2014年9月11日2時0分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月10日23時9分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道の島田社長は10日の定例記者会見で、スピードアップを目指し2006年から進めてきた新型特急車両の開発を中止すると発表した。
鉄路の安全向上と1年半後に迫る北海道新幹線の開業に集中投資する経営方針に照らし、在来線に今以上に高性能な車両は必要ないと判断した。
新型車両は、
①振り子装置と空気バネによる車体傾斜システムを組み合わせ、曲線区間でも速度を落とさず走行できる
②ディーゼルエンジンとモーターの組み合わせによる燃費向上
が大きな特徴で、これまで25億円を投じて開発してきた。
しかし、特急出火など重大事故が相次いだことから、同社はすでに、優先課題を車両の高速化から安全対策へ転換しており、量産化への費用や保守の負担などから開発中止を決めた。
JR北は183、261、281、283系の4種類の特急気動車を所有している。
今後、車両を更新する際には「スーパーとかち」「スーパー宗谷」に使われている261系を採用し、10年ほどかけて261系に一本化する。
車種を減らすことでメンテナンスにかかる労力やコストを減らすことができるほか、車検や故障などの場合に必要な予備車両として保有する台数を30両減らせる見通しだという。
観光客の多い路線とビジネス客主体の路線では、車両に求める性能や仕様は異なる。
島田社長は、「客のニーズにこたえたいという努力があったのも事実。だが、結果としてはもう少しシンプル化しておくべきだった」と話した。
約25億円を投じた試作車3両は完成し、今月下旬に納品の予定だった。
島田社長は、レール異常を調べるマヤ車(高速軌道検測車)に試作車を転用することを検討するとした。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/562076.html
http://www.asahi.com/articles/ASG9B6KGVG9BIIPE02N.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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