







2024年7月15日17時17分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後1時10分ごろ、伊豆市松ヶ瀬の狩野川で、アユ釣り大会の関係者から「男性が流された。意識がないようだ」と消防に通報がありました。
警察によりますと、流されたのは釣り大会で監視員をしていた伊豆の国市富士見の平野さん(74)で、200メートル余り下流で見つかり、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
平野さんは、流されたさおを取りに向かった際、何らかの原因で流されたということです。
現場の狩野川は、水深1メートル以上のところもあり、15日は流れや水位はふだんと変わらなかったということです。
当時、ライフジャケットは着用していなかったということで、警察が詳しい状況を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240715/k10014512161000.html
(ブログ者コメント)
個人釣行は別にして、こういった大会ではライフジャケット着用が参加条件・・・と思っていたが、そうではないらしい。
調べてみると、川釣りでライフジャケットを着用すると川に入って釣る場合、身体が浮いてしまったりするので、着用率は低いという報道があった。(下記参照)
しかし、参加者は別にしても、スタッフには啓蒙活動も兼ね、着用させるべきではないだろうか?
(2024年6月27日19時8分 YAHOOニュース;高知放送)
6月1日、高知県内の多くの河川で解禁されたアユ漁。
県内外からたくさんの人が訪れる高知の夏の代表的なレジャーですが、毎年のように釣り人が流される事故が発生しています。
27日は、アユ漁をはじめ、水のレジャーを楽しむために気を付けたいポイントについてお伝えします。
【写真を見る】「磯釣りはほとんどの方がライフジャケットを着けているがアユ釣りは…」水深の錯覚、川底の変化、流される要因は様々 水難事故を防ぐには
・・・
川底の地形は水流によって毎年変化していて、去年浅かった場所が今年も浅いとは限らないといいます。
川の中を移動する際は自身の経験にとらわれず、川底の変化に気を付けてほしいと仁淀川漁協の岡崎さんは話します。
・・・
次に、アユ釣りを安全に楽しむためのライフジャケットについて、高知市の釣具店に聞きました。
川に入るため、体が浮いてしまったり、道具を取り出しにくくなったりと、海での釣りに比べて、アユ釣りでの着用率は低いということです。
フィッシングハヤシ 中平さん:
「磯釣りの場合はライフジャケットを着用するのが普通という世界、ほとんど全ての方がライフジャケットを着けてます。
ところがアユの場合は、炎天下ということと、水の中に入って釣ることが多いので救命具という概念が本当にない」
こうした中、釣り具メーカーは数年前からいろいろなタイプのアユ釣り向けライフジャケットを販売していて、例えば、こちらは非常にコンパクトなのが特徴です。
・・・
海上保安庁によりますと、海では釣り中に転落して救助された人のうち、ライフジャケットを着用していた人の生存率が着用していなかった人よりも1割以上高かった(2018~2022年)というデータもありますし、ライフジャケットの大切さを改めて考えてもらいたいと思います。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4cf096d936f4b5142ea8e99c91e657d578a052
2024年7月15日15時24分にYAHOOニュース(長野放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日、長野県軽井沢町のゴルフ場で男性客がカートと衝突、重傷を負いました。
14日午後2時45分頃、ゴルフ場で2人でプレーしていた東京都の会社役員の男性(81)がカート道を歩いていたところ、背後から来た無人の自動運転のカートと衝突しました。
ゴルフ場の従業員の通報で、男性は病院に救急搬送されました。
右足の骨折などの重傷を負ったということです。
カートはリモコンで動かすことができ、男性が腰に着けていたリモコンを誤って操作してしまった可能性があるということです。
警察が事故原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/99ba7249fb2374d2c7a838fd2c6207eff3c20d72
2021年9月19日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正9として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/11927/
(2024年7月7日 修正9 ;追記)
2024年6月28日14時0分にYAHOOニュース(山梨放送)からは、事故調査部会の報告書がまとまった、重軽傷者は12人、逆走防止のため取り付けた車輪などが加速度を増大させた可能性大、身構えることを徹底させるよう国交省に意見具申したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国の事故調査部会は24日、車両の「ホイールキャリア」や乗客の「乗車姿勢」が原因とする報告書をまとめました。
この問題は富士急ハイランドの「ド・ドドンパ」で、2020年12月から21年8月にかけて乗客が首の骨を折るなどの事故が12件相次ぎ、12人が重軽傷を負ったものです。
国土交通省の事故調査部会によりますと、事故が起きた車両はすべて、逆走事故の対策として2019年11月以降に順次、導入が進んでいた新しい「ホイールキャリア」の車両でした。
「ホイールキャリア」とは、車両の車輪などが付いた機械部分のことです。
調査部会は「浮き上がり防止車輪」を従来の1個から2個に増やした新しい「ホイールキャリア」と、「ド・ドドンパ」のみに採用されていた「空気入りタイヤ」が乗客の頭部に作用する加速度を増大させた可能性が高いとしています。
また、負傷した乗客の多くは高さ49メートルの大型ループ付近で痛めたと申し出ていて、ダミーを使い衝撃度合いを検証した結果、この辺りで体を下向きに押す力と頭を下に向かせる力が同時にピークとなっていました。
その上で、医学系専門家の見解では、身構えて首に力が入った状態であれば骨折するような事故にはなりにくいと考えられ、乗車姿勢などが関係する可能性も否定できないということです。
このため専門部会は、負傷した乗客はいずれも事故の際に身構えられておらず、施設側が案内する乗車姿勢をとっていなかった可能性が高いとしています。
これらを踏まえ、報告書では安全な乗車姿勢を保ち、身構えることの注意喚起を乗客に徹底するよう、コースターの所有者に周知することなどを国土交通省に対して意見しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/258b474383ec3fe3d510f385620f911ed3513e86
6月28日14時27分にNHK山梨からは、けがした12人のうち5人は前傾姿勢だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書では、事故が起きた車体は乗客の首に垂直にかかる力と前に押し出す力のピークがそろっていたことに加え、揺れの周波数の影響で首への負荷が増えたと考えられるとしています。
さらに、けがをした12人のうち5人は前かがみやうつむいた姿勢だったと話していて、乗車前に呼びかけられていた背筋を伸ばして下を向かないなど安全な姿勢で身構えられていなかったことも原因と考えられるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240628/1040023634.html
6月28日19時30分に朝日新聞からは、安全姿勢は看板や放送で案内されていた、機体の揺れと頭の揺れが共振し増幅したことも原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によると、ド・ドドンパの安全姿勢は看板や放送で案内されていたと指摘。
頭をヘッドレストにつけ正面を向き、下を向かないなどの内容だった。
だが、負傷者は案内通りの姿勢を保持していなかったと指摘。
姿勢を保持していれば、首に力が入り、動きを予測して身構えることは可能だったとした。
その上で、安全な姿勢を保持し、コースターの動きを予測して身構えることの注意喚起の徹底について、国交省が遊園地に周知するよう求めた。
原因については、機体の揺れと頭の揺れが共振し、増幅したことも指摘している。
https://www.asahi.com/articles/ASS6X355HS6XUZOB008M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
6月28日14時1分に毎日新聞からは、当初2個だったパンク対応車輪を逆走防止対策で4個に増やしたため重量増加で加速度が増した、高速を出すための空気入りタイヤも頭部への加速度が増えた一因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書によるとド・ドドンパは、当初はパンク時に車両が浮くのを防ぐ車輪が1両につき2個付く構造だった。
逆走事故対策として19~21年にかけ、浮き上がり防止車輪を4個にする改修をしていくと事故が発生。
車重の増加などが頭部への加速度を増す原因になったとみられる。
ド・ドドンパが高速を出すため空気入りタイヤを採用していることについて、一般的なジェットコースターは空気を入れないウレタン製タイヤが使われているため頭部への加速度が増大しにくいとも指摘した。
https://mainichi.jp/articles/20240628/k00/00m/040/148000c
6月28日14時5分にYAHOOニュース(時事通信)からは、負傷者はいずれも逆走防止用に車輪を増やした車両に乗っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
