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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20224292031分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

29日午後4時ごろ、宮崎県日南市の伊比井海岸で「砂浜で子どもが埋まっている」という内容の通報が通りかかった人から消防にありました。

消防や警察が駆けつけたところ、男の子が砂浜に埋まった状態で見つかり、宮崎市内の病院に搬送されましたが、警察によりますと、午後6時半すぎに死亡が確認されたということです。

現場付近では水際に波消しブロックがあり、一部は砂がかぶさっていたということです。

警察は、現場の状況などから、男の子が波消しブロックの付近にいた際、何らかの原因で崩れ落ちた砂に埋まった可能性があるとみて詳しく調べています。

砂に埋まった子どもを救出するためにスコップを貸したという、近くに住む60代の男性は、「子どもは家族と来て砂遊びをしていて、砂浜に設置されている波消しブロックの間に落ちてしまったようだ」と話していました。





https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220429/k10013606121000.html

 

429197分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、ブロックとブロックの間には砂が乗っていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によりますと29日午後4時ごろ、日南市伊比井(いびい)の砂浜で「子どもが砂に埋もれた」と通報がありました。

およそ1時間20分後に警察や消防、それに地元の人などによって男の子が救助され、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。

男の子は家族や知人と砂浜に来ていたということです。

地元の人の話によりますと、男の子は砂に埋まっていた波消しブロックの間に落ちたということです。

(地元の人):
「最初子供が遊んでて、そこの上で、テトラとテトラの間に砂が乗っているから、砂がほげて※いるもんね、下にそのまま、それで落ちて」

(救助を手伝った地元の高校生):
「もう完全に埋まっている状態で、掘ってもあまり体が見えない状態で」

(地元の人):
「海岸で遊んでいるのでは家族で。穴はなかったんだろうけど、下が空洞になっているから、すーっと」

警察は、男の子が砂に埋まった経緯を調べています。

※穴があくこと

https://news.yahoo.co.jp/articles/33b3f53f01bf6c28ff14e4edf33d786998e432c2

 

4292057分に朝日新聞からは、ブロックが砂に埋まっている状態だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮崎県警日南署によると、男児は秋田県にかほ市の原田くん(4)。

観光で宮崎県を訪れ、母親らと現場近くに来ていたという。

死因は窒息死だった。

現場はあまり人が立ち入らない場所で、消波ブロックが砂に埋まっている状態だった。

原田くんは徐々に姿が沈んでいったといい、ブロックの隙間に落ちたか、隠れていた隙間に流れ込む砂に巻き込まれた可能性があるとみて調べている。

https://www.asahi.com/articles/ASQ4Y6WN6Q4YTNAB008.html

 

430152分に毎日新聞からは、徐々に砂に埋まっていく様子を目撃した人がいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によると、発見現場の下には消波ブロックが埋設されていた。

男児が徐々に埋まっていく様子を目撃した人がおり、署は男児がブロックの隙間(すきま)にはまった疑いもあるとみて経緯を調べている。

家族と観光で訪れていたが行方が分からなくなり、家族が警察や消防と共に捜索。

地表から23メートル下で見つかった。

現場はJR伊比井駅の南東約200メートル。

(共同)

https://mainichi.jp/articles/20220429/k00/00m/040/288000c

 

4301241分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、ブロックの上を歩いていて落下しブロックを覆っていた砂が崩れて埋まったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によりますと、男の子は波消しブロックの上を歩いていたところ落下し、ブロックを覆っていた砂が崩れ埋まったとみられています。

現場となった砂浜は、県内外から多くの人が訪れるサーフィンのスポットで、男の子は家族と一緒に秋田県から訪れていました。

 現場は、前日からの雨で砂が崩れやすくなっていて、警察は事故原因を詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/852a2d2fea26831149951f5d0f29df86125e6bb8

 

5291分にYAHOOニュース(宮崎日日新聞)からは、近くを流れる水路の影響でブロック内部に空洞ができていた可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同海岸を管理する県日南土木事務所は1日、砂が堆積した消波ブロックの内部に近くを流れる水路によって空洞ができ、事故につながった可能性があるとの認識を示した。

2日以降、県警や消防などに当時の状況を聞き取り、原因究明と再発防止を図る。  

日南署などによると、男児は一部が砂浜に埋まった消波ブロックの上を歩いていたところ落下し、砂が崩れて窒息したとみられる。

ブロックは数段積み上げられ、すぐそばに海に向かって流れる水路がある。

同事務所によると、消波ブロックは2016年度に現在の位置に置かれ、波や風の影響で砂が堆積していったという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8385506d3477b168275c5dc5a922b2e2e2c6a39


541645分にNHK宮崎からは、砂をかき出してもすぐに周りの砂が崩れてきて救助は難航したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県は4日、救助に当たった消防に当時の状況について現場で聞き取り調査を行いました。

現場は水路と海が合流する付近で、土木事務所が消防から聞き取った内容によりますと、原田くんは、波消しブロックと水路の境目にあたる場所で砂に埋まっていたということです。

また、現場が水につかっていたため、砂をかきだしても、すぐに周りの砂が崩れてきて、救助が難航したということです。

一方、4日の調査では事故が起きた原因ははっきりせず、県は今後も調査を続けていきたいとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20220504/5060012385.html

 

52197分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、地元の人は子供に危険だと伝えていたなど下記趣旨の記事が事故8日前の現地の写真付きネット配信されていた。

こちらは、事故の8日前の先月21日。
波消しブロックが砂に埋もれているように見えます。

(地元の人):
「危ないから行くなというのは、常々、うちの地区の子どもには言ってると思うんですよ、親御さんが」

波消しブロックが設置されて以降、砂が堆積。

その後、何らかの原因で中に空洞ができ、今回の事故につながった可能性があります。

事故現場の近くには水路が流れていて、空洞ができる要因になったのではないかとみられています。

 専門家も、水の流れと空洞との関連を指摘します。

(宮崎大学工学部 村上啓介教授):
 
「石や消波ブロックがあると、その下をこうやって水が流れていくと、少しずつ下を削り出していくような作用が働いて、こういうところに、こう空洞が出来上がっていく」





https://news.yahoo.co.jp/articles/1ed00227184b368f2fd19f244ad55202130f6649



5
1918分にYAHOOニュース(宮崎日日新聞)からは、県は事故現場と同じような場所の緊急点検を行うという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、県は30日、現場と同じように砂浜に消波ブロックがあり、近くを水路が流れている海岸の緊急点検を1日に行うと明らかにした。

どの海岸が対象になるかは調整中で、同じような事故が起こる危険性がないかを確認して、状況に応じて対策を講じる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/17420b2d9bab50db49adafbc2446fd5b6fbb00d5

 

511828分にYAHOOニュース(宮崎放送)からは、緊急点検結果、危険な場所は確認されなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、県は1日、県内の海岸26か所を緊急点検しました。

点検は、事故現場に類似する波消しブロックを中心に行われ、県の担当者が砂を棒で押すなどして陥没するおそれがないかを調べました。

県によりますと、1日の調査で危険な砂浜は確認されなかったということです。







https://news.yahoo.co.jp/articles/8f5cdc9023aefb16b5bbaa1cdfa41d0eb2bf4e94

 

(2022年8月4日 修正1 ;追記)

2022821944分にNHK宮崎からは、水路の流れが当たる部分でブロックの下がえぐられていた、当該ブロックは以前は護岸に沿って置かれていたが、護岸補強工事時に現在の場所に移され、その後、砂に埋ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ことし4月、日南市の海岸で幼い子どもが波消しブロックの隙間に埋まって亡くなる痛ましい事故が起きました。

夏休みに入り、海のレジャーが本格化するなか、事故を振り返り、改めて海岸で注意すべきことを考えます。

(詳しくは動画をご覧下さい。※データ放送ではご覧になれません)

駆け付けた時には姿は見えなくなるほど埋まっていた。




専門家は砂に隠れた波消しブロックの下に空洞があった可能性を指摘している。


佐藤教授の監修で作成したイメージ図。






詳しく調べていくと、過去に行われた工事が影響していることがわかった。



もともとは、この場所でも護岸に沿ってブロックが設置されていたが、5年前、護岸を補強する際に撤去された。


そして、工事用の車両が出入りする道を守るために、護岸から離れた現在の場所に移した。
これは移した直後の写真。


この時は砂に埋まっていない。
人為的に砂をかぶせたのではなく、砂に自然に埋まった。


この砂浜は5年間で、こんなに変化していた。


たまった砂によって水路も大きく変わる。
今回の現場でも、事故当時は水路は皮のように流れていたが、1ケ月後には水たまり状態。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20220802/5060013188.html

 

(2024年3月16日 修正2 ;追記)

20243151910分にNHK宮崎からは、波消しブロックは撤去し、浸食懸念の道路はコンクリートで固めるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

海岸を管理する県は、再発防止策について、水路のルートの変更など複数の案を検討してきましたが、ほかの方法より工事がしやすく、安全性も確保できるとして、波消しブロックの撤去を決めました。

現場の波消しブロックは、護岸工事に使う道路を浸食から守るためにおよそ360個設置されていますが、今後、砂や土がむき出しになっている道路をコンクリートで固めて補強し、海岸の斜面の浸食も防ぐということです。

県では、波消しブロックの撤去に向けた工事を、ことし11月にも始める予定だとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240315/5060017703.html

 

315190分にTBS NEWSからは、見回りなどは工事完了まで続けるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

事故が発生して以降実施している立ち入り規制や見回りについては、対策工事が完了するまで継続するということです。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/1057382?display=1

 

  

 

 

 

 

 

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20224262042分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

消費者庁は26日、トランポリン遊びができる遊戯施設でねんざや骨折などの事故が相次いでいるとして、注意を呼びかけた。

発表によると、2017年からの約5年間で同庁に寄せられた事故情報は28件あった。

宮城県で21年3月、トランポリンで遊んでいた20歳代男性が宙返りをして着地した際に頚椎を骨折し重傷。

同年8月には愛知県で、児童2人が同時にトランポリンに飛び込んだところ、片方がもう1人の上に落ち、下にいた児童が腕を骨折した。

同庁の担当者は、「いきなり高く跳ぶことや、宙返りなど危険な技はやめてほしい。利用の際は監視員が配置されている施設を選んで」と呼びかけている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220426-OYT1T50183/

 

(ブログ者コメント)

トランポリン遊戯時の危険性については202012月、国民生活センターからも注意喚起されている。(本ブログでも紹介スミ)

 

 

 

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20224261756分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

神戸市内で飼育されていたメスのキリンが今月中旬、トラックでの移送中に死んだ。

オスのいる岩手サファリパーク(岩手県一関市)に、約22時間をかけて運ばれる途中だった。

同パークには、「動物の長距離移動は人間の身勝手」といった批判も寄せられている。

繁殖に欠かせないとして、日本動物園水族館協会は「引っ越し」に理解を求めているが、移送中の死は過去にも起きているという。

死んだキリンは1歳8か月の「ひまわり」。

9歳の「コウタ」との繁殖を目指し、神戸市立王子動物園から同パークに移される予定だった。

移送を担当した同パークによると、ひまわりは頭までの高さが約3メートルあった。

しかし、荷台に積まれた箱形の鉄製おりは、高さ2メートル65。

道路交通法施行令で、トラックの車高を含めた高さは最大3メートル80に制限されており、おりを低くせざるを得なかったという。

移送のため、背丈より低いおりに入れられた「ひまわり」

ひまわりは脚を広げ、首を前方に伸ばした姿勢で収容された。

トラックは12日朝、神戸を出発。

飼育員が1~2時間おきに様子を確認するなどした。

出発から約10時間後、新潟県内のパーキングエリアで、ひまわりは倒れた状態で見つかった。

姿勢を変えようとして転び、狭いおりの中で首が折れ曲がったままになったとみられる。

死因は呼吸不全と循環器不全と診断された。

同パークには、SNSなどで300件以上の意見が寄せられた。
「命を無駄にしないで」。9割は苦言を呈する内容だったという。

 

上野動物園(東京)の園長を務めた小宮さん(男性、74歳)は、「動物園が動物を交換・移動させるケースは増えている」と指摘する。
繁殖のためだという。

ただ、移送方法に統一基準はない。

那須どうぶつ王国(栃木県)の園長で動物の移送に詳しい佐藤さん(男性、65歳)は、「個々の動物の性格などを考慮し、各動物園が独自に移送計画を立てている」と説明する。

山口県内の動物園では2012年、キリンがおりの中で転倒して死んだ。

広島県に移送する準備の最中だったという。

佐藤さんは、「動物が移送中に死ぬ事例は、全国で2、3年に1件のペースで起きている。神経質な動物もいるため、トラブルを完全に防ぎきれない」と語る。

日本動物園水族館協会の成島専務理事は、「動物園には種を保存する役割もある。動物の長距離移動はやむを得ない」と強調する。

そのうえで、ひまわりの死で批判が高まったことを踏まえ、「動物園の役割を丁寧に説明し、移送の必要性に理解を得る必要がある」と話している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220426-OYT1T50080/

 

4162050分にYAHOOニュース(神戸新聞)からも同趣旨の記事が、移送前のオリに入れられたキリンの写真付きでネット配信されていた。

神戸市立王子動物園(同市灘区)から岩手サファリパーク(岩手県一関市)へ移送中に死んだキリンの雌「ひまわり」(1歳)の死因について、同パークは16日までに、「呼吸不全および循環器不全と考える」と発表した。

輸送箱内で体勢を変えようとして転倒し、首を折り曲げた状態から元に戻せなかったとみられるという。

同パークホームページによると、解剖の結果、特段の基礎疾患は見つからなかった。

熱中症については「可能性は低い」とした。

キリンを搬送するときは、箱の中で四肢を伸ばし、首も前方に伸ばした状態が理想姿勢だといい、「今回の搬送時の体勢もその状態だった。

(箱は)ひまわりの体格に的確なものだったと考えられる」とした。  

その上で、「皆さまに悲しい思いをさせてしまいおわび申し上げます。何よりひまわりの冥福を心からお祈り申し上げます」と記した。

王子動物園もホームページで「今回の件を教訓として、動物の安全な移送に努める」とした。  

ひまわりは2020年7月、同園で19年ぶりのキリンの赤ちゃんとして誕生。

繁殖のために12日朝、同パークに向け出発したが、同日夜、新潟県のパーキングエリアで止まった際、箱の中で倒れているのが見つかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ecc55a52d935cb2f27e18dacd6344a9cd2714bf

 

