いていた。
現場は、伊豆箱根鉄道修善寺駅前の商店街の一角。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130928-OYT1T01103.htm
(ブログ者コメント)
写真を見ると、大小様々な破片が広範囲に散らばっている。
突然落ちてきたら逃げる暇などなかっただろう・・・そう思わせるほどの散乱状況だ。
笹子トンネル天井崩落事故の時もそうだったが、このような事故のたびに思うのが、もう1分、通りかかるのがずれていたら・・・ということだ。
まこと、事故というもの、運・不運にも左右されるところがある。
2013年9月28日17時25分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前7時ごろ、つくば市小茎の水田で、近くの八坂神社の秋の祭礼開始を告げる花火を打ち上げたところ、一部が落下して地上で爆発した。
この爆発で、打ち上げ作業をしていたつくば市の花火製造会社の従業員で18歳の女性がけがをして病院に運ばれた。命に別状はないという。
当時、周辺にはけがをした女性のほかに地元の人などおよそ20人がいたが、逃げたため、けがはなかった。
警察によると、花火は、大きな玉1つの中に小さな玉5つが入っていて、本来であれば、大きな玉がおよそ100m上空で爆発するはずだったが、10m付近で爆発したため、小さな玉の一部が落下して地上で爆発してしまったという。
打ち上げ作業は、けがをした女性と花火製造会社社長の男性(63歳)の2人で行ったということで、警察が事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1074881621.html?t=1380400523569
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月29日付の茨城新聞紙面に、上記とは若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
女性は同日午前6時40分ごろから、社長と一緒に祭礼開催を知らせる花火を打ち上げていた。
同製造会社によると、同日打ちあげたのは5段雷と呼ばれる5連発花火。
本来は地上140~150mで最初に爆発し、その後、段階的に爆発させる仕組みだが、何らかの原因で30mほどの高さで最初の爆発が起き、一部が地上で爆発したという。
2013年9月28日20時37分に読売新聞から、ALPSが停止したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は28日、福島第一原発の汚染水浄化装置「ALPS(アルプス)」に不具合が生じ、27日未明に再開したばかりの試運転を停止したと発表した。
東電によると、不具合が発生したのは、汚染水から取り除いた放射性物質を含む廃液を、処理槽から次の工程へポンプで送り出す部分。
27日午後10時40分頃、廃液が流れにくくなっていることが判明した。ポンプには異常がなく、原因は不明。停止までに約100トンの汚染水を処理したという。
アルプスは、大半の放射性物質を除去できる「汚染水処理の切り札」として、3月に試験運転を開始したが、その後、処理槽の腐食などが見つかり、修理のため停止していた。
東電は、敷地内の貯蔵タンクに保管する汚染水の浄化処理を来年度中に終える方針だが、再び停止が長引けば、処理計画が遅れる恐れもある。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130928-OYT1T00501.htm
2013年9月30日1時13分に毎日新聞から、9月29日19時47分に朝日新聞から、剥がれたゴムシートが原因だったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東電は29日、不具合の原因は、タンク内に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだためと発表した。
アルプスは、62種類の放射性物質を取り除くことができ、汚染水対策の「切り札」と位置づけられているが、トラブル続きで、チェック体制が問われそうだ。
東電によると、ゴム製シートは、タンク内部を上り下りする仮設のはしごの脚を固定するために使ったもので、大きさは縦横20cm、厚さ3mm。
2枚がテープでタンクの底に固定されており、試運転前に回収することになっていたが、作業員が回収は不要と勘違いしてそのまま残したという。
カメラで内部を調べたところ、1ケ所が剥がれていたという。剥がれた1枚が排水口をふさぎ、流量が低下したとみられる。
東電は今後、ほかのタンクも水を抜き、異物がないかどうか調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000m040040000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY201309290090.html
(ブログ者コメント)
協力会社の作業員がタンク内部に忘れものをしていないか、誰が、どのようにチェックしたのだろう?それともノーチェックだったのだろうか?