報告書などによると、ド・ドドンパは17年の開業直後に起きた逆走事故を受け、車両の逆走防止用タイヤを増やす改良を進めており、負傷者はいずれも新型車両に乗っていた。
報告書は、新型車両では縦方向の振動の間隔が乗客の頭部の揺れとほぼ一致して、首により強い負荷がかかるようになったと結論付けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaf9a77bc6f2bd231d5c9b4d27f8bb169b7ddabc
(ブログ者コメント)
報告書で負傷者が12人とされている件については、下記記事参照。
(2022年1月9日19時49分 読売新聞)
同園は6日、客から同園の相談窓口に寄せられた負傷申告の調査結果を公表した。
同園がこれまでに「負傷が園内の遊戯施設に起因する可能性がある」としたのは、ド・ドドンパの利用客12人と、他機種の利用客3人の計15人となった。
相談窓口は昨年8~10月に設置され、176件の負傷申告があった。
これについて、同園が来園歴や医師の診断書などを精査した。
15人のうち、6人は胸や首の骨折で治療期間30日以上の重傷といい、いずれもド・ドドンパの利用客だった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220106-OYT1T50262/
2024年5月26日21時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県相馬地方で26日に行われた伝統行事「相馬野馬追」の本祭りで、参加者の同県南相馬市の男性(72)と観光で訪れた横浜市の女性(62)が馬に足蹴りされて腕などを骨折する重傷を負った。
2人とも命に別条はないという。
福島県警南相馬署の発表によると、男性は26日午前7時15分頃、自宅から集合場所へ馬を引いて歩いている途中、足蹴りされ、左脚を骨折する重傷を負った。
男性はケガで祭りに参加できなくなった。
女性は26日午前11時45分頃、祭り会場の雲雀が原祭場地で騎馬武者を見ていた時、馬に足蹴りされて左腕を骨折した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240526-OYT1T50071/
5月26日19時26分に産経新聞からは、女性は馬場に入ることができるチケットを買い、馬を近くで見ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県南相馬市で行われている伝統行事「相馬野馬追」で26日、見物客と参加者が馬に蹴られ、いずれも骨折の重傷を負った。
午前11時45分ごろ、南相馬市原町区にある相馬野馬追の会場「雲雀ケ原祭場地」で、観光で来ていた横浜市の女性(62)が、騎馬武者が乗っている馬を見ていたところ、馬に蹴られ左腕を骨折した。
南相馬署によると、女性は馬場に入ることができるチケットを買い、馬を近くで見ていたといい、詳しい状況を調べている。
また、午前7時15分ごろ、南相馬市鹿島区の路上で、騎馬武者として徒歩で馬を連れていた無職高野さん(72)=鹿島区=が馬に蹴られ、左脚を骨折した。
https://www.sankei.com/article/20240526-5NG2ZLO4RJMLTGOMMXYOFDXE6E/
5月26日19時26分にYAHOOニュース(テレビユー福島)からは、女性を蹴った馬に乗っていた騎馬武者は足蹴りを防ぐことはできなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日正午前、相馬野馬追の会場になっている福島県南相馬市の雲雀ヶ原祭場地で観光客の女性(62)が馬に足蹴りされました。
この事故で女性は左腕を骨折する大けがをしました。
事故当時、女性を蹴った馬は騎馬武者が乗っていましたが、足蹴りを防ぐことはできなかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8030bc0f89f34cc6f1358c8bab3bf81a1d6031cd
2024年5月22日16時21分にYAHOOニュース(TBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
これからの季節、子どもが使うことが多い浮具についてです。
腕と胸につけるタイプの浮具を誤って使い、3歳の男の子がおぼれる事故が起き、国民生活センターが注意を呼びかけています。
浮具をつけたマネキン。
プールに入れると顔を水面につけ、うつぶせになってしまいました。
これは、腕と胸につけるタイプの浮具を誤って背中側につけ、子どもがおぼれる様子を再現したものです。
国民生活センターによりますと、去年8月、プールで遊んでいた3歳の男の子が保護者が目を離した際におぼれ、一時、心肺停止となる事故がありました。
男の子は腕と胸が一体となった浮具を前後逆にしてつけたため、背中の浮力で体がうつぶせになり、おぼれました。
販売中のこのタイプの浮具は多くが海外製で、本体には英語で正しい使い方が表記されているということです。
国民生活センターは、正しい使い方を確認するとともに、できる限りライフジャケットを使い、保護者が子どもから目を離さないよう呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a86201c637ff07a14e4478dc2683824690f3a17a
5月22日付でYAHOOニュース(オトナンサー)からは、当該浮き具は海や川での使用には適さないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもが間違った方法でアームリング付き浮き具を着用したことにより、溺れる事故が発生しているとして、注意を呼び掛けています。
左右のアームリングと胸部の浮き具が一体となった「アームリング付き浮き具」と呼ばれる製品があります。
主に子どもがプールに入る際に、溺水防止のために使うことが多く、店舗や通販サイトでは、さまざまな形状の製品が販売されています。
そんな中、国民生活センターは、子どもが間違った方法でアームリング付き浮き具を着用したことが原因で溺れる事故が発生しているとして、注意を呼び掛けています。
国民生活センターによると、2023年8月、屋外のレジャープールで3歳の男の子がアームリング付き浮き具を着用し、保護者と一緒に遊んでいたところ、保護者がわずかに目を離した隙に溺れる事故が発生したということです。
男の子はすぐに救出されましたが、一時心停止の状態だったといいます。
男の子が使用していたアームリング付き浮き具は、浮力体が胸側にくるように着用するものでしたが、事故当時、男の子は浮力体を背中側に着用していたということです。
本体には英語による注意表示があるのみで、日本語の表示などはなかったといいます。
国民生活センターは、アームリング付き浮き具はライフジャケットとは異なり、命を守るためのものではないことを理解した上で正しく使うよう、アドバイスしています。
また、アームリング付き浮き具は、着用の向きやベルトなどの緩みによって溺水の危険が高まると指摘。
必ず正しい向きを確認し、浮力体が体に密着するように正しく着用するよう、注意を呼び掛けています。
このほか、子どもが水遊びをする際は、必ず保護者(監督者)も一緒に入り、万が一の場合に備え、すぐに手を差し伸べられるように寄り添うよう必要があるといいます。
なお、アームリング付き浮き具は、海や川などの自然領域での使用には適さないということです。
海や川などでは、子どもの体に適したサイズのライフジャケットを正しく着用するよう、呼び掛けています。
https://otonanswer.jp/post/205107/
2024年5月20日19時40分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県富岡市の群馬サファリパークで20日午後0時半すぎ、女性飼育員(21)がマレーバクに右腕をかまれて重傷を負った。
ドクターヘリで搬送されて治療を受けているという。
同パークによると、飼育員がかまれたのはマレーバク3頭がいる展示場。
飼育員は13歳の雌(体長約180センチ、体重約400キロ)に1人でブラシをかけていた。
半袖を着ていて袖のない部分をかまれたといい、別の職員が駆けつけて119番通報したという。
かみついたバクはおとなしい性格で、子ども(雄、生後約1カ月)がじゃれついてきた際に体を起こして飼育員と接触する形になり、かみついたという。
同パークは、雌が子どもを別の雄と勘違いして追い払おうとし、その勢いで飼育員をかんだ可能性があるとみている。
飼育員は入社1年2カ月で、入社以来、かまれた雌を含めバクを担当していた。
同パークでは2022年9月、動物とふれあえるゾーン内で児童2人が相次いでカピバラにかまれ、けがをしている。
https://www.asahi.com/articles/ASS5N3FC9S5NUUHB00HM.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
5月21日18時8分に東日本放送からは、子どもが来たのでちょっとどきなさいよ程度のことだった可能性も考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午後0時半ごろ、群馬県富岡市の群馬サファリパークで21歳の女性飼育員が公開中のマレーバクに右腕をかまれました。
4年前に群馬サファリパークで撮影された映像では、マレーバクは気持ちよさそうに寝転んでブラッシングを受けています。
事故が起きたのは、このブラッシングの時間でした。
ブラッシングを受けていたマレーバクの母親に、4月に生まれたばかりの子どもが後ろから近寄ります。
すると突然、起き上がり、飼育員の右腕を複数箇所かんだということです。
おとなしいイメージのバクですが、人を襲うことはあるのでしょうか。
動物研究家 パンク町田さん:
「普段はおとなしいですね。