(2022年5月11日 修正1 ;追記)

2022510100分に毎日新聞からは、移送中は1~2時間おきにトラックを止めて様子を確認していた、10年前にキリン移送死亡事故報告書が協会に提出されていたが、今回移送を担当した施設はその後に協会に加盟したため当該事故を知らなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

入念に準備を重ね、安全を最優先にしたはずなのに、なぜ事故は起きたのか。

取材を進めると、10年前にも別の園で似た事故が起き、人気者のキリンが命を落としていた。

2頭が残した教訓を伝えたい。

 

【移送中に異変】

20207月、神戸市灘区の王子動物園で父ヒメイチ(8歳)と母マリン(5歳)に雌の第1子が生まれた。

同園にとって19年ぶりとなるキリンの誕生で、来園者の投票から「ひまわり」と名付けられた。

人なつっこい性格で園の人気者となったひまわりは18カ月となり、体長3メートルに成長。

224月、繁殖のため岩手サファリパーク(岩手県一関市)に「嫁入り」することになった。

車での移送では道路交通法で積載物の高さが38メートル以下に制限されているため、ひまわりの体格に合わせた移送用ケージ(高さ26メートル、幅15メートル、奥行き41メートル)を用意。

特殊な加工で外部からの熱を遮断し、通風口を設けて換気ができる構造にして、負担の軽減も考慮した。

ひまわりはケージに入る練習を出発日の3週間前から始めた。
嫌がることなく、ケージと寝室を行き来した。
基礎疾患はなく、体調にも問題はなかった。

移動中はトラックを12時間おきにとめて、同乗した飼育員が様子を確認することにした。

412日。午前9時に出発し、22時間後には新たなすみかに到着する予定だった。

午後7時半ごろ、新潟県のパーキングエリアで停車中、飼育員が異変に気付いた。
ケージの中でひまわりが倒れていた。
息をしていなかった。

 

【「ハル」の死 浮かぶ共通点】

日本動物園水族館協会(JAZA)によると、全国の動物園で飼育されているキリンは187頭(21年)。

近親交配を避けるために同じ動物園での繁殖は難しく、動物園間の移送は1620年で計51頭にのぼる。

国内での移送方法に明確なルールはなく、各動物園に委ねられている。

不幸な事故は10年前にも起きた。

12521日、山口県周南市の徳山動物園で飼育するキリン「ハル」が死んだ。
1
歳の雌だった。

その日の朝、ハルは広島県の福山市立動物園に向かうため、鉄製のケージ(高さ27メートル、幅2メートル、奥行き36メートル)に入った。

扉を閉めた10分後、飼育員は大きな音を聞き、体長3メートルのハルが横たわっているのを見つけた。

炎症を抑える薬を注射するなどしたが、3時間半後に息を引き取った。

「嫁入り」当日の事故は、ケージ内で転倒し、首を打って脊椎(せきつい)を損傷したことが原因だった。

ひまわりとハルの死には共通点が多い。

体長3メートルで、移送用のケージで転倒。
いずれも転倒を防ぐ目的で、ケージの床に干し草やわらを敷いていた。

 

【生かされぬ教訓】

徳山動物園は126月、報告書をJAZAに提出していた。

ただ、17年にJAZAへ加盟した岩手サファリパークは、ハルの事故を知らなかった。

徳山動物園は再発防止策として、ケージの大きさはキリンがむやみに動けないよう必要最小限にとどめ、ケージの床にクッション製の突起物を置くことを決めた。

この情報も共有されていなかった。

開園から71年で計47頭のキリンが出入りした王子動物園も、移送中の事故が過去にあったことは知っていたものの、事故の詳細や再発防止策は把握していなかったという。

JAZAは安全対策委員会を設け、飼育員が動物に襲われるなどの人身事故については、メールで加盟園に一斉送信していた。

しかし、移送事故はホームページに掲載するだけだった。

JAZAの担当者はひまわりの事故を受け、「移送事故の事例についても加盟園で情報を共有するように改善したい」としている。

王子動物園は取材に対し、ひまわりの事故について「動物の輸送には危険が伴うことを実感した。再発防止に努めたい」、岩手サファリパークは「今回の事故を教訓とし、動物の安全な輸送作業に生かしたい」としている。

2頭の運命をたどると、不思議な縁があるように思えてならない。

ハルの死から2週間後、周南市では地元の園児ら約160人が参加するお別れの会が開かれた。

園児たちは「短い間でしたが、私たちを楽しませてくれてありがとう。天国の動物園でもたくさんお客さんを笑顔にさせてあげてね」と声をそろえた。

遺影に手向けられたのは、夏の太陽に負けず力強く咲く花、ヒマワリだった。

https://mainichi.jp/articles/20220509/k00/00m/040/148000c

 

(ブログ者コメント)

滅多にないキリンの長距離移送。

移送方法とか移送上の注意点などを、移送を担当した施設は協会に問い合わせしていなかったのだろうか?

 

 (2022年6月26日 修正2 ;追記)

20226251558分に読売新聞からは、死因ならびに再発防止策が下記趣旨でネット配信されていた。

同パークは、死因は頚椎部を極度に折り曲げたことによる肺うっ血だったと発表した。

外部の獣医師による病理検査の結果、判明した。

ひまわりは、王子動物園からトラックで移送中、鉄製の輸送箱の中で死んだが、移送中に転倒したことなどにより、首が曲がった状態になったことが影響したとみられるという。

同パークは再発防止策として「走行距離や時間を吟味し、動物の負荷軽減を最優先とする」「輸送箱には動物の状態を確認するカメラや温度計を設置する」ことなどを挙げている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220625-OYT1T50108/

 

 

 


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2022426208分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

これが蒲郡市で起きた水上バイク事故の詳細が分かる映像です。

運転していた男性はターンを繰り返し、左手を上げた直後…。

まっすぐ観客席へ乗り上げ、ポールを壊して向きが変わり、席にぶつかります。  

座っていた女の子が転倒。

(動画を撮影した男性):
「曲がることなく、そのまま直線で飛び出してきたというような。怖いですね、二度と正面には座りたくないですね」

別の場所から撮影された動画には女性が倒れこむ様子も…。

ショーを見ていた37歳の母親と13歳の長女が軽いけがをしました。

423日に蒲郡市の「ラグナシア」で起きた事故。

ショーは去年10月から週末や祝日に上演されていましたが、新たに分かったのは、水上バイクを運転する出演者8人が、ことし2月までの約4か月間、無免許だったということです。

原則、水上バイクを運転するには「特殊小型船舶操縦士」の免許が必要です。

安全対策が取られた遊園地などでは、例外で無免許での運転が認められますが、「ラグナシア」はその対象にはなっていませんでした。

去年末に運営会社のラグーナテンボスが免許の必要性に気が付き、210日に全員に免許を取得させたということです。

ラグーナテンボスは「ショーを企画制作した会社から『私有地なので免許はいらない』と説明を受けたが、確認不足だった」とコメント。

また事故原因については「操縦ミスの可能性がある」といい、当面の間はショーの開催を見合わせることにしています。

万全だったとは言えない安全対策。

警察が業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を詳しく調べています。











https://news.yahoo.co.jp/articles/edd3bb9c1023826e6e95cbb6e31575846445d6ed

 

427116分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、ボートは観客席の前にあった柱にぶつかり方向を変えていた、柱がなければもっと大勢のケガ人が出ていたかもしれないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故をめぐり、TBSは“新たな映像”を入手しました。

映像の撮影者は、「見ているときは本当にわざとぶつかってきたのか、飛び出してきたのかって思うような感じだった…」といいます。

水しぶきをあげながら、水上バイクが正面に…
旋回した次の瞬間!
水上バイクは真正面から観客席に突っ込んできたのです。

この映像を見た専門家は…

日本海洋レジャー安全・振興協会 試験部 田辺部長:
「(プールと観客の間に設置されていた)柱がなかったら、もう少し大きな、本当に惨事になっていたのではないか」

乗り上げる瞬間をよく見ると、水上バイクは一度柱にぶつかり、その反動で進行方向とは逆側の観客席に突っ込んでいたのです。

また、その衝撃で柱の一部は弾け飛んでいます。

もし、柱がなければ…

日本海洋レジャー安全・振興協会 試験部 田辺部長:
「あのスピードで突っ込んできたら、一番前列の観客にまっすぐ向かっていたので、後ろに座っていた方のところまでいくくらい勢いがあった」

映像の撮影者は…

撮影者:
「怖いですね。もう二度と正面には行きたくないですね」

警察は、業務上過失傷害の疑いも視野に事故の原因を調べています。




https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8e530c3a3344c24d6d85170b125dbe9f4fb9e3

 

4262044分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、運営会社は免許が不要になる例外措置が適用されているという説明を企画会社から受けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

愛知・蒲郡市のテーマパーク「ラグナシア」の水上ショーが始まったのは去年10月です。

水上バイクの操縦には特殊小型船舶操縦士の免許が必要ですが、運営会社は、ショーの企画会社から「免許が不要になる例外措置が適用されている」と説明を受けていました。

12月末の社内調査で免許が必要なことが発覚しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/49b098595fe31e044d695dd65f426d05b889a097

 

427日付で毎日新聞からは、運営会社が昨年末、リスク点検を進める中で免許が必要なことが判明したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

運営会社によると、ショーで使う水上バイクを巡り、制作や演出を担当するイベント企画会社からは「私有地でのショーは免許不要」と説明があった。

しかし、運営会社側が昨年末、リスク点検を進める中で、免許が必要であることが判明。

スタッフは今年1月に講習を受け、210日までに全員が取得したという。

国土交通省によると、水上バイクの操縦には原則「特殊小型船舶操縦士」の免許が必要。

例外的に免許がなくても操縦できる水域を同省が指定しているが、ラグーナテンボスは対象外だった。

運営会社の広報担当者は「確認が不十分だった」と話している。

https://mainichi.jp/articles/20220427/ddm/041/040/109000c 

 

(ブログ者コメント)

昨年末に進めていたというリスク点検、どういういきさつで点検し始めたのだろうか?
また、点検対象は?
調べてみたが、そういった点に言及している報道は見つからなかった。

その点検で気付いていなければ、無免許運転による人身事故ということで、もっと大変な事態になっていたかもしれない。

 一方、柱が今回のような事態を想定して設置されていたものなら、効果があったということかもしれない。



(2023年2月3日 修正1 ;追記)

2023221656分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、左手を上げる演出の際にバランスを崩し右手でアクセルレバーを握ってしまったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故から10カ月が経った22日、警察は運営会社「ラグーナテンボス」の社員の男性(53)や、水上バイクを操縦していた男性(24)4人を書類送検しました。

防護柵を立てるなどの安全対策を怠った、業務上過失致傷の疑いが持たれています。

なぜ事故は起きたのか。

水上バイクを操縦していた男性(24)は警察の調べに対し、次のように話しているといいます。

<水上バイクを操縦していた男性(24)>:
「ショーに慣れてきたら、炎が上がった時に左手を挙げる演出をするようになった。バランスを崩し、右手でアクセルレバーを握ってしまった」

事故の映像を見ると、水上バイクの後ろで炎が上がった瞬間、男性がハンドルから左手を離していました。

ショーを盛り上げるための演出が事故につながったとみられています。

ラグナシアでは、事故が起きる前の202112月から20222月にかけ、水上バイクの免許を持たない出演者がショーで操縦をしていて、警察はこれについて、法人としてのラグーナテンボスと社長の男性(55)を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検された5人は、いずれも容疑を認めているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/490687b1a56f500e60a8b6d7225b42c20f22fe73

 

221241分にNHK東海からは、中部運輸局から指摘を受けた後も無免許でのショーを続けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

捜査の中で、事故が起きる前の令和3年12月から令和4年2月までの間に水上バイクの免許を持たない出演者3人に8回にわたってショーで水上バイクを運転させていたことがわかったとして、「ラグーナテンボス」の社長と法人としての会社を小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検しました。

警察によりますと「ラグーナテンボス」は、免許が必要だと中部運輸局から指摘をうけたあとも無免許でのショーを続けていたということです。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230202/3000027378.html 

 

(2023年8月30日 修正2 ;追記)

20238292133分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、人身事故も無免許運転も、いずれも不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察は、運営会社「ラグーナテンボス」の男性社員(54)や水上バイクを操縦していた男性(25)4人を、安全対策を怠るなどした業務上過失致傷の疑いで、今年2月に書類送検していました。

警察の調べに対し、4人はいずれも容疑を認めていましたが、名古屋地検豊橋支部は29日付けで4人を不起訴処分としました。

理由は明らかにしていません。

また、202112月から去年2月にかけ、水上バイク免許を持たない出演者がショーで操縦していたとして、法人としてのラグーナテンボスと社長の男性(56)も小型船舶操縦者法違反の疑いで書類送検されていましたが、不起訴となりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd80b9ff6c4e9e27e70632b08630a2d9beca276a

 

   

 

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20224112041分にYAHOOニュース(山形放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山形県西川町の月山スキー場で11日、クレバスと呼ばれる雪の割れ目に転落した男性従業員が死亡した。

ゲレンデには、3月に発生した地震の影響で例年よりも多くのクレバスが出来ていた可能性があり、関係者らが12日、あらためて安全点検を行った。

記者
「月山スキー場では11日の事故を受け、ゲレンデへ向かうリフトは現在運休中となっている。12日午後からスキー場関係者らでゲレンデの安全確認を再び行うという」。

上空から撮影した12日の月山スキー場の様子。

ゲレンデには、長く横に伸びた雪の割れ目、クレバスの姿がはっきりと確認できる。

11日午後3時半ごろ、西川町の月山スキー場で、従業員の浜さん(56)がクレバスに転落していると通報があった。

当時、浜さんは意識があり、11日午後6時半ごろ、消防のレスキュー隊に救助されたが、間もなく心肺停止となり、約2時間10分後に死亡が確認された。

警察などによると、浜さんは11日午前9時ごろから、危険箇所の確認のためスキー板をはいて一人でゲレンデに出かけたが、昼すぎになっても戻って来なかった。

その後、同僚たちがゲレンデを捜索し、深さ約7メートルのクレバスの底で身動きが取れなくなった浜さんを発見した。

月山観光開発によると、浜さんはスキー場のパトロール隊長を務めていたという。

月山観光開発の阿部社長は、「ベテランで、アルバイトも含めて30年近く務めていた。昔からよく知っている人物で、とても残念だ。(パトロールは)普段も1人で行ったり、2人、3人で行ったり、色々バラバラで、単独行動は駄目とかはなかった。そんなに危険だとは思っていなかったと思う」と話した。