思い起こせば今から数10年前、ブログ者は化学工場のSDMで蒸留塔トレイ組立て工事の立ち会いをしたことがある。
協力会社の作業員が1段組み立てる毎に、緩みはないか?忘れ物はないか?などをチェックする仕事だ。
その際、一度だけだが、組み立てに使った結構大きな工具を忘れているのを見つけたことがある。
いくら協力会社の作業員が忘れ物防止に気をつけていても、彼らも人間。忘れることもたまにはあるのだ。
確認作業の大切さを、身をもって体験した次第。
しかし、この体験は、まだ現場の人員に余裕があった時代のこと。
今は、そんな悠長なことはできないのかもしれない。
ましてや、福島第一原発という、非定常作業が定常作業となっている感のある現場では・・・。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
ゴムシートは、汚染水タンク内に出入りするためのはしごの滑り止め用で、はしごの脚とタンク床面に挟んでいた。
作業後に回収する必要があったが、作業員は接着剤で固定されている別のシートと勘違いし、残したままにしたという。
2013年9月28日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、9月27日11時29分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前6時ごろ、能代市能代港の4万トン岸壁付近で、建設資材などを載せる台船をロープでつないで引っ張る作業をしていた引き船「第十一利丸」(100トン)の機関長の男性(68)が海に転落。
近くの漁船に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
海保によると、男性は甲板後部で作業中、船の後部に引っかかっていた台船を引っ張るためのロープが外れて体に当たり、はずみで転落したとみられる。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130927l
2013年9月27日7時5分に福井新聞から写真付きで、また9月27日19時58分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井市の県有施設「ふくい健康の森」温水プールで今月10日、天井の空調ダクトを固定するためのリング状金具(直径約40cm、重さ200gほど)が営業中に落下していたことが、26日分かった。けが人はなかった。
同様の金具は少なくとも天井の数十カ所に設置され、ほかにも天井4か所で金具が外れダクトに引っかかっただけになっているのが見つかり、落下の危険性があるとして現在、施設は休止している。大規模な点検と補修が必要で、再開のめどは立っていない。
この施設には25mプールや流水プール、幼児用プールがあり、10m以上の高さのある天井一面に、暖房用のダクトが走っている。
問題の金具はステンレス製で天井の骨組みに取り付けてあり、そこから金属棒が延び、ダクトがずれないように固定している。
金具は10日午前11時半ごろ、出入り口付近の25mプールサイドに落下した。当時20人超の利用者がおり、「ドン」という大きな音に気づいた人もいたという。金具はさびたように腐食し、先端部は破損していた。
トラブル当日の午後と11日は落下場所周辺を立ち入り禁止にした上で営業を継続。12日に全面使用休止とした。
同施設は現在、指定管理者の県健康管理協会が運営している。
両者によると、1997年にオープンし、これまでこの金具を交換したことはない。
建築基準法に基づき3年に1度、点検を行っているが、金具は地上からの目視のみだったという。
県は「プールは湿度が高く蒸気に塩素も含まれるため、金具も想像以上に傷みが進んでいる」と説明。専門業者による点検と補修を検討している。
同協会は利用定期券を約500人に販売している。再開の見通しが立たないことから謝罪文を送り、返金に応じている。「利用者に迷惑をかけ申し訳ない。一日も早く安全を確保し再開したい」としている。
出典URL
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/45922.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054850062.html?t=1380323551224
(ブログ者コメント)
写真で見ると、天井はかなり高い。
下から望遠鏡などで見ただけでは、よほどじっくり見ない限り、外れているかどうかの見極めは難しいのかもしれない。
ちなみに点検状況に関し、NHKからは、上記福井新聞の記事とは若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金具については、県の指定を受けて施設を運営する財団法人が年に一度、法律に基づいて目視で点検していたが、ことし3月の時点では異常が見つからなかったとしている。