特に人に飼育されていたマレーバクは人を襲うような動物じゃない。
子どもがいることで警戒心が強くなっていたと思う。
マレーバクからすると、子どもが来たからちょっとどきなさいよ程度のことだと思う。
マレーバクとしてはそこまで悪気はなかったと思う」
かまれた女性飼育員はドクターヘリで病院に搬送。
サファリパークによりますと、骨折はないものの重傷だということです。
群馬サファリパーク広報課 杉本課長:
「ブラッシング中に事故が起こっていますので、当面の間ブラッシングをしない」
群馬サファリパークでは、人と同じ空間に入らないようにするなど対策をし、公開を継続するということです。
https://www.khb-tv.co.jp/news/15275010
2024年5月13日20時59分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日、広島市中区の「エディオンピースウイング広島」で、バックスタンド側の屋根の下にワイヤーでつり下げられていた長さ15メートル、重さ70キロのステンレス製の棒がワイヤーとともにおよそ40メートルの高さから観客席に落下しました。
落下したバックスタンド側の席には観客を入れておらず、けが人はいませんでした。
スタジアムを所有する広島市や指定管理者のサンフレッチェ広島などが12日、現場を調査しましたが、棒をつり下げていた4本のワイヤーのうち1本が切れていたことが広島市への取材でわかりました。
広島市などは棒が落下した原因を詳しく調べていて、わかりしだい公表するということです。
広島市とサンフレッチェは12日と13日の2日間で観客席の上の屋根に設置されている照明などを点検し安全を確認したということで、15日行われるJリーグの試合は同じ場所に旗を掲げないなどの対応を取って開催することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240513/k10014448161000.html
5月14日12時1分にYAHOOニュース(テレビ新広島)からは、巻き付いた旗を直すためバトンを降ろし、再び上昇させた直後だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
サッカースタジアムで重さ70キロのバトンが無人の観客席に落下した事故は、強度のある吊り下げワイヤが何らかの原因で切れたことがわかりました。
この事故は、11日、午後3時過ぎ、エディオンピースウィング広島で、試合中、スタンド屋根付近から旗を吊るす重さ70キロのバトンがおよそ40メートル下の無人の観客席に落下したものです。
広島市によりますと、落下の直前、スタッフがバトンに巻き付いた旗を直すため、一旦バトンを降ろし、再び電動の巻き上げ機で上昇させた、ほぼ直後に、太さ4ミリのワイヤが切れ落下したということです。
広島市は、詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d5a714feff88fc586e6bc0486617d7a53e4c069
2024年5月30日17時22分にYAHOOニュース(RCC)からは、巻き上げていた際に突風が吹き、巻き上げ機が正常に作動できなくなったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
エディオンピースウイング広島で、旗を掲出するバトンが落下した問題について、広島市は突風による機械の故障が原因とする調査結果をまとめました。
【写真を見る】エディオンピースウイング広島で旗掲出のバトン落下 「突風の影響でワイヤ巻き上げ機が正常に作動せず」 吊りバトン装置は撤去へ
ピースウイングでは、今月11日、サンフレッチェ広島レジーナの試合中に、フラッグを掲出するための「吊りバトン」がスタンドに落下しました。
スタンドは観客に開放されていなかったため、けが人はいませんでした。
広島市などの調査によりますと、当日、風によってバトンに旗が巻きついたため、運営スタッフがハーフタイムに一度、バトンを下ろして直した後、リモコン操作で再び上昇させました。
この際、突風が吹いたため、バトンを吊るすワイヤがゆるみ、電動式の巻き上げ機が正常に作動できなくなったため、落下したということです。
今回の事態を受けて広島市は、吊りバトン装置は撤去することにしました。
新たなフラッグ掲出場所は、スタジアム南東部分に、ことし夏頃までに設置する予定だということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3e5bff65b4fc49ed6992d48aff24ac08adf24b6
5月30日18時16分にYAHOOニュース(テレビ新広島)からは、突風でバトンが揺れ正常に巻かれなかった結果、バトンが一番上に上っても巻き上げ機が停止せず、負荷がかかって破損したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
広島市のサッカースタジアムで重さ70キロのバトンが落下した事故は、バトンを吊るしていた電動の巻き上げ機が突風によって誤作動を起こすなど、複数の要因が重なって起きたことが関係者への取材でわかりました。
この事故は、今月11日「エディオンピースウィング広島」で試合中、スタンドの屋根付近から旗を吊るす重さ70キロのバトンがおよそ40メートル下の客席に落下したものです。
広島市が24日までに行った調査によりますと、電動の巻き上げ機を使って吊り上げる作業中に突風が吹いてバトンが揺れ、ワイヤーが正常に巻かれなかったことが判明。
その結果、バトンが一番上に上がっても巻き上げ機が停止せず、想定を上回る負荷がかかり、ワイヤーを巻きとるドラムとモーターの接続箇所が破損するなどし、落下したことがわかりました。
市は今回の事故を受け、観客席上部のバトンを撤去し、夏ごろまでにはスタジアム南東部の入口付近にフラッグを掲げる場所を設置する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e93ef22c4f68535a9a6726cc6e8f2a52f136153
2024年4月28日15時30分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年5月に埼玉県春日部市の江戸川河川敷で開かれた「大凧あげ祭り」で、強風にあおられた重さ800キロのたこが民家に墜落した。
主催者の同市は今回、再発防止策として「風速8メートル以下が10分継続」など、たこ揚げのルールを厳格化した。
会場は住宅街に隣接しており、市は「絶対に民家に落とさない」と、安全第一での運営を誓っている。
祭りは毎年5月3、5日に開催され、10万人の観光客でにぎわう。
江戸時代後期に始まり、明治時代中期に現在の100畳大(縦15メートル、横11メートル)の大凧になったとされる。
1991年には、国の無形民俗文化財に選択された。
事故は昨年5月5日午後2時50分頃に起きた。
強風が吹き、大凧はバランスを崩して土手の向こう側の民家の屋根に刺さった。
1階にいた住人にけがはなかった。
近くで目撃した近所の主婦(80歳代)は、「たこが風に流され、危ないなと思って見ていたら落ちてきた。たこの柱が屋根に刺さる時に、ズドンとすごい音がした」と振り返る。
大凧揚げは難しい。
前年の2022年はコロナ禍で1日だけの開催となったが、風に恵まれず、大凧を揚げることができなかった。
23年は大凧が舞いあがり、「引き手の中には感激して泣いた人もいた」(市幹部)ほど、会場は達成感に包まれた。
その直後に事故が起きた。
当時は、揚げるのに適しているとされる8メートル前後の風が吹いていたものの、風の向きや強さが不安定だった。
会場から約10キロ離れた春日部市消防本部では同じ頃、9・8メートルの最大瞬間風速を観測していた。
事故報告書などによると、突風で傾いたたこに綱が引っ張られ、120人の引き手のうち先頭の数人が転倒した。
引くのをやめてしまった人も多く、制御不能になったたこを、会場の河川敷内に引っ張ることができなかったという。
事故を重く見た市は、防止策を検討してきた。
これまでは簡易風速計を使ってきたが、今回からは河川敷2か所にデジタル風速計を設置する。
3メートルほど上空の風速が計れ、デジタル表示で周囲に伝えることができるという。
市職員が常時監視し、8メートル以下の風が10分続いた場合は、無線で祭り本部に連絡し、引き手が綱を引き始める。
万が一、たこが落ちそうになった場合でも、河川敷の中に着地するよう、引き手の目安となるラインを設定。
このラインを越えるまでは川方向に綱を引き続ける新ルールも定めた。
今年の祭りに向けて、たこを揚げる「庄和大凧文化保存会」の川島会長(65)は、「安全対策をより強化して、事故のないようにしたい」と表情を引き締める。
大凧揚げを巡っては、他県で死亡事故が起きている。
滋賀県東近江市では15年5月31日、運動公園で催された祭りで揚げられた大凧(縦13メートル、横12メートル、重さ約700キロ)が風にあおられ、観客の上に落下。
1人が死亡、6人が重軽傷を負い、県警は16年3月、市職員ら3人を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
大津地検は19年4月、3人を不起訴(嫌疑不十分)とした。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240427-OYT1T50193/
(ブログ者コメント)
東近江市の事例は本ブログでも紹介している。
2024年4月23日15時54分にYAHOOニュース(STV)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道旭川市の科学館で4月20日、実験イベント中にアクリル製の筒が破裂する事故があり、小学生など4人が負傷する事故がありました。
事故があったのは、旭川市科学館サイパルです。
科学館によりますと、4月20日午後1時45分ごろ、開催されたイベントで「圧縮発火装置」の実験を行ったところ、アクリル製の筒が破裂し、その破片が観覧していた小学生らにあたったということです。