ベテランの山岳救助隊員は、クレバスに転落した場合、自力で脱出することはほぼ不可能だと話す。

遭難救助志津方面隊・志田隊長
「細い割れ目。そこに人が落ちると、ちょうど楔をうったようになって身動きできなくなる可能性がある。仮に頭から落ちた場合は態勢を立て直せない。5メートルぐらい積もっているところの下は車でぶつかったら車が壊れるぐらい硬い。手で雪を削ろうとしても全然歯が立たないくらい。それを自分が体を動かしてスペースを作るなんて到底無理。壁を登るのも大変。垂直みたいになっているので」。

関係者によると、福島県沖で3月に発生した地震などの影響で、今シーズンは例年と比べ、ゲレンデに多くのクレバスができた可能性が高いという。

遭難救助志津方面隊・志田隊長は、「ことしは例年になく積雪が多い。3月に大きな地震があり、揺れてクレバスが例年より多く出来た可能性がある。積雪が多いとどうしても重量がある。斜面に対して揺れると雪が動く。斜面が動いたときに割れてクレバスができる。特に今回できたのは急斜面のところ」と話す。

月山スキー場によると、確認できていないクレバスがある可能性を踏まえ、12日からリフトを運休とし、あらためてゲレンデの安全点検を行っている。

今後、ゲレンデの安全確認が終わり次第、リフトの営業を再開する予定。










https://news.yahoo.co.jp/articles/4c8f11777be017c4a3d058a745542155c8e5f910

 

4121550分に産経新聞からは、クレバス周辺に目印をつけ、危険個所を知らせようと1人で向かったまま戻ってこなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午後3時25分ごろ、山形県西川町の月山スキー場姥ケ岳ゲレンデで、同スキー場パトロール隊長の濵さん(56)がクレバス(幅約50メートル)に落ちたと119番通報があった。

約3時間後の6時半ごろに救助されたが、死亡した。

西村山消防本部によると、濵さんは同日午前中、ゲレンデのクレバス周辺に目印をつけ、危険箇所を知らせようと1人で向かったが、午後になっても戻らないため、別の職員がゲレンデを探したところ、深さ約8メートルのクレバスに落ち、身動きが取れない濵さんを見つけた。

救助時、濵さんに意識はあったが、その後、搬送中に意識がなくなり死亡が確認された。

寒河江署によると、目立った外傷はなく、死因は低体温症とみられる。

月山スキー場は10日に今シーズンの営業を始めたばかりで、濵さんは月山スキー場で20年以上のパトロール経験をもつベテラン。

https://www.sankei.com/article/20220412-GVASAJS5CJIPLFTQEXVA52MVBM/

 

412120分にYAHOOニュース(テレビユー山形)からは、危険な場所を確認しロープを張る作業などを1人でしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

浜さんは、およそ3時間後に救助された時は呼びかけに応じていたということですが、その後、意識を無くし、午後8時半過ぎに死亡が確認されました。

浜さんは、事故当時、スキー場内の危険な場所を確認し、ロープをはる作業などを1人でしていたということです。

その際、誤って、クレバスの78メートル下に転落したとみられています。

現在、警察で死因などを詳しく調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6313a8c743b2ffc117846f61dd887d250c8b7a

 

 

 

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20224112010分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

410日夜、JR静岡駅の商業施設「アスティ静岡」で、スプリンクラーの配管が破裂し大量の水があふれ出る騒ぎがありました。

施設内の店舗の中には休業を続けているところもあり、影響は長引いています。

まさかの光景でした。

10日午後8時ごろ、JR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」の西館でスプリンクラーの配管が破損し、高圧の水があふれだし、周辺が水浸しになりました。

警察によりますと、流れ出た水は一時、床上からくるぶしほどまであふれました。

浸水の範囲もみるみるうちに広がり、西館の半分以上が浸かったほか、在来線や新幹線の改札口付近まで水浸しになったということです。

アスティを運営するジェイアール東海静岡開発によりますと、これまでに同じような事故は確認されていないということです。

<ジェイアール東海 静岡開発 岡田総務部長>

「現場に駆け付けた瞬間、真っ青になった。びっくりしたのと同時に、早く復旧に向かわねばと思った」

この事故によるケガ人はなく、列車の運行に乱れはありませんでしたが、アスティ西館の店舗には深刻な影響が。

<寺坂記者>

「アスティ西館なんですが、中に入ると、電気はついているんですけど、ほとんどの店が閉まっていますね」

10日夜の事故を受けてスプリンクラーへの水の供給を一時的に停止したため、安全の確保ができないとして、朝から店の臨時休業が相次いだのです。

その数、西館のおよそ6割となる36店舗。
その多くが飲食店でした。

<寺坂記者>

「お店がやっていないからでしょうか。普段よりも人通りが少ないように見えます」

<ジェイアール東海 静岡開発 岡田総務部長>

「この度は迷惑かけ申し訳ない。一日も早く復旧してアスティを利用してもらいたい」

ジェイアール東海静岡開発では、配管が破損した原因について調査を進めていて、再発防止に努めていくとコメントしています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/1736f874caac1671b7646f26bab95d2e04728644

 

411125分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、ドンという破裂音がした後に水が滝のように流れ出てきたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

警察や消防によりますと10日午後8時頃、JR静岡駅の駅ビル「アスティ静岡」の西館1階にあるギョーザ店で、天井から破裂音がした後に滝のように水が流れ出し、商業施設や隣接する駅のコンコースが水浸しになりました。

駅ビルの店員 

「ドンと大きな音がして、そこから水がすごく出てきて、勢いがすごかったのでこっちまで流れるのに早かったです」

水漏れは約30分後に収まり、ケガ人はおらず、列車の運行にも影響はありませんでした。

https://www.fnn.jp/articles/-/345160

 

412日付で静岡新聞からは、1991年に設置された配管のつなぎ目が破損した、昨年11月の水圧検査では異常なかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日夜にJR静岡駅構内の商業施設「アスティ静岡」で発生したスプリンクラーの配管破損による水漏れで、昨年11月に行われた配管の水圧検査では異常がみられなかったことが11日、同施設を運営するジェイアール東海静岡開発への取材で分かった。

配管は1991年に設置されたといい、同社は老朽化の可能性も含めて破損の原因を調べている。

同社によると、破損したのはスプリンクラーに水を送るための配管のつなぎ目。

同様のつなぎ目は他の箇所にはないという。

配管は年2回、内部水圧が一定に保たれるかを確認する検査を実施していて、直近の検査は昨年11月に行った。

漏水などは確認されなかったという。

静岡市消防局によると、配管は異常がみられない場合、経年による交換義務はない。
同社は11日、午後5時半までに修復工事を完了した。

スプリンクラーが使用できず、防災の観点から休業を余儀なくされていた施設内の36店舗のうち、天井から水が流出した中華料理店を除く35店舗は、11日夕から12日午前にかけて営業再開を進めている。

普段より11時間遅れで開店した弁当屋の女性パート従業員(49)は、「初動で混乱があった。安全に人を呼び込めるように原因究明と対策を徹底してほしい」と求めた。

水漏れは10日午後8時ごろ、アスティ静岡西館1階の中華料理店の天井裏を通っていた配管が損壊し、大量の水が流出した。

施設内の多くの店舗が浸水し、駅のコンコースや改札口まで水が押し寄せた。

けが人はおらず、電車の運行に影響はなかった。

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1052297.html

 

4122030分にYAHOOニュース(静岡放送)からは、アスティ静岡と構造がよく似ている藤枝市のホテルでスプリンクラー水漏れ時の対応手順確認が行われたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

施設の運営会社によりますと、202111月に検査をした際には、配管回りに異常は確認されませんでした。

配管は31年前に設置されたもので、運営会社は経年劣化で事故が起きた可能性もあるとみて原因の究明を進めています。  

静岡の事故を受けて、藤枝市内のホテルで行われたのが、スプリンクラーから水もれが起きた際の対応手順の確認です。

こちらのホテルはJR藤枝駅と直結していて、アスティ静岡と構造がよく似ていることから確認が行われました。

<志太消防本部 浅原予防課長>

「初動、初期の行動が非常に大事。被害を最小限にするカギとなっている」  

志太消防本部管内にはスプリンクラーを設置している事業所が191カ所あり、13日以降、水もれが起きた際の対応手順をまとめたリーフレットを順次郵送するということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/861b1edf0c67b7bb13b0099da7b53e837346fdbe

 

 

 

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2022442242分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京ディズニーランド(TDL)のアトラクション「蒸気船マークトウェイン号」の安全性をめぐり、SNSで心配の声が上がっている。

着岸時に船と陸を繋ぐロープがぴんと張っており、万が一切れてしまうと、近くのスタッフらに勢いよくロープがぶつかるなどの事故につながる可能性があると指摘されている。

東京ディズニーリゾート(TDR)の運営会社「オリエンタルランド」は202244日、J-CASTニュースの取材に対し、「今回ご心配をおかけしたことを踏まえまして、キャストの立ち位置等を見直しました」と答えた。

 

【スナップバック対策がなくてすごく怖い】  

蒸気船マークトウェイン号は、475人が乗れる大型の船舶で、園内の「アメリカ河」で運行されている。

ツイッターで4月上旬、船を着岸する際のオペレーションに対し、「スナップバック対策がなくてすごく怖い」と心配する声が寄せられた。

スナップバックとは、張力のかかった状態のロープが断ち切れた際に大きく跳ね返ってくる現象を指す。  

疑問を呈したユーザーは、取材に対し、船と陸を繋ぐ係留ロープには張力がかかっているように見えたと述べる。

スタッフは着岸作業後もロープのそばから離れなかったという。  

国土交通省の外局・運輸安全委員会の公式サイトでは、国内で発生した船舶内作業に関連する重大死傷事故の調査事例を紹介している。

20128月発行の運輸安全委員会ダイジェストによれば、係船索(係留ロープ)の取り扱いは他の船上作業に比べても潜在的な事故の危険性が高い作業であり、中でも最もシリアスな危険はスナップバックにあるという。  

蒸気船マークトウェイン号において、スナップバックによる事故が起こる可能性はないのか。

取材に対し、オリエンタルランドはこう述べる。

「係留しているロープに関しましては、強度計算を踏まえたものを用意しております。かつ毎朝、開演前に状態を確認していることから、安全面には問題ないと考えております」

 

【キャストの立ち位置等を見直しました】

ただしオリエンタルランドは、SNSでの指摘を受けてオペレーションを見直したという。

「今回ご心配をおかけしたことを踏まえまして、キャストの立ち位置等を見直しました。係留ロープを渡した後は、係留ロープから離れることとさせていただきました」  

このほか、事故を防ぐ取り組みとしては、パーク施設の安全管理を行う専門部署を設けており、そこでゲストやキャストの安全推進活動を行っているなどと述べた。  

先述の運輸安全委員会ダイジェストでは、係留ロープによる事故を防ぐため、次のように呼び掛けている。

「係離船業者は、自らが行う綱取り作業員に対する安全教育において、張力のかかった状態の係船索が破断したときのスナップバックの危険範囲の広がり状況を周知し、同係船索のそばで作業をしなければならない場合は、手早く作業してできる限り早くスナップバックの危険範囲から離れるなど、その範囲内での作業を極力避けるように指導することが望まれます」

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a8c3d9b360484ddc45688ede92368e83fdd173a

 

 

 

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202243186分にYAHOOニュース(テレビ静岡)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日午前、浜松市のオートレース場で、選手同士の接触のあと、無人となったオートバイが係員に衝突する事故がありました。
係員は病院で死亡しています。

落合記者:
「係員が死亡するという思わぬ事故を受け、それ以降のレースをすべて中止としています」

午前11時頃、浜松オートレース場で第1レースのスタート直後に選手同士の接触事故があり、このうち1人がオートバイから落車しました。

そして無人となったオートバイは倒れた状態でコースを滑り、近くにいた救護係に衝突しました。

オートレース場などによりますと、救護係で59歳の男性は頭などを打っていて、搬送先の病院でまもなく死亡が確認されました。

オートバイを運転していた20代の選手は右足にケガをしたということです。

オートレース場は第1レースを不成立とした他、第2から12レースまでの開催を中止し、事故後にレース場では警察の実況見分が行われました。

浜松市の公営競技室は、係員の配置場所などを検討したうえで、4日のレースは予定通り開催するとしています。







https://news.yahoo.co.jp/articles/14decc2e07f411fc4d6992af9559b566c539f289

 

431820分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、死亡した係員はヘルメットを着用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

浜松オートレース場によると、この係員はレース中に事故が起きたりした場合、選手や車両をコースから救出する救護員。

事故当時はヘルメットを着用していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/33b0ef38a95a5e1025f03c2f98f007692b1a6f6a 

 

441847分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、廃タイヤを積んで防護壁を作った、コースは雨で濡れていた、係員が被災する事故は数10年起きていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

3日、浜松市のオートレース場で選手同士の接触の後、無人となったオートバイが係員に衝突し死亡する事故がありました。

4日のレース前に選手たちが黙とう捧げ、会場では応急的な対策が行われていました。

浜松オートレース場では4日、レース前に選手たちが黙とうをしていました。

3日、レース中のオートバイが救護係を担当していた59歳の男性係員に衝突し、男性が死亡しました。

事故が起きたのは3日午前11時頃の第1レースです。

スタート直後に選手同士が接触。
このうち1人がオートバイから落車し、無人となったオートバイはコースの内側にいた男性係員に衝突しました。

男性は頭などを打ち、心肺停止の状態で救急車で運ばれましたが、病院でまもなく死亡が確認されました。

落合記者:

「きのうの事故を受けて浜松オートレース場では、同様の事故を防ごうと、コースの内側にタイヤを置いて対策しています」

事故から一夜明け、4日のレースは防護壁としてコース外に使わなくなったタイヤを重ね、係員の配置もこれまでよりコースから遠い位置にしました。

浜松市公営競技室・池野室長:

「まずはできるところから取り組むということで行った対策であり、今後より安全なオートレースの開催ができるようにオートレース関係団体等と協議・研究しながら事故防止に有効な対策をしていきたい」

今回の事故については、警察が当時の状況など事故の原因を詳しく調べています。

浜松支社・落合健悟記者:

Q.事故の原因としてわかってきていることは)

きのう(3日)の事故直後から警察による見分が行われ、詳細な原因についてはまだ特定されていません。

ただ、警察や運営団体によりますと、レース中はコースが雨の影響で濡れており、タイヤが滑ってしまったことも原因として考えられるということです

Q.事故を防ぐことはできなかったか)