2013年9月27日付で神奈川新聞から、9月28日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前2時25分ごろ、横浜市金沢区鳥浜町の廃棄物処理会社「Bリサイクルシステムズ」で、作業中だった会社員男性(19)がベルトコンベヤーに巻き込まれ、間もなく死亡した。
警察によると、男性は廃材を再利用した固形燃料の製造ラインで作業しており、冷却用水槽にごみがたまったため、窓から上半身を入れて清掃していたところ、動いていたベルトコンベヤーに巻き込まれた。
男性は、4月に入社したばかりだった。
同社によると、稼働中は作業をしないよう指導していたという。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309270012/
2013年9月26日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)で8月27日、大雨の影響で、原子炉補助建屋の制御用地震計室が浸水し、地震を感知して原子炉を自動停止させるための地震計が使えない状態となっていることが26日、分かった。
浸水は放射線管理区域にも及んだが、放射性物質の外部への漏出はなかった。
泊原発3号機は安全審査のため停止中で、ほかにも地震計はあるため実質的な影響はないが、北電の危機管理の甘さが露呈した。
北電によると、原子炉補助建屋の周辺では排水機能を高めるために土砂の入れ替え工事を行っていたが、8月27日の大雨で、地面に掘った穴に大量の雨水が流れこみ、地下水などを一時的にためる地下2階の「湧水ピット」の排水能力を上回った。
ピットからあふれたのは約200トンの雨水で、一部が制御用地震計室に流れこみ、地震計4台がすべて浸水した。
翌日には排水を終えたが、地震計は今も点検中という。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130926-OYT8T00674.htm
2013年9月27日9時11分に北海道新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道電力は26日、大きな地震を感知して原子炉を止めるため泊原発3号機に設置されている複数の制御用地震計の一部が、8月下旬の大雨によって約1カ月間、使えない状態にあることを明らかにした。
北電は「泊3号機は停止中のため、安全上の問題はないと考えている」としているものの、事故防止のための機器だけに危機管理上の課題になりそうだ。
使えない状態になった制御用地震計は4台で、泊3号機の原子炉補助建屋の地下室に設置されていた。
8月27日の大雨で大量の雨水が補助建屋に流入し、冠水した。
北電は9月2日にそれらを取り外し、メーカーで点検中。復旧時期は未定だ。
制御用地震計は、稼働中の原発が大きな地震に見舞われた場合、原子炉を自動停止させるため揺れを感知する機器。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/494319.html
(ブログ者コメント)
○装置自動停止と連動させる地震計は、安全確保上、非常に重要な設備だ。
浸水の恐れがある地下に設置するというのは、いかがなものだろうか?
○4台もの地震計が使えなくなったことの影響として、読売新聞北海道版では「ほかにも地震計はあるため実質的な影響はない」と報じているが、この報道内容には疑問を感じる。
北海道新聞の報道の方が正解のような気がする。
(2013年10月3日 修正5 ;追記)
2013年9月26日16時24分に朝日新聞から、9月26日20時56分に読売新聞から、9月26日14時27分に大阪日日新聞から、社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「SC社」の従業員ら17人が胆管がんを発症し、うち9人が死亡した問題で、従業員の健康を守る措置を怠ったとして、大阪労働局は26日、同社と山村社長(67)を労安法違反(事業者の安全衛生措置義務違反)の疑いで26日に書類送検した。
同局は書類送検にあたって、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたことも明らかにした。
同局の関係者らによると、同社と社長は昨年5月、健康対策の責任者である衛生管理者や産業医を選任せず、労使一体で対策を検討する衛生委員会も設置していなかった疑いが持たれている。
同社は、会社の合併で従業員が50人以上となった2001年8月から、同法上のこれらの義務が生じていた。
労働局は、安全管理を長期間怠ったことが被害拡大につながったとみて捜査していた。
同社をめぐっては昨年5月、従業員らが相次いで胆管がんを発症していることが発覚。作業場の印刷機の洗浄剤に含まれる化学物質「1、2ジクロロプロパン」を高濃度で3年8カ月~13年2カ月間吸い込んだことが原因になった蓋然性が極めて高いとされ、今年3~5月に17人が労災認定を受けた。