この事故で、約3メートルの距離にいた子ども3人を含む4人の頬や胸、ひざに破片が当たって出血し、このうち、母親と小学生の女の子が病院で手当てをうけ、軽傷と診断されました。
実験ショーでは、54人が観覧していたということです。
「圧縮発火装置」の実験では、両側にゴム栓をしたアクリル製の筒を立て、棒で上から急激にゴム栓を下に押して内部の温度を上昇させ、中に詰めているティッシュペーパーを発火させます。
この日は、1回目の実験でティッシュペーパーにうまく発火できなかったことから、「フラッシュコットン」という燃えやすい綿を中にいれて再度実験が行われていました。
旭川市科学館は、このフラッシュコットンの量が多かったため過度の発火が起こり、アクリル製の筒が破裂したとみています。
科学館では今後、安全が確認されるまで、火を扱うすべての実験イベントを取りやめるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da5e71ab28aa8818660c5da69db20df9edf2dd3
4月24日6時43分に読売新聞からは、フラッシュコットンとは濃硫酸などを綿に浸み込ませたもの、実験を行っていた職員はアシスタント経験はあったがメインで出るのは初めてだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の発表によると、20日に行われた実験で、ティッシュを詰めたアクリル製の筒(外径2・6センチ、長さ50センチ)内の空気を圧縮して温度を上昇させることで火をおこそうとしたが、うまくいかなかった。
このため、濃硝酸と濃硫酸の混合液を綿にしみこませた「フラッシュコットン」に詰め替えて圧力をかけたところ、アクリル製の筒が破裂。
飛び散った破片が当たった女児や男児(いずれも10歳)、保護者らが打撲や切り傷を負った。
会場では親子ら54人が観覧していた。
ショーは今月、会計年度任用職員として採用された60歳代の男性が担当。
市によると、男性はアシスタント経験はあったが、メインでショーに出るのは初めてだった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240424-OYT1T50031/
4月23日11時12分にYAHOOニュース(北海道文化放送)からは、フラッシュコットンは着火点が低く燃えやすいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
科学館によりますと、4月20日午後1時40分ごろ、「サタデーサイエンスショー 燃焼の実験」の際に、アクリル製の筒が破裂しました。
実験は厚さ約5ミリ、高さ約50センチのアクリル製の筒の中に空気を入れ、圧力を高めることで温度が上昇し、筒の中に入れた紙が燃える「圧縮発火装置」を使ったものでした。
科学館の調査では、1回目の実験では中の紙が燃えず失敗したため、2回目の実験では着火点が低く燃えやすいフラッシュコットンを使った際に、必要以上に多い量が入ったことで過度に燃焼。
破裂につながったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed3ca939f46babe91542ab0ad717dfcf6a6c3899
4月23日14時12分に毎日新聞からは、適量の2~3倍のフラッシュコットンを使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1回目で失敗し、2回目はティッシュより発火しやすいフラッシュコットンを使用。
適量の2~3倍を入れたため急激に燃焼し、破裂したという。
実験を担当したのは今月採用された会計年度任用職員で、ショーでの実験はこの日が初めてだった。
https://mainichi.jp/articles/20240423/k00/00m/040/111000c
4月23日14時42分にNHK北海道からは、アシスタントはついていた、観客席との間に仕切りを置くなどの安全対策はとっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ショーのスタッフは今月採用されたばかりで、初めて実験を担当し、補佐するアシスタントがついていたものの、観覧客との間に仕切りを置くなどの安全対策はとられていなかったということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240423/7000066490.html
4月23日17時55分にYAHOOニュース(北海道放送)からは、筒は繰り返し使用されてきたことで割れやすくなっていた可能性もあるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
フラッシュコットンとは、薬品に漬け込んだ特殊な綿で、発火性に優れていて、マジックにも使用されます。
科学実験に詳しいサイエンスクリエーターの北沢善一さんによりますと、「アクリル製の筒は耐火性に優れている素材ではなく、繰り返し使用したことで割れやすい状態だった可能性がある」と指摘しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2aee618fc7758376c4a7ddbe4049a99e518d2ca
4月23日20時12分にYAHOOニュース(山陽新聞)からは、専門家は初めての条件で実験する場合は事前に予備実験などが必要と指摘しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道旭川市の科学館で行われた科学ショーで20日、アクリル製の筒が破裂する事故があり、小学生を含む観覧客4人がけがをした。
2月には高知市内の四つの小学校で液体窒素を使った実験でも、児童合わせて33人が軽い凍傷などのけがを負った。
子どもたちに驚きや発見を与えてくれる科学実験だが、火や薬品が使われることもあり、常に安全性を考えなければならない。
専門家は、「実験前に必ずリスクを洗い出し、予備実験をするなど、十分な準備をしてほしい」と警鐘を鳴らす。
岡山理科大学(岡山市)教授で、科学ボランティアセンター長の高原周一さんは、地域で科学実験をする学生ボランティアの指導を行っている。
「学生には、いつも、まず実験前に、どんな危険性があるのかリストアップするように伝え、それを回避する方法も考えてもらっている」と話す。
また、「どの実験にも典型的なリスクがある。あらかじめ知識を入れておくようにとも伝えている」と言う。
旭川市の科学ショーで行われたのは、「圧縮発火装置」を使った実験。
密閉した筒の中の空気を急激に圧縮することで温度が上昇し、ティッシュペーパーに着火する仕組みだった。
1回目の実験でうまく火が付かなかったため、2回目は火薬の一種・フラッシュコットンを使用。
しかも、必要以上の量だったという。
高原さんは、「まず、この実験でフラッシュコットンを使うことは考えられない。市販の実験キットを使ったのであれば、説明書に書いてある素材や量を使用しないと、筒の耐圧性能の範囲を超えてしまう」と指摘する。
そして、「もし、1回目の実験でうまく着火せず、別の素材を使うことを思い浮かんだとしても、必ず観客の前で披露する前に、予備実験をしなければならない」と語る。
2月の高知市の小学校で行われた実験は、液体窒素を体育館の床にまき、気化する様子を観察するというものだった。
実験前にテストを行ったものの、本番の体育館ではなく、カーペットの上で実施したという。
高原さんは、「私もこの実験をしたことがあるが、屋外でしかしたことはない」とし、「予備実験は同じ条件で行わなければいけない。液体窒素の広がり方も異なってくる」と言う。
高原さんは、「子どもたちに科学の楽しさを伝えるための実験やショー。子どもたちはもちろん、自らの身を守るためにも、しっかり安全に配慮してほしい」と話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/347e1c9369847b3c3008665044c54215db8af268
〇断熱圧縮を原理とした圧縮発火装置。
調べてみたところ、複数の会社から教育用品として1万円前後で販売されていた。
〇高知市の液体窒素事例は、本ブログでも紹介している。
2024年3月29日19時19分にNHK富山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
富山市にある県のプールで、改修を終えたばかりの床に足を滑らせて5人が転倒し、このうち2人が軽いけがをしました。
県は当面の間、プールの利用を停止し、安全対策を検討しています。
利用停止となったのは、県が管理・運営を外部に委託している富山市にある「とやま健康パーク」の屋内プールです。
プールサイドの床が劣化してきたことから、県が2300万円をかけて改修工事を行い、3月26日、3か月半ぶりに利用を再開しました。
プールの指定管理者によりますと、再開初日に改修したばかりの床に足を滑らせて、子どもと高齢者計5人が転倒し、このうち高齢の2人が軽いけがをしました。
県によりますと、床は、ゴムのチップに滑り止めの砂や塗料を吹きつけたもので、3月上旬に改修した床に水をまいたところ、濡れると滑りやすいことがわかったということです。
このため、傾斜があるスロープや階段付近を滑りにくく補修したり、広い範囲にマットを敷いたりしましたが、マットがない場所で転倒が相次いだということです。
県は、利用を再開した翌日の27日から当面の間、プールの利用を停止し、原因の特定や安全に利用できる対策の検討を進めています。
県の健康課は、「安全対策を行ったうえでマットの上を歩くよう注意喚起し、プールを再開した。結果としてけが人が出たため、安全に楽しんでもらえるよう対応を考えたい」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20240329/3060016366.html
(ブログ者コメント)
〇業者は、なぜ、このような施工をしたのだろう?