今回事故にあった男性は市から委託された運営団体の職員でした。

選手が事故を起こした際などに素早く駆け付け、選手を搬送したり、倒れたオートバイをコース外へと運び出すなどの役割を担っていて、レース中はコースの内側で待機しています。

浜松市によりますと、レーサーの死亡事故を防ぐため、コースの外周や内側の支柱には緩衝材が設置されています。

一方で、係員が被害に遭う事故はここ230年で発生しておらず、係員に対する対策やレース中の安全確保のためのマニュアルなどは存在していなかったということです。

ただ、今回、こうした悲惨な事故が起きてしまった以上、原因の究明とともに対策が必要不可欠です。







https://news.yahoo.co.jp/articles/2410b2f79bb63064ba9c9b8014711952d490bceb 

 

45810分にYAHOOニュース(静岡新聞)からは、転倒したバイクは遠心力で外側に飛んでいくとの想定だった、浜松オートでは40年前にも救護係が巻き込まれる事故があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

浜松市中区の浜松オートレース場で3日に起きた救護係員の死亡事故は、“安全エリア”と見なされてきたバイク走路内側で発生した。

楕円(だえん)形の走路を周回する競技特性から、転倒したバイクが内側に飛び込む事態は「想定外」(市担当者)で、救護係の待機場所とバイク走路の間に防護柵などは設置されていない。

4日にレースを再開した浜松オートは、競技の円滑な進行と安全確保を両立させるため、対策の検討を始めた。  

事故はスタート直後、走路内側で待機していた救護係の男性(59)に、レーサーが落車して無人になったバイクが衝突した。

浜松オートでは約40年前にも救護係が巻き込まれる事故があった。  

オートレースを統括するJKA(東京都)によると、なだらかなすり鉢状の走路でバイクが周回すると、遠心力は走路の外側に向けて働くため、転倒した競走車は外側に飛んでいくと考えられている。

このため、走路外側に緩衝材を設置する規定はあっても、内側への設置規定はない。  

救護係はレースに支障が出ないよう、転倒した選手を迅速に救助する役割を担う。

市公営競技室などによると、浜松オートの走路内側には平屋建ての控室もあるが、レース中は入らず、屋外で待機するのが通常という。  

浜松オートは4日のレース再開にあたり、選手会や審判の意見を踏まえ、応急的な対策として救護係の待機場所付近に廃タイヤを積み上げて防御策を施したほか、従来より走路から離れた位置に係員を配置した。  

市公営競技室の池野室長は、「タイヤの設置などは応急措置として行った。今後、業界全体で走路内側の安全対策を考えていく必要がある」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3cb1250b37aa62de97d803266437e51e45c4423c

 

44530分にYAHOOニュース(スポニチ)からは、昨年は川口オートで2件の死亡事故が発生しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

オートレースでは昨年、2件のレース中による死亡事故が発生した。

1件目は1030日。
川口オート9Rに出走していた佐藤さん(川口所属)が1周目4コーナーで落車、後続車と接触して、右側胸部外傷により死亡した。

2件目は123日。
佐藤さんと同じ川口所属の黒岩さんが川口オート5R6周目1コーナーで他車との接触により落車して、重症頭部外傷により死亡した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ae9955f49f2e53d791d62df55fb13479c5b5a77

 

 

 

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2022328日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京・中央労働基準監督署は、墜落防止措置を怠ったとして、映画・演劇業の独立行政法人日本芸術文化振興会(東京都千代田区)と同社副部長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。

入社1年目の女性職員が高さ2.85メートルの足場から墜落し、重度の障害が残るケガを負っている。

災害は令和2年1229日、同社が運営する国立劇場内で発生した。

被災者は、舞台で使用する資材の片付け作業を行うため、移動式足場の上に乗っていた。

他の労働者とともに、足場の上で台車に乗せた板10枚を資材置場に収納しようとしたところ、墜落した。

コンクリートの床面に頭を打って重傷を負い、現在も休業が続いている。

労働安全衛生規則第519条では、高さが2メートル以上の作業床の端など墜落の恐れがある箇所には、手すりを設けなければならないとしている。

同法人はこれを怠った疑い。

移動式足場は側面の2カ所のみ手すりが設けられており、前後の手すりは取り外されていた。

車体はキャスターによって移動可能で、当日は労働者数人を足場上に乗せたまま、別の労働者複数人で車体を押して移動させていた。

同労基署は、「資材を出し入れやすくするため、常に手すりを外していたようだ」と話している。

同法人は普段、舞台で使用する資材を低い場所で保管していた。

災害当時は年末年始で、資材が増えて置き場がなくなり、移動式足場を用いて高い場所へ収納しようとしていた。

劇場内では墜落災害が発生したことはなく、被災者はヘルメットを装着していなかった。

同労基署は、「建設業など墜落災害が起きやすい業種では、安全対策に関する知識が浸透している。劇場関係の業種でも、照明や大道具を取扱う部署では対策が講じられているが、そのほかではまだ対策が不完全なケースが多い」と話している。

https://www.rodo.co.jp/column/123288/

 

(ブログ者コメント)

劇場での転落事故は本ブログでも何件か紹介しているが、今回、関連情報を調査中に以下のガイドラインを見つけた。

内容的には、かなり細かく安全基準が定められている。

以下は46p/154pにある、今回事例と関連する基準。

劇場等演出空間の運用 および安全に関する ガイドライン 公演に携わるすべての人々に ver.32017

(劇場等演出空間運用基準協議会)

・・・

08 高所作業

2 mを超える位置での作業は、労働安全衛生法上、「高所作業」と位置づけられている。  

公演制作現場においても、これに準じて 2m を超える高さでの作業は、高所作業と捉え、墜落事故および落下事故防止のため、安全対策を講じて万全な注意を払うこと。

・・・

■高所作業員は、必ずハーネス または安全帯と、 保護帽(ヘルメット)を着用し、 携帯物には落下防止対策を施す。

● 高所作業員は、必ずハーネスもしくは安全帯を装着し、堅固な 箇所にランヤード(命綱)をフッキングして墜落防止策を講じる。

それが、ワイヤーや親綱である場合には、墜落時の巻き添えを防ぐために、1本の親綱に複数人がフッキングすることは厳禁である。

● 高所作業員は、保護帽(ヘルメット)を着用し、万一の際のリス クの軽減を図る。

● 高所作業をおこなう際には、必要のない物品を携帯せず、作業に必要な工具等には、ワイヤーなどの落下防止対策を施す。

■高所作業がおこなわれている区域は明示し、立ち入り制限する。
周辺の地上作業員も、 保護帽(ヘルメット)を必ず着用する。

・・・

http://www.kijunkyo.jp/img/archives/guideline2017.pdf

 

 

 

 

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2022325175分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県明石市の市議会で、水上オートバイの危険な運転に対して懲役刑などの罰則を盛り込んだ条例案が全会一致で可決され、成立しました。

水上オートバイをめぐっては、去年、淡路市の海岸で3人が死亡する事故が起きたほか、明石市の海岸で泳いでいる人のそばで危険な運転が確認されるなど、事故やトラブルが相次ぎました。

こうした中で明石市は、水上オートバイの安全な利用を促し、事故を防ぐため危険な運転に対する罰則を盛り込んだ条例案を、先月(2月)市議会に提出し、審議が続けられていました。

そして25日、本会議で採決が行われ、全会一致で可決・成立しました。

条例では、泳いでいる人のそばでの危険な運転を禁止し、夏場など一定の期間は市内の4か所の海水浴場に「遊泳者安全区域」を設けて、水上オートバイの乗り入れ自体を禁止するとしています。

そのうえで、区域内に入って危険な運転をした場合には6か月以下の懲役か50万円以下の罰金を科すとしています。

議会のあと、泉房穂市長は、「市民の命を守るのは行政の責任なので、県とも連携を図りながら、毅然と対応していきたい。水上オートバイを安全に楽しんでもらうため、民間との啓発活動も実施したい」と話していました。

水上オートバイの危険運転をめぐっては、兵庫県も罰則を強化した条例の改正案をまとめ、来月(4月)14日まで広く意見を募ったうえで、ことし6月の県議会に提出する方針です。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220325/2000059346.html 

 

3251512分にサンテレビからは、市町村が水上バイク規制に懲役刑を盛り込むのは全国初、330日から施行予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

明石市議会で25日、水上バイクの危険行為に対し懲役刑を含む罰則を盛り込んだ条例案が採決され、全会一致で可決されました。

25日、明石市議会で可決されたのは、水上バイクの規制に関する条例案で、市区町村が懲役刑を盛り込むのは全国で初めてとなります。

水上バイクを巡っては、明石市の林崎・松江海岸での危険運転に対し去年8月、明石市の泉房穂市長が刑事告発し、その後、神戸海上保安部が殺人未遂などの容疑で40代の男性を書類送検しました。

明石市の条例案では、遊泳者安全区域内での高速度や急回転といった危険行為への罰則として6カ月以下の懲役、または、50万円以下の罰金を定めています。

330日に条例が公布、施行される予定です。

https://sun-tv.co.jp/suntvnews/news/2022/03/25/50721/ 

 

 

 

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20223241747分にYAHOOニュース(福岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡市・中洲で24日未明、約4時間にわたって停電が発生しました。

原因となったのは、パーティーの装飾などで使われる風船です。

なぜ、風船が停電を引き起こしたのでしょうか。

24日午前3時ごろ、「爆発音がして電線が切れた」と消防に通報したのは、福岡市・中洲の現場にいた警察官でした。

現場では、電線が2本切れて道路に垂れ下がった状態でした。

■西山記者:

「電線が切れた原因とみられているのが、このような風船でした。」

警察などによりますと、当時、現場では業者が風船を運んでいて、そのうちのひとつが電線と電線の間に接触したということです。

同じような場面が3年前、アメリカで撮影されていました。

風で運ばれた風船が電線に近づいた次の瞬間、爆発音とともに電線から火花が激しく上がりました。

福岡・中洲の現場でも聞こえたという爆発音の原因は、風船を覆っていた『アルミ』だと、九州電力は話しています。

この『アルミ』に通電してショートし、電線が切れたというのです。

電気工学の専門家は、次のように分析します。

■福岡工業大学工学部電気工学科・北川二郎教授:

「『アルミ』は電気を通しやすいので、どんどん電気を流そうと電線がして、大電流が一瞬流れた。
(電線は)流せる電流が決まっているので、それを超えると発熱の効果で電線が溶ける。」

この事故で、中洲地区では一部の地域で最大で4時間にわたって停電しました。

『アルミ』で覆われた風船によるトラブルは、ほかにも発生しています。

5年前、神奈川県横浜市の駅では、『アルミ風船』が架線に引っかかり、約40分にわたり運転を見合わせました。

東京都内を走る地下鉄東京メトロでは、“危険につながる行動”として、『アルミ風船』の取り扱いには注意するよう求めています。

■北川教授:

「高電圧に限らず、一般家庭では約100ボルトの電圧がかかっているが、そこでさえも『アルミ』を近づけると危ない。」

『アルミ風船』は、イベントでも配られるなど、子どもに人気です。

 今回、幸いケガ人はいませんでしたが、場所によっては大きな事故につながる危険があることを知っておくことも重要です。












https://news.yahoo.co.jp/articles/53b5266976ef23d47bb4dc6b744c9c0f8391225b

 

 

 

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20223221954分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県明石市沿岸で昨夏に遊泳者の近くを水上バイクが危険走行したとして、同市が容疑者不詳のまま殺人未遂と兵庫県水難事故防止条例違反の両容疑で刑事告発していた問題で、神戸海上保安部は22日、当時この水上バイクを操縦していた同県加古川市に住む介護職員の40代男性を、両容疑で神戸地検に書類送検した。

同保安部は認否と処分意見を明らかにしていないが、海上保安庁が水上バイクの操縦に関して殺人未遂容疑で送検するのは全国初という。

書類送検容疑は昨年7月31日午後2時半ごろ、明石市の林崎・松江海岸で、遊泳者の近くを水上バイクで航行し、危険を及ぼした疑い。

けが人はいなかった。  

明石市は危険運転の様子が映ったテレビ番組で当時の状況を確認し、遊泳者が潜った直後の海面を水上バイクが高速度で走り抜けたとして、泉房穂市長が同8月、神戸海上保安部に告発状を提出していた。  

同保安部によると、当時、118番があり、巡視艇が現場に向かったが、危険行為は現認できなかった。

映像解析のほか、報道後に名乗り出た男性の供述、目撃者の証言を基に捜査を進めたとしている。  

映像には、ほかにも複数台の水上バイクが航行する様子が映っていたが、危険性が低いとみて送検しなかったという。

起訴の可否は神戸地検が判断する。  

明石市の泉市長は神戸新聞の取材に、「前例がなく、時間はかかったが、適正に捜査していただいた」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bede7c54b9f2d08f233a27bec0c03ccc6edcdc7a

 

3221615分にYAHOOニュース(ラジオ関西)からは、由比ガ浜と鵜原の水上バイク危険行為も摘発された、明石市は水上バイクの危険行為に対し懲役刑を盛り込んだ条例を制定予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

水難事故防止条例違反容疑での摘発は兵庫県内初。

全国的には2020年、神奈川県鎌倉市の由比ケ浜と千葉県勝浦市鵜原海岸での危険行為を摘発した(いずれも県迷惑防止条例違反での書類送検)。

殺人未遂容疑を含めた適用は全国初とみられる。

・・・

兵庫県明石市は、水上バイクの危険行為に対し、懲役刑を含む罰則を盛り込んだ条例制定を目指し、3月議会に条例案を提出している。

明石市によると、水上バイクの規制に関する条例で、市区町村が懲役刑を盛り込むのは全国初。

シーズンとなる5月の大型連休までに公布、施行を目指す。

・・・

陸地(道路交通法)と違い、海上(小型船舶操縦者法など)での法整備は十分とは言えない。

兵庫県の条例では罰金が最高20万円、刑法上の殺人未遂罪の罰則は懲役5年以上となっていて、大きな隔たりがある。

この中間を埋めるべく、明石市独自の条例を導入する必要があると判断した。

条例案では、6か月を上限とする懲役刑のほか、50万円以下の罰金を科す。

懲役刑適用のハードルを下げることで抑止効果を高める狙い。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c6daffefdb714b8b35e14967f2993af1c71d491

 