同局は昨年5~6月、同法で定める安全や衛生についての事業主の義務を果たしていないとして、同社に6項目の是正勧告をした。
さらに今年4月、山村社長の自宅兼本社ビルを家宅捜索し、従業員らの事情聴取を進めていた。
朝日新聞の取材に対し、山村社長は「法律に疎く、衛生管理者らを置かないといけないことを知らなかった」と話している。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0926/OSK201309260013.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00764.htm
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/130926/20130926086.html
(ブログ者コメント)
従業員50人以上で衛生管理者選任義務が生じることなど、知らない経営者は他にもいることだろう。
選任義務の内容は、労安則第二章「安全衛生管理体制」第三節「衛生管理者」第七条「衛生管理者の選任」参照。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000032.html
2013年9月27日0時30分に朝日新聞から、9月26日23時57分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後9時55分ごろ、大阪市北区の阪神電鉄梅田駅の西側の改札わきのダクト付近から出火し、周辺の地下街に煙が充満した。
消防が調べたところ、飲食店の天井裏にある排気ダクトと配線が焼け、内部に煙が充満しているのを確認した。
消防によると、天井裏のダクト内のほこりなどが、近くの店舗の冷蔵庫設置工事の溶接火花で燃え上がったという。
付近の地下街では一部で通行が規制され、帰宅途中の通行人らで一時騒然とした。
阪神電鉄は、煙が流れ込んできたため、西側の改札の一部を終電まで閉鎖。構内には非常ベルが鳴り続けた。
警察官が「煙が流れる恐れがあるので近づかないでください」と通行人に呼びかけた。
通りかかった大阪市の主婦(42)は「駅に入ると煙の臭いがしたので、何事かと思った」と驚いた様子だった。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0927/OSK201309260140.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T01486.htm
2013年9月26日23時12分にmsn産経ニュースから、9月27日付で朝日新聞多摩版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都東大和市は26日、市立小学校の給食で出されたチーズを食べた4年生の男児(9)が、発疹やせき込むなどアレルギー症状を起こし病院に運ばれたと発表した。男児は容体が安定しており同日、帰宅した。
市によると、男児は卵アレルギーがあり、チーズは成分に卵を含んでいた。
学校側は男児のアレルギーを把握しており、献立表には卵を含んでいることを示すチェック欄があったが、印が付いていなかった。
市教育委員会が原因を調べる。
市教委は、アレルギーがある児童には個別に「アレルギー献立表」を作成し、該当する児童には原因となるメニューを配膳しないようにしていた。
男児は26日午後3時ごろ、体育館でクラブ活動中、息苦しさと腕のかゆみを訴えた。
養護教諭が確認したところ、顔全体に発疹があり、せき込んだため、食物アレルギーによるアナフィラキシーの疑いがあると校長が判断。副校長に指示してエピペンを接種し、救急車を呼んだ。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130926/crm13092623130023-n1.htm
(ブログ者コメント)
東大和市では、調布市小学校でのアレルギー死亡事故を受け、緊急時対応マニュアルを作成しており、その中にはエピペン注射方法も写真解説付きで掲載されている。
https://www.city.higashiyamato.lg.jp/index.cfm/33,50039,347,691,html
発症している児童に素人が注射するなど、かなり勇気がいりそうだが、管理者としての副校長がマニュアルに目を通していたとすれば、さほど慌てることなく注射できたのかもしれない。
作成したマニュアルは事故の未然防止には役立たなかったが拡大防止には役立った・・・他所で起きた事例の横展開がある程度は奏功した・・・そういうことだったのかもしれない。
それにしても、なぜ卵欄にチェックが入っていなかったのだろうか?
立派な道具を作っても、それを使うのは所詮人間・・・ということだったのだろうか?