標準施工とは思えないのだが・・・。
〇応急対応しただけで一般客に開放した管理者。
急ぎオープンしなければならない理由でもあったのだろうか?
2024年3月10日9時15分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「自然が相手」に重きをおくか、時代に沿った安全管理重視か――。
小鹿野町の二子山(1166メートル)で起きた岩場墜落事故で重傷を負った男性が、町と小鹿野クライミング協会に慰謝料などの支払いを求めた訴訟は、クライミングを巡る「自己責任の原則」が最大の争点となっている。
原告、被告双方から3通ずつ出された意見書は、最大の争点に関わる安全性を巡る主張が真っ向から対立している。
「岩場を管理すると宣言した団体が整備した場所で起きた事故。整備した側には一定の責任はある。すべてが利用サイドの自己責任ですむものではない」。
原告男性のためにまとめた意見書にそうつづったのは、アイスクライミング界をリードし、スポーツクライミングルート開拓も手掛けた、東京都山岳連盟会長の廣川さん(64)だ。
意見書は「自己責任の世界として巻き込んだ側が免責されることは、安全への配慮や注意をおろそかにすることになりかねない」とする。
「岩場の安全確保のために、議論すべきタイミング」「司法の判断に委ねる前に、クライマー、登山者がいまの時代の倫理観として作り上げていくべきもの」と提案した。
廣川さんは毎日新聞の取材に、
「(事故は)公園を囲む塀に寄りかかったら、塀がくずれて転落したようなもの。
塀の設置者に責任がないと考える人はいないでしょう。
協会が『自己責任』という形で、事故に向き合わない姿勢を残念に思う」
と話した。
クライミング歴40年、自らルート開発の経験がある男性が書いた意見書は、
「クライミングは五輪競技種目にもなり、幅広い人がスポーツとして楽しんでいる。
昭和時代は冒険や危険を伴うものだったが、今は安全性確保が重要」
と指摘。
「すべてを『自己責任』で終わらせる時代ではなく、安全への意識の変革が必要な時期。
ルート開拓者や整備者は安全意識をより高め、技術やスキルを上げることで、今回のような事故がなくなることを期待したい」
と結んだ。
一方、「クライミング文化にとって危機的状況になる」と考え、被告のクライミング協会側の意見書をまとめたと話したのは、山岳ライターで元クライミングジャーナル編集長の菊地さん(63)。
意見書では、
「自然を相手にしたスポーツまたは野外活動をする場合、イベントなどと違い、個人的な活動では、大前提としなければならないのは安全管理責任はすべてその行為者本人にあるということ。
(その前提が守られなくなると)自然の中で行われる活動、スポーツは成り立たなくなる」
と警鐘を鳴らす。
更に、クライミングは「『ルート』を個人が開発し、その後のプレーヤーに提供しており、そこに安全責任まで要求されたら、新たなルート開拓に挑む者はいなくなる」と危機感をあらわにし、「クライマーは自らの責任でルートの安全性を確認しなければならない」とした。
クライミングジム経営で、フリークライミングインストラクター協会代表の奥村さん(54)の意見書も同様だ。
クライミングを「非社会的環境で行う冒険」とし、「自然と向き合い危険を察知して、知識や経験と技術で、それを乗り越えていくもの」と位置付ける。
訴訟が与える影響については、「賠償が認められれば日本のクライミング文化は萎縮し、衰退するとともに、ともすると崩壊する危険すらある」と結んでいる。
事故は、2022年9月に二子山西岳で岩場のボルトが外れて、クライミング中の男性(当時59歳)が落下して起きた。
23年6月に町と協会を相手取り、さいたま地裁川越支部に起こした訴訟は、同年8月の第1回口頭弁論以降、非公開の弁論準備手続きが続く。
次回は4月17日に4回目の同手続きが行われる予定だ。
https://mainichi.jp/articles/20240310/k00/00m/040/015000c
(ブログ者コメント)
今回の事案と直接の関係はないが、本ブログでは過去に同じ二子山で起きた滑落事故についても紹介している。
『2018年1月19日報道 埼玉県は小鹿野町の二子山で滑落し重傷を負った男性に対し、救助ヘリの燃料費5万5千円を条例に基づき請求した、救助ヘリ費用の請求は全国初』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7984/
2024年3月9日16時6分にYAHOOニュース(信越放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県茅野市のスキー場で9日、雪かきをしていた男性がリフトに巻き込まれ大けがをしました。
事故があったのは茅野市北山のTスキー場で、午前8時半すぎ、65歳の契約社員の男性がリフト降り場で雪かきをしていたところ、リフトに巻き込まれました。
警察によりますと、男性は宙づり状態になったあと、およそ5メートル下に転落し、背中の骨を折るなどして重傷とみられます。
スキー場によりますと、事故が起きたのは営業時間前で、客はおらず、リフトの試運転をしていたということです。
警察で詳しい状況を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed86fef9a7a2e015ea0315be8933ff805cd5a3eb
2024年2月29日20時30分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2023年10月、施設内が水浸しになった兵庫県川西市小花2の「みつなかホール」について、同市は29日、工事業者の作業員が一定時間以上、自動火災感知器のセンサーの前にいたことでスプリンクラーが作動したことが原因だったと明らかにした。
被害総額は2億円以上。
現在も修繕工事中で、2階のメインホールの再開は8月ごろになる予定。
事故は23年10月11日午前10時ごろ、メインホールで発生。
ステージ上部から1階の文化サロンの床下まで浸水し、全施設が利用停止となった。
当時、市の修繕工事を受注した業者の作業員がステージ上部の通路におり、赤外光センサーを搭載した自動火災感知器(縦13センチ、横13センチ)の前に20秒以上立っていたという。
感知器は通路の両端にあり、センサー同士の間が何かで20秒以上遮られた場合、煙が出ていると認識するといい、スプリンクラーが作動したとみられる。
市によると、水損による被害総額は約2億500万円。
このうちオペラカーテンや照明の操作装置、スピーカーなど再開に必要な修繕費用約6千万円は、施設の指定管理者「市文化・スポーツ振興財団」が負担する。
ワイヤや床板など残りの修繕費用と、施設利用者に対する利用料の補償など、今後新たに発生が見込まれる費用については、市と同財団、修繕業者の過失割合を出し、負担を決めるという。
スタジオとセミナー室は4月、文化サロンは8月に再開する予定。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e21da77d41f28e4aba8b1f965c7ca364e34a63
(ブログ者コメント)
〇ステージ上部に作業員が立ち入るというのに、なぜ、センサーをオフにしなかったのだろうか?