3211529分にYAHOOニュース(WJS)からは、遊泳者が潜った直後に水上バイクが通過したテレビ映像は編集されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【明石市で起きた「危険な水上バイクの危険走行による殺人未遂」報道。昨年の問題が、なぜ、今また蒸し返されるのか?】

昨年731日、兵庫県明石市の海岸で水上バイクが暴走する様子が撮影された事件があった。

このとき、容疑者不詳のまま、殺人未遂と県水難事故防止条例違反の罪で、明石市は「告発状」を神戸海上保安部に提出している。

そして昨日、容疑者とみられている男性が「出頭した」という記事が報道された。

男性が『「自分が運転していた」と名乗り出た』ことで、『海保が事情を聞き、映像を分析したところ、この男が運転していたと特定した』という。

このなかで、『今年2月にこの男性が取材に応じ、「殺人未遂だと言われて驚いた。もう水上バイクに乗らない」と話した』とも書かれていた。

この記事だけを読むと、この容疑者の男性が、『つい最近』名乗り出てきたようにも思える。

しかし実際は、昨年の報道が出てすぐに海上保安庁に出向いていたのだった。

 

【「容疑者」は、「昨年85日」に海上保安庁に出向いていた】

なぜ、今になってこの話題が出てくるのかは少し謎だが、WJS編集部の独自調査で、この「犯人」とされる人物が出港したマリーナオーナーから聞いた出来事を、時系列で書いていく。

2021731
「危険走行」といわれたシーンが、第三者により撮影される。

・同年84
このときに撮影された「危険走行シーン」が、朝のワイドショーで放映される。

・同日の夕方
その映像を見た水上バイクドライバーの男性が驚いて、出航したマリーナに迷惑がかかったら申し訳ないと、「あれは自分だと思うが、どうしたらいいのか?」と相談に行った。
そのとき、海上保安庁に行ける時間ではなかったため、翌日、行くことにする。

・翌85
午前10時にマリーナオーナーとドライバーの男性の2人で、管轄の神戸海上保安庁に出向き、「あの映像に映っているのは、自分です。殺人未遂と言われて驚いた」と事情説明に行った。

海上保安庁では、映像を撮影した撮影者から提出されていた『オリジナル』を見ながら、「自分としては、危険だと思うほど海水浴客の近くを走行していない」と、海上保安庁担当者に説明をした。

「とりあえず、何かあれば連絡します」と、なんのお咎めもなく、40分ほどの聴取で「帰って良い」と言われ、海上保安庁を出てきたというのだ。

 

【オリジナル映像は、「テレビで放映されたシーンとは異なっていた」】

海上保安庁で見せられた映像は、テレビで放映されたシーンよりも、あきらかに危険度が低いモノであったという。

テレビでは、「シュノーケリングの人が潜った瞬間、頭上を通り過ぎる水上バイクが」であったが、海上保安庁で見た映像では「人が潜ってから少し時間が経って、その上を水上バイクが通過した」ものだったという。

一緒に見ていたマリーナオーナー曰く、「人が完全に潜った後に水上バイクが通過しているので、危険かどうかの判断など出来ないはず」という。

むしろ、「水上バイクが危険な走行をしているシーンを撮影したい」という意思を持って撮影していると感じたという。

だからといって、「全く危険ではなかったのか?」と聞かれれば、「この映像だけでは非常に判断しにくい」「当日その場所にはいなかったので、撮影者と危険走行を問われている本人しか、本当の事実は判断できない」という。

しかし確実に言えることは、海上保安庁に届けられたオリジナルの証拠映像と、テレビで繰り返し放映されていた、危険走行の映像は“違う”のである。

映像が都合よく編集され、事実が歪められていた。

世の中の皆が見て”怒っていた映像”は、誰かは不明だが、捏造された可能性が高いのだ。

問題のシーンの映像がリアルでないのであれば、危険走行であったのか否かという判断は、出来るわけがない。

 

【危険な水上バイクは、「厳罰に処すべき」という意見には大賛成だが、えん罪で不幸になる人は見たくない】

今回の水上バイクの危険走行について、「断固たる厳罰にする」という意思を示したのが明石市の泉房穂市長である。

泉市長は、この映像が放映されたとき、実際に件のマリーナにも足を運んで、オーナーの話も聞いている。

後日、編集部のインタビューに対しても、オリジナルの映像と実際にテレビ放映された映像では違いがあることは認識していたが、「明石市民を守るため、危険走行の水上バイクには毅然とした態度で臨む」という意思を明確にする必要があったと語っている。

「水上バイク全体が悪いのではなくて、危険行為が悪いんです」と、泉市長が一貫してメディアに語っているように、海の街として、「水上バイク」との共存を考えているのだという。

 

【メディアによる事実の湾曲】

あまりにも世間から叩かれたこの男性は、「もう水上バイクをやめる」と、昨年のうちにマリーナの艇庫も解約している。

明石市はとても良い街だが、決して都会ではない。
小さな街だ。

この映像が放映されてから、この男性の人生には、かなりの変化があったことに間違いはない。

社会問題化にもなっている「水上バイクの悪いイメージが拡散してしまった」「関係者に申し訳ない」と悔やんでいたと、マリーナオーナーは語ってくれた。

それが、今になってその話題が蒸し返されたことについても疑問に思うし、今年2月に何と言って、その男性に取材に応じさせたかも聞いてみたいところでもある。

今回の報道記事を読んだ人は、危険走行をした犯人が「今さらながら出頭して」「もう水上バイクに乗らない」と話しているようにも読み取れる内容だ。

「ニュース記事に対する国民の信用度が下がっている」と、ヤフーニュースの調査報告でも明らかになっている。

悪質水上バイクを庇う気はさらさらないし、むしろそういったユーザーはどんどん取り締まってほしい。

しかし、罰せられるべき人かどうか分からない人まで「叩く」べきではないのではないだろうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e275a9cc198d09532e79e6f02395bae44d43cdc

 

(ブログ者コメント)

〇mBS NEWSの映像(ユーチューブ)を改めて見てみると、遊泳者の直近を数台の水上バイクが猛スピードで暴走しており、撮影者が「きょうはひどい」などとつぶやくほどだった。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=vTXb2YXbavM 

一方、シュノーケリングの足が水中に没した後・・・というのは関西テレビの映像だったが、それは連続映像ではなく、中間カットした映像のように見えた。

https://www.youtube.com/watch?v=Y-ulWbUfswc 

〇YAHOOニュース(WJS)の記事中、「昨日報道された」とあった件、おそらくは下記ではないかと思われる。

2022320927分 読売新聞)

兵庫県明石市の海水浴場で昨夏、水上バイクが遊泳客の近くを暴走した。

事態を重く見た市が、容疑者不詳で殺人未遂容疑などで神戸海上保安部に刑事告発。

同県加古川市の男(45)が海保に「自分が運転していた」と名乗り出た。

当時、暴走する様子がテレビで流され、男は読売新聞の取材に「こんなに大騒ぎになると思わなかった」と話した。

海保は近く、男を殺人未遂と県水難事故防止条例違反の両容疑で書類送検する。
神戸地検は刑事処分を慎重に判断するとみられる。

明石市によると、同市の海水浴場で昨年7月31日、遊泳客のそばを複数の水上バイクが猛スピードで走行。

負傷者はいなかったが、市は8月、テレビで放送された当時の映像を基に、容疑者を特定せず、両容疑で海保に告発状を出した。

男が名乗り出てきたため、海保が事情を聞き、映像を分析したところ、この男が運転していたと特定した。

男は今年2月、取材に応じ、「爽快感が楽しく、最高で時速100キロぐらい出した。遊泳客からは離れていたつもりだった」と釈明。

テレビを見て名乗り出たといい、「殺人未遂だと言われて驚いた。もう水上バイクに乗らない」と話した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220320-OYT1T50053/ 

〇本ブログでは、この明石市の事例は、事故というよりは事件に近いだろうということで、紹介しなかった。

ちなみに、由比ガ浜と鵜原の事例については、猪苗代湖クルーザー死傷事故の関連情報として、本ブログでも紹介している。

 

 

 

 

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201984日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9879/ 

 

(2022年3月23日 修正1 ;追記)

20223161656分にNHK関西からは、熱中症対策を怠っていたとして当時の責任者が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

事故を受けて警察が安全管理の状況を調べたところ、近くの休憩場所には水を補給できる機械を設置するなどしていたものの、責任者は男性に対し、水分や塩分、休憩をこまめにとるよう促していなかったことがわかったということです。

このため警察は、適切な熱中症対策を怠ったとして、当時、現場の責任者だった「京阪レジャーサービス」に勤務する47歳の女性社員と44歳の男性社員の2人を、16日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220316/2000058966.html

 

3171140分に読売新聞からは、練習時間短縮などの対策をとらなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

書類送検された2人は当時、ダンスの振り付けや練習の立案などを担当。

19年7月28日、真夏で高温多湿だったにもかかわらず、アルバイト男性に約19キロの着ぐるみを着させ、午後7時30分頃から約20分間にわたってダンスの練習をさせた。

練習時間の短縮や中止など必要な対策を講じず、熱中症によって死亡させた疑い。

2人は容疑事実を認めているという。

同社は、「事故後、勤務前に体調を管理するシートを作るなど、新たな熱中症対策をしてきた。今後も事故のないように努める」とした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220316-OYT1T50303/ 

 

3162212分にYAHOOニュース(文春オンライン)からは、暑くても顔出しNGなので着ぐるみのヘッドはとれず、トイレにも行けないので水分摂取は控えざるを得ないなど、当該パークの元従業員の告白などが、下記趣旨でネット配信されていた。

・・・

当時、取材班は現地で関係者を取材。

複数の元パーク従業員が運営への不信感を告白し、いかなるときも人前で着ぐるみを脱ぐのはご法度とされている業界の悪しき慣習や、パーク現場責任者が関係者へ送った「懺悔LINE」などをスクープした。  

着ぐるみ業界全体に激震が走った、この事件。

当時の記事を再公開する。

(初出:201985日 年齢、肩書などは当時のまま)

◆◆◆

・・・

「(山口さんは)お昼ごろに出社して、グリーティング(着ぐるみで接客)の対応をしていました。
その後、バックヤードで軽装に着替え、ショーの練習をした後、19時から再び着ぐるみの準備をして、1930分からリハーサルの通し練習をしました。  
リハ中はいつもと変わった様子もなく、1950分に終わり、バックヤードに戻っていく途中の通路で体調が急変したと聞いています。
最初はフラフラとしたので、一人スタッフが駆け寄り、それでも歩けないので、もう一人が駆け寄った。
支えられながら辿りついた控え室で、救命措置を施されながら救急車を待っていたと聞いています」  

実は、山口さんは前日に体調を崩し、風邪薬を服用していたという。

一見、炎天下での不幸が重なった事故とも見えるこの事案。

だが、情報提供サイト「文春リークス」には複数の元パーク従業員から情報が寄せられ、運営への不信感を告白した。  

「いつか起きると思っていました……」  

そう話すのは、数年前に2年ほど同園でキャラクターの着ぐるみに入っていたA子さん(30代)だ。

 

【ひらパーの着ぐるみは頭をガンガン、ダンスもキレッキレ】

「ひらパーは、時間管理が他のテーマパークに比べて、とにかく杜撰なんです。
ショーが終わってからほとんど休憩もなく、急いで着替えて閉園のお見送りのグリーティングに行かされる。
他のテーマパークでは、夏場のグリーティング時間が半減され、15分になったりするのですが、ひらパーは、どんなに暑くてもきっちり30分やらされます。  
着ぐるみに入る以外の仕事も多く、ハードな上に時給が安いことが業界では有名です。
私が働いていた当時の時給は900円以下で、大阪府の最低賃金でした。
(※現在大阪府での最低賃金は936円、ひらかたパークは最低時給940円)
年に何回か昇給のチャンスはありましたが、それも10円程。
それでも、夢だったステージに立つために皆、必死に働きました」
A子さん)  

パークのショーは通常、土日のみの開催とされており、全員が出勤している土日の閉演後、園内を使ってショーのリハーサルをするのが通例となっているという。

山口さんが死亡した日も、8月から始まるショーのリハーサルが行われていた。

「当時からリハーサルは、キャスティング権限を持つB氏という男性社員が見て、次回のショーに出演できるメンバーを選定するというシステムでした。
パークの着ぐるみパフォーマンスは、表現力よりも、とにかく頭をガンガン動かしたり、ダンスもキレッキレに踊るのが良しとされる風潮がありました。  
夜間のリハーサルでは、日中働いてどんなに疲れていたとしても、みんな必死にキレッキレに動いてアピールするのが常識になっていました。
そんな雰囲気ですから、体調に異変を感じても、すぐに言い出せるような環境ではありません」
A子さん)

 

【リハーサル中でも部外者に素顔をさらすのは禁止】

現場責任者のB氏は絶対的な権力を握っていたという。

「エンターテイメント部はB氏を含めて社員は2人のみで、他のスタッフ30人は皆アルバイト。
B
氏は昔ながらの職人気質なんです。
赤字だったエンターテイメント部門をテコ入れして、ゼロから人気ショーをつくった実力者ですが、何かと根性論で推し進める。
体育会系で、しょっちゅう厳しい声が飛び、パワハラまがいのこともあった。
山口さんもB氏の期待に応えようと、体調が悪い中で必死だったんだと思います」
(同前)  

別の告発者であるC子さん(20代)は2年ほど前、1シーズンほど同部署で働いた。

「山口さんが着ていた『トランプ』はとても大きくて、女の子が2人くらいいても持てないような重さ。
1
人での着脱は無理です。
B
氏も、着る人がいないときは自身が代打で入ることもありましたが、終わった後、ゼーゼーと息が上がっていました。  
体調が悪い状態で入るのは自殺行為です。
水分を摂るよう上からよく言われていましたが、着ぐるみは一度着ると脱ぐことができず、トイレにも行けないため、たくさんは飲めないんです。
たとえ、閉演後のリハーサル中でも、部外者に素顔をさらすことは絶対に禁止とされています」
C子さん)

 