2013年9月26日19時18分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前9時20分ごろ、多治見市平井町の運送会社「Y運輸」の荷物の積み降ろしをする作業場で、トラックから荷物を降ろす作業をしていたフォークリフトの荷物が崩れ、会社に用事で来ていた近くに住む無職の男性(68)が荷物とトラックの間に挟まれた。
この事故で、男性は胸を強く打って病院に運ばれたが、およそ1時間後に死亡した。
警察によると、フォークリフトで運んでいたのは家畜のえさの原料で、重さはおよそ760kgあり、荷物を上げ下げするフォークを傾けた際に崩れたという。
警察は、運送会社に事情を聞くなどして、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084817971.html?t=1380228522195
2013年9月27日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
フォークリフトを使って鉄の網かご(約760kg)をトラックから下ろす作業をしていたところ、荷が崩れ、近くにいた義理の父親がトラックと網かごの間に体を挟まれて死亡した。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月27日付の岐阜新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、荷物は回収された食用パンが入った鉄製の網かごで、重さ約760kg。
トラックから荷を下ろす際、何らかの原因でフォークリフトが傾いて荷が崩れたとみられる。
2013年9月25日12時8分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前7時20分ごろ、北九州市戸畑区の新日鉄住金八幡製鉄所のコークス工場で火災が起きたとの119番通報があった。
市消防局の消防車16台が消火にあたり、午前11時50分ごろ鎮火した。
消防によると、工場内のベルトコンベヤーなどが焼けたが、けが人はいないという。
警察によると、現場は8階建ての工場の2階部分。
コークスを砕いてベルトコンベヤーで運ぶ施設があり、ベルトコンベヤー計約10mと集じん機のフィルター部分などが焼けた。
警察は、コークスを砕く際に火花が出て粉じんに燃え移り、出火した可能性があるとみている。
火災は午前9時40分ごろ鎮火状態になったが、正午前までくすぶり続けた。
新日鉄住金によると、このコークス工場には石炭の貯蔵施設、石炭を蒸し焼きにして製鉄に必要なコークスを作る炉などがある。
製鉄所は24時間操業だが、この火災で、鉄を作る高炉は停止はしていないという。
コークス工場は2008年7月にもベルトコンベヤー付近から火災が発生し、高炉が停止した。
11年1月には、コークス粉砕機の撤去作業中、ガスバーナーの火花が粉じんに飛び散ったことによるボヤも起きている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0925/SEB201309250003.html
2013年9月25日20時47分にNHK大津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日早朝、近江八幡市で、地上に出ている水道管の弁が外れ、約5時間にわたって水が噴き出し続けるトラブルがあった。
水道を管理する近江八幡市によると、25日午前5時ごろ、近江八幡市の馬淵町で、水道管の中の空気を外に逃がすため地上に設置されている「空気弁」が外れ、直径7cm5mmの穴から水が空に向かって勢いよく噴き出した。
この状態は午前10時頃まで続き、周辺の田んぼは水浸しになった。
この復旧作業のため、付近の桐原学区の一部1750世帯あまりで、一時、水の勢いが弱まる影響が出たが、約10分後には回復したという。
この水道管は昭和61年から使われているということで、近江八幡市では空気弁を固定するボルトが老朽化して外れたものとみて、ほかの空気弁も順次点検するという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/otsu/2064779801.html?t=1380143255919
(ブログ者コメント)
以下のように、空気弁にもいろいろ種類があるようだ。
http://shimizugokin.co.jp/list.php?c=5
「直径7cm5mmの穴」という報道内容から考えると、今回の事例は、弁本体のフランジ固定ボルトが外れたということかもしれない。
しかし、ボルトの老朽化など、地上に設置された弁であれば、目視点検時にチェックできそうなもの。その辺、どうなっていたのだろうか?