・そのような設備があることをホールの担当者は知らなかった?
・知ってはいたが、まさか業者が赤外光を20秒以上遮るとは思わなかった?
・責任者が担当者にオフにしておくよう指示しなかった?
・・・
探してみたが、そういった点に言及した報道は見つからなかった。
〇以下はホールの公式facebookに掲載されている写真。
天井の高い、劇場型ホールだ。
2024年2月16日7時42分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現在、開催中の「長崎ランタンフェスティバル」の一部の会場で停電があり、主催者側は観客の安全確保のため会場を封鎖しました。
「長崎ランタンフェスティバル」の実行委員会によりますと、15日午後8時ごろ、メイン会場の1つの長崎市の湊公園の近くで電線が断線し、周辺が停電したということです。
会場周辺は真っ暗となり、実行委員会は観客の安全確保のため、会場を封鎖しました。
午後9時半ごろには、公園の近くの電柱では、作業員が復旧作業に当たっていました。
実行委員会によりますと、湊公園で「龍踊り」が行われていて、その際に使われていたメタリックテープが電線にひっかかって断線したとみられるということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20240216/5030020135.html
2月15日20時58分にYAHOOニュース(長崎国際テレビ)からは、紙テープが風にあおられ電線に巻き付いてショートしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後7時50分頃、長崎ランタンフェスティバルの会場の1つ湊公園会場周辺で停電が発生しました。
九州電力によりますと、長崎市新地町や籠町、梅香崎町などの周辺で最大で1685戸が停電したということです。
午後8時現在も、長崎市新地町の88戸で停電が続いています。
会場近くにあるスーパーでも、エスカレーターが動かないなどのトラブルが発生しているということです。
湊公園周辺では「爆発音」が聞こえたという証言もあります。
長崎市によりますと、湊公園のイベントの一つ、龍踊で使われた紙テープが風にあおられて電線に巻き付いてショートした可能性があるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5c92bb615ebc24e76a17a034838ddd1fcb61e6f
※以下は2月15日付の記者発表内容。
2 停電の原因
龍踊りに使用した花火のメタリックテープが高圧電線にかかり、短絡(ショート)により 電線が切れて停電したもの。
https://www.at-nagasaki.jp/downloads/media/11170
2024年1月8日21時39分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後7時15分ごろ、佐賀県鳥栖市の佐賀競馬場で「従業員と馬がぶつかった」と119番があった。
競馬場を運営する県競馬組合や消防によると、レース出走前のゲート内で競走馬が暴れ、そばにいた男性従業員が巻き込まれた。
男性はけがをしたとみられ、病院に搬送されたが、意識はあるという。
同組合によると、午後7時10分出走の第9レース(9R、ダート1400メートル)で、競走馬(8歳)がゲート入りの際に暴れた。
従業員は発走係で、この馬をゲート内に入れる作業などをしていた。
佐賀競馬場は1972(昭和47)年開設の地方競馬場。
この日は12レースが予定され、9Rもその後、予定通り実施された。
同組合の担当者は取材に「容体や経緯を確認中だ」と説明している。
https://mainichi.jp/articles/20240108/k00/00m/040/202000c
2023年12月15日20時30分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市此花区内のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で、ジェットコースターが一時「宙吊り」状態になったと報じられ、どんな状況だったのか関心が集まっている。
写真などを見て、「逆さ吊り」だと間違った投稿も相次ぎ、不安も広がっている。
そのような状況もありえるのか、運営会社に取材した。
【実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました】
頂上のすぐ近くで、4人乗り8列のコースターが、レールから吊り下がったように止まっている。
写真をよく見ると、客はみな、うつ伏せの状態で、頭は斜め上にある。
USJのアトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」は、米SF映画「ジュラシック・パーク」の世界で恐竜プテラノドンに背中をつかまれて空を飛ぶという想定のコースターだ。
報道によると、2023年12月14日午前10時55分ごろ、地上約40メートルの頂上付近で緊急停止した。
このコースターには、定員いっぱいの32人が乗っており、スタッフがレール脇の非常階段から近づき、救助用のゴンドラに客を降ろして、階段へ誘導した。
11時40分ごろに全員が避難し、安全が確認されたとして、午後0時半ごろに運転が再開された。
体調不良になったりケガをしたりした人はいなかったという。
この様子を撮った写真や動画が、停止直後からX(旧ツイッター)上に次々に投稿され、「怖いししんどいし大変だったと思う」などと客を思いやる声が次々寄せられた。
その一方で、「逆さ吊り」になっていると、事実を誤認した投稿も目立ち、そうではないと背景情報の「コミュニティノート」を追加されたケースもあった。
USJを運営する合同会社ユー・エス・ジェイの広報室は15日、J-CASTニュースの取材に対し、今回の状況をこう説明した。
「器具で吊り下げられたように見えますが、実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました。
足元に床はないですが、お腹の部分で体を固定してあります。
今回は、安全確認後に、スタッフが停止後20分ぐらいからお客様を降ろし始めています」
【下り坂でブレーキがかからない設計で、過去に逆さ吊りはない】
コースターは、頭が下向きに下降していくが、客が「逆さ吊り」状態で停止することは否定した。
「最初に、高いところに機械で持ち上げて、そこから自由落下させて、走り切っていきます。
下り坂のブレーキでロックされるとダメージが大きいので、そうされることはありません。
ブレーキがかかるのは、上り坂と下車の直前だけです。
その間は、ブレーキがかからない設計になっています。
過去に、逆さ吊りになったことはありません」
今回、コースターが緊急停止した原因については、こう説明した。
「安全装置が作動し、安全を確保する作業として止まりました。
事故が起こったわけではありません。
安全システムがセンサーで管理されており、風や虫などをセンサーが感知することがまれにあります。
問題がなくても、あるかもしれないと検知すれば、コースターが止まります。
実際に、止まることは1日1回程度あり、ただ、長い時間がかからずに運行が再開されます」
なお、このコースターは、18年5月に高さ30メートルで停止し、最大約2時間かけて避難させるなど、過去に何度か緊急停止したことがある。
コースターの緊急停止について、大阪府警の此花署は12月15日、取材に対し、「110番通報が入っていませんので、出動していません。ケガ人や死者が出れば別ですが、事件・事故としては扱っていません」と答えた。
大阪市の此花消防署も同日、「要請がありませんでしたので、出動していません。USJ職員の方だけで点検用の階段を使って救出したことになります。過去にも出動したことはありません」と取材に話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/974062252503d92c3bb3f520a3a167dbc906bf69
2023年12月8日18時10分にNHK神奈川から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県厚木市の立体駐車場で150台以上の車が燃えた火事で、NHKが独自に入手した現場の防犯カメラの映像には、火元とみられる車の近くから炎が床を伝って広がる様子が記録されていました。
専門家は、ガソリンなど可燃性の液体の表面が燃える「プール火災」が起きたと分析していて、通常より短時間で周辺の車に延焼した可能性があると指摘しています。
ことし8月、厚木市にあるパチンコ店「M厚木北店」の立体駐車場で火事があり、けが人はいませんでしたが、2階を中心にあわせて152台の車が燃えました。
NHKは現場の防犯カメラの映像を入手し、火災のメカニズムに詳しい東京理科大学の関澤愛教授に分析してもらいました。
映像には火元とみられる車が停車する様子が写っていて、その6分後に煙が出始めるのが見えます。
そして2分後には車体から火が出て、しばらくすると炎が床を伝って広がっていく様子が確認できます。
この炎について、関澤教授はガソリンなどの表面が燃える「プール火災」だと指摘していて、火がついた液体が床を伝って周辺の車の下に広がったことで、車から直接燃え移るより短時間で延焼が拡大した可能性があると分析しています。
関澤教授は、「火が出た車の左右や前後の車に順番に引火していくことがこれまで想定されていたが、床面に可燃性の液体が広がって車が下からあぶられるような状態になると、より早く延焼拡大が進む可能性がある。今回、初めて日本で起きた大規模火災なので、油が漏れだして床面に広がる火災のパターンを視野に入れて対策を検討する必要がある」と指摘しています。
今回の火災をめぐっては炎や煙の熱によって駐車場全体の温度が上昇し、一気に火災が広がった可能性を指摘する専門家もいます。
火元から遠い車も火元の周辺と同じような焼け方をしていることなどから、室内の一部で発生した火災が短時間に部屋全体に燃え広がる「フラッシュオーバー」と同じような現象が起きたとみられるということです。
消防は、火元の車の出火原因や火災が拡大した要因について、今月中に報告書にまとめる予定です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20231208/1050020467.html
2023年12月25日20時0分に朝日新聞からは、火元の車はフォルクスワーゲン、今月22日に別車種を含めブレーキ液のタンクがエンジンの熱で溶ける恐れがあるとしてリコールの届出をしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
独フォルクスワーゲン(VW)の日本法人は25日、火元の車がVW製のゴルフTDIだったと明らかにした。
同法人によると、この車種には火災が起きうる不具合があり、厚木市での火災の原因となった可能性を「排除できない」という。
同法人は22日、同車種を含む9車種について、国土交通省にリコールを届け出た。
火元とされた車は2021年8月製造のディーゼル車。