【ヘッドをとらないのは「業界の“鉄の掟”」】

同園の広報担当者に着ぐるみ着脱のルールについて聞いたが、「緊急時はハンドサインが決められており、着ぐるみの着脱は認めている」と説明する。

だが、A子さんやC子さんは、「業界の“鉄の掟”がそうはさせない」と強く否定する。

「常識で考えたら着ぐるみをはずせばいいじゃんって思うかもしれませんが、変なプロ意識もあって、外でヘッドをとるのは一回も見たことありませんし、暗黙で禁止されている。
たとえ閉演後であっても、飲食店のスタッフとかもいるし、絶対脱げない。
報道で(山口さんが倒れたのは)園内から控え室に向かうところだったと書かれてましたが、そこまでなんとか辿り着いたんだと思います。
きつければ声をだせばいいじゃんとも言われます。
たしかに、頑張れば声も出せるのですが、これも業界あるあるなんですけど、声を出すのは基本動作として駄目で、たとえバックヤードでもキャラになりきってジェスチャーをしてしまう。
人命よりも夢を守るという考え方なんです、この業界は」
A子さん)

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9ad1a4984402dfbb48346bfcdeff7b46e5b3b86 

 

(続編)

・・・

パームプラザからキャラ部屋までも、両脇を抱えられる形ではありますが、自分の足で歩いて帰ってきています。

ただ、部屋に着いてからは自分でヘッドを外す事ができず、アゴ紐と脇ゴムをハサミで切断し無理やりヘッドを外しました。

この段階で既に顔色が青白く、既に呼吸が弱かった為、すぐに救急車を手配しています。  

キャラ部屋へ行く階段の所の防犯カメラでトランプが通過したのが19:57。  

そこから部屋へ戻ってヘッドを外し、救急車を手配したのが20:02頃です。  

そこからシェルを外し全身をアイシングし、応援社員が到着して心臓マッサージと人工呼吸処置を行い、AED処置も試みましたが、AEDは作動せず。

10分で救急隊員が到着し、そこからは救急隊員に処置を引き継いでいます。

救急搬送の際は私が同行し、山口くんの親族が駆けつける中、1時間以上アドレナリンを投与したり心臓マッサージを行って蘇生処置を行いましたが、心臓マッサージを長く行った事で肺からの出血がひどく、これ以上の処置は山口くんを傷つけるだけになってしまうと医者から告げられ、蘇生処置を終える事となりました。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/5f0e4b6bd11347dea9dc7472383cc9370588d9c6 

 

 

 

 

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202231198分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がコースターの写真付きでネット配信されていた。

遠鉄観光開発(静岡県浜松市)は10日、運営する遊園地・浜名湖パルパル(浜松市西区舘山寺町)で7日に小型コースターに乗った1人が胸部を骨折し、重傷を負っていたと明らかにした。

8日に遊具の運行を休止し、原因を調査中。

遠鉄観光開発は、けがの発生を把握後も警察に通報していないという。

遠鉄観光開発は毎日新聞の取材に、「小型コースター・ジャングルマウスが滑走を終えて駅ホームに停止する際、乗客が安全バーのクッション部で胸を強く打った模様」と説明。

乗客は帰宅後に病院に行き、胸骨骨折で全治4カ月と診断された。

7日のうちに乗客の家族が遊園地に伝えたという。

ジャングルマウスは全長220メートルを最高時速22キロで走る。

当日朝の点検で機器の異常は見つからず、けがが判明した運行時もシートベルトや安全バーが装着されていることを係員が確認していた。

浜名湖パルパルは202111月と12月、別の遊具が機器の誤作動で緊急停止するなどのトラブルが続発。

浜松市建築行政課は8日、遠鉄観光開発から法令に基づく報告を受けたが、「脱線などの重大事故に当たらず、今のところ、現地調査はしていない」という。

https://mainichi.jp/articles/20220311/k00/00m/040/026000c

 

3101437分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、同乗者にけがはなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

浜松市西区の遊園地で、アトラクションに乗車した利用客が胸を骨折していたことがわかりました。

遊園地では運行を中止し、原因を調べています。

浜名湖パルパルを運営する遠鉄観光開発によりますと、7日午前に2人乗りのアトラクション「ジャングルマウス」に乗った客から、帰宅後、病院で「全治4週間の胸骨骨折」と診断されたと連絡がありました。

滑走を終えた台車がゴール地点の手前で停止する際に、安全バーのクッションに胸を打ちつけた衝撃によるものとみられるということです。

一緒に乗っていた客にケガはありませんでした。

「ジャングルマウス」が1998年に導入されてから同様の事故はなく、点検ではセンサーやブレーキなどに異常はみられなかったということです。

現在、アトラクションの運行を中止し、原因を調べています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/12f082b4a58beac92ef162ac98c3d07281e85d72

 

 

 

 

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20222211752分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

たつの市は、市立の動物園で飼育していた動物が去年までに相次いで死に、管理体制に問題があったとして、来年度から、獣医師と新たに専属契約を結んで体調の管理を徹底するなど、環境改善に取り組むことになりました。

たつの市立龍野公園動物園は、去年3月までの5年間で、園が飼育する動物47匹が相次いで死に、専門家が調べた結果、当時、年中無休で24時間、一般開放されていたことによるストレスなどが原因とみられると指摘されました。

このため市は、閉園時間や休園日を設けるなどしましたが、来年度から抜本的な環境改善に取り組むことになりました。

具体的には、

▼園の周囲にフェンスを設置し、夜間や休園日に外部の人が入れないようにする

▼飼育員を現在の4人から7人に増やす

▼獣医師と新たに専属契約を結んで体調の管理を徹底する

などとしています。
市は、必要な経費として、今年度の予算のおよそ3倍になる1億円あまりの運営費を新年度予算案に計上しました。

山本実市長は会見で、「獣医師と契約してしっかり管理し、動物の住みよい環境づくりも進めていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20220221/2020017212.html

 

※1年前、2021624150分に読売新聞からは、動物が死んだ状況や園の飼育実態など、かなり詳しい下記趣旨の記事がネット配信されていた。

兵庫県たつの市の市立龍野公園動物園で、今年3月末までの過去5年間に飼育中の動物計47匹が死んでいたことが、市への取材でわかった。

現在の飼育点数の半数超にあたり、専門家も驚く数だ。

栄養不足など世話が行き届いていないことが原因の事例が目立つ上、24時間開放が動物のストレスにつながっているとの指摘もあり、市は管理体制を見直す。

 

【痩せて脱毛】

「栄養不足が疑われる。寒さにより衰弱したと考えられる」。
今年1月に痩せ細って死んだカニクイザルの死亡診断報告書には、そう記載されていた。

昨年3月に死んだ別のカニクイザルも、「痩せて脱毛し、栄養状態が悪かったと思われる」との診断だった。

読売新聞が市への情報公開請求で入手した死亡診断報告書などの文書によると、死んだのは2016年4月から今年3月末までに、カニクイザル13匹、モルモット9匹、ヤギ4匹など12種にのぼる。

18年2月にはツキノワグマ1頭も死んだ。

「神戸どうぶつ王国」(神戸市)代表で、日本動物園水族館協会(JAZA)の佐藤哲也理事は、「動物が死ぬペースが速い。過去には通常以上に痩せた高齢のヤギがいた。冬に弱いカニクイザルを屋外だけで飼うのも疑問だ」と話す。

 

【24時間開放】

園は1955年に開園し、入園無料。
年中無休で、24時間開放している。

現在は約7500平方メートルの敷地に、クマやクジャク、サルなど12種81匹を飼育。

動物は主に姫路市立動物園から無償譲渡されたり、NPO法人から購入したりしている。

合併してたつの市になった2005年度以降、入園者数は09年度の約3万8000人がピークで、19年度は約1万1000人だった。

 

【管理体制改善へ】

背景には、規模の小さな動物園ならではの難しさがある。

園には専従の飼育員がおらず、専門知識のない市職員ら数人が交代で掃除や餌やりなどを担当。

外部からの指摘で、19年秋から市の委託を受けたシルバー人材センターの男性1人が世話をするようになるまでは、休日は誰も出勤していなかった。

一部の動物は、出生日や身長、体重などの個別把握もできていないという。

夜間は職員が不在で、過去にはクマ舎に夜中にロケット花火が打ち込まれたこともあった。

クマ舎以外の六つの飼育施設には、バックヤードもない。

ストレスで毛が抜けて治療を受けたクジャクもおり、常に見られるストレスが原因とみられる。

園の予算は、近年は年800万~1100万円。

同じぐらいの規模の、ある公立動物園では年間予算は約5000万円だといい、「1000万円では運営は難しいのでは」とする。

一方で、園は市内の児童らが遠足で訪れるなど、市民に親しまれており、授業の一環で動物を学校などへ連れて行く取り組みにも力を入れている。

市は「市民の憩いの場でもあり、動物と触れ合える身近な場所が必要だ」として園を存続させる考えで、今後、管理体制の改善を進める。

動物のストレスを解消するため、夜間の出入り口の封鎖を検討するほか、定期健診を担当する動物病院から早期の治療につなげるため、2か月に1回の診察頻度の見直しを求められたことを受け、今後は月1回に切り替えるという。

 

【レジャー多様化、財政難で環境厳しく…各園、管理体制に
  知恵】

少子化やレジャーの多様化、運営する自治体の財政難などで、動物園を取り巻く環境は厳しさを増す。

JAZAによると、加盟動物園数は90園で、この20年で小規模な園を中心に10園近く減少。

旭山動物園(北海道)や大阪市天王寺動物園など、一部好調な園もあるが、全体の入園者数は1991年度の計6565万人をピークに減少傾向が続き、2019年度は計4089万人だった。

JAZAは「規模が小さくても、市民に身近な園が果たす役割は大きい」としており、各園も管理体制などに知恵を絞っている。

青森県弘前市の「弥生いこいの広場」の動物園は、14年度に市が3000万円をかけて動物舎の改修に着手。
飼育環境を野生での暮らしにできるだけ近づける「環境エンリッチメント」などに取り組んでいる。

かつて「日本一小さな動物園」と呼ばれた大阪府池田市の「五月山動物園」では、10人の飼育員に加え、近隣の獣医師と嘱託契約を結んで健康状態を随時チェック。
担当者は「新しく動物を連れてくるのではなく、今いる1頭1頭を手厚く育てている」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20210624-OYO1T50011/ 

 

 

 

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20222111938分にYAHOOニュース(福島テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故があったのは、福島県福島市と山形県の県境にある『二ツ小屋隧道』 。

警察などによると、直径1メートルほどの『つらら』が落下して破片が飛び、福島県外から訪れた60代の男性の頭にあたったという。

二ツ小屋隧道は今は使われていないトンネルで、巨大なつららができる観光スポット。

男性はドクターヘリで病院に運ばれたが、命に別状はないという。



https://news.yahoo.co.jp/articles/8ccdf0eaaaf772ab3b3c2d119101a96db6683ee9

 

 

 

 

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20221281224分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

宮城県多賀城市で昨年6月、劇団四季の公演準備中に男性作業員が舞台セットから転落する事故があり、仙台労働基準監督署は27日、劇団を運営する「四季」(横浜市)と舞台監督の40代男性=横浜市=を労働安全衛生法違反容疑で書類送検し、発表した。
認否は明らかにしていない。

労基署によると、作業員は頭を強く打ち、脳挫傷の重傷。

四季は昨年615日、多賀城市中央2丁目の市文化センターで、公演「ザ・ブリッジ~歌の架け橋~」の舞台準備中、手すりの設置などの転落防止策を怠った疑いがある。

舞台セットは高さ247メートル。
作業員は出演者の代役としてセット上に配置され、ステージに転落した。

作業員は仙台市のイベント会社から派遣されており、労基署は四季の指揮命令で作業していたと認定した。

劇団四季は27日、「心よりおわび申し上げる。事故を厳粛に受け止め、再発防止の徹底に努める」などとするコメントを出した。

https://www.asahi.com/articles/ASQ1X3T03Q1XUNHB004.html

 

1271722分に読売新聞からは、照明の調整をしていた、床の照明に頭をぶつけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

仙台労働基準監督署は27日、劇団四季を運営する「四季株式会社」(横浜市)と舞台監督の40歳代男性を労働安全衛生法違反の疑いで仙台地検に書類送検した。

発表によると、昨年6月15日、宮城県多賀城市の市文化センター大ホールで、公演準備のため照明の調整をしていた男性作業員が、高さ約2・5メートルの舞台セットからバランスを崩して転落、

床に設置されていた照明に頭をぶつけて脳挫傷などの重傷を負う事故が起きた。

同社などは、転落を防ぐ手すりなどを設けなかった疑い。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220127-OYT1T50183/ 

 

(ブログ者コメント)

イマイチ状況が読み取れないが、ブログ者は、舞台上にいた代役にスポットライトを当てて照明の調整をしていた・・・と解釈した。

もしそうだったとしたら、代役の人は舞台上をアチコチ移動していた時に転落した・・・ということかもしれない。

一般的には対策として手すりの設置が考えられるが、舞台に手すりを設けるとなると、本番時の照明と印象が違うことになるかもしれず、第一、本番の際も手すりを設けるのか・・・という話しにもなりかねないので、現実問題、難しいような気がする。

 

 

 

 

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20221241815分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年11月、道東の中標津町の山奥にある無人の温泉で、男性が露天風呂に転落して全身にやけどを負い、死亡する事故がありました。

当時、湯船の中は高温だったとみられ、土地を所有する林野庁は管理体制が整うまで立ち入り禁止にしました。

事故があったのは、中標津町養老牛の国有林内にある無人の温泉「からまつの湯」です。

林野庁根釧東部森林管理署によりますと、去年11月、1人で入浴に訪れた地元の男性が誤って露天風呂に転落し、全身にやけどを負って5日後に死亡したということです。

この温泉は通常、およそ80度の源泉に湧き水を混ぜて温度が調節されていますが、当時、水を引く配管のバルブが何らかの原因で閉まっていて、湯船の中は源泉に近い高温だったとみられています。

温泉には人は常駐しておらず、安全管理などは利用者自身に委ねられていました。

「からまつの湯」は「野湯」と呼ばれる自然に囲まれた温泉で、およそ30年前に設置され、地元の愛好会のメンバーが定期的に清掃などを行っていました。

一方、土地を所有する森林管理署の許可を得ずに設置されたということで、森林管理署は管理体制が整うまで立ち入り禁止にしています。

根釧東部森林管理署の松本署長は、「国有林の中で重大な事故が起き、重く受け止めている。今後、適切に維持管理できる団体が見つからなかった場合は閉鎖も検討せざるをえない」と話しています。

地元の愛好会の男性は、「自主的に管理することは暗黙の了解だと思っていた。地元の人や観光客に親しまれた温泉なので再開を目指したいが、求められるような管理体制を作ることは難しい」と話しています。

 