2013年9月24日付で読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横須賀市の追浜―京急田浦駅間で起きた土砂崩れによる京急線脱線事故から、24日で1年となる。
京急電鉄は事故について、短時間に局所的な豪雨が降り、沢状の斜面に水が集中したことで地盤の深い層から崩落した「深層崩壊」が原因として、運輸安全委員会に報告。
現場や現場と同じような斜面で約10億円をかけて進めていた再発防止対策は今年5月までに終え、新たな運転規制も設けた。
事故直後、現場に設けた高さ3m、幅14.7mの木製防護柵は高さ5mの鉄製に取り換え、落石検知装置を設置。斜面は整地してコンクリートで固め、防護ネットで覆った。
沿線にある同様の地形43か所で再調査を行った結果、24か所で安全性を高める必要があると判断。14か所に防護柵と落石検知装置、線路まで離れている10か所は落石検知装置を設置した。
同装置は、防護柵の柱などに取り付けた機械が土砂崩れを検知すると、約600m前にある表示器のランプが点滅し、運転士に危険を知らせる仕組みだ。
さらに雨量計の設置場所を見直し、8か所から9か所に増設、民間会社の気象情報システムも新たに導入した。
運転規制は昨年10月に見直し、雨量が毎時30mm以上か連続200mm以上で時速60km以下に抑える区間を京急川崎駅以南の全線に拡大、金沢文庫駅以南は同じ条件で時速45km以下とした。
京急によると、崩落した土砂は、斜面上部に設置された鉄製防護柵と柵を支えていた約1m四方のコンクリート製基礎7個、斜面を覆っていた防護ネット(高さ15m、幅16.5m)ごと押し流した。土砂の量は約50m3で、倒木も約10本まじっていた。
運輸安全委員会が昨年10月に公表した事故の調査状況によると、基礎の1個は2両目の車輪が乗り上げた形で見つかり、先頭車両の床下も損傷していた。
調査は、「土砂崩れの危険性が予見できたか」や「斜面の構築物の設置状況に問題はなかったか」などが焦点になるとみられるが、京急は「安全対策は講じていた。想定外の大雨による深層崩壊は予見不可能」との見解を示しており、同委員会は近く最終的な調査結果をまとめる見通しだ。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130923-OYT8T00998.htm
また、2013年9月28日付で毎日新聞神奈川版から、9月27日15時43分にNHK横浜から、当該事故の報告書が公表されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は27日、事故報告書を公表した。
その中で、脱線事故の原因になった斜面崩落については、同社の管理に問題なく「予想困難だった可能性がある」と分析した。
一方で、斜面の健全度判定基準やルール見直し、崩落防止などを巡って多くの課題があったとも指摘し、同社に改善を求めた。
報告書によると、事故は9月24日深夜、横須賀市の京急本線追浜−京急田浦駅間で発生した。
脆弱な斜面の表層が長年の降水と湧水で劣化していたことに加え、当時の1時間当たり最大約40mmの雨による地下水位の上昇が原因と推定した。
2両目の車輪の付近におよそ90cm四方のコンクリートの塊が見つかり、1両目の床下には、このコンクリートに乗り上げてできたとみられる傷がついていた。
また、1両目の屋根には、架線にぶつかったとみられる痕跡が確認された。
このため報告書は、1両目の車両が線路に流入したコンクリートの塊に時速約66kmで衝突して乗り上げ、およそ1m跳ね上がり、被害が拡大した可能性が高いとしている。
コンクリートの塊は、斜面に設置されていた鋼鉄製の柵の土台部分で、土砂が流出したため落下したとみられるが、詳しい図面が残されておらず、強度などはわからなかったとしている。
このため運輸安全委員会は、詳細な図面が残されていない設備については、大雨などへの対策が十分か改めて調べるよう求めている。
同社は2年に1度、社外専門家と社員による現地調査を基に斜面の健全度を判定していた。
運輸安全委は、2011年4月の調査で現場付近の区間を最も危険性の高い「A」、またはそれに次ぐ「B」と判定したが、同年11月の判定会議ではすべて「B」に緩和した点に注目。「根拠が不明確で、判定会議の判定基準などを見直すべき」と指摘した。
また再発防止策として、現場と類似した地形の斜面の危険性を再評価し、降雨量による運転規制区間を見直すよう求めた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20130928ddlk14040162000c.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056687181.html?t=1380323371889


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。