厚木市消防本部によると、現場となった立体駐車場の2階中央付近に駐車後、2、3分で出火したとみられる。
リコールの内容は、ブレーキ液が入るリザーバータンク周辺の遮熱機能の不具合で、エンジンの熱でタンクが溶け、最悪だとブレーキ液が漏れて排気系部品に触れ、火災になる可能性があるというもの。
21年2月~今年11月に輸入した9車種約6500台が対象という。
ただ同法人は、焼損したこの車自体については「欠陥を一切特定できなかった」としている。
一方、厚木市消防本部は25日、出火原因で別の推定を発表した。
エンジンそばの排気管にエンジンオイルが付着して出火したとするもの。
付着の理由は不明としている。
火元の車のブレーキ液のタンクの周辺については、焼失のため調査できなかったとしており、同法人の見解については、可能性として排除しないとしている。
https://www.asahi.com/articles/ASRDT6D8QRDTOXIE02X.html
12月25日19時26分に毎日新聞からは、リコール理由は遮熱マット取り付け位置の不備、排気系部品にオイルの染みがあることも確認されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省によると、リコールは、エンジンの熱でブレーキ液のタンクが溶けることがあり、最悪の場合に液が漏れ、排気系部品に触れると火災になる恐れがあるとの内容。
熱を遮るマットが正しく取り付けられていないケースがあることが原因としている。
VWグループジャパンは厚木市の火災に関し、「遮熱マットの取り付け位置の不備に起因している可能性を排除できない」との声明を発表した。
消防本部によると、出火元は駐車場の防犯カメラ映像などから断定した。
消防本部は出火した車について、ブレーキ系統が全て焼失し、ブレーキ液の漏れなどが実際にあったかどうかは分からなかったとした。
一方、消防本部は実況見分で、排気系部品にオイルの染みがあることを確認。
高温となった部品にエンジンオイルが付着し、火が出たと推定する内容を公表した。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20231225/k00/00m/040/184000c
12月25日18時27分にYAHOOニュース(テレビ神奈川)からは、オイル染みが見つかった部品は走行中800℃近くになる、火災が大規模になったのは危険を感じて初期消火できなかったことなどが原因など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因について、焼失しなかった部分を調べた結果、車両内部にあるエンジンの排出ガスが最初に通る箇所の部品にエンジンオイルとみられるオイル染みが見つかり、そこから出火したと推定されています。
一般的にその部品は、走行中800度近くまで高温になるものだということですが、なぜそこにオイルが付着したのかはわかっていません。
燃えた車両は153台に上ったといい、その原因について消防は・・・。
田中・厚木北消防署長:
「爆発音などもあり、危険を感じて初期消火することができなかったというのがひとつ。
車両が密集した状態であったことや、開放性があり空気の供給がされやすい構造であった。
また近年の車は樹脂製品など石油製品を多く使っていて、一度火がついてしまうと容易に燃えやすくなったのも原因のひとつと考えている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/71e06a8dae2b4750b05e68d6d91261c70d4b5562
12月25日16時59分にNHK首都圏からは、オイル染みが見つかったのはエキゾーストマニホールドという部品、火災拡大原因の一つは風速2.7mの風によって炎や熱が拡がったことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火元の車は、2年前に製造された大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンのディーゼル車で、エキゾーストマニホールドというエンジン近くの部品にオイルのしみが確認されたということです。
一方、消防は、多くの車に火災が拡大した原因について、風速2.7メートルの風によって炎や煙の熱が広がって駐車場全体が高温になったことや、車に樹脂製品が多く使われているため、一度火がついたら燃えやすいことなどが考えられると説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231225/1000100382.html
12月28日20時50分に毎日新聞からは、車の底部から可燃性液体が火の付いた状態でしたたり落ち、漏れ続けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
総務省消防庁によると、付近の防犯カメラに、この車の底部から可燃性の液体が火の付いた状態でしたたり落ち、漏れ続けて床の傾きに沿って火炎が広がる様子が写っていた。
同庁は出火元の車で「高温となった排気系部品の上にエンジンオイルが漏れ、火が出たと考えられる」との見解を明らかにした。
https://mainichi.jp/articles/20231228/k00/00m/040/356000c
(2024年2月29日 修正2 ;追記)
2024年2月27日21時34分に産経新聞からは、火元の車は直前に軽油を満タンにしていた。そのため火勢が強まった可能性ありなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出火元となった車から満タンに近い量の燃料が漏れて火の勢いを強めた可能性があると実況見分に立ち会った総務省消防庁が推定していることが27日、分かった。
厚木市消防本部が27日に開示した資料で明らかになった。
実況見分の調書などによると、昨年8月20日の火災直前、出火元となったフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車の所有者がガソリンスタンドで34リットル超の軽油を給油していたことが、防犯カメラの映像や所有者の話などから判明。
燃料タンク容量は51リットルだった。
駐車場床面の燃えかすを総務省消防庁が調べたところ、燃料の軽油が含まれている可能性があると同庁が市消防に伝えていた。
https://www.sankei.com/article/20240227-C37LTN4XJBOOJNWHUMLI4IETPI/
2023年11月19日20時30分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時頃、金沢市の金沢競馬場で、レース中にコース内の照明が一斉に消えた。
出走中の騎手3人が落馬し、うち2人が市内の病院に搬送された。
いずれも意識はあるという。
同競馬場を運営する県競馬事業局の発表によると、照明22基が、午後5時10分発走の第8レース中に消え、場内が真っ暗になった。
全レース終了後に消灯するタイマーの設定時間が間違っていたことが原因という。
第8レースは不成立となり、原因確認のため、予定されていた残りの第9、10レースも実施を取りやめた。
第8レース以降の3レース分は全額返金する。
照明は、年間を通じて日没後のレースを可能にするため、同競馬場が今年新たに設置したもの。
同事業局は「ファンや関係者にご迷惑をおかけしおわびする」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231119-OYT1T50118/
11月19日19時56分にYAHOOニュース(よろずー)からは、3コーナーから4コーナーに差し掛かった際に消灯したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
石川県金沢市の金沢競馬で19日、行われた県営第14回3日目の開催が9レース以降、取りやめになった。
11頭が出走し、ダート1400メートルで行われた8レース「K1杯くまの心社長お誕生日おめでとう記念」(午後5時10分発走)で、出走馬が3コーナーから4コーナーに差し掛かった際、コースの照明が消え、場内が真っ暗になるアクシデントが起きた。
インターネットなどで放映された金沢競馬中継でも、画面が真っ黒に。
場内のアナウンサーが「3コーナーから4コーナーに馬群が移りますが…走路の照明が消えてしまいました。4コーナーから直線、走路の照明が消えてしまいました」と実況。
わずかに照らされた明かりでゴール板が照らされ、上位入線馬がアナウンスされたが、レースは競走不成立になった。
この日は重賞・徽軫賞が9レースに予定されていたが、金沢競馬は「公正確保が困難となったため、第9競走以降が取り止めとなりました」とした。
その後、「原因を確認したところ、競走終了後の全消灯のタイマー設定が誤っていたことが判明しました」と発表した。
ネット上では「バイオレットSを思い出す」「バイオレットSの再来」「放送事故」と、96年2月10日に京都競馬場で行われた中央競馬の特別競走・バイオレットステークスと同様の事象が起こったと指摘する声も。
同レースは発走直前、猛吹雪でホワイトアウト。
スタンドからの視界がほぼ失われた。
ラジオたんぱの広瀬伸一アナ(当時、故人)の「ほとんど…見えません」「ターフビジョン、モニターともにほとんど、白くなっております」「どうやら、スタートを切っているようです」との場内実況に、競馬場から笑いが起こった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9602f353c9b873fa27c653a8c626922d96f20003
11月20日20時37分にYAHOOニュース(石川テレビ)からは、19時10分にセットすべきところ17時10分にセットしていた、馬1頭が安楽死処分された、今後は手動で消灯するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後5時10分頃、金沢競馬場での第8レース中に突然、走路の照明が消えました。
照明が復旧するまで1分ほどかかり、この間に騎手3人が落馬し2人が救急搬送されましたが、命に別条はないということです。
また、馬1頭が骨折し、その場で安楽死の処置がとられました。
何故、レース中に突然照明が消えたのか・・・。
県競馬事業局 臼井局長:
「全消灯というセッティングのタイマーをセットして運用していたところ、そのタイマーのセット時間について、本来なら午後7時10分、19時10分にセットすべきところ、17時10分レースの出走と全く同じ時間にセットされた」
金沢競馬場を運営する県は、人為的ミスだったと認めました。
県は再発防止策として、タイマーを使わず職員2人が確認して手動で消灯するということです。
また今後、馬主への補償も行っていくということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f718eac92b66204772614a35c453ea55227b1174
(ブログ者コメント)
そもそも、なぜ自動消灯設備にしたのだろうか?