【ブームの一方で】

大自然の中にあり、人の手があまり加えられていない温泉は「野湯」と呼ばれ、開放感が魅力で、道外からも温泉ファンが訪れています。

日本全国の温泉データを独自にとりまとめている会社「マウンテントラッド」によりますと、北海道にある野湯や秘湯は、全国最多のおよそ50に上るということです。

道東では、弟子屈町の屈斜路湖畔にある「コタンの湯」や知床半島の羅臼町にある「熊の湯」などが有名です。

「コタンの湯」や「熊の湯」は国有林内にありますが、町が林野庁から土地の貸与を受けた上で、地元の人に管理を委託しています。

一方で、「からまつの湯」のように、土地の所有者の許可を得ずに設置され、管理者がはっきりしない温泉も点在しています。

高温の源泉によるやけどや有毒ガスの噴出、それにクマの出没など、危険が伴う場所もあります。

事故を防ぐためにどのように安全を管理すべきか、林野庁森林管理局は対応に苦慮しています。

北海道森林管理局の担当者は、「これまでは入浴の勝手が分かっている地元の人だけの利用が主だったが、SNSなどの普及によって、観光客にも広く利用されるようになった。立ち入り禁止などの強制的な措置をとることは難しく、頭を悩ませている」と話しています。











https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220124/7000042626.html

 

1231223分にYAHOOニュース(北海道新聞)からは、足を滑らせた、自力で病院に行ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

根室管内中標津町養老牛の国有林内にある露天風呂「からまつの湯」で昨年11月、入浴に訪れた利用者が誤って湯船に落ちてやけどを負い、その後に死亡する事故があったことが22日、北海道森林管理局への取材で分かった。

からまつの湯は設置者や管理者がはっきりせず、土地所有者の国も設置を認めたわけでない“野湯(のゆ)”。

周辺の国有林を管理する同局根釧東部森林管理署は湯への立ち入りを禁止し、施設閉鎖も含め検討しており、愛好者は対応に苦慮している。

風呂は標津川支流の渓流沿いにあり、数人が入れる湯船二つと木造の脱衣所などがある。

付近には、かつて営林作業者向けの宿舎があり、昭和50年代に撤去されたが、後に地域の人らが石を積むなどして風呂を整備。

近くの養老牛温泉の客や愛好者が多く訪れるようになっていた。

70度以上の源泉を入れるバルブと、沢水を入れるバルブが設けられ、利用者が二つを開閉し、湯温を調整できる。  

同管理署が医療機関から聞き取った情報によると、事故があったのは昨年1126日夜。

利用者は足を滑らせ、高温になっていた風呂に転落。
自ら中標津町内の病院に向かって受診し、釧路市内の病院に転送されたが、全身にやけどを負っており、同12月上旬に亡くなった。
当時の湯温など詳細は不明という。

これを受け、同管理署は入り口に立ち入り禁止の看板を設けた。  

同管理署の松本署長は、「安全面などを含めて適切に管理できる団体などが出てきた場合は、国有林貸し付けの手続きを経て施設存続を検討できる」とし、地域の愛好者グループにもこの方針を伝えた。

ただ愛好者の1人は、「存続させたいが、個人による管理は難しい」と困惑。

松本署長は、「管理者が現れない場合、閉鎖を含めて検討せざるを得ない」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/30f89403aed667122bfb3058843551f25b8e240d

 

1251942分にYAHOOニュース(ABEMA  TIMES)からは、現場は真っ暗で湯船も深いという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

夜間に利用したことがある人は「基本的には真っ暗です。更衣室があって、その中には小さなLEDといった照明はあったんですけど、温泉の方は暗かったです。場所自体が手すりもない場所で お湯の深さも深いなと思いました」と教えてくれた。  

https://news.yahoo.co.jp/articles/3af66c58c22ab5532d34b2140c9dc970281a3169

 

 (2023年3月18日 修正1 ;追記)

2023317140分にYAHOOニュース(北海道新聞)からは、立入禁止にしても入浴する人がいたため施設自体を撤去したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

北海道森林管理局根釧東部森林管理署(根室管内標津町)は、死亡事故があった同管内中標津町の国有林内にある露天風呂「からまつの湯」の施設を撤去した。

撤去したのは男女別に設けられていた数人用の湯船や脱衣用の小屋、源泉をためる貯湯槽など。

昨年12月に工事を行い、更地にした。

「からまつの湯」は渓流沿いの“野湯”として30年以上前から住民らに利用されていたが、設置者が明確でなく、施設管理者もいなかった。

202111月に利用者が高温になっていた湯船に落ちてやけどを負い、後に亡くなる事故が発生。

同管理署は施設をパイプ柵で囲い、看板を設けて立ち入りを禁じていた。

撤去の理由について同管理署は「安全管理の計画を立てて整備・運営をする適切な管理者が現れなかった」と説明。

立ち入り禁止措置後も、訪れた人物が入浴する例が確認されたため、撤去を決めたとしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b557c72e1262dd4ab6744e70f6e8096ee866a6cb

 

 

 

 

  

 

 

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2022116122分にYAHOOニュース(47NEWS)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

どんなに恐ろしく、どんなに痛く、救助されるまで、どんなに苦しかっただろう。

栃木県の那須サファリパークで1月5日朝、飼育係3人がベンガルトラに襲われた。
1人は右手首を失った。  

動物園やサファリパークは、野生動物の魅力や迫力を伝え、自然と人間の関係を考えるきっかけを与える。
その根底にあるのは、命の大切さだと思う。

ところが、そこで働く人が死傷する事故がなくならない。  

この事故については、まだ分からないことが多い。
園の説明によれば、トラは本来いるはずのない通路にいたとみられる。
前日夕、夜間収容する獣舎に戻していなかったらしい。

事故から2日後の7日、栃木県警が家宅捜索に入り、捜査を始めている。
刑事事件としては、安全管理の実態や具体的な過失の特定、そしてその失敗がなぜ起きたのか、誰に責任があるのかが焦点になるだろう。  

しかし、それだけでは背景にある問題を見落とすことになるのではないか。

私はこれまで14年間、動物園や水族館を取材してきた。
そこで知り得たことと、いま分かっている情報から、この事故の構造的な要因を探りたい。

(共同通信=佐々木央)

 

▼3度の事故でけがをした全員が20代  

「おやっ」と思ったのは、けがをした3人が全員20代であったことだ。

最初にトラと鉢合わせした女性飼育係は肉食獣担当で26歳、救助に駆け付け手首を失った女性飼育係は「ふれあい広場」の小動物担当で22歳、同じく救助しようとして襲われた男性飼育係は大型動物担当で24歳。

飼育係としてのキャリアは、順に4年目、2年目、4年目だという。  

那須サファリでは97年、女性飼育係2人がライオンにかまれ重傷を負ったが、2人の年齢は19歳と21歳だった。

その3年後にも、21歳の男性飼育係がライオンに襲われ、大けがをした。

若い人ばかりが被害に遭っている。  

飼育係に要求されることは幅広く、奥が深い。
動物を健康に飼ったり繁殖させたりする技術にとどまらず、野生下の状態を十分に知って飼育に生かし、訪れる人に対して動物や自然に対する認識を深めてもらう展示手法も追求しなければならない。
自ら経験を積み、また経験を積んだベテランに学ぶ必要がある。

そうだとすると、動物園やサファリパークにおける飼育スタッフの人員構成は、ベテランと中堅、若手のバランスがある程度、取れている必要がある。  

那須サファリはどうだったのか。

たまたま、若い人たちが被害に遭ったのか。
どうやら、そうではない。

従業員は五十数人で、飼育スタッフは18人。
多くが20代だという。

なぜ、若手に偏っているのか。  

 

▼圧倒的な買い手市場で起きること  

動物園や水族館の取材を重ねるうちに知ったのだが、飼育の仕事をしている人は、とにかく生きものに関わる仕事をしたいという「生きもの好き」が多い。

経歴を聞くと、大学の生物系・畜産系・水産系・獣医師養成系学部を出たり、飼育を学ぶ専門学校を卒業したりしている。  

逆に言えば、生きものが好きで大学や専門学校の関係コースに進んだ人の相当数は、動物園や水族館への就職を目指す。

しかし、求人は非常に少ない。
そのため、圧倒的に雇用側優位の「買い手市場」となる。

それは、いわゆる“やりがい搾取”と呼ばれるような職場環境につながる。

那須サファリのホームページ(HP)の「採用情報」を見る。  

「動物飼育員 正社員・契約社員/採用人数 若干名/給与17万円~/応募資格 専門学校・短大・大学で動物に関する学科を卒業、または卒業見込みの方。普通自動車免許(MTが望ましい)」(一部省略)  

月給の最低は17万円である。

居住地に制限はないから、全国から希望者が集まるだろう。
採用されたら、まず住まいを確保する必要がある。
省略した部分には「住宅手当(1万5千円)」とあるが、それではとても賄えないはずだ。

税金や社会保険料も引かれる。
交通費支給とは書いていない。
便利な場所ではないから、通勤の車の購入費、燃料費、維持費も支出することになるのではないか。

「勤務時間8:00~17:00休憩60分/休日シフト制(月8日)」という記載から、月に23日間、定時で働いたとして時給を計算すると、924円。
2021年度の栃木県の最低賃金884円を、かろうじて上回る。

 

これは那須サファリだけの問題ではないことは、付言しておかなければならない。

コストカットを狙って公営の動物園水族館にも、管理運営を民間委託する指定管理者制度が広がる。

そのしわ寄せは人件費の削減となって、働く人に及ぶ。

契約や嘱託、パート、アルバイトといった非正規雇用が増え、若者が使い捨てのようにされている。

毎年春になると、正規雇用になれず、夢を諦めて去っていく人たちのことを聞く。  

 

▼「動物を見る目」は育つか  

那須サファリの飼育係の人数は適正だろうか。  

動物飼育には土日も祝日もないから、毎日ほぼ同じ人数が稼働する必要がある。

飼育係18人が週休2日で働くと、1日当たりの稼働は12~13人になる。
しかし有給休暇の消化や病欠も考えると、これより少ない人数でやりくりしければならない日も多いだろう。  

飼育動物の種数は約70種、700頭羽とされている。
12人で割り算すると、飼育係1人が1日に担当する動物は平均約6種、60個体となる。

もちろん、数が平均するように担当動物を決めるわけではないし、負担の重さも数だけで決まるわけではないから、あくまで目安だ。

いずれにせよ、これら多数の動物たちに対して、種ごとに(場合によっては個体ごとに)異なる餌を用意し(飼育係は調理人でもある)、適切な方法で給餌し、飼育舎と運動場の排せつ物などを掃除しなければならない。  

なにより、動物に変化や異常がないかどうか、状態や動きをよく観察し、異常があるなら獣医師らと対応し、次の日の担当にも分かるように記録を残す必要がある。

長く取材してきて、この「動物を見る目」において、新人とベテランの差は大きいと感じる。  

経験の浅い飼育員が、60個体もの生きものの面倒を見るめまぐるしい作業の中で、自らの安全を確保しながら、ぬかりなく観察し、勤務時間内に記録までして引き継ぐことは可能だろうか。  

飼育スタッフが動物に襲われる事故のほとんどは、ヒューマンエラーによって起きる。
鍵のかけ忘れや動物のいる場所の確認漏れといったことが原因だ。  

こうした人為ミスへの決定的な対策は、2人体制を取ることとされている。

動物を飼育舎から運動場に出すとき、飼育舎に戻すとき、別の1人が立ち会い、適切に行われているか見守る。
その1人は、あえて何もしない。

事故の教訓に学び、2人体制を取る動物園は少なくない。

 

しかし、実行するには重い人的コストが立ちはだかる。

那須サファリにはトラやライオンだけでなく、ゾウやサイもいる。
優しいイメージがあるゾウだが、実は人身事故が多い。
サイでも19年、東京・多摩動物公園で死亡事故が起きた。  

危険性の高い動物すべてに2人で対応するなら、とても12人では足りないと思う。
人間の安全に対して、脆弱(ぜいじゃく)な体制というほかない。  

 

▼人が少ない中での飼育管理が常態化か  

人命を脅かす事故が起きたのだから、経営者が安全のコストをどう捉えているのか知りたいし、動物をビジネスにするなら、動物に対する考え方や姿勢も問われると思うが、現状では伝わってこない。

那須サファリは「東北サファリパーク那須支店」という位置づけである。

本社である東北サファリパーク(福島県二本松市)に、事故をどう受け止めているか、スタッフ体制や人員構成は適切だったかといった点を尋ねると、副社長は「那須支店の発表をもって会社の発表ということです」と答えた。

寒い季節、那須サファリにはどれだけの客が来るのだろう。
この冬は、かなりの雪に見舞われているようだ。

寒冷な地方で動物園やサファリパークを維持するのは、経営面でも飼育環境の面でも、もともと難易度が高い。

それでも利益を求めるなら、現場に強い負荷がかかっていたのではないか。  

最後に、日本にいる動物を中心とする先進的な動物園をつくった富山市ファミリーパークの元園長、山本茂行さんの見方を紹介したい。

山本さんは10年から14年まで、日本の主要な動物園・水族館が加盟する日本動物園水族館協会(JAZA)の会長も務めた。

この事故については、厳しく受け止めている。  

「野生動物を飼育する施設には、やっていいこと、いけないことの基準がある。その基準によって今回の事故も判断されなければならない」  

そう基本的な考え方を明確にした上で、那須の事故についてはこう述べる。  

「入って数年の人たちだけで飼育現場を担っているとしたら、指揮・報告系統も責任体制も満足に構築されていなかったのかもしれない。
動物を飼う、まっとうな仕組みはできていたのか。
報道によれば、夕方、動物を獣舎に入れたという確認をしていない。
朝になって、獣舎にいるという確認もしていない。
分からない中でエリアに入っているようだ。
人が少ない中での飼育管理が常態化していた可能性がある。
もしそういうやり方なら、経験の浅いスタッフ18人でも、何とか現場は回せるが、それでは幅広く奥の深い飼育係の仕事は実現できないだろう」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f955084a1a3a35a1bde58a8f635e6a77996de11e?page=1

 

(ブログ者コメント)

本論以外、文中に書かれていた以下の2点も目に留まった。

・「人為ミスへの決定的な対策は、2人体制を取ることとされている。動物を飼育舎から運動場に出すとき、飼育舎に戻すとき、別の1人が立ち会い、適切に行われているか見守る。その1人は、あえて何もしない。」
 →「あえて何もしない」ということが大切だ。

・「報道によれば、那須サファリパークでは朝になって、獣舎にいるという確認もしていない。」
 →これは、これまで報じられていなかった新情報だ。

 

 

 

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2022151755分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前8時半ごろ、栃木県那須町の那須サファリパークで男女3人の飼育員が相次いでトラに襲われました。

警察や消防によりますと、このうち26歳と22歳の女性の飼育員のけがの程度が重いということです。

施設によりますと、襲ったのは11歳のオスのベンガルトラ「ボルタ」で、体長およそ2メートル、体重は150キロほどあるということです。

当時は、26歳の女性飼育員が開園に向けて、屋内の飼育施設でトラを屋外に移動させる準備をしていて、本来はトラがいないはずの移動用の通路付近で鉢合わせして襲われたとみられるということです。

このあと、悲鳴を聞いて駆けつけた22歳の女性飼育員と24歳の男性飼育員も、相次いで襲われたということです。

トラは、夜間は飼育施設の中にある小部屋に戻すことになっていますが、前日の夜に、別の飼育員が小部屋に入れたことを確認していなかったということです。

会見した「那須サファリパーク」の葛原支配人は、「トラが本来いないはずのところにいたことによって起きた事故だと思われる。原因を徹底的に究明し、事故が起きないようにしたい」と述べました。

「那須サファリパーク」は、トラやホワイトライオンなど70種類、700頭の動物が放し飼いされ、来園者が車で移動して動物の様子を楽しむ施設で、事故を受けて当面、休園するとしています。

この施設では、平成9年と平成12年にも、飼育員などがライオンにかまれて大けがをする事故が起きています。

施設によりますと、飼育員を襲ったのは「ボルタ」という愛称のオスの11歳のベンガルトラです。

体長2メートル、体重が150キロほどあり、世界で30頭ほどしか飼育されていないとされる金色の毛並みが特徴だということです。

施設では、とら年にちなんで、今月2日に動画投稿サイトのYouTubeで特集動画を公開しました。

「独占インタビュー」というタイトルが付けられた動画では、全国のサファリパークや動物園が参加する「推し虎グランプリ」という来園者の人気投票のランキングで現在、1位になっていることを紹介しているほか、飼育員が、好きな食べ物やことしどんな年にしたいかなどを尋ねています。

施設によりますと、「ボルタ」は垂れ目の表情が癒やし系だとして、施設の動物のなかで人気者です。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220105/1090011341.html 

 

1612分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からも同趣旨の記事が、解説図付きでネット配信されていた。

なぜ、飼育員は襲われたのでしょうか。

支配人:
「『トラがいない』と思っていたところに、トラが来てしまったと」

事故が起きた獣舎の見取り図では、右から3番目が「ボルタ」のオリとなっていて、通常、扉は施錠されているといいます。

襲われた女性の1人は、本来、「ボルタ」がいないはずの通路を通ろうとしていましたが…。

支配人:
「女性スタッフがトラから攻撃を受けて、そのときに叫び声を上げた」

別の飼育員が駆けつけると、女性が襲われていたということです。

支配人:
「他の2名に関しては、女性社員を助けようとして、後から入っていった」







https://news.yahoo.co.jp/articles/24afd4ec115e85a3dd3540c529322b5017938179 

 

152042分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、専門家は普段と違う状況になったので本能的に襲ったと話しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

葛原 支配人:
3名とも主に頭部を(かまれた)。上半身、頭部の骨折、裂傷と。 最初に噛まれた女性飼育員はドクターヘリで、他の2人は救急車で搬送され、いずれも意識はあったという。」

普段であれば、ボルタは右から3番目の獣舎の中にいて、飼育員と同じスペースにいることはない。

しかし5日朝、飼育員がキーパー通路と呼ばれる飼育員の作業スペースから一番左の獣舎とアニマル通路と呼ばれる場所を通り展示スペースに出ようとしたところ、獣舎から出ているボルタと遭遇。

その後、キーパー通路の隅で襲われているところを発見され、助けに入った2人も次々と襲われたという。

獣医師がボルタを麻酔銃で眠らせ、襲われた飼育員を救助した。

人に危害を及ぼすおそれがある特定動物の専門家白輪剛史さん:
「(トラは)イレギュラーなことがあって、普段だったら絶対目の前にいない人間がいて、本能的に目の前にいる人間を襲ったということですね。」

那須サファリパークは、襲われた3人の詳しいけがの状態は分かっておらず、しばらくは休園するとしている。

また、ボルタについては、「トラが悪いわけではない」として、今後の展示内容について検討したいとしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c41cd14f044276530cf0e4ebfc0a880fdecabe5f 

 

16031分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、26歳の女性飼育員は全身を噛まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故で、26歳の女性飼育員が全身をかまれ重傷を負い、22歳の女性飼育員も右の手首を失う重傷。
また、男性飼育員も頭などにけがをした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/40e888904322cbcdb467eb1084130b90b267bb84 

 

1671分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、手首を失った22歳の女性飼育員以外の2人は自力で逃げたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

26歳の女性と男性は自力で別室に逃げたが、22歳の女性は逃げ出すことができなかった。

26歳の女性は約3年前からトラの飼育を担当し、22歳女性は主に小動物、24歳の男性は大型動物を担当していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc1b841804730fc547aa7c04b355c94cc648dd6c 

 

16日付で毎日新聞東京版からは、前日の担当飼育員はトラが獣舎に戻ったことを確認せずに獣舎を施錠したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同園は取材に対し、前日の閉園後、トラが獣舎に戻ったかどうかを確認せず獣舎を施錠した疑いがあり、トラが通路に出たままになっていた可能性があると説明した。

前日の担当飼育員は「通路まで戻った様子は確認したが、獣舎に入ったかは分からない」と話しているという。

https://mainichi.jp/articles/20220106/ddm/041/040/035000c

 

152124分に産経新聞からは、マニュアルでは「トラを飼育スペースに入れ柵が下りているのを確認する」となっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

同園の葛原支配人によると、飼育スペースと通路は、柵を隔てて隣り合っている。

マニュアルでは、展示終了後はトラを飼育スペースに入れて、柵が下りているのを確認する。

だが、4日は確認していなかったという。

トラは通路に残ったまま5日を迎えたとみられる。

https://www.sankei.com/article/20220105-S5LYYIHIOVOJXJD62GLKL6TYHQ/

 

16915分に下野新聞からは、マニュアルでは屋外通路を通ることになっているが凍結していたためアニマル通路に入ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

マニュアルでは、トラを獣舎に戻した時間を記録することになっているが、前日の4日の担当者は「通路に入れたが、獣舎に入れたかは記憶にない」と話しているという。

獣舎内には4日夕方に与えた餌が残っており、トラは獣舎に入らないまま5日を迎えた可能性が高いという。

また、マニュアルでは展示場の点検を行う際、安全確保のため、屋外の通路を通ることになっているが、飼育員は屋外が凍結していたため、アニマル通路に入ってしまったという。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/540194?relatedarticle 

 

1月9日付で毎日新聞東京版からは、今回襲われた3か所の説明図付きで過去2回の事故の概要などが下記趣旨でネット配信されていた。

マニュアルでは、獣舎にいるか目視で確認することになっているが、前日担当した20代の男性飼育員はしていなかったという。

県の立ち入り調査では、獣舎内のエサは手つかずの状態で、トラ用通路にはトラのふんが落ちていた。

トラは獣舎のエサも食べられないまま通路で一晩を過ごし、翌朝になって飼育員と出くわしたとみられる。

同園では1997年と2000年にも、飼育員がライオンにかまれる事故が起き、当時の園長らが労働安全衛生法違反容疑で書類送検された。

いずれも飼育員への教育が徹底されていなかったことが事故を招いたとされる。

97年の事故では、飼育係2人が遮断扉を閉めずにエサの準備を始め、飛び出してきたライオンにかまれ重軽傷を負った。

1人は実習生で経験も乏しかったが、作業手順について十分な指導を受けておらず、事故防止マニュアルも備えていなかったという。

00年は清掃中の男性従業員がライオンにかまれた。

元副支配人らは、ライオンがおりから飛び出した際の応急措置などの教育を怠っていたとされる。

97年の事故を受けて「飼育マニュアル」を作成していたが、厳密には守られていなかったとして、大田原労働基準監督署が書類送検した。

みたび事故が繰り返されたことについて、同園の葛原支配人(46)は、「緊急時用など最新のマニュアルを用意し講習もしていたが、ヒューマンエラーが重なった。トラが獣舎にいることを確認すれば防げたはずで、ミスがあっても対応できる体制を整備していく必要がある」と話した。

https://mainichi.jp/articles/20220108/k00/00m/040/152000c

 

(ブログ者コメント)

詳細不明だが、「これまで何回かアニマル通路を通ったことがあるが問題はなかった」といった過去の成功体験、あるいは「トラが通路にいるはずはない」といった思い込みなどがあったのかもしれない。

 

(2022年1月13日 修正1 ;追記)

20221121718分にNHK栃木からは、前日の担当飼育員はマニュアルの手順にない雪かきを行っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受けて、動物園などで作る日本動物園水族館協会が、再発防止策を検討するため10日、現地調査を行ったことが関係者への取材でわかりました。

現地調査の結果、前日の担当飼育員2人は、当時、おりのある建物周辺に雪が積もっていたため、業務マニュアルの手順にない雪かきを行っていたことが新たにわかったということです。

日本動物園水族館協会は、普段行わない除雪作業に追われてトラがおりにはいったかどうか確認が不十分になったとみて、事故原因と再発防止の指針を近くまとめ、全国の動物園やサファリパークに注意喚起する方針です。

現地調査を行った「日本動物園水族館協会」の辻本安全対策委員長は12日、NHKの取材に応じ、通常の手順にない除雪作業を行ったことが事故の大きな背景になったという見方を示したうえで、「過去の事故をみても、通常の手順とは違う作業が生じることで動物を収容し忘れるというケースがあった。こうしたヒューマンエラーを事故につなげない取り組みが必要だ」と述べました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220112/1090011378.html

 

 

(2022年1月19日 修正2 ;追記)

2022118651分に読売新聞からは、調査報告書がまとまった、トラの収容は2人で行う決まりになっていた、飼育員はトラ舎を通らないことが前提だった、事故時の対応にも課題ありなど、下記趣旨の記事が、獣舎内の写真と事故当時の詳細な状況説明図付きでネット配信されていた。

日本動物園水族館協会(東京)は17日、調査報告書をまとめ、「基本的な安全確認作業の不徹底」が要因だと指摘した。

施設側の説明からも、2人で行うトラの収容を事実上1人で行うなど、マニュアルや基本ルールに反した行為が重なり、事故に至った様子が浮かび上がる。

施設によると、獣舎の扉は、トラの立ち入らない従業員通路からワイヤを使って開閉する。

収容する際、飼育員がワイヤで扉をつり上げ、トラが鉄格子の獣舎の中に入るのを目視で確認した後、扉を下ろす。

施設のマニュアルでは、この作業を2人で行う決まりになっていた。

事故前日の4日夕方、トラの収容作業を男性飼育員2人が担当。

トラを通路まで入れた後、1人は別の作業のためトラ舎の建物を離れ、もう1人に獣舎への餌入れや収容作業を任せた。

5日朝の開園前、この日の担当の女性飼育員が、展示スペースの安全を確認するため、トラ舎内の空いた獣舎を抜けようとしたところ、雄のトラ「ボルタ」と鉢合わせした。

飼育員がトラ舎を通り抜けて展示スペースに出ることも、本来は想定されていなかった。

建物の外を回る通路があり、飼育員はトラ舎内を通らないのが前提だったという。

だが、施設によると、飼育員がトラ舎内を通り抜ける行為は、事故以前にもたびたびあったようだ。

協会の調査報告書では、トラが獣舎の中にいるかどうか、目視が徹底されていなかったことに言及。

出入り時の基本的な安全確認が不十分だったとし、全国の加盟施設に再発防止を呼びかける通知を出した。

このほか、事故発生時の対応も課題として挙げられた。
女性飼育員の悲鳴を聞いて駆けつけた飼育員2人も相次いで襲われ、二次被害につながったからだ。

協会の坂本・安全対策部長(61)は、「仲間を助けようとする気持ちはよく理解できる」としたうえで、「麻酔でトラが動かなくなるまで、遠くから水をかけて気を引くなどの方法もあった」と指摘した。

県警は、複数の過失が重なり事故につながったとみて、業務上過失傷害の疑いで捜査を続けている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220117-OYT1T50242/


(2022年1月22日 修正3 ;追記)

2022120949分にYAHOOニュース(とちぎテレビ)からは、報告書は関係施設のみ閲覧可能など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

日本動物園水族館協会では、会員の全国の動物園と水族館合わせて139の施設だけが閲覧できるホームページ上に調査報告書を掲示して情報共有し、事故が2度と起こらないように再発防止を呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/180e7a3d83bc9292243fe75896dfc0f7d6c26884

 

(2022年6月11日 修正4 ;追記)

20226101228分にYAHOOニュース(デイリー)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20226月8日、ボルタは誕生日の翌日に心不全で死亡した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b51cd38b6184d2ce0ecc6c47fe424ddaf8b89ed6

 

(2023年5月12日 修正5 ;追記)

20235112154分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、安全教育や安全管理を怠ったとして関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大田原労働基準監督署は11日、飼育手順マニュアルの順守など安全衛生教育を怠ったとして、労働安全衛生法違反の疑いで園の運営会社「東北サファリーパーク」(福島県二本松市)と現場責任者の男性支配人(48)を宇都宮地検に書類送検した。

送検容疑は、園の従業員に対し、安全や衛生のための教育をせずに動物の飼育作業を行わせ、2215日朝、トラ展示場への安全な通路を設けずに、展示場の柵を点検させた疑い。

同労基署によると、飼育手順マニュアルの順守や、万が一襲われた際の退避法など、安全衛生に関わる教育が不十分だったという。

園などによると、事故前夜、トラを獣舎に収容する際に、マニュアルで定められた2人ではなく1人で作業していた。

事故当日も含め、使用が想定されていないトラ用の通路を通ることも常態化していた。

事故は同年15日午前8時半ごろ、ベンガルトラ舎で発生。
開園前の準備でトラ舎に入った女性飼育員がベンガルトラの「ボルタ」に襲われ重傷を負った。
助けに駆け付けた飼育員2人も襲われ負傷した。

事故を巡っては、県警が今月2日、安全管理を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで男性支配人ら計6人を書類送検している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef23d237a44ecf9a5ab12d72aaba87235a14490

 

 

  

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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