当該競馬場の予定表を見ると、週2~3回程度の開催なのに・・・。
2023年11月6日19時56分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県関市のアスレチック施設で5日、ジップラインをしていた女性が約7メートルの高さから落下し、大けがをする事故が起きました。
毎朝必ず点検を行っているというなかで起きた事故。
ジップラインの安全対策はどうなっているのかを取材しました。
◇
大自然の中で体験するスリルと疾走感。
木の間にはられたワイヤを滑車を使って滑り降りる「ジップライン」。
「もちろん楽しかったです!」
「楽しい怖いです」
いまや、全国多くの場所で体験できる人気アクティビティーですが、5日に事故が起きました。
現場は 岐阜県関市にあるアスレチック施設です。
40代の女性が「ジップライン」の利用中、地面に落ちたのです。
記者;
「事故のあった遊具はあちらにあります。
スタート台から数メートルのところで落下したということです」
長さ約30メートル、高さは最大7メートルほどのジップライン。
女性が滑り出したところ、何らかの原因で滑車が外れたといいます。
女性はヘルメットとハーネスを着けていましたが、そのまま地面に落下。
右足の骨を折るなどの重傷を負ったということです。
安全対策に問題はなかったのでしょうか。
冒険の森 加治佐さん;
「毎朝、お客さまが体験される前に必ず一度(点検)。
月一で綿密にチェックしたり、年に一度、会社の専門部門でメンテナンス」
施設によると、事故があった日の朝の点検では、異常はなかったといいます。
また、体験前には安全講習を行い、事故のあったコースには担当者もいたということです。
Q.どんな状態で落ちた?
冒険の森 加治佐さん;
「まだわからなくて、原因を究明中です。
ハーネス自体がすり落ちたとか、そういったことではなかった」
◇
ジップラインの安全対策。
神奈川県厚木市の施設で話をききました。
体験前にまず行うのは、安全ベルトの装着です。
ツリークロスアドベンチャー モーテンセン・イェスパーさん;
「命綱を着けましょう。
うちのアドベンチャーコースは、これがないとできない」
利用者の命を預かるため、装着は熟練のスタッフが行うといいます。
記者;
「がっちり固定されましたね」
その後、すぐに出発するのではなく、器具の使い方など、利用者が安全講習を受けます。
さらに練習を終えて初めてコースにでることができるということです。
イェスパーさん;
「金具(滑車)は触ってはいけない。
ロープを持ちます。
着けているときは(ロックが)ちゃんとしまっているかどうか確認が大事」
Q.滑車が外れることは?
イェスパーさん;
「それは考えられない。かなり丈夫なものだから」
◇
事故のあった施設は休止を発表しました。
加治さん;
「未定なんですが、原因がわかり次第、二度と事故が起きないように、しっかり対策をしていきたいと思う」
警察は、実況見分をするなどして、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72e23c8454bcd60429c353101f8bb28a06439e16
11月6日7時26分にYAHOOニュース(岐阜新聞)からは、公園では始業前に職員が乗って安全点検していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
何らかの原因で滑車がワイヤーから外れ、土の地面に落下したとみられる。
女性に意識はあり、足の痛みを訴えながら県総合医療センターに搬送された。
けがの程度は不明。
公園では、毎朝始業前に職員が実際に乗って安全点検を行っており、この日も異常はなかったという。
女性は家族3人で訪れていた。
6日は休園日で、7日以降は開園はするが、冒険の森ツリートップアドベンチャーは事故原因が判明するまで休止する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54151949c31a99b5476c32b7ac68ffee58e81f2c
(ブログ者コメント)
〇日テレ放送の別施設映像を見ると、2つのフックがロープにかけられている。
詳細不明だが、吊り下げ用以外、もう1本、命綱使用?
〇同種事故としては平成25年(2013年)、滑空時にハーネスがカラビナ(接続用金具)から外れ、落下して腰の骨を折る重傷を負った事故がある。
そして同年、消費者庁から『空中スライダーで事故に遭わないために』というタイトルの注意喚起文書が出されていた。
以下は、当該文書中に掲載されている空中スライダーのイメージ図。
岐阜新聞掲載写真と見くらべると、今回事故が起きたジップラインと、名こそ違え、同じようなスタイルで滑空している。
https://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/files/00007400/00007446/130617kouhyou_1%5B1%5D.pdf
2023年10月29日18時11分にYAHOOニュース(mBS NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市消防局によりますと、29日午後0時半すぎ、神戸市北区の公園施設「しあわせの村」で開かれていたイベント関係者から「イベントで使っていた看板が足に当たった」などと消防に通報がありました。
警察によりますと、ステージに設置されていたイベント用の看板(幅5.4m×高さ2.4m、アルミ骨組み)が後方に倒れて、近くにいた小学3年生の女児(9)に接触しました。
女児は左脚を骨折する重傷で病院に搬送され、意識はあるということです。
警察は、看板が倒れた原因などを詳しく調べています。
【主催側に話を聞くと「強い風が吹いていた」】
主催者側に話を聞きました。
きょう29日は広場でハロウィーンイベントが行われていました。
マントやバルーンアートなどを工作するなどのメニューで、午前中は約300人の子どもと保護者らが参加。
事故があった午後0時半ごろは、午後の部の受付がはじまったところでした。
そのためステージ上は無人、けがをした女の子は、看板の後ろを通って受付に向かうところで看板が倒れて、一時、下敷きになったということです。
看板はアルミ製のフレームに、布のような素材をつけたつくりで脚がついていたといいます。
その上に、約30キロのおもりを4か所ほど設置して、風対策をしていたということですが、当時は「強い風が吹いていた」ということです。
女の子の上に倒れた看板を、スタッフや近くの保護者らが持ち上げて救出し、その後、消防などに通報したということです。
この事故や強風の影響で、イベントの午後の部は中止となりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d8e4ed11290078c3f41e284cdafccff4e3cae68
(ブログ者コメント)
以下は、掲載写真の看板固定部分を拡大したもの。
見える範囲では、転倒防止策が弱そうな感じを受ける。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。